JPH02200770A - 時計用外装部品 - Google Patents

時計用外装部品

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Publication number
JPH02200770A
JPH02200770A JP2162489A JP2162489A JPH02200770A JP H02200770 A JPH02200770 A JP H02200770A JP 2162489 A JP2162489 A JP 2162489A JP 2162489 A JP2162489 A JP 2162489A JP H02200770 A JPH02200770 A JP H02200770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
film
watch
zirconium
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2162489A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Enomoto
榎本 義隆
Kenichi Ogawa
健一 小川
Mizuaki Suzuki
瑞明 鈴木
Matsuo Kishi
松雄 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、腕時計ケースなどの装飾用外装部品に関す
るものである。
(発明の概要〕 この発明は、腕時計ケースにおいて、イオンブレーティ
ングによって窒化ジルコニウムの透明な硬質被膜を形成
することにより、母材の外観をそのまま長時間保持する
ようにしたものである。
【従来の技術〕
従来、時計外装部品などの装飾部品の耐食性や耐擦傷性
を向上させる方法として、酸化アルミニウムや5i(h
などの酸化物系の硬質被膜処理が施されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし従来の透明被膜処理で施した装飾部品は、酸化物
系の被膜が形成されていたため、被膜の靭性が低く、衝
撃により母材が変形すると被膜にクランクを生じたり、
被膜が剥離することがあり、耐久性が劣っていた。さら
に被膜形成時に蒸発原料と反応させるか又は、分解して
減少する酸素を補うために酸素ガスを導入するため、母
材と被膜の境界部に酸素を多量に含む層が形成されるた
め、界面から@離し易い欠点を有していた。
そこでこの発明は、従来のこのような欠点を解決するた
め、母材の変形に対応でき、耐衝撃性に優れた外装部品
を得ることを目的としている。
c!laを解決するための手段〕 上記問題点を解決するためにこの発明は、母材の保護を
目的とする被膜にジルコニウムと窒素の化合物からなる
透明被膜を形成することにより、耐is性と被膜の密着
力を高めるようにした。
〔作用〕
上記のような構成によれば、酸化アルミニウムやSiO
寓に比べて、窒化ジルコニウムの靭性が高いので母材に
変形するような大きな歪みが生しても、被膜が破損する
ことは少なくなる。さらに、窒化ジルコニウム被膜の形
成時に酸素ガスを導入する必要がないので、母材の表面
に酸化被膜層を生じたり、被膜の母材の界面に酸素濃度
の高い領域が生じることがないので、母材と被膜の間の
化学的結合強度が高まり、密着力が向上する。従って、
従来の酸化物系被膜の形成した外装部品に比べて耐衝撃
性を向上させることができる。
〔実施例〕
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は、この発明の外装部分の一実施例を示す断面図で
あり、母材1の表面にシルコニうムの窒化物からなる透
明被膜層2を形成したものである。
実施例1 SuS−3O4ステンレス時計今一スを溶剤により洗浄
し、表面に付着した油脂類を除去した後、真空槽内に設
置する。まず真空槽をI X HIT ”Torrまで
排気し、続いてるつぼ内のジルコニウムに電子銃から9
 KV、  500mAの電力を印加し、ジルコニウム
を加熱蒸発する。ここで、イオン化電極に55V、60
Aの直流電圧を印加しプラズマを形成し、同時に窒素ガ
スを100ad/分導入し、時計な−スに一400νの
バイアス電圧を印加した状態で20分シャッターを開け
、ジルコニウムの窒化物からなる透明被膜2を時計ケー
ス母材1の上に1μ形成した。
上記のような処理を施した時計ケースの品質を調査する
ためにカーボランダム500gの熔砂試wJ、後人工汗
間欠試験をlOサイクル行ったところ腐食や被膜のクラ
ンク、@離の発生は見られなかった。
さらにこのケースを90゛に折り曲げたところ被膜の剥
離は発生せず、良好な密着性を示した。
実施例2 腕時計用無機ガラスを真空槽内に設置し排気後400℃
で30分加熱し水分を除去した後、次の条件でジルコニ
ウムを蒸発させ、透明被膜を形成しノζ。
電子銃印加電圧   10KV   400mAイオン
化イオン化電極V   35A 基圧バイアス  200v 窒素ガス流量  85−7分 処理時間 10分 得られた被膜の膜厚は、0.85−で1g荷重でのビッ
カース硬度は、1Iv=1200であった。次に被膜を
形成したガラスを350〜700nmのH域でi3過率
を調べたところ、全波長領域で92%で一定であった。
実施例3 S US −3038製ステンレスブロツクバンドを洗
浄し、実施例1と同じ条件で処理を施したところ、0.
90uの窒化ジルコニウムの透明被膜が形成され、1年
間の携帯試験を行ったところ側面、尾錠部の膜厚が0.
3〜0.4pxa減少したものの、クランクの発生や素
地の露出は認められなかった。
〔発明の効果〕
この発明は以E説明したように、ジルコニウムの窒化物
からなる透明な硬質被膜を形成することにより、耐食性
や耐擦傷性の劣る母材からなる時計ケースの実用化を可
能にする効果がある。すなわち、加工性に優れ容品に時
計ケース形状が得られるが耐食性が劣るため使用範囲が
限られていた。
亜鉛合金や、摩耗により製品の使用期間が短(なる湿式
めっきケースの耐久性を増し2、時計ケース材料の表面
処理の種類を拡大することができるのである。
実施例におい”で、イオンブレーティングによる処理を
示したが、7この他にもスパッタリングやアーク放電な
どの各種PLID処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の外装部品の一実施例を示す断面図であ
る。 1・・・母材 2・・・透明被膜 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジルコニウムと窒素の化合物からなる透明被膜が形成さ
    れていることを特徴とする時計用外装部品。
JP2162489A 1989-01-31 1989-01-31 時計用外装部品 Pending JPH02200770A (ja)

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JP2162489A JPH02200770A (ja) 1989-01-31 1989-01-31 時計用外装部品

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JPH02200770A true JPH02200770A (ja) 1990-08-09

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ID=12060218

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JP2162489A Pending JPH02200770A (ja) 1989-01-31 1989-01-31 時計用外装部品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123579A (ja) * 1974-03-19 1975-09-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123579A (ja) * 1974-03-19 1975-09-29

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