JPH02210050A - 多層シート材構造体 - Google Patents
多層シート材構造体Info
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- JPH02210050A JPH02210050A JP1023781A JP2378189A JPH02210050A JP H02210050 A JPH02210050 A JP H02210050A JP 1023781 A JP1023781 A JP 1023781A JP 2378189 A JP2378189 A JP 2378189A JP H02210050 A JPH02210050 A JP H02210050A
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Landscapes
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、多層シート材構造体に関する。
詳しくは繊維の単層シート材の切断片を適宜に重ね合わ
せ、その後一体化することにより得られる任意の厚さと
幅を有する連続したエンドレス多層シート材構造体に関
する。
せ、その後一体化することにより得られる任意の厚さと
幅を有する連続したエンドレス多層シート材構造体に関
する。
[従来の技術]
数lの厚みのあるシート状構造体は、原繊維の集積状態
を初めから厚くすることによっても製造しうるが、厚さ
や幅が固定されるという問題がある。
を初めから厚くすることによっても製造しうるが、厚さ
や幅が固定されるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題]
この発明は、単層シート材の寸法精度がよくなくても、
それを集積したときの精度がよく、かつ任意の長さ、幅
および厚さを有する多層シート材構造体を提供しようと
するものである。
それを集積したときの精度がよく、かつ任意の長さ、幅
および厚さを有する多層シート材構造体を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段J
上記課題を解決するためのこの発明の構成は、特許請求
の範囲に記載のように、長さ方向に対して斜めに等間隔
に切断されたシート材の単層切断片が、右傾斜と左傾斜
を交互に繰り返して重ね合わされ、この傾斜切断面が直
線状の両側面を形成し、かつ、連続した長い多層シート
材を形成した状態で一体化してなる多層シート材構造体
、並びに、長さ方向に対して直角に等間隔に切断された
単層切断片が、切断面が直線状の両側面を形成するよう
に繰り返して重ね合わされ、かつ、連続した長い多層シ
ート材を形成した状態で、一体化してなることを特徴と
する多層シート材構造体である。
の範囲に記載のように、長さ方向に対して斜めに等間隔
に切断されたシート材の単層切断片が、右傾斜と左傾斜
を交互に繰り返して重ね合わされ、この傾斜切断面が直
線状の両側面を形成し、かつ、連続した長い多層シート
材を形成した状態で一体化してなる多層シート材構造体
、並びに、長さ方向に対して直角に等間隔に切断された
単層切断片が、切断面が直線状の両側面を形成するよう
に繰り返して重ね合わされ、かつ、連続した長い多層シ
ート材を形成した状態で、一体化してなることを特徴と
する多層シート材構造体である。
上記単層切断片の原料となるシート材の繊維は紙、セル
ロース、再生セルロース、麻、木綿、絹、羊毛等の天然
繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊
維、ウレタン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン
繊維等の合成高分子繊維、アスベスト、チタン繊維、ボ
ロン繊維、炭化珪素繊維等の無機繊維(ただし、シリカ
−アルミナ系繊維は除く)、無機繊維に不飽和ポリエス
テル、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させたシート状
プリプレグ等が挙げられる。
ロース、再生セルロース、麻、木綿、絹、羊毛等の天然
繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊
維、ウレタン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン
繊維等の合成高分子繊維、アスベスト、チタン繊維、ボ
ロン繊維、炭化珪素繊維等の無機繊維(ただし、シリカ
−アルミナ系繊維は除く)、無機繊維に不飽和ポリエス
テル、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させたシート状
プリプレグ等が挙げられる。
また、これ等の繊維の単層シート材を多層化した後一体
化する手段としては、ニードリング、接着、熱融着等が
ある。
化する手段としては、ニードリング、接着、熱融着等が
ある。
第1図aはその原理を示したものである。例えば、第2
図に示したように、吹出しノズル1から吹出される繊維
5をベルト状の、回転している集綿スクリーン2で捕集
してできた単一の薄層ベルト、または、これを巻取りロ
ール31;巻取ったブランケット6を巻き戻して単層に
したものを単層シート材(第1図aのlQa、10b)
とする。それを右傾斜に切断して切断片7にしたものと
左傾斜に切断して切断片8にしたものとを交互に重ねて
ベルト状に並べる。
図に示したように、吹出しノズル1から吹出される繊維
5をベルト状の、回転している集綿スクリーン2で捕集
してできた単一の薄層ベルト、または、これを巻取りロ
ール31;巻取ったブランケット6を巻き戻して単層に
したものを単層シート材(第1図aのlQa、10b)
とする。それを右傾斜に切断して切断片7にしたものと
左傾斜に切断して切断片8にしたものとを交互に重ねて
ベルト状に並べる。
上記第1図、aはベルト状の単層シート材2枚(IQa
Slob)から−本の多層シート材9を形成する例を示
したが、ベルト状の単層1枚でも切断片を裏返せば、例
えば、右傾斜切断片7を左傾斜切断片8としてそれぞれ
自由に利用できることは言うまでもない。こうして新し
いベルト状の多層シート材9を形成する。
Slob)から−本の多層シート材9を形成する例を示
したが、ベルト状の単層1枚でも切断片を裏返せば、例
えば、右傾斜切断片7を左傾斜切断片8としてそれぞれ
自由に利用できることは言うまでもない。こうして新し
いベルト状の多層シート材9を形成する。
第1図aにおける切断の傾きθは45″である。
この場合、右傾斜片と左傾斜片を重ね合わせると両者は
直交する関係(交差角βが90°)となるので好ましい
。しかし前記した切断の傾きは45°に限定されるもの
ではなくlO〜90″好ましくは20〜70″程度の範
囲から任意に選択しうる。
直交する関係(交差角βが90°)となるので好ましい
。しかし前記した切断の傾きは45°に限定されるもの
ではなくlO〜90″好ましくは20〜70″程度の範
囲から任意に選択しうる。
第1図すは切断片の傾きθが30°の単層シート材を交
差角βを600として重ね合わせたものである。この場
合、単層シート材の幅に対して2.5倍もの広幅を有す
る多層シート材が得られる。
差角βを600として重ね合わせたものである。この場
合、単層シート材の幅に対して2.5倍もの広幅を有す
る多層シート材が得られる。
なお、第1図aは重ね合わせの態様をわかりやすくする
ために単層シート材を4層重ねた場合を示した。
ために単層シート材を4層重ねた場合を示した。
第1図Cは、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明の
具体例を示すものである。
具体例を示すものである。
すなわち、多層シート材9の幅と同じ長さに単層シート
材10を直角に切断し、それを90@回転させた状態で
かつ、切断片11の一部が重なるよう並べて多層シート
材9を形成する例である。
材10を直角に切断し、それを90@回転させた状態で
かつ、切断片11の一部が重なるよう並べて多層シート
材9を形成する例である。
111層シート材の厚さは集綿操作の上から余りに厚く
できないので、通常のブランケットを製造するには30
〜200層重ねるのが好ましい。10〜20層重ねたも
のを中間品として、これを単層シート材として利用し、
更に本発明に従い重ね合わせることもできる。
できないので、通常のブランケットを製造するには30
〜200層重ねるのが好ましい。10〜20層重ねたも
のを中間品として、これを単層シート材として利用し、
更に本発明に従い重ね合わせることもできる。
こうすることによって、下記の効果が得られる。
1)個々の単層シート材の右側と左側の厚さが相違して
もそれを切断して重ねた上記多層シート材9は厚さが均
一化され、例えば吹出しノズルlの動作不良が多層シー
ト材9の欠陥として表われない。
もそれを切断して重ねた上記多層シート材9は厚さが均
一化され、例えば吹出しノズルlの動作不良が多層シー
ト材9の欠陥として表われない。
2)多層シート材9の幅、長さを自由に設定することが
できる。即ち、第1図aで示す切断片の長さ文と傾きθ
を調節することにより多層シート材の幅dは1 si
nθとして任意′に設定することができる。第1図aは
多層シート材の幅を単層シート材の2倍に設定したちの
である。なお、長さ方向に対して直角に切断した場合は
sinθ−5ln90”−1であるから切断型の長さl
と多層シート材の幅dは等しくなる。
できる。即ち、第1図aで示す切断片の長さ文と傾きθ
を調節することにより多層シート材の幅dは1 si
nθとして任意′に設定することができる。第1図aは
多層シート材の幅を単層シート材の2倍に設定したちの
である。なお、長さ方向に対して直角に切断した場合は
sinθ−5ln90”−1であるから切断型の長さl
と多層シート材の幅dは等しくなる。
3)右傾斜切断片7同士あるいは左傾斜切断片8同士も
重なるようにし、その重なり具合を深く設定したり、浅
く設定することによってこの多層シート材9の厚さを適
当に選定することができる。
重なるようにし、その重なり具合を深く設定したり、浅
く設定することによってこの多層シート材9の厚さを適
当に選定することができる。
4)右傾斜切断片Tおよび左傾斜切断片8または直角の
切断片11の各々の切断片の切断面を揃えることによっ
て、上記多層シート材9の両端面がきれいな平面になる
ので、従来のブランケットのように仕上げのトリミング
(耳切り)が不要になり製品の歩留りが向上する。
切断片11の各々の切断片の切断面を揃えることによっ
て、上記多層シート材9の両端面がきれいな平面になる
ので、従来のブランケットのように仕上げのトリミング
(耳切り)が不要になり製品の歩留りが向上する。
5)単層シート材の側面は集綿状態が中央部より稀薄で
あるがトリミングすることなくそのまま使用することが
できる。稀薄であるが故に重ね合わせによる単繊維相互
のからみが良好である。
あるがトリミングすることなくそのまま使用することが
できる。稀薄であるが故に重ね合わせによる単繊維相互
のからみが良好である。
更に、原料である繊維の製造法として吹出し法を例に説
明したが、遠心法、延伸法等でも同様に適用しうる。ま
た、単層の素材として不織布を例にとって説明したが、
シート状の素材であれば、一部または全体が織布を構成
している場合も同様に本発明を適用することができる。
明したが、遠心法、延伸法等でも同様に適用しうる。ま
た、単層の素材として不織布を例にとって説明したが、
シート状の素材であれば、一部または全体が織布を構成
している場合も同様に本発明を適用することができる。
要するに本発明では厚さの薄い単層シート材を多数枚重
ね合わせて厚物の多層シート材をつくり、これを一体化
して多層シート材構造体を製造するものである。
ね合わせて厚物の多層シート材をつくり、これを一体化
して多層シート材構造体を製造するものである。
単層シート材の積層部を一体化するための一手段である
→−ドリングは積層した不織布または織布シート材に対
して厚さ方向に突起のある針を多数差し通すように上下
に運動させることによって、層に平行に並んでいる繊維
の一部を厚さ方向に絡み合わせ積層した不織布または織
布シート材を一体の平板状(ブランケット)にすること
である。上記針を差し通す箇所の多少、積層する不織布
または織布シート材の数、厚さ、ニードリングする時の
圧縮の程度によって、出来上ったブランケットの厚さ方
向の引張り強さ、厚さ、密度等を調節することができる
。
→−ドリングは積層した不織布または織布シート材に対
して厚さ方向に突起のある針を多数差し通すように上下
に運動させることによって、層に平行に並んでいる繊維
の一部を厚さ方向に絡み合わせ積層した不織布または織
布シート材を一体の平板状(ブランケット)にすること
である。上記針を差し通す箇所の多少、積層する不織布
または織布シート材の数、厚さ、ニードリングする時の
圧縮の程度によって、出来上ったブランケットの厚さ方
向の引張り強さ、厚さ、密度等を調節することができる
。
ニードリングは狭義には、前述のようにシートに縦方向
(シートの長さ方向と直角方向)に針を通すことによっ
てシート内に縦方向の単繊維を形成させ、多層不織布ま
たは繊布シート材を一体化させる操作をいうが、本発明
にいうニードリングは針によるものに限定されるもので
はない。たとえば高速細流の流体(水、空気、水蒸気な
ど)を用いることによっても同様の効果を達成すること
ができる。
(シートの長さ方向と直角方向)に針を通すことによっ
てシート内に縦方向の単繊維を形成させ、多層不織布ま
たは繊布シート材を一体化させる操作をいうが、本発明
にいうニードリングは針によるものに限定されるもので
はない。たとえば高速細流の流体(水、空気、水蒸気な
ど)を用いることによっても同様の効果を達成すること
ができる。
本発明における一体化操作の別の方法として接着または
熱融着、熱硬化等があげられる。接着剤としては、酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、塩化ビニル、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂等公知のものがいづれも使用できる。
熱融着、熱硬化等があげられる。接着剤としては、酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、塩化ビニル、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂等公知のものがいづれも使用できる。
合成高分子繊維の場合は熱融着が最も簡便である。熱硬
化性樹脂を含浸させてなるプリプレグにあっては、多層
構造体を所定の形状にセットしたのち加熱硬化すること
により最終的な成型品を製造することができる。
化性樹脂を含浸させてなるプリプレグにあっては、多層
構造体を所定の形状にセットしたのち加熱硬化すること
により最終的な成型品を製造することができる。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によって、製造装置の大
きさ、あるいは、その操業状態に影響されずに目的の大
きさの多層シート材を簡単に製造することができる。特
に厚さ、長さおよび幅を任意に調節しうる工業的な意義
は大きいものがある。
きさ、あるいは、その操業状態に影響されずに目的の大
きさの多層シート材を簡単に製造することができる。特
に厚さ、長さおよび幅を任意に調節しうる工業的な意義
は大きいものがある。
第1図a1第1図すおよび第1図Cは、この発明の多層
シート材の形成単位となる多層シート材の製造原、理を
示す説明図、 第2図は、多層不織布ブランケットの製造法の一例を示
す模式図である。 1・・・吹出しノズル、2・・・集綿スクリーン、3・
・・巻取りロール、4・・・ベルトコンベア、5・・・
単繊維、 6・・・ブランケット、7・・・右傾斜切断片、訃・・
左傾斜切断片、9・・・多層シート材、10、10g、
10b−単層シート材、ti・・・直角の切断片、θ
:単層シー!:単層シート材の切断長さ、 d:多層シート材の幅、 β:重ね合わせ交差角。
シート材の形成単位となる多層シート材の製造原、理を
示す説明図、 第2図は、多層不織布ブランケットの製造法の一例を示
す模式図である。 1・・・吹出しノズル、2・・・集綿スクリーン、3・
・・巻取りロール、4・・・ベルトコンベア、5・・・
単繊維、 6・・・ブランケット、7・・・右傾斜切断片、訃・・
左傾斜切断片、9・・・多層シート材、10、10g、
10b−単層シート材、ti・・・直角の切断片、θ
:単層シー!:単層シート材の切断長さ、 d:多層シート材の幅、 β:重ね合わせ交差角。
Claims (2)
- (1)長さ方向に対して斜めに等間隔に切断されたシー
ト材の単層切断片が、右傾斜と左傾斜を交互に繰り返し
て重ね合わされ、この傾斜切断面が直線状の両側面を形
成し、かつ、連続した長い多層シート材を形成した状態
で一体化してなることを特徴とする多層シート材構造体
。 - (2)長さ方向に対して直角に等間隔に切断された単層
切断片が、切断面が直線状の両側面を形成するように繰
り返して重ね合わされ、かつ、連続した長い多層シート
材を形成した状態で、一体化してなることを特徴とする
多層シート材構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1023781A JPH02210050A (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多層シート材構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1023781A JPH02210050A (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多層シート材構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02210050A true JPH02210050A (ja) | 1990-08-21 |
Family
ID=12119871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1023781A Pending JPH02210050A (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多層シート材構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02210050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7101613B2 (en) | 1998-07-07 | 2006-09-05 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for producing laminated sheet comprising alumina fiber precursor |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1023781A patent/JPH02210050A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7101613B2 (en) | 1998-07-07 | 2006-09-05 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for producing laminated sheet comprising alumina fiber precursor |
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