JPH02210007A - ドライフラワーの製法 - Google Patents
ドライフラワーの製法Info
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- JPH02210007A JPH02210007A JP2471689A JP2471689A JPH02210007A JP H02210007 A JPH02210007 A JP H02210007A JP 2471689 A JP2471689 A JP 2471689A JP 2471689 A JP2471689 A JP 2471689A JP H02210007 A JPH02210007 A JP H02210007A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、花弁の自然な色彩、形状が維持されるように
したドライフラワ−の製法に関する。
したドライフラワ−の製法に関する。
「従来の技術」
従来、ドライフラワ−は、■花弁を通風の良い所に逆さ
に吊るして自然乾燥させる方法、■花弁を乾燥剤ととも
に容器に入れ乾燥する方法、■花弁を減圧又は凍結乾燥
させる方法、等により製造されている。
に吊るして自然乾燥させる方法、■花弁を乾燥剤ととも
に容器に入れ乾燥する方法、■花弁を減圧又は凍結乾燥
させる方法、等により製造されている。
また、本出願人が既に提案した特許第1363192号
には、花弁の表皮に針穴、切込みなどを設け、これを凍
結乾燥させる方法が開示されている。
には、花弁の表皮に針穴、切込みなどを設け、これを凍
結乾燥させる方法が開示されている。
更に、本出願人が既に提案した特許第1363193号
には、花弁の表皮に針穴、切込みなどを設けた後、酵素
活性を失活させ、次いで乾燥する方法が開示されている
。
には、花弁の表皮に針穴、切込みなどを設けた後、酵素
活性を失活させ、次いで乾燥する方法が開示されている
。
[発明が解決しようとする課題」
しかしながら、前記■の方法は、乾燥に非常に時間がか
かり、花弁組織中に存在する酵素により色素が分解、変
色するため、花弁の色が褪色し、葉、茎なども茶色にな
るなど、自然の色とかけ離れたものとなる。また、乾燥
むらによって変形が起こりやすく、自然な形状を維持で
きなかった。
かり、花弁組織中に存在する酵素により色素が分解、変
色するため、花弁の色が褪色し、葉、茎なども茶色にな
るなど、自然の色とかけ離れたものとなる。また、乾燥
むらによって変形が起こりやすく、自然な形状を維持で
きなかった。
更に、大型の花弁の場合、乾燥処理中にかびがはえたり
、変質したりするため、ドライフラワ−となる花弁の種
類も限定されていた。
、変質したりするため、ドライフラワ−となる花弁の種
類も限定されていた。
また、前記■の方法は、自然乾燥に比べて乾燥時間はか
なり短縮されるが、それでも数日〜数週間を要するため
、花弁の褪色や変形が進行し、自然な色彩や形状を得る
ことはできなかった。
なり短縮されるが、それでも数日〜数週間を要するため
、花弁の褪色や変形が進行し、自然な色彩や形状を得る
ことはできなかった。
更に、前記■の方法は、乾燥時間は著しく短縮されるが
、花弁の大きなものや、花弁の薄いものにおいては、乾
燥むらや、褐変、黒変等の色むらが生じたり、変形等が
起こりやすいという問題点があった。
、花弁の大きなものや、花弁の薄いものにおいては、乾
燥むらや、褐変、黒変等の色むらが生じたり、変形等が
起こりやすいという問題点があった。
特に、凍結乾燥法は、生花の自然な色彩を残した仕上り
という面から最も優れていると考えられるが、凍結させ
た花弁を凍結乾燥機に移動させる際に時間がかかると部
分的に解凍されたり、凍結乾燥中に水分除去の進行に伴
って凍結状態を部分的に維持できなくなるため、前記の
ような色むらが生じたり、在姿が乱れて変形が起こりや
すく、満足できる仕上りにはならなかった。
という面から最も優れていると考えられるが、凍結させ
た花弁を凍結乾燥機に移動させる際に時間がかかると部
分的に解凍されたり、凍結乾燥中に水分除去の進行に伴
って凍結状態を部分的に維持できなくなるため、前記の
ような色むらが生じたり、在姿が乱れて変形が起こりや
すく、満足できる仕上りにはならなかった。
一方、特許第1363192号及び特許第136319
3号の方法は1表皮に針穴、切込みなどを設けることに
より乾燥を促進させることができ、酵素を高温で失活、
あるいは低温で不活化させることにより褪色を防止でき
る点で優れた方法であるが、乾燥中の花弁の形状を維持
し、変形を防止するという点では、十分な対策がなされ
ていなかった。
3号の方法は1表皮に針穴、切込みなどを設けることに
より乾燥を促進させることができ、酵素を高温で失活、
あるいは低温で不活化させることにより褪色を防止でき
る点で優れた方法であるが、乾燥中の花弁の形状を維持
し、変形を防止するという点では、十分な対策がなされ
ていなかった。
従って、本発明の目的は、花弁の自然な色彩や形状が維
持され、たとえ大型の花弁であっても花形や色調が最大
限自然に近い状態で維持されるようにした美麗なドライ
フラワ−の製法を提供することにある。
持され、たとえ大型の花弁であっても花形や色調が最大
限自然に近い状態で維持されるようにした美麗なドライ
フラワ−の製法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」
本発明は、花弁を凍結乾燥させてドライフラワ−を製造
するに際し、凍結乾燥中における乾燥むらや部分的な解
凍をできるだけ防止し、かつ花弁の形状を保持すること
により、より優れた仕上りのドライフラワ−が得られる
ことに着眼してなされたものである。
するに際し、凍結乾燥中における乾燥むらや部分的な解
凍をできるだけ防止し、かつ花弁の形状を保持すること
により、より優れた仕上りのドライフラワ−が得られる
ことに着眼してなされたものである。
すなわち、本発明によるドライフラワ−の製法は、花弁
を粒状又は粉末状の乾燥剤に埋没させ。
を粒状又は粉末状の乾燥剤に埋没させ。
この状態で凍結乾燥させることを特徴とする。
以下、本発明について好ましい具体例を挙げて詳細に説
明する。
明する。
本発明において、花弁は、かすみ草、スターチス等の小
型の花弁から、従来の方法ではドライフラワ−にするこ
とが極めて困難であったカドレア、バラ、アイリス、シ
クラメン、シャクヤク、ボタン等の大型の花弁、及び花
弁が軟らかくくずれやすい花弁まで種類を問わず用いら
れる。
型の花弁から、従来の方法ではドライフラワ−にするこ
とが極めて困難であったカドレア、バラ、アイリス、シ
クラメン、シャクヤク、ボタン等の大型の花弁、及び花
弁が軟らかくくずれやすい花弁まで種類を問わず用いら
れる。
また、花弁を乾燥剤に埋没させる前に、予め花弁の花弁
1葉、茎、萼、蕾等の表皮に、針穴、切り込み等を設け
ておくことが好ましい、この針穴、切り込み等は、花弁
の乾燥を促進する効果がある。なお、これらの針穴、切
り込みはドライフラワ−となったとき、目立たず、しか
もその強度が保たれるように、花弁の裏側や花弁の合せ
目。
1葉、茎、萼、蕾等の表皮に、針穴、切り込み等を設け
ておくことが好ましい、この針穴、切り込み等は、花弁
の乾燥を促進する効果がある。なお、これらの針穴、切
り込みはドライフラワ−となったとき、目立たず、しか
もその強度が保たれるように、花弁の裏側や花弁の合せ
目。
又は葉脈、茎などの筋と平行に小さいものを多数設ける
のが望ましい。
のが望ましい。
本発明において、花弁を埋没させる乾燥剤としては、0
℃以下でも脱水作用を有し、保形作用、保冷作用を合せ
もち、更に花弁を埋没させることが可能で、かう花弁の
乾燥後に容易に除去可能で、花弁に跡を残さないもので
あることが必要である0以上の条件を満たす乾燥剤とし
て、例えばシリカゲル、酸化アルミニウム、セファデッ
クス、ゼオライト、モレキュラーシーブ、食塩から選ば
れた少なくとも一種が挙げられる。また、乾燥剤の形状
は粒状又は粉末状のものが適切である。
℃以下でも脱水作用を有し、保形作用、保冷作用を合せ
もち、更に花弁を埋没させることが可能で、かう花弁の
乾燥後に容易に除去可能で、花弁に跡を残さないもので
あることが必要である0以上の条件を満たす乾燥剤とし
て、例えばシリカゲル、酸化アルミニウム、セファデッ
クス、ゼオライト、モレキュラーシーブ、食塩から選ば
れた少なくとも一種が挙げられる。また、乾燥剤の形状
は粒状又は粉末状のものが適切である。
こうして花弁を乾燥剤に埋没させた後、冷凍庫、ドライ
アイス、液体炭酸、液体窒素等の手段により、好ましく
は急速凍結させる。その後、花弁を乾燥剤に埋没させた
まま、好ましくは予冷された(棚冷却された)凍結乾燥
機に移し、凍結乾燥させてドライフラワ−を得る。なお
、乾燥が進み花弁組織内の酵素が働きにくくなる程度に
なったら、温度を上昇させて最終的な乾燥を行うことも
できる。こうして乾燥が終了した後、花弁を乾燥剤から
取り出し、刷毛等を用いて付着した乾燥剤を完全に除去
することにより、ドライフラワ−を得ることができる。
アイス、液体炭酸、液体窒素等の手段により、好ましく
は急速凍結させる。その後、花弁を乾燥剤に埋没させた
まま、好ましくは予冷された(棚冷却された)凍結乾燥
機に移し、凍結乾燥させてドライフラワ−を得る。なお
、乾燥が進み花弁組織内の酵素が働きにくくなる程度に
なったら、温度を上昇させて最終的な乾燥を行うことも
できる。こうして乾燥が終了した後、花弁を乾燥剤から
取り出し、刷毛等を用いて付着した乾燥剤を完全に除去
することにより、ドライフラワ−を得ることができる。
「作用」
本発明では、花弁を乾燥剤に埋没させた状態で凍結乾燥
させるので、凍結により花弁の品温を急速に下降させて
花弁組織内の酵素を不活化させ、かつ、乾燥剤の脱水作
用により花弁中の水分を昇華しやすい状態にすることが
できる。従って、花弁の褪色を防止し、乾燥を迅速かつ
均一に行うことができる。
させるので、凍結により花弁の品温を急速に下降させて
花弁組織内の酵素を不活化させ、かつ、乾燥剤の脱水作
用により花弁中の水分を昇華しやすい状態にすることが
できる。従って、花弁の褪色を防止し、乾燥を迅速かつ
均一に行うことができる。
また、花弁を乾燥剤に埋没させた状態で凍結させるので
、花弁と乾燥剤の温度が同一となり、乾燥剤による保冷
効果がもたらされる。このため、花弁が外部温度の影響
を受けにくくなり、凍結乾燥機への移動中及び凍結乾燥
中における凍結状態が確保される。
、花弁と乾燥剤の温度が同一となり、乾燥剤による保冷
効果がもたらされる。このため、花弁が外部温度の影響
を受けにくくなり、凍結乾燥機への移動中及び凍結乾燥
中における凍結状態が確保される。
更に、花弁のまわりに乾燥剤が充填されているので、保
形効果がもたらされる。このため、水分除去が進んで物
理的に凍結状態を維持できなくなり、薄い花弁などが変
形しやすくなっても、乾燥が終了するまで保形すること
ができる。
形効果がもたらされる。このため、水分除去が進んで物
理的に凍結状態を維持できなくなり、薄い花弁などが変
形しやすくなっても、乾燥が終了するまで保形すること
ができる。
「発明の実施例」
以下、花弁を埋没させる状態を示す図を参照して本発明
の詳細な説明する。
の詳細な説明する。
実施例1
カドレアの切り花を、右下5c■の茎の部分で切り取り
、茎にカッターで数カ所切り込みを入れる。
、茎にカッターで数カ所切り込みを入れる。
金属製の容器2中に、粉末状のシリカゲル1を約1cm
の厚さに入れた後、切り込みを入れたカドレア3を上向
きに静置する。カドレア3のまわりからシリカゲルlを
、花形を崩さないように充填し、花弁の上端的lamま
で入れて、カドレア3を埋没させる。
の厚さに入れた後、切り込みを入れたカドレア3を上向
きに静置する。カドレア3のまわりからシリカゲルlを
、花形を崩さないように充填し、花弁の上端的lamま
で入れて、カドレア3を埋没させる。
次に、金属製容器2ごと、−40℃の冷気の吹き出す冷
凍庫に約2時量大れて、花弁を凍結させた後、予冷され
た(棚冷却された)凍結乾燥機にすばやく移し、48時
間凍結乾燥させる。
凍庫に約2時量大れて、花弁を凍結させた後、予冷され
た(棚冷却された)凍結乾燥機にすばやく移し、48時
間凍結乾燥させる。
こうして鮮やかな色調と自然な形状が維持されたカドレ
アのドライフラワ−が得られた。
アのドライフラワ−が得られた。
比較例1
カドレアの切り花を通風の良い所に逆さに吊して自然乾
燥した。数日でしおれてしまいドライフラワ−にはなら
なかった。
燥した。数日でしおれてしまいドライフラワ−にはなら
なかった。
実施例2
茎1葉をつけたままの赤いバラの花を30cm程度の切
り花にし、茎5葉の裏、萼等にカミソリで細かい切り込
みを設け、また花弁裏面や蕾の花弁の合せ目等に針で多
数の針穴を設けた後、実施例1と同様に処理して、自然
のバラと同じ赤い色の花弁と緑の葉を有するバラのドラ
イフラワ−を得た。
り花にし、茎5葉の裏、萼等にカミソリで細かい切り込
みを設け、また花弁裏面や蕾の花弁の合せ目等に針で多
数の針穴を設けた後、実施例1と同様に処理して、自然
のバラと同じ赤い色の花弁と緑の葉を有するバラのドラ
イフラワ−を得た。
比較例2
茎1葉をつけたままの赤いバラの花を30c+s程度の
切り花にし、通風の良い所に逆さに吊して自然乾燥し、
20日間でドライフラワ−を得た。花の赤い色は黒っ
ぽく変色し1葉の色は褐変して、花、葉ともしわ状ので
こぼこが出来た。
切り花にし、通風の良い所に逆さに吊して自然乾燥し、
20日間でドライフラワ−を得た。花の赤い色は黒っ
ぽく変色し1葉の色は褐変して、花、葉ともしわ状ので
こぼこが出来た。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明によれば、花弁を乾燥剤に
埋没させた状態で凍結乾燥させるので、従来ドライフラ
ワ−にしにくかった大型の花弁であっても、花形や色調
が極めて自然に近い状態で保持された美麗なドライフラ
ワ−を得ることができる。
埋没させた状態で凍結乾燥させるので、従来ドライフラ
ワ−にしにくかった大型の花弁であっても、花形や色調
が極めて自然に近い状態で保持された美麗なドライフラ
ワ−を得ることができる。
図は花弁を乾燥剤に埋没させる状態を示す説明図である
。 I・・・シリカゲル 2・・・金属製容器 3・・・花弁(カドレア) 特許出願人 森永製菓株式会社 同代理人 弁理士 松井 茂
。 I・・・シリカゲル 2・・・金属製容器 3・・・花弁(カドレア) 特許出願人 森永製菓株式会社 同代理人 弁理士 松井 茂
Claims (4)
- (1)花卉を粒状又は粉末状の乾燥剤に埋没させ、この
状態で凍結乾燥させることを特徴とするドライフラワー
の製法。 - (2)前記花卉が、予め花弁、葉、茎、萼、蕾等の表皮
に、針穴、切り込み等を設けたものである請求項1記載
のドライフラワーの製法。 - (3)前記粒状又は粉末状の乾燥剤が、シリカゲル、酸
化アルミニウム、モレキュラーシーブ、セファデックス
、ゼオライト、食塩から選ばれた少なくとも一種である
請求項1又は2記載のドライフラワーの製法。 - (4)前記花卉を前記乾燥剤に埋没させた後、冷凍庫、
ドライアイス、液体炭素、液体窒素等で急速凍結させ、
次いで予冷した凍結乾燥機で凍結乾燥させる請求項1〜
3のいずれか1つに記載のドライフラワーの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2471689A JPH02210007A (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | ドライフラワーの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2471689A JPH02210007A (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | ドライフラワーの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02210007A true JPH02210007A (ja) | 1990-08-21 |
Family
ID=12145891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2471689A Pending JPH02210007A (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | ドライフラワーの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02210007A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004215654A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Nagatanien:Kk | 凍結乾燥味噌の製造方法 |
JP2012157292A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Full Cast Win Inc | 塩調味料の着色方法 |
-
1989
- 1989-02-02 JP JP2471689A patent/JPH02210007A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004215654A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Nagatanien:Kk | 凍結乾燥味噌の製造方法 |
JP2012157292A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Full Cast Win Inc | 塩調味料の着色方法 |
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