JPH02211078A - 静電形アクチュエータ - Google Patents

静電形アクチュエータ

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JPH02211078A
JPH02211078A JP2981089A JP2981089A JPH02211078A JP H02211078 A JPH02211078 A JP H02211078A JP 2981089 A JP2981089 A JP 2981089A JP 2981089 A JP2981089 A JP 2981089A JP H02211078 A JPH02211078 A JP H02211078A
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electrode
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五郎 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微小位置決め用アクチュエータに係り、超小
形光ヘッドなどを精密に位置決めするのに好適な静電力
応用のアクチュエータに関する。
〔従来の技術〕
従来の微小位置決め用小形アクチュエータとしては、特
開昭62−262233号に記載のように、チタン酸ジ
ルコン酸鉛などのような圧電物質に電圧を印加する時に
変位が発生する圧電効果を利用したものが主であった。
一方静電力を応用したアクチュエータとしては。
センサーズ アンド アクチュエーターズ、11巻、第
2号、(1987年)189頁から206頁(Sang
ors and Actuatovs、 V o n 
11 、 Nu 2(1987) p p 189〜2
06)において論じられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち、圧電素子応用のものは圧電素子の
変位量が極めて小さく、精密な位置決め許容範囲が小さ
い問題があった。市販されている圧電素子の例では10
μmの変位をさせるためには、10■程度の長さが必要
であり、アクチュエータ全体の大きさは圧電素子の寸法
の2倍程度必要なことを考慮すると、大きすぎて1■程
度の寸法を目標としている超小形光ヘッドのアクチュエ
−夕としては大きすぎる。
一方、静電アクチュエータの例では、回転モータへ適用
しており、2次元方向へ負荷物体を駆動するための2次
元アクチュエータや、更に高次元のアクチュエータへ適
用する場合↓こついては配慮されていない、また摩擦力
の影響を排除する点についても配慮されていない。
本発明は、光ヘッド等の精密位置決めに十分な変位を発
生させることのできる摩擦のない小形軽址のアクチュエ
ータを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、平面上に複数の電極を設けた平板を小さな
間隔を隔てて平行に対向して配置し、−方の平板を固定
、他方の平板を柔らかなばね部材で可動に支持し、対向
する固定電極と可動電極の対の間に電圧を印加する構造
とし、x、y、zの各軸のうち必要な方向の、正、負方
向に上記電極の対を配置し、各電極対に印加する電圧を
制御することにより、任意の方向へ可動部を変位させる
ことができる。上記静電力発生用の電極は極めて薄い金
属膜で構成できるため力発生部の重量はほとんど無視で
きる。また電極の変位方向寸法を必要な変位より少し大
きくすることにより、必要変位を取ることができる。
〔作用〕
第6図に示すように同一形状の短冊状電極10゜11が
あり、電極10がX方向に少しずれている場合、電極1
1に作用する力は下記め式で表わされる。ここでΩはY
方向の電極が重なった部分の長さ、WはX方向の電極が
重なった部分の長さ。
hは電極間のZ方向の間隔、■は電極間に作用している
電圧、εは電極間の空間の誘電率である。
X方向の力をFX、Z方向の力をFXで表わす。
    h  h (2)式によれば電極板間の吸引力により可動電極が変
位すると電極板間の間隔りが小さくなるため、発生する
力Fzを電圧だけでは制御できない。
一方(1)式より横方向の駆動力FXは電圧Vのみで決
定できるので、精密な制御を行なうには横方向の駆動力
を用いた方がやり易い、しかし、一般に電極の重なり量
Wより間隔りを小さく取るので、力の大きさは吸引力F
zの方が横方向駆動力Fxより大きい、横方向駆動力F
Xは電極の重なり量Wに依存しないことを利用して、電
極の重なり量Wを必要最小限とし、第6図と同様の電極
対を複数組設ければ、一定面積内で発生する横方向駆動
力を大きくすることができる。又、第7図のように隣接
する電極を異符号の極性にし、下部電極21a、21b
を固定、上部電極20a、20bを可動の状態にすると
力の作用は、電極20aと21c間では矢印a方向に作
用する。ここで力の大きさに矢印の長さを表示する。こ
の力をx、z方向成分に分けると矢印aX、aZのよう
になる。
同様に、電極20bと21b間でもX、Z方向にそれぞ
れ矢印bx、bzの長さだけ力が作用する。
これら2対の電極間においては、上部電極にはX。
2それぞれの負方向に力が作用する。又、これに対し、
電極20aと21b間では矢印ab力方向、電極21a
と20b間では矢印ba力方向力が作用する。この2つ
の力の大小は、電極の幅に対して、隣接する電極間のピ
ッチをできるだけ小さくし、電極20aと20bの中央
に電極21bを配置すれば、電極20aと2ib間に作
用する力abは、力a及びbと同等の力が作用し、電極
20bと21c間に作用する力はそれに比べて小さくで
きる。同様に電極20b、21cでも力abと同等の力
beが作用する0以上により、上部電極20aと20b
に作用する全体の力は横方向の力をFに、上下方向の力
をFxで表わせば次式のようになる。
Fx=aX+bX+ (aba)X     =(3)
Fx=a Z+b Z −(a b a) Z    
 −(4)上式の最後の項の添字はX、Zの成分を表わ
す。
上式より、上部電極には、Xの負方向と、Zの負方向に
、力が作用する。
次に電極の位置をそのままにして、上部電極の各抵抗を
変えずに、下部各電極の極性を入れ変えた場合の力の作
用を第8図に示す、電極20aと21a間では矢印a′
の力、電極20bと21b間では矢印b′の力、電極2
0aと21b間、電極20bと21a間の合成した力は
矢印a′ b′a′に作用するので、上部型[120a
、20bにはXの正方向のZの正方向に力が作用するこ
とになる。
第7図に対し、隣接する電極を同符号の極性にし対向す
る電極を異符号の極性にした場合を、第9図に示す、電
極20aと21a間、及び電極20bと21b間では、
上部電極に第7図の場合と同様にそれぞれ矢印a、矢印
す方向に力が作用する。電極20aと21b間では、矢
印a′b′電極20bと21a間では、矢印1,1 a
/に力が作用し、これら2つの力を合成すると矢印a′
b′ a′となり、上部電極20a、20bに作用する
力は、横方向の力をFχ′、上下方向の力をFz’で表
わせば次式のようになる。
Fz’ =aX+bX−(a’ b’ a’ )X −
(3)’Fz’  =aZ+bZ+(a’  b’  
a’  )Z  −(4)’式(3) 、(4)と式(
3)’ 、(4)’ を比べてわかるように、隣接する
電極を異符号の極性にした場合のほうが同符号の極性に
した場合よりも横方向に作用する力が大きくなる。また
、隣接する電極を異符号の極性にすると上部電極あるい
は、下部電極のいずれかの極性を変えるだけで作用する
力の方向を変えることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第6図を用いて説
明する。第1図は、X軸方向に駆動するアクチュエータ
を示す、又、第2図は第1図の組立状態のXz断面図を
示す、絶縁体で作られた可動ホルダ4の下面には可動電
極1a、lbが固定されており、小さなすき間りを隔て
て平行に固定電極28〜2hが固定ホルダ5に固定され
ている。
可動ホルダ4と固定ホルダ5はz、Y軸方向に剛性が高
く、X#力方向剛性が低い支持はね3a〜3dで支持さ
れている。そのため可動ホルダ4は、下面に固定した可
動電極1a、lbと固定電極2a〜2hの間に吸引力が
作用してもZ、Y軸方向には変位することなくX軸方向
のみに変位する。
可動電極”la、lb及び固定電極2a、2bはY軸方
向に細長い短冊状に複数個形成されており。
第2図に示すように、可動電極1a、lb及び固定電極
2a、2bは、ピッチPzを隔てて隣設しており、可動
電極1a、lbは、固定電極2a。
2bに対してXの負方向にずれており電極重り量w1は
、どの電極対でも一定になる様、配置しである。
電極がX方向にずれることにより、2方向の吸引力ある
いは反発力のみだけでなく横方向の力も作用する。又、
可動電極1a、lb及び固定電極2a、2bは制御器6
により印加する電圧を個別に制御されている。
次に本実施例の動作について説明する。
第2図の状態で、可動ホルダ4をXの正方向に駆動する
場合、第3図に示すように隣接する電極が異符号の極性
になるように、対向する電極も異符号の極性になるよう
に電圧を印加する。すると可動ホルダ4の下面に設けら
れた可動電極と、固定ホルダの上面に設けられた固定電
極との間で対向するI!極対1aと28%ibと2bで
は、可動電極1a、lbにXの正方向に吸引力が働き。
1bと28.1aと2bでは、Xの正方向に反発力が働
き、可動ホルダ4は、Xの正方向に移動する。
可動ホルダ4をXの負方向に駆動する場合は、第3図の
状態で、可動電極1a、lbあるいは。
固定電極2a、2bのいずれかの極性を変えることによ
り行える。
次に、可動ホルダの駆動範囲について説明する。
第3図において可動電極1a、1b及び固定電極2a、
2bの幅をW、対向する電極の重り量をWl 、電極の
ピッチをPzとすると、Xの正方向には、y −wl 
、 Xの負方向には、W 1 + P tだけ移動する
ことが可能となる。すなわち、対向する電極が一致すれ
ば、その状態でいくらか電圧を印加しても、横方向の力
は働かない。
第4図(b)には、第4図(a)の状態で可動電極1a
をX方向に少しずつずらした時の、可動電極1aと対向
するそれぞれの固定電極との間に働く横方向の力Fxを
示す、可動電極1aが固定電極2aと一致しているとき
は、Fxも0で、ずれ量が少しずつ大きくなるにつれて
Fxも大きくなり、ある一定ずれ量になると、Fxも飽
和し、可動電極1aが固定電極2bと一致するとFXは
0となり、それ以上ずれるとFxの方向が逆になりずれ
量に比例してFXも大きくなり、ある一定ずれ量でFX
が飽和し、可動電極18と固定電極2a’ が一致する
Fxも0となる。これが力の変化の一周期である。
本実施例のアクチュエータを2次元アクチュエータとし
て駆動する場合は、第5図に示すようにY方向に細長い
短冊状の電極101a、101bと、X方向に細長い短
冊状の電極101 o 、 101dで構成された上部
電極と、対向する下部電極102a〜102dl−X、
Y方向にずらして配設すれば、2次元の駆動が行える。
本実施例によれば、電極の配置が簡単なので。
静電力を応用し半導体加工、技術で容易に微小位置決め
用小形アクチュエータを製造することができる。又、駆
動する方向でない上下方向が相殺されて小さくなるので
、制御しやすい、さらに、上下電極のパターンを対称に
すると横方向の力の方向を変えるとき、上下方向の力の
中心が横方向に、電極のピッチ分しかずれないので、モ
ーメントの変化が非常に小さい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、電圧制御だけで変位方向を変えること
ができる。又、すべての電極を用いて駆動できるため、
一定範囲内において効率良く駆動力を発生することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の静電形アクチュエータの分
解斜視図、第2図は第1図のアクチュエータの中央位置
のx−2断面図、第3図は駆動制御方式の説明図、第4
図(a)は駆動制御方式の説明図、第4図(b)は電極
のずれ量による力の変化の説明図、第5図は本発明の他
の実施例で2次元アクチュエータとした場合の電極構成
図、第6図、第7図、第8図及び第9図は、夫々電極間
に作用する力の説明図である。 1・・・可動電極、2・・・固定電極、3・・・支持ば
ね、441、If!] b・・一番’tttps 第 第 ■ 喝 鴇 凹 第 園 (α) $4−図(bン 第 囚 第 ? 20久20b、−、ヤ樹 zta、2/b、21cmを場

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、短冊状の電極片を複数個突設した電極を、別個の電
    極の電極片が互いに電極片の間に一定のピッチで入り込
    む様に配置して、電気的絶縁体上に装着し、上記電極対
    を平行な小さな間隔を隔て対向させ、短冊状方向に直角
    な直線の正方向または負方向に、対向する電極片をずら
    した状態に配置し、上記電極対の一方を固定し他方を可
    動にし、上記電極対の間に電圧を印加する手段を設け、
    隣接する電極片を異符号の極性にすることを特徴とする
    静電形アクチュエータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08186987A (ja) * 1994-12-29 1996-07-16 Asmo Co Ltd 静電アクチュエータ
US6181050B1 (en) * 1997-10-27 2001-01-30 Hewlett Packard Company Electrostatic micromotor with large in-plane force and no out-of-plane force
US6657359B1 (en) * 1997-03-14 2003-12-02 Agilent Technologies, Inc. Method of driving an electrostatic actuator with spatially-alternating voltage patterns
JP2009240058A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Sanyo Electric Co Ltd 動作装置
JP2013247753A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Dainippon Printing Co Ltd 静電アクチュエータ

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