JPH02202862A - シアノアクリル酸エステル類の製法 - Google Patents

シアノアクリル酸エステル類の製法

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JPH02202862A
JPH02202862A JP2237789A JP2237789A JPH02202862A JP H02202862 A JPH02202862 A JP H02202862A JP 2237789 A JP2237789 A JP 2237789A JP 2237789 A JP2237789 A JP 2237789A JP H02202862 A JPH02202862 A JP H02202862A
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JP
Japan
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reaction
ketones
catalyst
acid ester
acid
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JP2237789A
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English (en)
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Yoshiyuki Takeda
竹田 義行
Shiro Furukawa
古川 志郎
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシアノアクリル酸エステル類の製法に関するも
のであり、詳しくは、医薬及び農薬の中間体となり得る
3、3−ジ置換−2−シアノアクリル酸エステルを高収
率で製造するための方法に関するものである。
(従来技術及び発明が解決しようとする問題点)3.3
−ジ置換−2−シアノアクリル酸エステルの製法として
、ケトン類とシアノ酢酸エステルとを触媒の存在下、生
成水を留去しながら反応させる方法が知られている(ネ
ー7エナーデル反応)。
例えば、JAC8(ジャーナルオブザアメリカンケミカ
ルソサイアテイ)、59.2327−2330(193
7)には、ケトン類と前記エステルを無溶媒又は不活性
溶媒中、アセトアミド、酢酸アンモニウム、酢酸ピペリ
ジン、酢酸トリエチルアミンよりなる触媒の存在下、1
25℃の温度で5時間、反応を行なう方法が開示されて
いる。
また、JAC863,3452−3456(1941)
には、ケトン類と前記エステルをベンゼン溶媒中、酢酸
アンモニウムに過剰量の酢酸を加えた触媒の存在下、浴
温130=、160℃に加熱し、水を共沸親水しつつ反
応を行なう方法が開示されている。更に、JOC(ジャ
ーナルオブオーがニック ケミストリイ)15,381
−390(1950)及びC、R、Hel)t、 S 
eancesA cad、 S ci、 (コート ラ
ブイス エブドマデールスデセアーンス ド ラア力デ
ミ デシャーンス)236.736−738(1951
)には、ケトン類と前記エステルをケトンに対して0.
8モル倍の酢酸を加えたベンゼン又はトルエンm媒中、
共沸脱水条件下で酢酸アンモニウム触媒を3〜5回、分
割添加して反応を行なう方法が開示されている。
しかしながら、本発明者らがこれらの方法を追試したと
ころ、いずれも原料ケトン類の反応率が70%以下と低
く、生成物と未反応原料との分離が難しい−L1反応内
容も不安定であり再現性が劣る欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは上記実情に霞み、ネー7エナーデル反応に
より3,3−ジ置換−2−シアノアクリル酸エステルを
再現性よく、高収率で製造するための方法につき鋭意検
討した結果、触媒として酸を併用しない場合に限って、
反応温度を80℃以下とし、減圧下、生成水を留去しつ
つ反応を進行させることにより、本発明の目的が達成さ
れることを見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、ケトン類(但し、アセトン
を除く)とシアノ酢酸エステルとを酢酸のアンモニウム
塩、アミン塩又はアセトアミドである触媒の存在下反応
させて3,3−ジ置換−2−シアノアクリル酸エステル
を製造するに当り、反応系内に酸を添加することなく、
20〜80℃の温度で、しかも生成水を留去しながら反
応を行なうことを特徴とするシアノアクリル酸エステル
類の製法に存する。
以下、本発明の構成につき詳細に説明する。
本発明で原料となるケトン類としては、通常下記[11
式: %式%[11 (式中、RI及びR2はCIへ76のアルキル基を表わ
し、また、R’ とR2は環を形成するアルキレ一 一 ン基でもよい。但し、R1とR2が同時にメチル基であ
ることはない。) で示される化合物が挙げられる。R1とR2の両者がメ
チル基であるアセトンの場合は、副反応が着しく多く、
本発明の反応には適さない。これらケトン類の具体例と
しては、例えばメチルエチルケトン、メチルブチルケト
ン、メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、エチルブ
チルケトン、エチルプロピルケトン、ジプロピルケトン
、ジプチルケトン、シクロヘキサノンなどが挙げられる
一方、シアノ酢酸エステルとしては、通常下記[IT、
]式: (式中、R3はC1へ・4のアルキル基を表わす)で示
される化合物であり、その具体例としては、例えばシア
ノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、シアノ酢酸n−プロ
ピル、シアノ酢酸1so−ブチルなどが挙げられる。
上述のケトン類とシアノ酢酸エステルとの反応は平衡反
応であるため、生成する水を留去しながら反応を行う必
要がある。本発明で原料となるケトン類は水と共沸する
ため、本発明では、通常過剰量のケトン類を溶媒を兼ね
て用い、生成する水をケトン類とともに留去する方法が
望ましい。従って、ケトン類の使用量は、例えばシアノ
酢酸エステルに対して1.3〜10モル倍、好ましくは
1.5〜5モル倍である。なお、有機溶媒を用いてもよ
いが、この場合の有機溶媒としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジブチルエーテ
ル、アニソール等の反応に対して不活性な炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、エーテル類等が挙げられる。これら
溶媒の使用量は、通常反応成分に対して0 、5−u 
5重量倍である。
本発明で用いる触媒は酢酸のアンモニウム塩、アミン塩
又はアセトアミドであり、これらの触媒はネー7エナー
ゲル反応の触媒として公知のものである。しかし、本発
明ではこれらの触媒に酸触媒を併用してはならない。も
し、酸触媒を併用した場合には、本発明で目的とする効
果は得られない。酢酸のアミン塩としては通常下記[1
ff]式:(式中、Ra、R1)及t/R011水17
11又1ic、〜4のアルキル基を表わし、更にRaと
Rl)は環を形成するアルキレン基でもよい) で示される第1級ないし第3級アミンの塩である。
触媒の使用量は、通常シアノ酢酸エステルに対し0.0
1へ・0.5モル倍、好ましくは0.1へ・0.5モル
倍である。
本発明では、上述の触媒を用いてケトン類とシアノ酢酸
エステルを反応させ3,3−ジ置換−2−シアノアクリ
ル酸エステルを製造するが、本発明においては、反応温
度を20〜80℃とすることが必要であり、好ましくは
50〜75℃とすることが望ましい。反応温度が本発明
の範囲よりも高い場合には、目的とするシアノアクリル
酸エステル類を高収率で得ることができず、逆に低い場
合には、反応速度が極端に遅くなるので実用的ではない
また、本発明の反応圧力は反応温度の選定により必然的
に決められる。すなわち、本発明の場合、系内の水を留
去しながら反応を行なう必要があるため、反応温度にお
いて水が共沸する圧力を採用する必要があるためである
。従って、反応圧力は反応温度及び反応混合物の組成な
どにより異なるが、通常100〜760 nunHg、
好ましくは250〜700mmHHの範囲から選ばれる
本発明の反応を実施するには、通常頂部にコンデンサー
及び抜出しラインを備えた撹拌容器に、所定量の原料及
び触媒、必要に応じて有機溶媒を仕込み、撹拌下、前記
温度にて水が留去する条件下の圧力に調節して反応を行
うことができる。なお、反応時間は通常i −v i 
o時間程度である。
反応終了後の混合物は、常法に従って混合物を蒸留する
ことにより、目的とする3、3−シ置換−2−シアノア
クリル酸エステルを回収することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、ケトン類とシアノ酢酸ニステア− ルとから公知のネー7エナーデル反応に上り3。
3−ジ置換−2−シアノアクリル酸エステルを製造する
に際し、反応温度及びこれに対応する圧力を選定するこ
とにより、70%以ーLの高収率で目的化合物を安定し
て製造することができる6(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載
に限定されるものではない。
実施例1 ジエチルケトン1 7 2.3g(2.0モル)、シア
ノ酢酸エチル1 1 3.1g(1.0モル)及び酢酸
アンモニウム1 8.1g(0.2 3 5モル)を仕
込み、300+++IIIHgまで減圧し、70〜75
℃で共沸蒸留し、分液する水を抜出しつつジエチルケト
ンを還流した。水の溜出は3時間で終了した。
冷却後、水洗して触媒を除き、lスクロマトグラフイー
で分析したところ、シアノ酢酸エチルの反応率は96%
、3,3−ジエチル−2−シアノアクリル酸エチルの収
率は82%であり、組成物を蒸留後の収率は74%であ
った。
実施例2〜5 実施例1と同様にして、他のケトンとエステルの反応を
行ない、下記表1に示す結果を得た。表中、反応率及び
収率は原料エステル仕込量に対する比率を示す。
比較例1 実施例1において、反応を常圧上沸点で実施し、水−ジ
エチルケトン共沸混合物を92〜・297℃で溜出させ
、水を抜き出し、分液するノエチルケトンを還流した。
その結果、反応率は72%、収率54%で、この組成物
の蒸留後の3,3−ジエチル−2−シアノアクリル酸エ
チル収率は39%であった。
比較例2 実施例1において、仕込液中にベンゼン150m1及び
酢酸15g(0,25モル)を添加し、反応温度98〜
104℃で実施した。反応率は68%、収率28%で、
組成物を蒸留後の生成物の収率は10%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケトン類(但し、アセトンを除く)とシアノ酢酸
    エステルとを酢酸のアンモニウム塩、アミン塩又はアセ
    トアミドである触媒の存在下反応させて3,3−ジ置換
    −2−シアノアクリル酸エステルを製造するに当り、反
    応系内に酸を添加することなく、20〜80℃の温度で
    、しかも生成水を留去しながら反応を行なうことを特徴
    とするシアノアクリル酸エステル類の製法。
JP2237789A 1989-01-31 1989-01-31 シアノアクリル酸エステル類の製法 Pending JPH02202862A (ja)

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