JPH02200929A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、局部洗浄機能を備えた衛生洗浄装置に係り、
特に外部からの給水及び給湯を自動温度調節機能を持つ
バルブユニットによって混合する配管系に関する。

〔従来の技術〕

従来から、加熱した洗浄水を局部に噴出して洗浄する衛
生洗浄装置が、便器に一体又は別体型として利用されて
いる。便器に一体化する例としては、たとえば特公昭６
２−１５６８９号公報及び特公昭６３−２６２０７号公
報等に記載されたものがあり、その他にも様々な構造の
ものが既に開発されている。

これらの衛生洗浄装置において、局部洗浄のための基本
構造は、便器に一体化するケーシングの内部から洗浄位
置まで進退動作するノズルを設けると共にこのノズルに
温水を供給する加熱タンク等を備えるというものである
。このような構造は従来の衛生洗浄装置の殆どに採用さ
れ、温水温度の適正な制御やノズルのストローク変更に
よる洗浄位置の最適化等が更に進められている。

一方、ユニットバスには給湯設備が設けられていること
から、ノズル装置に外部の給水源及び給湯源を接続でき
る。このため、加熱タンクに代えて、外部からの給水と
給湯とを混合する混合弁をケーシングに備えれば、適切
な温度の混合水をノズル装置に供給することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような混合弁としては、給水及び給湯温度の変動に
対して混合水を設定温度に自動調整するサーモスタット
ミキシングバルブが利用される。

これは、たとえば、実公昭６１−４３０２９号公報に記
載されているように、水と湯とがバルブ本体内に流入す
る部分に一軸操作型の制御弁を備え、この制御弁をワッ
クスエレメントを封入した感温体によって動作させるも
のである。感温体にはワックスエレメントの膨張収縮に
よって出没するビンが設けられ、このビンを制御弁に突
き当てて湯側及び水側の流路面積を同時に変更する。た
とえば、給湯圧や給？＆温度が大きく変動すると、設定
温度以上の混合水がノズル装置へ送られる。このときワ
ックスの膨張によってビンが感温体から突き出して制御
弁を移動させる。そして、この制御弁の移動によって湯
側の流路を絞ると同時に水側の流路を広げ、湯と水の混
合比を変えて設定温度に自動調整することができる。

一方、サーモスタットミキシングバルブを内蔵する方式
では、ノズル装置からの吐水量を安定させるために、配
管系に定流量弁を設ける必要がある。第５図は従来の定
流量弁の配置を示す概略図である。第５図（ａ）はサー
モスタットミキシングバルブ５０の水及び湯のそれぞれ
の上流側に定流量弁５１．５２を備え、下流にはノズル
装置５３を接続している。また、第５図（ｂ）は水側の
流路のみに定流量弁５１を設けた例である。

しかし、第５図（ａ）のように水側及び湯側にそれぞれ
定流量弁５１．５２を備えるのでは、部品点数及び組立
工数が増加するのでコスト面で不利であるほか、狭いケ
ーシングの中で占める割合も大きくなるのでコンパクト
化に障害がある。

また、第５図ら）のように水側のみに定流量弁５１を備
えればこのような問題は解消できるが、湯と水の温度に
よってノズル装置５３からの吐水量が変化してしまう。

これは、水側の単位時間当たりの最大流量が成る一定値
に規制される場合、湯温と水温との相対温度が変化する
につれ、混合水温度を一定に保つためには水と湯の混合
比も変化し、渦の流量を変更するからである。たとえば
混合水の設定温度を３８℃とし定流量弁５１による水の
流量を５００　ｃｃ／ｌｌｌ１ｎとしたとき、湯温と水
温との関係による湯と水の混合比、必要湯量及びノズル
装置５３へ送られる総量は、次表のようになる。

このように、水側に定流量弁５１を備えると、湯温と水
温との関係によって轟と水の混合比が変化し、ノズル族
！！５３へ供給される混合水の流量も大幅に変動してし
まう。したがって、給水、給湯圧及び流量が変動すると
きには、温度変動を抑えることはできるが、ノズル族ｖ
１５３から吐出される混合水量が変動し、洗浄に支障を
きたしてしまうという間離がある。

そこで、本発明は、ノズル装置から吐出される混合水の
流量変動を無くして常に快適に使えるようにすることを
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の衛生洗浄装置は、以上の目的を達成するため、
外部の給水及び給湯源にバルブユニットを接続し、該バ
ルブユニットに水と異を混合する混合弁及び吐水用の電
磁弁等を備え、更に前記バルブユニットの下流に局部洗
浄用のノズル装置を備えた衛生洗浄装置であって、前記
混合弁とノズル装置との間の混合水流路に、前記ノズル
装置へ向かう混合水の流量を一定に保持する定流量弁を
設けたことを特徴とする。

〔実施例〕

以下、図面に示す実廁例により本発明の特徴を具化的に
説明する。

第１図は本発明の１実施例を示す衛生洗浄装置の内部平
面図である。

衛生洗浄装置はそのケーシング１に各種の機器を組み込
んだもので、取付基板１ａにこれらの機器が固定されて
いる。第２図は据え付は状況を示すもので、浴槽Ａ及び
洗面器Ｂを一体に備えたユニットバスの中で、洗面器Ｂ
の前面に配置した便器本体Ｃに取付基板１ａが固定され
ている。

取付基板１ａには、外部の給水及び給湯源に接続される
バルブユニット２．洗浄水を噴出するノズル装置３．こ
れらの機器を作動させる操作部ユニブ）Ｊｕ制御系駆動
月として備えたリチウム電池内蔵の電源ユニット５及び
制御回路基板６が固定されている。

バルブユニット２は、外部の給水管２ａ及び給湯管２ｂ
に接続される入水管２Ｃ及び入湯管２ｄを備え、自！ｌ
ｌ温度調節機能を持つサーモスタットミキシングバルブ
Ｔ）Ｉを混合弁として内蔵したものである。

また、入湯管２ｄからサーモスタットミキシングバルブ
ＴＩへの流路には捨湯電磁弁７ａが設けられ、下流には
吐水電磁弁７ｂが組み込まれている。第３図は水の流れ
系を示すもので、吐水電磁弁７ｂの下流には定流量弁７
ｃ、バキュームブレーカ７ｄ及び分配弁７ｅがそれぞれ
設けられ、この分配弁７ｅにより吐水がノズル族［３側
及びノズル捨湯側に分配される。また、捨場電磁弁７ａ
には捨湯排出管２ｅが接続され、これを外部の揄湯管２
ｆに連結している。

捨場電磁弁７ａは、給湯管２ｂ及び入湯管２ｄ内の冷え
た湯を捨てるために設けたもので、その上流に配置した
温度センサによって湯の温度を検出し、成る温度以下で
あれば捨湯電磁弁７ａを開いて湯を排出するように制御
する。また、分配弁７ｅにはノズル側ｔｈｆｉｘ管７ｆ
が接続され、ノズル装！！２３側への湯の供給と同時に
便器本体Ｃのボールへ排出される。このように、分配弁
７ｅから湯を捨てるのは、サーモスタットミキシングバ
ルブＴＨでは単位時間当た゛りの流量が成る一定量以上
でないと適正に感温部が作動しないため、流量を確保す
ることを目的としたものである。換言すると、局部洗浄
に必要な流量のみでは、サーモスタットミキシングバル
ブＴＨの感温部の作動が不十分であるため、流量を増や
してこれを補償するのである。なお、バキュームブレー
カ７ｄにはオーバフロー管７ｇが接続され、オーバフロ
ー水をノズル側捨湯管７ｆと同様に便器本体Ｃのボール
へ排出する。

分配弁７ｅはニードル弁構造を持つもので、弁軸の移動
によってノズル側捨湯管７ｆとノズル装置３への供給管
３ａへのそれぞれの流路面積を同時に変化させる。この
操作は、操作部ユニット４に備えた水勢調節摘み４ａに
よって行われ、分配弁７ｅの弁軸との間に回転操作力を
伝達するワイヤ等を利用した可撓軸４ｂを設けている。

なお、水勢調節摘み４ａによって弁軸を移動させるとき
、ノズル装！３側の流量を絞るとノズル鋼橋湯管７ｆ側
の流量が増え、逆にノズル装置３側への流量を大きくす
ると捨湯側の流量が減るような弁構造を分配弁７ｅに持
たせておくことは無給である。また、ノズル捨湯は便器
本体Ｃのボールへ排出するだけでなく、伸縮ノズル３Ｃ
のヘッド部分を洗浄することにも利用できる。

ノズル装置３は上端に供給管３ａを接続したシリンダ３
ｂ及び伸縮ノズル３Ｃを備えたもので、供給管３ａから
流入する洗浄水の水圧によって伸縮ノズル３Ｃを洗浄位
匠まで進出させる構成を持つ。また、ノズル装置３の噴
出孔３「の位置を変えて肛門洗浄用及びビデ用として使
えるようにシリンダ３ｂを前方へ移動させるため、この
シリンダ３ｂをフレーム８によって支持する。シリンダ
３ｂの進出動作は、フレーム８に回転自在に架は渡した
回転軸９及びこの回転軸９に固定されて先端をシリンダ
３Ｃに連接したリンクロッド９ａによって行われる。回
転軸９０回転操作は、操作部ユニット４に備える切換摘
％１０及びこれと回転軸９との間を結ぶワイヤ１１とに
より行われる。また、１２．１３はワイヤＩ］を案内す
るためのガイドブーりである。

第４図は定流量弁７Ｃの構造を示す縦断面図である。

図において、筒状に形成した本体２０の下端を吐水電磁
弁７ｂの吐出流路に接続する流入口２０ａとすると共に
、上端にはバキュームブレーカ７ｄに接続する流出口２
０ｂを形成している。本体２０の内部には流路孔２１を
開けた隔壁２１ａが設けられ、流入口２Ｏａ側のチャン
バには流路孔２１を開閉する弁軸２２を収納している。

弁軸２２はその上端を先細りさせてノーズ２２ａとして
流路孔２１Ｈに差し込まれ、軸線方向への移動によって
流路面積を変更可能としている。弁軸２２の下端には環
状のホルダプレート２３が一体化され、ホルダプレート
２３に開けた複数の孔２３ａによって流入口２０ａから
流出口２０ｂへの流路が連続している。また、ホルダプ
レート２３と隔壁２１ａとの間にはコイルスプリング２
４が配置され、弁軸２２を流入口２Ｏａ側へ付勢してい
る。

なお、２５は弁軸２２の軸線方向に挿入したダンパ軸で
あり、弁軸２２が移動するときに摺動抵抗を与えること
によってコイルスプリング２４による振動を減衰させる
機能を持つ。このダンパ軸２５は環状のホルダ２５ａに
よって本体２０に固定され、混合水を通過させるために
ホルダ２５ａには複数の孔２５ｂを開けている。

以上の構成において、第３図のようにサーモスタットミ
キシングバルブＴＨによって水と湯とが混合され、吐水
電磁弁７ｂの開弁によって混合水がノズル装置３に供給
される。このとき、サーモスタットミキシングバルブＴ
Ｈの下流に定流量弁７ｃが位置しているので、ノズル族
！２！３へは一定流量の混合水が供給される。すなわち
、サーモスタットミキシングバルブＴｌｌの上流に定流
ｍ弁を配置した場合には、従来技術の項で説明したよう
に、湯温及び水温の変化によって混合水の流量が変化し
ていたが、サーモスタットミキシングバルブＴｌｌで混
合された混合水を直接流量制御するので、ノズル装置３
へは常に一定流量の混合水が送り込まれる。

定流量弁７Ｃの作動は、第４図において矢印方向へ混合
水が流れるときのホルダプレート２３ａが受ける水圧と
コイルスプリング２４のバランスを基礎として行われる
。つまり、混合水の水圧が高くなったときには、コイル
スプリング２４が収縮して弁軸２２が隔壁２１側へ移動
し、ノーズ２２ａが流路孔２１へ深く入り込んで流路を
絞る。その結果、ノズル装置３への流量が抑えられ、予
め設定した流量の混合水が供給される。逆に、混合水の
水圧が低くなると、コイルスプリング２４の付勢力によ
って弁軸２２が隔壁２１ａから離れる方向へ移動し、流
路孔２１を開いて流路面積を大きくし、流量不足を補っ
て所定量の混合水をノズル装置３に供給する。

このように、サーモスタットミキシングバルブＴＨから
の混合水の水圧が変動しても、コイルスプリング２４に
よって付勢された弁軸２２の動作によって流量が一定と
なるように制御される。したがって、ノズル族Ｍ３から
噴出される洗浄水の量に変動がなく、流量過多の場合に
伸縮ノズル３Ｃの噴射孔からの噴射角度が立ち上がり過
ぎたり、不足の場合には噴射距離が短くなる等の問題が
全て解消される。

なお、実施例゛では混合弁として自動温度調節機能を備
えたサーモスタットミキシングバルブを挙げたが、これ
に代えて手動温度設定型の湯水混合弁を利用することも
できる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の衛生洗浄装置において
は、サーモスタットミキシングバルブ等の混合弁の下流
に混合水の水圧変動を補償して流量を一定化する定流量
弁を設け、これからノズル装置へ混合水を送り込むよう
にしている。このため、水及び湯の温度や供給圧が変動
して設定温度の混合水の流量が混合弁の出側で変化して
も、混合水の流量を直接制御するので、ノズル装置へは
常に一定の混合水が供給される。したがって、バスや洗
面器等への給水給湯の配管系に組み込まれた場合に供給
圧が変動しやすいユニットバス内に設けられる衛生洗浄
装置であっても、ノズル装置から常に安定した吐水が行
え、快適な洗浄が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す衛生洗浄装置の内部平
面図、第２図はユニットバス内での据え付は状況を示す
斜視図、第３図は水の流れ系を示す説明図、第４図は定
流量弁の縦断面図、第５図は従来の定流量弁の配置を示
す概略図である。 １：ケーシング　　　１ａ：取付基板 ２：バルブユニット　２ａ：給水管 ２ｂ：給湯管　　　　　２Ｃ：入水管 ２ｄ：入湯管　　　　　２ｅ：捨湯排出管２ｆ：揄湯管
　　　　　３：ノズル装置３ａ：供給管　　　　　３ｂ
ニジリンダ３Ｃ：伸縮ノズル　　　４：攪作部ユニット
４ａ：水勢調節摘み　　４ｂ：可撓軸 ５：電源ユニット　　６：制御回路基板７ａ：捨湯電磁
弁　　　７ｂ：吐水電磁弁７Ｃ：定流量弁 ７ｄ：バキュームブレーカ ７ｅ＋分配弁　　　　　７ｆ：ノズル鋼橋湯管８：フレ
ーム　　　　９：回転軸 ９ａ：リンクｐフド　　ｌＯ：切換摘み１１：ワイヤ　
　　　　１２．１３　ニガイドプーリ２０：本体　　　
　　　２０ａ：流入口２０ｂ：流出口　　　　２１：流
路孔 ２１ａ：隔壁　　　　　２２；弁軸 ２２ａ：ノーズ　　　　２３：ホルダプレート２３ａ：
孔　　　　　　２４：コイルスプリング２５：ダンパ釉
　　　　２５ａ：ホルダ２５ｂ＝孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、外部の給水及び給湯源にバルブユニットを接続し、
   該バルブユニットに水と湯を混合する混合弁及び吐水用
   の電磁弁等を備え、更に前記バルブユニットの下流に局
   部洗浄用のノズル装置を備えた衛生洗浄装置であって、
   前記混合弁とノズル装置との間の混合水流路に、前記ノ
   ズル装置へ向かう混合水の流量を一定に保持する定流量
   弁を設けたことを特徴とする衛生洗浄装置。