JPH02215819A - ヒドロキシル含有グラフト共重合体のカルボン酸エステルおよびその製法 - Google Patents

ヒドロキシル含有グラフト共重合体のカルボン酸エステルおよびその製法

Info

Publication number
JPH02215819A
JPH02215819A JP1334659A JP33465989A JPH02215819A JP H02215819 A JPH02215819 A JP H02215819A JP 1334659 A JP1334659 A JP 1334659A JP 33465989 A JP33465989 A JP 33465989A JP H02215819 A JPH02215819 A JP H02215819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graft copolymer
graft
acylating agent
polymer
hydroxyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1334659A
Other languages
English (en)
Inventor
Joachim Gersdorf
ヨアヒム、ゲルスドルフ
Matthias Kroggel
マティアス、クロッゲル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH02215819A publication Critical patent/JPH02215819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F283/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
    • C08F283/006Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers provided for in C08G18/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、分子中に少なくとも2個のウレタン基を有す
るジオール成分とジイソシアネート成分とからなる重合
体を含有するグラフトベース(グラフトベース上には炭
素数3〜20のカルボン酸のビニルエステルおよび/ま
たはそれらのケン化生成物の単位および/または所望な
らば他のエチレン性不飽和単量体および/またはそれら
のケン化生成物の単位からなる重合体鎖がグラフトされ
ている)をベースとするヒドロキシル含有グラフト共重
合体に関する。
〔発明の背景〕
記載された種類の化合物は、西独特許出願P第37 3
2 089.0号明細書に開示されている。この種の重
合体へのエステル基の導入は、例えば、ホウベン−ウニ
イル、メトーデン・デル会オルガニッシエンψヘミ−(
Mathodan dororganlschen C
hemie)  (有機化学の方法)、第14/2巻、
第723頁およびその次(1963)に記載されている
重合体中のヒドロキシル基の液性も、従来技術に属する
。この変性を実施するためには、前記重合体は、最初、
アシル化剤、例えば、エステル、カルボン酸塩化物また
はカルボン酸無水物と反応させる。重合体のヒドロキシ
ル基のこの更に他の反応によって、異なる溶媒中の重合
体の溶解度を調節することが可能である。
反応それ自体は、異なる方法で実施できる。
DE−A第3,144,905号明細書(−米国特杵築
4,517,277号明細書)によれば、感光性記録材
料用結合剤として使用するのに好適なポリビニルアルコ
ールは、非プロトン性分散剤中で大過剰の重合性基含有
アシル化剤と反応させている。この方法の不利な点は、
必ず大過剰のアシル化剤を必要とすること、そしてまた
反応を溶液中で実施することが可能でないが、懸濁液中
でのみ可能であることである。
DE−C第1.522,359号明細書(−米国特許第
3,427,161号明細書)は、酢酸ビニルとビニル
アルコールとの共重合体と塩化メタクリロイルとをピリ
ジン中で反応させることを記載している。この場合には
、ピリジンは、触媒であると共に反応媒体である。
DE−A第3,322,994号明細書(−米国特許第
4,554,240号明細書)は、触媒としてアミン、
特にp−アミノピリジンを使用することによって、過剰
のアシル化剤が、例えば、モル量の1.1〜1.5倍減
少できることを開示している。しかしながら、反応は、
それにも拘らず、不均質相中、即ち、非プロトン性分散
剤中で実施されている。
DE−A第3.541,162号明細書(−AU第86
/65535号明細書)も、触媒としてのアミン、時折
p−ジメチルアミノピリジンの存在下におけるポリアル
キレンオキシド−ビニルエステルグラフト共重合体と無
水メタクリル酸との反応を記載している。この場合にも
、不均質反応が包含されると仮定されなければならず、
反応はジメチルホルムアミド中で実施されている。また
、出発物質は、反応媒体中で単に膨潤される。
過剰のカルボン酸誘導体は、従来記載の触媒を使用する
ことによって減少できるが、すべてのこれらの触媒の場
合には更なる大きな不利がある。
これらの反応から生ずる生成物は、着色しており、それ
ゆえ、大きい不利を許容する場合でさえ、感光性混合物
用結合剤としての限定された用途のみしか有していない
とりわけ、DE−A第3,534,476号明細!F(
−米国特許第4,778.847号明細書)から、当業
者に既知である生成物の着色は、触媒のためであること
が明らかである。この刊行物においては、触媒として従
来使用されているアミノ化合物の代わりに、成るイミダ
ゾールが、提案されている。生成物の着色は、この触媒
の使用によって減少しようとしいているが、成る着色は
、報告された事項によれば依然として存在する。更に、
この特定の触媒は比較的高価であるので、この特定の触
媒の実用は、余り有利ではない。同様に、この刊行物に
与えられている例は、反応体が反応媒体に単に分散され
るので、不均質に実施された反応を包含することを示し
ている。
〔発明の概要〕
それゆえ、本発明の目的は、 (a)無色であり、 (b)均質相中で単純に生成でき(このことは、均一な
再現性のある生成物の生成の前提条件である)、 (c)水、水性アルカリ(炭酸ナトリウム溶液)または
有機溶媒中の溶解度はエステル化反応の転化率によって
容易に調節できる(特に、重合体は水不溶性であるがア
ルカリの水溶液またはアルコール、特にエタノールに可
溶性であるべきである)少なくとも部分的にエステル化
されたヒドロキシル含有重合体を提供することにある。
この目的は、溶融物中で均質相中でアシル化剤でエステ
ル化されたヒドロキシル含有グラフト共重合体によって
達成される。部分エステル化グラフト共重合体が、特に
好ましい。
ヒドロキシル含有グラフト共重合体は、グラフトベース
上にカルボン酸のビニルエステルおよび/またはそれら
のケン化生成物および所望ならばエチレン性不飽和重合
性化合物およびそれらのケン化生成物からなる他の単量
体」11位をグラフトすることから生ずる化合物を意味
すると理解すべきである。グラフトオン(gra[’t
ed−on)成分の割合(%として)は、全グラフト共
重合体に対して10〜99重二%、重量しくは30〜9
0重二%、重量40〜80重量%である。
挙げられるグラフトベースは、分子中に少なくとも2個
のウレタン基を有するポリウレタンからなるもの(グラ
フトベース分子光たりのウレタン基の数は特定の上限を
受けず、一般に2よりも大きい)である。
一般原則として、ポリウレタン合成で使用できるすべて
のジオールは、使用できる。好ましいものは、脂環式ジ
オール、例えば、シクロヘキサンジオールおよび脂肪族
ジオール、好ましくは炭素数2〜12の脂肪族ジオール
である。他の好ましいジオールは、ポリエーテルジオー
ル、例えば、ポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオ
キシドおよびエチレンオキシド、プロピレンオキシドお
よびブチレンオキシドの共重合体、好ましくはそれらの
ブロック共重合体であり、ポリエチレンオキシドが特に
好ましい。
好ましくは、ポリエーテルジオール、特に分子j120
0〜10,000を有するポリエチレングリコールは使
用され、分子量400〜1,500を有するポリエチレ
ングリコールが特に好ましい。
所望ならば、ポリエーテルジオールは、低分子量脂肪族
ジオール、例えば、1.4−ブタンジオール、1,3−
プロパンジオール、エチレングリコールおよびジエチレ
ングリコールと併用される。
ポリエーテルジオール対低分子量脂肪族ジオールのモル
比1:0.1から1:0.7を有することが好ましい。
使用するジイソシアネート成分は、芳香族ジイソシアネ
ート、例えば、m−およびp−キシリレンジイソシアネ
ート、2.4−トリレンジイソシアネート、2.6−ト
リレンジイソシアネートまたは最後の2つの異性体の混
合物、1,5−ナフタレンジイソシアネー)、4.4’
 −ジフェニルメタンジイソシアネートおよび4,4′
−フェニルベンジルジイソシアネートである。
脂肪族ジイソシアネートおよび/または脂環式ジイソシ
アネートが、好ましくは使用される。好ましい脂肪族ジ
イソシアネートは、例えば、脂肪族基中に2〜12個の
炭素原子を有するもの、例えば、エチレンジイソシアネ
ート、プロピレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、2,2.4−トリメチルへキサメチレ
ンジイソシアネートである。好ましい脂環式ジイソシア
ネートは、例えば、1,4−ジイソシアネートシクロヘ
キサン、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートおよ
びイソホロンジイソシアネートである。ヘキサメチレン
ジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートの
使用が、特に好ましい。
ジオール成分対ジイソシアネート成分のモル比は、好ま
しくは1:0.99から1:0.5、特に1:0.98
から1:0.7である。ポリウレタンの平均分子量は、
好ましくは200〜100.000、特に1,300〜
50,000、特に好ましくは3,000〜25,00
0である。
ポリウレタンの生成時に分子量を調整するためには、モ
ノヒドロキシ化合物、例えば、メタノール、エタノール
または他の脂肪族アルコール、特に−般弐 〇nH2n
+20(式中、nは1〜4である)のもの、半エステル
化および半エーテル化ジオールまたはジオール成分も使
用することができる。
追加的に、モノイソシアネートは、分子量を調整するた
めに使用される。
例えば、グラフトベースの所定の分子量の場合には、グ
ラフトベース中のウレタン基の数は、使用するジオール
成分およびジイソシアネート成分の分子量に直接依存す
ることが指摘されるべきである。
炭素数3〜20、好ましくは炭素数4〜14のカルボン
酸のビニルエステルは、ポリウレタン上にグラフトする
のに使用される。酢酸ビニルおよび/またはプロピオン
酸ビニル、特に酢酸ビニルが、特に好ましい。酢酸ビニ
ルおよび/またはプロピオン酸ビニルとビニルベルサテ
ート(vcrsatate)との混合物も、好ましい0
特に、酢酸ビニルに加えてのプロピオン酸ビニルのグラ
フト時の付随的使用は、グラフト共重合後の生成物の部
分または完全ケン化時に有利である。更に、カルボン酸
のビニルエステルの共重合性混合物、好ましくは酢酸ビ
ニルとビニルベルサテートとの混合物をグラフトするこ
とが可能であり、ビニルベルサテート成分は酢酸ビニル
成分に対して0.2〜10重量%、好ましくは0.5〜
5重量%である。ブロック共重合体の形態のカルボン酸
の異なるビニルエステル(所望ならば、他のエチレン性
不飽和共重合性単量体との組み合わせ)でグラフトする
ことも、有利であることがある。
更に、カルボン酸のビニルエステルは、他のエチレン性
不飽和共重合性単量体、例えば、マレイン酸、イタコン
酸、メサコン酸、クロトン酸、アクリル酸またはそれら
のエステルと一緒にグラフトしてもよい。
グラフトは、遊離基連鎖を開始するグラフト触媒を使用
して実施する。この目的で、単量体、単量体混合物また
は単量体溶液に可溶性であるすべてのラジカル形成剤を
考慮することが好ましい。
特に、下記のものが挙げられる:有機退化合物、例えば
、過酸化物および過炭酸塩、および有機アゾ化合物。ア
ゾビスイソブチロニトリルおよび特に過酸化ジベンゾイ
ルが、好ましい。グラフト反応は、単量体の量に対して
好ましくは0.013〜1.3モル%、特に0.026
〜0,27モル%のラジカル形成触媒の存在下で実施す
る。
得られたヒドロキシル含有グラフト共重合体は、加水分
解、アルコーリシスまたはエステル交換反応によって部
分または完全ケン化生成物に転化でき、加水分鮮度はグ
ラフト共重合体中のケン化性単量体単位のモル数に対し
て少なくとも1モル%、好ましくは70〜99モル%で
ある。
ヒドロキシル基含有グラフト共重合体の製法は、西独特
許出願P第37 32 089号明細書に記載されてい
る。
カルボン酸無水物は、本発明に係るヒドロキシル基含有
エステル化グラフト共重合体の生成用アシル化剤と特に
好適である。炭素数2〜12のアルカンカルボン酸無水
物、アルケンカルボン酸無水物および/またはアクリロ
イルカルボン酸無水物が、好ましくは使用される。下記
のものが例として挙げられる:無水コハク酸、無水マレ
イン酸、無水シトラコン酸、無水グルタル酸、無水フタ
ル酸、無水cis−4−シクロヘキセン−1,2ジカル
ボン酸、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、無水クロ
トン酸および無水イタコン酸。カルボン酸無水物の混合
物も、使用してもよい。
本発明に係るエステル化生成物の生成用グラフト共重合
体の遊離ヒドロキシル基と前記アシル化剤との転化度は
、エステル化生成物の所望の性質、特に生成物の溶解性
に依存する。ケン化グラフト共重合体だけではなく、部
分ケン化グラフト共重合体も、エステル化反応用出発物
質として使用してもよい。部分ケン化グラフト共重合体
は、一般に、80〜90モル%の程度(加水分鮮度)に
ケン化された生成物を意味すると理解される。
加水分鮮度5°0〜60%を有する部分ケン化生成物は
、余り一般的ではない。
一般に、ヒドロキシル含有グラフト共重合体とアシル化
剤との転化度は、グラフト共重合体対アシル化剤との重
量比が、特にカルボン酸無水物を使用する時に、1:0
.01から1:5程度、好ましくは1:0.05から1
=2程度であるような方式で記載できる。本明細書は、
80〜90%の程度にケン化された部分ケン化グラフト
共重合体に基づく。
最後に、反応は、得られた生成物が感光性混合物で結合
剤として使用できるように調節しなければならない。こ
のことは、層を水性アルカリ(特に1%濃度の炭酸ナト
リウム水溶液)中で現像することが可能でなければなら
ないことを包含するが、同時に現像されたレリーフ版が
水によって破壊されてはならないことを包含する。
本発明に係るヒドロキシル基を含有する少なくとも部分
エステル化グラフト共重合体の平均分子量は、好ましく
は200〜50,000、特に1.000〜26,00
0、特に好ましくは3.000〜17,000である。
生成物の酸価は、KOH80〜250mg/重合体g1
特にKOH100〜200膳g/重合体gの範囲内であ
るべきである。
また、本発明は、エステル化ヒドロキシル含有グラフト
共重合体の製法に関する。
本発明に係る方法においては、ヒドロキシル基含有グラ
フト共重合体は、好ましくは溶媒を加えずに、アシル化
剤なしで、またはアシル化剤と同時に溶融する。カルボ
ン酸無水物は、好ましくはアシル化剤として使用される
。溶融温度は、一般に80〜200℃程度、特に100
〜180℃程度、特に好ましくは120〜160℃程度
である。
反応は、生成物の着色を生ずることがある触媒の添加な
しで、特にアミンの添加なしで実施する。
反応時間は、極めて短く保つことができ、大体数分であ
る。反応は、好ましくは、反応時間10分未満後に既に
完了している。
アシル化剤の添加を溶融と同時に実施しないとしても、
エステル化は、熱塑性反応を実施するための通例である
反応容器または加工装置中で生じさせることができる。
この種の装置は、例えば、2ロールミル、混練機および
押出機である。驚異的なことに、例えば、グラフト共重
合体に存在する第二級ヒドロキシル基の計画された最大
50%転化の場合には(出発物質の適当なモル比を使用
することによって)、反応は、触媒を使用しないときで
も数分後には既に完了まで進行していることを確認する
ことが可能であった。生成物は、均質相で得られる。生
成物は、グラフト共重合体中の転化度の通常不可避的差
を示さない。従って、生成物は、均一に反応し、それゆ
え、再現性をもって生成できる。
本発明に係るエステル化ヒドロキシル含有グラフト共重
合体の用途は、西独特許出願P第38 43 506.
3号明細書に記載されている。本発明に係る重合体は、
感光性混合物、特にフレキソ印刷版の製版用感光性混合
物用結合剤として使用される。
本発明を限定せずに下記例によって詳細に説明する。本
発明に係るエステル化ヒドロキシル含有グラフト共重合
体を生ずる本発明に係る方法に加えて、ヒドロキシル含
有グラフト共重合体の製法も記載する。他の特徴のうち
で、前記重合体は、25℃においてオストワルド粘度計
で測定した極限粘度J o(ml/g)によって特徴づ
けられる。
加水分解度(モル%で報告)は、未ケン化グラフト共重
合体中の加水分解性単量体単位の総計に関連する。
例1 ヒドロキシル含有グラフト共重合体の生成:a)ポリウ
レタングラフトベースの合成ポリエチレングリコール6
00 (3,000g)および1,4−ブタンジオール
19B、Igを1゜4−ジメチルピペラジン1.5ml
と一緒に75℃に加熱し、イソホロンジイソシアネート
1.428.2gを6時間かけて加える。次いで、混合
物を80℃で2時間更に反応させる。
このようにして生成されたポリウレタンのメタノール中
の極限粘度Joは、10.6ml/gである。
b)グラフト共重合体の合成 ポリウレタングラフトベース1.500gを80℃に加
熱し、酢酸ビニル3,480gと過酸化ジベンゾイル(
75%濃度)26.1gとの混合物を攪拌下に5時間か
けて加える。80℃で45分間更に反応させた後、未転
化酢酸ビニルをメタノールとの共沸蒸留によって除去す
る。このようにして生成されたグラフト共重合体のTH
F中の極限粘度Joは、17.5ml/gである。
C)ヒドロキシル含有グラフト共重合体の合成メタノー
ル中のNaOHの10%濃度の溶液172.1gおよび
水172.1gを室温でメタノール中のグラフト共重合
体の50%濃度の溶液9.178gに加える。混合物は
若干の時間後ゲル化し、次いで、造粒する。得られた粒
状物をメタノール中のスラリーとし、NaOHに等価の
量の酢酸を加える。生成物を濾別し、メタノールで繰り
返して洗浄し、乾燥する。水中の極限粘度Joは10.
1ml/gであり、加水分解度は85.8%であり、ビ
ニルアルコール基の割合は42.2%である。
例2 ヒドロキシル含有グラフト共重合体のエステル化 例1c)に記載の部分ケン化グラフト共重合体100g
を2ロールミル内で140℃において溶融した後、無水
コハク酸47.8gをこの温度で加える。140℃で6
分間反応させた後、反応は完了する。KOH181+g
/ff1合体gの酸価を存する無色の均質な生成物が、
得られる。生成物は、水不溶性であるが、1%濃度の炭
酸ナトリウム水溶液だけではなく、エタノールにも溶解
して透明な溶液を調製する。
例3 ヒドロキシル含有グラフト共重合体のエステル化 例1c)に記載の部分ケン化グラフト共重合体50gを
2ロールミル内で140℃において溶融する。次いで、
無水マレイン、酸23.5gおよび2.6−ジーt−ブ
チル−4−メチルフェノール0.8gを140℃で加え
る。4分間後、反応は完了する。得られた生成物は、無
色であり且つKOH133mg/重合体gの酸価を有す
る。生成物は、水に難溶性であって曇った溶液を調製す
るだけであるが、一方透明な溶液が1%濃度の炭酸ナト
リウム水溶液中またはエタノール中で得られる。
例4 ヒドロキシル含有グラフト共重合体のエステル化 例1c)に記載の部分ケン化グラフト共重合体200g
、無水マレイン酸94gおよび2,6−ジーt−ブチル
−4−メチルフェノール3.2gを混合し、次いで、1
40℃において滞留時間3分でスクリュー長さ対スクリ
ュー直径の比率15を有する逆転二軸スクリューを有す
る押出機で一緒に押出す。無色の均質な押出物は、KO
H142mg/重合体gの酸価を有し、更に、例3の重
合体と同じ性質を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子中に少なくとも2個のウレタン基を有し、ジオ
    ール成分とジイソシアネート成分とからなる重合体を含
    有するグラフトベースをベースとするグラフト共重合体
    であって、グラフトベース上には炭素数3〜20のカル
    ボン酸のビニルエステルおよび/またはそれらのケン化
    生成物の単位および/または他のエチレン性不飽和単量
    体および/またはそれらのケン化生成物の単位からなる
    重合体鎖がグラフトされ、グラフト共重合体は溶融物中
    において均質相中でアシル化剤によってエステル化され
    ていることを特徴とするグラフト共重合体。 2、部分エステル化生成物である、請求項1に記載のグ
    ラフト共重合体。 3、部分エステル化生成物が、アシル化剤との反応によ
    って80〜90モル%ケン化ヒドロキシル含有グラフト
    共重合体から生成されている、請求項1または2に記載
    のグラフト共重合体。 4、ヒドロキシル含有グラフト共重合体対アシル化剤の
    重量比が、1:0.01から1:5である、請求項3に
    記載のグラフト共重合体。 5、カルボン酸無水物が、アシル化剤として使用される
    、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のグラフト共
    重合体。 6、重合体が、平均分子量200〜 100,000、特に1,300〜50,000を有す
    る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のグラフト
    共重合体。 7、重合体が、KOH80〜250mg/重合体gの酸
    価を有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    グラフト共重合体。 8、重合体が、全グラフト共重合体に対して10〜99
    重量%、特に30〜90重量%のグラフト成分を含有す
    る、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のグラフト
    共重合体。 9、グラフトベースが、ジオールとして脂環式ジオール
    を含有する、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
    グラフト共重合体。 10、グラフトベースが、ジオールとして、ポリエーテ
    ルジオールを含有する、請求項1ないし8のいずれか1
    項に記載のグラフト共重合体。 11、グラフトベースが、ジイソシアネートとして、脂
    肪族または脂環式ジイソシアネートを含有する、請求項
    1ないし10のいずれか1項に記載のグラフト共重合体
    。 12、生成物の着色をもたらすことがある触媒を加えず
    にヒドロキシル含有グラフト共重合体を溶融し、次いで
    、アシル化剤を加えることを特徴とする、請求項1ない
    し11のいずれか1項に記載のアシル化剤と反応された
    グラフト共重合体の製法。 13、生成物の着色をもたらすことがある触媒を加えず
    にヒドロキシル含有グラフト共重合体をアシル化剤と共
    に同時に溶融することを特徴とする、請求項1ないし1
    1のいずれか1項に記載のアシル化剤と反応されたグラ
    フト共重合体の製法。 14、溶融を80〜200℃の温度、特に 100〜180℃で実施する、請求項12または13に
    記載の方法。 15、反応を2ロールミル中、混練機中または押出機中
    で実施する、請求項12ないし14のいずれか1項に記
    載の方法。 16、反応が、反応混合物を溶融してから数分後、特に
    最大限10分後に終わる、請求項12ないし15のいず
    れか1項に記載の方法。 17、溶媒を反応混合物に加える、請求項 12ないし16のいずれか1項に記載の方法。 18、生成物が、均質相中で得られる、請求項12ない
    し17のいずれか1項に記載の方法。 19、感光性凸版印刷版の製版用光硬化性エラストマー
    混合物用結合剤としての請求項1ないし11のいずれか
    1項に記載のグラフト共重合体の用途。
JP1334659A 1988-12-23 1989-12-22 ヒドロキシル含有グラフト共重合体のカルボン酸エステルおよびその製法 Pending JPH02215819A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3843505A DE3843505A1 (de) 1988-12-23 1988-12-23 Carbonsaeureester von hydroxylgruppenhaltigen pfropfpolymerisaten und verfahren zu ihrer herstellung
DE3843505.5 1988-12-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02215819A true JPH02215819A (ja) 1990-08-28

Family

ID=6370023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1334659A Pending JPH02215819A (ja) 1988-12-23 1989-12-22 ヒドロキシル含有グラフト共重合体のカルボン酸エステルおよびその製法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5149747A (ja)
EP (1) EP0374706B1 (ja)
JP (1) JPH02215819A (ja)
AU (1) AU620483B2 (ja)
BR (1) BR8906696A (ja)
CA (1) CA2005874A1 (ja)
DE (2) DE3843505A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3843506A1 (de) * 1988-12-23 1990-06-28 Hoechst Ag Lichthaertbares elastomeres gemisch und daraus erhaltenes aufzeichnungsmaterial fuer die herstellung von reliefdruckplatten
DE3924811A1 (de) * 1989-07-27 1991-01-31 Hoechst Ag Pfropfpolymerisat mit ungesaettigten seitenketten, dieses enthaltendes lichtempfindliches gemisch sowie daraus hergestelltes aufzeichnungsmaterial
AU2003239175A1 (en) * 2002-04-24 2003-11-10 Poly-Med, Inc. Multifaceted endovascular stent coating for preventing restenosis

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL253121A (ja) * 1958-05-31
GB1090142A (en) * 1965-02-26 1967-11-08 Agfa Gevaert Nv Photochemical insolubilisation of polymers
US4011392A (en) * 1975-09-02 1977-03-08 The Sherwin-Williams Company Mixed starch esters and the use thereof
GB1566228A (en) * 1977-02-03 1980-04-30 Bayer Ag Copolymerisable moulding compositions based on unsaturated polyurethanes
DE2947964A1 (de) * 1979-11-28 1981-06-19 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Pfropfpolymerisat-dispersionen
DE3144905A1 (de) * 1981-11-12 1983-05-19 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Zur herstellung von druck- und reliefformen geeignetes lichtempfindliches auszeichnungsmaterial und verfahren zur herstellung von druck- und reliefformen mittels dieses aufzeichnungsmaterials
US4521546A (en) * 1981-12-21 1985-06-04 Olin Corporation Graft copolymers from vinyl monomers and polyurethane oligomers and polyurethanes prepared therefrom
DE3322994A1 (de) * 1983-06-25 1985-01-10 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Lichtempfindliches, wasserentwickelbares aufzeichnungsmaterial fuer die herstellung von druck-, reliefformen oder resistmustern
DE3322993A1 (de) * 1983-06-25 1985-01-03 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur acylierung von polyvinylalkoholen und so acylierte produkte enthaltende photopolymerisierbare und/oder photovernetzbare mischungen
DE3534476A1 (de) * 1985-09-27 1987-04-02 Basf Ag Verfahren zur herstellung von carbonsaeureestern hydroxygruppenhaltiger polymerisate
DE3541162A1 (de) * 1985-11-21 1987-05-27 Basf Ag Photoempfindliche aufzeichnungsmaterialien mit elastomeren pfropfcopolymerisat-bindemitteln sowie reliefformen daraus
DE3644160A1 (de) * 1986-12-23 1988-07-14 Hoechst Ag Lichtempfindliches aufzeichnungsmaterial mit einer lichtempfindlichen zwischenschicht
DE3712069A1 (de) * 1987-04-09 1988-10-20 Basf Ag Verwendung von pfropfpolymerisaten auf basis von polyestern, polyesterurethanen und polyesteramiden als vergrauungsinhibitoren in waschmitteln
GB8721538D0 (en) * 1987-09-14 1987-10-21 Polyvinyl Chemie Holland Bv Aqueous dispersions
DE3732089A1 (de) * 1987-09-24 1989-04-06 Hoechst Ag Propfpolymerisate mit polyurethan-pfropfgrundlage, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung

Also Published As

Publication number Publication date
DE3843505A1 (de) 1990-07-05
EP0374706A3 (de) 1991-08-21
CA2005874A1 (en) 1990-06-23
BR8906696A (pt) 1990-09-11
US5149747A (en) 1992-09-22
EP0374706A2 (de) 1990-06-27
EP0374706B1 (de) 1995-03-22
AU4714089A (en) 1990-06-28
DE58909133D1 (de) 1995-04-27
AU620483B2 (en) 1992-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0364939B1 (de) Polyvinylacetalgruppen enthaltende Pfropfpolymerisate auf Polyurethanpfropfgrundlagen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Anwendung
JPH0428001B2 (ja)
US4223114A (en) Process for the production of bead polymers
EP1153051B1 (en) Process for the preparation of anionic aqueous polymer dispersions containing no volatile tertiary amine, obtained dispersion and coating resulting from said dispersion
US4672095A (en) Process for producing vinyl polymer
JPH02215819A (ja) ヒドロキシル含有グラフト共重合体のカルボン酸エステルおよびその製法
JP4870071B2 (ja) 生分解性を有する水環境応答型ポリマー、その製造方法および水崩壊性材料
EP0308832B1 (de) Pfropfpolymerisate mit Polyurethan-Pfropfgrundlage, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
GB1588798A (en) Process for the production of bead polymers
JP3051443B2 (ja) ポリマービーズ及びその製造方法
JPS6323916A (ja) ポリ−α−オレフイン/ポリウレタンブロツクコポリマ−、それらの製造方法およびそれらの使用
JPH02216155A (ja) 凸版印刷版を製版するための光硬化性エラストマー混合物およびそれから得られる複写材料
JP3484504B2 (ja) 溶融変性したポリビニルアルコールの製造法
JPH07216030A (ja) シクロオレフィンコポリマー及びそれらの調製方法
JP2860184B2 (ja) ウレタン結合を含むポリエステルの製造方法
JP3426057B2 (ja) 高酸価ラクトン重合体およびその製造方法
US5202394A (en) Graft polymers with a polyurethane graft base, processes for their preparation and their use
US3454674A (en) Grafts of vinylchloride upon partially saponified ethylene-vinylester copolymers
JP2860182B2 (ja) ウレタン結合を含むポリエステルの製造方法
AU645613B2 (en) Graft polymers on carboxyl-containing polyurethane graft bases, process for their preparation, and their use
JP3046658B2 (ja) ウレタン結合を含むポリエステルの製造方法
JP3419894B2 (ja) ポリスチレン−ポリラクトンブロック共重合体の製造方法
JP2843406B2 (ja) ポリビニルアルコールの酸化方法
JPS58225111A (ja) エチレン/ビニルエステル系重合体の製法
JPH0643450B2 (ja) ポリウレタン変性塩化ビニル重合体の製造法