JPH02200883A

JPH02200883A - パルパー

Info

Publication number: JPH02200883A
Application number: JP1973089A
Authority: JP
Inventors: Akira Kurosaki; 暁黒崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-01-31
Filing date: 1989-01-31
Publication date: 1990-08-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は処理槽内の底の中心部上で回転するランナー
により槽内に供給される水と、故紙、廃段ボール紙その
他の製紙原料を攪拌し、ランナーの離解翼で製紙原料を
機械的に破砕すると同時に、槽内の水に速度差のある乱
流を生しさせ、その速度差で製紙原料を細かく引き裂き
、こうして破砕と引き裂きにより生じた細片をライナー
の下面とストレーナの上面の間の隙間に導入し、こ１て
摺り潰してバルブ化した離解紙料にし、ストレーナの孔
目を通じ槽外に水と共に流送するパルパーに関する。

〈従来の技術）このようなパルパーは例えば実公昭８０−１４７９９号
公報により従来から公知である。

パルパーの能力は離解翼を備えたランナーの機能と、ス
トレーナの通水面積、つまり単位時間当りの水と離解紙
料の混合物の槽外への流送量に大きく支配される。上記
従来例はランナーの構造を改良して能力の向上を図るこ
とを目的としたものである。

（発明が解決しようとする課題）上記従来例でもそうであるが、パルパーのストレーナの
孔は直径３〜３０麿厘程度の円孔で、製紙会社ごとに得
ようとする難解紙料の大きさによって相違する。

ストレーナの通水面積を大きくしてパルパーの能力を向
上するには円孔の直径を大きくするか、円孔の直径はそ
のまＳでストレーナ自体の面積を増加するしか方法はな
い、しかし、円孔の直径を大きくすると、得られる離解
紙料の大きさは大になり、その製紙会社の要求する大き
さに適合しないと共に、槽外に流送される水と離解紙料
の混合物中には未だ充分に離解されていない粗大なもの
が混ざって排出される。又、ストレーナ自体の面積を大
きくすると、それに対応してランナーも大形にする必要
があり、ランナーを回転駆動する動力が増大し、装置自
体のコストかアップすると同時に、ランニングコストも
嵩む。

〈課題を解決するための手段）そこで本発明はストレーナの孔を、ランナーの回転方向
と交叉する方向に細長いスリットとし、これにより円孔
の直径を大きくしたり、ストレーナ自体の面積を大きく
したりすることなくストレーナの通水面積を大にし、こ
の面からパルパーの能力を向上させたのである。

く実　施　例〉図示の実施例において、■は処理槽、２はその底部中心
で水平回転するランチを示し、ランナーは外周から外向
きに突出する複数の離解翼３を円周方向に等間隔で備え
、上記ランナ２を上端に固定した縦軸４は処理槽ｌの底
の中心部を上下方向に貫通し、モータ５で回転駆動され
る。

処理槽の底には上記縦軸４を垂直に支持する軸受室６の
回りに環状のストレーナ７で上面が覆われた環状室８を
設け、環状室８の下面には流送配管９が接続しである。

離解翼３を含むランナー２の下面と、ストレーナ７の上
面との間には上下方向に０．５〜３■履程度の隙間■０
が保たれ、ランナー２の下面と、ストレーナ７の上面の
双方、又はどちらか一方に放射方向、又は図示の如き斜
め放射方向の凸条刃が設けである。凸条刃をランナ２の
下面にだけ設けた場合、との凸条刃２′はストレーナの
上面に“接触して回転する。又、凸条刃をストレーナ７
の上面にだけ設けた場合、この凸条刃７′は回転するラ
ンナの下面に接触する。又、図示の如く凸条刃をランチ
の下面と、ストレーナの上面の双方に設けた場合、ラン
ナの下面の凸条刃２′はストレーナの上面の凸条刃７′
と接触しながら回転する。

故紙、焼殺ボール紙その他の製紙原料は、水ととも処理
槽ｌの開放した上面から槽内に供給する。これにより底
の中心部で回転するランナ２は製紙原料と水を攪拌し、
その離解翼３・・・はこれに触れる製紙原料を機械的に
破砕する。そして、槽内には速度差のある乱流が生じ、
製紙原料はその乱流の速度差で引き裂かれる。こうして
破砕と、引き裂きにより生じた原料の細片はランナー２
の下面とストレーナ７の上面との間の隙間１ｏに入り、
凸条刃２′や７′で摺り潰されてパルプ化した難解紙料
になり、ストレーナ７の孔から環状室８に流入し、こ＼
から流送配管９を通じポンプで吸引されてチエストに流
送され、チエストで滞溜する間に膨潤し、次いで高濃度
クリーナ、液体サイクロン等に供給されて金属片、砂等
の含有異物を除去される。

さて、前記ストレーナ７の孔１１は本発明に則り、ラン
ナー２の矢印で示した回転方向と交叉する方向に細長い
スリットにしである。ランナーの回転方向と交叉する方
向とは、ランナーの回転の中心から第２図に示すよう放
射方向であること以外に、第３図に示すように放射方向
に対して傾いた斜めの放射方向をも含む、そして、スリ
ットの幅Ｗは、製紙会社ごと得ようとする難解紙料の大
きさに応じ従来の円孔の直径と同様に３〜３０■脂とし
、スリットの１つの長さはストレーナの強度を損なうこ
とがないよう従来の円孔１２を二つから四つ位つないだ
長さとし、相互に隣接するスリットは長さ方向に喰い違
わせて置くことが好ましい。

例えば１つのスリットの長さを第４図に示すように従来
の円孔１２を三つつないだ長さにすると。

従来の三つの円孔１２を隔て＼いた二つの間隔１２′も
通水可能になり、その分、ストレーナの通水面積は増加
し、パルプ化された離解紙料と水の混合物の単位時間当
りの流送量は増大する。

そして、スリットはランナーの回転方向と交叉する放射
方向又は斜めの放射方向に細長いので、得られる難解紙
料の大きさはスリットの幅に規制される。

直径２０膳１の丸孔を有するストレーナと、幅２０■朧
のスリットを放射方向に有し、　［５１１０率（通水面
精）を丸孔の場合より６０〜８０％大にしたストレーナ
をパルパーに付は換えて実験した所、得られた離解紙料
ははゾ同じであったが、パルパーの能力はスリット付き
ストレーナを使用した場合の方か、丸孔付きストレーナ
を使用した場合よりも８０〜１００％アップした。

〈発明の効果〉本発明によれば、従来のストレーナの丸孔の直径を大き
くしたり、ストレーナ自体の面精を大きくしたりするこ
となＩＪＩｑ率を大にし、従来の丸孔付きストレーナで
得られるのと同じ大きさの難解紙料を得る能力を格段に
向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１１’２Ｉは本発明によるパルパーの一実施例の一部
を断面にした正面図、第２図は同上の平面図第３図は他
の一実施例の第２図と同様な平面図、第４図はストレー
ナの本発明によるスリットと、従来の丸孔の説明図であ
る。図中、ｌは処理槽、２はランナー、３はその離解式、７
はストレーナ、８は環状室、９は流送配管、１１はスト
レーナの孔（スリット）、Ｗはスリットの幅を示す。

Claims

【特許請求の範囲】処理槽の底の中心部に環状ストレーナを設けると共に、
該中心部上で離解翼を備えたランナーを水平回転させ、
槽内に供給される製紙原料を水の存在下で上記ランナー
の回転により離解紙料とし、この離解紙料をストレーナ
の孔目を通じ槽外に流送するパルパーにおいて、上記ストレーナの孔を、ランナーの回転方向と交叉する
方向に細長いスリットにしたことを特徴とするパルパー
。