JPH02207814A

JPH02207814A - 焼却炉排ガスの処理装置

Info

Publication number: JPH02207814A
Application number: JP1026931A
Authority: JP
Inventors: Mitsuyuki Nishihara; 充幸西原; Tetsuo Kimura; 哲雄木村
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-02-06
Filing date: 1989-02-06
Publication date: 1990-08-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は焼却炉排ガスの処理装置に関する。

従来の技術従来の焼却炉排ガスの処理装置としては、たとえば特願
昭［１３−１３１７２号に記載されたものがある。

これは第３図に示すようなものであり、ケーシング１を
上下方向に貫通して配置された駆動、軸２の途中に、一
対の拡散板３が連結棒４によって所定の間隙５を隔てた
状態で設けられている。そして、駆動軸２の上部２ａに
は再拡散板３の間隙５とケーシング１の外部とを連通ず
る処理剤投入通路６が形成されており、処理剤投入通路
６の上端開口は処理剤投入ロアに形成されて処理剤容器
８に連通している。

そして、駆動軸２によって拡散板３を回転させながら、
処理剤容器８の内部に貯留された処理剤９を処理剤投入
通路６を通して再拡散板３の間隙５に投入し、拡散板３
の回転によって処理剤９に遠心力を付与し、処理剤９を
拡散板３の周囲に微細な状態に噴射してケーシング１の
内部に供給された排ガスに接触させ、排ガス中の有害成
分を除去していた。

発明が解決しようとする課題しかし、上記した構成において、有害成分の除去効率を
高めるためには処理剤と排ガスの接触効率を向上させる
ことが必要である。このため、処理剤を如何にして効率
良く微細な状態にするかが課題とされていた。

本発明は上記課題を解決するもので、処理剤を高効率で
微細な状態にして噴霧することができる焼却炉排ガスの
処理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明は、排ガスの供給口と
排出口を形成されたケーシングと、このケーシング内に
天板を上下方向に貫通して挿通され、軸心まわりの一方
向に回転するとともに処理剤投入通路をなす中空状の第
１駆動軸と、この第１駆動軸の下端開口の周囲に設けら
れた円板状の第１拡散板と、この第１拡散板の周縁部に
適当間隔ごとに位置して垂設された複数の破砕棒と、こ
の破砕棒を介して第１拡散板に対向する第２拡散板と、
この第２拡散板上に立設して放射状に設けられた複数の
分散板と、ケーシング内に底板を上下方向に貫通して挿
通され、第２拡散板を支持するとともに、前記第１駆動
軸の回転方向と相反する方向に回転する第２駆動軸とを
備えた構成としたものである。

作用上記した構成により、第１駆動軸および第２駆動軸の駆
動によって第１拡散板と第２拡散板を相反する方向に回
転させながら、第１駆動軸の上端開口から処理剤を第１
拡散板と第２拡散板の間の間隙に供給する。そして、間
隙に供給された処理剤に第２拡散板の回転によって遠心
力を付与する。

このとき、分散板は第２拡散板の周方向において処理剤
を受は止めて処理剤の周方向への滑動を阻止し、処理剤
に確実に遠心力を付与する。

そして、遠心力を付与された処理剤を分散板に沿って第
２拡散板上を半径方向に移動させ、分散板を離れた後に
破砕棒に衝突させて微細な状態に粉砕し、第２拡散板の
周囲に噴出させる。このとき、破砕棒は第２拡散板の回
転方向と相反する方向に移動していることにより、破砕
棒と処理剤の衝突速度が相乗的に高められて処理剤の微
細化効率が向上する。

実施例以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図〜第２図において、ケーシング１１の下部には排ガス
１２の供給口１３が形成されており、ケーシング１１の
上部には次工程に連通ずる排出口１４が形成されている
。そして、ケーシング１１には中空状の第１駆動軸１５
がケーシング１１の天板１Ｇを上下方向に貫通して挿通
されており、この第１駆動軸！５は上部軸受Ｉ７を介し
て天板Ｉ６に回転自在に保持されるとともに、処理剤投
入通路１８を形成している。また、第１駆動軸１５には
第１駆動装置１９が連結されており、この第１駆動装置
１８は第１駆動軸１５を軸心まわりの一方向に高速に回
転させるものである。さらに、第１駆動軸１５の下端開
口の周囲には第１拡散板２０が設けられており、第１拡
散板２０の周縁部には複数の破砕棒２１が適当間隔ごと
に位置して垂設されている。

そして、第２拡散板２２が破砕棒２１を介して第１拡散
板２０に対向する位置に配置されており、この第２拡散
板２２はケーシング１１の底板２３を上下方向に貫通し
てケーシング１１の内部に挿通された第２駆動軸２４の
上端に固定されている。また、第２拡散板２２の上には
複数の立設された分散板２５が放射状に配置されている
。さらに、第２駆動軸２４は第２軸受２Ｂを介して底板
２３に回転自在に支持されており、第２駆動軸２４の下
端側には第２駆動装置２７が連結されている。この第２
駆動装置２７は第２駆動軸２４を第１駆動軸Ｉ５の回転
方向と相反する方向に高速に回転させるものである。

そして、第２駆動軸２４には複数の粉砕板２８が所定の
間隔をあけて設けられており、粉砕板２８には多数のビ
ン２３が同心円状に、かつ複数列状に配置されている。

また、ケーシング１１のの内壁には複数の固定板３０が
粉砕板２８の相互間に位置して設けられており、固定板
３０は第３軸受３１を介して第２駆動軸２４を回転自在
に支持している。さらに、固定板３０には多数のピン３
２が粉砕板２８のピン２９の相互間に位置するように設
けられている。

以下、上記構成における作用について説明する。

第１駆動装置１９に駆動される第１駆動軸１５、および
第２駆動装置２フに駆動される第２駆動軸２４の回転に
よって第１拡散板２０と第２拡散板２２を相反する方向
に高速で回転させながら、第１駆動軸１５の上端開口か
ら処理剤３３を第１拡散板２０と第２拡散板２２の間の
間隙３４に供給する。そして、間隙３４に供給された処
理剤３３に第２拡散板２２の回転によって遠心力を付与
する。このとき、分散板２５は第２拡散板２２の周方向
において処理剤３３を受は止めて処理剤３３の周方向へ
の滑動を阻止し、処理剤３３に確実に遠心力を付与する
。

そして、遠心力を付与された処理剤３３を分散板２５に
沿って第２拡散板２２の上を半径方向に移動させ、分散
板２５を離れた後に破砕棒２１に衝突させて微細な状態
に粉砕し、第２拡散板２２の周囲に噴出させる。このと
き、破砕棒２１は第２拡散板２２の回転方向と相反する
方向に移動しているので、破砕棒２１と処理剤３３の衝
突速度が相乗的に高められ、処理剤３３の微細化効率が
向上する。

そして、ケーシング０の内部に噴出された処理剤３３は
、破砕板２８および固定板３０に設けたピン２９゜３２
に衝突してさらに粉砕されながら供給口１３からケーシ
ング１１の内部に供給された排ガス１２と接触し、排ガ
ス！２中の有害成分と反応した後に排ガス１２とともに
排出口１４から次工程に送られる。

発明の効果以上述べたように、本発明によれば、破砕棒を第２拡散
板の回転方向と相反する方向に移動させることにより、
破砕棒と処理剤の衝突速度を相乗的に高めて処理剤の微
細化効率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
同実施例の要部拡大斜視図、第３図は従来の処理装置の
全体構成図であ′る。１１・・・ケーシング、１２・・・排ガス、１３・・・
供給口、１４・・・排出口、１５・・・第１駆動軸、Ｉ
ｆｔ・・・天板、１Ｂ−・第１駆動装置、２０・・・第
１拡散板、２１・・・破砕棒、２２・・・第２拡散板、
２３・・・底板、２４・・・第２駆動軸、２５・・・分
散板、２７・・・第２駆動装置、３３・・・処理剤。

Claims

【特許請求の範囲】

１、排ガスの供給口と排出口を形成されたケーシングと
、このケーシング内に天板を上下方向に貫通して挿通さ
れ、軸心まわりの一方向に回転するとともに処理剤投入
通路をなす中空状の第１駆動軸と、この第１駆動軸の下
端開口の周囲に設けられた円板状の第１拡散板と、この
第１拡散板の周縁部に適当間隔ごとに位置して垂設され
た複数の破砕棒と、この破砕棒を介して第１拡散板に対
向する第２拡散板と、この第２拡散板上に立設して放射
状に設けられた複数の分散板と、ケーシング内に底板を
上下方向に貫通して挿通され、第２拡散板を支持すると
ともに、前記第１駆動軸の回転方向と相反する方向に回
転する第２駆動軸とを備えたことを特徴とする焼却炉排
ガスの処理装置。