JPH02202895A - 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法 - Google Patents

非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法

Info

Publication number
JPH02202895A
JPH02202895A JP2329089A JP2329089A JPH02202895A JP H02202895 A JPH02202895 A JP H02202895A JP 2329089 A JP2329089 A JP 2329089A JP 2329089 A JP2329089 A JP 2329089A JP H02202895 A JPH02202895 A JP H02202895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
reaction
group
formula
hours
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2329089A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Fujita
秀司 藤田
Mamoru Sugimoto
守 杉本
Masayoshi Ito
伊藤 正善
Tomoya Ogawa
智也 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mect Corp
Original Assignee
Mect Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mect Corp filed Critical Mect Corp
Priority to JP2329089A priority Critical patent/JPH02202895A/ja
Publication of JPH02202895A publication Critical patent/JPH02202895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なシアロシルセラミド類及びその製造方法
に関する。
〔発明の背景〕
哺乳動物細胞の糖脂質(グリコリピド)はスフィンゴシ
ンという長鎖アミノアルコールに脂肪酸がアミド結合し
たセラミドという脂質構造にグルコース、ガラクトース
、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサ
ミン、フコース、シアル酸などの糖が種々の組み会わせ
てグリコシド結合したもので、いわゆるスフィンゴ糖脂
質といわれる範囲に属する。このうち、シアル酸を有す
るものを特にガングリオシドという。
これらの化合物は一般にその大部分が細胞膜2分子層の
外画分子層に局在し、最近の研究によれば細胞における
認識や情報の受容と応答レセプター機能、分化、細胞の
増殖、悪性変化、行動などにおいて、重要な役割を果し
ているものと考えられている。
従って、細胞膜成分としてのガングリオシド系糖脂質の
役割及び機能を解明することは、上記の各役割の解明!
ことって重要であり、腫瘍マーカーや分化誘導能を有す
る細胞の分子マーカーなどとして有用な化合物又はその
中間体の開発につながる。
ところで、本件出願人は天然型のセラミド類を出発物質
として製造したシアロシルセラミド類について出願(特
願昭62−85354号)し、ガングリオシド系糖脂質
の細胞膜成分としての役割及び機能について検討した。
本発明においては、非天然型のセラミド類を出発物質と
して製造したシアロシルセラミド類について、その細胞
膜成分としての役割、機能を検討するものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は新規なシアロシルセラミド類及びそれら
の製造方法を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明は、 形式: 〔ただし、 R1はアシル基(AC)又は水素原子を表わし、R2又
はR3の一方は次式: (ただし、R4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子を
表わす。) で示される基であり、他方は−COOR5(ただし、R
5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)で示
される基である。〕で表わされるシアロシルセラミド類
、 (2)上記(1)に記載のシアロシルセラミド類を製造
する方法であって、 式(I): (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
化合物とグリコシデージョン反応させることを特徴とす
る方法、及び (3)上記1に記載のシアロシルセラミド類を製造する
方法であって、 (イ)  式(I) : (ただし、R1はアシル基(八c)又は水素原子を表わ
し、R2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。) で示される化合物を、式(■): NHcOc2*L7 HO\/べ、パ\/C・・H・・ δB2 (II) (ただし、R1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わ
し、R2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。) で示される化合物(1)を、式(■):NflCOC2
=H47 (n) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
化合物(II)とグリコシデージョン反応させ、式(■
): (ロ) 前記化合物(III)を脱アシル化する、こと
を特徴とする方法、 に関するものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明のシアロシルセラミド類は一般式〔ただし、R1
又はR2の一方は、次式:(ただし、Bzはベンゾイル
基である。)で示される基であり、他方は−COOR3
(R3は低級アルキル基を表わす。)である。〕で示さ
れる化合物(III)を得、次いで〔ただし、 R1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わし、R2又
はR3の一方は次式: %式% (ただし、R4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子を
表わす。) で示される基であり、他方は−CDOR5(ただし、R
5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)で示
される基である。〕で示される。
R1としては、アセチル基が挙げられる。
R5として示される低級アルキル基としては、メチル基
やエチル基などが挙げられる。一方、アルカリ金属とし
ては、ナトリウム、カリウムなどが好ましい。
上記化合物は、例えば以下のスキーム1で示されるよう
にして製造される。
まず、化合物(1)(ただし、式中、Xはハロゲン原子
を表わし、Rは低級アルキル基を表わし、八cはアシル
基を表わす、、)と、化合物(2)(ただし、式中、B
zはベンゾイル基を表わす。)とをグリコシデージョン
反応させることにより、化合物(3)及び(4)を得る
化合物(1)は、クーン(Kuhn)  らの方法rC
hem。
Berl、99,611〜617 (1966)参照〕
に従ってN−アセチルノイラミン酸メチルエステルパー
アセテートから調製することができる。
一方、化合物(2)は、一般に以下のスキーム2に従っ
て調製される。
スキ N1ICFIC2,lL7 化合物 (11) ↓ 化合物 Oり 、1L7NllCOC2,、lL。
′==V−C・・11・・−聞゛\7ノ<、/全〉−/
”訓・・1j2 化合物 0;D              化合物 
(2)十 N11[:lc、、、、1147 化合物 化合物(2)の出発物質である化合物Ql)は、スキー ム3〜5に従ってD グルコースから製造するこ とができる。
オニル) 化合物(25)へ 化合物(32) N11COC2311,7 4°0\ノド/\/−0・・ N11COC2311,7 (1)化合物(21)の製造 触媒の存在下、D−グルコースを処理することにより、
化合物(21)が得られる。触媒としては、例えば、2
nCβ2を使用することができる。また、溶媒としては
、ベンズアルデヒドを使用することができる。この反応
は約6時間〜約36時間の撹拌反応、好ましくは12時
間の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り5℃
〜約50℃で行うことができ、好ましくは室温である。
(2)化合物(22)の製造 前記化合物(21)をNa104で処理することによっ
て、化合物(22)が得られる。溶媒としてはメタノー
ルあるいは50%メタノール水溶液を使用することがで
きる。反応は約1時間〜約8時間の撹拌反応、好ましく
は4時間の撹拌反応;ご行うことがてきる。反応温度は
約り0℃〜約50℃、好ましくは室温である。
(3)化合物(23)の製造 前記化合物(22)とCzLmP 9(ph)、+  
HBr Gとを反応させて、化合物(23)が得られる
触媒としては、ブチルリチウムまたはフェニルリチウム
を使用することができる。溶媒としてはTHFまたはへ
キサンを使用することができる。反応は約0.5時間〜
約24時間の撹拌反応、好ましくは20時間の撹拌反応
で行うことができる。反応温度は約−30℃〜約−15
℃、好ましくは一20℃である。
(4)化合物(24)の製造 前記化合物(23)をメチルスルホニル(!、1s)化
して、化合物(24)が得られる。溶媒としてはピリジ
ンを使用することができる。反応時間は約2時間〜約3
0時間、好ましくは20時間である。反応温度は約り℃
〜約25℃で、好ましくは20℃である。
(5)化合物(25)の製造 前記化合物(24)を脱アセクール化することにより、
化合物(28)が得られる。この反応における触媒とし
ては、塩酸、p−)ルエンスルホン酸、またはアンバー
リスト15を使用することができる。溶媒としてはメタ
ノールまたはエタノールを使用することができる。この
反応は約5時間〜約15時間の撹拌反応、好ましくは8
時間の撹拌反応で行うことができる。
反応温度は約り0℃〜約80℃、好ましくは65℃であ
る。
(6)化合物(26)の製造 前記化合物(25)とエチルビニルエーテル(Etoc
H=c)I)  とを反応させることにより、化合物(
26)が得られる。触媒としては、ピリジニウムp−)
ルエンスルホネートを使用することができる。溶媒とし
てはジクロロメタン、ジクロロエタンまたはクロロホル
ムを使用することができる。この反応は約0.5時間〜
約24時間の撹拌反応、好ましくは1時間の撹拌反応で
行うことができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ま
しくは20℃である。
(7)化合物(27)の製造 前記化合物(26)をアジド化して、化合物(27)が
得られる。溶媒としてはDMFを使用することができる
。この反応は約1日〜約6日の撹拌反応、好ましくは4
日の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り0℃
〜約120℃、好ましくは110℃である。
(8)化合物(28)の製造 前記化合物(27)を水素化することにより、化合物(
28)が得られる。この水素化の方法としては、NaB
t(4による還元やリンドラ−触媒存在下の水素添加な
どで行うことができる。
NaBH4を用いる還元の溶媒としてはエタノールまた
はイソプロピルアルコールを使用することができる。こ
の反応は約1日〜約6日の撹拌反応、好ましくは2日の
撹拌反応で行うことができる。また、反応温度は一般に
還流温度である。
反応では、リンドラ−触媒による水素添加温度は約り℃
〜約30℃、好ましくは20℃である。
この反応は水素気圧として1〜4気圧、好ましくは1気
圧である。
(9)化合物(29)の製造 前記化合物(28)とりグツセリン酸(C23H47C
00H)  とを反応させて、化合物(29)が得られ
る。溶媒としてはジクロロメタン、クロロホルムまたは
ジクロロエタンを使用することができる。この反応は約
0.5時間〜約13時間の撹拌反応、好ましくは1時間
の撹拌反応で行うことができる。反応温度は一般に還流
温度である。
σO化合物(30)の製造 前記化合物(29)の保護基を脱離して、化合物(30
)が得られる。この反応における触媒としては、アンバ
ーリスト15またはp−)ルエンスルホン酸を使用する
ことができる。溶媒としてはジクロロメタン−メタノー
ル、クロロホルム−メタノールまたはTHF−メタノー
ルを使用することができる。この反応は約5時間〜約2
4時間の撹拌反応、好ましくは21時5間の撹拌反応で
行うことができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ま
しくは20℃である。
αD 化合物(31)の製造 前記化合物(30)をアセチル化することにより、化合
物(31)および(32)が各々単離される。この反応
の溶媒としてはピリジンを使用することができる。この
反応は約1時間〜約10時間の撹拌反応、好ましくは2
時間の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り℃
〜約30℃、好ましくは20℃である。
αつ 化合物0υの製造 前記化合物(31)を脱アセチル化することにより、化
合物αBが得られる。この反応における触媒としては、
NaOCH3を使用することができる。溶媒としては、
メタノール−THF、メタノール−ジクロロメタンを使
用することができる。この反応は約0.5時間〜約5時
間の撹拌反応、好ましくは2時間の撹拌反応で行うこと
ができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ましくは2
0℃である。
化合物02)は化合物Ql)をトリチル(Tr)化する
ことにより得られる。トリチル化反応は、例えば、ピリ
ジン中ジメチルアミノピリジン(DMAP)存在下トリ
チルクロライドなどのトリチル化剤を使用して行なわれ
る。
化合物03)は、化合物aつをベンゾイル(Bz)化す
ることによって得られる。このベンゾイル化反応は、例
えばピリジン中DMAP存在下ベンゾイルクロライドな
どの試薬を使用して行なわれる。
化合物(2)は、化合物αJを脱トリチル化することに
より得られる。反応は、例えばジクロルメタン(CH2
CL ) /メタノーJl/ (?、IeOH,)など
の溶媒中、p−)ルエンスルホン酸(Ts、0ff)な
どの酸の存在下に行なわれる。なお、副生物としてベン
ゾイルが転位した化合物αりが得られるが、このものは
通常の方法で化合物(2)と分離される。
前記化合物(1)と化合物(2)とのグリコシデージョ
ン反応は、例えばt(gBr2、)Ig (CN) 2
、シルバートリフレート等のグリコシデージョン触媒を
使用し、ジクロロエタン、ジクロロメタン、テトラヒド
ロフラン、クロロホルム、ニトロメタン、テトラヒドロ
フランとクロロホルムとの混合溶媒などの溶媒中、20
〜200時間、0℃〜100℃で行なわれる。
このようにして化合物(3)及び(4)が得られ、つい
で、カルボン酸エステルがアルカリ金属の塩に変えられ
る(化合物(5)及び(6))。この変換は、一般に例
えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフランなど
の溶媒中、アルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化す)
 IJウムなどの水溶液で処理することによって行なわ
れる。
上記化合物(3)〜(6)は全て新規化合物である。
〔有用性〕
化合物(3)〜(6)は、腫瘍マーカー、分化誘導能を
有する細胞の分子マーカーとして、あるいはこれらの合
成中間体として有用である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例)こより更に詳細に説明する。
参考例1゜ 化合物021の製造 化合物0υ5.5678 g (8,5mmole )
 、D!vlAP 1.038 g (8,5mmol
e )およびトリチルクロライド3.5544g (1
−2,75mmole )をピリジン85m1中、60
℃のオイルバス上で9時間反応させた。反応液を減圧乾
固し、残渣:こ八C0Etを加え、不溶物を濾去後、濾
液を減圧乾固した。淡黄色粉末8.42 gを得、この
ものをクロマトグラフ精製(メルク社、キーゼルゲル(
Kiesel Ge1)60;421g、ヘキサン/エ
チルアセテート9/1)L、化合物Q2)5.63g 
(74,1%)を得た。
化合物α2の物性値 TL(:  :  ヘキサン/エチルアセテ−)−3/
IRf=0.27 1490 、1468 、1449 、702[α]D
0.97° (C=1.03クロロホルム中)元素分析
二理論値(C6,H97NO2) : C;82.10
、H;10.95、 N;1.57 実測値: c; 81.91、H;11.0ON;  
 1.54 H−N1.IR(500:+Itlz、  CDCβ3
  /CD30D= 9/1 、  TλIS。
27℃) δ: 0.880  (6H,t、  J=7.0 Hz、 
 CH3x2)1.17〜1.3+  (62H,m、
  [:N2X31)1.56〜1.62 (2H,m
、  3’ −CH2)1.971 (2H,[11,
J=7、O,Hz、  6 CH2)2.173 (2
fl、  t、  J=7.7 Hz、  2 ’ −
CH2)3.276 (11(、dd、  J=4.0
. 9.5 Hz、  1−H)3.328 (IH,
dd、 J=4.5.9.5 Hz、  1 ’ −H
)3.980 (lfl、 dd、 J=4.4. 9
.0 )1z、 2−)l )4.315 (LH,t
、  J=5.5 Hz、  3−H)5.360 (
lft、  dd、 J=5.6. 15.4 Hz、
 4−H)5.686 (LH,dt、  J=7.0
. 15.4 Hz、  5−fl )7、22−7.
45 ’(15H,m、  C6HsX3 )参考例2 化合物Q31の製造 化合物Q2)、1.7849 g (2mmole )
 、ベンゾイルクロライド0.54 mjl!  (6
+n+nole )およびDMAPo、 2443 g
 (2mmole )をピリジ720+y+j!中、室
温で32.5時間、反応させた。反応後、反応液を減圧
濃縮し、残留物jごヘキサンを加え、ヘキサン不溶物を
濾去し、濾液を減圧乾固した。残渣をクロマトグラフ精
製(メルク社キーゼルゲル60;191g、ヘキサン/
エチルアセテート−19/1)し、化合物α■を無色油
状物として1.9469 g(97,7%)得た。
化合物03)の物性値 TLC:  ヘキサン/エチルアセテート−17/3゜
Rf=0.26 IRv、naXcm−’ :  2918.2850.
1720.1646.1449.1269、705 [α]。+5.54° (C=1.53クロロホルム中
)元素分析:理論値(Ce8H+o+NO<)  : 
C; 81.96.11;10.22、N;1.41 実測値: C; 81.72、H;10.32N” 1
35 ’H−N1.IR(500λiHz、 CDCβ3. 
Tl、Is、  24℃)δ:0.878 (,6)1
. t、 J=7.ON2. CH3X2)1.10−
1.33 (62H,m、 CH2X31)1.41〜
1.48 (2H,m、  3’  CH2)1.93
5  (2H,Q、  J=7.0  Hz、  6−
ロH2)1.97〜2.09 (21(、m、  2’
  CH2)3.289 (2H,d、 J=3.7 
N2.1−CH2)4.37〜4.41  (IH,m
、  2−H)5.414 (LH,dd、 J=6.
6.15.4 Hz、 4−H)5.79〜5.87 
 (3H,m、  N)l、  5−H,3−H)7.
20−7.98  (20t(、m、  C5HsX4
 )参考例3 化合物(2)の製造 化合物α3H,7469g (1,753mmole 
)とpトルエンスルホン酸0.3344g  (1,7
53mmole )とをCH2Cj! 2 / LIe
OH= 9 / 1溶液35mj!中室温で6時間反応
させた。反応液を減圧乾固し、残渣をクロマトグラフ精
製(1回目:メルク社キーゼルゲル60. 160 g
 ; CHCj!3/MeOH80/1.2回目:メル
ク社キーゼルゲル60゜120g;ヘキサン/エチルア
セテート−3/1)し、化合物(2)0.8057g 
(60,9%)および化合物QN0.3050g (2
3,1%)を得た。
化合物(2)はエタノールから再銘晶し、無色柱状晶と
して得た。
化合物(2)の物性値 TLC:  ヘキサン/エチルアセテート=2/1Rf
−018 1545、1470、1269、707[α]、−19
,34° (C=1.01クロロホルム中) 元素分析°理論値(C−9Hst\04  ・1/3 
H2O>C;77.42、H:11.71、 N;  1.84 実測値’ C: 77.55、tl;11.53、N・
 182 HNMR(+00MHz、CDCi 3/CD30D=
9/1.  T’:IS、  27℃)δ: 0.880 (6H,t、 J=6.8 Hz、 CH
3x2)1.12−1.40 (62H,m、  CH
2x31)1.411.52 (2H,m、  3 ’
  CH2>2.052 (2H,q、 J=7.0 
Hz、 6−C1(2)2.092.20 (2H,m
、  2 ’ (H2)3.65:+ (2Hd、 J
=4.8 Hz、 I CH2)4.20−4.28 
(IH,m、 2H)5523 (IHcod、 J=
7.7.15.4 Hz、 4−tl )5.641 
 (LH,t、  J=7.3 Hz、  3−H)5
.913 (IH,dt、  J=7.2. 15.4
 Hz、  5−tt )6528  (11(、d、
  J=9.2 Hz、  hH)7.33−8.04
  (5tl、  m、  C6H5)mp :  7
1〜72℃ 化合物04)の物性値 TLC・ ヘキサン/エチルアセテート−2/1゜Rf
=0.40 1547  、1466  、1273  、1188
[α]n   O,69° (C=1.02クロロホル
ム中)元素分析:理論値(C49H87NO,・4/7
 H2O)C;76.98、 H;11.62  、N
;   1.83 実測値: C; 77.28、H;11.21、N; 
  1.55 ■−犯IR(500!、IHz、 CDCβ3+  T
MS、  27℃) δ:0.880  (3H,t、
  J=7.1 Hz、  Cf13)0.921  
(3H,t、  J□7.5 H2,CH3)1.21
1.45  (62ft、  m、  CH2X 31
)1.401.62  (2H,m、  3’   C
H2)2.015 (2H,q、  J−7,0Hz、
  6−Cf12)2.337 (2H,t、  J=
7.5 H2,2’−CH2)4.184.35(4H
,m、  1−C)+2. 2 H,3H)5.511
  (IH,dd、  J=6.4. 15.6 Hz
、  4−H)5.784 (ltl、  dt、  
J=7.1. 15.4 flz、  5−H)6.5
92  (1N、  d、  J=7.7 Hz、  
λiH)7.421.78  (5H,m、  Ce)
Is )実施例1 化合物(3)及び(4)(R−メチル基1.Ac−アセ
チル基)の製造 化合物(2) (X= tl!、 R=メチル基、Ac
−アセチル基)  509.9mg (1mmole 
) 、l(gBr2360.4mg (1mmole 
) 、Hg(CN)2252.6+ng (1mmol
e )およびモレキュラーシーブス4 A 0.5 g
にCHCj2310m1を加え、50℃のオイルバス上
で2時間撹拌した。これを室温まで冷却した後、化合物
(1)829、7mg (1,1mmole )を加え
、同温度で800時間反応せた。TLCで化合物(2)
が残存していたので更に化合物(1) 678.8 m
g (0,9mmole )を加え、引き続き22時間
反応させた。
反応液をセライト濾過し、濾液を減圧乾固した。
得ちれた残渣をクロマトグラフ精製(メルク社製キーゼ
ルゲル60:119g、)ルエン/アセトン−4/1)
L、化合物(3)と(4)の混合物、1.02g(83
,1%)得た。このものを再度クロマトグラフ精製(ワ
コーゲル(Wako Ge1)  C−300:34、
5 g、  CHCji’+ /MeOH= 99/ 
1 ) シ、化合物(3) 401.1mg(32,7
%)及び化合物(4)(Rメチル基、AC=Cニアセチ
ル  313.0mg (25,5%)を得た。
(1)化合物(3)の物理恒数 TLC: CHCA3 /メタノール=40/1;Rf
=0.19 [αコ。−11,45° (C=0.87クロロホルム
中) IRνmax cm−’ : 2920.2850.1
748.1657.1539.1452.1368.1
221、元素分析:理論値(C69H114N20+6
 ) : C; 67Jl、H・ 936 、 N;2
.28 実測値: C; 67.22、H;9.33、N・  
216 ’H−NMR(500MHz、CDfJ43. TMS
、  27℃)660.879 (6tl、  t、 
 J=6.8 H2,CH3X2)1.10−1.40
 (62fl、 m、  CH2X31)1501.0
6 (2ft、  m、  CH2−3’ )1863
 (3H,s、  八HCOCH3)1954 (LH
,t、  I42.5 Hz、  H−3aax)2.
016. 2.027. 2,041. 2.105 
(12fl、  all s。
0COCH3x 4) 2.575 (LH,cld、 J=4.8. 12.
8 Hz、’  H−3aeq )3381 (ltl
、  dd、  J=3.8. 9.3 )1z、  
H−1)3714 (LH,dd、  J=5.1. 
12.5 Hz、  H−9a)3.794 (3H,
S、  C00Ch)3.856 (LH,dd、 J
=6.8.9.3 Hz、 H−1’ )3.996 
(LH,cld、 J=10.6.18.91(z、 
H−5a)4.030 (LH,dd、 J=2.0.
 10.6 Hz、 H−6a)4.067 (LH,
dd、 J=2.6.12.5 Hz、  fl−9’
 a)4.44  (IH,m、  2−H)4.86
3  (IH,cldd、  J=4.8. 10.5
. 12.8 Hz、  H−4a)5.121  (
IH,d、  J=9.1 Hz、  N)I )5.
139  (1)1.  ddd、  J=2.6. 
5.1. 8.4 Hz  H−8a)5.252  
(LH,dd、  J=2.0. 8.4 Hz、  
H−7a)5.471  (LH,dd、  J=7.
L  15.4 flz、  H−4)5.665  
(IH,t、  J=6.2 Hz、  H−3)5.
842  (LH,dt、  J=7.2. 15.4
 Hz  fl−5)5.851  (LH,6,J=
9.5 Hz  Nft )7.43−8.07  (
5H,m、  C5tlsCO)(2)化合物(4)の
物理恒数 TLC:  CHIJ!3 /メタノールー40/1;
Rf=0.32 [α]、−20.63° (C−0゜59クロロホルム
中) IRν、aXam−’ +  2920  、2850
.1747  、1663 . 1227  、1036 ・′A)I20) H;9.37 . 1537  、1369  、 元素分析:理論値(C69H114N20+6C;  
67.02、 N  ;  2.27 実測値: C; 67.07、H;9.38、N“  
2.19 H−NMR(500!、lHz、 CDCβ3+  T
i、lS、  27℃) δ:0.879  (6)1
.  t、  、J=13.3 Hz、  C)I3X
2)1151.39  (62H,m、  CH2X3
1)1.566  (2H,m、  3’ −CH2)
1.830  (LH,dd、  I41.7. 12
.7 Hz、  tl−3aax)1.882  (3
H,s、  NHCOCH3)1.955. 1.97
5. 2.080. 2.141  (12H,all
 s。
0COCH,X4) 2.047  (2H,m、  6 CH2)2.19
7  (2H,m、  2’ −CL )2449  
(LH,dd、  J=4.9. 12.8 Hz、 
 H−3aeq )3.482  (IH,dd、  
J=4.8. 9.9 fiz、  H−1)3.66
8  (Ill、  dd、  J=4.4. 9.9
 Hz、  H−1’ )3.692  (3H,s、
  C00IJ13− )3.972 (LH,cld
、  J=2.4. 10.4 Hz、  H−6a 
)4.032 (IH,da、  J=8.2. 12
.3 Hz、  H−9a)4.111 (IH,cl
d、  J=10.4. 20.7 Hz、  H−5
a )4.492 (ltl、  dt、  J=4.
6. 9.5 Hz、  H−2)4.755  (1
8,cod、  J=2.4. 12.3 Hz、  
H−9’ a )5.116 (LH,dt、  J=
4.9. 10.9 Hz、  H−4a )5.21
3 (LH,td、  J=2.9. 8.4 Hz、
  H−8a)5.368 (LH,dd、  J=2
.6. 3.3 Hz、  tl−7a)5.540 
(LH,dd、  J=7,0. 15.4 Hz、 
 H74>5.632  (LH,d、  J−10,
3tlz、  NH)5.721  (LH,t、  
J=6.0 Hz、  H−3)5.916 (1)1
.  dt、  J=7.2. 15.4 Hz、  
H−5)6.235 (LH,(]、  J=8.4 
H2,Nfl )?、43 8.04 (DH,m、 
 C6H5C0)実施例2 化合物(5)(!vi−ナトリウム、AC=Cニアセチ
ルの製造 化合物(3) 250.5 mg (0,204mmo
le )をテトラヒドロフラン(THF>6 mj!に
溶解し、lN−NaOH1,47+t+j! (1,4
7mmole )を加え、室温で89時間反応させた。
反応終了後、反応液にCDCβ3+ 0 mb、!、I
eO)l 10 mfおよびYi、IC−GEL:0D
S60人20mfを加え、減圧乾固した。得られた残渣
をYMC−GEL :ODS  60人200mAOカ
ラムにつめ、水2flで洗浄した。次にM e OHて
溶出し、化合物(5)の粗粉末269.2mgを得た。
このものをClIC歪、/メタノール/l(2[1= 
10/10/1の溶液2mlに溶解し、セファデックス
(Sephadex)  LH−20400mftにて
ゲル濾過(溶出溶媒: C1(Cβ3/メタノール−1
/1)L、化合物(5)を163.5mg (83,2
%)得た。
化合物(5)の物理恒数 TLC:  ClICβ3/メタノール/1120 =
 1015/1・Rf=0.51 [α]。−18,6° (Cs0.66ピリジン中)1
467 、1132 、1036 元素分析、理論値(Cs3H9J2D+ +Na ・2
.2820)C;  63.47、 H;10.39、
N  ;  2.79 実測値:C; 63.17、)I ; 10.1、N 
 ;  2.80 ’H−N>、IR(500MHz、 CDCk 3 /
CD30D= 1 / 1 、  TMS。
27℃) δ 0.889 (6)1.  t、  d=7.o Hz
、  CLx2)1、23 1.40  (62N、 
 m、  CH2X31)1.600  (3)1. 
 m、  3’−Ct12)1−3aax )2.01
5  (2H,q、  J=7.1  Hz、  6−
ロH2)2.044  (3日、  s、  NHCO
[:H3)2.198 (21(、dt、  J=1.
8. 7.71(z、  2’ −CI(2)2.80
7  (LH,dd、  J=4.2. 12.3 H
z、  H−3aeq )3.959  (IH,m、
  H−2)4.390  (LH,m、  fl−3
)5.423  (IH,dd、  J=5.9. 1
5.4 Hz、  H−4)5.709  (IH,d
td、  J=7.0. 15.4. 1.5 Hz、
  H−5)実施例3 化合物(6)(M=ナトリウム、Ac=アセチル基)の
製造 化合物(4) 202.5 mg (0,165mmo
le )をTHF5mlに溶解し、lN−Na081.
19 mj!  (1,19mmole )を加え、室
温で17時間反応させた。反応終了後、反応液に CH
CL  10 mA、メタノールlomAおよびYニー
IC−GEL : ODS 60人16mj!を加え、
減圧乾固した。得られた残渣をY :、+ c−G E
 L:0DS60人200mj2のカラムにつめ、水2
βで洗浄後、メタノールで溶出した。化合物(6)の粗
粉末142.9n+gを得、これをn−へキサンにて洗
浄し、化合物(6)116.1mg (73,1%)を
得た。
化合物(6)の物理恒数 TLC:  C11Cj2. /メタノール/)120
 = 10/7/1;Rf=0.39 [α]o   35.8° (Cs0.49ピリジン中
)1、672 2、031 2、183 2、395 5、401 5、752 (LH,t、 J=12.8 Hz、  H−3aax
 )2.09 (2)1. m、  6−CI(2)(
3H,s、  λlIc0けし) (2H,m、 2’ −CTo ) < 1)1. [][l、 J=5.1.13.2 )
+2. H−3aeQ >(LH,dd、 J=5.1
.15.4 Hz、 H−4)(IH,dtd、 J=
6.9.15.8.1.5Hz、 +(−5>1467
 、1131  、1029 元素分析:理論値(C53H99N201 +\’a 
・2.21120) :C・ 63.47、 H;10
.39、N  ;  2.79 実測値:C; 63.17、H;10.11、N ・ 
 2,69 ’H−Ni、IR(500!、lHz、 CDC41!
 3 /CD30C= 1 / 1 、  TM327
℃) δ:

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、 R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わし、R^
    2又はR^3の一方は次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子
    を表わす。) で示される基であり、他方は−COOR^5(ただし、
    R^5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)
    で示される基である。〕 で表わされるシアロシルセラミド類。
  2. (2)請求項1に記載のシアロシルセラミド類を製造す
    る方法であって、 式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表
    わし、R^2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わす。) で示される化合物を、式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
    化合物とグリコシデーション反応させることを特徴とす
    る方法。
  3. (3)請求項1に記載のシアロシルセラミド類を製造す
    る方法であって、 (イ)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表
    わし、R^2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わす。) で示される化合物( I )を、式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
    化合物(II)とグリコシデーション反応させ、式(III
    ): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、R^1又はR^2の一方は、次式:▲数式、
    化学式、表等があります▼(III) (ただし、Bzはベンゾイル基である。) で示される基であり、他方は−COOR^3(R^3は
    低級アルキル基を表わす。)である。〕で示される化合
    物(III)を得、次いで (ロ)前記化合物(III)を脱アシル化する、ことを特
    徴とする方法。
JP2329089A 1989-02-01 1989-02-01 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法 Pending JPH02202895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2329089A JPH02202895A (ja) 1989-02-01 1989-02-01 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2329089A JPH02202895A (ja) 1989-02-01 1989-02-01 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02202895A true JPH02202895A (ja) 1990-08-10

Family

ID=12106472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2329089A Pending JPH02202895A (ja) 1989-02-01 1989-02-01 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02202895A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5438125A (en) * 1991-03-06 1995-08-01 Nippon Zoki Pharmaceutical Co., Ltd. Sialic acid derivatives

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5438125A (en) * 1991-03-06 1995-08-01 Nippon Zoki Pharmaceutical Co., Ltd. Sialic acid derivatives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6345293A (ja) シアロシルセラミド類及びその製造方法
HU196818B (en) Process for producing syalinic acid derivatives
JPH0525152A (ja) 3−dpa−ラクトンの製造法
US4880572A (en) Un-natural ceramide related compounds and preparation thereof
US5264567A (en) GM3 analogous compound
US4751290A (en) Sialosylcerebrosides
JPH02202895A (ja) 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法
JPH01125394A (ja) シアロシルグリセロリピッド類及びその製造方法
Colombel et al. Synthesis and immunological evaluation of fluorinated α-C-galactosylceramide analogs
KR960015107B1 (ko) 시알로실 글리세리드 및 그의 제조 방법
US4774327A (en) N-glycolylneuraminic acid derivative
US5380829A (en) Thioglycoside analogs of gangliosides
JPS62207247A (ja) 光学活性不飽和アミノアルコール誘導体の新規な製法
JPH02145596A (ja) 活性エステル基を持つシタル酸誘導体
JPH02292295A (ja) エトポシドの製造方法
JPS6314792A (ja) NeuAcα2→9NeuAc糖供与体
JPH02157240A (ja) 新規なスフィンゲニン及びその誘導体
JPS62129292A (ja) 生物活性を発現するリピドa単糖類縁体
JP2560250B2 (ja) 天然型スフィンゴシン類の製造方法とその合成中間体
JPH01100147A (ja) 光学活性マロン酸エステル誘導体
JPS62129293A (ja) 親水性のリピドa単糖類縁体
JPH02209885A (ja) アミド結合したシアロシルグリセロリピッド
JPS61172867A (ja) リピドaの非還元側サブユニツトの類縁化合物
Numata et al. GM 3 analogous compound
JP2753353B2 (ja) シアロシルコレステロールのアナログ体及びその製造方法