JPH02215189A - フレキシブルプリント回路用基板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント回路用基板の製造方法

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JPH02215189A
JPH02215189A JP3682689A JP3682689A JPH02215189A JP H02215189 A JPH02215189 A JP H02215189A JP 3682689 A JP3682689 A JP 3682689A JP 3682689 A JP3682689 A JP 3682689A JP H02215189 A JPH02215189 A JP H02215189A
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Hisao Matsuura
松浦 久雄
Yasuo Iijima
飯島 康男
Kazuo Iwaoka
和男 岩岡
Hiroyuki Muto
博之 武藤
Toshiyuki Inagaki
稲垣 俊幸
Yoshihiko Chiba
義彦 千葉
Junichi Niiyama
新山 淳一
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は接着剤層の無い2層構造で、しかも金属導電層
とプラスチックフィルム基板との接着力が強靭なフレキ
シブルプリント回路用基板の製造方法に関するものであ
る。
従来の技術 近年、エレクトロニクス分野でのフレキシブルプリント
回路用基板の需要が増大しており、特に従来よりも薄く
柔軟性に優れ、線幅が100μ−以下の高密度配線を必
要とするTABや液晶関連用途等で使用可能な「接着剤
層の無い2層構造Jが注目されている。この2層構造を
作る方法は「銅箔にポリイミドワニスを塗布する」と「
ポリイミドフィルムに銅薄膜を形成する」とに大別さ方
法では、下記の理由から特に薄物の実用化が遅れている
(1)屈曲性に優れた圧延鋼箔の中で10μm以下の薄
物は高価で、しかもイミドワニス塗布時に皺が発生し易
い。
(2)接着力、線膨張係数等の改善目的でポリイミドワ
ニスを変性する為、゛ポリイミド本来の特性が低下する
後者の「ポリイミドフィルムに銅薄膜を形成する」方法
には湿式法と乾式法とがあり、湿式法はプラスチックフ
ィルム基板上に無電解メッキを施してからその導電性を
利用して電解メッキするもので、10μl以下の薄い導
電層を形成するのは容易であるが、導電層とプラスチッ
クフィルム基板との接着力が劣っており実用化されてい
なかった。一方、乾式法ではスパッタ又はスパッタ+電
解メッキで導電層を形成することが一部行われているが
、スパッタの成膜速度が0.001μm/秒前後と非常
に遅いために生産コストが高く、民生用として使用でき
るものではなかった。
また、スパッタの代わ勺に成膜速度の速い真空蒸着法を
用いることも可能であるが、真空蒸着法だけで3μ重以
上の膜厚を得るのは困難であり、膜厚不足分を湿式処理
の電解メッキで補おうとすレバ、真空蒸着膜とプラスチ
ックフィルレム基板トの接着力が低下して、使用に耐え
られなかった。
そこで、脱ガス処理やプラズマ処理等のプラスチックフ
ィルム基板に対する前処理、及び基板温度や入射角等の
真空蒸着条件が検討されてきたが、接着力が不十分で実
用化には至っていなかった。
本発明は上記問題点に濫み、接着剤層の無い2層構造で
、しかも導電層とプラスチックフィルム基板との接着力
が強靭なフレキシブルプリント回路用基板を安価に提供
するものである。
課題を解決するだめの手段 本発明は、プラスチックフィルム基板上に成膜速度が0
.01〜1.0μ鼾形で第1の導電層を厚さ0.3〜2
.0μmに形成した後、真空中で350〜500″Cの
熱ロールと接触させて真空熱処理を行うか、又は、真空
蒸着を2回に分割して行うことを特徴とするものである
作用 本発明者等はプラスチックフィルム基板と金属薄膜との
接着力を向上させるために鋭意検討の結果、真空蒸着後
の熱処理が湿式処理である電解メッキ後の接着力に影響
することを見出した。即ち真空蒸着で金属薄膜を形成し
た後、真空中で350〜SOO℃の熱ロー〃と接触させ
て真空熱処理することにより、金属薄膜の残留内部応力
を緩和させたり、金属薄膜とプラスチックフィルムとの
界面での反応を促進させたりするものである。また、真
空蒸着を2回に分割することにより、2回目の蒸着時の
蒸発潜熱や蒸発源からの輻射熱によって、同様な効果が
得られるようにしたものである。
本発明においては、第1の導電層を形成する真空蒸着法
の成膜速度は0.01〜1.0μ”/%+の範囲内であ
ることが好ましく、0.01μva/秒未満では生産性
が低くスパッタに対するコスト・メリットが失われる。
一方、1.0μm7秒を越える速い成膜速度では、欠陥
が多く残留内部応力の強い蒸着膜が形成されたり、美大
な蒸発潜熱や蒸発源からの輻射熱によってプラスチック
フィルム基板が熱劣化を起こしたりして、蒸着膜の接着
力が低下してくる。
又本発明においては、第1の導電層である真空蒸着膜の
膜厚は0.3〜2.0μmの範囲内が好ましく、0.3
μm未満では電解メッキ法で第2の導電層を効率良く形
成するのが困難である。一方、2.0μ諺を越えると、
成膜速度の速い真空蒸着法の場合、欠陥が多く残留内部
応力の強い蒸着膜が形成されたり、美大な蒸発潜熱や蒸
発源からの輻射熱によってプラスチックフィルム基板が
熱劣化を起こしたりして、蒸着膜の接着力が低下してく
る。
又本発明においては、第1の導電層である真空蒸着膜を
真空熱処理する温度は350〜500℃の範囲内が好ま
しく、350℃未満では十分な熱処理効果は得られない
し、500’Cを越えるとポリイミドフィルムの熱分解
が始まる為、蒸着膜の接着力が低下してくる。
本発明に使用されるプラスチックフィルムの種類は特に
限定されるものではないが、ポリイミド又はその共重合
体のように本発明の熱処理に耐えられるものが好ましい
尚、プラスチックフィルム基板上に真空蒸着法で第1の
導電層を形成する際には、予めプラスチックフィルム基
板をヒーターなどで加熱して脱ガスしたり、プラズマ処
理などで表面処理したり、あるいは基板温度や入射角な
どの蒸着条件を適宜選択すれば、蒸着膜の接着力を更に
向上させることができる。
また、本発明において第2の導電層を電解メッキ法で形
成する場合には、■防錆の目的から金やニッケルや錫等
をメッキする場合、■銅を全面メッキして膜厚を増して
から回路を形成する場合、0回路として使用する部分の
みをメッキする場合(セミ・アディティブ法)が考えら
れるが、本発明でこれらは限定されるものではない。し
かし、本発明をより効果的にするものは■の場合である
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら具
体的に説明する。第1図は本発明の実施例におけるフレ
キシブルプリント回路用基板の製造方法を実現する巻取
り式真空蒸着装置の概略構成図である。図中1は巻取送
出ロール、2はプラスチックフィルム、3はキャンロー
ル、4は巻取送出ロール、5は熱ロール、6は蒸発源、
7は真空ポンプ、8は蒸発源加熱装置である。巻取送出
ロー/l/1から送り出されたプラスチックフィルム2
は中央のキャンロー/L/3と熱ロー/v5に沿って移
動し、巻取送出ロール4に巻取られる。この途中で、プ
ラスチックフィルム2の表面には蒸発源加熱装置8によ
り加熱された蒸発源6からの蒸気流により、金属薄膜が
形成され、その直後、熱ロー/v6によって真空熱処理
される。あるいは、金属薄膜が1回形成された後プラス
チックフィルレム2を逆方向に走行させて、もう1回金
属薄膜を積層する。
蒸発源6の種類、形状について制約はないが、速い成膜
速度を得るにはルツボを使用し、蒸発源加熱には電子ビ
ーム方式を採用することが好ましく、以下の実施例、比
較例ではこの方式を用いた。
〔実施例1〕 プラスチックフィルム2として厚さ26μmのポリイミ
ドフィルム(宇部興産型、商品名:ユーピレックス25
S)を第1図に示す装置内にセットし、真空度: I 
X 10 ’Torr  、電子ビーム出カニ50KW
、フィiVム速度: 20117分の条件下で銅蒸着膜
を形成し、その直後460°Cに加熱した熱ロー/I/
6によって真空熱処理した。この時の銅蒸着膜の膜厚は
1.0μm、成膜速度は0.5μm勺であった。
〔実施例2〕 フィルム速度を66.40.12!II/分に変更した
以外は実施例1と全く同様にして、それぞれ0.3 、
0,5 、1.7μ朧厚の銅蒸着膜を形成した。
この時の成膜速度は0.5μm/秒であった。
〔実施例3〕 熱a−/L15の温度を350.400℃に変更した以
外は実施例1と同様にして、銅蒸着イミドフィルムを得
た。
〔実施例4〕 熱ロー/L/6の温度を室温に、フィルム速度を401
17分に変更した以外は実施例1と全く同様にして、銅
蒸着膜を形成した後、フィルムを逆方向に走行させて、
1層目と同一条件でもう1回金属薄膜を積層させて、1
.0μm厚の銅蒸着膜を形成した。
〔比較例1〕 蒸発源をプラスチックフィルム基板に近づけ、更に電子
ビーム出力を80KWに、フィルム速度を48 m/9
に変更した以外は実施例1と全く同様にして、銅蒸着膜
を形成した。この時の銅蒸着膜の膜厚は1.0μm1 
 成膜速度は1.2μm勺であった。
〔比較例2〕 フィルム速度を8m/分に変更した以外は実施例1と全
く同様にして、2.6μ重厚の銅蒸着膜を形成した。
〔比較例3〕 熱ロール6の温度を300,550℃に変更した以外は
実施例1と全く同様にして、銅蒸着イミドフィルムを得
た。
前記実施例、比較例で得られた銅蒸着イミドフィ〃ムに
ついて、煮沸テスト、銅電解メッキ及びメッキ後のビー
ル強度測定を行い、その結果を第1表に示した。またメ
ッキ後のビール強度と蒸着膜厚、真空熱処理温度と6関
係をそれぞれ第2図。
第3図に図示した。
煮沸テストとは、銅蒸着フィルムを沸騰水中で30分間
煮て蒸着膜剥離の有無を調べ、剥離していないものにつ
いては16〜24時間室温で自然乾燥させた後、テープ
剥離テスト(日東電工製粘着テープ陽316使用)を行
って蒸着膜剥離の有無を調べた。
銅電解メッキは硫酸鋼浴を使用した。
ビール強度測定は銅蒸着膜の上へ銅電解メッキを施して
銅の全厚を36μ謙とした後、JPCム規格(JPCム
ーFCo1)に準じて行った。
(以下余白 ) 第1表 第1表、第2図、第3図から明らかなように本実施例に
よれば、プラスチックフィルム基板上に成膜速度の速い
真空蒸着法で第1の導電層を形成する際に、膜厚を0.
3〜2.0μ論に設定し、更に350〜500’Cの熱
ロー/I/6と接触させて真空熱処理することにより、
蒸着膜の接着力が向上し、その上に湿式処理の電解メッ
キを施しても強い接着力を維持することができる。又、
熱ロー/L/6との接触による真空熱処理の代わりに真
空蒸着を2回に分割しても、同様の効果から接着力が向
上する。
なお、本実施例において真空熱処理を真空蒸着に続けて
行ったが、真空熱処理は一旦フィルムを巻取った後に、
フィルムを逆方向に走行させながら同一真空装置内で行
っても良いし、他の真空装置に移して行っても良い。
発明の効果 以上のように本発明は金属薄膜形成後に真空熱処理を行
うことにより、湿式処理の電解メッキにも耐えられる金
属薄膜の形成を生産性の高い真空蒸着法で可能としたも
ので、接着剤層の無い2層構造でしかも導電層とプラス
チックフィルム基板との接着力が強靭なフレキシブルプ
リント回路用基板を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における製造方法を実現する
巻取り式真空蒸着装置の概略構成図、第2図はメッキ後
のビール強度と蒸着膜厚との相関図、第3図はメッキ後
のビール強度と真空熱処理温度との相関図である。 1・・・・・・巻取送出ロー〜、2・・・・・・プラス
チックフィルム、3・・・・・・キャンロー〃、4・・
・・・・巻取送出ロール、6・・・・・・熱ロー〜、6
・・・・・・蒸発源、7・・・・・・真空ポンプ、8・
・・・・・蒸発源加熱装置。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名第 図 第 図 第 図 K 、tr K 41)Lm−) 熟灼理湯麦 (1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空蒸着法によりプラスチックフィルム基板上に
    、成膜速度が0.01〜1.0μm/秒で第1の導電層
    を厚さ0.3〜2.0μmに形成した後、前記第1の導
    電層上に電解メッキ法により第2の導電層を形成するこ
    とを特徴とするフレキシブルプリント回路用基板の製造
    方法。
  2. (2)第1の導電層を真空蒸着法により形成した後、真
    空中で350〜500℃の熱ロールと接触させて、真空
    熱処理を行うことを特徴とする請求項1記載のフレキシ
    ブルプリント回路用基板の製造方法。
  3. (3)真空蒸着法によりプラスチックフィルム基板上に
    、成膜速度が0.01〜1.0μm/秒で第1の導電層
    を形成するにあたり、真空蒸着を2回に分割して行うこ
    とを特徴とするフレキシブルプリント回路用基板の製造
    方法。
JP3682689A 1989-02-15 1989-02-15 フレキシブルプリント回路用基板の製造方法 Granted JPH02215189A (ja)

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