JPH02210181A - 改装窓枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、所謂引抜き工法で改装された改装窓枠に間す
る。

（従来の技術） 窓枠の改装工法として現在−船釣な工法は、所謂カバー
工法、引抜き工法、切断工法がある。

ここに、カバー工法とは建造物躯体に旧窓枠を残存せし
めておき、この中に嵌め入れられた新窓枠を特殊金物を
利用して連結する工法である。

また、引抜き工法とは旧窓枠を建造物躯体より各種工具
、機械を利用して引抜き除去し、その後、新窓枠を嵌め
入れて取付ける工法であり、更に、切断工法とは旧窓枠
を含む壁体を全周にわたってコンクリート切断機で切断
して新規窓開口部を形成し、これに新窓枠を嵌め入れて
取付ける工法である。

従来、引抜き工法として特開昭５７−９９７９号公報（
前者従来例）をあげることができ、又、切断工法として
は特開昭５７−５４６８７号公報（後者従来例）をあげ
ることができる。

（発明が解決しようとする課題） 前者従来例による改装窓枠は、カバー工法による改装窓
枠よりも重窓枠を除去しただけは窓開口面積が広くでき
るが、既設の窓開口部をそのまま利用して新窓枠を嵌め
入れるものであるから、嵌め入れスペースが狭小で作業
性が劣り、しかも、取付作業も不便であることから、結
局、重窓枠より相当小形の新窓枠を嵌め入れざるを得ず
、窓開口面積を差程大きく　（広く）できない。

その点、後者従来例では新規に窓開口部を形成するので
前者従来例の不具合はないけれども、四辺全体を壁厚さ
方向全体にわたって切断するものであるから、相当な重
筋労働となり、工期、工費が高くつくという不利益があ
る。

また、後者従来例で改装した改装窓枠は、窓開口部に新
窓枠は嵌め入れるときの目安とするものがなく、又、一
体に取付けるときの取付基準の目安とするものがなく、
新窓枠を整然と収めて取付けることが困難で、しかも、
室外側での防水性が悪くなっていた。

本発明は、上述した従来技術の問題点を解消した改装窓
枠を提供することが目的である。

（課題を解決するための手段） 本発明か、建造物躯体５の壁体７に取付けている重窓枠
１を引抜いて除去して形成された窓開口部６に、枠組み
された新窓枠８を嵌め入れて該新窓枠８を建造物躯体５
に取付けている改装窓枠において、前述の目的を達成す
るために次の技術的手段を講じている。

すなわち、本発明は、前記窓開口部６における少なくと
も上枠側及び側枠側の３周辺部２Ａ、３Ａの壁体７を、
室内側から壁厚さ方向の中途まで切断して窓開口部６の
外周に室外側にひさし部９Ａを有する窓開口拡大部９が
形成され、該窓開口拡大部９に前記新窓枠８の外周を入
込み状に収めた状態で該新窓枠８を建造物躯体５に取付
けていることを特徴とするものである。

（作　用） 本発明によれば、窓開口部６の外周に、室外側にひさし
部９Ａを有して窓開口拡大部９が形成され、この拡大部
９に、新窓枠８の外周が入込み状に収められた状態で取
付けであるので、新窓枠８の採光面積を広くした改装窓
枠となる。

また、窓開口拡大部９の室外側にあるひさし部９Ａは、
既設の壁体７そのものであり、防水処理を施こさなくと
も防水性が確保できる。

更に、ひさし部９Ａは、枠組みされた新窓枠８を窓開口
拡大部９に室内側から嵌め入れて建込むときの建込み基
準の目安となり、又、取付は基準の目安ともなり、ここ
に、新窓枠８を整然と収めた改装窓枠となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。

第１図は重窓枠１の一例を示し、該重窓枠１は鋼製、木
製、アルミニウム製等からなる上枠本体２、側枠本体３
、下枠本体４からなり、建造物躯体５に取付けられてい
る。

本発明では重窓枠１をジヤツキ、シリンダ等の工具、機
械を用いて引抜き除去して後、窓開口部６の周辺部２Ａ
、３Ａ、４Ａの４周辺をコンクリート切断機等で、又、
周辺部２Ａ、３Ａの３周辺部をコンクリート切断機等で
、壁厚さ方向に中途まで切断する。

即ち、第２図に示す如く重窓枠を取付けていた壁体７を
ハッルことなく引抜き除去した後、新窓枠８を室内側Ａ
より建込む場合には窓開口部７の四周辺部を壁厚さ方向
に互いに平行となるように中途まで切断して室外側にひ
さし部９＾を有する新窓枠８の嵌め入れ案内部ともなる
窓開口拡大部９を形成するのである。

新窓枠８はアルミニウム製、硬質樹脂製等の押出材から
なる上枠本体ｌＯ１側枠本体１）、下枠本体１２を四角
形状に枠組みしたものであり、上枠本体１０と側枠本体
１）は用窓枠取付溝７Ａにそれぞれ拡大部９を介して嵌
合され、アンカー金物１３とアンカーボルト１４を第１
実施例では連結バー１５を介して溶着して取付けられる
。

この場合、新窓枠８の外周部は、第２図の矢示で示す如
く室内側から窓開口拡大部９に入込み状に収められるが
、この建込みに当って前記ひさし部９Ａの端面９Ｂが建
込み基準の目安となるとともに、取付は時の基準として
の目安となる。

また、アンカー金物１３は外周溝１３Ａ上に摺動自在で
あり、複数個装置されており、拡大部９を介して各アン
カー金物１３をアンカーボルト１４に対応するように摺
動させ、案内側Ａより連結バー１５を介して溶着される
。

下枠側の取付けは、水切り勾配部１６に複数個の金属製
ベース板１７をアンカーボルト１８によって固着し、該
ベース板１７に下枠支持金物１９を連結バー２０の溶着
を介して固着し、該下枠支持金物１９によって新窓枠８
を下方より支持して雨除は板２１とファスナー２２で共
線めすることによって取付けられる。

その他、第２図、第３図において、２３は内側添枠で、
その支持金物２４をファスナー２５によって新窓枠８の
室内側端面に取付け、内側添枠２３を押込み嵌合して係
止部２６で係合して取付けられている。

２７は室内外のコーキング材である。

而して、第４図乃至第６図は第１実施例の壁体７の切断
態様を示しており、７＾、７Ｂ、７Ｃはそれぞれの切断
線であり、７Ａ’　、　７Ｂ’　、　７Ｃ’　は切断ク
ズである。

第７図は、第２実施例であり、前記第１実施例と相違す
る点は、内側添枠２３の取付は方である。

即ち、第７図の第２実施例では新窓枠側端面にＬ字形の
支持金物２４を補強材２８とともにファスナー２５で取
付け、断面り字形の内側添枠２３が拡大部９を覆うよう
に枠長手方向全体にわたってかぶせられ、ファスナー２
９．３０で取付けられている。

第８図は、第３実施例であり、上枠側、側枠側に適用さ
れるものであり、アンカー金物１３を、躯体にアンカー
ボルト１４を介して取付けられている支持金物３１にフ
ァスナー３２を介して連結したもので、この連結作業も
室内側Ａより拡大部９を介して実施される。

（発明の効果） 本発明の改装窓枠は以上の通りであり、前記窓開口部６
における少なくとも上枠側及び側枠側の３周辺部２Ａ　
、　３Ａの壁体７を、室内側から壁厚さ方向の中途まで
切断して窓開口部６の外周に室外側にひさし部９Ａを有
する窓開口拡大部９が形成され、該窓開口拡大部９に前
記新窓枠８の外周を入込み状に収めた状態で該新窓枠８
を建造物躯体５に取付けているので、改装窓枠の採光面
積が広くできるし、室外側での防水処理を施こさなくと
もひさし部９＾にて防止性は維持できる。

また、ひさし部９Ａの端面９Ｂによって、新窓枠８を建
込むときの基準目安とできるし、新窓枠８を躯体５に取
付けるときの基準目安とすることもできて、整然とした
改装窓枠にできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は旧窓枠の切断個
所を示す概略正面図、第２図は第１実施例の取付は動作
と取付状態を示す縦断面図、第３図はその側枠部分の断
面図、第４図から第６図は第１実施例の切断態様を示し
、第４図は上枠部分、第５図は側枠部分、第６図は下枠
部分の各断面図、第７図は第２実施例の断面図、第８図
は第３実施例の断面図である゛。 １−旧窓枠、２Ａ、３Ａ−周辺部、５−躯体、６−窓開
口部、７・・・壁体、８・−新窓枠、９・−・窓開口拡
大部、９１−ひさし部、１３・・・アンカー金物。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）建造物躯体（５）の壁体（７）に取付けている旧
   窓枠（１）を引抜いて除去して形成された窓開口部（６
   ）に、枠組みされた新窓枠（８）を嵌め入れて該新窓枠
   （８）を建造物躯体（５）に取付けている改装窓枠にお
   いて、 前記窓開口部（６）における少なくとも上枠側及び側枠
   側の３周辺部（２Ａ）（３Ａ）の壁体（７）を、室内側
   から壁厚さ方向の中途まで切断して窓開口部（６）の外
   周に室外側にひさし部（９Ａ）を有する窓開口拡大部（
   ９）が形成され、該窓開口拡大部（９）に前記新窓枠（
   ８）の外周を入込み状に収めた状態で該新窓枠（８）を
   建造物躯体（５）に取付けていることを特徴とする改装
   窓枠。