JPH02212136A - 調湿化粧材 - Google Patents

調湿化粧材

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Publication number
JPH02212136A
JPH02212136A JP1032743A JP3274389A JPH02212136A JP H02212136 A JPH02212136 A JP H02212136A JP 1032743 A JP1032743 A JP 1032743A JP 3274389 A JP3274389 A JP 3274389A JP H02212136 A JPH02212136 A JP H02212136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
foamed resin
foam resin
gas permeable
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1032743A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nezu
義昭 根津
Toshikazu Nishio
俊和 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP1032743A priority Critical patent/JPH02212136A/ja
Publication of JPH02212136A publication Critical patent/JPH02212136A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建築物の壁面仕上げ等に用いる調湿化粧材の
改良に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
従来建築物の壁面仕上げ等に用いる壁紙等の化粧材にお
いて、基材表面に設ける発泡樹脂中に吸水性高分子を混
練させ、化粧材に吸湿性を持たせることにより調湿機能
を与え、空気中の水分等により壁面に結露を生じること
を防いだり、室内雰囲気中の湿度を調整したりしたもの
がある。しかしこのような従来の化粧材は、発泡樹脂中
に混練された吸水性高分子が、空気中の水分等を吸水す
ると発泡樹脂層の表面部分に析出し、調湿機能の低下、
美観の低下等をもたらすという欠点を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明の目的は、建築物の壁面仕上げ材等として用い
られるイ、ヒ粧材において、上記従来のものの欠点を解
消し、発泡樹脂中に混練された吸水性高分子が空気中の
水分を吸水しても、発泡樹脂層表面部分に析出すること
がなく、調湿機能の低下、美観の低下をもたらす恐れの
ないfl湿化粧材を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、基材表面に吸水性高分子を含有する通気性
発泡樹脂層を設け、該通気性発泡樹脂層上に通気性シー
トをラミネートしたことを特徴とする調湿化粧材である
。また発泡樹脂は連通気泡による発泡樹脂であることを
特徴とする調湿化粧材である。
前記基材は通気性発泡樹脂を支持する担体とし用いられ
るもので、紙、布、不織布、アスベスト紙、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル
等のプラスチックフィルムシート、アルミニウム、鉄等
の金属箔、木、合板、パーチクルボート等の木質基板、
アルミニウム、鉄、銅等の金属板、石膏板、硅酸カルシ
ウム板、陶磁板等の無機板の1層又は2層以上の積層体
、その他が使用できる。又防火性を高めるために難燃処
理を施したものが好ましい。
通気性発泡樹脂としては発泡樹脂層を通して湿気を含ん
だ空気が、透過しうる性能を有する構造・組成のものを
使用する。特に、望ましいのは、連続気泡、即ち、発泡
樹脂層の片方の表面の開孔部から他方の表面の開孔部へ
連続した経路を持った細胞状発泡である。これは、化学
発泡のものも用いることができるが、機械発泡によるも
のの方が好ましく、これは起泡剤を熱可塑性樹脂中に混
練し、羽根部が遊星運動により、各材料の攪拌、混合分
散を行うプラネタリ−ミキサー等の泡立て器により撹拌
して発泡させた空気泡を保持しているもので、化学発泡
によるものに比べ多くの気泡が存在し、尚且つ、隣接す
る気泡間の壁面に両気泡を連結する開孔が存在するとい
う特徴を有する。
樹脂成分は、主としてポリ塩化ビニルが用いられ、適宜
充填剤、可塑剤、熱安定性剤等と共に混練される。化粧
シートに調湿機能を持たせるために、前記発泡樹脂中に
混練される吸水性高分子としてアクリル系共重合体及び
架橋体、デンプン系共重合体、セルロース系共重合体及
び架橋体、ポリビニルアルコール系共重合体及び架橋体
等を用いることができる。
前記通気性発泡樹脂層上にラミネートされる通気性シー
トは、前記吸水性高分子の発泡樹脂層表面への析出を防
止すると同時に、意匠性を向上させる目的も持つもので
、塩び発泡樹脂層への熱ラミネート及び後にエンボス加
工することを考慮すると、不織布特に熱可塑性樹脂とパ
ルプとの混合物であることが好ましいが、パルプ繊維、
無機質繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル、和紙等の紙、その他でもよい。通気性シートの坪量
は20g/ rrf−100g/ rrfのものが使用
できるが、あまり厚すぎると柔軟性に欠け、薄すぎると
吸水性高分子の発泡樹脂層表面への析出を押さえる効果
が低下するので、30g/ %〜50g/ fのものが
好適である。
基材表面に発泡樹脂層を設ける方法は、ナイフコーター
の他、コンマコーター等従来公知のコーターを用いて、
厚さ500〜1000μに塗布するが、機械発泡による
発泡樹脂は気泡を多く含むため、コート厚が足りないと
コーティングの際表面荒れを生じるので、やや厚めに塗
布することが必要である。基材に通気性発泡樹脂層を設
けた後、通気性シートをラミネートさせ熱処理によるゲ
ル化溶剤乾燥等により、固体化させる処理を行うが、発
泡樹脂層表面に印刷模様を施す場合には、通気性シート
をラミネートする前に固体化させる処理を行い、発泡樹
脂層表面に印刷模様を施した後、通気性シートを熱融着
、ドライラミネート、ウェットラミネート等の手法によ
りラミネートさせる。
但し、熱融着の場合には、必要以上の熱圧を加えて、気
泡の消失や連続気泡の独立気泡の起らない様加工条件を
選ぶ必要があり、発泡樹脂層の加熱温度は樹脂の溶融湿
以下とする。又、ウェットラミネート、ドライラミネー
トの場合には、接着剤層が通気性を遮蔽しない様に接着
剤を全面塗工せず、点状等のパターンで部分的に塗工し
たり、あるいは、接着剤を機械的に攪拌したり、発泡剤
を添加したりして、接着剤層が連続気泡を含有するよう
にしたりすることが必要である。又通気性シートに印刷
模様を施す場合には、あらかじめ印刷模様を施しておい
た通気性シートをラミネートさせる。
エンボス加工により凹凸をつける場合は、通気性シート
をラミネートさせた後に公知の方法にて熱エンボス加工
する。この場合、熱圧で気泡が消失したり、連続気泡が
独立気泡化することの無い様に、熱圧の条件を選ぶ必要
がある。発泡樹脂層の加熱度は樹脂の溶融温度以下とす
る必要がある。
凹凸は、通気性シートのみ、通気性シートと発泡樹脂層
、通気性シートと発泡樹脂層と基材のいずれの層にわた
っていてもよい。
印刷模様を印刷する手段は特に限定されるものではなく
、従来公知の適宜手段を用いて行えばよいが、樹脂含浸
特性を考慮すると、塗布量の少ないグラビア印刷法を用
いるのが有利である。
〔作 用〕
この発明の調湿化粧材は、基材の表面に、吸水性高分子
を含有する通気性発泡樹脂層を設け、該発泡樹脂層上に
さらに通気性シートをラミネートさせたので、通気性発
泡樹脂中に混練された吸水性高分子が、空気中の水分を
吸水しても、通気性発泡樹脂層表面部分に析出する恐れ
がなく、経時での調湿機能の低下、美観の低下をもたら
す恐れがない。さらに通気性発泡樹脂表面、通気性シー
ト・裏面のうち少なくとも一面に印刷模様を施すこと、
熱エンボス加工を施すことにより、意匠感を向上させる
ことができる。
〔実施例〕
以下にこの発明の調湿化粧材に関する実施例について詳
述する。
第1図に示すように、難燃処理を行った米坪70g/r
rfの壁紙用裏打紙である−に一7ONRD (輿入■
)よりなる基材3の表面に、下記の配合により機械発泡
させた発泡樹脂層を設ける。
重量部 レジン131 A       (日本ゼオン)70粗
粒レジン ZXA   (日本ゼオン)30充填剤 ホ
ワイトンーH(白石工業)     50可塑剤 ジオ
クチルフタレート       70起泡剤 S H1
250(東しシリコーン) 4熱安定剤 MARK−6
66(アデカ・アーガス)2混合は、ジオクチルフタレ
ート=20重量部、シリコーン:4重量部を除いたすべ
ての物質を混合し、均一になるまで撹拌する。均一にな
ったら、残りのジオクチルフタレートを加え、さらに起
泡剤を加えて泡立て器にて15分間撹拌し起泡させる。
このようにしてできた発泡樹脂2を基材3の表面にナイ
フコーターにより800μ厚さに塗布して、基材3表面
に通気性発泡樹脂層2を形成する。
基材3表面に通気性発泡樹脂層2を形成した後、第3図
、第4図に示すように、あらかじめ表面又は裏面の少な
くとも一面にグラビア印刷により印刷模様を施した米坪
32g/ nlの塩化ビニル樹脂混抄紙を通気性発泡樹
脂層2上面にラミネートさせ、180 ”C,2m1n
熱処理でゲル化する。この際第2図に示すように、不織
布をラミネートさせる前に180°C,2m1n熱処理
でゲル化し、次いで通気性発泡樹脂層表面にグラビア印
刷により印刷模様を施した後、該混抄紙を該印刷模様の
上面にラミネートさせると、通気性発泡樹層表面に印刷
模様層を有するものを得ることができる。このようにし
て、通気性発泡樹脂層表面、不織布の表・裏面のうち少
なくとも一面に印刷模様層を有するようにし、さらにヒ
ートドラム温度150°Cエンボス圧10 kg /c
d 。
ラインスピードIQs/mにて熱エンボス加工を施し凹
凸をつける。
〔発明の効果] 以上述べたように、この発明の調湿化粧材は、吸水性高
分子を含有する通気性発泡樹脂層上に通気性シートをラ
ミネートすることにより、吸水性高分子が空気中の水分
を吸水しても、発泡樹脂層表面部分に析出する恐れがな
いので、調湿機能の低下、美観の低下を招く恐れはなく
、又、発泡樹脂層表面、通気性シートの表・裏面のうち
少なくとも一面に印刷模様を有し、さらにエンボス加工
を施すことにより、美観を向上させることができた。
又、機械発泡による発泡樹脂を用いた場合には、化学発
泡による発泡樹脂にくらべ気泡が多く含まれ、したがっ
て通気度が増し、調湿機能を大きく向上させることがで
き、壁面への結露の防止、住空間の快適さ保持の面で大
きな効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は調湿化粧材の断面図、第2図■は発泡樹脂層表
面に印刷模様を有する調湿化粧材の説明図、第2図■は
通気性シート表面に印刷模様を有する調湿化粧材の断面
図、第2図■は通気性シート裏面に印刷模様を有する調
湿化粧材の説明図、第3図はエンボス加工を施した調湿
化粧材の断面図である。 1・・・通気性シート、2・・・発泡樹脂、3・・・基
材、4・・・印刷模様、5・・・エンボス加工部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材表面に吸水性高分子を含有する通気性発泡樹
    脂層を設け、該発泡樹脂層上にさらに通気性シートをラ
    ミネートしたことを特徴とする調湿化粧材。
  2. (2)通気性発泡樹脂が連続気泡を含有することを特徴
    とする請求項(1)記載の調湿化粧材。
JP1032743A 1989-02-14 1989-02-14 調湿化粧材 Pending JPH02212136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659973A1 (en) * 1993-12-22 1995-06-28 Nien Made Enterprise Co., Ltd. Striped and celled venetian blind slats of synthetic plastic material and method of making same
JP2000117868A (ja) * 1998-10-19 2000-04-25 Toppan Printing Co Ltd 化粧フォームシート
JP2008231909A (ja) * 2008-03-24 2008-10-02 Dainippon Printing Co Ltd 吸放湿性内装用化粧材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659973A1 (en) * 1993-12-22 1995-06-28 Nien Made Enterprise Co., Ltd. Striped and celled venetian blind slats of synthetic plastic material and method of making same
JP2000117868A (ja) * 1998-10-19 2000-04-25 Toppan Printing Co Ltd 化粧フォームシート
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