JPH02217295A - 多数回印字可能な感熱転写記録媒体 - Google Patents

多数回印字可能な感熱転写記録媒体

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JPH02217295A
JPH02217295A JP1037880A JP3788089A JPH02217295A JP H02217295 A JPH02217295 A JP H02217295A JP 1037880 A JP1037880 A JP 1037880A JP 3788089 A JP3788089 A JP 3788089A JP H02217295 A JPH02217295 A JP H02217295A
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JP
Japan
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heat
layer
melting
meltable
coloring material
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Application number
JP1037880A
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English (en)
Inventor
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Takao Abe
隆夫 阿部
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、多数回印字可能な感熱転写記録媒体(以下
、多数回印字可能な感熱転写記録媒体を、単に、感熱転
写記録媒体と言うことがある。
)に関する。さらに詳しく言うと、多数回の印字を行っ
てもゴースト像のない鮮明な印字画像を得ることのでき
る多数回印字可能な多数回印字可能な感熱転写記録媒体
に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]従来、
多数回の印字が可能な感熱転写記録媒体としては、たと
えば、支持体上に樹脂層を介して比較的厚みのある単層
のインク層を設けてなり、印字を行うに際し、前記イン
ク層が、転写ごとに一部づつ使用されることにより多数
回の印字を可能にする。いわゆる凝集破壊型の感熱転写
記録媒体(特開昭57−36698公報参照)や、イン
ク層が高分子多孔質体に熱溶融性インクを有してなり、
印字を行うに際し、!溶融性インクが高分子多孔質体か
ら少しづつシミ出すことにより多数回の印字を可能にす
る、いわゆるシミ出し型の感熱転写記録媒体(特開昭5
4−68235公報参照)や、インク層が微粒子充填材
と熱溶融性インクとを有してなり、印字を行うに際し、
微粒子充填材が1回あたりのインクの転写量を抑制する
ことにより多数回の印字を可能にする。いわゆる石垣型
の感熱転写記録媒体(特開昭57−160691公報参
照)等が報告されている。
しかしながら、これらの感熱転写記録媒体は、いずれに
おいても2度目以後の印字においては、その印字面に前
回の印字に基〈濃淡やカスレ等を生じる現象(ゴースト
現象)があった。
なぜ、そのようなゴースト現象が生じるのか定かではな
いが、この発明者の検討によるとまたとえば、前記凝集
破壊型の感熱転写記録媒体にあっては、−回目の印字で
使用した後のインク層の表面が微細な凹凸を形成してお
り、その凹凸が再度の印字を行うときに、プラテン圧の
不均一を持たらすことからゴースト現象を生じるものと
推察される。
前記シミ出し型の感熱転写記録媒体や前記石垣型の感熱
転写記録媒体においても同様の原因によるものと推察さ
れる。
また、このような従来の多数回印字用の感熱転写記録媒
体は、そのインク層が温度変化に対して影響を受は易く
、たとえば気温が高い環境下に使用すると一回あたりの
インクの転写量が増大することにより、感熱転写記録媒
体の印字可能回数が減少するという不都合を有していた
一方、気温が低い環境下に使用すると一回あたすのイン
クの転写量が減少することにより、得られた印字画像の
濃度が著しく淡くなるという不都合を有していた。
本発明は前記事情によりなされたものである。
すなわちこの発明の目的は、多数回の印字を行っても、
ゴーストのない鮮明な印字画像を得ることできるととも
に、印字可1七回数や得られた印字画像の濃度が温度変
化に影響されることなく安定した印字回数を確保するこ
とができ、しかも高濃度の印字画像を得ることのできる
感熱転写記録媒体を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための本願発明は、支持体上に、少
なくとも二層以上の熱溶融性色材層を積層してなる感熱
転写記録媒体において、前記熱溶融性色材層間に、前記
熱溶融性色材層よりも高い溶融粘度を有する熱溶融性中
間層を有することを特徴とする多数回印字可能な感熱転
写記録媒体である。
この発明の感熱転写記録媒体は、少なくとも二種の熱溶
融性色材層と、この熱溶融性色材層に挟まれた熱溶融性
中間層とを、支持体上に有する。
以下に、熱溶融性色材層、熱溶融性中間層および支持体
の順に説明する。
1産藏並立11 熱溶融性色材層は、主に、色材と熱溶融性物質とを含有
する。
前記色材としては、たとえば無機顔料および有機顔料な
どの顔料ならびに染料を挙げることができる。
前記無機顔料としては、二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウムおよびカルシウムのク
ロム酸塩などが挙げられる。
前記有機顔料としては、アゾ系、チオインジゴ系、アン
トラキノン系、アントアンスロン系、トリフエンジオキ
サジン系の顔料、バット染料顔料、ブタロシアニン顔料
、たとえば銅フタロシアニンおよびその誘導体ならびに
キナクリドン顔料などが挙げられる。
前記染料としては、酸性染料、直接染料、分散染料、油
溶性染料、含金属油溶性染料などが挙げられる。
熱溶融性色材層における前記色材の含有率は。
通常、5〜35重量%の範囲内であり、好ましくは10
〜25重量%の範囲内である。
前記熱溶融性物質の具体例としては、カルナ/ヘロウ、
木ロウ、オウリキュリーロウおよびニスパルロウ等の植
物ロウ;蜜ロウ、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロウ
等の動物ロウ:パラフィンワックス、マイクロクリスタ
ルワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス
および醜ワックス等の石油ロウ;ならびに、モンタンロ
ウ、オシケライトおよびセレシン等の鉱物ロウ等のワッ
クス類を挙げることができ、さらにこれらのワックス類
などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、マルガリン
酸およびベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、べヘニルアルコール、マル
ガニルアルコール ミリシルアルコールおよびエイコサ
ノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、パル
ミチン酸ミリシル、ステアリン酸セシルおよびステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸類エステル;アセトアミド
、プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリ
ン酸アミドおよびアミドワックス等のアミド類;ならび
にステアリルアミン、ベヘニルアミンおよびパルミチル
アミン等の高級アミン類などが挙げられる。
これらは1種単独で用いても良いし、2種以上を組合わ
せて用いても良い。
熱溶融性色材層における前記熱溶融性物質の含有率は1
通常、10〜95重量%の範囲内であり、好ましくは3
0〜90重量%の範囲内である。
この発明における熱溶融性色材層は、この発明の目的を
阻害しない限り、熱可塑性樹脂を含有していても良い。
前記熱可塑性樹脂としては、エチレン系共重合体、ポリ
アミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、アイオノ
マー樹脂および石油系樹脂等の樹脂類;天然ゴム、スチ
レンブタジェンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ムおよびジエン系コポリマーなどのエラストマー類:エ
ステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール
樹脂および水添ロジン等のロジン誘導体;ならびにフェ
ノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジェン樹脂お
よび芳香族系炭化水素樹脂等の軟化点50〜150℃の
高分子化合物などを挙げることができる。
これらは1M1独で用いても良いし、2種以上を組合わ
せて用いても良い。
熱溶融性色材層における前記熱可塑性樹脂の含有率は、
通常、0〜50重量%の範囲内であり、好ましくは5〜
30重量%の範囲内である。
前記熱溶融性色材層は、この発明の目的を阻害しない限
りにおいて、無機あるいは有機微粒子(金属粉、シリカ
ゲルなど)あるいは、オイル類(アマニ油、鉱油など)
などの添加物を含有していても良い。
このような組成からなる熱溶融性色材層の溶融粘度とし
ては、使用する前記熱溶融性物質の種類により、さらに
前記熱軟化性物質または前記添加物を含有する場合にあ
っては、それらの含有量により一概には言えないが、通
常、100℃において20〜1,000 CPであり、
好ましくは、50〜500cpである。
前記熱溶融性色材層は、ホットメルト塗布法、水性塗工
法、有機溶媒を用いた塗工法などを採用して塗設するこ
とができる。
前記熱溶融性色材層の層厚は、0.5〜5gmの範囲内
であるのが好ましい。
なお1前記熱溶融性色材層は、1層構成であってもよい
し、また、この発明の目的を阻害しない限りにおいて、
複数の熱溶融性色材層から構成される熱溶融性色材層で
あってもよい。
番症敢並土訓1 熱溶融性中間層は、この発明の感熱転写記録媒体を用い
て被転写媒体に印字を行うに際して、+jj記被転写媒
体に転写される熱溶融性色材層と熱溶融性中間層との界
面でケバ立ちのない良好な剥離を実現することにより、
前記熱溶融性色材層が被転写媒体へ転写されるのを容易
にする共に、次回に転写されるべき熱溶融性中間層と後
述する熱溶融性層とが前記被転写媒体へ転写されるのを
防IFする。
このような作用ないし機能は、主に、前記熱溶融性中間
層が前記熱溶融性色材層より高い溶融粘度を有すること
による。
熱溶融性中間層は、主に、前記熱溶融性色材層に使用す
ることのできる熱溶融性物質を好適に用いて構成するこ
とができる。
前記熱溶融性中間層の溶融粘度を熱溶融性色材層の溶融
粘度より高める手段としては、この発明の目的を阻害し
ない限りにおいて特に制限するものではないが、たとえ
ば(1)前記熱溶融性物質のうち前記熱溶融性色材層に
使用する前記熱溶融性物質より高い溶融粘度の熱溶融性
物質を選択しこれを使用することにより熱溶融性中間層
を構成する手段、(2)前記熱溶融性色材層が前記熱可
塑性樹脂を含有しない場合にあっては、熱溶融性物質と
前記熱可塑性樹脂とを組合せて熱溶融性中間層を構成す
る手段、(3)前記熱溶融性色材層が前記熱可塑性樹脂
を含有する場合にあっては、前記熱溶融性色材層に使用
する前記熱可塑性樹脂より高い溶融粘度の熱可塑性樹脂
を選択し、それと熱溶融性物質とを組合せて熱溶融性中
間層を構成する手段、(4)前記熱溶融性色材層に使用
する前記熱可塑性樹脂よりも多量の熱可塑性樹脂と熱溶
融性物質とを組合せて熱溶融性中間層を構成する手段、
(5)前記熱溶融性物質、前記熱可塑性樹脂等の他に充
填材を含有させて熱溶融性中間層を構成する手段等を挙
げることができる。
前記充填材としては、酸化珪素、酸化チタン、酸化アル
ミニウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、酸化錫、酸化ク
ロム、炭化珪素、炭化カルシウム、タルク、カオリン、
窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデンを挙げることが
できる。
いずれにせよ、前記熱溶融性中間層の溶融粘度を前記熱
溶融性色材層の溶融粘度より高くすることができれば、
特に制限するものではない。
なお、前記熱溶融性中間層における前記各組成の含有量
としては、前記熱溶融性中間層の溶融粘度を熱溶融性色
材層の溶融粘度より高める手段のうち、いかなる手段を
採用するかによって、−概には言えないが、たとえば熱
溶融性物質と熱可塑性樹脂と充填材とからなる熱溶融性
中間層にあっては、熱溶融性物質の含有量として通常、
5〜90重量%、好ましくは10〜80重量%であり、
熱可塑性樹脂の含有量として通常、5〜90重量%、好
ましくは10〜50重量%であり、充填材の含有量とし
て通常、3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%で
ある。
このような組成からなる熱溶融性中間層の溶融粘度とし
ては、使用する前記熱溶融性物質の種類により、さらに
前記熱軟化性樹脂または前記充填材を含有する場合にあ
っては、それらの含有量により一概には言えないが、通
常、100℃において300〜10.000c p テ
あり、好ましくは、500〜5.000 c pである
。熱溶融性色材層また、前記熱溶融性色材層の溶融粘度
に対する熱溶融性中間層の溶融粘度の比は、通常1.5
〜200であり、好ましくは、2〜50である。
なお、前記熱溶融性中間層においては、所望により色材
を含有させてもよい。
すなわち、前記色材は、熱溶融性中間層と熱溶融性色材
層との双方に含有させても良いし、熱溶融性中間層と熱
溶融性色材層とのいずれか一方に含有させても良い。
前記熱溶融性中間層における色材としては、前記熱溶融
性色材層に用いた色材と同様のものを好適に用いること
ができる。
前記熱溶融性中間層は、ホットメルト塗布法、水性塗工
法、有機溶媒を用いた塗工法などを採用して塗設するこ
とができる。
前記熱溶融性中間層の層厚は、0.1〜5μmの範囲内
であるのが好ましい。
支持体 この発明の感熱転写記録媒体における支持体は、良好な
耐熱強度を有するとともに寸法安定性の高いことが望ま
しい。
その材料としては、たとえば、普通紙、コンデンサー紙
、ラミネート紙およびコート紙等の紙類;ホリエチレン
、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリス
チレン、ポリプロピレンおよびポリイミド等の樹脂フィ
ルム類;紙と樹脂フィルムとの複合体ならびにアルミ箔
等の金属シートなどがいずれも好適に使用される。
支持体の厚みは、通常、30p、m以下、好ましくは2
〜30uLmの範囲内である。支持体の厚みが30pm
を超えると、熱伝導性が低下して、印字品質の劣化を招
くことがある。
なお、この発明の感熱転写記録媒体において、支持体の
裏面側の構成については任意であり、たとえばスティッ
キング防止層等のバッキング層を設けても良い。
支持体には、これに隣接して、あるいは、後述する接着
層を介して、前記熱溶融性色材層が設けられる。
前記接着層の組成としては、ポリエステル樹脂ポリアミ
ド樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アルキル酸エチル
共重合体等を挙げることができる。
なお、この発明の感熱転写記録媒体としては、前記支持
体上に、少なくとも二層の前記熱溶融性色材層とこの熱
溶融性色材層とに挟まれた前記熱溶融性中間層とをこの
順に有していればよく、さらに、前記熱溶融性中間層を
挟んだ熱溶融性色材層の、前記熱溶融性中間層とは反対
側の表面に、熱溶融性中間層および熱溶融性色材層から
なる繰り返し単位層を、この順に繰り返して積層してい
ても良い。
前記熱溶融性色材層と熱溶融性中間層と前記熱溶融性色
材層とを前記支持体上に何層設けるかは、特に制限はな
く、この発明の感熱転写記録媒体の所望の印字可能回数
を考慮して、適宜に設計することができる。
また、この発明の感熱転写記録媒体において、前記支持
体上に、前記に示す繰り返し単位層を有する感熱転写記
録媒体の場合は、それらの熱溶融性色材層のうち、支持
体に近い熱溶融性色材層はど溶融粘度が高いのが好まし
い。
支持体に近い熱溶融性色材層はど溶融粘度を高めること
で最外層の熱溶融性色材層から順に剥離を実現すること
ができる。
この発明の感熱転写記録媒体は1通常、前記支持体上に
、前記のように熱溶融性色材層と熱溶融性中間層と熱溶
融性色材層とを順に塗設してから所望により乾燥工程、
表面平滑化処理工程などを施し、ついで所望の形状に裁
断することにより製造することができる。このようにし
て得られる感熱転写記録媒体は、一般にラインプリンタ
ー等に用いられる広幅のテープ状あるいはタイプライタ
−リボン状などの形態で使用することができる。
この感熱転写記録媒体を用いる感熱転写方法は、通常の
感熱転写記録方法と異なるものではないが、熱源として
、発熱素子が直線に並ぶラインプリンターの熱ヘツドを
使用する場合を例にして説明する。
まず、感熱転写記録媒体の熱軟化性色材層と被転写媒体
、たとえば普通紙とを密着させ、必要に応じてさらに転
写紙の背面からプラテンによって押圧しつつ、熱ヘツド
によって熱パルスを与え、所望の印字ないし転写パター
ンに対応する感熱転写記録媒体を局部的に加熱する。
前記感熱転写記録媒体の被加熱部のうち転写パターンに
対応する最外層に位置する熱溶融性色材層は、その温度
がF昇して速やかに軟化し、これより溶融粘度の高い熱
溶融性中間層との間で良好な界面剥離を実現し、被転写
媒体上に転写される。
また、2回目以後の印字を行うに際し、最外層の熱溶融
性色材層が剥離した部分を使用して印字を行う場合にあ
っては、前記熱ヘツドで同様に加熱された最外層に位置
する熱溶融性中間層は、その下層に位置する熱溶融性色
材層と共に被転写媒体上に転写される。
[実施例] 次に、この発明の実施例を示し、図面を参照しながら、
この発明についてさらに具体的に説明する。
(実施例1) 第1図に示すように、この実施例は、支持体lとしての
ポリエチレンテレフタレートフィルム[厚み6gm1上
に、第一の熱溶融性色材層2[厚み3.0 uLm] 
と熱溶融性中間層3[厚み1.ogm]とをこの順に塗
設した。
なお、前記第一の熱溶融性色材層2はホットメルト法に
より塗設し、前記熱溶融性中間層は、以下に示す組成の
混合物をトルエン中に濃度20重量%の割合で分散した
塗工液を使用するソルベント法により塗設した。
前記第一の熱溶融性色材層2および熱溶融性中間層3の
組成および溶融粘度は下記に示すとおりである。
第−の熱溶融性 材M2 カーボンブラック・・・・・15重量部パラフィンワッ
クス[日本語ろう■。
HN P −+01  ・・争・・55重量部カルナバ
ワックス・中・・・20重量部エチレン−酢酸ビニル共
重合体[日本ユニカー輛、 NUC−31501参・−
・・10重量部本溶融粘度、  100℃で250cp
1血紋立土訓IA パラフィンワックス〔日本語ろう■、 HN P −10] ・・・111160重量部エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体[日本ユニカー■、   NU
C−31501−・ Φ 争 Φ 20@ 置部炭酸カ
ルシウム 争・・@−20重量部本溶融粘度;  10
0℃で800cp。
ついで、前記熱溶融性中間層上に下記に示す組成および
溶融粘度の第二の熱溶融性色材層4[厚み3gm1をソ
ルベント法により塗設した。
第二の熱溶融性 材層4 カーボンブラック・・・・・15重量部パラフィンワッ
クス[日本語ろう■。
HNP−101−・・Φ・60重量部 カルナバワックス中・Φ・・20重量部エチレン−酢酸
ビニル共重合体[日本ユニカー■、N U C−315
01・Q・・・ 5重量部本溶融粘度:100℃で90
cp。
このようにして得られた感熱転写記録媒体をサーマルプ
リンター(260層脂輻ラインヘット。
180口PT、プラテンゴム硬度40度)を用いて、普
通紙に、2度にわたる印字を行った。
得られた2度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。
(実施例2) 第2図に示すように、支持体1上に、下記に示す組成の
接着層5[厚み1μm]を介して、実施例1と同様の第
一の熱溶融性色材層2と熱溶融性中間層3と第二の熱溶
融性色材層4とをこの順に設けた外は、実施例1と同様
に感熱転写記録媒体を作成した。
なお、前記接着層5は、接着層5を形成する塗工液を用
いて、ワイヤーバーコーティング法により塗設した。
前記接着層5の塗工液の組成は下記に示すとおりである
接着層5の塗工液 エチレン−酢酸ビニル共重合体 [三井デュポンポリケミカル■製、 EV40LX]−・Φe@會・Φ・・−@5ffi量部
トルエン・・Φ書・拳・争・命争争95ffi量部この
ようにして得られた感熱転写記録媒体を使用して実施例
1と同様に印字した。
得られた2度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。
(′X施例3) 熱溶融性中間層3を下記に示す組成および溶融粘度にし
たほかは、+111記実施例2と同様に感熱転写記録媒
体を作成した。
熱溶融性中間層3 パラフィンワックス[日本語ろう−。
HN P −101・・・・・70兎量部エチレン−エ
チルアクリレート 【三井デュポンポリケミカル■製。
A−709] ・・・争・・拳・・30重量部本溶融粘
度;100℃で1.500cp。
この感熱転写記録媒体を使用して実施例1と同様に印字
した。
得られた2度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。
(実施例4) 第3図に示すように、支持体[厚さ6gm]ILに、実
施例2と同様の接着層5と第一の熱溶融性色材層2(A
)[厚さ2gm] と第一の熱溶融性中間層3(A)[
厚さ0.5 gml と第二の熱溶融性色材層4(A)
[厚さ2ルm]と第二の熱溶触性中間層3(B)[厚さ
o、5gm]と第三の熱溶融性色材層2(B)[厚さ2
pmlと第三の熱溶融性中間層3(C)[厚さ0.5μ
m]と第四の熱溶融性色材層4(B)[厚さ2Bmlと
をこの順にそれぞれ形成した。
なお、前記各層のうち、前記接着層5は、ワイヤーバー
コーティング法により塗設し、その他の層は、ソルベン
ト法により塗設した。
前記接着層5以外の前記各層の組成およびその配合量は
下記に示すとおりである。
第一の熱溶融性色材層2(A) カーボンブラック・9・1I1115重量部パラフィン
ワックス[日本積ろう■、 HN P −101・・・・・45重量部カルナバワッ
クス拳・−・1120重量部エチレン−酢酸ビニル共重
合体[日本ユニカー■、  NUC−3150]  ・
Φ・・20重量部本溶融粘度、  100℃テ450c
p。
第一の熱溶融 中間層3(A) パラフィンワックス[日本積ろう■、 HN P −10]  ・・拳拳・60重量部エチレン
−酢酸ビニル共重合体[日本ユニカー■、N U C−
31501・・・・40重量部本溶融粘度;100℃で
1,200cp。
第二の熱溶融性色材層4(A) カーボンブラック・・・・・15重量部パラフィンワッ
クス[日本精ろう輛、 HN P −101・・・・・50重量部カルナバワッ
クス・・−−−20重量部エチレン−酢酸ビニル共重合
体[日本ユニカー■、N U C−31501や・・・
・15重量部本溶融粘度:100℃で300cp。
第二の熱溶融性中間層3(B) パラフィンツー2クス[日本精ろう■、HN P −1
0] ・争・Φ・65重量部エチレン−酢酸ビニル共重
合体[日本ユニカー■、N U C−3150]  ・
・Φ中1135重量部本溶融粘度;100℃で1.00
0cp。
第三の熱 融 色材層2(B) カーボンブラック−・・・・15重量部パラフィンワッ
クス[日本精ろう輛、 HN P −101・・・111155重量部カルナバ
ワックス・・φ・・20重量部エチレン−酢酸ビニル共
重合体[日本ユニカー輛、N U C−3150]  
・・・・−10重値部本溶融粘度;100℃で150c
p。
第三の熱溶融性中間層3(C) パラフィンワックス[日本積ろう■ HN P −10] ・争・・・70重量部エチレン−
酢酸ビニル共重合体[日本ユニカー−1N U C−3
150] ・・・・30!lI量部本溶融粘度;100
℃で800cp。
第四の熱溶融性色材層4(B) カーボンブラックや@争・・15重量部パラフィンワッ
クス[日本積ろう■、 HN P −10] ・争・・・60重量部カルナバワ
ックス拳拳・・” 2Offi it 部エチレンー酢
酸ビニル共重合体[日本ユニカー−1NUC−3150
] −@Φ・・ 5を呈部本溶融粘度:100℃で90
cp。
得られた感熱転写記録媒体について、0℃、25℃、4
0℃の恒温室内それぞれで実施例1と同様に4度にわた
る印字を行った。
得られた各4回の印字濃度を光学反射計により光学反射
濃度として測定した。測定結果を第4図に示す。
いずれにおいても高く安定した濃度の印字が得られ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。
(比較例) 支持体[厚さ6pm]上に、実施例2と同様の接着層と
実施例1と同様の熱溶融性色材層[厚さ8Bm] とを
塗工して感熱転写記録媒体を得た。
この感熱転写記録媒体を使用して実施例4と同様にして
印字し、その印字につき実施例4と同様にして評価した
。結果を第5図に示す。
・第5図に示すように、25℃では安定した印字が得ら
れたけれど、40℃では1〜4回目の印字における濃度
変化が大きく、0℃では薄い印字濃度の印字しか得られ
なかった。また、25℃での印字においては2度目以後
の印字においてゴースト像が発生した。
[発明の効果] この発明によると、 (1)  多数回の印字を行っても、ゴーストのない鮮
明な印字画像を得ることできるとともに、(2)印字可
能回数が温度変化に影響されることなく安定した印字回
数を確保することができ、(3)シかも得られる印字画
像の濃度が温度変化に影響されることなく常に高濃度の
印字画像を得ることができる等の利点を有する多数回印
字可使な感熱転写記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、この発明にかかる感熱
転写記録媒体の態様を示す断面図であり、第4図は、実
施例4において、印字回数と印字濃度との関係を示すグ
ラフ、および第5図は、比較例において、印字回数と印
字濃度との関係を示すグラフである。 1・・・支持体、2 、2 (A)および2(B)@争
争熱溶融性色材層、3.3 (A)、3 (B)および
3(C)・・Q熱溶融性中間層。 4 、4 (A)および4 (B)−・・熱溶融性色材
層、5・O11接着層。 第1図 第4図 第2図 14TI芋口骸 第3図 岬丁回玖

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、少なくとも二層以上の熱溶融性色材
    層を積層してなる感熱転写記録媒体において、前記熱溶
    融性色材層間に、前記熱溶融性色材層よりも高い溶融粘
    度を有する熱溶融性中間層を有することを特徴とする多
    数回印字可能な感熱転写記録媒体。
JP1037880A 1989-02-15 1989-02-17 多数回印字可能な感熱転写記録媒体 Pending JPH02217295A (ja)

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JP1037880A JPH02217295A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 多数回印字可能な感熱転写記録媒体
US07/479,267 US5130180A (en) 1989-02-15 1990-02-13 Thermal transfer recording medium capable of multiple printing

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