JPH022039Y2 - - Google Patents

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JPH022039Y2
JPH022039Y2 JP6730983U JP6730983U JPH022039Y2 JP H022039 Y2 JPH022039 Y2 JP H022039Y2 JP 6730983 U JP6730983 U JP 6730983U JP 6730983 U JP6730983 U JP 6730983U JP H022039 Y2 JPH022039 Y2 JP H022039Y2
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JP6730983U
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【考案の詳細な説明】 この考案は圧縮機におけるステータの固定構
造、詳しくは圧縮機の架構にすきま嵌めするステ
ータの固定構造に関する。
一般にレシプロ形などの圧縮機においては、複
数の気筒を備えた架構内にクランク軸を支持する
と共に、該クランク軸に前記気筒内に設けるピス
トンを連動連結させる一方、前記架構にステータ
とロータとから成るモータを内装させ、該モータ
のロータに前記クランク軸を連結させて、モータ
の駆動に伴ない前記クランク軸を回転させること
により、前記ピストンを気筒内で往復動させて、
該気筒内に吸入した冷媒を圧縮させるべくしてい
る。
しかして前記架構にモータを内装させる場合、
従来では例えば実開昭56−81186号公報に示され
るごとく、前記モータのロータを前記クランク軸
の軸端に結合させると共に、前記モータのステー
タを前記ロータの外周位置で、前記架構の内部に
すきま嵌めする一方、該架構と前記ステータとの
間に固定手段を施して、このステータを内周方向
及びスラスト方向に移動不能に前記架構に一体に
固定するごとくしている。
即ち、前記ステータの架構に対する固定手段と
しては、第3図に示すごとく、ストツパーSとキ
イーKとを用い、架構1内にステータ8をすきま
嵌めして、このステータ8と架構1とのすきまに
キイーKを介入させると共に、前記架構1の外端
面にボルトBにより前記ストツパーSを固定し、
該ストツパーSの前記ステータ8側に延びる先端
を、該ステータ8の外端面に当接させることによ
り、前記架構にステータを円周方向及びスラスト
方向に移動不能に一体に固定するごとくしてい
る。
ところで前記架構1及びステータ8の各外端面
が、第3図に示すごとく、それぞれ面一状である
場合、前記固定手段は有効であるが、前記架構1
及びステータ8には寸法誤差があつて、これらの
各端面を面一とすることは、現実的には困難であ
る。
そして、とりわけ前記ステータ8および架構1
の製作公差により前記ステータ8の外端面が前記
架構1の外面面より内方に位置することとなつた
場合には、前記ストツパーSをボルトBにより架
構1に固定しても、前記ストツパーSとステータ
8外端面との間に隙間が形成され、該ステータ8
の軸心方向の動きを阻止できず、つまり架構1に
確実には固定できない問題を生じていたのであ
る。尚、斯くステータ8の固定が不充分であると
圧縮機の運転中に前記ステータ8が振動して騒音
を生じる等の問題が生じるのである。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、ステータと架構との各外端面
が面一の場合には、勿論のこと、ステータと架構
との各外端面間に如何なる状態の段差がある場合
にも、即ちステータが架構の外端面から外方に突
出している場合、又はステータが架構の外端面か
ら内方に凹陥している場合の何れにあつても、ス
テータを架構に確実かつ簡単に固定支持できるス
テータの固定構造を提供せんとするものである。
しかして本考案の構成は、前記架構の端面に結
合する固定部と、前記ステータの端面に対向する
対向部とを備えた押え具を形成すると共に、前記
対向部における前記ステータ端面に対向する対向
面を、前記固定部の前記架構端面への結合面に対
し、前記ステータの嵌合方向外方に変位させ、か
つ、前記対向部に、前記ステータ端面に向かうね
じ体を保持させ、該ねじ体の螺進で、前記ステー
タを前記架構の受止段に押しつけて固定するごと
くしたのである。
以下本考案にかかる圧縮機におけるステータの
固定構造を図面の実施例によつて説明する。
第1図は圧縮機の一例としてレシプロ式の圧縮
機を示しており、架構1に複数の気筒2とクラン
ク室3とを備え、該クランク室3に複数の偏心軸
部4aをもつクランク軸4を回転自由に支持させ
ると共に、該クランク軸4偏心軸部4aに、前記
気筒2に内装するピストン5を連接棒6を介して
連結させている。
また前記架構1の一側部でクランク室3の側方
部には、モータ室7を形成し、該モータ室7にス
テータ8とロータ9とから成るモータ10を内装
させている。
前記モータ10は、ステータ8をモータ室7を
形成する架構1内に、すきま嵌めにより嵌合支持
させると共に、ロータ9を前記ステータ8の内方
で前記クランク軸4の軸端部に結合させている。
斯くして前記モータ10の駆動に伴なうロータ
9の回転により、前記クランク軸4を回転させ
て、連接棒6を介してピストン5を気筒2内で往
復動させることにより、該気筒2内に冷媒を吸入
し、かつ吸入冷媒を圧縮させて架構1の外部に吐
出させるべくしている。
しかして前記のごとき圧縮機において、前記モ
ータ10のステータ8を前記モータ室7を形成す
る架構1に、次のごとくして固定支持させたので
ある。
即ち、第2図に詳しく示すごとく、前記架構1
の外端面1aに結合する固定部11と、前記ステ
ータ8の外端面8aに対向する対向部12とを備
えた押え具13を形成し、前記対向部12におけ
るステータ8の外端面8aと対向する対向面12
aを、前記固定部11の前記架構外端面1aへの
結合面11aに対し、ステータ8の嵌合方向外方
に変位させて、前記押え具13を概略L形状に形
成する。また前記押え具13の対向部12に、前
記ステータ8の嵌合方向に貫通する第1のじ孔1
2bを設けて、該ねじ孔12bに前記ステータ8
の外端面8aに向かう第1ねじ体14を保持させ
ると共に、前記押え具13の固定部11に、前記
対向部12の第1ねじ孔12bと同方向に延びる
第2ねじ体15の貫通孔11bを形成する一方、
前記架構1の前記貫通孔11bと対向する位置
に、第2のじ孔1bを形成する。
斯くして前記押え具13における固定部11の
結合面11aを、前記架構1の外端面1aに対接
させて、前記固定部11の外方から貫通孔11b
を経て前記架構1の第2ねじ孔1bへと第2ねじ
体15を螺締することにより、前記押え具13を
架構1に固定支持させると共に、前記押え具13
の対向部12に保持する第1ねじ体14を、前記
対向部12の第1ねじ孔12bに沿つて前記ステ
ータ8の外端面8aへと螺進させることにより、
該ステータ8の内端面8c一部を、前記架構1に
おけるモータ室7の奥内部に形成した受止段1c
に押し付けて、前記ステータ8を架構1に固定支
持させるごとくしたのである。
斯くすることにより、前記架構1及びステータ
8の各外端面1a,8aが面一の場合は、勿論の
こと、これら各外端面1a,8a間に如何なる状
態の段差があつても、前記押え具13の対向部1
2に保持する第1ねじ体14の螺進調整により、
前記ステータ8の架構1に対する固定支持を可能
としたのである。
前記押え具13の固定部11を前記架構1に固
定支持させるにあたつては、通常2本の第2ねじ
体15を用いて行ない、また前記押え具13の対
向部12には通常1本の第1ねじ体14を保持
し、この第1ねじ体14を前記ステータ8側に螺
進させることにより、該ステータ8を架構1に固
定支持させるのであるが、前記各ねじ体14,1
5は何本使用してもよいのである。
また前記押え具13によるステータ8の架構1
への固定支持は、複数の押え具13を架構1の円
周方向に配置して行なうのである。
さらに前記押え具13における第1ねじ体14
のステータ8側への螺進で、該ステータ8を架構
1の受止段1cに押し付けて固定することによ
り、ステータ8のスラスト方向への移動を規制す
るのであり、このステータ8は、円周方向への回
転を規制する必要があが、この回転規制は該ステ
ータ8と架構1間に介装するキイーKにより行な
うのである。
本考案は以上のごとく構成したもので、ステー
タ8の架構1への固定時で、このステータ8の外
端面8aの第2図実線で示すごとく、架構1の外
端面1aより外方に突出している場合には、この
架構外端面1aに第2ねじ体15で押え具13を
固定して、該押え具13の第1ねじ体14を前記
ステータ8の外端面8aに当接するまで浅く螺進
させて、前記ステータ8の内端面8cを架構1の
受止段1cに押し付け、この受止段1cと前記第
1ねじ体14とによりステータ8を固定支持させ
るのである。
また前記ステータ8の外端面8aが、第2図仮
想線に示すごとく、架構1の外端面1aより内方
側に凹陥している場合には、前記押え具13の第
1ねじ体14を深く螺進させて、該ねじ体14で
前記ステータ8を押し付けることにより、ステー
タ8を架構1に固定支持させるのである。
以上説明したごとく本考案にかかるステータの
固定構造では、架構への固定部とステータへの対
向部とをもつL形の押え具を形成し、該押え具の
固定部を前記架構に固定させると共に、前記押え
具の対向部に備えたねじ体を、前記ステータの外
端面側に螺進させて、該ステータを前記架構の受
止段に押し付けることにより、ステータを架構に
固定支持させるごとくしてから、ステータ及び架
構との各外端面が面一の場合は、勿論のこと、ス
テータと架構との各外端面間に如何なる状態の段
差がある場合にも、ステータを架構に確実かつ簡
単に固定支持できるのであり、しかも前記ステー
タと架構との寸法公差を大きくすることが可能と
なつて、製作が簡単にでき、かつ製作コストを低
減できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるステータの固定構造を
実施した圧縮機の縦断面図、第2図は同固定構造
要部の拡大断面図、第3図は従来例を示す断面図
である。 1……架構、1c……受止段、8……ステー
タ、11……固定部、11a……結合面、12…
…対向部、12a……対向面、13……押え具、
14……ねじ体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機の架構1にすきま嵌めするステータ8の
    固定構造であつて、前記架構1の端面に結合する
    固定部11と、前記ステータ8の端面に対向する
    対向部12とを備えた押え具13を形成すると共
    に、前記対向部12における前記ステータ端面に
    対向する対向面12aを、前記固定部11の前記
    架構端面への結合面11aに対し、前記ステータ
    8の嵌合方向外方に変位させ、かつ、前記対向部
    12に、前記ステータ端面に向かうねじ体14を
    保持させ、該ねじ体14の螺進で、前記ステータ
    8を前記架構1の受止段1cに押しつけて固定す
    るごとくしたことを特徴とする圧縮機におけるス
    テータの固定構造。
JP6730983U 1983-05-04 1983-05-04 圧縮機におけるステ−タの固定構造 Granted JPS59173444U (ja)

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JP6730983U JPS59173444U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 圧縮機におけるステ−タの固定構造

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JP6730983U JPS59173444U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 圧縮機におけるステ−タの固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS59173444U JPS59173444U (ja) 1984-11-20
JPH022039Y2 true JPH022039Y2 (ja) 1990-01-18

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JP6730983U Granted JPS59173444U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 圧縮機におけるステ−タの固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5319912B2 (ja) * 2007-11-29 2013-10-16 カヤバ工業株式会社 電動機

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JPS59173444U (ja) 1984-11-20

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