JPH0220203Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0220203Y2
JPH0220203Y2 JP9159485U JP9159485U JPH0220203Y2 JP H0220203 Y2 JPH0220203 Y2 JP H0220203Y2 JP 9159485 U JP9159485 U JP 9159485U JP 9159485 U JP9159485 U JP 9159485U JP H0220203 Y2 JPH0220203 Y2 JP H0220203Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
packing
vacuum chamber
flange
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9159485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS623558U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9159485U priority Critical patent/JPH0220203Y2/ja
Publication of JPS623558U publication Critical patent/JPS623558U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0220203Y2 publication Critical patent/JPH0220203Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は溶鋼等の真空精錬設備のランス振動緩
和及びランス挿入口の完全シールを図つたランス
の支持装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の真空精錬設備のランス支持装置に関して
は「実開昭57−150545号公報溶融金属の減圧精錬
装置」の図面の一部に開示されている。
この従来技術を第3図及び第4図により説明す
る。
第3図において、溶鋼20を入れた取鍋15の
上部に上蓋16、上部槽17、排気筒18及びシ
ール部24より構成された真空槽14を配設し、
ランス1の先端を溶鋼20内に浸漬し、粉体吹込
口19より粉体を吹き込み、溶鋼20を強撹拌し
真空精錬を行う。
粉体は粉体吹込装置22から配管11、ランス
1を通り、キヤリヤーガスによつて粉体吹込口1
9から溶鋼20内に吹込まれる。
ランス1は真空槽14上部のシール部24開口
部25より挿入され、該ランス1の上部に設けて
いるフランジ13を介し該真空槽14上部のフラ
ンジ12により支持される。
なお、ランス1支持方法及びシール方法につい
て、第4図に基いてさらに詳述する。
真空槽フランジ12に設置されたランス1は該
ランス1振動防止のためランスフランジ13の上
面より押付装置7により押付けられ固定される。
該押付装置7は軸9を中心にして揺動するレバ
ー23及び駆動シリンダ8により構成され、レバ
ー23先端でランスフランジ13を押付ける。
ランス1と真空槽14開口部25との隙間のシ
ールは開口部内周面にパツキン溝を2段に設け、
該パツキン溝内にパツキン2を嵌挿し、該パツキ
ン2内周面をランス1外周面に接触させ真空槽1
4内への外気侵入を防止する。
なお、21はランス1を昇降させるためのラン
ス昇降装置である。
(考案が解決しようとする問題点) ランスフランジ13を真空槽14上部フランジ
12に押付装置7で強く押しつけ、ランス1を支
持するわけであるが、粉体吹込口19から溶鋼2
0内に粉体を吹込み、溶鋼20を強撹拌するた
め、ランス1に溶鋼撹拌流等による衝撃力が働
く。
ランス1を強く固定し支持しているためランス
1上部のフランジ13取付部には非常に大きな曲
げ応力が発生し、さらに真空槽14シール部24
が振動する問題点が生じる。
また、ランスフランジ13の押付力を弱める
と、ランス1自体の振動が一段と大きくなる。
振動が大きくなると真空槽14の鉄皮に無理な
力が働き鉄皮を破損させたり、ボルトのゆるみ、
脱落等による機器の損傷などのトラブルが生じ
る。
なお、シール部24においても、下段のパツキ
ン2が溶鋼20からの輻射熱をまともに受け、該
パツキン2が焼損する。
さらに、ランス1が昇降する際、パツキン2の
シール面を摺動可能に設けているので、パツキン
2をランス1外周面にあまり強く押し付けられ
ず、真空槽14内への外気の侵入を完全にシール
することができない。
また、ランス1交換の場合シール部24開口部
25より該ランス1を引き抜くわけであるが、ラ
ンス1先端に付着した地金によりパツキン2を疵
付ける場合が多い。
(問題点を解決するための手段) 本考案はランス1の挿入用開口部25を有した
真空槽14の上面にリング状のパツキン座6を設
け、該パツキン座6に溝27を形成し、該溝27
内に弾性体のパツキン2を嵌挿し、該パツキン2
上にランスフランジ4を着座させ、ランス1を支
持し、かつ、該ランス1の上端に設けたランスヘ
ツド10の上面を押付装置7で押付け、パツキン
2を押付け可能とするランスの支持装置である。
(作 用) 本考案は、弾性体のパツキン2にランスフラン
ジ4を着座させ、ランス1を支持し、該パツキン
2を押付装置7により適正な力で押付けることに
より、溶鋼撹拌流等によるランス1にかかる衝撃
力を弾性体のパツキン2で緩和し、かつ振動発生
を防止する。
さらに、パツキン2の上面にフランジ4を着座
させ、押付装置7によりシート面26を押付ける
ので完全なシールができる。
また、真空槽14外部にパツキン2を設けてい
るので溶鋼等の輻射熱を受けず、パツキン2の交
換が容易にできる。
(実施例) 図示の実施例に基づき、本考案を説明する。
第1図は本考案を適用した真空槽のランス支持
装置の縦断面図、第2図は第1図のa部詳細図で
ある。
第1図においては真空槽14上部のランス1の
挿入用開口部25の周縁上面にリング状のパツキ
ン座6を設け、該パツキン座6に設けた溝27内
にゴムでできた弾性体のパツキン2を嵌挿し、パ
ツキン押さえ3により該パツキン2を固定する。
パツキン2及びフランジ4のシート面26はラ
ンスフランジ4が挿入し易くシール効果が最良に
なるよう本実施例では約60度のテーパーを持たせ
ている。
なお、シート面26はランス1の構造等により
テーパー角度を変えたり、シート面26をフラツ
トにする場合もある。
パツキン座6の溝27の内周はパツキン2のつ
ぶし代を大きくとるため本実施例では開放してい
る。
つぶし代があまり必要でなかつたり、ランス構
造等が変わつたりした場合は溝27の内周を解放
しないこともあり得る。
以上のように設けたパツキン2のシート面26
上にランスフランジ4を着座させ、パツキン2に
よりランス1を支持する。
さらに、ランス1の振動防止及びパツキン2の
シール効果を持たせるため、該ランス1をランス
ヘツド10を介し押付装置7により押しつける。
該押付装置7は軸9を中心にして揺動するレバ
ー23及び駆動シリンダ8により構成され、レバ
ー23先端でランスヘツド10上面を押付ける。
なお、押付装置7のランス1への押付力はパツ
キン2の弾性がある程度残る適正な押付力に設定
される。
以上のようにして、パツキン2上に支持された
ランス1は弾性支持されるため、溶鋼強撹拌によ
り、溶鋼流からランス1が受ける衝撃力を緩和で
き、振動も防止できる。
考案者が従来技術のランス1の固定支持方法と
本考案によるランス1の弾性支持方法との比較実
験を行つた結果によるとランス1に働く力が従来
技術の約1/3に低減でき、振動も殆んどなくなつ
た。
なお、シール方法についても、パツキン2のシ
ート面26を押付装置7及びランス1の自重によ
り押付け、完全に密着させているので完全なシー
ルができる。
さらに真空槽14外にパツキン2を設け、かつ
第2図に示すよう開口部25とランス1との隙間
からパツキン2の位置をずらしているため該隙間
からの溶鋼等の輻射熱を直接受けないのでパツキ
ン2の焼損事故を防止できる。
なお、第1図の11は吹込粉体供給用の配管、
第2図の5はパツキン押さえ用ボルトである。
(考案の効果) 本考案は弾性体のパツキン2でランス1を弾性
支持しているため、溶鋼強撹拌による溶鋼流から
受ける衝撃力を該パツキン2により緩和でき、振
動も防止できる。
そのため、ランス1に働く力が大巾に軽減で
き、ランス直径を小さくできランス1のコストを
大巾に削減できる。
さらに、振動が殆んどないため真空槽14の鉄
皮に無理な力が働くこともないので鉄皮の破損事
故もなくなり、かつ、振動によるボルトのゆる
み、脱落等による機器損傷などのトラブルもなく
なる。
シール効果もパツキン2のシール面26を完全
に密着させることができるので真空槽14内への
外気侵入を防止でき、溶鋼の精錬品質が大巾に向
上できるとともに、真空ポンプ(図示せず)の容
量を軽減できる。
また、パツキン2を真空槽14外に設置してい
るため、溶鋼等からの輻射熱による該パツキン2
の焼損事故がなくなり、パツキン寿命が大巾に向
上し、かつパツキン2の交換も容易に行なえる。
このように本考案のランスの支持装置の効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したランスの支持装置の
縦断面図、第2図は第1図のa部詳細図、第3図
は従来技術のランス支持装置を備えた減圧精錬装
置の縦断面図、第4図は第3図のb部詳細図であ
る。 1はランス、2はパツキン、3はパツキン押さ
え、4はフランジ、6はパツキン座、7は押付装
置、10はランスヘツド、14は真空槽、25は
開口部、26はシート面、27は溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランスの挿入用開口部を有した真空槽の上面に
    リング状のパツキン座を設け、該パツキン座に溝
    を形成し、該溝内に弾性体のパツキンを嵌挿し、
    該パツキン上にランスフランジを着座させ、ラン
    スを支持し、かつ、該ランスの上端に設けたラン
    スヘツドの上面を押付装置で押付け、パツキンを
    押付け可能とすることを特徴とするランスの支持
    装置。
JP9159485U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0220203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9159485U JPH0220203Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9159485U JPH0220203Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS623558U JPS623558U (ja) 1987-01-10
JPH0220203Y2 true JPH0220203Y2 (ja) 1990-06-01

Family

ID=30647624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9159485U Expired JPH0220203Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0220203Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0637215Y2 (ja) * 1988-09-21 1994-09-28 カヤバ工業株式会社 フロントフォーク

Also Published As

Publication number Publication date
JPS623558U (ja) 1987-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0138105B1 (ko) 가스 유통체
AU719331B2 (en) Panelized spray-cooled furnace roof
JPH0220203Y2 (ja)
CA2314676A1 (en) Packing system for valves
US4040612A (en) Blast pipe assembly for the bottom plate of a converter or furnace for refining metals
JP3873467B2 (ja) 密封装置
JPH0216847Y2 (ja)
KR100635089B1 (ko) 플랜지 누수를 방지하기 위한 장치 및 방법
JP3029561B2 (ja) ランス挿入孔シール装置
JPH065013Y2 (ja) スライディングノズルプレートのガス洩れ防止構造
US5410565A (en) Furnace, in particular an electric furnace, for treating liquid metal
CN219347323U (zh) 一种中高频感应炉炉衬防护装置
JPS644872B2 (ja)
KR900000086B1 (ko) 전로 배가스 처리장치의 스커어트 시일장치
KR100292470B1 (ko) 감압정련로시스템
JPS5917891Y2 (ja) 溶融金属真空処理容器
CA1203180A (en) Closure seal for high pressure vessel
JP2573394Y2 (ja) 炉体構造
US4521001A (en) Apparatus for removing gases from molten metal, especially molten aluminum
JP3873468B2 (ja) 密封装置
JPS6241189Y2 (ja)
JPS6220255B2 (ja)
US4768755A (en) Blast-furnaces in the region of the pouring apertures
JP3054363B2 (ja) ガスケット
JPH073855U (ja) 低圧鋳造装置用スト−ク管取付構造