JPH02202527A - 静電気防止剤 - Google Patents

静電気防止剤

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JPH02202527A
JPH02202527A JP2355489A JP2355489A JPH02202527A JP H02202527 A JPH02202527 A JP H02202527A JP 2355489 A JP2355489 A JP 2355489A JP 2355489 A JP2355489 A JP 2355489A JP H02202527 A JPH02202527 A JP H02202527A
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JP
Japan
Prior art keywords
antistatic agent
organopolysiloxane
metal
metal compound
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2355489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Mizuhiro
水弘 洋司
Seisuke Yamanaka
成介 山中
Takashi Soga
孝史 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd filed Critical Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Priority to JP2355489A priority Critical patent/JPH02202527A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂用帯電防止剤に関する。
従来の技術 合成樹脂用静電防止剤としては種々の化合物が開発され
実用化されてきた。その代表的例は界面活性剤であり、
これが内添または、表面処理用として用いられてきた。
界面活性剤はその疎水性基を合成樹脂側に親水性基を外
表面に向けて配向するため、合成樹脂表面に吸水性の導
電性膜を形成して、発生した静電気を逃すことにより帯
電防止作用を発現する。
しかしながら、界面活性剤は合成樹脂表面に吸水性の層
を形成するため、その表面にべとつきを生じ、ブロッキ
ングや滑り難さの原因となり易い。
従って、合成樹脂繊維等の処理のごとく、帯電性と同時
に平滑性を必要とする用途にあっては、さらに平滑性付
与のI;め、無機粉末等を内添もしくは表面付与する必
要があった。しかしながら無機粉末を併用し得る用途は
極めて限られている。平滑性を付与するための別の方法
としてはシリコーン油(ジメチルポリシロキサン等)等
の平滑剤を併用する方法であるが通常のシリコーン油は
静電気発生能が非常に大きいからこれをベースとする処
理剤に対しては従来の界面活性剤では、十分な静電気防
止作用が達成されない場合が多々経験されている。
一方、オルガノポリシロキサン金属化合物自体は公知で
あり、多くはオルガノポリシロキサン組成物の熱安定性
を改良する目的で用いられている。
この様な例は例えば特公昭51−24377号公報、特
公昭36−6189号公報および特公昭43−1630
4号公報等に記載されているが、いずれもオルガノポリ
シロキサン金属化合物の静電気防止能について言及して
いない。
発明が解決しようとする課題 本発明は合成樹脂に用いて優れた静電気防止能を有し、
かつ平滑性に対しても悪影響を有さす、加えてシリコー
ン油等とも均一に混合し、かつ静電気防止能を発現し得
る静電気防止剤を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明はオルガノポリシロキサン金属化合物を主成分と
する合成樹脂用静電気防止剤およびこれに更に金属石け
んを配合した静電気防止剤を提供する。
本発明に用いられるオルガノポリシロキサン金体であっ
て末端ヒドロキシ基の少なくとも一個が金属と結合また
は配位したものである。これらの化合物は前述のごとき
公告公報に記載された公知の化合物である。最も一般的
なすルガノポリシロキサン金属化合物は一般式: で表わされる。式中、R,、R,およびR1は同一また
は異なってもよい炭化水素基である。本発明にとって好
ましい炭化水素基は側鎖を有することもある飽和または
不飽和のアルキル基;フェニル基Wのアリール基;ベン
ジル基等のアラルキル基;シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基等が例示されるがメチル基、エチル基等の低
級アルキル基、特にメチル基を主とする化合物が好まし
い。
Mは金属原子、好ましくは2〜4価の金属原子、例えば
鉄、チタン、セリウム、ジルコニウム、モリブデン、コ
バルト等であり、特にセリウムにおいて好結果が得られ
る。金属原子は分子中にO01〜5!i量%、特に0.
2〜3重量%含まれるのが好ましい。
式中、nはオルガノポリシロキサンの重合度を示し、好
ましくは2〜lO1より好ましくは3〜5の数である。
mは、金属原子の価数であり、好ましくは2〜4である
。オルガノポリシロキサン金属化合物の粘度は使用態様
によって異なるが内添用では50〜300cs/20℃
;表面処理用では1O−100cs/20℃が好ましい
本発明合成樹脂用静電気防止剤はさらに金属石けん、特
に長鎖脂肪酸の金属石けんを含んでいてもよい。この処
方は特に外部表面処理用として有用である。
長鎖脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイン
酸、エイコ酸、エルカa%lJ/−ル酸、リルン酸、リ
シノール酸、アビエチン酸等の他、側鎖を有するもので
あってもよい。
金属石けんを形成する金属原子は、2価以上の金属原子
、例えばカルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜
鉛等が好ましい。もちろんこれらに限定されるものでは
ない。これらの金属石けんは、合成樹脂の平滑性に寄与
し、静電気の発生を抑制する。
金属石けんの配合量はオルガノポリシロキサン金属化合
物100重量部当り好ましく゛は20重量部以下、より
好ましくは10重量部以下である。
本発明静電気防止剤は更に他の成分、例えば従来静電気
防止剤として用いられていた各種界面活性剤や平滑性を
付与するために用いられてきた鉱物油、シリコーン油等
、エポキシ変性シリコーン油等を配合してもよい。さら
にこれを溶剤型外部表面処理剤として用いるときは、上
記成分を溶解するための有機溶剤、例えば脂肪酸炭化水
素系、芳香族炭化水素系、アルコール系、ケトン系、エ
ーテル系、エステル系等の各種溶剤の単独または混合溶
剤を用いてよく、あるいは、上記化合物を乳化型または
可溶化型外部表面処理に用いるときは、乳化または可溶
化用の界面活性剤および必要ならば溶剤を併用してもよ
い。
本発明静電気防止剤は、内部添加用としであるいは外部
表面処理用として用いてもよい。
内添用として用いるときは、防止剤中のオルガノポリシ
ロキサン金属化合物含量は30〜100重量%が適当で
ある。これをオルガノポリシロキサン金属化合物の合成
樹脂に対する配合量が好ましくは1〜20重量%、より
好ましくは1−10重量%となるように用いる。
表面処理用として用いるときは静電気防止剤中のオルガ
ノポリシロキサン金属化合物含量は5〜50重量%程度
が適当であり、表面付着量は、オルガノポリシロキサン
金属化合物含量として対合成樹脂表面積当りO,l=1
g/+1”程度が適当であ本発明静電気防止剤は、例え
ばポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアセ
タール、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリゾロピ
レン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂に混練し、これを、
スレート、パイプ、波板、繊維、フィルム、シート等各
種成形材料に成形する。或は予め成形したものに付着さ
せて使用する。
以下、実施例をあげて説明する。
実施例1 市販の塩化ビニル樹脂粉末(電気化学部、一般用)10
0部に対し、可塑剤(大へ化学製、ジオクチルフタレー
))20部及びシリコーンセリウム化合物(セリウム含
i1.7重量%、粘度100cs)t。
部をロール混練した後、細断しペレット状にする。
これをプレス成型し、表面抵抗測定試料とした。
比較例として、シリコーンセリウム化合物を用いないで
ロール混練し、プレス成型した試料を調製した。両者の
表面抵抗を表=1に示す。
表1 表面抵抗二表面伝導度計にて測定 48時間調湿後(20°C×65%RH)実施例2(繊
維用処理剤) 市販のポリウレタン弾性繊維(140de)をノルマル
ヘキサンを溶剤として超音波洗浄により脱脂し、ノーオ
イル糸とする。このノーオイル糸を表2に示す処理剤で
処理し、静電特性を測定した。
(以下、余白) 表中表示 鉱物油:流動パラフィングレード、40〜80秒ジメチ
ルシリコーン:lO〜50cs 水溶性シリコーン:ポリエーテル変性シリコーン粘度5
00〜3000cs 可溶化剤ニジオクチルフタレート等のエステル類金属5
最ニステアリン酸AL。
本発明品A:セリウム含量1.7重量%、粘度:1Oc
s20℃ 本発明量B:セリウム含!1.7重量%、粘度: 10
0cs20℃ 評価法 表面抵抗 *対プラスティック 直径50mm、厚さ5mmに圧縮成型した試料を20°
C×65%RHで48時間調湿後、表面伝導度計を使用
して測定した。
*対繊維 給油糸59を20°C×65%RHで48時間調湿後繊
維表面伝導度計で測定した。
土茎朋 給油糸で九編地を作製し、オネストメーターにセットす
る試料台を11000rpで回転させながら、試料に4
秒間10000ボルトの電圧をかけ、初期電圧を停止後
、試料に誘起された電圧が半減するまでの時間を測定し
た。
この時間(半減期)が短いほど、導電性が優れているこ
とを示す。
実施例の様に、本発明成分はプラスチック等の内部添加
においても、又繊維剋理剤として表面塗布した場合でも
、静電気防止効果に優れる事が認められる。
発明の効果 本発明によると従来の界面活性剤にみられるブロッキン
グや滑り難さの問題が解消し、かつシリコーン油等とも
配合可能な静電気防止剤を得ることができる。
特許出願人松本油脂製薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オルガノポリシロキサン金属化合物を主成分とする
    合成樹脂用静電気防止剤。 2、オルガノポリシロキサン金属化合物が一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、R_1、R_2およびR_3は同一または異な
    ってもよい炭化水素基、MはFe、Ti、Zr、Ceお
    よびMoから選ばれる金属、nは2〜10の数およびm
    はMの価数を示す]で表わされる化合物である請求項1
    に記載の静電気防止剤。 3、オルガノポリシロキサン金属化合物および金属石け
    んを主成分とする合成樹脂静電気防止剤。
JP2355489A 1989-01-31 1989-01-31 静電気防止剤 Pending JPH02202527A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075233A (ja) * 1973-11-05 1975-06-20
JPS5545772A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Nippon Seika Kk Abrasion-resistant coating composition having antistatic effect
JPS5915183A (ja) * 1982-07-13 1984-01-26 日本板硝子株式会社 帯電防止性を有するプラスチツク製透視窓

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075233A (ja) * 1973-11-05 1975-06-20
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JPS5915183A (ja) * 1982-07-13 1984-01-26 日本板硝子株式会社 帯電防止性を有するプラスチツク製透視窓

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