JPH0221112A - 高負荷燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 木光明は主として家庭用の燃焼装置に係り、特にファン
を利用して火炎に強制的に燃焼用空気を供給し短炎化を
実現し、小型化と低騒音化を図った高負荷燃焼装置に関
するものである。

従来の技術 従来、この種の高負荷燃焼装置としてはたとえば第５図
および第６図に示すように構成されたものが知られてお
り、空気噴射板１が折り曲げられて傾斜面２と垂直面３
と水平面４を有し、垂直面３には垂直面３との間で保炎
室５を構成覆る保炎板６の小突起７が接して垂直面３と
保炎板６との間に小間隙８を形成していた。空気室９に
供給された燃焼用空気の一部が小間隙８を通り保炎室５
に至り、前記水平面４に形成された保炎用空気口１０か
ら燃焼室１１へ低速で流出し火炎を安定化させ、大部分
の燃焼用空気は傾斜面２の主空気口１２から燃焼室１１
へ高速で噴出されて火炎と反応し、短炎化を達成してい
た。１３は炎［１１４を有する炎［１部である。

発明が解決しようとする課題 上記構成において、第６図に示すように空気噴射板１の
傾斜面２の曲げ角隘は低騒音化のため比較的緩く設計さ
れている。そのためスプリングバック吊が大きく、第６
図Ｃ部に示す曲げ加工が決まりにくく、量産時には成形
誤差が発生しやすく、結末として保炎用空気［１１０か
らの空気噴出速度が大きくなるという課題があった。

また、本来小突起７の高６八で決まる小間隙８の隙１ｍ
寸沫はそれより小さな空気噴射板１の傾斜面２と保炎板
７の上端との隙１コ［３Ｔ−１１ｔｌＪ約されてしまい
、空気噴射板１の傾斜面２の曲げ加工が長手方向に一様
ではない場合には隙間Ｂが一様ではなくなり、保炎空気
量が不安定になる。その結末、性能的には火炎の不安定
性を誘引し、燃焼限界の改善が難しく、また燃焼騒音値
が増加するという課題があった。

本発明はこのようなａ′題を解決するもので、低騒音で
燃焼性の向上を図った高負荷燃焼装置を提供することを
目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、炎口部の両側長手
方向に空気噴射板を設けるとともに、この空気噴射板に
は前記炎口部の炎口の面とほぼ同一位置の水平面から上
方に垂直面、傾斜面を連続して有せしめて、炎口部の両
側に空気苗を形成し、前記水平面には保炎用空気口を設
けるとともに、前記傾斜面には多数の主空気口を設け、
燃焼室の内部において保炎用空気口と対応して突起板を
設けたものである。

作用 上記構成にすることにより、水平面の保炎用空気口から
の保炎７気は突起板に衝突する構成となり、流れ方向が
分散するようになる。したがって、傾斜面の曲げ加工が
ばらついて保炎空気邑が増加し、保炎用空気口からの流
速が甲くなっても突起板で減衰され、混合気に対し最適
な空気供給条件を諸度良く実現できるものである。

実施例 双五、本発明を給湯纒に応用した場合のτ部側について
、第１図〜第４図に填づいて説明する。

まず、第１実施例を示す第１図〜第３図においで、２１
は燃焼装置本体で、この本体２１の底部に）ｊ・ン２２
と燃料供給管２３が取り付けられている。前記本体２１
の内部において、燃料供給管２３の下流側には複数本の
バーナ２４が設けられ、このバーナ２４間には空気噴射
板２５が嵌められており、そのト流側に空気室２６が、
下流側に燃焼￥２７が形成８れている。前記バーナ２４
の下流側には多数の炎口２８より成る炎口部２９が設け
られている。前記空気噴射板２５は炎口部２９の両側長
手方向に位ｅｌツるように設けられ、その上端側より傾
斜面３０、垂直面３１、水平面３２が連続的に形成され
て、水平面３２は炎口２８とほぼ同一レベルに位置する
ように＃１ｇ成されており、傾斜面３０には連続山形状
に多数の主空気口１３３が形成され、前記水平面３２に
は直線状に多数の保炎用空気口３４が形成されている。

また、前記空気室２６には上端に沿って多数の小突起３
５を有する保炎板３６が空気噴射板２５に取り付けられ
て設けられ、前記小突起３５を垂直面３１に接合プるこ
とによって保炎板３６と垂直面３１との間で小間隙３７
が形成されて、この小間隙３１を介して空気室２６と連
通ずる保炎室３８が形成されている。また、保炎室３８
は前記保炎用空気口３４とも連通している。３９は前記
燃焼室２７の内部において前記水平面３２と平行で肋記
保炎用空気口３４の上方に位置するように前記垂直面３
７に取り付けられた突起板である。さらに、４０は前記
本体２１の上端内部における燃焼室２７の下流側に設け
た熱交換器、４１は前記本体２１の上端に設けた排気口
である。

上記゛構成において、ファン２２より供給された燃焼用
空気は一部が燃料供給′ｇ２３より供給された燃料とと
もにバーナ２４内に入り、混合気となって炎口２８より
燃焼室２７内に流出し火炎を形成する。大部分の燃焼用
空気は空気室２６に至り、主空気口３３から火炎に向か
って比較的高速で供給される。このとき主空気口３３は
連続山形状に設けられでいるためこれに沿って火炎が形
成され、燃焼反応面が飛躍的に拡大されるため火炎長が
小さくなり、高負向燃焼が達成される。

一方、空気室２６に供給された燃焼空気の一部は小間＠
３１を通る間に減圧され保炎室３８から比較的低流速Ｃ
保炎用空気口３４を介して噴出し、その後突起板３９に
衝突して流速が大幅に減速され、燃焼室２７内に一様に
分散される。それにより火炎基部を安定化し燃焼性を高
め、かつ燃焼騒音を小さく抑えることができる。燃焼し
た？ｇＪ渇ガス（よ熱交換器４０に至り、水を加熱した
後、低温の耕気ガスとなって排気口４１より大気に放出
される。

このように、燃焼室２７の内部において保炎用空気口３
４の上方に位置して水平面３２と平行な突起板３９を設
けであるため、保炎用空気口３４からの空気量の不安定
により噴出流速が増大しても、燃焼室２７の内部で突起
板３９により減速分散される形となる。したがって傾斜
面３０の曲げ加工が不揃いで第１図Ｃ部の角度が決まり
にくくかつ保炎板３６取り付けによる構造的なばらつき
が生じて保炎空気量が増大する変動分は前記突起板３９
で安定的に吸収されるものである。したがって空気変動
状態に左右されることなく火炎に対し安定、かつ低流速
で供給ｒきる構成となり、低騒音で高負荷な燃焼を実現
できるものである。

なお、上記実施例では保炎板３６に小突起３５を設けて
空気室２６と保炎室３８を連通する小間隙３７を形成し
ているが、第４図に示す第２実施例のように保炎板３６
に小さな通路４２を設けるようにしても良い。

発明の効果 以上のように、本発明の高負荷燃焼装置によれば次の効
果が得られる。

（１）保炎用空気口と対応するように燃焼室内に突起板
を設けているため、構造的なばらつきによる贈大分を含
めて保炎空気は突起板に衝突し、燃焼室の一部空間で減
速分散され、安定な空気供給が実現され、火炎基部の乱
れを大幅に低減し、騒音発生を防止し低騒音化が図れる
。

（２）突起板を設けることで保炎空気の変動量が二次的
に吸収され、量産時の性能管理が大幅に向上する。

（３）突起板により火炎基部に安定な空気供給が行なえ
ることで、主空気［１の空気流速を一層大きく設定でき
るため、大幅な火炎の短炎化が実現でき高負荷燃焼装置
の小型化が図れる。

°４９図面のｌ！Ｊｌｌな説明 第１図へ・第３図は本発明の第１実施例を示ｖしので、
第１図は高負荷燃焼装置の要部拡大′！Ａ視図、第２図
は同装置の要部拡大断面図、第３図（よ同装置の全休所
面図、ｒｊｇＪ図はホＷｅ明の他の実施例における要部
拡大断面図、第５図は従来例の要部拡大斜視図、第６図
は同要部拡大断面図である。

２５・・・空気噴射板、２６・・・空気室、２７・・・
燃焼室、２８・・・炎口、２９・・・炎口部、３０・・
・傾斜面、３１・・・垂直面、３２・・・水平面、３３
・・・主空気口、３４・・・保炎用空気口、３６・・・
保炎板、３７・・・小間隙、３８・・・保炎室、３９・
・・突起板、４２・・・通路。

代理人　　　森　　本　　義　　弘 第２図 第３図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、炎口部の両側長手方向に空気噴射板を設けるととも
   に、この空気噴射板には前記炎口部の炎口の面とほぼ同
   一位置の水平面から上方に垂直面、傾斜面を連続して有
   せしめて、炎口部の両側に空気室を形成し、前記水平面
   には保炎用空気口を設けるとともに、前記傾斜面には多
   数の主空気口を設け、燃焼室の内部において保炎用空気
   口と対応して突起板を設けた高負荷燃焼装置。