JPH0220949Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220949Y2 JPH0220949Y2 JP1984022496U JP2249684U JPH0220949Y2 JP H0220949 Y2 JPH0220949 Y2 JP H0220949Y2 JP 1984022496 U JP1984022496 U JP 1984022496U JP 2249684 U JP2249684 U JP 2249684U JP H0220949 Y2 JPH0220949 Y2 JP H0220949Y2
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- pot
- holder
- planting frame
- planting
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- Expired
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Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水耕農業を行う裁培装置に関するもの
である。
である。
従来の水耕農業はもつぱら家庭的に行なわれて
おり、作られる野菜や果実等の数も少なかつた。
しかし、大量に工業的に行うためには液肥である
水溶液中に水耕作物が同じ深さだけ漬かるように
しないと発育が不揃いになる欠点があり、多数の
鉢を１つ１つ手作業によつて同じ状態に発育させ
ることは極めて困難であつた。また耕地で野菜等
を生産する場合、連作すると経年的に耕地が痩せ
て作物が育たなくなる欠点があつた。
おり、作られる野菜や果実等の数も少なかつた。
しかし、大量に工業的に行うためには液肥である
水溶液中に水耕作物が同じ深さだけ漬かるように
しないと発育が不揃いになる欠点があり、多数の
鉢を１つ１つ手作業によつて同じ状態に発育させ
ることは極めて困難であつた。また耕地で野菜等
を生産する場合、連作すると経年的に耕地が痩せ
て作物が育たなくなる欠点があつた。
本考案はかかる従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、その構成は栽培槽の内壁上部に設けた掛止
段部に、全体に一定または任意間隔毎に多数の取
付孔を設けた合成樹脂製の定植枠を取付け、周壁
及び底面に多数の孔を有し、上部外周には前記定
植枠の各取付孔に掛止させる係止鍔を有した外鉢
を、前記定植枠の各取付孔に着脱可能に取付け、
中心に開口部を設けると共に切欠部を有したホル
ダーを外鉢内に収容し、底面に液肥が進入できる
スリツトを有し且つ上部外周に掛止鍔を設けた内
鉢をホルダーの開口部内に着脱可能に挿入して保
持し、クロス状の切込線を設けて発芽が通過でき
るスポンジ状の繊維植板を、前記内鉢内に収容す
ることを特徴とするものである。
ので、その構成は栽培槽の内壁上部に設けた掛止
段部に、全体に一定または任意間隔毎に多数の取
付孔を設けた合成樹脂製の定植枠を取付け、周壁
及び底面に多数の孔を有し、上部外周には前記定
植枠の各取付孔に掛止させる係止鍔を有した外鉢
を、前記定植枠の各取付孔に着脱可能に取付け、
中心に開口部を設けると共に切欠部を有したホル
ダーを外鉢内に収容し、底面に液肥が進入できる
スリツトを有し且つ上部外周に掛止鍔を設けた内
鉢をホルダーの開口部内に着脱可能に挿入して保
持し、クロス状の切込線を設けて発芽が通過でき
るスポンジ状の繊維植板を、前記内鉢内に収容す
ることを特徴とするものである。
それゆえ、多数の野菜等を気侯に左右されずに
均一に生育させることができるものである。
均一に生育させることができるものである。
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
１は内部に肥料を溶かすための水溶液を収容する
裁培槽で、内壁上部に夫々掛止段部２を設ける。
３は栽培槽１内に肥料を溶かした水溶液６を水タ
ンク４から送り込むポンプ、５はオーバーフロー
管である。
１は内部に肥料を溶かすための水溶液を収容する
裁培槽で、内壁上部に夫々掛止段部２を設ける。
３は栽培槽１内に肥料を溶かした水溶液６を水タ
ンク４から送り込むポンプ、５はオーバーフロー
管である。
７は栽培槽１内の掛止段部２に、取外可能に係
止させるスチロール等の軽量な合成樹脂材からな
る定植枠で、生育する野菜や果実等の種類に応じ
て一定又は任意間隔毎に複数の取付孔８を設け
る。
止させるスチロール等の軽量な合成樹脂材からな
る定植枠で、生育する野菜や果実等の種類に応じ
て一定又は任意間隔毎に複数の取付孔８を設け
る。
９は苗を育てるための育苗枠で、発芽させるこ
とを目的とするから夫々取付孔１０は互いに接近
して設けてある。
とを目的とするから夫々取付孔１０は互いに接近
して設けてある。
１１は定植枠７や育苗枠９の各取付孔８，１０
に取付けるポリエステル等の軽量な合成樹脂材か
らなる外鉢で、底部及び壁面全体に任意間隔毎に
多数の孔１２を設けてあり、外鉢１１の上部外周
に係止鍔１３を形成してある。
に取付けるポリエステル等の軽量な合成樹脂材か
らなる外鉢で、底部及び壁面全体に任意間隔毎に
多数の孔１２を設けてあり、外鉢１１の上部外周
に係止鍔１３を形成してある。
１４は内面がややテーパー状をした外鉢内に挿
入して保持させる合成樹脂製のホルダーで、中央
に設けたやや大径の開口部１５の１ケ所に切欠部
１６を形成する。１７はホルダーの開口部１５内
に着脱可能に挿入させる合成樹脂製の内鉢で、底
面中央に設けた小孔１８の周囲に複数のスリツト
１９を設け、内鉢１７の上部外周に掛止鍔２０を
設けてある。
入して保持させる合成樹脂製のホルダーで、中央
に設けたやや大径の開口部１５の１ケ所に切欠部
１６を形成する。１７はホルダーの開口部１５内
に着脱可能に挿入させる合成樹脂製の内鉢で、底
面中央に設けた小孔１８の周囲に複数のスリツト
１９を設け、内鉢１７の上部外周に掛止鍔２０を
設けてある。
２１は内鉢１７内に取外可能に挿入し、発芽物
質が通過できるようなスポンジ状の繊維植板で、
中心にクロス状の切込２２を設けてあり、該繊維
植板２１の上部に発芽促進粒材を充填させた肥料
片（図示せず）を装着する。
質が通過できるようなスポンジ状の繊維植板で、
中心にクロス状の切込２２を設けてあり、該繊維
植板２１の上部に発芽促進粒材を充填させた肥料
片（図示せず）を装着する。
次に、本実施例の作用について説明すると、栽
培槽１の上部に取付けた育苗枠９の各取付孔１０
に夫々外鉢１１を収容して係止鍔１３を掛止し、
さらに各外鉢内に保持させたホルダー１４内に掛
止鍔２０を有する内鉢１７を夫々取付け、各内鉢
１７に収容した繊維植板２１に夫々種子を植付
け、さらに繊維植板２１上に発芽促進粒材を充填
させた肥料片を装着する。
培槽１の上部に取付けた育苗枠９の各取付孔１０
に夫々外鉢１１を収容して係止鍔１３を掛止し、
さらに各外鉢内に保持させたホルダー１４内に掛
止鍔２０を有する内鉢１７を夫々取付け、各内鉢
１７に収容した繊維植板２１に夫々種子を植付
け、さらに繊維植板２１上に発芽促進粒材を充填
させた肥料片を装着する。
ついで、一定時間毎にポンプ３を駆動させて水
溶液を栽培槽１に送液し、繊維植板２１に液肥を
供給する。この場合、外鉢１１は多数の孔１２を
有しており、また内鉢１７の底部にも小孔１８と
スリツト１９を有しているため、水溶液は十分に
繊維植板に植付けた種子に補給できる。
溶液を栽培槽１に送液し、繊維植板２１に液肥を
供給する。この場合、外鉢１１は多数の孔１２を
有しており、また内鉢１７の底部にも小孔１８と
スリツト１９を有しているため、水溶液は十分に
繊維植板に植付けた種子に補給できる。
発芽するまでは第３図に示した育苗枠９で多数
の苗を育てるが、芽が出た後は第１図に示す如く
取付孔８の間隔が広い定植枠７に移し変えるので
水耕作物の互いの葉や枝が邪魔になることはな
い。
の苗を育てるが、芽が出た後は第１図に示す如く
取付孔８の間隔が広い定植枠７に移し変えるので
水耕作物の互いの葉や枝が邪魔になることはな
い。
また、果実や野菜の根は内鉢１７の小孔１８や
スリツト１９を通つたり、外鉢１１の底面又は周
面に設けた孔１２を通つて生育することができ
る。
スリツト１９を通つたり、外鉢１１の底面又は周
面に設けた孔１２を通つて生育することができ
る。
種子を繊維植板２１に直接蒔くと、該種子のみ
を移動させることが出来ないが、本考案にあつて
は外鉢１１に種子を蒔くので、人工光又は日光の
照射量が少なくて発育状態が悪かつたり、液肥の
吸収率が悪い栽培槽の位置である場合には、該外
鉢１１を当該取付孔８から取外し、光の照射を最
も効率的に享受したり、液肥の吸収が良くて生育
の良い水耕作物の外鉢とその位置を順に交換させ
ながら調整できるため、生育の不揃いを調節して
均一な水耕作物を生産することができる。
を移動させることが出来ないが、本考案にあつて
は外鉢１１に種子を蒔くので、人工光又は日光の
照射量が少なくて発育状態が悪かつたり、液肥の
吸収率が悪い栽培槽の位置である場合には、該外
鉢１１を当該取付孔８から取外し、光の照射を最
も効率的に享受したり、液肥の吸収が良くて生育
の良い水耕作物の外鉢とその位置を順に交換させ
ながら調整できるため、生育の不揃いを調節して
均一な水耕作物を生産することができる。
本考案は以下のような効果を有している。
水耕栽培用の部品を全て規格化したため、定
植枠や育苗枠の各取付孔に外鉢や内鉢を一定位
置に取付けることができ、栽培槽内に送液した
水溶液を同じ条件で供給でき、水耕作物を天侯
に左右されることなく生育することができる。
植枠や育苗枠の各取付孔に外鉢や内鉢を一定位
置に取付けることができ、栽培槽内に送液した
水溶液を同じ条件で供給でき、水耕作物を天侯
に左右されることなく生育することができる。
種子を蒔いた外鉢を定植枠や育苗枠の取付孔
に、着脱可能に取付けるため、種子及び水耕作
物の生育状態に応じて外鉢の位置を変え、光の
照射や液肥の吸収率を変えて生育状態を調整で
きるため、多数の水耕作物を均一の状態に生育
させてほぼ同時に出荷できるように調節できる
利点を有する。
に、着脱可能に取付けるため、種子及び水耕作
物の生育状態に応じて外鉢の位置を変え、光の
照射や液肥の吸収率を変えて生育状態を調整で
きるため、多数の水耕作物を均一の状態に生育
させてほぼ同時に出荷できるように調節できる
利点を有する。
耕地を使用しないため、連作しても何ら生産
量が減ずることがない。
量が減ずることがない。
作業が軽量で容易であるから、老人や障害者
でも管理することができ、高齢化社会に新しい
仕事場を提供することができる。
でも管理することができ、高齢化社会に新しい
仕事場を提供することができる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
定植枠の平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面
図、第３図は育苗枠の平面図、第４図は第３図Ｂ
−Ｂ線断面図、第５図は定植枠に取付けた外鉢の
断面図、第６図は同平面図、第７図はホルダーの
平面図、第８図は第７図Ｃ−Ｃ線断面図、第９図
は内鉢の平面図、第１０図は第９図Ｄ−Ｄ線断面
図、第１１図は繊維植板の平面図、第１２図は第
１１図Ｅ−Ｅ線断面図、第１３図は使用状態の断
面図、第１４図は水耕装置の要部断面図、第１５
図は第１４図Ｆ−Ｆ線断面図である。 １……栽培槽、２……掛止段部、７……定植
枠、８……取付孔、１１……外鉢、１２……孔、
１３……係止鍔、１７……内鉢、１９……スリツ
ト、２１……繊維植板。
定植枠の平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面
図、第３図は育苗枠の平面図、第４図は第３図Ｂ
−Ｂ線断面図、第５図は定植枠に取付けた外鉢の
断面図、第６図は同平面図、第７図はホルダーの
平面図、第８図は第７図Ｃ−Ｃ線断面図、第９図
は内鉢の平面図、第１０図は第９図Ｄ−Ｄ線断面
図、第１１図は繊維植板の平面図、第１２図は第
１１図Ｅ−Ｅ線断面図、第１３図は使用状態の断
面図、第１４図は水耕装置の要部断面図、第１５
図は第１４図Ｆ−Ｆ線断面図である。 １……栽培槽、２……掛止段部、７……定植
枠、８……取付孔、１１……外鉢、１２……孔、
１３……係止鍔、１７……内鉢、１９……スリツ
ト、２１……繊維植板。
Claims (1)
- 栽培槽の内壁上部に設けた掛止段部に、全体に
一定または任意間隔毎に多数の取付孔を設けた合
成樹脂製の定植枠を取付け、周壁及び底面に多数
の孔を有し、上部外周には前記定植枠の各取付孔
に掛止させる係止鍔を有した外鉢を、前記定植枠
の各取付孔に着脱可能に取付け、中心に開口部を
設けると共に切欠部を有したホルダーを外鉢内に
収容し、底面に液肥が進入できるスリツトを有し
且つ上部外周に掛止鍔を設けた内鉢をホルダーの
開口部内に着脱可能に挿入して保持し、クロス状
の切込線を設けて発芽が通過できるスポンジ状の
繊維植板を、前記内鉢内に収容してなる水耕用裁
培装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984022496U JPS60136662U (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 水耕用栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984022496U JPS60136662U (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 水耕用栽培装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60136662U JPS60136662U (ja) | 1985-09-10 |
| JPH0220949Y2 true JPH0220949Y2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=30514840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984022496U Granted JPS60136662U (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 水耕用栽培装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60136662U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08846Y2 (ja) * | 1992-09-16 | 1996-01-17 | 株式会社ティ・エム・ケー | 水耕栽培用育苗鉢 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935131A (ja) * | 1972-08-21 | 1974-04-01 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54101131U (ja) * | 1978-08-10 | 1979-07-17 | ||
| JPS55180369U (ja) * | 1979-06-14 | 1980-12-25 |
-
1984
- 1984-02-21 JP JP1984022496U patent/JPS60136662U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935131A (ja) * | 1972-08-21 | 1974-04-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60136662U (ja) | 1985-09-10 |
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