JPH0233150A - 記録媒体製造方法 - Google Patents

記録媒体製造方法

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JPH0233150A
JPH0233150A JP18160388A JP18160388A JPH0233150A JP H0233150 A JPH0233150 A JP H0233150A JP 18160388 A JP18160388 A JP 18160388A JP 18160388 A JP18160388 A JP 18160388A JP H0233150 A JPH0233150 A JP H0233150A
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JP
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Application number
JP18160388A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Harada
俊明 原田
Toshiji Inui
利治 乾
Masanori Takenouchi
竹之内 雅典
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0233150A publication Critical patent/JPH0233150A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基材上に画像形成素体を有する記録媒体の製
造方法に関する。
(従来の技術) 近年、情報産業の急速な発展に伴って種々の情報処理シ
ステムが開発され、またそれぞれの情報処理システムに
適した記録方法および装置が開発されている。このよう
な記録方法の一つとして、感熱転写記録方法は使用する
装置が軽量かつコンパクトで騒音がなく、操作性、保守
性にも優れており、最近広く使用されている。この方法
によれば普通紙を被転写媒体として使用可能である。
しかしながら、従来の感熱転写記録方法にも欠点がない
訳ではない。
それは、従来の感熱転写記録方法は転写記録性能、即ち
印字品質が表面平滑度により大きく影響され、平滑性の
高い被転写媒体には良好な印字が行なわれるが、平滑性
の低い被転写媒体の場合には著しく印字品質が低下する
ことである。しかし、最も典型的な被転写媒体である紙
を使用する場合にも平滑性の高い紙はむしろ特殊であり
、通常の紙は繊維の絡み合いにより種々な程度の凹凸を
宥する□。従って、従来の感熱転写記録方法に依れば、
印字された像のエツジ部がシャープでなかったり、像の
一部が欠けたりして、印字品質を低下させることになる
又、従来の感熱転写記録方法ではインク層の被転写媒体
への転写は、熱ヘツドからの熱のみによって行なわれる
が、限られた短い時間内に熱ヘツドを所定温度まで冷却
しなければならないこと、又、熱ヘツド面を構成してい
る発熱セグメント間の熱的クロストークを防止しなけれ
ばならないこと等の為に、論理的にも熱ヘツドからの供
給熱量を大きくすることは困難である。
そのため、従来の感熱転写記録方法では高速記録は難し
かったものである。
また、熱伝導は電気や光などに較べて応答レスポンスが
遅いため、従来の熱ヘツドによる記録において、中間調
の再現が可能にまで熱パルスを制御することは一般に困
難であり、また、従来の感熱転写インク層は、階調性の
ある転写機能を備えていないため、中間調記録はできな
かったものである。
また、従来の感熱転写記録方法では、1回の転写で1色
の画像しか得ることができないため、多色の画像を得る
には、複数回の転写を繰り返して色を重ね合わせること
が必要であった。しかし、色の異なる画像を正確に重ね
合わせることは非常に困難であり、色ずれのない画像を
得ることは難しかった。
特に、1つの画素に注目した場合、1つの画素では色の
重ね合わせは、はとんど成されておらず、結局従来の感
熱転写記録方法では色のずれた画素の集合体により多色
の画像を形成していた。
このため、従来の感熱転写記録方法では鮮明な多色画像
は得られなかった。
また、従来の感熱転写記録方法で多色の画像を得ようと
した場合、複数のサーマルヘッドを設けたり、或は被転
写媒体に停止、逆送等複雑な動きをさせなければならず
、装置全体が大きく複雑になったり、記録速度が低下す
る等の欠点があった。
また、発色剤と顕色剤とを用いて多色の可視像を形成す
るものとして米国特許4,399,209号明細書があ
る。米国特許4,399,209号明細書は感光性組成
物と発色剤とを含有したマイクロカプセルを基材上に配
列した記録媒体を用い、記録画像に応じて変換された主
に紫外光によりマイクロカプセル内の感光性組成物を硬
化させて転写像を形成し、さらにこの転写像を顕色層を
有する被記録媒体に重ねて、一対の圧力ローラ間のニッ
プに通過させてマイクロカプセルを破壊しかつ画像を顕
色する転写画像形成システムを開示している。
画像は、発色剤を画像形成シートに造像的に転写し、そ
こで発色剤が反応して画像を形成することによって多色
画像を得るものである。
また、米国特許4,416,966号明細書は、顕色剤
が感光マイクロカプセルと同一の支持体表面上に存在す
るセルフコンテインド(self−contained
)画像形成システムを開示している。記録画像に応じて
変換された主に紫外光により、露光した後、画像形成シ
ートを圧力ロールに通過させるときに、マイクロカプセ
ルを破壊し、内相を造像的に放出する。その際、発色剤
は、通常層内に設けられる顕色剤に移行し、そこで発色
剤は反応しかつ色画像を形成する。
上記2方式のような記録方式はいずれもマイクロカプセ
ル内に光開始剤を含有し、光開始剤の感光波長域を異な
らせしめ、それぞれの感光波長域に対応するように変換
された主に紫外光により、マイクロカプセル内の内容物
を硬化させるものである。しかしながらこれらの方式の
共通の問題点は、像形成に用いる手段が、いずれも主に
紫外光すなわち光エネルギーのみをマイクロカプセルを
配列した基材上に照射することで、記録媒体上に転写像
を形成するために、鮮明な記録画像を高速で得るには、
光に対して高感度の感光材料を用いるか、または、高い
エネルギーの光を照射する必要があった。
しかしながら、光反応のみを利用した高感度の記録媒体
の場合、光来照射時の感度も高く、室温付近での保存安
定性が悪いと云う致命的な欠点があった。
また、高エネルギー光を得るには装置が大型化し、多色
画像を得るための装置としては大型化し、装置コストも
大となり、実用上望ましくない。また、上記方式は、光
エネルギーのみを用いて像形成するため、プリンター等
のように、外部からの信号に応じて画像を出力する場合
や、カラー複写機のように、カラー原稿からの画像読み
取りをカラーイメージスキャナーでデジタル信号に変換
後、画像情報を記録媒体に付与する場合には、不適当で
ある。即ち、高エネルギー光を照射する場合には短波長
、主に紫外光を用いる必要があるが、紫外光のデジタル
制御可能な光源は、現在得られていない。例えば、デジ
タル光源を得る方法としては、液晶シャッターアレイや
LEDアレイなどの光ヘッドが考案されているが、これ
らは小型化に適しているとしても、紫外領域の波長では
液晶分子の劣化が起こり、紫外光は安定的に取り出せな
い。
さらに、顕色方法として、ロイコ染料の発色を利用して
いるために本質的に記録画像の安定性が劣ると云う欠点
も有している。
さらに、露光後の加圧による現像を容易にせしめるため
に、マイクロカプセルの内容物は常温で液相を有する感
光組成物とする必要があり、保存安定性に乏しく、さら
に得られた画像も未反応物が破壊されるため残存モノマ
ー臭があり、実用的に望ましくない特性を有する。
そこで、上記従来の問題点を解決する画像形成方法と、
その画像形成方法に有効に供しつる記録媒体を提案した
。(特願昭62−174195号)即ち、高品位の転写
像を形成でき、高速記録が可能で、中間調記録が可能で
、多色の転写画像を得る場合にも被転写媒体に複雑な動
きをさせることなく、鮮明な11色ずれのない多色画像
が得られる画像形成方法に有効に供しつる記録媒体であ
る。
この発明における記録媒体とは、光を含む複数種のエネ
ルギーをそれらのうち少なくとも一種のエネルギーを画
像記録情報に対応させて同時に′付与することにより、
その転写特性が変化する画像形成素体を支持体上に有す
る記録媒体であって、画像形成素体が少なくとも a)着色剤と、 b)光重合開始剤と、 C)不飽和二重結合を有するモノマー、オリゴマー及び
ポリマーからなる群より選択された1種以上とを含む、
光エネルギー及び熱エネルギーの付与によって感応する
感応成分を含むことを特徴とする記録媒体である。
該記録媒体の画像形成素体に含まれる感応成分は、光及
び熱エネルギーの付与により、その転写特性が変化する
ものであり、これらエネルギーを記録情報に対応させて
同時に付与することにより、転写特性の異なる部分から
なる転写像を形成し得るものである。
該記録媒体を用いた記録は、まず転写層に光及び熱エネ
ルギーの少なくとも一方を、記録情報に対応させて付与
し、転写特性の異なる部分を形成させて該物性の差から
なる転写像を形成させ、この物性差を利用して、該転写
像を被記録材に転写して行われる。
この転写特性とは、使用する記録媒体の種類により任意
に定められるものであり、例えば、転写像を熱溶融状態
にして転写する画像形成素体の場合には、溶融温度、軟
化温度または、ガラス転移点などであり、また、転写像
を粘着状態または、被転写媒体への浸透性状態にして転
写する画像形成素体の場合には、同一温度における粘度
である。
第3図は、該記録媒体の1例であり、基材2上に画像形
成素体1が結着材3により結着されている。画像形成素
体1は芯材1aが壁材ibで被覆されたマイクロカプセ
ル状をしている。
この画像形成素体1が被記録媒体に転写後、熱あるいは
圧力等のエネルギーにより壁材1bが破壊されることに
よって被記録体に記録画像が形成される。
該記録媒体において、壁材tbが破壊されたときに、芯
材1aが結着材3に邪魔されることなく十分に吐出す番
には、各画像形成素体1の周囲は結着材3により完全に
被覆されてあらず、各画像形成素体1の1部は結着材よ
り露出していることが望ましい。また転写が十分に行わ
れて、濃度が高く色が忠実に再現された記録画像を得る
には、画像形成素体1が基材2上に均一かつ一層に密な
状態で結着していることがさらに望ましい。
該記録媒体を製造するに際し、画像形成素体は通常例え
ば、第4図に例示の如くにして基材上に結着される。
即ち1画像形成素体積層液(通常、揮発性溶剤と結着材
からなる)4に所望量の画像形成素体1を分散して得ら
れる画像形成素体温合液を、基材2上に所望の厚さに塗
布した後、積層液4中の揮発性溶剤を揮発させるととも
に結着材3を乾燥させて硬化させることにより、基材2
上に画像形成素体を結着させる。
しかしながら、このような画像形成素体を分散したカプ
セル混合液を用いる方法では、液中の画像形成素体の動
きを制御することは困難であり、該液塗布時の厚みを厳
密に管理したにしても、基材上に画像形成素体を均一、
かつ単層に積層することは容易でなかった。
また、画像形成素体表面の一部を結着材より露出させる
ことは困難であった。
そこで、本出願人は画像形成素体が結着材に被覆される
ことはなく、画像形成素体を均一単層に基材上に結着さ
せる方法を提案してきた(特願昭81−224803.
81−224804.61−224806 )。
この方法によれば、記録媒体は次のようにして製造され
る。
まず基材2の上に結着材3の層を形成する。次にこの層
の上に過剰の画像形成素体1をふりかける。この時画像
形成素体1は、第5図(a)に示すように基材2上に多
層に配置される。そして基材2上の画像形成素体lのう
ち結着材3に十分に接触していないものを除去すると、
第5図(b)に示すように基材2上の画像形成素体1が
一層となった記録媒体が得られる。
結着材3の上に画像形成素体1を配置させる方法として
は、単に振りかける方法だけでなく、別途用意した支持
体上に結着材3を配置したものと重ね合わせたり、予め
画像形成素体1の入った容器上に結着材3の塗布された
基材を接着搬送させる等の方法も提案されている。
また結着材3の塗布された基材2上の画像形成素体1の
うち、結着材3に十分に結着していないものを除去する
方法としては重力によって落下させることによるものの
外に、画像形成素体1を付着部材に付着させて除去する
方法、気体流を当てて除去する方法等が提案されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、画像の品質は未だ十分とはいえずより一
層の改善が望まれている。
特に、基材上に画像形成素体を設ける際に、該基材の裏
側に若干でも画像形成素体が付着すると、その後記録媒
体がロール状に形成される際に、既に回収している該媒
体の画像形成素体表面に逆転写してしまい、これが記録
時に転写されて“画像ノイズとして現れるという問題が
ある。
本発明の目的は、上記従来例をさらに発展させ、複数の
画像形成素体が基材上に均一単層で密に配置された記録
媒体を製造することが可能であり、そしてこれを速い速
度で歩留まりよく行うことができ、更に記録媒体の裏側
(結着層と反対側の基材表面)への余分な画像形成素体
の付着を防止可能とした記録媒体の製造方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、帯電した画像形成素体から成る層の中に画像
形成素体分配手段の少なくとも一部を配置することによ
り、画像形成素体を画像形成素体分配手段上に付着させ
る第1の工程と、該付着した画像形成素体を、基材上に
形成された結着層に加圧しながら接触させて決着させる
第2の工程とを有する記録媒体の製造方法であって、第
1または第2の工程において、浮遊する画像形成素体を
遮閉または収集することを特徴とする方法である。
遮閉または収集は、気体流によって行っても良いし、記
録媒体に接触する部材を用いて行っても良く、電磁力に
よって行っても良い。
〔実施例〕
次に上記手段を適用した本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明を実施するのに好適な装置の一例を示
す模式的断面図であって、整流効果をもつ減圧部材を通
過した気体流によって流動している画像形成素体中に、
画像形成素体分配手段の一部を配置する例である。
第1図において5が基材2の送出しを行なう基材ロール
である。
本例では、諸工程を基材自体の連続移動により実施し得
るようにするため、基材2を連続シート状のものとし、
厚さ6ミクロンのPET (ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムを用いた。
また、画像形成素体分配手段として転写シリンダー19
を用いている。
6は結着材3を保持するとともに基材2上に結着材3を
塗布するための結着材塗布容器であり、結着材塗布容器
6により結着材3を基材2上に連続塗布することが可能
である。
7は基材2上に塗布した結着材3の表面をならし、基材
2上の結着材3を所望の厚みを有する結着層8とするた
めに設けられたブレードである。
日本合成化学工業■製のポリエステル系接着剤ポリエス
タ−LP−022(固形分50%)lccにトルエン3
ccの割合で溶解してなる結着材3を、厚さ6鱗のポリ
エチレンテレフタレートフィルムよりなる基材上に塗布
する。その後、溶剤を乾燥除去して厚みを約lμにする
。この結着材はガラス転移点が一15℃であるため、室
温でも微妙なタックが残っており、前記の如く形成した
画像形成素体を容易に基材に付着させることが可能とな
る。
9は結着材3を有する基材2の走行方向を変換するため
に設けられた中間ロールである。
lOは結着層8を加熱乾燥するために設けられた乾燥器
である。
12は高圧気体を供給するために設けられた圧力タンク
である。
圧力タンク12から供給される高圧気体は圧力調整弁1
3によって適切な圧力に減圧されて、気体室14へ送ら
れる。
15は気体を更に減圧または整流して通過させ、画像形
成素体1を流動させるために設けられた多孔質板である
。多孔質板15は遮閉板16とともに画像形成素体1を
保持する役目をも果たしている。
ここで多孔質板15は弁上エムチーピー■製のP−Eラ
イトLS−3を使用した。
17は画像形成素体1を電極18を通して帯電させるた
めの高電圧を発生するゼネレーターである。
電極18は多孔質板15上の画像形成素体1を均一に帯
電させ、また気体室14から送られてくる気体を通過さ
せるために網目状構造とした。
転写シリンダー19は接地されており、電極18により
帯電しまた多孔質板15を通過した気体流により流動し
た画像形成素体1は、静電気力によって転写シリンダー
19表面に平滑化され゛た多層として付着する。
20は結着層8を有する基材2を搬送し、また転写シリ
ンダー19上の画像形成素体1を結着層8に接触させ、
基材2と結着させるために設けられた回転ドラムである
。回転ドラム20と転写シリンダー19の間には4 k
g/cm2程度の圧力が加えられている。
また回転ドラム20内部の加熱ヒータ21によってドラ
ム20表面は約80℃に保持されているため、ドラム2
0上の結着層8は軟化し、画像形成素体1がより結着し
やすい状態になっている。結着層8が常温でタック性を
有する結着材である場合には、加熱ヒータ21は必ずし
も必要ではない。
なお基材2との結着に関与しなかった画像形成素体1は
22のブレードによって取り除かれ回収器34によって
回収される。この様にクリーニングされた該シリンダー
表面には、再び画像形成素体が層形成されることになる
カバー40.41は画像形成素体塗工時に、画像形成素
体が飛散あるいは浮遊して散逸しない為のカバーであり
、シリンダーおよびドラムを長手方向に包み、更に記録
媒体に僅かな間隙を持って図示のようにカバーするよう
に設けである。
25a、bは回転ドラム20から搬送された基材2を加
圧及び加熱することにより、画像形成素体1を基材2上
に平滑かつ均一に配置させるために設けられた熱圧ロー
ラであり、約80℃、 2 kg/cts”に設定した
結着層8は常温に戻った際には固化し1画像形成素体1
を強固に固定する。
28は画像形成素体1を基材2に結着させることによっ
て製造された記録媒体を回収する記録媒体回収ロールで
ある。
つぎに、31.32.33.35.38.37は気体を
吹き付ける或は吸引する手段であり、シリンダやドラム
の長手方向に沿って設けたダクトと、図示しない気体供
給手段(タンク、弁ほか)から構成されている。ここで
気体は乾燥空気を使用している。
図中の矢印は気体の流出・流入方向を示しており、同図
に於て結着層より鉛直下側にいわゆるエアーカーテンが
構成できており、結着層より鉛直上側への画像形成素体
の浮遊を殆ど防止できる。
更に、基材より鉛直上側へ若干回り込んだ浮遊画像形成
素体は35.36によって収集・回収する。
また気体吹き付は手段32はまた、結着層上に多層に付
着した画像形成素体を気体流によって吹き落とす役目も
兼ねている。
次に上記の如き装置を用いて行った記録媒体製造の一例
について述べる。
まず画像形成素体1をマイクロカプセル状に製造した。
即ち、第1表及び第2表に示す芯材成分をそれぞれ10
gを先ず塩化メチレン20重量部に混合したものを、ノ
ニオン系界面活性剤(商品名:ノニポール100 、 
HLB値13、三洋化成工業社製)数滴とゼラチン1g
を虐解した水200aJ!に混合し、60℃加温下ホモ
ミキサーによって8.000〜10,000rpmで攪
拌して乳化し、平均粒径2Bμ−の油滴を得た。
更に60℃加温下で攪拌を30分間続は塩化メチレンを
留去する事により平均粒径を約10μmにする。これに
アラビアゴム1gを溶かした水20■2を加え、ゆっく
り冷却しながらNH4OH(アンモニア)水を添加しp
tu 1以上にすることによってマイクロカプセルスラ
リーを得、グルタルアルデヒド20%水溶液1.On+
Itをゆっくり加えて、カプセル壁を硬化した。
その後ヌッチェ濾通器で固液分離し、真空乾燥器で35
℃、10時間乾燥してマイクロカプセル状の2種類の画
像形成素体を得た。
この画像形成素体は、第1表および第2表の芯材が壁材
で被覆されたマイクロカプセルで、粒径7〜15μm、
数平均粒径が10μmであった。
第  1  表 第  2 表 製造した画像形成素体を多孔質板15上に置いて、記録
媒体の製造を行った。
基材2を基材ロール5から矢印の方向に搬送し、塗布容
器6.ブレード7を用いて基材2に結着材3を塗布した
。これによって基材2上に形成された結着層8の厚みを
測定したところ約1μ−であった。
結着層8を積層された基材2紘中間ロール9により方向
を変換した後、乾燥器lOによって乾燥し、そして回転
ドラム20方向へ搬送した。
圧力タンク12から供給する気体としては乾燥空気を使
用し、その圧力は圧力調整弁13を用いてゲージ圧で0
.3kg/css’とした。
電極18の電圧はゼネレータ17によって50にVに設
定して画像形成素体1を帯電させた。帯電し、また多孔
質板を通過した気体流により流動した画像形成素体1は
転写シリンダー19の表面上に多層となって付着した。
転写シリンダー19上の画像形成素体1は転写シリンダ
ー19の回転に伴い、回転ドラム20上の結着層8に接
触し結着した。
二二て回転ドラム20上の基材2の速度に対して、転写
シリンダー表面速度が120%の大きさとなるように両
者を回転させた。
そして、結着層に結着しなかった画像形成素体は、ブレ
ード22によってかき落とされ回収@34によりて回収
され再び利用される。又、結着層に不完全に結着した画
像形成素体もしくは、それらのすき間に侵入/付着した
画像形成素体は、32の気体流によって吹き飛ばされ前
と同様に34へ回収された。
そして、結着材より下側の空間に浮遊した画像形成素体
は、33.34の気体流による収集手段によって結着材
の上側へ飛びこむことを防止され、さらに、結着材より
上側の35.36の収集手段によって、基材2の結着層
を有しない側は、画像形成素体が付着しない状態が維持
されていた。画像形成素体の層が形成された基材2はこ
の状態で熱圧ローラ25a、bに送られ、そして、26
に回収された。
二の記録媒体1を顕微鏡によって観察したところ、画像
形成素体1は基材2上にその上面が結着材に覆われるこ
となく、均一、単層で密に配置され、さらに、結着層と
反対側の表面が極めて清浄な記録媒体が形成されていた
転写実験例 以上の方法によって得られた本発明の記録媒体を用い、
次に説明する様な転写実験を行った。
即ち記録媒体のPET面を120℃に加熱したホットプ
レート上に密着させ、かつ画像形成素体より約25aa
+離れたところより第7図に示すグラフCの分光特性を
もった東芝■製の20w健康線用蛍光ランプFL20S
E及びグラフDの分光特性をもつ東芝■製の201蛍光
灯FLIO^70E390をそれぞれ所望の位置に約5
0+5Secの時間に渡って照射した。加熱照射後の記
録媒体を、記録媒体の画像形成素体側が表面平滑度が約
10〜20秒の記録紙と接する様に記録紙と重ね合わせ
て互いに圧接した2木のローラー間に通した。ローラー
間の圧力は約25kg/c■2に設定され、また記録媒
体に接するローラーの表面温度は予め90〜100℃に
なるように加熱しておいた。ローラー間を通した後、記
録媒体と記録紙を剥離したところ記録紙上には青色及び
マゼンタ色よりなる高品質の画像が得られた。
また、電磁気力によって浮遊する画像形成素体を収集し
、上記実施例と同様の効果を得ることもできる。
すなわち、画像形成素体と反対符号に帯電させた部材を
転写シリンダの近傍に配置し、静電気力によって収集す
る方法、また、画像形成素体に酸化鉄などの磁性体を含
有させ、転写シリンダの近傍にマグネットを配置し、磁
力によって収集する方法などが可能である。
実施例2 記録媒体への接触部材を用いた例を第2図に示した。
50、51は基材2の幅より大きな矩形部材の先端に小
ブラシを具備する接触部材であって、図示のように配置
し、該媒体へ軽く接触させている。
該媒体の搬送に際し、ブラシ列が結着層を痛めない程度
に接触していることから、画像形成素体のシーリングが
できる。
また、51はシーリングとともに、未結着な画像形成素
体をかき落とす。
なお、画像形成素体1は第3図に示すようなマイクロカ
プセル状のものに限らず、壁材1bがなく単に着色材、
その他の材料を硬めて得られる粒子状のものであっても
よい。
また、基材2としては、 前述のポリエチレンテレフタ
レート(PET)の他に、例えばポリアミドフィルム、
ポリイミドフィルム、コンデンサー紙、などを用いても
よい。
また結着材3としては、エポキシ系接着剤、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ウレタン系接着剤、アクリル系ポリエステル系接着
剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの接着剤等を使
用することも可能であり、基材2上に結着層8を設ける
方法としては、結着材3をスプレーで吹き付けたり、グ
ラビア印刷等の方法を用いることもできる。
また、画像形成素体1を流動させるのにここでは多孔質
板を通過した気体流を利用したが、画像形成素体を気体
流に混合して容器に噴入してやってもよいし、圧電素子
等を用いて画像形成素体に振動を加えることによっても
よい。
なお圧力タンクから供給する気体としては空気の他にN
2等の活性の低い気体を用いてもよい。多孔質板15と
しては軟質ウレタン、ゴムスポンジ等を用いることもで
きる。
また、画像形成素体1に酸化鉄などの磁性体を含有させ
、回転ドラム内にマグネットを配置し、画像形成素体1
を結着層の表面に強力に吸着させることもできる。また
、コロナ帯電器等により結着層8を画像形成素体と逆の
電荷に帯電させても結着層8に画像形成素体1を強力に
吸着できる。
また、結着層8に十分に結着していない画像形成素体を
除去する方法として、画像形成素体に気体流を吹き付け
る方法、基材2に振動を加える方法、付着部材に付着さ
せて除去する方法等を用いてもよい。
また、画像形成素体1を積層された基材2を熱圧ローラ
25a、 25bの間を通す代わりに、圧力のみあるい
は熱、のみを加えてもよい。
(発明の効果) 本発明は上述の如く、複数の画像形成素体が基材上に均
一単層で密に配置された記録媒体を製造することができ
、しかもこれを速い速度で歩留まりよく行うことのでき
る記録媒体製造方法を提供することができる。
本発明の方法の他の特筆すべき重要な効果は、転写シリ
ンダーなどの分配手段への画像形成素体の積層に静電気
力を応用した場合には、画像形成素体に粒径分布がある
と、粒径が小さい素体はど帯電能は大きいが質量が小さ
いため電気力線上に招集され易い。したがって、第6図
に示されるように、粒径が小さい画像形成素体は転写シ
リンダーの表面上か、その近接部分に積層され、一方粒
径が大きい画像形成素体は上層部分に位置するようにな
る。この結果、結着層を有する基材に結着される画像形
成素体は内容物含有量が大きく粒径分布が小さいものと
なり、基材上に画像形成素体を設けて形成された記録媒
体の品質が格段に向上した。
さらには、浮遊する画像形成素体を遮閉もしくは収集す
る手段を設けたことにより記録媒体の裏側(結着層と反
対側の基材表面)への余分な画像形成素体の付着が防止
され、これによって本発明の記録媒体を用いた記録の際
には、画像ノイズが皆無となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体模式説明図、第2図は
本発明の他の実施例の全体模式説明図、第3図は記録媒
体の構成説明図、 第4図は従来の一記録媒体製造方法の説明図、第5図は
従来の記録媒体製造方法(特願昭61−224803他
)における記録媒体の構成の説明図、第6図は転写シリ
ンダー上に形成された画像形成素体の説明図、 第7図は光源の分光特性の説明図である。 1:画像形成素体 la:画像形成素体芯材 lb=画像形成素体壁材 2:基材 4:画像形成素体積層液 6:塗布容器 8:結着層 lO:乾燥器 13:圧力調整弁 15:多孔質板 17:ゼネレータ 19:転写シリンダー 21:加熱ヒータ 25a、25b :熱圧ロール 26:記録媒体回収ロール 31.32,33,35.36.37 :気体吹出し/
吸込み手段3:結着材 5:基材ロール 7:ブレード 9:中間ロール 12:圧力タンク 14:気体室 16:遮閉板 18:電極 20:回転ドラム 22ニブレード 34:回収手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)帯電した画像形成素体から成る層の中に画像形成素
    体分配手段の少なくとも一部を配置することにより、画
    像形成素体を画像形成素体分配手段上に付着させる第1
    の工程と、該付着した画像形成素体を、基材上に形成さ
    れた結着層に加圧しながら接触させて結着させる第2の
    工程とを有する記録媒体の製造方法であって、第1また
    は第2の工程において、浮遊する画像形成素体を遮閉ま
    たは収集することを特徴とする方法。 2)遮閉または収集を気体流によって行うことを特徴と
    する請求項1に記載の方法。 3)遮閉または収集を記録媒体に接触する部材を用いて
    行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。 4)遮閉または収集を電磁力によることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
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