JP2000117916A - 吸放湿性能を有する化粧材 - Google Patents

吸放湿性能を有する化粧材

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JP2000117916A JP10297356A JP29735698A JP2000117916A JP 2000117916 A JP2000117916 A JP 2000117916A JP 10297356 A JP10297356 A JP 10297356A JP 29735698 A JP29735698 A JP 29735698A JP 2000117916 A JP2000117916 A JP 2000117916A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸放湿性能を有する化粧材に対して、耐汚染性
が付与された吸放湿性能を有する化粧材を提供する。 【解決手段】吸放湿性樹脂層1上に、ポリエチレン、ポ
リプロピレン及びフッ素系樹脂の1種若しくは2種以上
からなる多孔質体の透湿湿性能と耐汗染性能を有するフ
ィルム3を最表面に配置したことを特徴とする、吸放湿
性能を有する化粧材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸放湿性能を有す
る化粧シート、特に最表面に透湿性及び耐汚染性を有す
るフィルムを配置した化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙等の基材上に、ゼオライト
等の無機質吸湿剤を含有せしめた透湿性樹脂層を設けた
壁紙やシートが知られている。
【0003】例えば、特開昭64−6181号公報にお
いては、紙等の基材上に、微粉状のゼオライト及び発泡
剤を含有させた合成樹脂層を形成し、該合成樹脂層上に
ウレタン樹脂エマルジョン等を用いて透湿性樹脂皮膜を
形成したのち、前記合成樹脂層を加熱発泡させるか、又
は、前記合成樹脂層を加熱発泡後その発泡層上に透湿性
皮膜を形成し、その後エンボス加工を施す、結露防止壁
紙の製造方法が記載されている。
【0004】また、特開平10−128892号公報に
は、無機質紙等の基材片面に、吸湿剤を含有させた発泡
性水性エマルジョン樹脂層を塗工し、乾燥させ、さらに
この上に透湿性水性エマルジョン樹脂を塗工して透湿性
樹脂皮膜を形成し、この上に所望の絵柄印刷を施し、加
熱発泡させた後、エンボス加工を施す吸放湿性を有する
発泡シートが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の透
湿性能を有する壁紙やシート等の化粧材は、飲食物、イ
ンク、クレヨン等の汚れが付着しやすい場所に設置され
るものである。しかしながら、従来の吸放湿シートで
は、表面に吸放湿性材料が露出していることから、防汚
性能が不足しており、汚染物質に弱かった。
【0006】防汚性能を向上する方法としては、OPコ
ート層(上塗り塗膜)をシート表面に形成する方法や、
耐汚染性を有するフィルムを表面にラミネートする方法
等が考えられるが、これらOPコート層等に十分な耐汚
染性を持つものを用いると吸放湿性材料が被覆されてし
まうため、吸放湿性能が低下し、一方、これらOPコー
ト層等に十分な透湿性を有するものを用いると、今度は
汚染物質も浸透し、耐汚染性が低下するという問題があ
った。従って、吸放湿性能を維持しつつ、耐汚染性を有
する化粧材の開発が望まれていた。
【0007】そこで、本発明は、吸放湿性能を有する化
粧材に対して、耐汚染性が付与された吸放湿性能を有す
る化粧材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく、吸放湿性樹脂層の表面にポリエチレン、ポリ
プロピレン及びフッ素系樹脂の1種若しくは2種以上か
らなる多孔質体の透湿性フィルムを積層したことを特徴
とする、吸放湿性能を有する化粧材を提供する。
【0009】本発明の化粧材は、少なくとも吸放湿性材
料を含有する樹脂からなる吸放湿性樹脂層を有し、その
最表面に透湿性と耐汚染性を有するフィルムが配置され
た構造を有する。
【0010】本発明の化粧材は、好ましくは、基材上に
前記吸放湿性樹脂層を有し、その最表面に透湿性と耐汚
染性を有するフィルムが配置された構造を有する。
【0011】本発明によれば、吸放湿性能を維持しつ
つ、飲食物、インク、クレヨン等の汚れが付着しにく
く、且つ一旦汚れたとしても付着した汚れの除去が容易
な耐汚染性能を有する化粧材が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧材について詳
細に説明する。本発明の化粧材の吸放湿性樹脂層に添加
される吸放湿性材料としては、活性白土、酸性白土、セ
ピオライト、珪藻土、トバモライト、ゼオライト、シリ
カゲル等の無機系材料、澱粉とアクリロニトリルとのグ
ラフト共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコールとアク
リル酸(塩)とのグラフト共重合体、ポリエチレングリ
コール架橋体、ポリビニルアルコール架橋体等の有機系
材料の何れもが用いられる。
【0013】これらのうち、吸湿、放湿のサイクルの繰
り返し再現性、吸湿による膨潤がないこと及び防黴性を
有すること等の理由から、無機系のものが好ましく用い
られる。中でも、樹脂との相溶性が良く、樹脂中に添加
した樹脂組成物の製膜、塗工適性の良好な活性白土がよ
り好ましい。
【0014】活性白土(モンモリロナイト)は、酸処理
を施して活性を強めた白土である。通常、天然の酸性白
土又はこれに類似の粘土を常温で乾かし、粉末とし、こ
れを常圧又は加圧のもとで90℃以上の温度で、硫酸等
の酸の適当量で加熱し、加熱後に濾別・洗浄し、120
〜200℃で乾燥させたものが用いられる。活性白土
は、その強い吸着特性、また多孔の細孔径の分布から、
高い吸放湿性能を有していることが知られている。
【0015】活性白土は強力な吸放湿剤であり、しかも
水に溶解したり水で膨潤したりせず、また空気中で長時
間暴露されても変質したり黴を生じたりせず、吸湿と放
湿を繰り返すことができる。
【0016】前記吸放湿性材料は、微粒子(吸放湿性微
粒子)状で樹脂中に分離、沈降を起こすことなく均一に
分散させて用いられるのが好ましい。微粒子状で含有せ
しめることにより、後述するように、成膜時に延伸した
際に、該微粒子の一部が樹脂層内部から樹脂表面に押し
出され、樹脂表面に露出する粒子の面密度が増加する。
また、粒子と周辺の樹脂との間の剪断応力によって、樹
脂層が多孔質化され、樹脂層内部の粒子も外気と流通す
るため、吸放湿性の機能がより有効に利用されることに
なる。
【0017】本発明で用いる吸放湿性材料の平均粒径
は、0.1〜100μm程度が好ましく、比表面積は3
00m2 /g程度以上が好ましい。また、平均細孔径
は、湿度を40〜60%に保つ意味で10〜60Å、好
ましくは20〜30Å程度のものが吸放湿効果の点で良
好である。
【0018】前記吸放湿性材料の樹脂中への添加量は、
樹脂分(バインダー)100重量部に対し、50〜15
0重量部程度が好ましい。50重量部以下では、吸放湿
性能が十分に発揮されない。一方、150重量部以上添
加した場合には、水分散エマルジョン中に吸放湿性材料
を添加した組成物が増粘し、塗工適性が低下する。又、
塗膜として得られる吸放湿性樹脂層の強度が低下して脆
くなる。
【0019】また、本発明の化粧材において、吸放湿性
材料として活性白土等の酸性物質を用いる場合には、樹
脂中には吸放湿性材料に加えてアルカリ性添加剤を含有
せしめるのがより好ましい。活性白土等の酸性吸放湿性
材料は、これが分散した樹脂に対して、耐光性試験及び
耐熱性試験(窓から入り込む日光の影響の促進試験)の
結果、黄変等を生じる原因となる。本発明においては、
かかる問題を回避するために、樹脂中に酸性吸放湿性材
料とともにアルカリ性の添加材を配合してpHの調整を
行うことにより、耐光黄変の抑制を行うことが好まし
い。
【0020】前記アルカリ性添加剤としては、アンモニ
ア(アンモニア水)、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭
酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸
水素塩等を挙げることができる。アルカリ性添加剤の添
加量は、例えばアンモニア水(28重量%)の場合でい
うと活性白土の10重量%以上、好ましくは20重量%
程度である。
【0021】本発明の化粧材において、吸放湿性材料を
含有する樹脂としては、吸放湿性材料を保持可能であっ
て、層状に形成可能な樹脂であれば制限はなく、塩化ビ
ニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィ
ン系樹脂等各種のものが用いられるが、特に、アクリル
樹脂やポリオレフィン系樹脂の使用が好ましい。
【0022】ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン
−ビニルアルコール共重合体等のエチレン系不飽和単量
体とそれ以外の重合可能な単量体との2元或いは3元共
重合体、或いは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリメチルペンテン等のエチレン系不飽和単量
体のみからなる単独共重合体、或いは、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合
体等のエチレン系不飽和単量体同士の共重合体等を挙げ
ることができる。
【0023】アクリル樹脂は、主成分がアクリル酸(メ
タクリル酸を含む)及びその誘導体であるアクリルアミ
ド、アクリロニトリルを重合することにより得られるア
クリル樹脂、他のアクリル酸エステル、エチレン、スチ
レン等の他のモノマーとの共重合体樹脂である。
【0024】かかるアクリル樹脂としては、例えば、ポ
リ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸
エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アク
リル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、
(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチ
ル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独
又は共重合体からなるものが挙げられる。なお、ここ
で、(メタ)アクリレートとは、アクリレート及びメタ
クリレートの意味で用いるものとする。これらのうち、
硝子転移温度が15〜60℃のものが好ましい。
【0025】これらの樹脂のうち、樹脂それ自体に或る
程度の吸放湿性があり、しかも吸放湿性材料との馴染み
がよく、且つ吸放湿性材料の分散性が良好で添加量が増
やせること等の理由から、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、或いはこれの鹸化物(完全に鹸化したものが、エチ
レン−ビニル−アルコール共重合体である)を使用する
のが特に好ましい。
【0026】また、本発明においては、これらアクリル
樹脂とポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上からな
る混合樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体と
アクリル樹脂との混合樹脂を用いることもできる。
【0027】前記樹脂中には、吸放湿性材料及び所望に
よりアルカリ性添加剤を含有せしめるが、さらに必要に
応じ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、三酸
化二アンチモン等の難燃剤、10,10’−オキシビス
フェノキシアルシン等の防黴剤、銀イオン担持ゼオライ
ト等の抗菌剤、ジシアンジアミド、メラミン、尿素、ア
ミノ酸、アジピン酸ジヒドラジド等の有機アミノ化合物
等のホルムアルデヒド捕捉剤、炭酸カルシウム、珪酸カ
ルシウム、硫酸バリウム等の体質顔料、ビス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケ
ート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジ
ン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤等の光安定剤、
アルキルフェノール類、アミン類、キノン類等の酸化防
止剤、ベンゾフェノン系、サリチレート系、ベンゾトリ
アゾール系、アクリロニトリル系等の各種紫外線吸収
剤、シリコン系或いは非シリコン系消泡剤やポリカルボ
ン酸等の分散剤、チタン白、カーボンブラック、フタロ
シアニンブルー等の着色顔料、熱安定剤、可塑剤のほ
か、後述するような発泡剤を添加することができる。
【0028】特に、発泡剤を添加する場合には、樹脂層
内に空洞を多数有するものが得られ、通気性が良好であ
って、従って、吸放湿性も良好となる。
【0029】また、上記樹脂を製膜乃至塗工するには、
有機溶剤溶液、加熱熔融物等の形で用いることも出来る
が、pHの調整の上では水分散エマルジョンの形で用い
るのが好ましい。即ち、ポリオレフィン系樹脂及びアク
リル樹脂の1種乃至2種以上からなる混合樹脂の水分散
エマルジョン中に、所望によりアルカリ性添加剤を配合
してエマルジョンのpHをアルカリ性領域にするのが好
ましい。
【0030】活性白土等の酸性吸放湿性材料の酸性度
は、活性能を上げるためになされた硫酸処理の残留分、
及び酸処理により塩基性成分が溶出したことに起因して
いる。このため完全に中和することは困難であるため、
見かけ上エマルジョンをアルカリ性領域にしておくこと
が好ましい。また、作業者の安全を考慮して、pH値と
しては8〜11程度に設定することが好ましい。
【0031】本発明の化粧材の最表面に配置される透湿
性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
フッ素系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル熱可塑性エ
ラストマー等の中から選択した樹脂の単独、或いはこれ
らのうちの2種以上の混合物又は積層体からなる多孔質
フィルムが用いられる。透湿性フィルムは、樹脂中に細
孔(微孔)を多数有し、水蒸気、空気等の気体は透過さ
せるが(通気性)、水等の液体は通さない性質(防水
性)のフィルムであり、耐汚染性に優れるものである。
フィルムの透湿度としては、JIS−Z−0208の試
験において、3000g/m2 ・24h以上のものが好
ましい。透湿性フィルムは、通常厚さ15〜50μm程
度で、細孔径0.1〜3μm程度のものである。
【0032】前記耐汚染性を有する透湿性フィルムを構
成する樹脂としては、耐汚染性を有し、透湿性フィルム
を形成し得るものであれば特に制限なく使用し得る。中
でも、特にポリエチレン、ポリプロピレン及びフッ素系
樹脂のいずれかから選択した1種若しくは2種以上混合
物又は積層体の材料を用いるのが好ましい。これらの樹
脂は、特にコーヒー、醤油等の飲食物、水性インク、ク
レヨン、靴墨、マジック等による汚れに強く、且つ、こ
れらの汚れを容易に除去することができる。
【0033】ポリエチレンとしては、低分子量ポリエチ
レン(分子量2000〜5000)、低密度ポリエチレ
ン(比重0.91〜0.925)、中密度ポリエチレン
(比重0.92〜0.94)、高密度(比重0.941
〜0.965)等があるが、これらのいずれもを使用す
ることができる。
【0034】ポリプロピレンは、アタクチック構造のも
の、シンジオタクチック構造のもの、アイソタクチック
構造のもの、及びこれらの混合物に大別されるが、本発
明においては、そのいずれもを使用可能である。
【0035】フッ素系樹脂は、原料モノマー中にフッ素
原子を含む有機系樹脂である。例えば、ポリ四フッ化エ
チレン、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETF
E樹脂)、四フッ化−パーフロロアルコキシエチレン共
重合体(PFA樹脂)、ポリ三フッ化塩化エチレン、フ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、フッ化ゴム等が挙
げられる。
【0036】上記樹脂からなるフィルムに透湿性を付与
するには多孔質化する。具体的には例えば、(i)樹脂
中に発泡剤を含有せしめ、加熱処理することにより発泡
させ、連通気泡の集合体からなる細胞状発泡体とするこ
とにより、多孔質フィルムを得る方法、(ii)繊維状の
樹脂を適当な方法でウェブ状(薄綿状)又はマット状に
配列させ、接着剤あるいは繊維状樹脂自身の融着力によ
って繊維状樹脂相互を接合させてシート状物(不織布)
を得る方法、(iii )前記多孔質フィルムの間に前記不
織布を挟みこむことにより積層フィルムを得る方法等が
ある。
【0037】前記発泡剤を用いる方法において用いられ
る発泡剤としては、例えば、次の(1)〜(3)に挙げ
るものを用いることができる。
【0038】(1)ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合体、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の樹脂の
中空体中に、ブタン、ヘキサン、ペンタン等の揮発、熱
膨張性物質を内包させたマイクロカプセル型発泡剤、
(2)アゾジカーボンアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジド、N,N−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、
炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、ソジウムボロ
ハイドライド等の熱分解型発泡剤、及び、これらにさら
に必要に応じて、鉛、亜鉛、カルシウム、錫等の金属石
鹸、二塩基性硫酸鉛、三塩基性鉛、亜鉛華等の発泡促進
剤を添加したもの、(3)上記(1)と(2)の混合
物。
【0039】発泡剤の添加量は、樹脂100重量部に対
して、通常1〜10重量部程度が好ましい。1重量部未
満の添加では、発泡剤を添加する効果に乏しく、一方、
10重量部を越える場合には、樹脂層の空隙が大きくな
りすぎ、表面の凹凸が大きくなり好ましくない。
【0040】本発明の化粧材は、基本的には図1(a)
に示すように、ポリオレフィン系樹脂、アクリル樹脂或
いはこれらの混合樹脂中に、吸放湿性材料2及び所望に
よりアルカリ添加剤を含有してなる吸放湿性樹脂層1上
に、耐汚染性を有する透湿性フィルム3を積層配置した
構造からなる。また、図1(b)に示すように、その吸
放湿性樹脂シート1及び耐汚染性を有する透湿性フィル
ム3とが、基材4上に積層された構成であってもよい。
【0041】また、前記吸放湿性樹脂層1は、図1
(a),(b)に示すように、気泡を含まない非発泡体
でもよいし、図1(c)に示すように、内部に多数の気
泡を有する細胞状発泡体(連通気泡又は独立気泡)であ
ってもよい。いずれの場合も該樹脂シート厚みは、通常
50〜300μm程度が好ましい。
【0042】本発明の化粧材に用いられる基材は、吸放
湿性化粧材を製造する際の支持体となるものであり、そ
の形状はシート状、板状のいずれでもよい。材料として
は、杉、檜、欅、樫、ラワン、チーク、メラピー等各種
樹種からなる木材単板、木材合板、パーティクルボー
ド、中密度繊維板(MDF)等の木質繊維板等の木質
板、鉄、鉄合金、銅、銅合金、アルミニウム等の金属、
アクリル、ポリカーボネート、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレンビニルアセテート、ポリエステル、ポ
リスチレン、ポリオレフィン、ABS樹脂、フェノール
樹脂、ポリ塩化ビニル、セルロース系樹脂、ゴム等の樹
脂、各種ガラス、陶磁器等のセラミックス、ALC(発
泡軽量コンクリート)等のセメント、珪酸カルシウム、
石膏等の非セメント窯業系材料、上質紙、和紙、壁紙用
原紙等の紙類、炭素、石綿、チタン酸カリウム、ガラ
ス、合成樹脂等の繊維からなる不織布又は織布等があ
る。また、基材は、着色剤により着色されていてもよ
い。
【0043】特に、化粧材を壁紙等のシート(化粧シー
ト)として用いる場合には、基材として坪量が20〜1
20g/m2 程度の上質紙、薄葉紙、壁紙用裏打紙、和
紙等の紙、或いは硝子繊維、石綿、ポリエステル繊維、
ビニロン繊維等の繊維からなる織布又は不織布を用いる
のが好ましい。紙の場合、水酸化アルミニウム粉末等の
難燃剤を添加することもできる。
【0044】また、基材として紙、木材等の吸放湿性乃
至透水性のあるものを使用する場合、吸放湿性樹脂層で
吸着された水分が基材を通ってその裏面(例えば、壁の
内部)に浸透することがある。場合によっては、裏面に
浸透した水分のために裏面のものが湿気を帯びたり、反
りを生じたり、或いは黴や錆を生じる等の不都合を生じ
ることがある。そこで、この現象を防止する必要のある
ときは、基材表面(吸放湿性樹脂層側)、裏面或いは表
裏両面に、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、シリカ
蒸着ポリエチレンテレフタレート等の防湿・防水層を形
成しておくことが好ましい。
【0045】図2に、基材4の裏面に、この種の防湿・
防水層5を形成した化粧材の一例を示す。防湿・防水層
5の厚さは30〜100μm程度であり、2液硬化型ウ
レタン樹脂等の接着剤で貼り合わせたり、或いは熔融押
出し法(エクストルージョンコート法)等で塗工するこ
とによって形成することができる。
【0046】また、本発明の化粧材においては、必要に
応じて、吸放湿性を阻害しない範囲で、吸放湿性樹脂層
の表面(もし該樹脂層が透明ならば裏面でも可)に装飾
層を形成することもできる。装飾層は内装用化粧材の装
飾性を向上させる為に設けられる。装飾層の形成方法と
して、例えば、顔料添加により前記樹脂シート自体を着
色したり、前記基材シートに絵柄を印刷等により設けた
り、前記樹脂シート上に金属薄膜層等を設ける方法等の
1種またはこれらの2種以上の組み合わせを用いること
ができる。また、前記樹脂シート上の全面ではなく、部
分的に装飾層を形成することが、前記吸放湿性材料の機
能を発揮させる上で好ましい。
【0047】模様印刷としては、グラビア印刷、オフセ
ット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転
写印刷等の公知の印刷法を用いて、インキ(或いは塗
料)にて模様を形成することができる。
【0048】模様としては、木目模様、石目模様、布目
模様、皮絞模様、幾何学模様、文字記号、或いは全面ベ
タ等がある。
【0049】インキ或いは塗料としては、バインダー、
顔料、染料などの着色剤、更に必要に応じて、体質顔
料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合
したものを用いることができる。バインダーとしては、
例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、塩素化ポリオレフィン或いはこれら
の混合系を用いることができる。アクリル樹脂と塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体の両者を混合する場合には、
アクリル樹脂/塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体=1/
9から9/1の範囲が好ましい。
【0050】着色剤としては、例えば、チタン白、カー
ボンブラック、ニッケルチタンイエロー、弁柄、群青等
の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノン、
フタロシアニンブルー等の有機顔料、二酸化チタン被覆
雲母の箔粉からなるパール顔料などが挙げられる。
【0051】また、表面に凹凸模様をエンボスしたり、
さらにエンボス凹部に着色インキをワイピング法により
充填し着色することもできる。
【0052】本発明の化粧材は、アクリル樹脂又はポリ
オレフィン系樹脂等からなる樹脂中に、活性白土及び所
望によりアルカリ性添加剤を配合した液状組成物を基材
又は支持体シート上に塗工し、乾燥させて吸放湿性樹脂
層を形成したのち、該吸放湿性樹脂層上に、耐汚染性を
有する透湿性フィルムを貼り合わせる(積層する)こと
により製造することができる。
【0053】即ち、(a)基材上に、ロールコータ、コ
ンマコータ、カーテンフロータ等の塗工機を用いて前記
液状組成物(水分散エマルジョン)を50〜300μm
の厚さで塗工し、(b)例えば、120〜200℃で3
0秒から1時間加熱乾燥し、(c)その後、例えば、2
00〜250℃程度で、30秒から1時間加熱乾燥する
ことによって固化せしめる。更に発泡剤を添加した場合
には、これを発泡させて、基材と吸放湿性樹脂層との積
層体を得る。(d)次いで、該積層体と別に用意した耐
汚染性を有する透湿性フィルムを熱ラミネート法等で接
着させる。
【0054】また、基材と吸放湿性樹脂層との積層体
と、耐汚染性を有する透湿性フィルムとが接着しない場
合は、適当な接着剤を用いて積層することもできる。こ
の場合、接着剤層も透湿性を有することが必要である。
なお、接着剤層に透湿性がない場合には、接着剤層を例
えば散点状乃至網目状とすることにより、透湿性を確保
することができる。
【0055】また、本発明の化粧材は、吸放湿性樹脂層
と耐汚染性を有する透湿性フィルムとの積層体であって
もよい。この場合は、図3(a)に示すように、支持体
シート6を基材として用い、上記積層体の場合と同様に
して、例えば、前記アクリル樹脂あるいはポリオレフィ
ン系樹脂等からなる樹脂の水分散エマルジョン中に、吸
放湿性材料2及び所望によりアルカリ性添加剤を配合し
た液状組成物を、剥離性を有する支持体シート6上に塗
工し、乾燥させて吸放湿性樹脂層1を形成する工程と、
該吸放湿性樹脂層1上に、別に用意した耐汚染性を有す
る透湿性フィルム3を、例えば、熱ラミネート法により
接着させる工程と、図3(b)に示すように、前記支持
体シート6を、吸放湿性樹脂層1から剥離する工程を経
て、図3(c)に示す所望の吸放湿性化粧材を得ること
ができる。
【0056】前記支持体シートとしては、剥離性を有す
るものであれば特に制限はない。例えば、上記で列記し
た種々の剥離性の基材を用いることができる。この場
合、化粧材は、支持体シートから剥離して使用される。
【0057】本発明の化粧材は他の被着体に積層して用
いることができる。積層は、被着体に化粧材自体が(熱
融着等で)接着可能な場合は、接着剤層は省略すること
もできる。また、化粧材自体では被着体と接着しない場
合は、適当な接着剤にて積層する。被着体が最終製品で
あり、その表面化粧の為に内装用化粧材を積層する場合
もあれば、必要に応じ、内装用化粧材の力学的強度の補
強、或いは隠蔽性の付与の為、化粧材裏面に被着体を積
層する場合もある。
【0058】被着体としては各種素材がある。形状とし
ては、平板、曲面板等の板材、立体形状物品、或いはシ
ート(或いはフィルム)等である。これら形状のいずれ
にも用いられる素材としては、杉、樫、ラワン、チーク
等各種樹種からなる木材単板、木材合板、パーティクル
ボード、中密度繊維板(MDF)等の木質材、鉄、アル
ミニウム等の金属、アクリル樹脂、ポリカーボネート、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアセ
テート共重合体、ポリエステル、ポリスチレン、オレフ
ィン系樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、セルロース系樹脂、ゴム等の樹脂、専ら板材、或
いは立体形状物品として用いられる素材としては、ガラ
ス、陶磁器等のセラミックス、ALC(発泡軽量コンク
リート)等のセメント、珪酸カルシウム、石膏等の非セ
メント窯業系材料、専らシート(或いはフィルム)とし
て用いられる素材としては、上質紙、和紙等の紙、或い
は炭素、石綿、チタン酸カリウム、ガラス、合成樹脂等
の繊維からなる不織布又は織布等がある。
【0059】以上説明した本発明の化粧材は、特に汚れ
が付着しやすい場所に設置されるものであり、例えば、
壁、床、天井等の建築物内装、扉、手摺、扉枠、窓枠等
の建築物,箪笥等の家具、自動車、電車等の車両内装、
航空機、船舶の内装、間仕切り、容器等の吸放湿性機能
が要求される表面の装飾材料として用いることができ
る。
【0060】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお以下の実施例は、あくまで本発明の実施態様の
一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、自由に
設計、変更が可能である。
【0061】実施例1 平均粒径20μm、平均細孔径26Å、比表面積305
2 /gの活性白土(水澤化学(株)製、商品名:ガレ
オンアースV2R)を、下記に示す組成で水性エマルジ
ョン中に分散し、坪量150g/m2 の裏打ち紙(特殊
製紙(株)製)の基材上に、170μmの厚さでコート
した。次いで、120℃で1分間加熱してその水性樹脂
エマルジョン層を固化させた。この後、透湿度が500
0g/m 2 ・24hrである透湿・防水性フィルム(ポ
リエチレン系多孔質フィルム:(株)トクヤマ製、商品
名:ポーラム・PH・35μm)の易接着面側を、該樹
脂層上に熱ラミネートし、表面にエンボス加工を施すこ
とにより、実施例1の壁材シート(化粧材)を得た。
【0062】 (水性エマルジョンの組成) 樹脂バインダー:エチレン−酢酸ビニル共重合体: 23重量部 (中央理化学工業(株)製、商品番号:BE−920) 活性白土(中央理化学工業(株)製、商品番号:BE−920): 23重量部 発泡剤 :マイクロカプセル型発泡剤 : 3.5重量部 (松本油脂(株)製、商品番号:F−85) 分散剤 :ポリカルボン酸 1重量部 消泡剤 :非シリコン系消泡剤 1重量部
【0063】実施例2 実施例1で用いたのと同じ組成の水性エマルジョン中
に、更に、アンモニア水(純正化学(株)製、28重量
%水溶液)23重量部添加したものを、坪量150g/
2 の裏打ち紙(特殊製紙(株)製)の基材上に、17
0μmの厚さでコートした。次いで、120℃で1分間
加熱してその水性樹脂エマルジョン層を固化させた。こ
の後、透湿度が5000g/m2 ・24hrである透湿
フィルム(ポリエチレン系多孔質フィルム:(株)トク
ヤマ製、商品名:ポーラム・PH・35μm)の易接着
面側を、該樹脂層上に熱ラミネートし、表面にエンボス
加工を施すことにより、実施例2の壁材シート(化粧
材)を得た。
【0064】比較例 実施例1と同様の組成の水性エマルジョンを、坪量15
0g/m2 の裏打ち紙(特殊製紙(株)製)の基材上
に、170μmの厚さでコートした。次いで、120℃
で1分間加熱してその水性樹脂エマルジョン層を固化さ
せた。その後、170℃で約2分間さらに加熱すること
により、水性エマルジョンを発泡を完了させて、比較例
の壁材シート(化粧材)を得た。
【0065】湿度調節効果試験 実施例1,2及び比較例にて作製した壁材シートを用い
て、以下の手法により湿度調節効果試験を行った。即
ち、内寸25cm×25cm×25cmのアルミニウム
ケース内壁面に、実施例及び比較例にて作製した壁材シ
ートを25cm×25cmの大きさに切り取り、各1枚
をそれぞれアルミニウムケース内壁面に貼り合わせ、初
期設定温度20℃、50%RHに恒量化した後、アルミ
ニウムケースを密閉し、外気温度20℃、0.5時間、
30℃、2時間、20℃、2時間、及び10℃、2時間
のサイクルで変化させ、アルミニウムケース内の湿度変
化を測定した。結果を図4に示す。測定結果から、いず
れの実施例の壁材シートも比較例の壁材シートと比較し
て湿度調節効果の低下は見られず、また比較例1の透湿
性及び耐汚染性を有するフィルムを最表面に配置しない
壁材シートと比較して同等の湿度調節効果を有すること
がわかった。
【0066】耐汚染性評価試験 実施例1,2及び比較例で作製した壁材シート表面に、
下記表2に示す汚染性物質を滴下して、24時間経過後
にJKワイパー((株)クレシア製、商品番号:150
−S)にて拭き取り試験を行った。結果を下記表1に示
す。表1中、水拭きにより汚れの痕跡がなくなった場合
には○、アルコール拭きで汚れの痕跡がなくなった場合
は△、汚れの痕跡が残った場合には×で評価結果を示し
た。
【0067】
【表1】
【0068】この結果、実施例1及び2の壁材シート
は、比較例の壁材シートと比較して、優れた防汚性能を
有していることがわかった。
【0069】耐光性試験 実施例1,2及び比較例にて作製した壁材シートに、低
圧水銀灯からなる光源から波長380nm以下のスペク
トルを含む紫外線を50時間照射し、肉眼観察にて壁材
シートの塗膜の耐光黄変を評価した。観察結果より、実
施例2の壁材シートは、酸性を示す活性白土添加のみで
アルカリ性添加剤を配合していない実施例1及び比較例
の壁材シートと比較して、紫外線に対する色変化が抑制
されていることがわかった。分光光度計で測定を行い、
照射前後の各壁材シート表面の色差をハンターのLab
のΔEで評価したところ、実施例1及び比較例では、そ
れぞれ14.3及び14.9であったのに対し、実施例
2(アルカリ性添加剤配合)では、1.5であった。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の化粧材
は、吸放湿性能に加えて、優れた耐汚染性能を有する化
粧材である。
【0071】また、吸放湿性樹脂層中に活性白土に加え
てアルカリ性添加剤を含有せしめた場合は、日光等の熱
及び紫外線等による変色がなく、且つ環境汚染の問題の
ない吸放湿性を有する吸放湿化粧材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の化粧材の構造断面図である。
(a)は、吸放湿性樹脂層上に透湿性(及び耐汚染性)
フィルムが配置された化粧材の構造断面図であり、
(b)は、基材上に吸放湿性樹脂層及び透湿性フィルム
が配置された化粧材の構造断面図であり、(c)は基材
上に細胞状発泡体からなる吸放湿性樹脂層及び透湿性フ
ィルムが配置された化粧材の構造断面図である。
【図2】図2は、基材の裏面に防湿・防水層を形成した
本発明の化粧材の構造断面図である。
【図3】図3は、基材として剥離性の支持体シートを用
いた本発明の化粧材の主要製造工程断面図である。
【図4】図4は、湿度調節効果試験の測定結果である。
【符号の説明】
1…吸放湿性樹脂層、2…吸放湿性材料、3…透湿性
(及び耐汚染性)フィルム、4…基材、5…防湿・防水
層、6…支持体シート、a…細胞状発泡体
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AC06A AK01A AK04B AK07B AK17B AK68A BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA01A CA18A DE01A DE04A DG10C DJ00B GB08 GB90 JB06B JD04 JD04B JD15A JL06 JM01A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸放湿性樹脂層の表面にポリエチレン、ポ
    リプロピレン及びフッ素系樹脂の1種若しくは2種以上
    からなる多孔質体の透湿性フィルムを積層したことを特
    徴とする、吸放湿性能を有する化粧材。
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