JPH02215496A - 洗濯機の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用される洗濯機の駆動装置に関
するものである。

従来の技術 従来のこの種の洗濯機の駆動装置の構成は第３図に示す
ように、水槽１の内底面に衣類等を攪拌するための撹拌
翼２を設け、水槽１の下部には下方にモータ３をナツト
４を介してビス５により固着し、内部に減速装置を有し
たギアケース６が取りつけられている。またギアケース
６の上面には、減速装置の出力軸７を軸支する軸受８が
保持され、かつ減速装置の上方を覆うメタルケース９が
覆設されており、前記メタルケース９に設けた７ランジ
１ｏを水槽１の下部のボス１１にビス１２よシ固定する
ことにより、メタルケース９．減速装置。

モータ３を水槽１の下部に固定している。減速装置はモ
ータ３の出力軸１３に固着された偏心カム１４と、前記
偏心カム１４とベアリング１６を介して摺設する公転歯
車１６と、前記公転歯車１６と噛み合う内歯車１７によ
り構成される内公転方式の減速装置とし、公転歯車１６
の自転運動を、ローラ１８．出力軸受１９を介して、出
力軸７に出力し、撹拌翼２を回転させている。

第３図において、２ｏはゴムブツシュであり、メタルケ
ース９と水槽１の中央穴部との間にシール効果を持たせ
るために介在させてたものである。

２１はオイルシール、２２は撹拌翼２を出力軸７に固着
するだめのビスである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来の構成では、モータ３とギアケ
ース６の固定をビス６のみで行っており、ギアケースｅ
に設けた内歯車１７とモータ３の出力軸１３との同心度
は、前記ビス６とギアケース６の貫通穴のクリアランス
、もしくは組立上、成形上のバラツキ等により、一致し
にくい構成となっていた。一方減速装置としては、モー
タ３の出力軸１３と内歯車１γの同心度は減速装置の性
能を確保するための重要な寸法であり、特に内公転歯車
装置においては、両者のズレを１／１００ｗａｍ程度に
おさえることが必要条件とされ、それ以上のズレで動作
させると、騒音、振動の要因となるだけでなく、耐久性
能も極端に短かくなる。

まだ前記従来の構成では、モータ３とギアケース６の接
続をナツト４とビス５により行っているためモータ３が
動作時発生する微振動が直接ギアケース６に伝播される
ため、この微振動がギアケース６からメタルケース９を
介在して、水槽１の底面に伝わることになる。この場合
水槽１は上方開口の略筒形状を呈しているため、水槽１
の底面に加わる振動が微振動であっても、水槽１が拡大
器の役目として働くため、大きな騒音を発生する主要因
となっていた。

本発明は上記課題に鑑み、より精度の高い同心度で、モ
ータの出力軸と減速装置との位置決めを行うとともに、
モータの微撮動をギアケースに伝播しにくい洗濯機の駆
動装置を提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 上記目的を達成するために本発明は、洗濯機の外装体と
、外装体により保持された水槽と、水槽の内底面に設け
た撹拌翼と、下方にモータを保持し、前記水槽の下面に
固着したギアケースと、ギアケース内１（設けられ、前
記モータの動力を減速して、攪拌契に伝達する減速装置
と、ギアケースに前記モータを弾性的に保持する弾性部
材とを備え、前記ギアケースの底面中心部に保持させた
軸受により、モータの出力軸を軸支させた構成である。

作　　用 この構成により、ギアケースの底面の軸受にモータの出
力軸を軸支させればギアケースはモーターの出力軸に対
し、同心精度の高い位置に規制することができる。また
、ギアケースとモータとを弾性部材を介して取り付ける
ため、モータの動作時に発生する微振動を水槽に伝えに
くい低騒音の洗濯機の駆動装置を実現することができる
。

実施例 以下、本発明の一実施例について、第１図および第２図
を参照しながら説明する。

まず、洗濯機全体構成を第２図に示す。第２図に示すよ
うに、洗濯機の外装体２３により保持された水槽２４の
内底面に撹拌翼２６を回転自在に配している。この撹拌
翼２５の駆動源となるモータ２６上部には、内部に減速
装置を含んだギアケース２７が、ビス２８．スリーブ２
９により装着されている。またギアケース２７の上方に
は、メタルケース３つが覆設され、水槽２４の下面に設
けたボス３′、ζメタルケース２８をビス止めすること
により駆動装置は水槽２４の下面部に固着され、また減
速装置の出力軸３２に撹拌翼２６をビス３３で固定する
ことにより、駆動力を撹拌翼２６に伝達する。また水槽
２４の中央底面穴とメタルケース２８の間には、防振、
シール効果を有するゴムワッシャ３４が介在している。

次に、本実施例の洗濯機の駆動装置の主要詳細を第１図
によ）説明する。ギアケース２７内の減速装置は、モー
タ２ｅの出力軸３５に固着された偏心カム３６と、偏心
カム３６とベアリング３７を介して摺設する公転歯車３
８と、前記ギアケース２７と一体に成型され、前記公転
歯車３８と噛み合う内歯車３９により構成される内公転
式の減速装置とし、公転歯車３８の自転運動をローラ４
０゜出力軸受４１を介して、出力軸３２により出力され
る。前記減速装置を含んだギアケース２７とモータ２６
との接続は、モータ２ｅのフランジ部トギアケース２７
のフランジ部の間にボルト４２等により固定される弾性
部材４３を介して行なわれる。またギアケース２７の底
面中央部には軸受４４が保持されており、モータ２６の
出力軸３６を軸支することにより、ギアケース２７内の
減速装置とモータ２６との間を高精度の位置決めを実現
している。なお第１図において、４６はベアリングであ
り、モータ２６の回転子４６を両端より支持している。

４７はオイルシール、４８は軸受である。

前記構成を有した本発明の洗濯機の駆動装置の作用効果
について説明する。

一般的に洗濯機の駆動源として利用されている交流４極
同期モータの振動は入力電源周波数をｆとする２ｆＨｚ
の周波数を有し、また前記モータ軸３６を中心とした円
周平面方向の振動が中心であることはよく知られている
。したがって電源周波数を６０Ｈｚとすると、モータの
振動は１２０Ｈｚの円周方向の振動となる。そこで弾性
部材４３等によりこの振動を吸収したい場合、円周方向
の保持の共振周波数ｆを１２０Ｈｚ以下（通常、防振効
果を上げるためには４０Ｈｚ以下）にする必要があり、
このためには弾性部材４３にょるモータ２６の円周方向
への支持力、すなわち弾性部材４３のせん断方向のバネ
定数をＫｓ（Ａｙ／ｎ）、弾性部材４３の数をｎ、モー
タ２ｅの慣性モーメントをＩＣ１４ｗｆ〕、　　取り付
はピッチの直径をＤＣｃＩＩ〕　とすると、円周方向の
保持の共振周波数ｆ　　　は、（Ｈｚ：］ （ただしｑは動可速度とじ９８０　（ｃｘ／ｓ２）　）
で表わされる。（１）式において、ｆを４０Ｈｚ、Ｄを
１３ｃＩＩ、ｎを４．　Ｉを６０ＪｃｆｃｄとするとＫ
ｓは Ｋｓ　＝　１０．８　　ｋｙ／ｌｘ となる。すなわち、モータ２ｅの保持状態としては、不
安定になり、モータ２６の出力軸３６と減速装置の中心
軸とは、一致しにくくなる。

しかしながら本発明においては、モータ２６の出力軸３
６と、ギアケース２７０間の位置決めを、軸受４４を利
用して行うため精密に行うことができると同時に、モー
タ２６の保持状態は円周方向については前記で示したバ
ネ定数Ｋｇをそのまま維持できるため、円周方向の防振
性能については、低下することを防止できる。

なお本実施例では、モータの出力軸とギアケースとの位
置決めに、ベアリングを利用したが、メタル等の他の軸
受でも同様の効果を有することは言うまでもない。また
減速装置の種類に関しても、実施例で示した内公転方式
以外のものでも、同様の効果を有することも言うまでも
ない。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、モ
ータの出力軸とギアケースの位置決めを軸受により行な
い、弾性部材によりモータを支持することにより、モー
タの振動の中で大部分を占める出力軸に対し円周方向の
振動を低減できるとともに、精度の高い位置決めを行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の駆動装置主要部の詳細断面図
、第２図は同洗濯機の一部破断斜視図、第３図は従来の
洗濯機の駆動装置を示す断面図である。 ２３・・・・・・外装体、２４・・・川水槽、２６・・
・・・・撹拌翼、２６・・・・・・モータ、２７・・団
・ギアケース、４３・・・・・・弾性部材、４４・・・
・・・軸受。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名２７
５−−−七−メ ２γ−＋イグース Ｊ５・−上声軸 ４３・一連」先師材 各−ｈ￥

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯機の外装体と、外装体により保持された水槽と、水
   槽の内底部に設けた撹拌翼と、下方にモータを保持し、
   前記水槽の下面に固着したギアケースと、ギアケース内
   に設けられ、前記モータの動力を減速して、撹拌翼に伝
   達する減速装置と、ギアケースに前記モータを弾性的に
   保持する弾性部材とを備え、前記ギアケースの底面中心
   部に保持させた軸受けにより、前記モータの出力軸を軸
   支させた洗濯機の駆動装置。