JPH02206574A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH02206574A
JPH02206574A JP2661789A JP2661789A JPH02206574A JP H02206574 A JPH02206574 A JP H02206574A JP 2661789 A JP2661789 A JP 2661789A JP 2661789 A JP2661789 A JP 2661789A JP H02206574 A JPH02206574 A JP H02206574A
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JP
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ink sheet
recording
ink
recording paper
conveyance
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JP2661789A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
Satoshi Wada
聡 和田
Makoto Kobayashi
誠 小林
Hisao Terajima
久男 寺島
Tomoyuki Takeda
智之 武田
Takeshi Ono
健 小野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクシートの有するインクを記録媒体に転写
して、記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、熱転写プリンタは熱溶融性(熱昇華性)インク
をベースフィルムに塗布したインクシートを使用し、サ
ーマルヘッドによりそのインクシートを画像信号に対応
して選択的に加熱し、溶融(昇華)したインクを記録紙
に転写して画像記録を行っている。一般に、このインク
シートは、1回の画像記録により完全にインクが記録紙
に転写されるもの(所謂ワンタイムシート)であるため
、1文字或いは1ラインの記録終了後、その記録された
長さに対応する分だけインクシートを搬送し、次に記録
する位置に確実にインクシートの未使用部分をもってく
る必要があった。このため、インクシートの使用量が増
大し、感熱紙に記録する通常の感熱プリンタに比べ、熱
転写プリンタのランニングコストが高くなる傾向があっ
た。
このような問題点を解決するために、特開昭57−83
471号や特開昭58−201686号公報及び特公昭
62−58917号公報にみられろように、記録紙とイ
ンクシートとを速度差を設けて搬送するようにした熱転
写プリンタが提案されている。
本願発明は前記公報に記載されている発明を更に発展さ
せたものである。
[発明が解決しようとしている課題] 複数(n)回の画像記録が可能なインクシート(所謂マ
ルチプリントシート)が知られており、このインクシー
トを用いれば、記録長さしを連続して記録するとき、各
画像記録の終了後あるいは画像記録中に搬送されるイン
クシートの搬送長をその長さしよりも小さく (L/n
:n>1)して記録することができる。これにより、イ
ンクシートの使用効率が従来のn倍になり、熱転写プリ
ンタのランニングコストの低下が期待できる。以下、こ
の記録方式をマルチプリントという。
しかしながら、このようなインクシートによるマルチプ
リントは、前述した公報にみられるように、記録紙に対
しインクシートの搬送される距離が常に同じ長さに設定
されている。これは例えば、全白の画像情報なLライン
分記録するときも、通常の画像データをLライン分記録
するときも、同様にインクシートがL/nライン分搬逆
搬送ることを意味している。全白の画像情報を記録する
ときは、通常サーマルヘッドには通電が行われず、イン
クシートによる転写も必要ないため、インクシートの搬
送された分が無駄になってしまうという問題がある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録情報
が全白情報のときと、黒情報を含むときとで、記録媒体
の搬送長に対するインクシートの搬送長を変更すること
により、インクシートの無駄を少なくした熱転写記録装
置を提供することを目的とする。
また本発明は、インクシートによる記録媒体の汚れを防
止しながら、記録情報に対応してインクシートに対応す
る記録媒体の搬送長を変更できる熱転写記録装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の熱転写記録装置は以
下の様な構成からなる。即ち、インクシートの有するイ
ンクを記録媒体に転写して、前記記録媒体に画像の記録
を行つ熱転写記録装置であって、所定量の記録データが
前記インクシートのインクを転写させる記録情報を有し
ているかどうかを判別する判別手段と、前記判別手段の
判別結果に対応して、前記記録媒体の所定画像記録長に
対する前記インクシートの搬送量を決定するための決定
手段と、前記記録媒体に所定長の画像記録を行う毎に、
前記決定手段により決定した搬送量に対応して前記イン
クシートを搬送する搬送手段とを有する。
[作用〕 以上の構成において、所定量の記録データがインクシー
トのインクを転写させる記録情報を有しているかどうか
を判別し、その判別結果に対応して、記録媒体の所定画
像記録長に対するインクシートの搬送量を決定する。そ
して、記録媒体に所定長の画像記録を行う毎に、決定さ
れた搬送量に対応してインクシートを搬送するように動
作している。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。
[ファクシミリ装置の説明(第1図、第2図)]第1図
は本発明の一実施例を用いた熱転写プリンタをファクシ
ミリ装置に適用したときの概略構成を示すブロック図、
第2図はこのファクシミリ装置の側断面図を示している
まず、第1図をもとに概略構成を説明する。
図において、100は原稿を充電的に読取ってデジタル
画像信号として制御部101に出力する読取部で、原稿
搬送用モータやCODイメージセンサなどを備えている
。101はファクシミリ装置全体を制御する制御部で、
読取部100よりの画像データを符号化して、モデム1
06、NCU107を介して送信する。また受信時には
、受信した符号化画像データを復号してイメージデータ
に変換し、サーマルヘッド13などを備えた記録部に出
力して画像データを再生する。制御部101は、ROM
114に格納された制御プログラムに従って各種制御信
号を出力して装置全体を制御するCPU113、CPU
113の制御プログラムや各種データを記憶しているR
OM114、CPU113のワークエリアとして各種デ
ータを一時保存するRAM115などを備えている。
103は送信開始などの各種機能指示キーや電話番号の
入カキ−などを含む操作部である。104は通常、操作
部103に設けられており、各種機能や装置の状態など
を表示する表示部である。
106はモデム(変復調器)、l○7は網制御部(NC
U)である。
記録部の構成を説明する前に、まず第2図のファクシミ
リ装置の側断面図をもとに説明する。なお、第1図と共
通な部分は同一図番で示している。
図において、1oは普通紙である記録紙11をコア10
aにロール状に捲回したロール紙である。このロール紙
10は、プラテンローラ12の矢印方向への回転により
記録紙11をサーマルヘッド13部に供給できるように
、回転自在に装置内に収納されている。なお、10bは
ロール紙装填部であって、ロール紙10を着脱可能に装
填している、さらに、12はプラテンローラであって、
記録紙11を矢印す方向に搬送するとともに、サーマル
ヘッド13の発熱体132との間で、インクシート14
や記録紙11を押圧するものである。サーマルヘッド1
3の発熱により画像記録の行われた記録紙11は、プラ
テンローラ12のさらなる回転によって排出ローラ16
a、16b方向に搬送され、1頁分の画像記録が終了す
るとカッタ15a、15bの噛合によって頁単位に切断
される。
17はインクシート14を捲回しているインクシート供
給ロールである。71はキャプスタンローラ、72はピ
ンチローラで、いずれも後述するインクシート搬送用モ
ータ25により駆動され、インクシート14を記録紙1
1と反対方向、即ち矢印a方向に搬送している。18は
同じくインクシート搬送用モータ25により駆動され、
ローラ71と72で搬送された分のインクシート14を
巻取る巻取りロールである。なお、このインクシート供
給ロール17及びインクシート巻取りロール18は、装
置本体内のインクシート装填部70に着脱可能に装填さ
れている。さらに、19はインクシート14の残量検出
やインクシート14の搬送速度を検出するためのセンサ
である。
また、20はインクシート14の有無を検出するための
インクシートセンサ、21はスプリングで、記録紙11
やインクシート14を介してプラテンローラ12に対し
てサーマルヘッド13を押圧するものである。また、2
2は記録紙の有無を検出するための記録紙センサである
次に、読取部100の構成を説明する。
図において、30は原稿32を照射する光源で、原稿3
2で反射された光は光学系(ミラー50.51.レンズ
52)を通してCCDセンサ31に入力され、電気信号
に変換される。原稿32は図示しない原稿搬送用モータ
により駆動される搬送用ローラ53,54.55.56
により、原稿32の読取り速度に対応して搬送される。
なお、57は原稿積載台であって、この積載台57に積
載された複数枚の原稿32は、搬送用ローラ54と押圧
分離片58との協動によって1枚ずつに分離されて読取
部100へ搬送される。
41は制御部101の主要部を構成する制御基板で、こ
の制御基板41より装置の各部に各種制御信号が出力さ
れる。また、108はモデム基板ユニット、107はN
CU基板ユニットである。
第1図には記録部における記録紙11とインクシート1
4の搬送系が詳しく示されており、73.74は減速ギ
ア、75は滑りクラッチユニットである。ここで、イン
クシート搬送用モータ25と記録紙搬送用モータ24と
が駆動されると、減速ギア73.74による減速比i+
の値とギア26.27による減速比ipの値を適当に設
定することにより、マルチプリントの回数nを設定する
ことができる。また、ギア73と滑りクラッチ75のギ
ア75aとが係合されることにより、巻取りロール18
がキャプスタンローラ71、ピンチローラ72により搬
送されたインクシート14を巻取ることができる。
なお、ギア75aの回転により巻取りローラ18に巻取
るインクシート14の長さを、キャプスタンローラ71
により搬送されるインクシート長よりも長くなるように
ギア73とギア75aの比を設定しておくことにより、
キャプスタンローラ71により搬送されたインクシート
14が確実に巻取りロール18に巻取られる。そして、
巻取りロール18によるインクシート14の巻取り量と
、キャプスタンローラ71により送られたインクシート
14の差分量に相当する分が、滑りクラッチユニット7
5で吸収される。これにより、巻取りローラ18の巻取
り径の変動によるインクシート14の搬送速度の変動を
抑えることができる。
サーマルヘッド13はラインヘッドであり、複数の信号
線43により、制御部101よりの1ライン分のシリア
ル記録データやラッチ信号などを入力し、1ライン分の
発熱抵抗体からなる発熱素子を複数のブロックに分割し
て駆動されることにより1ラインの記録を行っている。
46は制御部101よりサーマルヘッド13の駆動信号
を入力し、サーマルヘッド13を各ブロック単位で駆動
するストローブ信号44を出力する駆動回路である。4
8.49はそれぞれ対応する記録紙搬送用モータ24、
インクシート搬送用モータ25を回転駆動するモータ駆
動回路である。記録紙搬送用モータ24やインクシート
搬送用モータ25は、この実施例ではステッピングモー
タであるが、これに限定されるものでなく、例えばDC
モータなどであっても良い。
このように記録紙11とインクシート14の搬送方向を
互いに逆にすることにより、記録紙11の長手方向に順
次画像が記録される方向(矢印a方向、記録紙11の搬
送方向と逆方向)とインクシートの搬送方向が一致する
。ここで、記録紙11の搬送速度Vpを、Vp =−n
−■+  (V+はインクシート14の搬送速度で、−
は記録紙11の搬送方向とインクシート14の搬送方向
が異なることを示している)とすると、サーマルヘッド
13からみた記録紙11とインクシート14の相対速度
VPIは、Vp+=Vp −’V+ = (1+ 1 
/n)V、で表され、相対速度は72以上、即ち、従来
の同方向で搬送したときの相対速度Vpl(=(11/
 n ) Vp )よりも大きくなっていることがわか
る。
[第1の実施例の説明 (第1図〜第3図)]第3図は
実施例のファクシミリ装置における、第1の実施例の1
頁分の記録処理を示すフローチャートで、この処理を実
行する制御プログラムは制御部101のROM114に
記憶されている。
この処理は記録する1ライン分のイメージデータが制御
部101のメモリに格納されて、記録動作が開始できる
状態になることにより開始され、まずステップS1で1
ライン分の記録データを、信号線43の1本を介してシ
リアルでサーマルヘッド13に出力する。そして、1ラ
インの記録データの転送が終了すると、ステップS2で
信号線43の他の線上にラッチ信号を出力して、サーマ
ルヘッド13のラッチ回路に、転送されてサーマルヘッ
ド13のシフトレジスタ(図示せず)に格納されている
1ライン分の記録データをラッチする。次にステップS
3でサーマルヘッド13に転送され、ラッチされた1ラ
イン分のデータが全て白データ(サーマルヘッド13に
通電して記録すべきデータがない)かどうかを判定する
1ラインが全て白データのときはステップS4に進み、
記録紙11の1ラインに対するインクシート14の搬送
長を1/n1ラインに設定し、インクシート搬送用モー
タ25を駆動してインクシート14を(1/n+)ライ
ン、第1図の矢印a方向に搬送する0次にステップS5
に進み、記録紙搬送用モータ24を駆動して、記録紙1
1を矢印す方向に1ライン分搬送する。なお、この1ラ
イン分の長さは、例えばファクシミリ装置では約1/1
5.4mmに設定されており、記録紙11とインクシー
ト14の搬送量は、それぞれモータ24と25の励磁パ
ルス数を変更することにより設定できる。
次にステップS6に進み、現在のラインの記録データが
ないため、次のラインの記録データを信号42を介して
サーマルヘッド13に転送する。
そして、ステップS7でステップS4及びステップS5
で起動された記録紙11及びインクシート14の搬送が
終了したかどうかをみる。こうして、ステップS6と8
7とでサーマルヘッド13へのデータ転送と記録紙11
及びインクシート14の搬送を行い、これらの搬送が終
了するとステップS8に進み、1頁の記録処理が終了し
たかどうかをみる。
1頁の記録処理が終了していなければステップS9に進
み、ステップS6で開始された、サーマルヘッド13へ
の次の1ラインデータの転送が終了したかどうかをみる
0次のラインの記録データの転送が終了していなければ
ステップSIOに進み、次ラインデータな順次サーマル
ヘッド13に転送し、lラインデータの全てを転送する
まで転送処理を実行する。こうして、次のラインの記録
データが全てサーマルヘッド13に転送されるとステッ
プS2に戻り、前述した記録処理を実行する。
一方、ステップS3で転送したデータが全て白のデータ
でなければ(黒く記録されるデータが存在するとき)ス
テップSllに進み、インクシート14を1/n0ライ
ン搬送する。ここでrz>noであるため、記録データ
が存在するときのインクシート14の搬送長は、lライ
ンが全白データの場合よりも長くなる。次にステップS
12に進んで記録紙11を1ライン分搬送し、ステップ
S13でサーマルヘッド13の発熱体の1ブロツクに通
電する。ステップS14ではサーマルヘッド13の全ブ
ロックへの通電が終了したかを調べ、全ブロックへの通
電が終了していなければステップS15に進み、次ライ
ンの記録データを順次サーマルヘッド13に転送してス
テップS13に戻り、次のブロックに通電する。こうし
て、1ラインの記録処理が終了するとステップS8に進
み、前述したように1頁の記録が終了したかを調べる。
ステップS8で1頁の記録処理が終了するとステップS
16に進み、記録紙11を所定型排紙ロール16a、1
6b方向に搬送し、インクシート14を記録紙11の搬
送長のl / n 、だけ矢印a方向に搬送する。そし
てステップS17に進み、カッタ15を駆動して記録紙
11を切断し、ステップ318で所定量記録紙11をサ
ーマルヘッド13方向に戻すとともに、インクシート1
4を矢印a方向に記録紙11の搬送長の1/n1だけ搬
送する。
一般にファクシミリ装置では、1ラインの間隔は約1/
15.4mmに設定されている。いま例えば、rl+ 
=20.no =5に設定されているとき、全白ライン
の記録時では記録紙11が1ライン搬送される毎に、イ
ンクシート14は1/2゜ライン搬送されることになり
、その搬送長は約1/ (20x15.4)mmとなる
。これに対し記録データが存在するときのインクシート
14の搬送長は、約1/ (5X 15.4)mmとな
る。
なお、ステップS16〜ステツプ318における、カッ
タ15による一連の記録紙11の切断処理において、記
録紙11を搬送するときのインクシート14の動きは、
第3図のフローチャートで示された以外に、nlの値を
記録時よりも大きくしてもよく、また、記録紙11と同
じ動きをプラテンローラ12によって行なわせてもよく
、移動せずに停止したままでも良い。
[第2の実施例の説明 (第1図〜第4図)]第4図(
A)(B)は第2の実施例の記録動作を示すフローチャ
ートで、ここでは記録されるラインに黒情報が含まれて
いるときは、第1の実施例と同様にインクシート14を
1/no(例えば、no=5)ラインづつ搬送して画像
の記録を行い、noライン連続して全白ラインを記録し
たときは、それ以降の全白ラインを、例えばl/nl 
 (例えば、n、=20)ラインずつインクシート14
を搬送して記録する。
ここでは第3図のフローチャートに追加、あるいは第3
図のフローチャートの変更する点のみを示し、他の処理
ステップSは第3図と同様であるため省略している。
ここでは全白ライン数を計数する白カウンタを備え、第
4図(A)に示すように、最初のステップS40でRA
M115に設けられた白カウンタを“O”にクリアして
、ステップS2に進んでいる。
第4図(B)のフローチャートでは、ステップS2に引
き続き、サーマルヘッド13に転送した1ライン分のデ
ータが全て白かどうかを判別している。全白データでな
ければステップS42に進み、白カウンタを“0”にし
てステップSllに進む。ステップS41で白カウンタ
が5より大きいかどうかを調べ、大きければステップs
4に進み、インクシート14の搬送長を小さくする。
一方、ステップS43で白カウンタの値が5以下であれ
ばステップS44に進み、白カウンタの値を+1し、次
にステップS45でインクシートをl / n oライ
ン(記録データが存在するときと同じ搬送要分)搬送し
てステップS5に進む。
このように第2の実施例によれば、少なくともn0ライ
ン分連続して全白ラインを記録した後、記録紙の1ライ
ンに対するインクシート14の搬送長を決定するため、
インクシート14と記録紙の摩擦や圧力転写などによる
、記録紙の地汚れが全く発生しなくなるという効果があ
る。
[第3の実施例の説明 (第3図、第5図)1次に、所
定量の記録長さしに対し、その記録に用いられるインク
シートの長さを同じくLとする、所謂ワンタイムシート
を用いて記録する場合における、記録動作について説明
する。
第5図はこの第3の実施例を示すフローチャートで、第
3図のフローチャートと同一部分は同じステップ番号で
示し、ワンタイムシートを使用することにより処理が異
なるステップ部分には““を付して示して、その部分に
ついてのみ説明する。
ステップS4’では、インクシート搬送用モータ25を
駆動して、インクシート14を1/n2(例えば、n、
=5)ライン分、第1図の矢印a方向と逆の方向に搬送
するように搬送を開始する。また、ステップ811′で
は、ワンタイムシートであるため、インクシートを1ラ
イン搬送するように搬送を開始する。またさらに、ステ
ップ816′では記録紙を所定量排紙ロール16方向に
搬送し、インクシートも同様に矢印a方向と反対の方向
に所定量搬送する。そしてステップ818′で記録紙を
所定量サーマルヘッド13方向に戻し、インクシートを
ステップ816′で搬送した分矢印a方向に搬送して記
録処理を終了する。
これにより、ワンタイムシートにおいても、全白情報を
連続して記録する(サーマルヘッドに通電することなく
記録紙とインクシートを搬送するとき)とき、インクシ
ートと記録紙の摩擦や圧力転写などにより、インクシー
トのインクが記録に転写されない範囲内で、インクシー
トの搬送長を少なくしてインクシートを節約することが
可能になった。これは、全白情報を記録するときインク
シートの搬送を全く停止してしまうと、インクシートの
トップコーティングが落ちてしまった後は、記録紙上に
地汚れが発生するためである。
[第4の実施例の説明 (第3図、第6図)]第6図(
A)(B)は第4の実施例の記録動作を示すフローチャ
ートで、ここではワンタイムのインクシートを使用し、
全白ラインを記録するときは、所定量の記録長さしをm
回(例えば、m=5)記録するごとに、インクシートを
したけ搬送するようにしている。ここでは第5図のフロ
ーチャートに追加、あるいは第5図のフローチャートの
変更する点のみを示し、他の処理ステップSは第5図と
同様であるため省略している。
第6図(A)のステップS60では、RAM115に設
けられた全白ライン数を計数する白カウンタを0にクリ
アしてステップS2に進んでいる。
第6図(B)は、第5図のステップS2とステップS5
及びステップS12との間に挿入されるステップを示し
ている。ステップS2よりステップS61に進み、サー
マルヘッド13に転送した1ライン分のデータが全て白
かどうかをみる。全て白でなければステップS62に進
み、白カウンタを“O”にして、ステップS53でイン
クシートを1ライン分搬送する。
一方、ステップS61で全データが白であればステップ
S64に進み、白カウンタの値が“5”かどうかをみる
、カウンタの値が“5”でなければステップS66に進
み、白カウンタを+1する。一方、白カウンタの値が“
5”であればステップS65に進み、インクシートを1
ライン分搬送七でステップS5に進む。なお、ここでは
m=5の場合で説明したがこれに限定されないことはも
ちろんである。
これにより、第3の実施例の場合と同様に、インクシー
トの無駄を少なくできるとともに、記録紙の地汚れを防
止できる効果がある。
[記録原理の説明 (第7図)] 第7図は前述した実施例のうち、マルチインクシート1
4を使用した時の記録時における、記録紙11とインク
シート14の搬送方向を逆にして画像記録を行うときの
画像記録状態を示す図である。
図示したように、プラテンローラ12とサーマルヘッド
13との間には記録紙11とインクシート14が挾持さ
れており、サーマルヘッド13はスプリング21により
所定圧でプラテンローラ12に押圧されている。ここで
、記録紙11はプラテンローラ12の回転により矢印す
方向に速度vPで搬送される。一方、インクシート14
はインクシート搬送用25の回転により矢印a方向に速
度v1で搬送される。
いま、サーマルヘッド13の発熱抵抗体132に通電さ
れて加熱されると、インクシート14の斜線部81で示
す部分が加熱される。ここで、14aはインクシート1
4のベースフィルム、14bはインクシート14のイン
ク層を示している。
発熱抵抗体132に通電することにより加熱されたイン
ク層81のインクは溶融し、そのうち82で示す部分が
記録紙11に転写される。この転写されるインク層部分
82は81で示すインク層のほぼ1 / nに相当して
いる。
この転写時において、インク層14bの境界線83で、
インクに対する切断力を生じさせて、82で示すインク
層部分だけを記録紙11に転写する必要がある。しかし
ながら、この剪断力はインク層の温度により異なり、イ
ンク層の温度が高いほど剪断力が小さくなる傾向にある
。そこで、インクシート14の加熱時間を短くするとイ
ンク層内での剪断力が大きくなることから、インクシー
ト14と記録紙11との相対速度を大きくすれば、転写
すべきインク層をインクシート14から確実に剥離させ
ることができる。
この実施例によれば、ファクシミリ装置におけるサーマ
ルヘッド13の加熱時間は約0.6msと短いため、イ
ンクシー1−14の搬送方向と記録紙11の搬送方向を
逆方向(対向させる)とすることにより、インクシート
14と記録紙11との相対速度を上げるようにしている
またこの実施例では、記録中における記録紙11とイン
クシート14との搬送方向が互いに逆の場合で説明した
がこれに限定されるものでなく、同一方向に搬送されて
記録される場合にも適用できる。
[インクシートの説明 (第8図)〕 第8図は本実施例のマルチプリントに使用されるインク
シートの断面図で、ここでは4層で構成されている。
まず第2層はインクシート14の支持体となるベースフ
ィルムである。マルチプリントの場合、同一個所に何回
も熱エネルギーが印加されるため、耐熱性の高い芳香族
ポリアミドフィルムやコンデンサ紙が有利であるが、従
来のポリエステルフィルムでも使用に耐える。これらの
厚さは、媒体という役割から、なるべく薄い方が印字品
質の点で有利となるが、強度の点から3〜8μmが望ま
しい。
第3Mは記録紙(記録シート)にn回分の転写が可能な
量のインクを含有したインク層である。
この成分は、接着剤としてのEVAなとの樹脂、着色の
ためのカーボンブラックやニグロシン染料、パインディ
ング材としてのカルナバワックス、パラフィンワックス
などを主成分として同一個所でn回の使用に耐えるよう
に配合されている。この塗布mは4〜8 g / m 
2が望ましいが、塗布量によって感度や濃度が異なり、
任意に選択できる。
第4層は印字をしない部分で記録紙に第3層のインクが
圧力転写されるのを防止するためのトップコーティング
層であり、透明なワックスなどで構成される。これによ
り、圧力転写されるのは透明な第4層だけとなり、記録
紙の地汚れを防止できる。第1層はサーマルヘッド13
の熱から、第2層のベースフィルムを保護する耐熱コー
ト層である。これは、同一個所に3942分の熱エネル
ギーが印加される可能性のある(黒情報が連続したとき
)マルチプリントには好適であるが、用いるか用いない
かは適宜選択できる。また、ポリエステルフィルムのよ
うに比較的耐熱性の低いベースフィルムには有効となる
なお、インクシート14の構成はこの実施例に限定され
るものでなく、例えばベース層及びベース層の片側に設
けられたインクが含有された多孔性インク保持層とから
なるものでも良く、ベースフィルム上に微細多孔質網状
構造を有する耐熱性インク層を設け、そのインク層内に
インクを含有させたものでもよい、また、ベースフィル
ムの材質としては、例えばポリイミド、ポリエチレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、トリアセチルセルロー
ス、ナイロンなどからなるフィルムまたは紙であっても
よい、さらに、耐熱コート層は必ずしも必要でないが、
その材質としては、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹
脂、フッソ樹脂、ニトロセルロースなどであってもよい
また、熱昇華性インクを有するインクシートの一例とし
ては、ポリエチレンテレフタート、ポリエチレンナフタ
レート、芳香族ポリアミドフィルムなどで形成された基
材上に、グアナミン系樹脂とフッソ系樹脂で形成したス
ペーサ粒子及び染料を含有する色材層を設けたインクシ
ートが挙げられる。
また、加熱方式は、前述したサーマルヘッドを用いるサ
ーマルヘッド方式に限定されるものでなく、例えば通電
方式あるいはレーザ転写方式を用いても良い。
また、記録媒体としては記録紙に限らずに、インク転写
が可能な材質であれば、例えば布、プラスチックシート
などが挙げられる。また、インクシートは実施例で示し
た構成に限定されずに、例えば筺体内に内蔵されている
所謂インクシートカセットタイプなどであっても良い。
以上説明したようにこの実施例によれば、記録データが
全白の場合と、それ以外の場合とで記録紙とインクシー
トとの相対的な搬送距離を変更することにより、インク
シートの無駄を少なくするとともに、記録紙の地汚れを
防止できる効果がある。
またこの実施例によれば、ワンタイムのインクシートに
よる記録時においても、全白の記録時にはインクシート
の搬送長を少なくすることにより、インクシートの無駄
を少なくできる効果がある。またこの場合も、記録紙を
所定長搬送する毎に、インクシートを前記所定長よりも
短い距離だけ搬送することにより、記録紙とインクシー
トとの摩擦による地汚れを防止できる効果がある。
なお、この実施例では、サーマルラインヘッドを使用し
たときの例で説明したがこれに限定されるものではない
0例えば、この実施例で説明したインクシートと同じ材
質のインクリボンを使用し、シリアルヘッドにより記録
する場合でも同じようにマルチプリントを実現できる。
即ち、キャリッジの移動する方向(記録方向)に、キャ
リッジに搭載されたインクリボンの巻取り量を変化させ
ることにより、記録長に対するインクシートの搬送長を
変更することができる。
また、この実施例では、マルチインクシートの繰返し使
用できる回数を適宜任意に設定するように説明したが、
例えば、インクシートの裏側に印刷されているマークや
、インクシートを収納しているインクカートリッジなど
に印刷されたマーク、あるいはカートリッジやカセット
などに設けられた切り欠きゃ突起などにより、そのイン
クシートの繰返し使用回数を求め、その値をもとに全白
の場合のインクシートの搬送長を変更するようにしても
良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、インクシートによ
る記録媒体の汚れを防止しながら、記録情報に対応して
インクシートに対応する記録媒体の搬送長を変更できる
ため、記録媒体が汚れることなく、インクシートの無駄
を少なくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のファクシミリ装置の概略構成と、記録
紙とインクシートの搬送駆動系の構成を示すブロック図
、 第2図は実施例のファクシミリ装置の機構部を示す側断
面図、 第3図は実施例のファクシミリ装置における第1の実施
例の記録処理を示すフローチャート、第4図は第2の実
施例の記録処理を示すフローチャート、 第5図は第3の実施例の記録処理を示すフローチャート
、 第6図は第4の実施例の記録処理を示すフローチャート
、 第7図はマルチインクシートの構造及び記録時における
記録紙とインクシートの状態を示す図、そして 第孕図はこの実施例で使用したマルチインターシートの
断面構造を示す図である。 図中、10・・・ロール状記録紙、10b・・・ロール
紙装填部、11・・・記録紙、12・・・プラテンロー
ラ、13・・・サーマルヘッド、14・・・インクシー
ト、15・・・カッタ、16・・・排出ローラ、17・
・・インクシート供給ロール、18・・・インクシート
巻取ロール、19・・・インクシートセンサ、20・・
・インクシート有無センサ、21・・・スプリング、2
2・・・記録紙有無センサ、24・・・記録紙搬送用モ
ータ、25・・・インクシート搬送用モータ、48.4
9・・・モータ駆動回路、70・・・インクシート装填
部、71・・・キャプスタンローラ、72・・・ピンチ
ローラ、73.74・・・伝達ギア、75・・・滑りク
ラッチ、100・・・読取部、101・・・制御部、1
03・・・操作部、104・・・表示部、106・・・
モデム、107・・・NCU、113・・・CPU、1
14・・・ROM、115・・・RAM、132・・・
発熱抵抗体である。 第4 図(A) 第4 図CB) 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクシートの有するインクを記録媒体に転写し
    て、前記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置で
    あつて、 所定量の記録データが前記インクシートのインクを転写
    させる記録情報を有しているかどうかを判別する判別手
    段と、 前記判別手段の判別結果に対応して、前記記録媒体の所
    定画像記録長に対する前記インクシートの搬送量を決定
    するための決定手段と、 前記記録媒体に所定長の画像記録を行う毎に、前記決定
    手段により決定した搬送量に対応して前記インクシート
    を搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とする熱転写記録装置。
  2. (2)前記決定手段は前記所定量の記録データが前記記
    録情報を有していないとき、前記インクシートの搬送量
    を、前記記録データが前記記録情報を有しているときよ
    りも少なくするようにしたことを特徴とする請求項第1
    項に記載の熱転写記録装置。
  3. (3)前記判別手段は1ラインの記録データが全く前記
    記録情報を含まないかどうかにより判別するようにした
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の熱転写記録装置
  4. (4)前記判別手段が前記記録情報を含まないラインを
    連続して判別すると、前記決定手段はその連続している
    ライン数が所定ライン数になると前記インクシートを所
    定量搬送するようにしたことを特徴とする請求項第3項
    に記載の熱転写記録装置。
JP2661789A 1989-02-07 1989-02-07 熱転写記録装置 Pending JPH02206574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624075A (ja) * 1991-02-18 1994-02-01 Canon Inc 熱転写記録方法及び熱転写記録装置及びファクシミリ装置
US5450100A (en) * 1989-12-06 1995-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Thermal transfer recording method and apparatus for reducing ink sheet and recording medium consumption

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US5450100A (en) * 1989-12-06 1995-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Thermal transfer recording method and apparatus for reducing ink sheet and recording medium consumption
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