JPH02211772A - 画像読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） 本発明は画素レベル補正用の白色基準面として背面ロー
ラを用いる画像読取り装置に係り、特に背面ローラの汚
れに起因する補正レベルの変動を抑えるための改良に関
する。

（従来の技術） 周知のように、画像読取り装置の中には読取り画信号の
画素レベル補正用の白色基準面として背面ローラを用い
たものがある。

第２図はこの種の画像読取り装置における読取り部の一
般的ｊＩ４成を示すものであり、白色基準面としての背
面ローラ１が光電変換手段である密着型イメージセンサ
２に対向して設けられ、これらの間を原稿３が通過でき
るようになっている。

また、第３図はこの種の画像読取り装置において、上記
密着型イメージセンサ２の出力信号を処理するレベル補
正回路のｌ！成を示すものであり、Ａ／Ｄ変換器４、Ｒ
ＡＭ５、＃痺回路６が具備されている。

係る従来の画像読取り装置において、画素レベル補正の
ための最初の処理として、密着型イメージセンサ２では
原稿３の読取り走査に先立ち背面ローラ１の読取り走査
を行う。

この読取り走査により密着型イメージセンサ２で得られ
る１ライン分の画信号はＡ／Ｄ変換器４でＡ／Ｄ変換さ
れた後、補正用画信号としてＲＡＭ５に格納される。

こうしてＲＡＭ５に格納される補正用画信号Ａの一例を
第４図（ａ）に示している。

背面ローラ１の読取り走査終了後、図示しない搬送系に
より原稿３の搬送が開始され、該搬送に合わせて密着型
イメージセンサ２では原稿３の読取り走査を行う。

この読取り走査により得られる画信号も補正用画信号と
同様にＡ／Ｄ変換器４によりＡ／Ｄ変換され、第４図（
ｂ）に示す如くの読取り画信号Ｂとなって波算回路６に
入力する。

ここで演禅回路６は原稿３の読取り画信号Ｂをその入力
に伴なってＲＡＭ５から読出した補正用画信号Ａで削り
算し、これにより得た第４図＜Ｃ）に示す如くの補正済
み画信号Ｃを出力する。

こうした画素レベル補正処理を原稿３の読取り走査に先
立って逐次行うことにより、光源の光量変化等に左右さ
れない適正な画素レベルの維持が可能となる。

ところで背面ローラ１は第２図の構成にも示されるよう
に密着型イメージセンサ２との間で原稿３を挾むような
態様で設けられているため、この間の原稿３の通過に伴
なって汚れを生じ易い環境にある。

これにより、例えば、背面ローラ１の周面上に第５図に
示す如くの黒点状の汚れが発生し、しがもこの汚れ部分
が読取りライン上に位置するような場合、密着型イメー
ジセンサ２の受光光量に同図下部に示す如くの光量変化
を来し、これに対応して補正用画信号Ａは第６図（ａ）
に示すように上記汚れ部分に相当する画素のみが極端に
レベル低下したものとなる。

従って、その後に原稿３の読取り走査により青られる第
６図（ｂ）に示す如くの読取り画信号Ｂを上記補正用画
信号Ａを用いてレベル補正した場合、補正済み画信号Ｃ
は同図（Ｃ）に示すように上記汚れ部分に相当する画素
のみが白レベルとして突出した値を呈するものとなり、
補正レベルの著しい変動を免れなかった。

（発明が解決しようとする課題） このように上記従来の画像読取り装置では、白色基準面
として用いる背面ローラの１ラインのみの読取り出力に
もとづき画素レベルを補正するようにしていたため、当
該読取りライン上に汚れが生じると補正後の画素レベル
に著しい変動を来し、読取り精度が低下するという問題
点があった。

本発明は上記実情に鑑みて成されたものであり、背面ロ
ーラ周面上の汚れの影響の少ない正確なレベル補正が可
能であり、読取り精度の安定化を果たすことのできる画
像読取り装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の画像読取り装置は、白色基準面とじて用いる背
面ローラを回転させつつ複数ラインを対象として読取り
走査し、該読取り走査により得られる複数ラインの両信
号中の各画素毎の最大値を選択的に抽出する最大値選択
手段と、該最大ｒ１選択手段の抽出出力を補正用画信号
として記憶する補正用画信号記憶手段と、前記背面ロー
ラに続いて読取り走査される原稿の読取り画信号と前記
補正用画信号記憶手段から読出した前記補正用画信号と
にもとづき規定の演算を行い、該演算結果を前記読取り
画信号のレベル補正信号として出力するレベル補正手段
とを具備して構成される。

（作用） 本発明の画像読取り装置によれば、原稿の読取り走査に
先立ち背面ローラを回転さぜつつ複数ラインを対象とし
て読取り走査し、この読取り走査により得られる複数ラ
インの画信号中の各画素毎の最大値を選択していきつつ
１ライン分の補正用画信号を得るようにしている。

このため背面ローラの周面全体に及ぶ汚れがない限り１
ライン分の適正（汚れの影響が反映されない）な補正用
画信号を得ることができ、この補正用画信号を用いた演
算処理により補正後の画素レベルに関してもまたその適
正化を図ることが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面にもとづき詳細に説明す
る。

第１図は本発明の画像読取り装置におけるレベル補正回
路の構成を示すブロック図であり、第３図に示した従来
回路と同様の□能を果たすものには同一な符号を付して
いる。

本発明のレベル補正回路では、Ａ／Ｄ変換器４とＲＡＭ
５の間に新たに最大値選択回路７が設けられ、この最大
値選択回路７は比較器７１とＲＡＭＷ込みυｊｉｌ！回
路７２により構成されている。

次に、その動作を詳述する。

まず、原稿３の読取り走査に先立ち密着型イメージセン
サ２では画素レベル補正のための背面ローラ１の読取り
走査を行う。

この読取り走査に合わせて図示しない駆動制御系では上
記背面ローラ１を回転駆動し、当該読取り走査が複数ラ
インを対象としたものとなるように−ｆｆ、ＩＪ　ｔｉ
ｌｌ　？ｌ−ル。

この読取り走査により密着型イメージセンサ２で臂られ
る１ライン目の画信号はＡ／Ｄ変換器４でＡ／Ｄ変換さ
れた後、最大値選択回路７内の比較器７１に入力し、Ｒ
ＡＭＷ込み制御回路７２の制御のもとに補正用画信号Ａ
′の候補信号としてＲＡＭ５にさ込まれる。

引き続き行われる背面ローラ１の読取り走査に件な２て
密着型イメージセンサ２から入力する２ライン目以後の
画信号も、同様にＡ／Ｄ変換器４でＡ／Ｄ変換された後
、順次、比較器７１に入力づる。

ここで比較器７１は１ライン分の新たな画信号が入力し
てくる毎に、先に書込んである候補信号をＲＡＭ５から
読出し、各画素毎にその大小を比較する。

そして、この比較の結果、Ａ／Ｄ変換器４からの入力信
号がＲＡＭ５から読出した候補信号より大きい場合にの
みその画素の画素レベルを大きい方の値に入替えつつ候
補信号を更新する。

こうした各画素毎の最大値の入替えは、ＲＡＭ書込み制
御回路７２でＲＡＭ５への書込み信号を制御することに
より行うことができる。

係る制御を背面ローラ１の読取り走査終了時まで継続す
ることにより、ＲＡＭ５にはその読取り走査により得ら
れる複数ラインの画信号中の各画素毎の最大値から構成
される１ライン分の補正用画信号Ａ′が占込まれること
になる。

これにより本発明では背面ローラ１に第５図に示す如く
の汚れが生じていてもその汚れが背面ローラ１の周面仝
体まで及んでいない限り、そのときの読取り走査によっ
て得られる補正用画信号Ａ′は上記汚れが無かったとき
と同様なもの（第４図（ａ）参照）となる。

背面ローラ１の読取り走査終了後、密着型イメージセン
サ２では図示しない搬送系により搬送開始される原＠３
の読取り走査を開始する。

この読取り走査により得られる画信号もそれよでの信号
と同様にＡ／Ｄ変換器４を経てＡ／Ｄ変換され、第６図
（ｂ）に示す如くの読取り画信号Ｂどなって演算回路６
に入力する。

ここで演等回路６は原稿３の読取り画信号Ｂをその入力
に伴なってＲＡＭ５から読出した補正用画信号Ａ′で削
り痒し、その結果を補正済み画信号Ｃ′　として出力す
る。

この演算に際して補正用画信号Ａ′は上述したように背
面ローラ１の汚れの影響が除去されたものとなっている
ため、この補正用画信号Ａ′を用いた演算により得られ
る補正済み画信号Ｃ′もまた補正原理に即した適正なも
の〔第４図（Ｃ）参照）となり、第６図（Ｃ）に示すよ
うな極端なレベル変動を呈するものとなることはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の画像読取り装置によれば、
背面ローラを回転させつつ読取り走査し、この読取り走
査により得られるＭ数ラインの画信号中の各画素毎の最
大値を選択しなから１ライン分の補正用画信号を得るよ
うにしたため、背面口−ラに汚れがあってもその汚れが
周面全体に及んでいない限り補正用画信号がその汚れの
影響を受けることはなく、汚れが無かった時と同様の適
正な補正用画信号をその後の演算に用いつつレベル補正
出力の極端な変動を抑えることができ、もって読取り精
度の安定化に寄与できるという優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像読取り装置におけるレベル補正回
路の一実施例を示すブロック図、第２図はこの種の一般
的な画像読取り装置の読取り部の構成を示を概略図、第
３図は従来の画像読取り装置におけるレベル補正回路の
構成を示すブロック図、第４図はこの種の画像読取り装
置におけるレベル補正処理原理を説明するための各信号
の波形の一例を示す図、第５図は従来の問題点である補
正出力のレベル変動を誘発する背面ローラ上の汚れおよ
びこれに伴なって変化する受光光量の関係を示す図、第
６図は第５図に示した動作条件下で認められる従来のレ
ベル補正処理の問題点を説明するための各信号の波形を
示す図である。 １・・・背面ローラ、２・・・密着型イメージセンサ、
３・・・原稿、４・・・Ａ／Ｄ変換器、５・・・ＲＡＭ
、６・・・演算回路、７・・・最大値選択回路、７１・
・・比較器、７２・・・ＲＡＭ書込み制御回路 代理人弁理士　　則　近　憲　佑 同　　　　　　　　山　　下　　　− 第１図 第２図 第３図 を 第５図 輝ヨ服雅汚Ａ　（，４’） （ａ） 鏝取’／画侶−Ｂ　　　補正清歯偏つｃ（ｃ’）（ｂ）
（Ｃ） 第４図 Ｃｂ＞　　　　　　　　　　（Ｃ） 第６図 −４・

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 白色基準面として用いる背面ローラを回転させつつ複数
   ラインを対象として読取り走査し、該読取り走査により
   得られる複数ラインの画信号中の各画素毎の最大値を選
   択的に抽出する最大値選択手段と、 該最大値選択手段の抽出出力を補正用画信号として記憶
   する補正用画信号記憶手段と、 前記背面ローラに続いて読取り走査される原稿の読取り
   画信号と前記補正用画信号記憶手段から読出した前記補
   正用画信号とにもとづき規定の演算を行い、該演算結果
   を前記読取り画信号のレベル補正信号として出力するレ
   ベル補正手段とを具備することを特徴とする画像読取り
   装置。