JPH0220134Y2 - - Google Patents
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- JPH0220134Y2 JPH0220134Y2 JP7448585U JP7448585U JPH0220134Y2 JP H0220134 Y2 JPH0220134 Y2 JP H0220134Y2 JP 7448585 U JP7448585 U JP 7448585U JP 7448585 U JP7448585 U JP 7448585U JP H0220134 Y2 JPH0220134 Y2 JP H0220134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- master cylinder
- valve body
- control valve
- hydraulic pressure
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のブレーキ系統に用いられる
マスタシリンダに係わり、より詳しくは液圧制御
弁を備えたタンデム型マスタシリンダに関するも
のである。
マスタシリンダに係わり、より詳しくは液圧制御
弁を備えたタンデム型マスタシリンダに関するも
のである。
(従来の技術)
従来、自動車の2系統式ブレーキに用いられる
タンデム型マスタシリンダとしては、前、後輪ブ
レーキを所定液圧に制御する液圧制御弁機構を一
体的に備えたタイプのものが知られている。その
一例を述べれば、例えば液圧制御弁機構に、大径
部および小径部を有する段付ピストンと、該段付
ピストンの大径部よりも小径で段付ピストンの小
径部よりも大径の作動ピストンとを互いに当接さ
せて摺動可能に挿嵌し、段付ピストンに、マスタ
シリンダの一室と後輪ブレーキ側とを連通させる
連通路を形成するとともに、該段付ピストンの摺
動に伴い前記連通路を開閉する弁を設け、段付ピ
ストンの一端に、後輪ブレーキへの液圧とスプリ
ングによる付勢力とを作用させ、かつ、作動ピス
トンの一端に前輪ブレーキへの液圧を作用させる
ように構成したもの(例えば特開昭54−23876号
公報)がある。
タンデム型マスタシリンダとしては、前、後輪ブ
レーキを所定液圧に制御する液圧制御弁機構を一
体的に備えたタイプのものが知られている。その
一例を述べれば、例えば液圧制御弁機構に、大径
部および小径部を有する段付ピストンと、該段付
ピストンの大径部よりも小径で段付ピストンの小
径部よりも大径の作動ピストンとを互いに当接さ
せて摺動可能に挿嵌し、段付ピストンに、マスタ
シリンダの一室と後輪ブレーキ側とを連通させる
連通路を形成するとともに、該段付ピストンの摺
動に伴い前記連通路を開閉する弁を設け、段付ピ
ストンの一端に、後輪ブレーキへの液圧とスプリ
ングによる付勢力とを作用させ、かつ、作動ピス
トンの一端に前輪ブレーキへの液圧を作用させる
ように構成したもの(例えば特開昭54−23876号
公報)がある。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、この種の液圧制御弁を備えたマ
スタシリンダにおいては、前輪側ブレーキ系統の
パイプが破損したりしてブレーキ系統が失陥した
際には、作動ピストンに作用する力をゼロにする
ことで、液圧制御弁の補償機能を液圧制御にて行
つていたので、マスタシリンダおよび液圧制御弁
とは別個の油圧回路を必要とすること、作動ピス
トンを組付けるためのスペースを必要とすること
等から大型化することになつていた。
スタシリンダにおいては、前輪側ブレーキ系統の
パイプが破損したりしてブレーキ系統が失陥した
際には、作動ピストンに作用する力をゼロにする
ことで、液圧制御弁の補償機能を液圧制御にて行
つていたので、マスタシリンダおよび液圧制御弁
とは別個の油圧回路を必要とすること、作動ピス
トンを組付けるためのスペースを必要とすること
等から大型化することになつていた。
本考案は上記問題点を解消するもので、その目
的は、コンパクトな液圧制御機能を備えたマスタ
シリンダを提供することにある。
的は、コンパクトな液圧制御機能を備えたマスタ
シリンダを提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
かかる目的を達成するために本考案にあつて一
対のピストン3,4が摺動可能に嵌挿されるタン
デム型マスタシリンダ本体1に、液圧制御弁24
を接続し、 該液圧制御弁24の弁体35を揺動可能とする
と共に該弁体35に前記マスタシリンダ本体1に
向つて突出する係合部37を設け、 前記弁体35と前記マスタシリンダ本体1との
間に、外周縁部にばね材43を有する板状のスラ
イダ44を、該スライダ44の板面が該弁体35
に対向するように配設し、 該スライダ44に、一端部が該スライダ44の
スライドに従つて前記係合部37に揺動力を付与
し他端部が前記一対のピストンのいずれか一方の
所定ストローク以上の変位動領域に臨む突出部4
5を設け、 前記弁体35と前記マスタシリンダ本体1との
間に、前記スライダ44が移動したときに該スラ
イダ44の両板面がガイドされる一対の相対向す
るガイド壁1,42を設けた構成としてある。
対のピストン3,4が摺動可能に嵌挿されるタン
デム型マスタシリンダ本体1に、液圧制御弁24
を接続し、 該液圧制御弁24の弁体35を揺動可能とする
と共に該弁体35に前記マスタシリンダ本体1に
向つて突出する係合部37を設け、 前記弁体35と前記マスタシリンダ本体1との
間に、外周縁部にばね材43を有する板状のスラ
イダ44を、該スライダ44の板面が該弁体35
に対向するように配設し、 該スライダ44に、一端部が該スライダ44の
スライドに従つて前記係合部37に揺動力を付与
し他端部が前記一対のピストンのいずれか一方の
所定ストローク以上の変位動領域に臨む突出部4
5を設け、 前記弁体35と前記マスタシリンダ本体1との
間に、前記スライダ44が移動したときに該スラ
イダ44の両板面がガイドされる一対の相対向す
るガイド壁1,42を設けた構成としてある。
(作用)
上述の構成により、ブレーキ系の失陥によつて
マスタシリンダ本体1内のピストン2,3が所定
のストローク以上変位動すると、ピストン3がス
ライダ44を介して液圧制御弁24の弁体35を
離座させることになり、液圧制御弁24の油回路
を利用してブレーキ系失陥における補償を行うこ
とができることになる。
マスタシリンダ本体1内のピストン2,3が所定
のストローク以上変位動すると、ピストン3がス
ライダ44を介して液圧制御弁24の弁体35を
離座させることになり、液圧制御弁24の油回路
を利用してブレーキ系失陥における補償を行うこ
とができることになる。
また、スライダ44が移動したときには、スラ
イダ44の両板面が一対のガイド壁1,42によ
りガイドされることから、突出部45の他端部に
作用するピストン3の作用力によつて、スライダ
44がその外周縁部を中心として傾動する虞れは
なくなり、スライダは円滑にスライドすることに
なると共に、ばね材43とスライダ44との接続
部分に応力が集中することがなくなる。
イダ44の両板面が一対のガイド壁1,42によ
りガイドされることから、突出部45の他端部に
作用するピストン3の作用力によつて、スライダ
44がその外周縁部を中心として傾動する虞れは
なくなり、スライダは円滑にスライドすることに
なると共に、ばね材43とスライダ44との接続
部分に応力が集中することがなくなる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を図に基いて説明す
る。
る。
第1図〜第6図において、1は有底筒状をした
タンデム型マスタシリンダ本体で、マスタシリン
ダ本体1内の開口側にはプライマリピストン2
が、底部側にはセカンダリピストン3がそれぞれ
摺動可能に嵌挿されている。プライマリピストン
2とセカンダリピストン3との間には第1加圧室
4が形成され、セカンダリピストン3とマスタシ
リンダ本体1の底部との間には第2加圧室5が形
成されている。第1加圧室4は後述する液圧制御
弁24を介して後輪ブレーキ系に連通しており、
第2加圧室5は後輪ブレーキ系に連通している。
タンデム型マスタシリンダ本体で、マスタシリン
ダ本体1内の開口側にはプライマリピストン2
が、底部側にはセカンダリピストン3がそれぞれ
摺動可能に嵌挿されている。プライマリピストン
2とセカンダリピストン3との間には第1加圧室
4が形成され、セカンダリピストン3とマスタシ
リンダ本体1の底部との間には第2加圧室5が形
成されている。第1加圧室4は後述する液圧制御
弁24を介して後輪ブレーキ系に連通しており、
第2加圧室5は後輪ブレーキ系に連通している。
プライマリピストン2とセカンダリピストン3
との間にはスプリング7が介装されており、セカ
ンダリピストン3のプライマリピストン2に対向
する端面には筒材6の一端部がスプリング7によ
り押圧保持されている。筒材6の筒部はスプリン
グ7の外形に対して緩く嵌まつており、その他端
部はプライマリピストン2側に向つて延びてい
る。筒材6の他端部外周縁にはフランジ部6aが
形成されており、このフランジ部6aの外径はマ
スタシリンダ本体1の内周面の近くまで拡径され
ている。また、セカンダリピストン3とマスタシ
リンダ本体1の底部との間にはスプリング8が介
装されている。
との間にはスプリング7が介装されており、セカ
ンダリピストン3のプライマリピストン2に対向
する端面には筒材6の一端部がスプリング7によ
り押圧保持されている。筒材6の筒部はスプリン
グ7の外形に対して緩く嵌まつており、その他端
部はプライマリピストン2側に向つて延びてい
る。筒材6の他端部外周縁にはフランジ部6aが
形成されており、このフランジ部6aの外径はマ
スタシリンダ本体1の内周面の近くまで拡径され
ている。また、セカンダリピストン3とマスタシ
リンダ本体1の底部との間にはスプリング8が介
装されている。
プライマリピストン2の中央部外周とマスタシ
リンダ本体1との間には第1補給室9が形成され
ており、第1補給室9は、プライマリピストン2
の外周面に保持されたシール材10,11により
液密性が確保されている。セカンダリピストン3
の中央部外周とマスタシリンダ本体1との間には
第2補給室12が形成されており、第2補給室1
2は、セカンダリピストン3の外周面に保持され
たシール材13,14により液密性が確保されて
いる。この第1補給室9は通路15を介して、油
液が貯留されているリザーバタンク16内と連通
し、第2補給室12は通路17を介してリザーバ
タンク16内と連通している。第1加圧室4及び
第2加圧室5も同様に、それぞれ通路18,19
を介して連通している。
リンダ本体1との間には第1補給室9が形成され
ており、第1補給室9は、プライマリピストン2
の外周面に保持されたシール材10,11により
液密性が確保されている。セカンダリピストン3
の中央部外周とマスタシリンダ本体1との間には
第2補給室12が形成されており、第2補給室1
2は、セカンダリピストン3の外周面に保持され
たシール材13,14により液密性が確保されて
いる。この第1補給室9は通路15を介して、油
液が貯留されているリザーバタンク16内と連通
し、第2補給室12は通路17を介してリザーバ
タンク16内と連通している。第1加圧室4及び
第2加圧室5も同様に、それぞれ通路18,19
を介して連通している。
第1図において、20はセカンダリピストン3
のプライマリピストン2側への移動を規制するス
トツプボルト、21はプライマリピストン2のマ
スタシリンダ本体1外への移動を規制する止め輪
である。
のプライマリピストン2側への移動を規制するス
トツプボルト、21はプライマリピストン2のマ
スタシリンダ本体1外への移動を規制する止め輪
である。
マスタシリンダ本体1の側壁には筒状の吐出口
22が突設されており、その吐出口22の内底部
に形成されたスリツト23を介して、吐出口22
内とマスタシリンダ本体1内とが連通している。
この吐出口22には液圧制御弁24が組付けられ
ており、この液圧制御弁24を第2図により説明
すると、25は筒状のハウジングで、このハウジ
ング25の外周側は縮径部26と拡径部27とか
らなつており、該ハウジング25は、縮径部26
を吐出口22の内周に螺合することにより取付け
られている。縮径部26の内周側は段付孔28と
なつており、その段付孔28には、縮径部26先
端に向うに従つて小径部28a、中径部28b、
大径部28cが形成されている。拡径部27の内
周には段付孔29を有する筒状のアダプタ30が
螺合されており、その段付孔29には、ハウジン
グ25の縮径部26から離れるに従つて、大径部
29a、中径部29b、小径部29c、ねじ部2
9dが形成されていて、ねじ部29dには、後輪
ブレーキ系に連通するブレーキパイプ(図示略)
が取付けられる。
22が突設されており、その吐出口22の内底部
に形成されたスリツト23を介して、吐出口22
内とマスタシリンダ本体1内とが連通している。
この吐出口22には液圧制御弁24が組付けられ
ており、この液圧制御弁24を第2図により説明
すると、25は筒状のハウジングで、このハウジ
ング25の外周側は縮径部26と拡径部27とか
らなつており、該ハウジング25は、縮径部26
を吐出口22の内周に螺合することにより取付け
られている。縮径部26の内周側は段付孔28と
なつており、その段付孔28には、縮径部26先
端に向うに従つて小径部28a、中径部28b、
大径部28cが形成されている。拡径部27の内
周には段付孔29を有する筒状のアダプタ30が
螺合されており、その段付孔29には、ハウジン
グ25の縮径部26から離れるに従つて、大径部
29a、中径部29b、小径部29c、ねじ部2
9dが形成されていて、ねじ部29dには、後輪
ブレーキ系に連通するブレーキパイプ(図示略)
が取付けられる。
アダプタ30の中径部29bとハウジング25
の縮径部26内部における小径部28aとにはフ
ランジ付作動ピストン31が摺動可能に嵌挿され
ており、該作動ピストン31はリターンスプリン
グ32によりアダプタ30側に付勢されている。
作動ピストン31のマスタシリンダ本体1側の端
面には弁座33が形成されており、その弁座33
側の端面の受圧面積は作動ピストン31のアダプ
タ30側の端面の受圧面積よりも小さく設定され
ている。作動ピストン31には連通路34が形成
されており、この連通路34の一端は弁座33か
ら縮径部26内部に開口し、その他端は作動ピス
トン31のアダプタ30の端面からアダプタ30
内部に開口している。
の縮径部26内部における小径部28aとにはフ
ランジ付作動ピストン31が摺動可能に嵌挿され
ており、該作動ピストン31はリターンスプリン
グ32によりアダプタ30側に付勢されている。
作動ピストン31のマスタシリンダ本体1側の端
面には弁座33が形成されており、その弁座33
側の端面の受圧面積は作動ピストン31のアダプ
タ30側の端面の受圧面積よりも小さく設定され
ている。作動ピストン31には連通路34が形成
されており、この連通路34の一端は弁座33か
ら縮径部26内部に開口し、その他端は作動ピス
トン31のアダプタ30の端面からアダプタ30
内部に開口している。
ハウジング25の縮径部26内部には、弁体3
5が配されている。この弁体35は円板状をして
おり、この弁体35の周面は滑らかな突面とされ
ている。弁体35の一面側における中央部には、
弁座33に対応する弁部36が形成されており、
弁体35の他面側には、弁体35の軸心と一致す
る筒部37が形成され、この筒部37は弁体35
の周縁部よりも径方向内方に位置している。弁体
35の外径は中径部28bの径よりも大きく且つ
大径部28cの径よりも小さくなつており、弁体
35の一面側における周縁部は、中径部28bと
大径部28cとが形成する段部38に離着座可能
にばね39により付勢されている。弁体35の周
縁部には図示を略す貫通孔が形成されており、弁
体35の周縁部が段部38に着座したときには、
その貫通孔を介して縮径部26の中径部28b内
と大径部28c内とは連通する。
5が配されている。この弁体35は円板状をして
おり、この弁体35の周面は滑らかな突面とされ
ている。弁体35の一面側における中央部には、
弁座33に対応する弁部36が形成されており、
弁体35の他面側には、弁体35の軸心と一致す
る筒部37が形成され、この筒部37は弁体35
の周縁部よりも径方向内方に位置している。弁体
35の外径は中径部28bの径よりも大きく且つ
大径部28cの径よりも小さくなつており、弁体
35の一面側における周縁部は、中径部28bと
大径部28cとが形成する段部38に離着座可能
にばね39により付勢されている。弁体35の周
縁部には図示を略す貫通孔が形成されており、弁
体35の周縁部が段部38に着座したときには、
その貫通孔を介して縮径部26の中径部28b内
と大径部28c内とは連通する。
吐出口22内部において、ハウジング25の縮
径部26先端とマスタシリンダ本体1との間には
スライダ装置40が配置されている。このスライ
ダ装置40は、第4図〜第6図に示すようにリン
グ部41と、該リング部41内周面に設けられる
複数のプレート部42と、リング部41の軸心位
置に複数のばね材43を介して保持されるスライ
ダ44と、該スライダ44に設けられる軸部45
と、からなる。リング部41には複数の係合爪4
6が該リング部41の周回り方向に設けられてお
り、各係合爪46は軸心方向に延びている。この
各係合爪46は縮径部26の先端部外周に係合保
持されると共に各係合爪46及びリング部41は
縮径部26の先端と吐出口22の内底部(マスタ
シリンダ本体1の外周壁)とにより挾持されてい
る。各プレート部42はリング部41の内周面に
等間隔毎に配置されており、その板面は、リング
部41の径方向内方に向うに従つて狭まつてい
る。各ばね材43は蛇腹状に屈曲されてばね性が
確保されており、該各ばね材43はスライダ44
とリング部41内周面とを接続している。スライ
ダ4は略三角板形状をなしており、スライダ44
に外力が作用しないときには、各ばね材43によ
り、スライダ44の板面は各プレート部42の板
面及び吐出口22の内底部に対して平行となり、
そのスライダ44の各角部は各プレート部42の
先端部上に位置する。そして、スライダ44に該
スライダ44の径方向外方に向つて外力が作用し
たときには、スライダ44は各プレート部42と
吐出口22の内底部との間に臨むことになり、ス
ライダ44は両者によりスライド可能にガイドさ
れる。軸部45はスライダ44の両板面から遠の
くように延びており、その軸部45の一端部は弁
体35の筒部37内に臨んでいる。軸部45の他
端部はスリツト23を介してマスタシリンダ本体
1内に進入しており、該軸部45の他端部は、前
輪ブレーキ系が失陥したときにおける筒材6のフ
ランジ部6aの変位動領域に臨んでいる。
径部26先端とマスタシリンダ本体1との間には
スライダ装置40が配置されている。このスライ
ダ装置40は、第4図〜第6図に示すようにリン
グ部41と、該リング部41内周面に設けられる
複数のプレート部42と、リング部41の軸心位
置に複数のばね材43を介して保持されるスライ
ダ44と、該スライダ44に設けられる軸部45
と、からなる。リング部41には複数の係合爪4
6が該リング部41の周回り方向に設けられてお
り、各係合爪46は軸心方向に延びている。この
各係合爪46は縮径部26の先端部外周に係合保
持されると共に各係合爪46及びリング部41は
縮径部26の先端と吐出口22の内底部(マスタ
シリンダ本体1の外周壁)とにより挾持されてい
る。各プレート部42はリング部41の内周面に
等間隔毎に配置されており、その板面は、リング
部41の径方向内方に向うに従つて狭まつてい
る。各ばね材43は蛇腹状に屈曲されてばね性が
確保されており、該各ばね材43はスライダ44
とリング部41内周面とを接続している。スライ
ダ4は略三角板形状をなしており、スライダ44
に外力が作用しないときには、各ばね材43によ
り、スライダ44の板面は各プレート部42の板
面及び吐出口22の内底部に対して平行となり、
そのスライダ44の各角部は各プレート部42の
先端部上に位置する。そして、スライダ44に該
スライダ44の径方向外方に向つて外力が作用し
たときには、スライダ44は各プレート部42と
吐出口22の内底部との間に臨むことになり、ス
ライダ44は両者によりスライド可能にガイドさ
れる。軸部45はスライダ44の両板面から遠の
くように延びており、その軸部45の一端部は弁
体35の筒部37内に臨んでいる。軸部45の他
端部はスリツト23を介してマスタシリンダ本体
1内に進入しており、該軸部45の他端部は、前
輪ブレーキ系が失陥したときにおける筒材6のフ
ランジ部6aの変位動領域に臨んでいる。
次に上記マスタシリンダの作用について説明す
る。
る。
(1) 前、後輪ブレーキ系統共に正常の場合。
ブレーキペダルを踏み、図示しないプツシユロ
ツドを介してプライマリピストン2をスプリング
7,8に抗してセカンダリピストン3側に押す
と、第1加圧室4及び第2加圧室5の油液は加圧
され、両加圧室4,5には同一の液圧が発生す
る。
ツドを介してプライマリピストン2をスプリング
7,8に抗してセカンダリピストン3側に押す
と、第1加圧室4及び第2加圧室5の油液は加圧
され、両加圧室4,5には同一の液圧が発生す
る。
初期においては(液圧が作用しないとき)、作
動ピストン31の弁座33がリターンスプリング
32の付勢力により弁体35に対して離間してお
り、第1加圧室4と後輪ブレーキ系とは、スリツ
ト23、スライダ44とリング部41との間、弁
体35の貫通孔、連通路34を介して連通してい
る。このため、第1加圧室4の液圧は後輪ブレー
キ系にそのまま伝達される。このような状態は、
マスタシリンダ液圧の上昇により作動ピストン3
1の押される力がリターンスプリング32に打勝
つて該作動ピストン31の弁座33に弁体35が
着座するまで続く。この弁体35が弁座33に着
座した時点をカツト点といい、このカツト点以降
は、第1加圧室4の液圧上昇に応じて作動ピスト
ン31が開閉弁方向にわずかに往復動することに
より弁体35が弁座33に対して離着座を繰り返
し、第1加圧室4から後輪ブレーキ系への供給液
圧は初期に比べて緩慢となる。
動ピストン31の弁座33がリターンスプリング
32の付勢力により弁体35に対して離間してお
り、第1加圧室4と後輪ブレーキ系とは、スリツ
ト23、スライダ44とリング部41との間、弁
体35の貫通孔、連通路34を介して連通してい
る。このため、第1加圧室4の液圧は後輪ブレー
キ系にそのまま伝達される。このような状態は、
マスタシリンダ液圧の上昇により作動ピストン3
1の押される力がリターンスプリング32に打勝
つて該作動ピストン31の弁座33に弁体35が
着座するまで続く。この弁体35が弁座33に着
座した時点をカツト点といい、このカツト点以降
は、第1加圧室4の液圧上昇に応じて作動ピスト
ン31が開閉弁方向にわずかに往復動することに
より弁体35が弁座33に対して離着座を繰り返
し、第1加圧室4から後輪ブレーキ系への供給液
圧は初期に比べて緩慢となる。
一方、第2加圧室5の液圧は、前輪ブレーキ系
に伝達され、前輪ブレーキ系には第2加圧室5の
液圧と同じ液圧が常時伝達される。
に伝達され、前輪ブレーキ系には第2加圧室5の
液圧と同じ液圧が常時伝達される。
(2) 後輪ブレーキ系が正常で、前輪ブレーキ系が
失陥した場合。
失陥した場合。
プツシユロツドを介してプライマリピストン2
をスプリング7,8に抗してセカンダリピストン
3側に押すと、セカンダリピストン3は、マスタ
シリンダ本体1の底部に当接するまで変位動し、
所定ストローク以上変位動することになる。これ
に伴つてスライダ44の軸部45の他端部に、筒
材6のフランジ部6aが係合し、スライダ44は
セカンダリピストン3と共に該セカンダリピスト
ン3の変位動方向に各プレート部42と吐出口2
2の内底部とによりガイドされつつ各ばね材43
に抗してスライドする。これに従つて、弁体35
の筒部37に軸部45の一端部が当接し、弁体3
5には段部38を中心とした揺動力が付与され、
弁体35は作動ピストン31の弁座33から離座
する。このため、第1加圧室4と後輪ブレーキ系
とは連通状態となり、第1加圧室4の液圧はその
まま後輪ブレーキ系に伝達され、カツト点を生じ
ることはない。
をスプリング7,8に抗してセカンダリピストン
3側に押すと、セカンダリピストン3は、マスタ
シリンダ本体1の底部に当接するまで変位動し、
所定ストローク以上変位動することになる。これ
に伴つてスライダ44の軸部45の他端部に、筒
材6のフランジ部6aが係合し、スライダ44は
セカンダリピストン3と共に該セカンダリピスト
ン3の変位動方向に各プレート部42と吐出口2
2の内底部とによりガイドされつつ各ばね材43
に抗してスライドする。これに従つて、弁体35
の筒部37に軸部45の一端部が当接し、弁体3
5には段部38を中心とした揺動力が付与され、
弁体35は作動ピストン31の弁座33から離座
する。このため、第1加圧室4と後輪ブレーキ系
とは連通状態となり、第1加圧室4の液圧はその
まま後輪ブレーキ系に伝達され、カツト点を生じ
ることはない。
ここで、この実施例においては、スライダ44
が各プレート部42と吐出口22の内底部とによ
りガイドされつつスライドすることから、ブレー
キ系の失陥時に弁体35を確実に揺動させること
ができることになり、ブレーキ系失陥の補償は確
かなものとなる。また、スライダ44が各プレー
ト部42と吐出口22の内底部とでガイドされ、
該スライダ44がその外周縁部を中心として傾動
することがなくなることから、ばね材43とスラ
イダ44との接続部分に応力が集中することがな
くなり、ばね材43の折損が防止されることにな
る。しかも、弁体35の周面が滑らかな突面を形
成していることから、弁体35の揺動運動は円滑
に行なわれることになる。
が各プレート部42と吐出口22の内底部とによ
りガイドされつつスライドすることから、ブレー
キ系の失陥時に弁体35を確実に揺動させること
ができることになり、ブレーキ系失陥の補償は確
かなものとなる。また、スライダ44が各プレー
ト部42と吐出口22の内底部とでガイドされ、
該スライダ44がその外周縁部を中心として傾動
することがなくなることから、ばね材43とスラ
イダ44との接続部分に応力が集中することがな
くなり、ばね材43の折損が防止されることにな
る。しかも、弁体35の周面が滑らかな突面を形
成していることから、弁体35の揺動運動は円滑
に行なわれることになる。
そして、ブレーキペタルの踏込みを解除する
と、軸部45の他端部にフランジ部6aが作用し
なくなることから、各ばね材43の力は復元力と
してスライダ44に作用することになり、スライ
ダ44は迅速に原状位置に復帰される。これに伴
つて、それまで揺動していた弁体35は、ばね3
9により段部38に着座する。
と、軸部45の他端部にフランジ部6aが作用し
なくなることから、各ばね材43の力は復元力と
してスライダ44に作用することになり、スライ
ダ44は迅速に原状位置に復帰される。これに伴
つて、それまで揺動していた弁体35は、ばね3
9により段部38に着座する。
(3) 前輪ブレーキ系が正常で、後輪ブレーキ系が
失陥した場合。
失陥した場合。
プツシユロツドを介してプライマリピストン2
を押すと、プライマリピストン2は、その押圧力
をセカンダリピストン3に伝達し、第2加圧室5
には液圧が発生する。この液圧はそのまま前輪ブ
レーキ系に伝達される。
を押すと、プライマリピストン2は、その押圧力
をセカンダリピストン3に伝達し、第2加圧室5
には液圧が発生する。この液圧はそのまま前輪ブ
レーキ系に伝達される。
第7図〜第9図は第2実施例、第10図〜第1
1図は第3実施例を示すもので、前記第1実施例
及びこの第2、第3実施例間において同一構成要
素については同一符号を付してその説明を省略す
る。
1図は第3実施例を示すもので、前記第1実施例
及びこの第2、第3実施例間において同一構成要
素については同一符号を付してその説明を省略す
る。
第2実施例においては、リング部41の内周面
に複数の突起47を設け、その各突起47に、リ
ング部41に嵌合した環状円板48を係合させて
おり、ばね材43は、スライダ44の外周側を巻
回するようにしてスライダ44の外周面とリング
部41の内周面とを接続している。このようにす
ることにより、スライド装置40の各構成要素の
成形は容易となる。尚、49は環状円板48に形
成される貫通孔、50はスライダ44に形成され
る貫通孔で、両貫通孔49,50は、縮径部26
内部とマスタシリンダ本体1とを連通させる機能
を有する。
に複数の突起47を設け、その各突起47に、リ
ング部41に嵌合した環状円板48を係合させて
おり、ばね材43は、スライダ44の外周側を巻
回するようにしてスライダ44の外周面とリング
部41の内周面とを接続している。このようにす
ることにより、スライド装置40の各構成要素の
成形は容易となる。尚、49は環状円板48に形
成される貫通孔、50はスライダ44に形成され
る貫通孔で、両貫通孔49,50は、縮径部26
内部とマスタシリンダ本体1とを連通させる機能
を有する。
第3実施例においては、第2実施例に係るスラ
イド装置40の各構成要素を一体的に成形するた
めに、リング部41と環状円板48とを連結部5
1をもつて連結しており、組立に際しては、連結
部51を折曲げて、環状円板48をリング部41
に組付ける構成となつている。
イド装置40の各構成要素を一体的に成形するた
めに、リング部41と環状円板48とを連結部5
1をもつて連結しており、組立に際しては、連結
部51を折曲げて、環状円板48をリング部41
に組付ける構成となつている。
以上実施例について説明したが本考案にあつて
は次のような態様を包含する。
は次のような態様を包含する。
第1加圧室4に、一のフロントホイールシリ
ンダを連通すると共に液圧制御弁24を介して
一のリアホイールシリンダに連通し、第2加圧
室5に、他のフロントホイールシリンダを連通
すると共に液圧制御弁24を介して他のリアホ
イールシリンダに連通したもの、すなわち、い
わゆるXブレーキ配管に適用すること。
ンダを連通すると共に液圧制御弁24を介して
一のリアホイールシリンダに連通し、第2加圧
室5に、他のフロントホイールシリンダを連通
すると共に液圧制御弁24を介して他のリアホ
イールシリンダに連通したもの、すなわち、い
わゆるXブレーキ配管に適用すること。
スライダ装置40をポリプロピレン樹脂等で
成形すること。
成形すること。
第1実施例の構成において、スライダ44を
縮径して、該スライダ44の各角部を、外力が
スライダ44に作用しないときに各プレート部
42先端部上に位置しないようにすること。こ
れにより、スライド装置40の構成要素は一体
的に成形することが可能となる。
縮径して、該スライダ44の各角部を、外力が
スライダ44に作用しないときに各プレート部
42先端部上に位置しないようにすること。こ
れにより、スライド装置40の構成要素は一体
的に成形することが可能となる。
吐出口22の内底部(マスタシリンダ本体外
壁)をガイド壁として利用せず、別個にガイド
壁を設けてもよいこと。
壁)をガイド壁として利用せず、別個にガイド
壁を設けてもよいこと。
(考案の効果)
本考案は以上述べたように、液圧制御弁の油回
路を利用してブレーキ系失陥の補償を行うことが
できることから、特別に油回路を準備しなくても
よくなり、小型化を図ることができる。
路を利用してブレーキ系失陥の補償を行うことが
できることから、特別に油回路を準備しなくても
よくなり、小型化を図ることができる。
また、スライダが円滑にスライドすることにな
ることから、ブレーキ系の失陥時に、液圧制御弁
の弁体を確実に揺動させてブレーキ系失陥の補償
を確かなものとすることができる。
ることから、ブレーキ系の失陥時に、液圧制御弁
の弁体を確実に揺動させてブレーキ系失陥の補償
を確かなものとすることができる。
さらに、ばね材とスライダとの接続部分に応力
が集中することがなくなることから、ばね材の折
損を防止することができ、ばね材に基づく原状復
元性能の耐久性を向上させることができる。
が集中することがなくなることから、ばね材の折
損を防止することができ、ばね材に基づく原状復
元性能の耐久性を向上させることができる。
第1図は本考案に係るマスタシリンダを示す縦
断面図、第2図は第1実施例に係る液圧制御弁の
縦断面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図
は第1実施例に係るスライド装置を示す平面図、
第5図は第4図の正面図、第6図は第4図のA−
A線断面図、第7図は第2実施例に係るスライド
装置を示す縦断面図、第8図は第7図の正面図、
第9図は第2実施例におけるリング部、ばね材、
スライダ及び軸部を示す平面図、第10図は第3
実施例に係るスライド装置を示す平面図、第11
図は第10図のB−B線断面図である。 1……マスタシリンダ本体、3,4……ピスト
ン、24……液圧制御弁、35……弁体、37…
…筒部、42……プレート部(板状部材)、43
……ばね材、44……スライダ、45……軸部、
48……環状円板。
断面図、第2図は第1実施例に係る液圧制御弁の
縦断面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図
は第1実施例に係るスライド装置を示す平面図、
第5図は第4図の正面図、第6図は第4図のA−
A線断面図、第7図は第2実施例に係るスライド
装置を示す縦断面図、第8図は第7図の正面図、
第9図は第2実施例におけるリング部、ばね材、
スライダ及び軸部を示す平面図、第10図は第3
実施例に係るスライド装置を示す平面図、第11
図は第10図のB−B線断面図である。 1……マスタシリンダ本体、3,4……ピスト
ン、24……液圧制御弁、35……弁体、37…
…筒部、42……プレート部(板状部材)、43
……ばね材、44……スライダ、45……軸部、
48……環状円板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対のピストンが摺動可能に嵌挿されるタン
デム型マスタシリンダ本体に、液圧制御弁を接
続し、 該液圧制御弁の弁体を摺動可能とすると共に
該弁体に前記マスタシリンダ本体に向つて突出
する係合部を設け、 前記弁体と前記マスタシリンダ本体との間
に、外周縁部にばね材を有する板状のスライダ
を、該スライダの板面が該弁体に対向するよう
に配設し、 該スライダに、一端部が該スライダのスライ
ドに従つて前記係合部に揺動力を付与し他端部
が前記一対のピストンのいずれか一方の所定ス
トローク以上の変位動領域に臨む突出部を設
け、 前記弁体と前記マスタシリンダ本体との間
に、前記スライダが移動したときに該スライダ
の両板面がガイドされる一対の相対向するガイ
ド壁を設けた、ことを特徴とするマスタシリン
ダ。 (2) マスタシリンダ本体に筒状の吐出口を有し、
液圧制御弁の先端側が前記吐出口に嵌合され、
該液圧制御弁の先端側内部に弁体を収容する縮
径部を有し、該縮径部と前記吐出口の底面との
間にスライダが配置され、該スライダがガイド
される一対のガイド壁の一方が前記吐出口の底
面であり、他方が前記縮径部と前記スライダと
の間に配設された板状部材である実用新案登録
請求の範囲第(1)項記載のマスタシリンダ。 (3) 液圧制御弁の縮径部に、スライダ及び板状部
材の取付部を有する実用新案登録請求の範囲第
(2)項記載のマスタシリンダ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7448585U JPH0220134Y2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | |
DE19863604178 DE3604178A1 (de) | 1985-02-09 | 1986-02-10 | Tandem-hauptbremszylinder |
US07/004,803 US4774809A (en) | 1985-02-09 | 1987-01-12 | Tandem type master cylinder with pressure proportioning valve deactivated by a slidable actuating member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7448585U JPH0220134Y2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61189872U JPS61189872U (ja) | 1986-11-26 |
JPH0220134Y2 true JPH0220134Y2 (ja) | 1990-06-01 |
Family
ID=30614830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7448585U Expired JPH0220134Y2 (ja) | 1985-02-09 | 1985-05-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220134Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP7448585U patent/JPH0220134Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61189872U (ja) | 1986-11-26 |
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