JPH02202895A - 非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法 - Google Patents

非天然型シアロシルセラミド類及びその製造方法

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JPH02202895A
JPH02202895A JP2329089A JP2329089A JPH02202895A JP H02202895 A JPH02202895 A JP H02202895A JP 2329089 A JP2329089 A JP 2329089A JP 2329089 A JP2329089 A JP 2329089A JP H02202895 A JPH02202895 A JP H02202895A
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JP2329089A
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Hideji Fujita
秀司 藤田
Mamoru Sugimoto
守 杉本
Masayoshi Ito
伊藤 正善
Tomoya Ogawa
智也 小川
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Original Assignee
Mect Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なシアロシルセラミド類及びその製造方法
に関する。
〔発明の背景〕
哺乳動物細胞の糖脂質(グリコリピド)はスフィンゴシ
ンという長鎖アミノアルコールに脂肪酸がアミド結合し
たセラミドという脂質構造にグルコース、ガラクトース
、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサ
ミン、フコース、シアル酸などの糖が種々の組み会わせ
てグリコシド結合したもので、いわゆるスフィンゴ糖脂
質といわれる範囲に属する。このうち、シアル酸を有す
るものを特にガングリオシドという。
これらの化合物は一般にその大部分が細胞膜2分子層の
外画分子層に局在し、最近の研究によれば細胞における
認識や情報の受容と応答レセプター機能、分化、細胞の
増殖、悪性変化、行動などにおいて、重要な役割を果し
ているものと考えられている。
従って、細胞膜成分としてのガングリオシド系糖脂質の
役割及び機能を解明することは、上記の各役割の解明!
ことって重要であり、腫瘍マーカーや分化誘導能を有す
る細胞の分子マーカーなどとして有用な化合物又はその
中間体の開発につながる。
ところで、本件出願人は天然型のセラミド類を出発物質
として製造したシアロシルセラミド類について出願(特
願昭62−85354号)し、ガングリオシド系糖脂質
の細胞膜成分としての役割及び機能について検討した。
本発明においては、非天然型のセラミド類を出発物質と
して製造したシアロシルセラミド類について、その細胞
膜成分としての役割、機能を検討するものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は新規なシアロシルセラミド類及びそれら
の製造方法を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明は、 形式: 〔ただし、 R1はアシル基(AC)又は水素原子を表わし、R2又
はR3の一方は次式: (ただし、R4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子を
表わす。) で示される基であり、他方は−COOR5(ただし、R
5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)で示
される基である。〕で表わされるシアロシルセラミド類
、 (2)上記(1)に記載のシアロシルセラミド類を製造
する方法であって、 式(I): (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
化合物とグリコシデージョン反応させることを特徴とす
る方法、及び (3)上記1に記載のシアロシルセラミド類を製造する
方法であって、 (イ)  式(I) : (ただし、R1はアシル基(八c)又は水素原子を表わ
し、R2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。) で示される化合物を、式(■): NHcOc2*L7 HO\/べ、パ\/C・・H・・ δB2 (II) (ただし、R1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わ
し、R2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。) で示される化合物(1)を、式(■):NflCOC2
=H47 (n) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
化合物(II)とグリコシデージョン反応させ、式(■
): (ロ) 前記化合物(III)を脱アシル化する、こと
を特徴とする方法、 に関するものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明のシアロシルセラミド類は一般式〔ただし、R1
又はR2の一方は、次式:(ただし、Bzはベンゾイル
基である。)で示される基であり、他方は−COOR3
(R3は低級アルキル基を表わす。)である。〕で示さ
れる化合物(III)を得、次いで〔ただし、 R1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わし、R2又
はR3の一方は次式: %式% (ただし、R4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子を
表わす。) で示される基であり、他方は−CDOR5(ただし、R
5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)で示
される基である。〕で示される。
R1としては、アセチル基が挙げられる。
R5として示される低級アルキル基としては、メチル基
やエチル基などが挙げられる。一方、アルカリ金属とし
ては、ナトリウム、カリウムなどが好ましい。
上記化合物は、例えば以下のスキーム1で示されるよう
にして製造される。
まず、化合物(1)(ただし、式中、Xはハロゲン原子
を表わし、Rは低級アルキル基を表わし、八cはアシル
基を表わす、、)と、化合物(2)(ただし、式中、B
zはベンゾイル基を表わす。)とをグリコシデージョン
反応させることにより、化合物(3)及び(4)を得る
化合物(1)は、クーン(Kuhn)  らの方法rC
hem。
Berl、99,611〜617 (1966)参照〕
に従ってN−アセチルノイラミン酸メチルエステルパー
アセテートから調製することができる。
一方、化合物(2)は、一般に以下のスキーム2に従っ
て調製される。
スキ N1ICFIC2,lL7 化合物 (11) ↓ 化合物 Oり 、1L7NllCOC2,、lL。
′==V−C・・11・・−聞゛\7ノ<、/全〉−/
”訓・・1j2 化合物 0;D              化合物 
(2)十 N11[:lc、、、、1147 化合物 化合物(2)の出発物質である化合物Ql)は、スキー ム3〜5に従ってD グルコースから製造するこ とができる。
オニル) 化合物(25)へ 化合物(32) N11COC2311,7 4°0\ノド/\/−0・・ N11COC2311,7 (1)化合物(21)の製造 触媒の存在下、D−グルコースを処理することにより、
化合物(21)が得られる。触媒としては、例えば、2
nCβ2を使用することができる。また、溶媒としては
、ベンズアルデヒドを使用することができる。この反応
は約6時間〜約36時間の撹拌反応、好ましくは12時
間の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り5℃
〜約50℃で行うことができ、好ましくは室温である。
(2)化合物(22)の製造 前記化合物(21)をNa104で処理することによっ
て、化合物(22)が得られる。溶媒としてはメタノー
ルあるいは50%メタノール水溶液を使用することがで
きる。反応は約1時間〜約8時間の撹拌反応、好ましく
は4時間の撹拌反応;ご行うことがてきる。反応温度は
約り0℃〜約50℃、好ましくは室温である。
(3)化合物(23)の製造 前記化合物(22)とCzLmP 9(ph)、+  
HBr Gとを反応させて、化合物(23)が得られる
触媒としては、ブチルリチウムまたはフェニルリチウム
を使用することができる。溶媒としてはTHFまたはへ
キサンを使用することができる。反応は約0.5時間〜
約24時間の撹拌反応、好ましくは20時間の撹拌反応
で行うことができる。反応温度は約−30℃〜約−15
℃、好ましくは一20℃である。
(4)化合物(24)の製造 前記化合物(23)をメチルスルホニル(!、1s)化
して、化合物(24)が得られる。溶媒としてはピリジ
ンを使用することができる。反応時間は約2時間〜約3
0時間、好ましくは20時間である。反応温度は約り℃
〜約25℃で、好ましくは20℃である。
(5)化合物(25)の製造 前記化合物(24)を脱アセクール化することにより、
化合物(28)が得られる。この反応における触媒とし
ては、塩酸、p−)ルエンスルホン酸、またはアンバー
リスト15を使用することができる。溶媒としてはメタ
ノールまたはエタノールを使用することができる。この
反応は約5時間〜約15時間の撹拌反応、好ましくは8
時間の撹拌反応で行うことができる。
反応温度は約り0℃〜約80℃、好ましくは65℃であ
る。
(6)化合物(26)の製造 前記化合物(25)とエチルビニルエーテル(Etoc
H=c)I)  とを反応させることにより、化合物(
26)が得られる。触媒としては、ピリジニウムp−)
ルエンスルホネートを使用することができる。溶媒とし
てはジクロロメタン、ジクロロエタンまたはクロロホル
ムを使用することができる。この反応は約0.5時間〜
約24時間の撹拌反応、好ましくは1時間の撹拌反応で
行うことができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ま
しくは20℃である。
(7)化合物(27)の製造 前記化合物(26)をアジド化して、化合物(27)が
得られる。溶媒としてはDMFを使用することができる
。この反応は約1日〜約6日の撹拌反応、好ましくは4
日の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り0℃
〜約120℃、好ましくは110℃である。
(8)化合物(28)の製造 前記化合物(27)を水素化することにより、化合物(
28)が得られる。この水素化の方法としては、NaB
t(4による還元やリンドラ−触媒存在下の水素添加な
どで行うことができる。
NaBH4を用いる還元の溶媒としてはエタノールまた
はイソプロピルアルコールを使用することができる。こ
の反応は約1日〜約6日の撹拌反応、好ましくは2日の
撹拌反応で行うことができる。また、反応温度は一般に
還流温度である。
反応では、リンドラ−触媒による水素添加温度は約り℃
〜約30℃、好ましくは20℃である。
この反応は水素気圧として1〜4気圧、好ましくは1気
圧である。
(9)化合物(29)の製造 前記化合物(28)とりグツセリン酸(C23H47C
00H)  とを反応させて、化合物(29)が得られ
る。溶媒としてはジクロロメタン、クロロホルムまたは
ジクロロエタンを使用することができる。この反応は約
0.5時間〜約13時間の撹拌反応、好ましくは1時間
の撹拌反応で行うことができる。反応温度は一般に還流
温度である。
σO化合物(30)の製造 前記化合物(29)の保護基を脱離して、化合物(30
)が得られる。この反応における触媒としては、アンバ
ーリスト15またはp−)ルエンスルホン酸を使用する
ことができる。溶媒としてはジクロロメタン−メタノー
ル、クロロホルム−メタノールまたはTHF−メタノー
ルを使用することができる。この反応は約5時間〜約2
4時間の撹拌反応、好ましくは21時5間の撹拌反応で
行うことができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ま
しくは20℃である。
αD 化合物(31)の製造 前記化合物(30)をアセチル化することにより、化合
物(31)および(32)が各々単離される。この反応
の溶媒としてはピリジンを使用することができる。この
反応は約1時間〜約10時間の撹拌反応、好ましくは2
時間の撹拌反応で行うことができる。反応温度は約り℃
〜約30℃、好ましくは20℃である。
αつ 化合物0υの製造 前記化合物(31)を脱アセチル化することにより、化
合物αBが得られる。この反応における触媒としては、
NaOCH3を使用することができる。溶媒としては、
メタノール−THF、メタノール−ジクロロメタンを使
用することができる。この反応は約0.5時間〜約5時
間の撹拌反応、好ましくは2時間の撹拌反応で行うこと
ができる。反応温度は約り℃〜約30℃、好ましくは2
0℃である。
化合物02)は化合物Ql)をトリチル(Tr)化する
ことにより得られる。トリチル化反応は、例えば、ピリ
ジン中ジメチルアミノピリジン(DMAP)存在下トリ
チルクロライドなどのトリチル化剤を使用して行なわれ
る。
化合物03)は、化合物aつをベンゾイル(Bz)化す
ることによって得られる。このベンゾイル化反応は、例
えばピリジン中DMAP存在下ベンゾイルクロライドな
どの試薬を使用して行なわれる。
化合物(2)は、化合物αJを脱トリチル化することに
より得られる。反応は、例えばジクロルメタン(CH2
CL ) /メタノーJl/ (?、IeOH,)など
の溶媒中、p−)ルエンスルホン酸(Ts、0ff)な
どの酸の存在下に行なわれる。なお、副生物としてベン
ゾイルが転位した化合物αりが得られるが、このものは
通常の方法で化合物(2)と分離される。
前記化合物(1)と化合物(2)とのグリコシデージョ
ン反応は、例えばt(gBr2、)Ig (CN) 2
、シルバートリフレート等のグリコシデージョン触媒を
使用し、ジクロロエタン、ジクロロメタン、テトラヒド
ロフラン、クロロホルム、ニトロメタン、テトラヒドロ
フランとクロロホルムとの混合溶媒などの溶媒中、20
〜200時間、0℃〜100℃で行なわれる。
このようにして化合物(3)及び(4)が得られ、つい
で、カルボン酸エステルがアルカリ金属の塩に変えられ
る(化合物(5)及び(6))。この変換は、一般に例
えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフランなど
の溶媒中、アルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化す)
 IJウムなどの水溶液で処理することによって行なわ
れる。
上記化合物(3)〜(6)は全て新規化合物である。
〔有用性〕
化合物(3)〜(6)は、腫瘍マーカー、分化誘導能を
有する細胞の分子マーカーとして、あるいはこれらの合
成中間体として有用である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例)こより更に詳細に説明する。
参考例1゜ 化合物021の製造 化合物0υ5.5678 g (8,5mmole )
 、D!vlAP 1.038 g (8,5mmol
e )およびトリチルクロライド3.5544g (1
−2,75mmole )をピリジン85m1中、60
℃のオイルバス上で9時間反応させた。反応液を減圧乾
固し、残渣:こ八C0Etを加え、不溶物を濾去後、濾
液を減圧乾固した。淡黄色粉末8.42 gを得、この
ものをクロマトグラフ精製(メルク社、キーゼルゲル(
Kiesel Ge1)60;421g、ヘキサン/エ
チルアセテート9/1)L、化合物Q2)5.63g 
(74,1%)を得た。
化合物α2の物性値 TL(:  :  ヘキサン/エチルアセテ−)−3/
IRf=0.27 1490 、1468 、1449 、702[α]D
0.97° (C=1.03クロロホルム中)元素分析
二理論値(C6,H97NO2) : C;82.10
、H;10.95、 N;1.57 実測値: c; 81.91、H;11.0ON;  
 1.54 H−N1.IR(500:+Itlz、  CDCβ3
  /CD30D= 9/1 、  TλIS。
27℃) δ: 0.880  (6H,t、  J=7.0 Hz、 
 CH3x2)1.17〜1.3+  (62H,m、
  [:N2X31)1.56〜1.62 (2H,m
、  3’ −CH2)1.971 (2H,[11,
J=7、O,Hz、  6 CH2)2.173 (2
fl、  t、  J=7.7 Hz、  2 ’ −
CH2)3.276 (11(、dd、  J=4.0
. 9.5 Hz、  1−H)3.328 (IH,
dd、 J=4.5.9.5 Hz、  1 ’ −H
)3.980 (lfl、 dd、 J=4.4. 9
.0 )1z、 2−)l )4.315 (LH,t
、  J=5.5 Hz、  3−H)5.360 (
lft、  dd、 J=5.6. 15.4 Hz、
 4−H)5.686 (LH,dt、  J=7.0
. 15.4 Hz、  5−fl )7、22−7.
45 ’(15H,m、  C6HsX3 )参考例2 化合物Q31の製造 化合物Q2)、1.7849 g (2mmole )
 、ベンゾイルクロライド0.54 mjl!  (6
+n+nole )およびDMAPo、 2443 g
 (2mmole )をピリジ720+y+j!中、室
温で32.5時間、反応させた。反応後、反応液を減圧
濃縮し、残留物jごヘキサンを加え、ヘキサン不溶物を
濾去し、濾液を減圧乾固した。残渣をクロマトグラフ精
製(メルク社キーゼルゲル60;191g、ヘキサン/
エチルアセテート−19/1)し、化合物α■を無色油
状物として1.9469 g(97,7%)得た。
化合物03)の物性値 TLC:  ヘキサン/エチルアセテート−17/3゜
Rf=0.26 IRv、naXcm−’ :  2918.2850.
1720.1646.1449.1269、705 [α]。+5.54° (C=1.53クロロホルム中
)元素分析:理論値(Ce8H+o+NO<)  : 
C; 81.96.11;10.22、N;1.41 実測値: C; 81.72、H;10.32N” 1
35 ’H−N1.IR(500λiHz、 CDCβ3. 
Tl、Is、  24℃)δ:0.878 (,6)1
. t、 J=7.ON2. CH3X2)1.10−
1.33 (62H,m、 CH2X31)1.41〜
1.48 (2H,m、  3’  CH2)1.93
5  (2H,Q、  J=7.0  Hz、  6−
ロH2)1.97〜2.09 (21(、m、  2’
  CH2)3.289 (2H,d、 J=3.7 
N2.1−CH2)4.37〜4.41  (IH,m
、  2−H)5.414 (LH,dd、 J=6.
6.15.4 Hz、 4−H)5.79〜5.87 
 (3H,m、  N)l、  5−H,3−H)7.
20−7.98  (20t(、m、  C5HsX4
 )参考例3 化合物(2)の製造 化合物α3H,7469g (1,753mmole 
)とpトルエンスルホン酸0.3344g  (1,7
53mmole )とをCH2Cj! 2 / LIe
OH= 9 / 1溶液35mj!中室温で6時間反応
させた。反応液を減圧乾固し、残渣をクロマトグラフ精
製(1回目:メルク社キーゼルゲル60. 160 g
 ; CHCj!3/MeOH80/1.2回目:メル
ク社キーゼルゲル60゜120g;ヘキサン/エチルア
セテート−3/1)し、化合物(2)0.8057g 
(60,9%)および化合物QN0.3050g (2
3,1%)を得た。
化合物(2)はエタノールから再銘晶し、無色柱状晶と
して得た。
化合物(2)の物性値 TLC:  ヘキサン/エチルアセテート=2/1Rf
−018 1545、1470、1269、707[α]、−19
,34° (C=1.01クロロホルム中) 元素分析°理論値(C−9Hst\04  ・1/3 
H2O>C;77.42、H:11.71、 N;  1.84 実測値’ C: 77.55、tl;11.53、N・
 182 HNMR(+00MHz、CDCi 3/CD30D=
9/1.  T’:IS、  27℃)δ: 0.880 (6H,t、 J=6.8 Hz、 CH
3x2)1.12−1.40 (62H,m、  CH
2x31)1.411.52 (2H,m、  3 ’
  CH2>2.052 (2H,q、 J=7.0 
Hz、 6−C1(2)2.092.20 (2H,m
、  2 ’ (H2)3.65:+ (2Hd、 J
=4.8 Hz、 I CH2)4.20−4.28 
(IH,m、 2H)5523 (IHcod、 J=
7.7.15.4 Hz、 4−tl )5.641 
 (LH,t、  J=7.3 Hz、  3−H)5
.913 (IH,dt、  J=7.2. 15.4
 Hz、  5−tt )6528  (11(、d、
  J=9.2 Hz、  hH)7.33−8.04
  (5tl、  m、  C6H5)mp :  7
1〜72℃ 化合物04)の物性値 TLC・ ヘキサン/エチルアセテート−2/1゜Rf
=0.40 1547  、1466  、1273  、1188
[α]n   O,69° (C=1.02クロロホル
ム中)元素分析:理論値(C49H87NO,・4/7
 H2O)C;76.98、 H;11.62  、N
;   1.83 実測値: C; 77.28、H;11.21、N; 
  1.55 ■−犯IR(500!、IHz、 CDCβ3+  T
MS、  27℃) δ:0.880  (3H,t、
  J=7.1 Hz、  Cf13)0.921  
(3H,t、  J□7.5 H2,CH3)1.21
1.45  (62ft、  m、  CH2X 31
)1.401.62  (2H,m、  3’   C
H2)2.015 (2H,q、  J−7,0Hz、
  6−Cf12)2.337 (2H,t、  J=
7.5 H2,2’−CH2)4.184.35(4H
,m、  1−C)+2. 2 H,3H)5.511
  (IH,dd、  J=6.4. 15.6 Hz
、  4−H)5.784 (ltl、  dt、  
J=7.1. 15.4 flz、  5−H)6.5
92  (1N、  d、  J=7.7 Hz、  
λiH)7.421.78  (5H,m、  Ce)
Is )実施例1 化合物(3)及び(4)(R−メチル基1.Ac−アセ
チル基)の製造 化合物(2) (X= tl!、 R=メチル基、Ac
−アセチル基)  509.9mg (1mmole 
) 、l(gBr2360.4mg (1mmole 
) 、Hg(CN)2252.6+ng (1mmol
e )およびモレキュラーシーブス4 A 0.5 g
にCHCj2310m1を加え、50℃のオイルバス上
で2時間撹拌した。これを室温まで冷却した後、化合物
(1)829、7mg (1,1mmole )を加え
、同温度で800時間反応せた。TLCで化合物(2)
が残存していたので更に化合物(1) 678.8 m
g (0,9mmole )を加え、引き続き22時間
反応させた。
反応液をセライト濾過し、濾液を減圧乾固した。
得ちれた残渣をクロマトグラフ精製(メルク社製キーゼ
ルゲル60:119g、)ルエン/アセトン−4/1)
L、化合物(3)と(4)の混合物、1.02g(83
,1%)得た。このものを再度クロマトグラフ精製(ワ
コーゲル(Wako Ge1)  C−300:34、
5 g、  CHCji’+ /MeOH= 99/ 
1 ) シ、化合物(3) 401.1mg(32,7
%)及び化合物(4)(Rメチル基、AC=Cニアセチ
ル  313.0mg (25,5%)を得た。
(1)化合物(3)の物理恒数 TLC: CHCA3 /メタノール=40/1;Rf
=0.19 [αコ。−11,45° (C=0.87クロロホルム
中) IRνmax cm−’ : 2920.2850.1
748.1657.1539.1452.1368.1
221、元素分析:理論値(C69H114N20+6
 ) : C; 67Jl、H・ 936 、 N;2
.28 実測値: C; 67.22、H;9.33、N・  
216 ’H−NMR(500MHz、CDfJ43. TMS
、  27℃)660.879 (6tl、  t、 
 J=6.8 H2,CH3X2)1.10−1.40
 (62fl、 m、  CH2X31)1501.0
6 (2ft、  m、  CH2−3’ )1863
 (3H,s、  八HCOCH3)1954 (LH
,t、  I42.5 Hz、  H−3aax)2.
016. 2.027. 2,041. 2.105 
(12fl、  all s。
0COCH3x 4) 2.575 (LH,cld、 J=4.8. 12.
8 Hz、’  H−3aeq )3381 (ltl
、  dd、  J=3.8. 9.3 )1z、  
H−1)3714 (LH,dd、  J=5.1. 
12.5 Hz、  H−9a)3.794 (3H,
S、  C00Ch)3.856 (LH,dd、 J
=6.8.9.3 Hz、 H−1’ )3.996 
(LH,cld、 J=10.6.18.91(z、 
H−5a)4.030 (LH,dd、 J=2.0.
 10.6 Hz、 H−6a)4.067 (LH,
dd、 J=2.6.12.5 Hz、  fl−9’
 a)4.44  (IH,m、  2−H)4.86
3  (IH,cldd、  J=4.8. 10.5
. 12.8 Hz、  H−4a)5.121  (
IH,d、  J=9.1 Hz、  N)I )5.
139  (1)1.  ddd、  J=2.6. 
5.1. 8.4 Hz  H−8a)5.252  
(LH,dd、  J=2.0. 8.4 Hz、  
H−7a)5.471  (LH,dd、  J=7.
L  15.4 flz、  H−4)5.665  
(IH,t、  J=6.2 Hz、  H−3)5.
842  (LH,dt、  J=7.2. 15.4
 Hz  fl−5)5.851  (LH,6,J=
9.5 Hz  Nft )7.43−8.07  (
5H,m、  C5tlsCO)(2)化合物(4)の
物理恒数 TLC:  CHIJ!3 /メタノールー40/1;
Rf=0.32 [α]、−20.63° (C−0゜59クロロホルム
中) IRν、aXam−’ +  2920  、2850
.1747  、1663 . 1227  、1036 ・′A)I20) H;9.37 . 1537  、1369  、 元素分析:理論値(C69H114N20+6C;  
67.02、 N  ;  2.27 実測値: C; 67.07、H;9.38、N“  
2.19 H−NMR(500!、lHz、 CDCβ3+  T
i、lS、  27℃) δ:0.879  (6)1
.  t、  、J=13.3 Hz、  C)I3X
2)1151.39  (62H,m、  CH2X3
1)1.566  (2H,m、  3’ −CH2)
1.830  (LH,dd、  I41.7. 12
.7 Hz、  tl−3aax)1.882  (3
H,s、  NHCOCH3)1.955. 1.97
5. 2.080. 2.141  (12H,all
 s。
0COCH,X4) 2.047  (2H,m、  6 CH2)2.19
7  (2H,m、  2’ −CL )2449  
(LH,dd、  J=4.9. 12.8 Hz、 
 H−3aeq )3.482  (IH,dd、  
J=4.8. 9.9 fiz、  H−1)3.66
8  (Ill、  dd、  J=4.4. 9.9
 Hz、  H−1’ )3.692  (3H,s、
  C00IJ13− )3.972 (LH,cld
、  J=2.4. 10.4 Hz、  H−6a 
)4.032 (IH,da、  J=8.2. 12
.3 Hz、  H−9a)4.111 (IH,cl
d、  J=10.4. 20.7 Hz、  H−5
a )4.492 (ltl、  dt、  J=4.
6. 9.5 Hz、  H−2)4.755  (1
8,cod、  J=2.4. 12.3 Hz、  
H−9’ a )5.116 (LH,dt、  J=
4.9. 10.9 Hz、  H−4a )5.21
3 (LH,td、  J=2.9. 8.4 Hz、
  H−8a)5.368 (LH,dd、  J=2
.6. 3.3 Hz、  tl−7a)5.540 
(LH,dd、  J=7,0. 15.4 Hz、 
 H74>5.632  (LH,d、  J−10,
3tlz、  NH)5.721  (LH,t、  
J=6.0 Hz、  H−3)5.916 (1)1
.  dt、  J=7.2. 15.4 Hz、  
H−5)6.235 (LH,(]、  J=8.4 
H2,Nfl )?、43 8.04 (DH,m、 
 C6H5C0)実施例2 化合物(5)(!vi−ナトリウム、AC=Cニアセチ
ルの製造 化合物(3) 250.5 mg (0,204mmo
le )をテトラヒドロフラン(THF>6 mj!に
溶解し、lN−NaOH1,47+t+j! (1,4
7mmole )を加え、室温で89時間反応させた。
反応終了後、反応液にCDCβ3+ 0 mb、!、I
eO)l 10 mfおよびYi、IC−GEL:0D
S60人20mfを加え、減圧乾固した。得られた残渣
をYMC−GEL :ODS  60人200mAOカ
ラムにつめ、水2flで洗浄した。次にM e OHて
溶出し、化合物(5)の粗粉末269.2mgを得た。
このものをClIC歪、/メタノール/l(2[1= 
10/10/1の溶液2mlに溶解し、セファデックス
(Sephadex)  LH−20400mftにて
ゲル濾過(溶出溶媒: C1(Cβ3/メタノール−1
/1)L、化合物(5)を163.5mg (83,2
%)得た。
化合物(5)の物理恒数 TLC:  ClICβ3/メタノール/1120 =
 1015/1・Rf=0.51 [α]。−18,6° (Cs0.66ピリジン中)1
467 、1132 、1036 元素分析、理論値(Cs3H9J2D+ +Na ・2
.2820)C;  63.47、 H;10.39、
N  ;  2.79 実測値:C; 63.17、)I ; 10.1、N 
 ;  2.80 ’H−N>、IR(500MHz、 CDCk 3 /
CD30D= 1 / 1 、  TMS。
27℃) δ 0.889 (6)1.  t、  d=7.o Hz
、  CLx2)1、23 1.40  (62N、 
 m、  CH2X31)1.600  (3)1. 
 m、  3’−Ct12)1−3aax )2.01
5  (2H,q、  J=7.1  Hz、  6−
ロH2)2.044  (3日、  s、  NHCO
[:H3)2.198 (21(、dt、  J=1.
8. 7.71(z、  2’ −CI(2)2.80
7  (LH,dd、  J=4.2. 12.3 H
z、  H−3aeq )3.959  (IH,m、
  H−2)4.390  (LH,m、  fl−3
)5.423  (IH,dd、  J=5.9. 1
5.4 Hz、  H−4)5.709  (IH,d
td、  J=7.0. 15.4. 1.5 Hz、
  H−5)実施例3 化合物(6)(M=ナトリウム、Ac=アセチル基)の
製造 化合物(4) 202.5 mg (0,165mmo
le )をTHF5mlに溶解し、lN−Na081.
19 mj!  (1,19mmole )を加え、室
温で17時間反応させた。反応終了後、反応液に CH
CL  10 mA、メタノールlomAおよびYニー
IC−GEL : ODS 60人16mj!を加え、
減圧乾固した。得られた残渣をY :、+ c−G E
 L:0DS60人200mj2のカラムにつめ、水2
βで洗浄後、メタノールで溶出した。化合物(6)の粗
粉末142.9n+gを得、これをn−へキサンにて洗
浄し、化合物(6)116.1mg (73,1%)を
得た。
化合物(6)の物理恒数 TLC:  C11Cj2. /メタノール/)120
 = 10/7/1;Rf=0.39 [α]o   35.8° (Cs0.49ピリジン中
)1、672 2、031 2、183 2、395 5、401 5、752 (LH,t、 J=12.8 Hz、  H−3aax
 )2.09 (2)1. m、  6−CI(2)(
3H,s、  λlIc0けし) (2H,m、 2’ −CTo ) < 1)1. [][l、 J=5.1.13.2 )
+2. H−3aeQ >(LH,dd、 J=5.1
.15.4 Hz、 H−4)(IH,dtd、 J=
6.9.15.8.1.5Hz、 +(−5>1467
 、1131  、1029 元素分析:理論値(C53H99N201 +\’a 
・2.21120) :C・ 63.47、 H;10
.39、N  ;  2.79 実測値:C; 63.17、H;10.11、N ・ 
 2,69 ’H−Ni、IR(500!、lHz、 CDC41!
 3 /CD30C= 1 / 1 、  TM327
℃) δ:

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、 R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表わし、R^
    2又はR^3の一方は次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^4はベンゾイル基(Bz)又は水素原子
    を表わす。) で示される基であり、他方は−COOR^5(ただし、
    R^5は低級アルキル基又はアルカリ金属を表わす。)
    で示される基である。〕 で表わされるシアロシルセラミド類。
  2. (2)請求項1に記載のシアロシルセラミド類を製造す
    る方法であって、 式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表
    わし、R^2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わす。) で示される化合物を、式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
    化合物とグリコシデーション反応させることを特徴とす
    る方法。
  3. (3)請求項1に記載のシアロシルセラミド類を製造す
    る方法であって、 (イ)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、R^1はアシル基(Ac)又は水素原子を表
    わし、R^2は低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わす。) で示される化合物( I )を、式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、Bzはベンゾイル基を表わす。)で示される
    化合物(II)とグリコシデーション反応させ、式(III
    ): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、R^1又はR^2の一方は、次式:▲数式、
    化学式、表等があります▼(III) (ただし、Bzはベンゾイル基である。) で示される基であり、他方は−COOR^3(R^3は
    低級アルキル基を表わす。)である。〕で示される化合
    物(III)を得、次いで (ロ)前記化合物(III)を脱アシル化する、ことを特
    徴とする方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5438125A (en) * 1991-03-06 1995-08-01 Nippon Zoki Pharmaceutical Co., Ltd. Sialic acid derivatives

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5438125A (en) * 1991-03-06 1995-08-01 Nippon Zoki Pharmaceutical Co., Ltd. Sialic acid derivatives

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