JPH02207594A - 電波吸収体の取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電波暗室のシールド壁面に取付ける電波吸
収体の取付は構造に係わり、更に詳しくはシールド壁面
の平面度に影響されることなく電波吸収体を取付けるこ
とが出来る電波吸収体の取付は構造に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来、電波暗室のシールド壁面には、フェライトを焼結
したフェライトタイルが接着剤等を介して直接取付けら
れていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然しなから、上記のようなフェライトタイルの取付は方
法の場合には、シールド壁面の凹凸により接着が不十分
になり、取付けに信顛性が欠け、フェライトタイルが落
下すると言う危険があり、また現場にてフェライトタイ
ルを接着させる作業を行うために、工期が長くなり、更
にフェライトタイルの目地処理が多くなって、作業能率
が極めて悪いと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、シールド壁面の平面度の影響を受けることなく
施工することが出来ると共に、予め金属板にフェライト
タイルを貼付けて所定の大きさのフェライトパネルを複
数枚形成しておくことにより、現場作業が簡単で工期も
短くなり、更にフェライトタイルの目地処理等が少なく
なって作業能率を著しく向上させることが出来る電波吸
収体の取付は構造を提供することを目的とするものであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、フェライトタイル
を所定の大きさの方形状に形成された金属板に貼付けて
フェライトパネルを構成し、前記金属板の相対向する一
方の側縁部の裏面側に、各々取付具を設けると共に、他
方の相対向する側縁部に接合部材を設け、前記電波暗室
のシールド壁面に、前記フェライトパネルに設けた取付
具を係止させる係止部材を設け、前記金属板の相対向す
る側縁部に設けた取付具の少なくとも一方に、前記電波
暗室のシールド壁面に複数枚のフェライトパネルを取付
けた際、フェライトパネル間の間隙を覆うような突出部
を設けたことを要旨とするものである。

〔発明の作用〕

この発明は上記のように構成され、シールド壁面にフェ
ライトパネルを直接取付けるのではなく、所定の空間を
隔てて取付けるので、シールド壁面の平面度に影響され
ることなく施工でき、また予め工場等で所定の形状のフ
ェライトパネルを製作しておくことにより、現場ではフ
ェライトタイルの貼付は作業を行う必要がなく、従って
作業能率を著しく向上させることが出来るものである。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施したフェライトパネル１の背
面図、第２図は第１図の■−■矢視側面図、第３図はシ
ールド壁面２にフェライトパネル１を取付けた状態の接
合部を示す第１図の■−■矢印断面図を示している。

前記、フェライトパネルｌは、第１図及び第２図に示す
ように、所定の大きさの方形状に形成された金属板３に
、複数枚のフェライトを焼結させたフェライトタイル４
を接着剤等により貼付けて構成されており、前記金属板
３の相対向する一方の側縁部３ａの裏面側には、所定の
間隔を隔てて保合用の長孔５を設けた断面コ字状の取付
具６ａ、６ｂが溶接等により固定されている。

また取付具６ｂの一方の先端には、前記電波暗室のシー
ルド壁面２に複数枚のフェライトパネル１を取付けた際
、フェライトパネル１間の間隙Ｈを覆うような突出部７
が形成されている。

また、前記金属板３の相対向する他方の側縁部３ｂには
、フェライトパネル１をシールド壁面２に装着した時の
継合せ部として、フェライトパネル１間を電気的に導通
させるための金属製の接合部材８が設けられている。

また、前記電波暗室のシールド壁面２には、前記取付具
６ａ、６ｂに形成した保合用の長孔５と対応する所定寸
法位置に、該取付具６ａ。

６ｂの長孔５を係止させる係止部材９が設けられている
。この係止部材９は、バネ１０と座金１１とを嵌込んだ
ボルト１２により構成され、ボルト１２の頭部１２ａに
、前記金属板３の側縁部３ａ、３ｂに形成された長孔５
を引っ掛けてずらせながら取付けると共に、バネ１ｏに
よりフェライトパネル１全体を、シールド壁面２から所
定の空間部Ｘを隔てて支持するように構成されている。

この発明は、上記のように構成され、予め電波暗室のシ
ールド壁面２に、所定の間隔で複数本の係止部材９を取
付けておき、また一方のフェライトパネル１は、予め工
場等で所定の形状の大きさに形成された金属板３に、フ
ェライトタイル４を接着剤等により貼付けて構成してお
き、そして金属板３の側縁部３ａ、３ｂに設けられた取
付具６ａ、６ｂに形成されている長孔５を、前記シール
ド壁面２に設けた係止部材９に引っ掛けて固定すること
により、シールド壁面２の状態に影響されずに容易に取
付けることが出来ると共に、簡単に取付けることが出来
、施工期間も短時間に行うことが出来るのである。

また、上記のように予めフェライトパネル１を形成して
おくことによりフェライトタイル４の目地処理は極めて
少なくなり、作業能率も向上するものである。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにフェライトタイルを所定の大
きさの方形状に形成された金属板に貼付けてフェライト
パネルを構成し、前記金属板の相対向する一方の側縁部
の裏面側に、各々取付具を設けると共に、他方の相対向
する側縁部に接合部材を設け、前記電波暗室のシールド
壁面に、前記フェライトパネルに設けた取付具を係止さ
せる係止部材を設け、前記金属板の相対向する側縁部に
設けた取付具の少なくとも一方に、前記電波暗室のシー
ルド壁面に複数枚のフェライトパネルを取付けた際、フ
ェライトパネル間の間隙を覆うような突出部を設けたの
で、シールド壁面の平面度の影響を受けることなく施工
することが出来ると共に、予め工場等で金属板にフェラ
イトタイルを貼付けて所定の大きさのフェライトパネル
を複数枚形成しておくことにより、現場での施工作業が
簡単で工期も短くなり、更にフェライトタイルの目地処
理等が少なくなって作業能率を著しく向上させることが
出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施したフェライトパネルの背面
図、第２図は第１図の■−■矢視側面図、第３図はシー
ルド壁面にフェライトパネルを取付けた状態の接合部を
示す第１図の■−■矢印断面図である。 １・・・フェライトパネル、２・・・シールド壁面、３
・・・金属板、４・・・フェライトタイル、５・・・長
孔、６ａ、６ｂ・・・取付具、７・・・突出部、８・・
・接合部材、９・・・係止部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電波暗室のシールド壁面に、フェライトタイルを貼付け
   て成る電波吸収体の取付け構造において、前記フェライ
   トタイルを所定の大きさの方形状に形成された金属板に
   貼付けてフェライトパネルを構成し、前記金属板の相対
   向する一方の側縁部の裏面側に、各々取付具を設けると
   共に、他方の相対向する側縁部に接合部材を設け、前記
   電波暗室のシールド壁面に、前記フェライトパネルに設
   けた取付具を係止させる係止部材を設け、前記金属板の
   相対向する側縁部に設けた取付具の少なくとも一方に、
   前記電波暗室のシールド壁面に複数枚のフェライトパネ
   ルを取付けた際、フェライトパネル間の間隙を覆うよう
   な突出部を設けたことを特徴とする電波吸収体の取付け
   構造。