JPH022068A - 記録媒体製造方法 - Google Patents

記録媒体製造方法

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JPH022068A
JPH022068A JP63143640A JP14364088A JPH022068A JP H022068 A JPH022068 A JP H022068A JP 63143640 A JP63143640 A JP 63143640A JP 14364088 A JP14364088 A JP 14364088A JP H022068 A JPH022068 A JP H022068A
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宏史 五藤
Noriyoshi Ishikawa
典良 石川
Toshiaki Harada
俊明 原田
Masanori Takenouchi
竹之内 雅典
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221Apparatus features

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基材上に画像形成素体を有する記録媒体の製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、情報産業の急速な発展に伴って種々の情報処理シ
ステムが開発され、またそれぞれの情報処理システムに
適した記録方法および装置が開発されている。このよう
な記録方法の一つとして、感熱転写記録方法は使用する
装置が軽量かつコンパクトで騒音がなく、操作性、保守
性にも優れており、最近広く使用されている。この方法
によれば静通紙を被転写媒体として使用可能である。
しかしながら、従来の感熱転写記録方法にも欠点がない
訳ではない。
それは、従来の感熱転写記録方法は転写記録性能、即ち
印字品質が表面平滑度により大きく影響され、平滑性の
高い被転写媒体には良好な印字が行なわれるが、平滑性
の低い被転写媒体の場合には著しく印字品質が低下する
ことである。しかし、最も典型的な被転写媒体である紙
を使用する場合にも平滑性の高い紙はむしろ特殊であり
、通常の紙は繊維の絡み合いにより種々な程度の凹凸を
有する。従って、従来の感熱転写記録方法に依れば、印
字された像のエツジ部がシャープでなかったり、像の一
部が欠けたりして、印字品質を低下させることになる。
又、従来の感熱転写記録方法ではインク層の被転写媒体
への転写は、熱ヘツドからの熱のみによって行なわれる
が、限られた短い時間内に熱ヘツドを所定温度まで冷却
しなければならないこと、又、熱ヘット面を構成してい
る発熱セグメント間の熱的クロストークを防止しなけれ
ばならないこと等のために、論理的にも熱ヘツドからの
供給熱量を大きくすることは困難である。
そのため、従来の感熱転写記録方法では高速記録は難し
かったものである。
また、熱伝導は電気や光などに較べて応答レスポンスが
遅いため、従来の熱ヘツドによる記録において、中間調
の再現が可能にまで熱パルスを制御することは一般に困
難であり、また、従来の感熱転写インク層は、階調性の
ある転写機能を備えていないため、中間調記録はできな
かったものである。
また、従来の感熱転写記録方法では、1回の転写で1色
の画像しか得ることができないため、多色の画像を得る
には、複数回の転写を繰り返して色を重ね合わせること
が必要であった。しかし、色の異なる画像を正確に重ね
合わせることは非常に困難であり、色ずれのない画像を
得ることは難しかった。
特に、1つの画素に注目した場合、1つの画素では色の
重ね合わせは、はとんど成されておらず、結局従来の感
熱転写記録方法では色のずれた画素の集合体により多色
の画像を形成していた。
このため、従来の感熱転写記録方法では鮮明な多色画像
は得られなかった。
また、従来の感熱転写記録方法で多色の画像を得ようと
した場合、複数のサーマルヘッドを設けたり、或は被転
写媒体に停止、逆送等複雑な動きをさせなければならず
、装置全体が大きく複雑になったり、記録速度が低下す
る等の欠点があった。
また、発色剤と顕色剤とを用いて多色の可視像を形成す
るものとして米国特許4,399,209号明細書があ
る。米国特許4,399,209号明細書は感光性組成
物と発色剤とを含有したマイクロカプセルを基材上に配
列した記録媒体を用い、記録画像に応じて変換された主
に紫外光によりマイクロカプセル内の感光性組成物を硬
化させて転写像を形成し、さらにこの転写像を顕色層を
有する被記録媒体に重ねて、一対の圧力ローラ間のニッ
プに通過させてマイクロカプセルを破壊しかつ画像を顕
色する転写画像形成システムを開示している。
画像は、発色剤を画像形成シートに造像的に転写し、そ
こで発色剤が反応して画像を形成することによって多色
画像を得るものである。
また、米国特許4,416,966号明細書は、顕色剤
が感光マイクロカプセルと同一の支持体表面上に存在す
るセルフコンテインド(self−contained
)画像形成システムを開示している。記録画像に応じて
変換された主に紫外光により、露光した後、画像形成シ
ートを圧力ロールに通過させるときに、マイクロカプセ
ルを破壊し、内相を造像的に放出する。その際、発色剤
は、通常層内に設けられる顕色剤に移行し、そこで発色
剤は反応しかつ色画像を形成する。
上記2方式のような記録方式はいずれもマイクロカプセ
ル内に光開始剤を含有し、光開始剤の感光波長域を異な
らせしめ、それぞれの感光波長域に対応するように変換
された主に紫外光により、マイクロカプセル内の内容物
を硬化させるものである・しかしながらこわらの方式の
共通の問題点は、像形成に用いる手段が、いずれも主に
紫外光すなわち光エネルギーのみをマイクロカプセルを
配列した基材上に照射することで、記録媒体上に転写像
を形成するために、鮮明な記録画像を高速で得るには、
光に対して高感度の感光材料を用いるか、または、高い
エネルギーの光を照射する必要があフた。
しかしながら、光反応のみを利用した高感度の記録媒体
の場合、光来照射時の感度も高く、室温付近での保存安
定性が悪いと云う致命的な欠点があった。
また、高エネルギー光を得るには装置が大型化し、多色
画像を得るための装置としては大型化し、装置コストも
大となり、実用上望ましくない。また、上記方式は、光
エネルギーのみを用いて像形成するため、プリンター等
のように、外部からの信号に応じて画像を出力する場合
や、カラー複写機のように、カラー原稿からの画像読み
取りをカラーイメージスキャナーでデジタル信暑に変換
後、画像情報を記録媒体に付与する場合には、不適当で
ある。即ち、高エネルギー光を照射する場合には短波長
、主に紫外光を用いる必要があるが、紫外光のデジタル
制御可能な光源は、現在得られていない。例えば、デジ
タル光源を得る方法としては、液晶シャッターアレイや
LEDアレイなどの光ヘッドが考案されているが、これ
らは小型化に適しているとしても、紫外領域の波長では
液晶分子の劣化が起こり、紫外光は安定的に取り出せな
い。
さらに、顕色方法として、ロイコ染料の発色を利用して
いるために本質的に記録画像の安定性が劣ると云う欠点
も有している。
ざらに、露光後の加圧による現像を容易にせしめるため
に、マイクロカプセルの内容物は常温で液相を有する感
光組成物とする必要があり、保存安定性に乏しく、さら
に得られた画像も未反応物が破壊されるため残存モノマ
ー臭があり、実用的に望ましくない特性を存する。
本出願人は、上記従来の問題点を解決する画像形成方法
と、その画像形成方法に有効に供しつる記録媒体を先に
特許出願した。(特願昭62−174195号) それは、高品位の転写像を形成でき、高速記録が可能で
、中間調記録が可能で、多色の転写画像を得る場合にも
被転写媒体に複雑な動きをさせることなく、鮮明な、色
ずれのない多色画像が得られる画像形成方法に有効に供
しつる記録媒体である。
この発明における記録媒体とは、光を含む複数種のエネ
ルギーを、それらのうち少なくとも一種のエネルギーを
画像記録情報に対応させて同時に付与することにより、
その転写特性が変化する画像形成素体を支持体上に有す
る記録媒体であって、画像形成素体が少なくとも a)着色剤と、 b)光重合開始剤と、 C)不飽和二重結合を有するモノマー、オリゴマー及び
ポリマーからなる群より選択された1種以上とを含む、
光エネルギーおよび熱エネルギーの付与によって感応す
る感応成分を含むことを特徴とする記録媒体である。
該記録媒体の画像形成素体に含まれる感応成分は、光及
び熱エネルギーの付与により、その転写特性が変化する
ものであり、これらエネルギーを記録情報に対応させて
同時に付与することにより、転写特性の異なる部分から
なる転写像を形成し得るものである。
該記録媒体を用いた記録は、まず転写層に光及び熱エネ
ルギーの2種のエネルギーの少なくとも一方を、記録情
報に対応させて付与し、転写特性の異なる部分を形成さ
せて該物性の差からなる転写像を形成させ、この物性差
を利用して、該転写像を被記録材に転写して行われる。
この転写特性とは、使用する記録媒体の種類により任意
に定められるものであり、例えば、転写像を熱溶融状態
にして転写する画像形成素体の場合には、溶融温度、軟
化温度または、ガラス転移点などであり、また、転写像
を粘着状態または、被転写媒体への浸透性状態にして転
写する画像形酸素体の場合には、同一温度における粘度
である。
第3図は、該記録媒体の1例であり、基材2上に画像形
成素体1が結着材3により結着されている。画像形成素
体1は芯材1aが壁材1bで被覆されたマイクロカプセ
ル状をしている。
この画像形成素体1が被記録媒体に転写後、熱あるいは
圧力等のエネルギーにより壁材1bが破壊されることに
よって被記録体に記録画像が形成される。
該記録媒体において、壁材1bが破壊されたときに、芯
材1aが結着材3に邪魔されることなく十分に吐出する
には、各画像形成素体1の周囲は結着材3により完全に
被・覆されておらず、各画像形成素体1の1部は結着材
より露出していることが望ましい。また転写が十分に行
われて、濃度が高く色が忠実に再現された記録画像を得
るには、画像形成素体1が基材2上に均一かつ一層に密
な状態で結着していることがざらに望ましい。
該記録媒体を製造するに際し、画像形成素体は通常例え
ば、第4図に例示の如くにして基材上に結着される。
即ち、画像形成素体混合液(通常、揮発性溶剤と結着材
からなる)4に所望量の画像形成素体1を分散して得ら
れる画像形成素体混合液を、基材2上に所望の厚さに塗
布した後、積層液2中の揮発性溶剤を揮発させるととも
に結着材4を乾燥させて硬化させることにより、基材2
上に画像形成素体を結着させる。
しかしながら、このような画像形成素体を分散したカプ
セル混合液を用いる方法では、液中の画像形成素体の動
きを制御することは困難であり、該液塗布時の厚みを厳
密に管理したにしても、基材上に画像形成素体を均一、
かつ単層に積層することは容易でなかった。
また、画像形成素体表面の一部を結着材より露出させる
ことは困難であフた。
そこで、本出願人は画像形成素体が結着材に被覆される
ことはなく、画像形成素体を均一単層に基材上に結着さ
せる方法を提案してきた(特願昭6I−224803,
61−224804,6I−224806) 。
この方法によれば、記録媒体は次のようにして製造され
る。
まず基材2の上に結着材3の層を形成する。次にこの層
の上に過剰の画像形成素体1をふりかける。この時画像
形成素体1は、第5図(a)に示すように基材2上に多
層に配置される。そして基材2上の画像形成素体1のう
ち結着材3に十分に接触していないものを除去すると、
第5図(b)に示すように基材2上の画像形成素体1が
一層となった記録媒体が得られる。
結着材3の上に画像形成素体1を配置させる方法として
は、単に撮りかける方法だけでなく、別途用意した支持
体上に結着材3を配置したものと重ね合わせたり、予め
画像形成素体1の入った容器上に結着材3の塗布された
基材を接着搬送させる等の方法も提案されている。
また結着材3の塗布された基材2上の画像形成素体1の
うち、結着材3に十分に接触していないものを除去する
方法としては重力によって落下させることによるものの
外に、画像形成素体1を付着部材に付着させて除去する
方法、気体流を当てて除去する方法等が提案されている
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、画像の品質は未だ十分とはいえずより一
層の改善が望まれている。
本発明の目的は、上記従来例をさらに発展させ、複数の
画像形成素体が基材上に均一単層で密に配置された記録
媒体を製造することが可能であり、そしてこれを速い速
度で歩留まりよく行うことができる記録媒体の製造方法
を提供することである。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、帯電した画像形成素体から成る層の中に画像
形成素体分配手段の少なくとも一部を配置することによ
り、画像形成素体を画像形成素体分配手段上に付着させ
る第1の工程と、該付着した画像形成素体を、基材上に
形成された結着層に加圧しながら接触させて結着させる
第2の工程とを有する記録媒体の製造方法である。
ここで、画像形成素体分配手段の表面上に画像形成素体
を付着させて積層する際に、画像形成素体を流動させる
ことによってより均一に密な状態で画像形成素体を画像
形成素体分配手段上に積層することができる。画像形成
素体を流動させる手段としては多孔質板等の減圧部材ま
たは整流部材を通過した気体流を用いる方法、圧電素子
等により画像形成素体に振動を加える方法などがある。
こうした方法を用いれば、静電塗装用ガン等を用いて積
層するのに比べて、より高い利用率で画像形成素体を積
層することができる。
該画像形成素体分配手段上に積層された該画像形成素体
を基材上に積層された結着層と接触させる際に、両者間
に速度差を設けて移動させながら行なうことにより、よ
り密な状態で該画像形成素体を該基材に結着させること
ができる。
〔実施例〕
次に上記方法を適用した本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明を実施するのに好適な装置の一例の模
式的断面図である。ここでは、画像形成素体分配手段と
して転写シリンダー19を用いている。
第1図において5が基材2の送出しを行なう基材ロール
である本例では、諸工程を基材自体の連続移動により実
施し得るようにするため、基材2を連続シート上のもの
とした。基材2には厚さ6μmのPET (ポリエチレ
ンテレフタレート)フィルムを用いた。
6は結着材3を保持するとともに基材2上に結着材3を
塗布するための結着材塗布容器であり、結着材塗布容器
6により結着材3を基材2に連続塗布することが可能で
ある。7は基材2上に塗布した結着材3の表面をならし
、基材2上の結着材3を所望の厚みを有する結着層8と
するために設けられたブレードである。
結着材3には、重合度約1400、鹸化度約95モル%
のPVA (ポリビニルアルコール溶液を用い、PUT
へのぬれを良くするために非イオン系界面活性剤;ヤシ
油脂肪酸ジェタノールアミドを上記5wt%のPVA水
溶液の重量に対して0、15%添加して使用した。
9は結着材3を有する基材2の走向方向を変換するため
に設けられた中間ロールである。
lOは結着層8を加熱乾燥させることにより結着材中の
揮発性溶剤を取り除くために設けられた乾燥器である。
12は高圧気体を供給するために設けられた圧力タンク
である。圧力タンク12から供給される高圧気体は圧力
調節弁13によるて適切な圧力に減圧されて、気体室1
4へ送られる。
15は気体室14の気体を更に減圧または整流して通過
させ、画像形成素体1を流動させるために設けられた多
孔質板で゛ある。多孔質板15はしやへい板16ととも
に画像形成素体1を保持する役目をも果たしている。多
孔質板15は弁上エムチーピー■製のP−EライトLS
−3を使用した。
17は画像形成素体1を電極18を通して帯電させるた
めの高電圧を発生するゼネレータである。電極18は多
孔質板I5上の画像形成素体1を均一に帯電させ、また
気体室14から送られてくる気体を通過させるために網
目状構造とした。゛転写シリンダー19は接地されてお
り、電i18により帯電し、また多孔質板15を通過し
た気体流により流動した画像形成素体1は静電気力によ
って転写シリンダー19表面に平準化された多層として
分布する。
20は結着層8を有する基材2を搬送し、また転写シリ
ンダー19Fの画像形成素体1を結着層8に接触させ、
基材2と結着させるために設けられた回転ドラムである
。回転ドラム20と転写シリンダー19の間には4 k
g/cm2程度の圧力が加えられている。また回転ドラ
ム20内部の加熱ヒータ21によってドラム20表面は
約80℃に保持されているため、ドラム20上の結着層
8は軟化し、画像形成素体1がより結着しやすい状態に
なっている。結着層8が常温でタック性を有する結着材
である場合には、加熱ヒータ21は必ずしも必要ではな
い。
なお基材2との結着に関与しなかった画像形成素体1は
22のブレードによって取り除かれ回収器2:1によっ
て回収される。また、2,(材2上の結着層8に十分接
触していない画像形成素体1は回収器24によって回収
される。
25は回転ドラム20から搬送された基材2を加圧およ
び加熱することにより、画像形成素体1を基材2上に平
滑かつ均一に配置させるために設けられた熱圧ローラで
あり、約80℃、 2 kg/cm2に設定した。結着
層8は常温に房った際には固化し、画像形成素体1を強
固に固定する。
26は画像形成素体1を基材2に決着させることによっ
て製造された記録媒体を回収する記録媒体回収ロールで
ある。
次に上記の如き装置を用いて行なった記録媒体製造の一
例について述べる。
まず画像形成素体1をマイクロカプセル状に製造した。
即ち、第1表および第2表に示すコア材成分それぞれ1
0gを、先ず塩化メチレン20重量部に混合したものを
、カチオン又はノニオン等HLB値の少なくとも10以
上の界面活性剤とゼラチン1gを溶解した水200mj
2に混合し、60℃加温下ホモミキサーによフて800
0〜loooOrpmで攪拌して乳化し、平均粒径26
μmの油滴を得た。
更に60℃下で攪拌を30分間続は塩化メチレンを留去
する事により平均粒径を約IOμmにした。これにアラ
ビアゴム1gを溶かした水20m1を加え、ゆっくり冷
却しながらN11408 (アンモニア)水を添加しp
Hl1以上にすることによってマイクロカプセルスラリ
ーを得、グルタルアルデヒド20%水溶液1.0mj2
をゆっくり加えて、ゼラチンとアラビアゴムよりなるカ
プセル壁を硬化した。
その後ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥器で35
℃、10時間乾燥してマイクロカプセル状の2種類の画
像形成素体を得た。この画像形成素体は、第1表および
第2表のコア材が壁材で被覆されたマイクロカプセルで
あり、粒径は7〜15μm、数平均粒径が10μmであ
った。
第  1  表 第  2 表 製造した画像形成素体を多孔質板15上に置いて、記録
媒体の製造を行なった。
基材2を基材ロール5から矢印の方向に搬送し、塗布容
器6.ブレード7を用いて基材2に結着材3を塗布した
。これによって基材2上に形成された結着層8の厚みを
測定したところ約1μmであった。
結着層8を積層された基材2は中間ロール9により方向
を変換した後、乾燥器によって乾燥し、回転ドラム20
へ搬送した。
圧力タンク12から供給する気体として空気を使用し、
その圧力は圧力調節弁13を用いてゲージ圧で0.2k
g/cm2とした。電極18の電圧はゼネレータ17に
よって50KVに設定して画像形成素体1を帯電させた
。帯電し、また多孔質板を通過した気体流により流動し
た画像形成素体1は転写シリンダー19の表面上に多層
となって付着した。
転写シリンダー19上の画像形成素体1は転写シリンダ
ー19の回転に伴い、回転ドラム20上の結着層8に接
触し結着した。ここで回転ドラム20上の基材2の速度
に対し、転写シリンダー表面速度が200%の大きさと
なるように両者を回転させた。
回転ドラム20から搬送された基材2は熱圧ローラ25
を通って記録媒体回収ロール26に回収した。
製造した記録媒体を顕微鏡にて観察したところ、画像形
成素体1は基材2上にその上面が結着材に覆われること
なく、均一、単層で密に配置されていた。
なお、画像形成素体1は第3図に示すようなマイクロカ
プセル状のものに限らず、壁材1bがなく単に着色材、
その他の材料をかためて得られる粒子状のものであって
もよい。
また、基材2としては、PETフィルム、ポリアミドフ
ィルム、ポリイミドフィルム、コンデンサー紙等を用い
てもよい。
また結着材3としては、エポキシ系接着材、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ウレタンアクリル系接着材等を使用することも可能
であり、基材2上に結着層8を設ける方法としては、結
着材3をスプレーで吹きつけたり、グラビア印刷等の方
法を用いることもできる。
また、画像形成素体1を流動させるのにここでは多孔質
板を通過した気体流を利用したが、画像形成素体を気体
流に混合して容器に噴入してやってもよいし、圧電素子
等を用いて画像形成素体に振動を加えることによっても
よい。
なお圧力タンク12から供給する気体としては空気の他
にN2等の活性の低い気体を用いてもよい。
多孔質板15としては軟質ウレタンフオーム、ゴムスポ
ンジ等を用いることもできる。
また、第2図に示されるように画像形成素体1に酸化鉄
などの磁性体を含有させ、回転ドラム内のマグネット2
7により画像形成素体1を結着層の表面に吸着させるこ
ともできる。また、コロナ帯電器等により結着層8を画
像形成素体1と逆の電荷に帯電させても結着層8に画像
形成素体1を強力に吸着できる。
また、結着層8に十分に接触していない画像形成素体1
を除去する手段として、画像形成素体1に気体流を吹き
つける方法、基材2に振動を加える方法、付着部材に付
着させて除去する方法等を用いてもよい。
また、画像形成素体1を積層された基材2を熱圧ローラ
25a、 25bの間を通すかわりに、圧力のみあるい
は熱のみを加えてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によればカプセル間のすき間に他のカプセルを押
込む効果が期待できる(第7図)ため複数の画像形成素
体が基材上に密な状態で均一単層に配置された記録媒体
を製造することができる。
画像形成素体が基材に対して占める面積の割合(塗工率
)のついて、従来の画像形成素体を基材にふりかける方
法と比較してみたところ、本発明の方法では20%程度
向上していた。また従来の方法で製造された記録媒体で
は塗工率のばらつきが多かフたが、本発明の方法によれ
ば記録媒体の製造を歩留まりよくしかも速い速度で行な
うことができる。
本発明の方法の他の特筆すべき重要な効果は、転写シリ
ンダーなどの分配手段への画像形成素体の積層に静電気
力を応用した場合には、画像形成素体に粒径分布がある
と、粒径が小さい素体はど帯電能は大きいが質量が小さ
いため電気力線上に招集されやすい。したがって、第6
図に示されるように、粒径が小さい画像形成素体は転写
シリンダーの表面上か、その近接部分に積層され、一方
粒径が大きい画像形成素体は上層部分に位置するように
なる。この結果、結着層を有する基材に結着される画像
形成素体は内容物含有量が大きく粒径分布が小さいもの
となり、基材上に画像形成素体を設けて形成された記録
媒体の品質が格段に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の一実施例の全体模式説
明図、 第3図は記録媒体の構成説明図、 第4図は従来の一記録媒体製造方法の説明図、第5図は
従来の記録媒体製造方法(特願昭61−224803他
)における記録媒体の構成の説明図、第6図、第7図は
転写シリンダー上に形成された画像形成素体の説明図で
ある。 1:画像形成素体  1a:芯材 lb:壁材      2:基材 3:結着材     4:画像形成素体積層液5:基材
ロール   6:塗布容器 7:ブレード    8:結着層 9:中間ロール   IO=乾燥器 12:圧力タンク   13:圧力調整弁14:気体室
     I5:多孔質板16:遮閉板     17
:ゼネレータ19:転写シリンダー 2吐回転ドラム   21:加熱ヒータ24:回収器 
    25a、 25b :熱圧ロール26:記録媒
体回収ロール 27:マグネット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基材上に画像形成素体が結着した記録媒体の製造方
    法であって、画像形成素体分配手段上に、静電気力によ
    って画像形成素体を付着させる第1の工程と、該付着し
    た画像形成素体を、基材上に形成された結着層に加圧し
    ながら接触させて結着させる第2の工程とを有すること
    を特徴とする方法。 2)該第1の工程において、画像形成素体を帯電させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3)該第1の工程において、画像形成素体分配手段の少
    くとも1部を、画像形成素体から成る層の中に配置する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 4)該画像形成素体から成る層が、一気体流によって流
    動した画像形成素体から成ることを特徴とする請求項3
    に記載の方法。 5)該画像形成素体から成る層が、振動によって流動し
    た画像形成素体から成ることを特徴とする請求項3に記
    載の方法。 6)該第2の工程において、画像形成素体が積層した画
    像形成素体分配手段と、結着層との間に、相対速度をつ
    けて接触を行なうことを特徴とする請求項1から5まで
    のいずれか1項に記載の方法。
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