JPH02214714A - オキシメチレン三元重合体の製造方法 - Google Patents

オキシメチレン三元重合体の製造方法

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JPH02214714A
JPH02214714A JP3288089A JP3288089A JPH02214714A JP H02214714 A JPH02214714 A JP H02214714A JP 3288089 A JP3288089 A JP 3288089A JP 3288089 A JP3288089 A JP 3288089A JP H02214714 A JPH02214714 A JP H02214714A
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昭彦 小西
Isamu Masumoto
勇 増本
Hiroya Fujii
藤井 弘也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱安定性に優れたオキシメチレン三元共重合
体を製造する方法に関するもので、詳しくは、重合の際
に、含有塩素成分の少ない架橋剤を用いることによ抄、
成形材料としての熱安定性に優れたオキシメチレン三元
共重合体を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
トリオキサン、環状エーテルを重合する際に、架橋剤と
して、グリシジル基を有する多官能性ターモノマーを添
加するととkより、オキシメチレン三元共重合体を製造
することは、例えば、特公昭42−3955及び特公昭
45−25114各公報において公知であり、架橋剤と
して用いられるグリシジルエーテル類としては、エチレ
ングリコール、1.4−ブタンジオール、1 、3−ブ
タンジオール、シクロブタン−1゜3−ジオール、1.
2−プロパンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオ
ール、2,2,4.4−テトラメチルシクロブタン−1
,3−ジオール、2.2−9メチルプロパン−1,3−
ジオールの各ジグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル、メチルグリシジルホルマール、エチルグリシ
ジルホルマール、プロピルグリシジルホルマール等が知
られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然し乍ら斯るグリシジルエーテル類を架橋剤として用い
て製造したオキシメチレン三元共重合体は、これを用い
ずして製造したオキシメチレン共重合体に比べ、耐熱性
の点で必ずしも十分ではなく、改曽する必要がある。
本発明者らは、か\る問題を解決すべく鋭意研究の結果
、グリシジルエーテル類に含まれる塩素成分が悪影響を
及ぼしていることを発見した。
即ち、グリシジル基を有する多官能性エーテルは、その
製造原料に塩素化合物が用いられる為、通常、5〜10
重量%の塩素成分が含まれる。例えば、1.4−ブタン
ジオールジグリシジルエーテルの場合、1.4−ブタン
ジオールとエビクロロ七ドリンから製造される為、通常
、製品中に6〜7重量%の塩素成分を含有している。
この塩素成分は、沸点その他の要因から通常の蒸留で除
去することは必ずしも容易でないが、前記の公知技術を
含め、従来は、塩素成分含量については全く意識されず
1ζその含量が大きいま)の多官能エーテルが使用され
ていたのである。
これに対し、本発明は、この塩素成分含量が一定量以下
の多官能エーテルを使用することによ抄前記の問題点を
解決したものである。
【問題点を解決する為の手段〕
即ち、本発明は、囚トリオキサン、■環状エーテル及び
0少なくとも1個のグリシジル基を有する多官能性エー
テルを重合せしめるに際し、含有塩素成分が2重量%以
下である(C)を用いることを特徴とする方法である。
重合は、公知の方法で行うことができるが、例えば、9
9.89〜89.0重量%のトリオキサンを主そツマ−
として1.これに0.1〜10重量%のエチレンオキシ
F、ジオキソラン等の環状エーテル、及び塩素自有率が
2重量%以下の、少なくとも1個のグリシジル基を有す
る多官能性エーテル 0.01〜1重量%を、=フッ化
ホウ素、又はその錯化合物等を軸媒として共重合せしめ
、オキシメチレン三元共重合体を得ることができる。
使用しうる環状エーテルとしては、エチレンオキシド、
1.3−ジオキソラン、1e3.*5−トリオキセパン
、1,3−ジオキサン、トリメチレンオキシド、ペンタ
メチレンオキシド、1.2−プロピレンオキシド、1.
2−ブチレンオキシF、ネオペンチルホルマール、ペン
タエリスリトールジホルマール、パラアルデヒド。
テトラヒドロフラン、及びブタジェンモノオキシド等が
ある。
多官能性エーテルとしては、エチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1.3−ブタンジオール、シクロ
ブタン1,3−ジオール、1 、2−フロパンジオール
、シクロヘキサン−1,4−ジオール、2,2,4.4
−テトラメチルシクロブタン−1,3−ジオール、2.
2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールの各々のジグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エ
チルへキシルグリシジルエーテル及びフェニルグリシジ
ルエーテル等がある。
零発IJ[於いては、斯る多官能性エーテル中の塩素成
分は2重量%、好ましくは1重量%以下とされる。2重
量%以上では本発明の効果は少ない。
か〜る塩素成分の少い多官能性エーテルは、塩素成分を
5〜lO重量%含む通常の多官能性エーテルを減圧分別
蒸留等の公知の精密蒸留法で精製する仁とにより得るこ
とができるが、むろん副反応を抑制したプロセスで製造
された多官能性エーテルでも良い。
斯くして得られた粗オキシメチレン三元共重合体は、引
絖舎公知の安定化方法、即ち所望に依に酸化防止剤、熱
安定剤等の添加剤の存在下に、そのまま加熱溶融するか
又は水性媒体中で加水分解して該粗オキシメチレン三元
共重合体の不安定末端部分を除去せしめることに依り、
安定化された成形可能なオキシメチレン三元共重合体を
得る。
酸化防止剤、熱安定剤等の添加剤としては、メラミン、
メチロールメラミン、ベンゾグアナミン、シアノグアニ
ジン、N、N−ジアリールメラミン等のアミン置換トリ
アジン類、トリエチレングリコール−ビス−3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロビオネート、及び2,2−チオジエチル−ビス−(3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート〕等の立体障害性フェノール類、及び
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ま
たはバリウムの水酸化物類等がある。
〔発明の効果〕
本発明に於ける、架橋剤として低塩素含有グリシジルエ
ーテルを用いて製造したオキシメチレン三元共重合体は
、通常5〜10重量%の塩素成分を含んだグリシジルエ
ーテルを用いて製造した従来のオキシメチレン三元共重
合体と異な9、成形機内で、材料温度250℃で30分
間保持した後でも好適に成形が可能であるばかりでなく
、サイクル時間1分間という初期成形品と比べても分子
量の低下が非常1ζ小さい。
又、本発明のオキシメチレン三元共重合体は、従来のオ
キシメチレン三元共重合体と比較して、TGA試験に於
いて小さい熱分解速度を有するものであり、更に、22
2℃空気中に於ける重量減少度に於いても、従来品と比
べて明らかに小さい値を得る。
これらの性能は、ブロー成形、押出し成形といった、高
温に於いても粘度低下をひき起こさず、高い粘度を保持
しなければならない用途に必要欠くべからざるものであ
って、本発明に依9実用上極めて優れた成形材を提供し
得る。
斯くの如く、本発明の実用的価値は極めて高いO 〔実施例〕 以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 トリオキサン 90.0g、エチレンオキシド 2.3
49、塩素含有率 0.6重量%の1.4−ブタンジオ
ールジグリシジルエーテル43wgを、触媒として16
0W1pの三フッ化ホウ素ジエーテラートと共に80℃
で重合させ、オキシメチレン三元粗共重合体を得たあと
、この粗共重合体 100重量部に、メラミン 0゜1
4重量部、イルガノックス245(商品名、チパ・ガイ
ギー社製) 0.5重量部、水酸化マグネシウム 0.
07重量部をそれぞれ添加してなる系を、ベント付二軸
押出機により熱安定化処理し、安定なオキシメチレン三
元共重合体組成物の押出しベレットを得た。
得られたベレットについて熱安定性試験を行った結果は
表1の如くであった。
実施例 2 トリオキサン 90.0E、エチレンオキシド 2.3
49.塩素含有率1.3重量%のネオペンチルグリコー
ルジグリシジルエーテル46ダを、触媒として160W
IIの三フフ化ホウ素ジエーテラートと共に80℃で重
合させ、実施例1と同様の熱安定化処理を行い、押出し
ベレットを得た。
得られたベレットについて熱安定性試験を行った結果は
表1の如くであった。
比較例 1〜2 実施例1において塩素含有率0.6重量%の1.4−ブ
タンジオールジグリシジルエーテル43Mgを使用する
ところを、塩素含有率 6.3重量%の1.4−ブタン
ジオールジグリシジルエーテル 43ダ、又は、塩素含
有率 7.2重量%のネオペンチルグリコールジグリシ
ジルエーテル 46M9を使用すること以外は全く同じ
プロ竜スを経た組成物押出しペレットを得た。
得られたベレyllcついて熱安定性試験を行った結果
は表1の如くであった。
注1) 注2) 注3) 成形機内滞留試験 使用射出成形機:名機5J−35A 試験方法:材料温度250℃において、通常成形(サイ
クル時間 60秒)を行い(これを初期成形品とする)
、その後、シリンダー内滞留時間5.10,15,20
.25.30分間を経て射出成形を行い、(ξれを滞留
後成形品とする)、シルバー発生等の外観を観察、及び
初期成形品と30分間滞留後成形品について、分子量低
下量(実測値はメルトインデックスの増加量(ムMI)
 )で試験するもの。
TGA試験 使用機器:島津製作所製DT−30 測定条件:222℃空気中に於いて 熱分解速度二重量減少量5重量%時点6ζ於ける減少速
度(X/m1n) K;:;試験 222℃の空気中に8時間放置後の重量減少率<X>

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)トリオキサン、(B)環状エーテル及び(C
    )少なくとも1個のグリシジル基を有する多官能性エー
    テルを重合せしめるに際し、含有塩素成分が2重量%以
    下である(C)を用いることを特徴とするオキシメチレ
    ン三元共重合体の製造方法。 2、含有塩素成分が1重量%以下である(C)を用いる
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、(A)、(B)及び(C)の使用割合が各々99.
    89〜89.00重量%、0.10〜10.00重量%
    及び0.01〜1.00重量%である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 4、得られた粗共重合体を安定化処理して不安定末端を
    除去する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0412783A2 (en) * 1989-08-09 1991-02-13 Toray Industries, Inc. Polyoxymethylene multi-copolymer and its resin composition
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WO2000055227A1 (fr) * 1999-03-15 2000-09-21 Polyplastics Co., Ltd. Copolymere polyacetal et son procede de production

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