JPH02214695A - 多数回印字可能な感熱転写記録媒体 - Google Patents

多数回印字可能な感熱転写記録媒体

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JPH02214695A
JPH02214695A JP1036470A JP3647089A JPH02214695A JP H02214695 A JPH02214695 A JP H02214695A JP 1036470 A JP1036470 A JP 1036470A JP 3647089 A JP3647089 A JP 3647089A JP H02214695 A JPH02214695 A JP H02214695A
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JP
Japan
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heat
layer
coloring material
recording medium
transfer recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP1036470A
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English (en)
Inventor
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Takao Abe
隆夫 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分舒] この発明は、多数回印字可能な感熱転写記録媒体(以下
、−多数回印字可能な感熱転写記録媒体を、単に、感熱
転写記録媒体と言うことがある。 )に関し、さらに詳しく言うと、多数回の印字を行って
もゴースト像のない鮮明な印字画像を得ることのできる
多数回印字可能な感熱転写記録媒体に関する。 [従来技術および発明が解決しようとする![211従
来、多数回の印字が可能な感熱転写記録媒体としては、
たとえば、支持体上に樹脂層を介して比較的厚みのある
単層のインク層を設けてなり。 印字を行うに際し、前記インク層が、転写ごとに一部づ
つ使用されることにより多数回の印字を可能にする。い
わゆる凝集破壊型の感熱転写記録媒体(特開昭57−3
6698公報参照)や5インク層が高分子多孔質体に熱
溶融性インクを有してなり、印字を行うに際し、熱溶融
性インクが高分子多孔質体から少しづつシミ出すことに
より多数回の印字奄可能にする、いわゆるシミ出し型の
感熱転写記録媒体(特開昭54−68235公報参照)
や、インク層が微粒子充填材と熱溶融性インクとを有し
てなり、印字を行うに際し、微粒子充填材が1回あたり
のインクの転写量を抑制することにより多数回の印字を
可能にする、いわゆる石垣型の感熱転写記録媒体(特開
昭57−160691公報参照)等が報告されている。 しかしながら、これらの感熱転写記録媒体は、いずれに
おいても2度目以後の印字においては、その印字面に前
回の印字に基〈濃淡やカスレ等な生じる現象(ゴースト
現象)があった。 なぜ、そのようなゴースト現象が生じるのか定かではな
いが、この発明者の検討によると、たとえば、前記凝集
破壊型の感熱転写記録媒体にあっては、−回目の印字で
使用した後のインク層の表面が微細な凹凸を形成してお
り、その凹凸が再度の印字を行うときに、プラテン圧の
不均一を持たらすことからゴースト現象を生じるものと
推察される。 前記シミ出し型の感熱転写記録媒体や前記石垣型の感熱
転写記録媒体においても同様の原因によるものと推察さ
れる。 また、このような従来の多数回印字用の感熱転写記録媒
体は、そのインク層が温度変化に対して影響を受は易く
、たとえば気温が高い環境下に使用すると一回あたりの
インクの転写量が増大することにより、感熱転写記録媒
体の印字可能回数が減少するという不都合を有していた
。 一方、気温が低い環境下に使用すると一回あたりのイン
クの転写量が減少することにより、得られた印字画像の
濃度が著しく淡くなるという不都合を有していた。 この発明は、前記事情によりなされたものである。 すなわちこの発明の目的は、多数回の印字を行っても、
ゴーストのない鮮明な印字画像を得ることができるとと
もに、印字可能回数や得られた印字画像の濃度が温度変
化に影響されることなく安定した印字回数を確保するこ
とができ、しかも高濃度の印字画像を得ることのできる
多数回印字可能な感熱転写記録媒体を提供することにあ
る。 [前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、支
持体上に、少なくとも二層以上の熱溶融性色材層を積層
してなる感熱転写記録媒体において、前記熱溶融性色材
層間に、ポリオキシエチレン系化合物を含有する熱溶融
中間層を有することを特徴とする多数回印字可能な感熱
転写記録媒体であり。 請求項2に記載の発明は、前記熱溶融中間層と熱溶融性
色材層との間に樹脂層を設けてなる請求項1に記載の多
数回印字可能な感熱転写記録媒体である。 以下に、この発明の感熱転写記録媒体を詳述する。 東長差 この発明の感熱転写記録媒体における支持体は、良好な
耐熱強度を有するとともに寸法安定性の高いことが望ま
しい。 その材料としては、たとえば、普通紙、コンデンサー紙
、ラミネート紙およびコート紙等の紙類:ポリエチレン
、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリス
チレン、ポリプロピレンおよびポリイミド等の樹脂フィ
ルム類;紙と樹脂フィルムとの複合体ならびにアルミ箔
等の金属シートなどがいずれも好適に使用される。 支持体の厚みは、通常、30μm以下、好ましくは2〜
30Bmの範囲内である。支持体の厚みが30gmを超
えると、熱伝導性が低下して、印字品質の劣化を招くこ
とがある。 なお、この発明の感熱転写記録媒体において、支持体の
裏面側の構成については任意であり、たとえばスティッ
キング防止層等のバッキング層を設けても良い。 この発明の感熱転写記録媒体は、このような支持体に隣
接して直接に、あるいは、後述する接着層を介して、以
下に示す熱溶融性色材層が設けられる。 なお2前記液着層を設けると、支持体と以下に示す熱溶
融性色材層との接着力を充分に高めることができる。 前記接着層の組成としては、ポリエステル樹脂ポリアミ
ド樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−フルキル酸エチル
共重合体等を挙げることができる。 前記接着層は、ホットメルト塗布法、水性塗工法、有機
溶媒を用いた塗工法などを採用して前記支持体上に塗設
することができる。 前記接着層の層厚は、0.1〜3.0#Lmの範囲内で
あるのが好ましい。 腹JUmU目1札層 熱溶融性色材層は、主に1色材と熱溶融性物質とを含有
する。 前記色材としては、たとえば無機顔料および有機顔料な
どの顔料ならびに染料を挙げることができる。 前記無機顔料としては、二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、N鉛、バリウムおよびカルシウムのク
ロム酸塩などが挙げられる。 前記有機顔料としては、アゾ系、チオインジゴ系、アン
トラキノン系、アントアンスロン系、トリフエンジオキ
サジン系の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔料
、たとえば銅フタロシアニンおよびその誘導体ならびに
キナクリドン顔料などが挙げられる。 前記染料としては、酸性染料、直接染料1分散染料、油
溶性染料1合金属油溶性染料などが挙げられる。 熱溶融性色材層における前記色材の含有率は。 通常、5〜35重量%の範囲内であり、好ましくは10
〜25重景%の範囲内である。 前記熱溶融性物質の具体例としては、カルナバロウ、木
ロウ、オウリキュリーロウおよびニスパルロウ等の植物
ロウ;蜜ロウ、昆虫ロウ、セラフクロウおよび鯨ロウ等
の動物ロウ:パラフィンワックス、マイクロクリスタル
ワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックスお
よび酸ワツクス等の石油ロウ;ならびに、モンタンロウ
、オシケライトおよびセレシン等の鉱物ロウ等のワック
ス類を挙げることができ、さらにこれらの7ツクス類な
どの他に、パルミチン酸、ステアリン酸。 マルガリン酸およびベヘン酸等の高級脂肪酸;バルミチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコ
ール、マルガニルアルコール、ミリシルアルコールおよ
びエイコサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セ
チル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セシルおよ
びステアリン酸ミリシル等の高級脂肪酸類エステル;ア
セトアミド、プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド
、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等のアミド
類:ならびにステアリルアミン、ベヘニルアミンおよび
パルミチルアミン等の高級アミン類などが挙げられる。 これらは1種単独で用いても良いし22種以上を組合わ
せて用いても良い。 熱溶融性色材層における前記熱溶融性物質の含有率は、
通常、1G−95重量%の範囲内であり、好ましくは3
0〜80重量%の範囲内tある。 この発明における熱溶融性色材層は、この発明の目的を
阻害しない限り、熱可塑性樹脂を含有していても良い。 前記熱可塑性樹脂としては、エチレン系共重合体、ポリ
アミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系糊脂、フイオノ
マー樹脂および石油系樹脂等の樹脂類;天然ゴム、スチ
レンブタジェンゴム、インプレンゴム、クロロプレンゴ
ムおよびジエン系コポリマーなどのエラストマー類;エ
ステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール
樹脂および水添ロジン等のロジン訝導体;ならびにフェ
ノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジェン樹脂お
よび芳香族系炭化水素樹脂等の軟化点50〜150℃の
高分子化合物などを挙げることができる。 これらは111単独で用いても良いし、2s以上を組合
おせて用いても良い。 熱溶融性色材層における前記熱可塑性樹脂の含有率は1
通常、2〜50重量%の範囲内であり、好ましくは5〜
30重量%の範囲内である。 前記熱溶融性色材層は、この発明の目的を阻害しない限
りにおいて、無機あるいは有機微粒子(金属粉、シリカ
ゲルなど)あるいは、オイル類(アマニ油、鉱油など)
などの添加物を含有していても良い。 前記熱溶融性色材層は、ホットメルト塗布法、水性塗工
法、有機溶媒を用いた塗工法などを採用して塗設するこ
とができる。 前記熱溶融性色材層の層厚は、0.5〜5#Lmの範囲
内であるのが好ましい。 なお、前記熱溶融性色材層は、1層構成であってもよい
し、また、この発明の目的を阻害しない限りにおいて、
複数の熱溶融性色材層から構成される熱溶融性色材層で
あってもよい。 本願発明においては、熱溶融性中間層を挟む二層の熱溶
融性色材層を有する。 前記熱溶融性中間層の凝集力は、熱溶融性色材層の凝集
力よりも小さいことが好ましい、このように凝集力が調
節されることによって、印字の際、前記熱溶融性中間層
の良好な凝集破壊による剥離を実現することができる。 層重IIIL1層 熱溶融性中間層は、主に、ポリオキシエチレン系化合物
と熱溶融性物質とを含有する。 前記ポリオキシエチレン系化合物を含有することにより
、熱溶融性色材層の凝集力が低下する。 すなわち、この発明の感熱転写記録媒体は、これを使用
して転写紙等の被転写媒体に印字を行うに際し、前記熱
溶融性中間層において1浪好な凝集破壊による剥離を生
じせしめ、前記熱溶融性中間層の被転写媒体側に隣接す
る熱溶融性色材層を良好に被転写媒体へ転写させる。 前記ポリオキシエチレン系化合物としては1分子内に1
次式(1) %式%(1) (ただし2式中、nは2以上の整数であり、好ましくは
4〜50Gの整数である。) で示される部分を有する化合物であれば特に制限がない
。 もっとも、ポリオキシエチレン系化合物は、その両末端
が−OHとなっている化合物であっても、また、誘導体
となっている化合物であっても良い 前記誘導体としては、たとえば、ポリエチレングリコー
ル、あるいはポリエチレングリコールの一つあるいは二
つのアルコール性水酸基と種々の有機化合物と査反応さ
せて得られるところの。 エーテル結合、エステル結合を始めとして、イオウ原子
や窒素原子との結合、ウレタン結合その他のさまざまの
結合形態を有する誘導体が挙げられる。 前記ポリオキシエチレン系化合物としては、その融点も
しくは軟化点がθ〜120℃、特に40〜100℃であ
るものが好ましい。 前記ポリオキシエチレン系化合物のポリオキシエチレン
鎖部分の好ましい分子量は、100〜20.000、特
に200〜9,000が好ましい。 前記熱溶融性中間層における前記ポリオキシエチレンの
含有量は、通常1〜50重量%の範囲内であり、好まし
くは5〜30重量%の範囲内である。 荊記熱溶融性物質としては、前記熱溶融性色材層に用い
た熱溶融性物質と同様のものを好適に使用することがで
きる。 前記熱溶融性物質の含有量は、通常50〜93重量%の
範囲内であり、好ましくは60〜95重量%の範囲内で
ある。 なお、この発明の感熱転写記録媒体は、前記熱溶融性中
間層に、前記ポリオキシエチレンと前記熱溶融性物質と
のほかに、30重量%以下の割合で色材を含有しても良
いが1色材を含有しない無色の熱溶融性中間層を設けて
なる感熱転写記録媒体が好ましい。 前記色材としては、前記熱溶融性色材層に用いることの
できる色材を好適に使用することができる。 前記熱溶融性中間層は、ホットメルト塗布法、水性塗工
法、有機溶媒を用いた塗工法などを採用して前記樹脂層
上に直接に塗設することができる。 前記熱溶融性中間層の層厚は、0.5〜5pmの範囲内
であるのが好ましい。 この発明の感熱転写記録媒体は、このような熱溶融性中
間層上に、直接にまたは後述の樹脂層を介して、以下に
示す前記熱溶融性色材層を設けてなる。 機態1 この発明における樹脂層は、前述の熱溶融中間層中のポ
リオキシエチレンが前記熱溶融性色材層に移行するのを
防止し、熱溶融性色材層における凝集破壊剥離を防止す
る。 したがって、熱溶融性中間層に隣接する熱溶融性色材層
が、ポリオキシエチレン系化合物に対して相溶性、親和
性等の高い材料を含有するときには、前記熱溶融性中間
層と前記熱溶融性色材層との間に樹脂層を介在させるこ
とは特に有効である。 前記樹脂層は、主に、熱可塑性樹脂を含有する。 前記熱可塑性樹脂としては、前記熱溶融性色材層に用い
ることのできる熱可塑性樹脂を好適に使用することがで
きる。 前記樹脂層における前記熱軟化性樹脂の含有量としては
、通常40−100重量%であり、好ましくは、60−
100重量%である。 なお、前記樹脂層においては、前記熱軟化性樹脂のほか
に、前記熱溶融性物質、前記色材、無機微粒子あるいは
有機微粒子、オイル類等を含有させることもできる。 前記樹脂層は、ホットメルト塗布法、水性塗工法、有機
溶媒を用いた塗工法などを採用して前記熱溶融性色材層
上に塗設することができる。 前記樹脂層の層厚は、0.1〜5pmの範囲内であるの
が好ましい。 亀星貞り 本願発明の感熱転写記録媒体は、基本的には。 支持体上に、熱溶融性色材層、熱溶融性中間層および熱
溶融性色材層をこの順に積層した積層構造な有する。 さらに1本願発明においては、前記三層構成に、ざらに
熱溶融性中間層と熱溶融性色材層とを、この順に任意の
数だけ積層しても良い。 また、支持体側の熱溶融性色材層と熱溶融中間層との間
および/または支持体側の熱溶融性中間層とその上に位
置する熱溶融性色材層との曲に。 樹脂層が介装されていても良い。 前記熱溶融性色材層を何層設けるかは、特に制限はなく
、この発明の感熱転写記録媒体の所望の印字可能回数を
考慮して、適宜に設計することができる。 また、この発明の感熱転写記録媒体において。 前記支持体上に、熱溶融性中間層を介装する複数の前記
熱溶融性色材層は、支持体に近い熱溶融性中間層はど凝
集力を高く設定するのが好ましい。 すなわち、支持体に近い熱溶融性中間層はど凝集力を高
めることで、印字を行うに際して、最外層の熱溶融性色
材層から順に剥離して行く。 前記熱溶融性中間層の凝集力を、より前記支持体側に位
置する熱溶融性中間層はど低くする手段としては、通常
、前記ポリオキシエチレン系化合物の含有量を順次に増
大させる手段を選択することができる。 また、lll方力調整する手段としては、前記のポリオ
キシエチレン系化合物の含有量を増減する方法のほかに
、たとえば(1)前記熱溶融性物質のうち凝集力の異な
る熱溶融性物質をそれぞれ選択する方法、(2)熱溶融
性物質と前記熱可塑性樹脂とを組合せて凝集力を調整す
る方法、(3)前記熱可塑性樹脂等の他に充填材を含有
させて凝集力を調整する方法等を挙げることができる。 前記充填材としては、酸化珪素、酸化チタン。 酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、酸化錫
、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、タルク、カ
オリン、窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデンを挙げ
ることができる。 いずれに甘よ、前記熱溶融性中間層の凝集力を調整する
ことのできる手段であれば特に制限するものではないが
、好ましいのは、ポリオキシエチレン系化合物の含有量
を増減する方法である。 前記熱溶融性色材層の凝集力を調整する方法としては、
前記熱溶融性中間層の凝集力を調整することのできる方
法と同様の方法を好適に採用することができる。 この発明の感熱転写記録媒体は、通常、前記支持体上に
、少なくとも、前記熱溶融性色材層と要すれば前記樹脂
層と前記熱溶融性中間層と要すれば前記樹脂層と前記熱
溶融性色材層とをこの順に塗設し、所望により乾燥工程
、表面平滑化処理工程などを施し、ついで所望の形状に
裁断することにより製造することができる。 このようにして得られる感熱転写記録媒体は、一般にラ
インプリンター等に用いられる広幅のテープ状あるいは
タイプライタ−リボン状などの形態で使用することがで
きる。 この感熱転写記録媒体を用いる感熱転写方法は1通常の
感熱転写記録方法と異なるものではないが、熱源として
、発熱素子が直線に並ぶラインプリンターの熱ヘツドを
使用する場合を例にして説明する。 まず、感熱転写記録媒体の熱軟化性色材層と被転写媒体
、たとえば普通紙とを密着させ、必要に応じてさらに転
写紙の背面からプラテンによって押圧しつつ、熱ヘツド
によって熱パルスを与え、所望の印字ないし転写パター
ンに対応する感熱転写記録媒体を局部的に加熱する。 前記感熱転写記録媒体の被加熱部のうち転写パターンに
対応する前記支持体上の前記各層は、その温度が上昇し
て速やかに軟化する。 この発明の感熱転写記録媒体は、最外層に位置する熱溶
融性色材層が前記転写紙に#IMし、ついで離れる際に
、前記熱溶融性中間層において良好な凝集破壊剥離を生
じ、または前記熱溶融性中間層と最外層の前記熱溶融性
色材層との間において良好な界面剥離を生じることによ
り、最外層の前記熱溶融性色材層の被加熱部を前記被転
写媒体上に転写する。 また、2回目以後の印字を行うに際しては、被加熱部に
対応する最外層の熱溶融性色材層または最外層から二番
目の熱溶融性色材層が転写紙上に転写される。 [実施例] 次に、この発明の実施例を示し、図面を参照しながら、
この発明についてさらに具体的に説明する。 (実施例1) 第1図に示すように、支持体1としてのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(厚み63im)上に、第一熱溶
融性色材層2(厚み3#Lm)と熱溶融性中間層3(厚
み1.5 gm)と第二熱溶融性色材層4(厚み3IL
m)とをこの順に塗設することにより感熱転写記録媒体
を作成した。 なお、前記第一熱溶融性色材層2および第二熱溶融性色
材層4はホットメルト法により塗設し、熱溶融性中間層
は、ソルベント法により塗設した。 前記各層の組成および配合量は下記に示すとおりである
。 カーボンブラック ・・・−15重量部パテフィンワッ
クス[日本精蝋(株)!l、HNP−101−−−−5
0重量部 カルナバワックス ・・φ−20重量部エチレンー酢酸
ビニル共重合体 C日本ユニカー(株)!l!、N U C−31501
・・・・15重量部 1産屋上」11J パラフィンワックス[日本精蝋(株)製、)IMP−1
0]    −−−−701重量部ポリエチレングリコ
ール分子量: 4,000 ]−〇・や30重量部 二、  融     4 カーボンブラック ・・Q・15重量部パラフィンワッ
クス[日本精蝋(株)製、INF−10]    −・
・・55重量部カルナバワックス 壷・・・20重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合体 [日本ユニカー(株)製、N U C−315019・
−−10重量都 このようにして得られた感熱転写記録媒体をサーマルプ
リンター(260讃膳幅ラインヘッド、180flPI
、プラテンゴム硬度40度)を用いて、普通紙に、2度
にわたる印字を行った。 得られた2度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。 (実施例2) 第2図に示すように、支持体l上に、第一熱溶融性色材
層?(厚み3#Lm)と樹脂層5(IILm)と熱溶融
性中間層3(厚み1,5ルm)と第二熱溶融性色材層4
(厚み3μm)とをこの順に塗設して感熱転写記録媒体
を作成した。 なお、各層は前記実施例1と同様の方法により塗設した
。 第一       2 カーボンブラック ・・・・15重量部パラフィンワッ
クス[口木精蝋(株)製。 HNP−101・・会・35重量部 カルナバワックス ・・−020重量部ポリオキシエチ
レンジステアレート [ポリオキシエチレン部分の分子量; 6,0001・
・・・15重量部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 [日本ユニカー(株)製、N U C−= 3150]
・・・・15重量部 樹1す11 ポリスチレン樹脂[三洋化成(株)製、S B −75
]   ・・・・50重量部エチレン−酢酸ビニル共重
合体 【三片デュポンポリケミカル(株)製。 EV−45]   −−−−30重量部エステルワック
ス[ダイセル(株)製。 プラクセル22G ]  ・拳・2G重量部1度致1土
旦IJ=実施例1に同じ 第二、      −生=実施例1に同じこのようにし
て得られた感熱転写記録媒体を使用して実施例1と同様
に印字した。 得られた2度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。 (実施例3) 第3図に示すように、支持体1(厚みBILn)上に、
第一熱溶融性色材層2(厚み2ILm)と第一樹脂層・
5a(厚みlpm)と熱溶融性中間層3(厚み14m)
と第二樹脂層5b(厚みIILm)と第二熱溶融性色材
層4(厚み2#Lm)となこの順にそれぞれ塗設して感
熱転写記録媒体を作成した。 なお、前記各層は、前記実施例1および2と同様の方法
により形成した。 各層の組成は以下の通りである。 −2一実施例2に同じ 五二!115a=実施例2に同じ 11麹立土旦1】 パラフィンワックス[日木精蝋(株)製、HNP−10
]   ・1111会75重量部ポリオキシエチレンモ
ノベヘニルエーテル[ポリオキシエチレン部分の分子量
: 4,000 ]・拳・・25重量部 に凰tti b =実施例2に同じ 第二1.  性  層4一実施例1に同じ得られた感熱
転写記録媒体について、実施例1と同様に3度にわたる
印字を行った。 得られた3度目の印字画像について観察したところ、ゴ
ースト、カスレ等が認められなかった。 (実施例4〜B) 支持体lと第一熱溶融性色材層2との間に接着層(厚み
Ipm)を設けた外は前記実施例1〜3と同様にして感
熱転写記録媒体を作成した。 なお、この接着層は、以下の組成を有する塗工液で、ワ
イヤーバーコーティング法により塗設した。 遺IJ■υ1工員 エチレン−酢酸ビニル共重合体 [三片デュポンポリケミカル(株)製、EV40LX]
 −−−−5重量部 トルエン    ・・・・95重量部 得られた感熱転写記録媒体について、実施例1と同様に
印字を行った。 得られた印字画像について観察したところ、いずれの感
熱転写記録媒体においても、ゴースト。 カスレ等が認められなかった。 (実施例7) 第4図に示すように、支持体l(厚み84m)上に、接
着層6(厚みIILm)と第−熟溶融性色材暦2(厚み
2弘m)と第−熱溶融性中間層3a(厚み1゜5μm)
と第二熱溶融性色材層4(厚み2ILm)と第二熱溶融
性中間層3b(厚み1.51Lm)と第三熱溶融性色材
層7(厚み2μm)とをこの順に塗設して感熱転写記I
&ば体を作成した。 なお、各層は前記実施例と同様の方法により塗設した。 各層の組成は以下の通りである。 1111=実施例4〜6に同じ 第一熱、溶融   層2=実施例1に同じ第一    
   3a パラフィンワックス〔日本精蝋(株)!l、HNP−1
03・・・・70重量部 ポリエチレングリコール[分子量: 4.Goo ]・
・拳・30重量部 二       4=実施例1に同じ 第二、     層3b パラフィンワックス[日本精蝋(株)11゜HNP−1
0]   ・・・・85重量部ポリエチレングリコール
【分子量: 4,0001番・・・1511L量部 第三、溶   層7 カーボンブラック mah中1中型5重量部パラフィン
ワックス1本精蝋(株)製、INF−10]   −−
会赤60重量部カルナバワックス ・・赤赤20重量部
エチレンー酢酸ビニル共重合体 [日本ユニカー(株)!1、N U C−3150]・
φ・・5重量部 得られた感熱転写記録媒体を使用して、0℃。 25℃および45℃それぞれに調節された恒温室にて、
3回の印字を行ない、各印字につき、光学反射計にて印
字濃度を測定した。結果を第1表に示す。 第−表に示すように、何れの温度にても、安定した濃度
の印字が得られた。また、カスレ、ゴーストのない印字
が得られた。 (実施例8) w45図に示すように、支持体1(厚み6μm)上に、
接着層B(厚み14m)と第一熱溶融性色材層2(厚み
2ILm)と第−ll4FIa層5a(厚ミIJLm)
と第一熱溶融性中間層3a(厚み1#Lm)と第二樹脂
@sb(厚みlpm)と第二熱溶融性色材層4(厚み2
#LK11)と第三樹脂層5c(厚み1μm)と第二熱
溶融性中間層3b(厚み14m)と第四樹脂層5d(厚
みIpm)と第三熱溶融性色材層7(厚み2μm)とを
この順に塗設して感熱転写記録媒体を作成した。 なお、各層は前記実施例と同様の方法により塗設した。 各層の組成は以下の通りである。 11厘1一実施例4〜6に同じ −溶     2=実施例1に同じ 第一樹脂層5a=実施例2の樹脂層5に同じ第一、溶 
    3a パラフィンワックス【日木精蝋(株)製。 INF−101、・・・7c重量部 ポリオキシエチレンジステアレート[ポリオキシエチレ
ン部分の分子量:、4.Goo ]・・・・330重量 部監鳳崖sb−実施例2の樹脂層5に同じ二熱溶   
 暦り=実施例1に同じ 1具凰l星ユヱ=実施例2の樹脂j15に同じ第三、溶
融 中 層3b パラフィンワックス[日木精蝋(株)製、HNP−10
1・・・・85重量部 ポリオキシエチレンジステアレート【ポリオキシエチレ
ン部分の分子量: 4,000 ]・・・・115重量 部毘凰胆11j=実施例2の樹脂層5に同じ三    
   7−実施例7に同じ 得られた感熱転写記録媒体を使用して、0℃、25℃お
よび45℃それぞれに調節された恒温室にて、3回の印
字を行ない、各印字につき、光学反射計にて印字濃度を
測定した。結果を第1表に示す。 第1表に示すように、何れの温度にても、安定した濃度
の印字が得られた。また、カスレ、ゴーストのない印字
が得られた。 (比較例) 支持体として6pmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの上に、実施例4〜6におけるのと同様のIrc着
層を塗設し、さらにその上に実施例2におけるのと同様
の第一熱溶融性色材層を8トmの厚みに塗設して、感熱
転写記録媒体を製造した。 得られた感熱転写記録媒体を使用して、0℃。 25℃および45℃それぞれに調節された恒温室にて、
3回の印字を行ない、各印字につき、光学反射計にて印
字濃度を測定した。結果を第1麦に示す。 第1表に示すように、25℃では良好な印字を得ること
ができたが、0℃では低濃度の印字しか得られず、また
、45℃では濃度変化が大きかった。 第1表 〔発明の効果1 この発明によると、多数回の印字を行うに際して、熱溶
融性中間層にポリオキシエチレン系化合物を含有してい
るので、熱溶融性色材層ではなく、熱溶融性中間層f凝
集破壊が生じてこの熱溶融性中間層で剥離し、あるいは
、熱溶融性中間層と熱溶融性色材層との界面で剥離する
ので、常に最外層の熱溶融性色材層から順次に、しかも
ケバ立ちなく破断して被転写媒体に転写されるので、(
1)  多数回の印字を行っても、ゴーストのない鮮明
な印字画像を得ることできるとともに、(2)印字可能
回数が温度変化に影響されることなく安定した印字回数
を確保することができ、(3)シかも得られる印字画像
の濃度が温度変化に影響されることなく常に高濃度の印
字画像を得ることができる等の利点を有する多数回印字
可能な感熱転写記録媒体を提供することが′1?きる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図および第5図示す断面
図である。 l・・台支持体、2・・−第一熱溶融性色材層、3・・
・熱溶融性中間層、3&aaaN4−熱溶融性中間層、
3b・争・第二熱溶融性中間層。 4 m *・第二熱溶融性色材層、5拳−・樹脂層、5
a・拳・第一樹脂層、5b・・・第二樹脂層。 5Ce・・第三樹脂層、5d・・・第四樹脂層、6拳・
や接着層、711・・第三熱溶融性色材層。 は、この発明にかかる感熱転写記録媒体の態様を第1 図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、少なくとも二層以上の熱溶融性色材
    層を積層してなる感熱転写記録媒体において、前記熱溶
    融性色材層間に、ポリオキシエチレン系化合物を含有す
    る熱溶融中間層を有することを特徴とする多数回印字可
    能な感熱転写記録媒体。
  2. (2)前記熱溶融中間層と熱溶融性色材層との間に樹脂
    層を設けてなる請求項1に記載の多数回印字可能な感熱
    転写記録媒体。
JP1036470A 1989-02-15 1989-02-15 多数回印字可能な感熱転写記録媒体 Pending JPH02214695A (ja)

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JP1036470A JPH02214695A (ja) 1989-02-15 1989-02-15 多数回印字可能な感熱転写記録媒体
US07/479,267 US5130180A (en) 1989-02-15 1990-02-13 Thermal transfer recording medium capable of multiple printing

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106087577A (zh) * 2016-06-26 2016-11-09 乐凯医疗科技有限公司 一种可重复打印纸及其制备方法
CN110385927A (zh) * 2019-03-12 2019-10-29 湖南鼎一致远科技发展有限公司 一种抗紫外老化碳带及其制备方法

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