JPH0221047A - 伝動用無端ベルト - Google Patents
伝動用無端ベルトInfo
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- JPH0221047A JPH0221047A JP16885188A JP16885188A JPH0221047A JP H0221047 A JPH0221047 A JP H0221047A JP 16885188 A JP16885188 A JP 16885188A JP 16885188 A JP16885188 A JP 16885188A JP H0221047 A JPH0221047 A JP H0221047A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 15
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 5
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、チェーン式の無段変速機に用いられる伝動用
無端ベルトに関する。
無端ベルトに関する。
[従来技術]
チェーン式の無段変速機は互いに対向する一対の円錐面
をもつプーリを同軸上に配置し、このプーリの円錐面に
接触する断面形状を有するブロックをチェーン状に連結
した無端ベルトをかけわたして動力伝達機構を構成し、
対向するプーリの円錐面間の距離を変更することによっ
てプーリとベルトとの間の有効半径を調節して無段変速
を行なう型式の変速機が知られている。
をもつプーリを同軸上に配置し、このプーリの円錐面に
接触する断面形状を有するブロックをチェーン状に連結
した無端ベルトをかけわたして動力伝達機構を構成し、
対向するプーリの円錐面間の距離を変更することによっ
てプーリとベルトとの間の有効半径を調節して無段変速
を行なう型式の変速機が知られている。
この型式の無段変速機に使用する無端ベルトはプーリの
円錐面に接触する側面をもつ、正面形状がほぼ台形をし
たブロックをリンクの周囲に嵌合せしめ、このリンクに
形成した軸孔にピンを挿入することで関節を形成し、こ
のリンクを所定のピッチ継ぎ合わせることによって無端
ベルトを構成する。このリンクを連結するピンは、リン
クの枢動を許容するために、リンクの軸孔との間に適宜
の間隙を設ける必要があり、ピンはリンクに対して出入
自在の状態に挿入されることになる。そこで、リンクの
両側端から突出するピンの両端部を保持する部材が必要
となる。
円錐面に接触する側面をもつ、正面形状がほぼ台形をし
たブロックをリンクの周囲に嵌合せしめ、このリンクに
形成した軸孔にピンを挿入することで関節を形成し、こ
のリンクを所定のピッチ継ぎ合わせることによって無端
ベルトを構成する。このリンクを連結するピンは、リン
クの枢動を許容するために、リンクの軸孔との間に適宜
の間隙を設ける必要があり、ピンはリンクに対して出入
自在の状態に挿入されることになる。そこで、リンクの
両側端から突出するピンの両端部を保持する部材が必要
となる。
特開昭59−99143号公報には、この種の無端ベル
トにおいて、ピンの両端部を保持するためのクリップの
型式が複数側開示されている6・上記公報におけるクリ
ップは、弾性のある板材や線材を材料として、これらの
材料を正面形状がほぼC字形に形成し、とのC字形のク
リップの両開口端部をピンの両端部に弾性的に係合する
ことでピンの自由端を保持している。
トにおいて、ピンの両端部を保持するためのクリップの
型式が複数側開示されている6・上記公報におけるクリ
ップは、弾性のある板材や線材を材料として、これらの
材料を正面形状がほぼC字形に形成し、とのC字形のク
リップの両開口端部をピンの両端部に弾性的に係合する
ことでピンの自由端を保持している。
このクリップは無端ベルトの外周側又は内周側のいずれ
にも装着することが可能ではあるが、内周側にとりつけ
た場合には、ベルトが回動してクリップに遠心力が作用
したときにもクリップが外れる危険性を@避することは
できるが、ベルトがプーリを通過する際に、ブロックと
リンクが内周側に折り曲げられてクリップと干渉しやす
くなる。
にも装着することが可能ではあるが、内周側にとりつけ
た場合には、ベルトが回動してクリップに遠心力が作用
したときにもクリップが外れる危険性を@避することは
できるが、ベルトがプーリを通過する際に、ブロックと
リンクが内周側に折り曲げられてクリップと干渉しやす
くなる。
このためにリンクの枢動範囲が制約される不都合があり
、クリップのリンクに対する取り付け、取外しの便をも
考慮すると、結局は、クリップをベルトの外周側にとり
つける方が有利となるが、遠心力に対抗する措置が必要
となる。
、クリップのリンクに対する取り付け、取外しの便をも
考慮すると、結局は、クリップをベルトの外周側にとり
つける方が有利となるが、遠心力に対抗する措置が必要
となる。
[発明が解決しようとする課題]
上述したような従来の無端ベルトにあっては、ベルトの
外周側にとりつけるピンの保持部材であるクリップが単
にクリップの弾性力のみでピンを把持しているだけであ
るので、クリップに遠心力が加わったときにピンから離
脱しやすい不具合があった。
外周側にとりつけるピンの保持部材であるクリップが単
にクリップの弾性力のみでピンを把持しているだけであ
るので、クリップに遠心力が加わったときにピンから離
脱しやすい不具合があった。
[課題を解決するための手段]
本発明は、前述した従来技術の問題点を解決するために
、正面形状の外形が略台形で中央部に形成された少なく
とも1つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜接触
面にそれぞれ開口する欠截部を有し、一対のピンを挟持
するように板厚方向に配列した第1および第2のブロッ
クから成るブロックユニットと、薄板のリンク片をその
厚さ方向にそれぞれ所定の寸法だけ重ねてなるリンク列
を、各リンク片の長さ方向の一端部を厚さ方向に隣接す
るリンク片の他端部にリンク列共通のピンで軸着するこ
とによりリンク列を無端状に連結し、各リンク列を板厚
方向に配列したブロックユニットの前記透孔および欠截
部中に嵌装させた無端ベルトにあって、隣接するブロッ
クユニットの間隔に挿入されて前記ピンの両端部を保持
する板状材よりなる保持部材とを備えたことを基本的な
構成としている。
、正面形状の外形が略台形で中央部に形成された少なく
とも1つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜接触
面にそれぞれ開口する欠截部を有し、一対のピンを挟持
するように板厚方向に配列した第1および第2のブロッ
クから成るブロックユニットと、薄板のリンク片をその
厚さ方向にそれぞれ所定の寸法だけ重ねてなるリンク列
を、各リンク片の長さ方向の一端部を厚さ方向に隣接す
るリンク片の他端部にリンク列共通のピンで軸着するこ
とによりリンク列を無端状に連結し、各リンク列を板厚
方向に配列したブロックユニットの前記透孔および欠截
部中に嵌装させた無端ベルトにあって、隣接するブロッ
クユニットの間隔に挿入されて前記ピンの両端部を保持
する板状材よりなる保持部材とを備えたことを基本的な
構成としている。
[発明の作用]
本発明は以上の手段を備えたことにより、無端ベルトを
構成するリンク列を軸支するピンの保持部材を各ブロッ
クユニットの外周側間隔に介在させ、この保持部材の板
状の基部がブロックユニットの間隔が規定より狭くなる
のを防止する。そして、この保持部材はブロックの一方
に密着して装着され、常時ブロックと一体に運動するの
で、ブロックとの間で打撃を生ずることがなく、また、
保持部材の一部がブロックの上辺部の下面に当接してい
るので、保持部材に遠心力が作用したときにも確実な係
合が維持される。
構成するリンク列を軸支するピンの保持部材を各ブロッ
クユニットの外周側間隔に介在させ、この保持部材の板
状の基部がブロックユニットの間隔が規定より狭くなる
のを防止する。そして、この保持部材はブロックの一方
に密着して装着され、常時ブロックと一体に運動するの
で、ブロックとの間で打撃を生ずることがなく、また、
保持部材の一部がブロックの上辺部の下面に当接してい
るので、保持部材に遠心力が作用したときにも確実な係
合が維持される。
[実施例]
第1図ないし第3図は、本発明の第1実施例を示してお
り、第1図はその一部欠截側面図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図は保持部材の斜視図である。
り、第1図はその一部欠截側面図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図は保持部材の斜視図である。
全体を符号1で示す無端ベルトは、一対のピン4を挟持
するように配置された第1ブロック10および第2ブロ
ック30から成る2枚1組のブロックユニットYと、隣
接するブロックユニットYにおいてそれぞれ挟持された
ピンを連結するリンク片3と、各ブロックユニットYと
隣接するブロックユニットYとの間隔に挿入されてピン
の両端部を保持する保持部材5を基本的な構成手段とし
て備えている。リンク片3は内側に開口部2を形成した
金属薄板製のもので、このリンク列3を長手方向に互に
半ピツチずらせるとともに、厚さ方向に所定の寸法だけ
重ねてリンク列を形成し、そのリンク列を後述する態様
で3列並列に間隔を置いて配置し、各列共通の関節とな
るピン4でリンク片3の軸着を行なっている。
するように配置された第1ブロック10および第2ブロ
ック30から成る2枚1組のブロックユニットYと、隣
接するブロックユニットYにおいてそれぞれ挟持された
ピンを連結するリンク片3と、各ブロックユニットYと
隣接するブロックユニットYとの間隔に挿入されてピン
の両端部を保持する保持部材5を基本的な構成手段とし
て備えている。リンク片3は内側に開口部2を形成した
金属薄板製のもので、このリンク列3を長手方向に互に
半ピツチずらせるとともに、厚さ方向に所定の寸法だけ
重ねてリンク列を形成し、そのリンク列を後述する態様
で3列並列に間隔を置いて配置し、各列共通の関節とな
るピン4でリンク片3の軸着を行なっている。
ピン4は、第1図に示すように、その断面形状において
、上下対称形状で、径の大きい弧からなる揺動部41と
、前記弧より幾分小さい弧からなる底部と、前記揺動部
41の反対側に形成された直線と該直線に接し径の小さ
い弧とからなる回転防止部42とから成る一対の棒状部
材を各々の揺動部で互に当接せしめたもので、その長さ
は両端部を3列のリンク列の最外側に位置するリンク片
3の外側面よりも僅かに突出せしめた状態において、3
列のリンク列間に適宜間隔を生じさせる長さであり、ま
たリンク片3の開口部2のリンク片3の長さ方向の両外
側にはピン4の回転防止部42に嵌合する凹部が形成さ
れている0本実施例における各リンク列は、中央のリン
ク列がリンク片3を7枚、両外側のリンク列はリンク片
3を4枚それぞれ板厚方向に重ねて上述の如く構成され
ている。
、上下対称形状で、径の大きい弧からなる揺動部41と
、前記弧より幾分小さい弧からなる底部と、前記揺動部
41の反対側に形成された直線と該直線に接し径の小さ
い弧とからなる回転防止部42とから成る一対の棒状部
材を各々の揺動部で互に当接せしめたもので、その長さ
は両端部を3列のリンク列の最外側に位置するリンク片
3の外側面よりも僅かに突出せしめた状態において、3
列のリンク列間に適宜間隔を生じさせる長さであり、ま
たリンク片3の開口部2のリンク片3の長さ方向の両外
側にはピン4の回転防止部42に嵌合する凹部が形成さ
れている0本実施例における各リンク列は、中央のリン
ク列がリンク片3を7枚、両外側のリンク列はリンク片
3を4枚それぞれ板厚方向に重ねて上述の如く構成され
ている。
第1および第2のブロック10.30は金属板製のもの
で、それぞれの正面形状は、第2図に示すように1両側
縁を斜辺とするほぼ台形の外形状を有しており、該両側
縁の中央にそれぞれ開口する欠截部11,11と、中央
部に開口する透孔12によって上辺部17と下辺部18
とが形成されている。この上辺部17の透孔12に面す
る中央部は上側に突出する円弧部17aに形成され、欠
截部11,11に面する両側は腕部17b。
で、それぞれの正面形状は、第2図に示すように1両側
縁を斜辺とするほぼ台形の外形状を有しており、該両側
縁の中央にそれぞれ開口する欠截部11,11と、中央
部に開口する透孔12によって上辺部17と下辺部18
とが形成されている。この上辺部17の透孔12に面す
る中央部は上側に突出する円弧部17aに形成され、欠
截部11,11に面する両側は腕部17b。
17bに形成されている。下辺部18の透孔12に面す
る中央部は下側に突出する円弧部18aに形成され、欠
截部11,11に面する両側は腕部18b、18bに形
成されている。
る中央部は下側に突出する円弧部18aに形成され、欠
截部11,11に面する両側は腕部18b、18bに形
成されている。
切截部11,11を挾む上辺部17の腕部17bと下辺
部18の腕部18bめ端面にはプーリの円錐面をなす接
触面に当接接触せしめられる傾斜接触面13.14が形
成されている。欠截部11.11は両側縁のほぼ中央部
から該ブロックの左右の幅方向内向きに所定の枚数を重
ねた外側のリンク列を幅方向に収納しうる深さだけ切り
込まれたコ字形状を有していて、上辺部17の腕部17
bの下面外端部と傾斜接触面13との間には、湾曲突出
部24が形成されている。
部18の腕部18bめ端面にはプーリの円錐面をなす接
触面に当接接触せしめられる傾斜接触面13.14が形
成されている。欠截部11.11は両側縁のほぼ中央部
から該ブロックの左右の幅方向内向きに所定の枚数を重
ねた外側のリンク列を幅方向に収納しうる深さだけ切り
込まれたコ字形状を有していて、上辺部17の腕部17
bの下面外端部と傾斜接触面13との間には、湾曲突出
部24が形成されている。
透孔12は、前記欠截部11,11のコ字形状の底辺部
よりブロックの幅方向に適宜の幅の柱状部15.15を
隔ててブロックの中央部に形成される。この透孔12は
内部を貫通するリンク列を幅方向に遊嵌しうる幅寸法を
有し、上下の形状は、上辺部17の円弧部17aの下縁
と下辺部18の円弧部18aの上縁の形状に対応した形
状を有している。
よりブロックの幅方向に適宜の幅の柱状部15.15を
隔ててブロックの中央部に形成される。この透孔12は
内部を貫通するリンク列を幅方向に遊嵌しうる幅寸法を
有し、上下の形状は、上辺部17の円弧部17aの下縁
と下辺部18の円弧部18aの上縁の形状に対応した形
状を有している。
欠截部11,11および透孔12の上下方向の幅は、リ
ンク片3の板幅より若干長く設定されている。
ンク片3の板幅より若干長く設定されている。
第1ブロックの柱状部15.15の一方の面の中央部に
はピン4を受は入れる矩形状の溝21が該柱状部15を
横切る方向に形成されている。そして、この溝21の中
心からブロックの上下端方向に延びるブロックの第1の
面19,20は、前記溝21の中心において両面が鈍角
で交わるような傾斜を付しである。
はピン4を受は入れる矩形状の溝21が該柱状部15を
横切る方向に形成されている。そして、この溝21の中
心からブロックの上下端方向に延びるブロックの第1の
面19,20は、前記溝21の中心において両面が鈍角
で交わるような傾斜を付しである。
ブロック10の第2の面26,27にあっては、柱状部
15の前記溝19の反対面には突出部22が設けられて
おり、この突出部22には、中央部が高くなるように曲
率の大きな弧状面が形成されている。
15の前記溝19の反対面には突出部22が設けられて
おり、この突出部22には、中央部が高くなるように曲
率の大きな弧状面が形成されている。
第2ブロック30の両側面のうち、第1ブロック10の
第1の面に向かいあう第1の面は、第1ブロック10の
面19.20と同様に傾斜を付した面39.40に形成
されていて、柱状部35の中央部にはピン4を受は入れ
る矩形状の溝31が第1ブロック1oの溝21に対向し
て設けられている。
第1の面に向かいあう第1の面は、第1ブロック10の
面19.20と同様に傾斜を付した面39.40に形成
されていて、柱状部35の中央部にはピン4を受は入れ
る矩形状の溝31が第1ブロック1oの溝21に対向し
て設けられている。
第2ブロック30の第2の面36,37は第1の面39
.に対してほぼ平行に形成されるが、柱状部35の前記
溝31の反対面には突出部32が設けられており、この
突出部32の表面は、平面又は中央部が高くなるように
曲率の大きな弧状面に形成されている。
.に対してほぼ平行に形成されるが、柱状部35の前記
溝31の反対面には突出部32が設けられており、この
突出部32の表面は、平面又は中央部が高くなるように
曲率の大きな弧状面に形成されている。
リンク列の共通の関節となるピン4は、第1および第2
のブロック10.30の各々2個の柱状部15.35に
形成された対向する溝21.31に係合して、透孔12
に挿通された中央のリンク列のリンク片3の開口部2を
貫通支承し、柱状部15.35の外側においては、欠截
部11,11に挿通された外側のリンク列を貫通して、
ピン4の両端は、最外側のリンク片3よりも外側に若干
突出する。無端ベルト1のリンク列を連結するピン4の
両側端は保持部材により保持されるが、この保持部材を
構成する一部の要素は、第1および第2ブロック10.
30が形成するチェーン外周側の間隔に挿入される。第
1および第2ブロック10.30が形成する間隔は、ピ
ン4を含む第1および第2ブロックの互いに対向する第
1の面が形成する間隔と、その反対側の第2の面の側、
すなわち柱状部15.35の突出部22.32が接合す
ることにより形成される間隔とがあるが、保持部材は、
突出部22.32によって形成される間隔、すなわち、
隣接するブロックユニットYの間に形成される間隔に挿
入される。
のブロック10.30の各々2個の柱状部15.35に
形成された対向する溝21.31に係合して、透孔12
に挿通された中央のリンク列のリンク片3の開口部2を
貫通支承し、柱状部15.35の外側においては、欠截
部11,11に挿通された外側のリンク列を貫通して、
ピン4の両端は、最外側のリンク片3よりも外側に若干
突出する。無端ベルト1のリンク列を連結するピン4の
両側端は保持部材により保持されるが、この保持部材を
構成する一部の要素は、第1および第2ブロック10.
30が形成するチェーン外周側の間隔に挿入される。第
1および第2ブロック10.30が形成する間隔は、ピ
ン4を含む第1および第2ブロックの互いに対向する第
1の面が形成する間隔と、その反対側の第2の面の側、
すなわち柱状部15.35の突出部22.32が接合す
ることにより形成される間隔とがあるが、保持部材は、
突出部22.32によって形成される間隔、すなわち、
隣接するブロックユニットYの間に形成される間隔に挿
入される。
第3図はピン4の両端部を保持するためのリテーナと称
する保持部材の一実施例を示す斜視図である。
する保持部材の一実施例を示す斜視図である。
全体を符号5で示すリテーナは、金属板又は樹脂製のも
ので、第1ブロック10と第2ブロック30が形成する
前述する間隔に対して幅方向に挿入される差し渡し部で
ある板状の基部51を備えている。この基部51の中央
上縁部は所定の幅だけ板厚方向に第1ブロック10側に
突出するように折り曲げられて押え部53が形成されて
いて、この押え部53は第1ブロック10の上辺部17
の円弧部17aの上面に当接される。したがって、押え
部53は円弧部17aに沿うように弧状に湾曲されてい
る。基部51の両側には、第1ブロック10側に突出す
る一対の截頭円錐形の突起52゜52が形成してあり、
基部51の両側の下縁は、所定の幅だけ板厚方向に、突
起52と同方向にほぼ直角に折り曲げられて挿入部54
.54が形成しである。この挿入部54は、第2図に示
すように、第1ブロック10の上辺部17の腕部17b
の下縁と欠截部11内に装着されたリンク片3の上縁と
が成す空隙部に挿入される。
ので、第1ブロック10と第2ブロック30が形成する
前述する間隔に対して幅方向に挿入される差し渡し部で
ある板状の基部51を備えている。この基部51の中央
上縁部は所定の幅だけ板厚方向に第1ブロック10側に
突出するように折り曲げられて押え部53が形成されて
いて、この押え部53は第1ブロック10の上辺部17
の円弧部17aの上面に当接される。したがって、押え
部53は円弧部17aに沿うように弧状に湾曲されてい
る。基部51の両側には、第1ブロック10側に突出す
る一対の截頭円錐形の突起52゜52が形成してあり、
基部51の両側の下縁は、所定の幅だけ板厚方向に、突
起52と同方向にほぼ直角に折り曲げられて挿入部54
.54が形成しである。この挿入部54は、第2図に示
すように、第1ブロック10の上辺部17の腕部17b
の下縁と欠截部11内に装着されたリンク片3の上縁と
が成す空隙部に挿入される。
すなわち、リテーナ5は、基部51の中央部に形成した
押え部51と1両側の挿入部54.54とで第1ブロッ
ク10の上辺部17を上下方向から挟持することになり
、リテーナ5は第1ブロック10の第2の面26に密着
し、常時一体となって運動することになる。
押え部51と1両側の挿入部54.54とで第1ブロッ
ク10の上辺部17を上下方向から挟持することになり
、リテーナ5は第1ブロック10の第2の面26に密着
し、常時一体となって運動することになる。
挿入部54の基部51に直交する外端縁は、基部51と
は反対側に突出するようにほぼ直角に折り曲げられて腕
部55を形成している。そして、この挿入部54と腕部
55の間は、2段の円弧折曲部56で結ばれていて、リ
テーナ5が第1ブロック10にとりつけられたとき、円
弧折曲部56の外側部がブロック上辺部17の腕部17
bの外端下面に形成した湾曲突出部24と係合してリテ
ーナ5の側方への遊動を規制する。リテーナ5の両側端
に形成した一対の腕部55,55の対向する内面の間隔
は、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の
両側端を保持する。
は反対側に突出するようにほぼ直角に折り曲げられて腕
部55を形成している。そして、この挿入部54と腕部
55の間は、2段の円弧折曲部56で結ばれていて、リ
テーナ5が第1ブロック10にとりつけられたとき、円
弧折曲部56の外側部がブロック上辺部17の腕部17
bの外端下面に形成した湾曲突出部24と係合してリテ
ーナ5の側方への遊動を規制する。リテーナ5の両側端
に形成した一対の腕部55,55の対向する内面の間隔
は、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の
両側端を保持する。
本実施例のリテーナにおいては、リテーナ5を第1ブロ
ック10にとりつけたときには、リテーナ5に設けた押
え部53と挿入部54.54によつてリテーナ5は第1
ブロック10の上辺部17に対して確実に装着され、ブ
ロックとリテーナの間は常に密着状態に維持される。同
時に、リテーナ5は両側部の折曲部56.56が第1ブ
ロック10の上辺部17の両側部の腕部17b、17b
の下縁に形成した湾曲突出部24.24に係合し、リテ
ーナ5の側方への遊動が規制され、保持したピン4を確
実に位置決めできる。
ック10にとりつけたときには、リテーナ5に設けた押
え部53と挿入部54.54によつてリテーナ5は第1
ブロック10の上辺部17に対して確実に装着され、ブ
ロックとリテーナの間は常に密着状態に維持される。同
時に、リテーナ5は両側部の折曲部56.56が第1ブ
ロック10の上辺部17の両側部の腕部17b、17b
の下縁に形成した湾曲突出部24.24に係合し、リテ
ーナ5の側方への遊動が規制され、保持したピン4を確
実に位置決めできる。
また、板状の基部51が隣接するブロックユニットYが
形成するチェーン外周側の間隔に挿入されるので、間隔
を維持し、チェーンが内周側にたわむのを防止する。さ
らに本実施例のリテーナ5においては、基部51の両側
部に第1ブロック10側に突出する一対の截頭円錐形の
突起が設けであるのでブロックユニット間の間隔を維持
する機能はより一層向上する。
形成するチェーン外周側の間隔に挿入されるので、間隔
を維持し、チェーンが内周側にたわむのを防止する。さ
らに本実施例のリテーナ5においては、基部51の両側
部に第1ブロック10側に突出する一対の截頭円錐形の
突起が設けであるのでブロックユニット間の間隔を維持
する機能はより一層向上する。
第4図は保持部材であるリテーナの他の実施例を示すも
のであって、リテーナ6は、金属板又は樹脂製のもので
、前述の例と同様に、第1ブロック10と第2ブロック
30が形成する間隔に対して幅方向に挿入される差し渡
し部である板状の基部61を備えている。
のであって、リテーナ6は、金属板又は樹脂製のもので
、前述の例と同様に、第1ブロック10と第2ブロック
30が形成する間隔に対して幅方向に挿入される差し渡
し部である板状の基部61を備えている。
この基部61の両側部の上縁部は、所定の幅だけ板厚方
向に第1ブロック10側に突出するように折り曲げられ
て押え部63.63が形成されている。そして、基部6
1の両側部の下縁部はほぼ押え部の幅に等しい幅だけ板
厚方向に押え部と同じ側に折り曲げられて挿入部64.
64が形成しである。したがって、このリテーナ6を第
1ブロック10に装着したときには、基部61の側部の
上下縁に設けた一対の押え部63と挿入部64が、第1
ブロック10の上辺部17の腕部17bを上下方向から
挟持することになり、リテーナ6は第1ブロック10の
第2の面26に対して確実に装着される。
向に第1ブロック10側に突出するように折り曲げられ
て押え部63.63が形成されている。そして、基部6
1の両側部の下縁部はほぼ押え部の幅に等しい幅だけ板
厚方向に押え部と同じ側に折り曲げられて挿入部64.
64が形成しである。したがって、このリテーナ6を第
1ブロック10に装着したときには、基部61の側部の
上下縁に設けた一対の押え部63と挿入部64が、第1
ブロック10の上辺部17の腕部17bを上下方向から
挟持することになり、リテーナ6は第1ブロック10の
第2の面26に対して確実に装着される。
挿入部64の基部61に直行する外端縁は、基部61と
は反対側に突出するようにほぼ直角に折り曲げられて腕
部65を形成している。そして、この挿入部64と腕部
65の間は、2段の円弧折曲部66で結ばれていて、リ
テーナ6が第1ブロック10にとりつけられたとき、円
弧折曲部66の外側部がブロック上辺部17の腕部17
bの外端下面に形成した湾曲突出部24と係合してリテ
ーナ6の側方への遊動を規制する。リテーナ6の両端部
に形成した一対の腕部65,65の対向する内面の間隔
は、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の
両側端を保持する。
は反対側に突出するようにほぼ直角に折り曲げられて腕
部65を形成している。そして、この挿入部64と腕部
65の間は、2段の円弧折曲部66で結ばれていて、リ
テーナ6が第1ブロック10にとりつけられたとき、円
弧折曲部66の外側部がブロック上辺部17の腕部17
bの外端下面に形成した湾曲突出部24と係合してリテ
ーナ6の側方への遊動を規制する。リテーナ6の両端部
に形成した一対の腕部65,65の対向する内面の間隔
は、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の
両側端を保持する。
本実施例のリテーナにおいては、リテーナ6を第1ブロ
ック10にとりつけたときには、リテーナ6の両側部に
設けた押え部63と挿入部64によってリテーナ6は第
1ブロック10の上辺部17の第2の面26に対して確
実に装着される。
ック10にとりつけたときには、リテーナ6の両側部に
設けた押え部63と挿入部64によってリテーナ6は第
1ブロック10の上辺部17の第2の面26に対して確
実に装着される。
同時に、リテーナ6は両側部の折曲部66.66が第1
ブロック10の上辺部17の両側部の腕部17b、17
bの下縁に形成した湾曲突出部24゜24に係合し、リ
テーナ6の側方への遊動が規制され、保持したピン4を
確実に位置決めできる。
ブロック10の上辺部17の両側部の腕部17b、17
bの下縁に形成した湾曲突出部24゜24に係合し、リ
テーナ6の側方への遊動が規制され、保持したピン4を
確実に位置決めできる。
また、板状の基部61が隣接するブロックユニットYが
形成するチェーン外周側の間隔に挿入されるので1間隔
を維持し、チェーンが内周側にたわむのを防止する。
形成するチェーン外周側の間隔に挿入されるので1間隔
を維持し、チェーンが内周側にたわむのを防止する。
第5図は保持部材であるリテーナの更に他の実施例を示
すものであって、リテーナ7は金属板又は樹脂製のもの
で、前述の実施例と同様に、第1ブロック10と第2ブ
ロック30が形成する間隔に対して幅方向に挿入される
差し渡し部である板状の基部71を備えている。この基
部71の中央上縁部は所定の幅に板厚方向に第1ブロッ
ク10側に突出するように折り曲げられて、第3図に示
す実施例と同様に、押え部73が形成されている。
すものであって、リテーナ7は金属板又は樹脂製のもの
で、前述の実施例と同様に、第1ブロック10と第2ブ
ロック30が形成する間隔に対して幅方向に挿入される
差し渡し部である板状の基部71を備えている。この基
部71の中央上縁部は所定の幅に板厚方向に第1ブロッ
ク10側に突出するように折り曲げられて、第3図に示
す実施例と同様に、押え部73が形成されている。
この押え部73に対向する基部71の中央下縁部は、押
え部73の幅寸法より大きな幅寸法で押え部73と同じ
側に折り曲げられていて支持部74が形成されている。
え部73の幅寸法より大きな幅寸法で押え部73と同じ
側に折り曲げられていて支持部74が形成されている。
したがって、このリテーナ7を第1ブロック10に装着
したときに、対向する押え部73と支持部74とが第1
ブロック10の上辺部17の中央に形成した円弧部17
aを上下方向から挟持して、リテーナ7を第1ブロック
10の第2の面26に対して確実に係合する。
したときに、対向する押え部73と支持部74とが第1
ブロック10の上辺部17の中央に形成した円弧部17
aを上下方向から挟持して、リテーナ7を第1ブロック
10の第2の面26に対して確実に係合する。
このために、押え部73と支持部74の正面形状は第1
ブロック1oの上辺部17の円弧部17aの上辺及び下
辺の円弧面の形状に対応する形状を有している。押え部
73と支持部74は円弧面で第1ブロック10と係合す
るのでリテーナ7の側方向への遊動も規制される。
ブロック1oの上辺部17の円弧部17aの上辺及び下
辺の円弧面の形状に対応する形状を有している。押え部
73と支持部74は円弧面で第1ブロック10と係合す
るのでリテーナ7の側方向への遊動も規制される。
一方、基部71の両側部は所定の幅で基部71と同じ平
面内で下方に垂下し、垂下部72.72を形成する。そ
して、この垂下部72.72の内側縁は、板厚方向に支
持部74と同じ方向に折り曲げられて対向する一対の腕
部75.75が形成される。この腕部75.75の先端
側の下端には外側に膨出する一対の支持部76.76が
形成される。支持部76.76の対向する内面の間隔は
、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の両
側端を保持する。
面内で下方に垂下し、垂下部72.72を形成する。そ
して、この垂下部72.72の内側縁は、板厚方向に支
持部74と同じ方向に折り曲げられて対向する一対の腕
部75.75が形成される。この腕部75.75の先端
側の下端には外側に膨出する一対の支持部76.76が
形成される。支持部76.76の対向する内面の間隔は
、保持すべきピン4の長さに対応しており、ピン4の両
側端を保持する。
本実施例のリテーナ7においては、リテーナ7は正面形
状が円弧状をした一対の押え部73と支持部74によっ
て第1ブロック10の上辺部17の円弧部17aに嵌着
されるから、リテーナ7は上下、左右方向に遊動するこ
となく、確実に第1ブロック10に対してとりつけられ
る。また、ピン4の両端もリテーナ7の腕部75.75
に形成した段付の支持部76.76によって確実に保持
される。そして、本実施例のりテーナ7においても、板
状の基部71が隣接するブロックユニットYが形成する
チェーン外周側の間隔に挿入されるので、間隔を維持し
、チェーンが内周側にたわむのを防止する。
状が円弧状をした一対の押え部73と支持部74によっ
て第1ブロック10の上辺部17の円弧部17aに嵌着
されるから、リテーナ7は上下、左右方向に遊動するこ
となく、確実に第1ブロック10に対してとりつけられ
る。また、ピン4の両端もリテーナ7の腕部75.75
に形成した段付の支持部76.76によって確実に保持
される。そして、本実施例のりテーナ7においても、板
状の基部71が隣接するブロックユニットYが形成する
チェーン外周側の間隔に挿入されるので、間隔を維持し
、チェーンが内周側にたわむのを防止する。
[発明の効果]
本発明は、この種の無端ベルトを構成する基本的な要素
である正面形状がほぼ台形をした板状のブロックを、一
対のピンを挟持するように配列した第1ブロック及び第
2ブロックとによるブロックユニットとし、板厚方向に
ならべたブロックユニットをリンク列により連綴する際
に、隣接するブロックユニットが形成する間隔のうち、
ベルトの外周側の間隔に板状の基部を有するピンのリテ
ーナを介在させたので、ベルト外周側の間隔は積極的に
維持されてベルトの直線部においてベルトが内周側にた
わもうとすることが防止できる。従つて、ベルト走行時
にベルトに発生する弦振動が防止され、振動による騒音
が低減でき、さらにベルトとプーリの耐久性も向上する
。
である正面形状がほぼ台形をした板状のブロックを、一
対のピンを挟持するように配列した第1ブロック及び第
2ブロックとによるブロックユニットとし、板厚方向に
ならべたブロックユニットをリンク列により連綴する際
に、隣接するブロックユニットが形成する間隔のうち、
ベルトの外周側の間隔に板状の基部を有するピンのリテ
ーナを介在させたので、ベルト外周側の間隔は積極的に
維持されてベルトの直線部においてベルトが内周側にた
わもうとすることが防止できる。従つて、ベルト走行時
にベルトに発生する弦振動が防止され、振動による騒音
が低減でき、さらにベルトとプーリの耐久性も向上する
。
また、板状のブロックは、中央部に形成された少なくと
も一つの透孔と左右の両側縁に開口する欠截部とにより
画成された上辺部と下辺部、および上辺部と下辺部とを
結ぶ柱状部とを備えており、さらに上辺部は柱状部間に
形成された上向きに湾曲する円弧部と、柱状部より外側
の両側部に設けた腕部と、腕部の下面外端部に形成され
た湾曲突出部を備えている。
も一つの透孔と左右の両側縁に開口する欠截部とにより
画成された上辺部と下辺部、および上辺部と下辺部とを
結ぶ柱状部とを備えており、さらに上辺部は柱状部間に
形成された上向きに湾曲する円弧部と、柱状部より外側
の両側部に設けた腕部と、腕部の下面外端部に形成され
た湾曲突出部を備えている。
一方、この板状のブロックユニットの間隔に挿入されて
、ブロックに装着されるリテーナは、請求項1に記載の
リテーナにおいては、板状の基部の上縁中央部を第1ブ
ロック側に折り曲げて押え部を形成し、ブロック上辺部
の中央に形成した円弧部の上縁を押圧するようにしであ
る。そして基部の両側の下縁部を押え部と同じ側に折り
曲げて挿入部を形成したから、この押え部と挿入部とに
より第1ブロックの上辺部を上下から挟持してリテーナ
を確実に装着することができる。
、ブロックに装着されるリテーナは、請求項1に記載の
リテーナにおいては、板状の基部の上縁中央部を第1ブ
ロック側に折り曲げて押え部を形成し、ブロック上辺部
の中央に形成した円弧部の上縁を押圧するようにしであ
る。そして基部の両側の下縁部を押え部と同じ側に折り
曲げて挿入部を形成したから、この押え部と挿入部とに
より第1ブロックの上辺部を上下から挟持してリテーナ
を確実に装着することができる。
装着されたリテーナは、第1ブロツツクと常時一体に運
動し、リテーナとブロックとは密着状態に維持されるか
ら、打撃による騒音の発生や部品の損傷を防止すること
ができる。そして、リテーナの挿入部がブロック上辺部
の腕部の下縁に挿入されてブロックと係合するので、ベ
ルトがプーリの周囲を回動してベルト全体に遠心力が作
用したときにも、リテーナはブロックにより確実に保持
され、遠心力によりリテーナが外れることはない。
動し、リテーナとブロックとは密着状態に維持されるか
ら、打撃による騒音の発生や部品の損傷を防止すること
ができる。そして、リテーナの挿入部がブロック上辺部
の腕部の下縁に挿入されてブロックと係合するので、ベ
ルトがプーリの周囲を回動してベルト全体に遠心力が作
用したときにも、リテーナはブロックにより確実に保持
され、遠心力によりリテーナが外れることはない。
また、挟持部の外側がブロツックの腕部の下面に形成さ
れた湾曲突出部により規制されて、ピンの軸方向の遊動
を防止する。
れた湾曲突出部により規制されて、ピンの軸方向の遊動
を防止する。
さらに本発明においては、基部の両側部に截頭円錐形の
突起を設けであるから、ブロックユニット間にリテーナ
を介在させたときにこの突起がブロックユニット間の間
隔を積極的に維持し、ベルトの内周側へのたわみを防止
することができる。
突起を設けであるから、ブロックユニット間にリテーナ
を介在させたときにこの突起がブロックユニット間の間
隔を積極的に維持し、ベルトの内周側へのたわみを防止
することができる。
次に、請求項2に記載のリテーナにおいては、板状の基
部の両側端の上下縁部を第1ブロック側にほぼ直角に折
り曲げて押え部と挿入部を形成し、この押え部と挿入部
で第1ブロック上辺部の両側部の腕部を上下方向から挟
持することによってリテーナを第1ブロックに装着する
構成を採用している。この構成によりリテーナは第1ブ
ロックに一体に装着されてブロックユニットの間隔を維
持するとともに、リテーナに遠心力が作用したときにも
挟持部がブロック腕部の下面に当接し、外れることはな
い。
部の両側端の上下縁部を第1ブロック側にほぼ直角に折
り曲げて押え部と挿入部を形成し、この押え部と挿入部
で第1ブロック上辺部の両側部の腕部を上下方向から挟
持することによってリテーナを第1ブロックに装着する
構成を採用している。この構成によりリテーナは第1ブ
ロックに一体に装着されてブロックユニットの間隔を維
持するとともに、リテーナに遠心力が作用したときにも
挟持部がブロック腕部の下面に当接し、外れることはな
い。
またこのリテーナにおいても、挟持部の外側の腕部に連
続する折曲部が第1ブロック上辺部の腕部下面に形成し
た湾曲突出部と係合して、リテーナの側方への移動を規
制するから、リテーナの腕部で保持されたピンの軸方向
の遊動が防止できる。
続する折曲部が第1ブロック上辺部の腕部下面に形成し
た湾曲突出部と係合して、リテーナの側方への移動を規
制するから、リテーナの腕部で保持されたピンの軸方向
の遊動が防止できる。
請求項3に記載のリテーナにおいては、板状の基部の中
央部の上下縁部を第1ブロック側にほぼ直角に折り曲げ
て一対の押え部と支持部が形成されている。そして、こ
の押え部と支持部は、その正面形状が第1ブロック上辺
部の上向に湾曲した円弧部の上下面に密着係合するよう
な形状に形成されている。
央部の上下縁部を第1ブロック側にほぼ直角に折り曲げ
て一対の押え部と支持部が形成されている。そして、こ
の押え部と支持部は、その正面形状が第1ブロック上辺
部の上向に湾曲した円弧部の上下面に密着係合するよう
な形状に形成されている。
したがって、リテーナをこの押え部と支持部を利用して
第1ブロツツクの上辺部に装着したときに、湾曲した正
面形状を有する押え部と支持部がリテーナの上辺部の円
弧部を上下から挟持し、リテーナは垂直方向と水平方向
に同時に位置決めされて確実に装着される。すなわち、
リテーナに上向きの遠心力が作用したときにも、または
リテーナを側方に動かそうとする力が作用したときにも
、リテーナは第1ブロックの第2の面26に対して密着
嵌装され、常時ブロックと一体となって運動して、ブロ
ックとの間でずれを生ずることはない。
第1ブロツツクの上辺部に装着したときに、湾曲した正
面形状を有する押え部と支持部がリテーナの上辺部の円
弧部を上下から挟持し、リテーナは垂直方向と水平方向
に同時に位置決めされて確実に装着される。すなわち、
リテーナに上向きの遠心力が作用したときにも、または
リテーナを側方に動かそうとする力が作用したときにも
、リテーナは第1ブロックの第2の面26に対して密着
嵌装され、常時ブロックと一体となって運動して、ブロ
ックとの間でずれを生ずることはない。
また、板状の両側部は下方に延びて垂下部を形成し、こ
の垂下部の内側縁をほぼ直角に折り曲げて腕部を形成し
ている。
の垂下部の内側縁をほぼ直角に折り曲げて腕部を形成し
ている。
このリテーナにおいては、リテーナの側方の位置決めは
押え部と支持部により達成されるので。
押え部と支持部により達成されるので。
前述のリテーナのように挿入部の外側をリテーナの腕部
下面の湾曲突出部で係合、規制する必要はなくなる。
下面の湾曲突出部で係合、規制する必要はなくなる。
以上、本発明の保持部材を用いることにより、ピンの両
端部を確実に保持することができるとともに、保持部材
の板状の基部はベルトの外周側に形成されるブロックユ
ニットの間隔に挿入されてこの間隔を積極的に維持し、
ベルトが内周側にたわむのを防止する。
端部を確実に保持することができるとともに、保持部材
の板状の基部はベルトの外周側に形成されるブロックユ
ニットの間隔に挿入されてこの間隔を積極的に維持し、
ベルトが内周側にたわむのを防止する。
また、保持部材は板状のブロックの上辺部を上下から挟
持するようにしてブロックに装着されるので、ベルト運
転中にブロックに常時密着して運動する。したがって、
ブロックと保持部材の間で打撃運動が生ずることなく、
騒音、損傷等の発生が防止できる。
持するようにしてブロックに装着されるので、ベルト運
転中にブロックに常時密着して運動する。したがって、
ブロックと保持部材の間で打撃運動が生ずることなく、
騒音、損傷等の発生が防止できる。
さらに、保持部材の一部がブロックの上辺部の下面に当
接してとりつけられるので、遠心力に対して充分に対抗
することができる等の効果を有する。
接してとりつけられるので、遠心力に対して充分に対抗
することができる等の効果を有する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図はその一部欠截側面図、第2図は第1図のA−
A線に沿う断面図、第3図はりチーすの斜視図、第4図
はリテーナの他の実施例の斜視図、第5図はリテーナの
更に他の実施例の斜視図である。 1・・・無端ベルト、 4・・・ピン。 10・・・第1ブロック1 .12・・・透孔、 17・・・上辺部、 30・・・第2ブロック。 52・・・突起。 54・・・挿入部。 61・・・基部、 64・・・挿入部、 71・・・基部。 73・・・押え部。 75・・・腕部、 3・・・リンク片、 5・・・クリップ、 11・・・欠截部、 13.14・・・傾斜接触面、 18・・・下辺部、 51・・・基部。 53・・・押え部、 55・・・腕部、 63・・・押え部、 65・・・腕部、 72・・・垂下部、 74・・・支持部、 76・・・支持部。 特許出願人 アイシン・エイ・ダブり二株式会社代 理
人 弁理士 鈴 木 昌 明(外2名)弔 目
、第1図はその一部欠截側面図、第2図は第1図のA−
A線に沿う断面図、第3図はりチーすの斜視図、第4図
はリテーナの他の実施例の斜視図、第5図はリテーナの
更に他の実施例の斜視図である。 1・・・無端ベルト、 4・・・ピン。 10・・・第1ブロック1 .12・・・透孔、 17・・・上辺部、 30・・・第2ブロック。 52・・・突起。 54・・・挿入部。 61・・・基部、 64・・・挿入部、 71・・・基部。 73・・・押え部。 75・・・腕部、 3・・・リンク片、 5・・・クリップ、 11・・・欠截部、 13.14・・・傾斜接触面、 18・・・下辺部、 51・・・基部。 53・・・押え部、 55・・・腕部、 63・・・押え部、 65・・・腕部、 72・・・垂下部、 74・・・支持部、 76・・・支持部。 特許出願人 アイシン・エイ・ダブり二株式会社代 理
人 弁理士 鈴 木 昌 明(外2名)弔 目
Claims (4)
- (1)2個の円錐面を同軸的に対向せしめた形状の接触
面を有する一対のプーリの間にトルクを伝達するための
、前記プーリの接触面に当接する傾斜接触面を両側縁の
一部に形成した板状ブロックを複数のリンク列により多
数連綴せしめた伝動用無端ベルトにおいて、 正面形状の外形がほぼ台形で、中央部に形成された少な
くとも一つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜接
触面に開口する欠截部を有し、一対のピンを挟持するよ
うに板厚方向に配列した第1ブロックおよび第2ブロッ
クから成る複数のブロックユニットと、薄板のリンク片
をその厚さ方向の一端部を厚さ方向に隣接するリンク片
の他端部にリンク列共通のピンで軸着することにより無
端状に連結した複数のリンク列よりなり、板厚方向に配
列したブロックユニットの透孔および欠截部中に嵌装さ
せた前記複数のリンク列のピンの両端部を保持するリテ
ーナを隣接するブロックユニットが板厚方向に形成する
ベルト外周側の間隔に介在させるとともに、 前記リテーナは、前記ブロックユニットの間隔に挿入さ
れる板状の基部と、少くとも基部の上縁部を板厚方向に
ほぼ直角に折り曲げて形成した押え部を備え、前記リテ
ーナを前記第1または第2のブロックに係止させたこと
を特徴とする伝動用無端ベルト。 - (2)2個の円錐面を同軸的に対向せしめた形状の接触
面を有する一対のプーリの間にトルクを伝達するための
、前記プーリの接触面に当接する傾斜接触面を両側縁の
一部に形成した板状ブロックを複数のリンク列により多
数連綴せしめた伝動用無端ベルトにおいて、 正面形状の外形がほぼ台形で、中央部に形成された少な
くとも一つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜接
触面に開口する欠截部を有し、一対のピンを挟持するよ
うに板厚方向に配列した第1ブロックおよび第2ブロッ
クから成る複数のブロックユニットと、薄板のリンク片
をその厚さ方向の一端部を厚さ方向に隣接するリンク片
の他端部にリンク列共通のピンで軸着することにより無
端状に連結した複数のリンク列よりなり、板厚方向に配
列したブロックユニットの透孔および欠截部中に嵌装さ
せた前記複数のリンク列のピンの両端部を保持するリテ
ーナを隣接するブロックユニットが板厚方向に形成する
ベルト外周側の間隔に介在させるとともに、前記リテー
ナは、前記ブロックユニットの間隔に挿入される板状の
基部と、基部の中央上縁部を板厚方向にほぼ直角に折り
曲げて形成した押え部と、該基部の両側端下縁部を該押
え部と同じ側にほぼ直角に折り曲げて形成した挿入部と
、該挿入部の外側縁部をさらに下方かつ板厚方向にほぼ
直角に折り曲げて形成した前記ピンの端部に当接する腕
部とから成り、前記リテーナを前記第1または第2のブ
ロックに係止させたことを特徴とする伝動用無端ベルト
。 - (3)2個の円錐面を同軸的に対向せしめた形状の接触
面を有する一対のプーリの間にトルクを伝達するための
、前記プーリの接触面に当接する傾斜接触面を両側縁の
一部に形成した板状ブロックを複数のリンク列により多
数連綴せしめた伝動用無端ベルトにおいて、 正面形状の外形がほぼ台形で、中央部に形成された少な
くとも一つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜面
に開口する欠截部を有し、一対のピンを挟持するように
板厚方向に配列した第1ブロックおよび第2ブロックか
ら成る複数のブロックユニットと、溝板のリンク片をそ
の厚さ方向の一端部を厚さ方向に隣接するリンク片の他
端部にリンク片共通のピンで軸着することにより無端状
に連結した複数のリンク列よりなり、板厚方向に配列し
たブロクツユニツトの透孔および欠截部中に嵌装させた
前記複数のリンク列のピンの両端部を保持するリテーナ
を隣接するブロックユニットが板厚方向に形成するベル
ト外周側の間隔に介在させるとともに、前記リテーナは
、前記ブロックユニットの間隔に挿入される板状の基部
と、基部の両側端上縁部を板厚方向にほぼ直角に折り曲
げて形成した押え部と該基部の両側端下縁部を該押え部
と同じ側にほぼ直角に折り曲げて形成した挿入部と、該
挿入部の外側縁部をさらに下方かつ板厚方向にほぼ直角
に折り曲げて形成した前記ピンの端部に当接する腕部と
から成り、前記リテーナを前記第1および第2のブロッ
クに係止させたことを特徴とする伝動用無端ベルト。 - (4)2個の円錐面を同軸的に対向せしめた形状の接触
面を有する一対のプーリの間にトルクを伝達するための
、前記プーリの接触面に当接する傾斜接触面を両側縁の
一部に形成した板状ブロックを複数のリンク列により多
数連綴せしめた伝動用無端ベルトにおいて、 正面形状の外形がほぼ台形で、中央部に形成された少な
くとも一つの透孔と左右両側縁に形成されて前記傾斜面
に開口する欠截部を有し、一対のピンを挾持するように
板厚方向に配列した第1ブロックおよび第2ブロックか
ら成る複数のブロックユニットと、薄板のリンク片をそ
の厚さ方向の一端部を厚さ方向に隣接するリンク片の他
端部にリンク列共通のピンで軸着することにより無端状
に連結した複数のリンク列よりなり、板厚方向に配列し
たブロックユニットの透孔および欠截部中に嵌装させた
前記複数のリンク列のピンの両端部を保持するリテーナ
を隣接するブロックユニットが板厚方向に形成するベル
ト外周側の間隔に介在させるとともに、前記リテーナは
、前記ブロックユニットの間隔に挿入される板状の基部
と、基部の中央上縁部を板厚方向にほぼ直角に折り曲げ
て形成した押え部と該基部の中央下縁部を押え部と同じ
側にほぼ直角に折り曲げて形成した支持部と、該基部の
両側端下縁部を下方に延長した垂下部と、該垂下部の内
側端縁部を該支持部と同じ側にほぼ直角に折り曲げて形
成した前記ピンの端部に当接する腕部とから成り、前記
リテーナを前記第1または第2のブロックに係止させた
ことを特徴とする伝動用無端ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16885188A JPH0221047A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 伝動用無端ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16885188A JPH0221047A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 伝動用無端ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221047A true JPH0221047A (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=15875724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16885188A Pending JPH0221047A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 伝動用無端ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4839943A (en) * | 1986-12-24 | 1989-06-20 | Trutzschler Gmbh & Co. Kg | Apparatus for detecting foreign bodies in a fiber tuft mass |
JP2008208926A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Equos Research Co Ltd | 伝動用無端ベルト |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP16885188A patent/JPH0221047A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4839943A (en) * | 1986-12-24 | 1989-06-20 | Trutzschler Gmbh & Co. Kg | Apparatus for detecting foreign bodies in a fiber tuft mass |
JP2008208926A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Equos Research Co Ltd | 伝動用無端ベルト |
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