JPH0220049B2 - - Google Patents
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- JPH0220049B2 JPH0220049B2 JP57214224A JP21422482A JPH0220049B2 JP H0220049 B2 JPH0220049 B2 JP H0220049B2 JP 57214224 A JP57214224 A JP 57214224A JP 21422482 A JP21422482 A JP 21422482A JP H0220049 B2 JPH0220049 B2 JP H0220049B2
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- optical fiber
- cable
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M11/00—Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
- G01M11/30—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
- G01M11/33—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は光フアイバケーブルの破断を予知す
る装置に関する。
る装置に関する。
周知のように、光フアイバケーブルは大容量、
高速度、無誘導等多くの利点を有するものであ
り、近時画像、データ伝送回線等を対象に普及、
拡大化する傾向にある。
高速度、無誘導等多くの利点を有するものであ
り、近時画像、データ伝送回線等を対象に普及、
拡大化する傾向にある。
この光フアイバケーブルは、通常地下洞道ある
いは配線添架、複合架空地線など架空方式によつ
て布設されているが、最近はこのうちの架空方式
布設が多くなつている。前記洞道布設の場合は場
所が地下であるため、周囲温度の変化が小さく、
ケーブルに加わる機械的な衝撃も小さい等、使用
環境が良好である。これに対して、架空方式の場
合は温度が広い範囲で変化し、また、架空柱の振
動や風圧等によりケーブルに多大な機械的衝撃が
加わるため、厳しい環境条件となつている。この
ような環境条件で使用される光フアイバケーブル
の信頼度を大きく左右するのはケーブル接続部で
ある。一般に、光フアイバケーブルの永久接続部
は製造されたケーブルの両端末の1次、2次被覆
を取り去り、熱融着接続した後補強し、機械的強
度を高めている。したがつて、このような接続部
は高度な接続技術を有する訓練された作業者によ
つて接続されても、フアイバや被覆コートなどの
温度係数差によりフアイバ心線のつき出し現象
(フアイバ心線が被覆コートをつき破つてくる現
象)等の障害が生ずることが知られている。この
つき出し現象は、一般に、温度が高い場合は殆ん
ど発生せず、低温になると発生することが確認さ
れている。これらつき出し現象等の障害による光
信号の伝送損失は、布設工事実施当初は小さいた
め問題にならないが、周囲温度が繰返し変化され
ると障害箇所の損傷が大きくなり、ついには破断
に至ることもある。
いは配線添架、複合架空地線など架空方式によつ
て布設されているが、最近はこのうちの架空方式
布設が多くなつている。前記洞道布設の場合は場
所が地下であるため、周囲温度の変化が小さく、
ケーブルに加わる機械的な衝撃も小さい等、使用
環境が良好である。これに対して、架空方式の場
合は温度が広い範囲で変化し、また、架空柱の振
動や風圧等によりケーブルに多大な機械的衝撃が
加わるため、厳しい環境条件となつている。この
ような環境条件で使用される光フアイバケーブル
の信頼度を大きく左右するのはケーブル接続部で
ある。一般に、光フアイバケーブルの永久接続部
は製造されたケーブルの両端末の1次、2次被覆
を取り去り、熱融着接続した後補強し、機械的強
度を高めている。したがつて、このような接続部
は高度な接続技術を有する訓練された作業者によ
つて接続されても、フアイバや被覆コートなどの
温度係数差によりフアイバ心線のつき出し現象
(フアイバ心線が被覆コートをつき破つてくる現
象)等の障害が生ずることが知られている。この
つき出し現象は、一般に、温度が高い場合は殆ん
ど発生せず、低温になると発生することが確認さ
れている。これらつき出し現象等の障害による光
信号の伝送損失は、布設工事実施当初は小さいた
め問題にならないが、周囲温度が繰返し変化され
ると障害箇所の損傷が大きくなり、ついには破断
に至ることもある。
ところで、光フアイバケーブル回線の異状検出
手段としては、光信号の有無を検出し、これより
発光素子、光フアイバケーブルおよび受光素子の
状態を判断する方法が考えられる。しかし、この
ように光信号の有無のみにより光フアイバケーブ
ル回線の状態を判断する方法は、光フアイバケー
ブルが完全に切断されたり、発光素子や受光素子
に障害が発生し、機能喪失となつて始めて異状を
検知できるものである。したがつて、事前の予知
は不可能であり、ケーブルの運用上極めて問題で
あつた。
手段としては、光信号の有無を検出し、これより
発光素子、光フアイバケーブルおよび受光素子の
状態を判断する方法が考えられる。しかし、この
ように光信号の有無のみにより光フアイバケーブ
ル回線の状態を判断する方法は、光フアイバケー
ブルが完全に切断されたり、発光素子や受光素子
に障害が発生し、機能喪失となつて始めて異状を
検知できるものである。したがつて、事前の予知
は不可能であり、ケーブルの運用上極めて問題で
あつた。
この発明は上記事情に基づいてなされたもので
あり、この目的とするところは光フアイバケーブ
ルに伝送される光信号の伝送損失を検出し、この
伝送損失の変化よりケーブルの事故の検知あるい
は将来発生するであろう事故の予知を行うことが
可能な光フアイバケーブル破断予知装置を提供し
ようとするものである。
あり、この目的とするところは光フアイバケーブ
ルに伝送される光信号の伝送損失を検出し、この
伝送損失の変化よりケーブルの事故の検知あるい
は将来発生するであろう事故の予知を行うことが
可能な光フアイバケーブル破断予知装置を提供し
ようとするものである。
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
一般に、光フアイバケーブルの伝送損失の増加
現象は次の3つのパターンに分けられる。
現象は次の3つのパターンに分けられる。
光信号受信端に到達しない程度まで損失が増
大し修理しなければ回線として使用できない状
態(第1図に示す)。
大し修理しなければ回線として使用できない状
態(第1図に示す)。
光信号の損失が徐々に増大する傾向にあり、
損失の増減が数サイクル継続し、いずれ近い将
来破断してパターンとなる状態(第2図に示
す)。
損失の増減が数サイクル継続し、いずれ近い将
来破断してパターンとなる状態(第2図に示
す)。
光信号の損失が急激に大きく増加し、パター
ンには至らないが将来破断に進展するおそれ
のある状態(第3図に示す)。
ンには至らないが将来破断に進展するおそれ
のある状態(第3図に示す)。
この発明は光フアイバケーブルの障害を上記3
つのパターンに基づいて検出するものであり、光
フアイバケーブルの障害判定を光信号の伝送レベ
ルを検出することにより行うものである。即ち、
この発明では障害判定を行うため、第1図乃至第
3図に示す如く損失増加判定レベルLi、大幅損失
判定レベルLgおよび事故判定レベルLtの3つの判
定レベルを設け、光信号の標準伝送損失と現在の
光信号の伝送損失の差を求め、この差の値と前記
3つの判定レベルとを比較することにより、正常
状態か、破断による事故か、障害発生かを判定し
それに応じて警報表示を行うものである。
つのパターンに基づいて検出するものであり、光
フアイバケーブルの障害判定を光信号の伝送レベ
ルを検出することにより行うものである。即ち、
この発明では障害判定を行うため、第1図乃至第
3図に示す如く損失増加判定レベルLi、大幅損失
判定レベルLgおよび事故判定レベルLtの3つの判
定レベルを設け、光信号の標準伝送損失と現在の
光信号の伝送損失の差を求め、この差の値と前記
3つの判定レベルとを比較することにより、正常
状態か、破断による事故か、障害発生かを判定し
それに応じて警報表示を行うものである。
第4図はこの発明の装置を示すものであり、1
1は光フアイバケーブルである。このケーブル1
1の例えば接続部と接続部の中間部には分岐器1
2が設けられ、この分岐器12によつてケーブル
11に伝送されている光信号の一部が取出され
る。この取出された光信号はタイマー信号発生器
13より所定時間間隔毎に出力されるタイマー信
号および後述する損失増加判定器23、増加傾向
判定器29、増加予測判定器31、より出力され
るリターン信号とともにアンドゲート回路14に
供給され、入力条件が満足されている場合、この
アンドゲート回路14を介してレベル演算器15
に供給される。このレベル演算器15にはLs(通
常レベル)メモリ16より光信号の通常レベルLs
が供給されており、この通常レベルLsと入力され
た光信号のレベルLpとの差レベルΔL、即ち、 ΔL=Ls−Lp が求められる。このレベル演算器15において求
められた差レベルΔLはLt(事故レベル)メモリ1
7より出力される事故判定レベルLt(LtはLsとの
相対レベル差である。以下、Lg,Li,Yも同様)
とともに事故判定器18に供給される。この事故
判定器18では入力された差レベルΔLと事故判
定レベルLtとが比較され、この結果、差レベル
ΔLが事故判定レベルLtより大なる場合(第1図
に示す)は事故発生と判定され、事故表示器19
が動作される。また、差レベルΔLが事故判定レ
ベルLtより小なる場合は、差レベルΔLが大幅損
失判定器20に供給される。この大幅損失判定器
20にはLg(大幅損失判定レベル)メモリ21よ
り大幅損失判定レベルLg供給されており、この
判定レベルLgと前記差レベルΔLと比較される。
この結果、差レベルΔLが判定レベルLgより大な
る場合(第3図に示す)は光フアイバケーブル1
1に障害が発生しているものと判定され、障害表
示器22が動作される。また、差レベルΔLが判
定レベルLgより小なる場合は差レベルΔLが損失
増加判定器23に供給される。この損失増加判定
器23にはLi(損失増加判定レベル)メモリ24
より損失増加判定レベルLiが供給されており、こ
の損失増加判定レベルLiと前記差レベルΔLとが
比較される。この結果、差レベルΔLが判定レベ
ルLiより小なる場合は光フアイバケーブル11が
正常であるものと判定され、前記アンドゲート回
路14にリターン信号が供給される。しかして、
前記タイマー信号発生器13より発生されるタイ
マー信号に応じて上記動作が行われる。
1は光フアイバケーブルである。このケーブル1
1の例えば接続部と接続部の中間部には分岐器1
2が設けられ、この分岐器12によつてケーブル
11に伝送されている光信号の一部が取出され
る。この取出された光信号はタイマー信号発生器
13より所定時間間隔毎に出力されるタイマー信
号および後述する損失増加判定器23、増加傾向
判定器29、増加予測判定器31、より出力され
るリターン信号とともにアンドゲート回路14に
供給され、入力条件が満足されている場合、この
アンドゲート回路14を介してレベル演算器15
に供給される。このレベル演算器15にはLs(通
常レベル)メモリ16より光信号の通常レベルLs
が供給されており、この通常レベルLsと入力され
た光信号のレベルLpとの差レベルΔL、即ち、 ΔL=Ls−Lp が求められる。このレベル演算器15において求
められた差レベルΔLはLt(事故レベル)メモリ1
7より出力される事故判定レベルLt(LtはLsとの
相対レベル差である。以下、Lg,Li,Yも同様)
とともに事故判定器18に供給される。この事故
判定器18では入力された差レベルΔLと事故判
定レベルLtとが比較され、この結果、差レベル
ΔLが事故判定レベルLtより大なる場合(第1図
に示す)は事故発生と判定され、事故表示器19
が動作される。また、差レベルΔLが事故判定レ
ベルLtより小なる場合は、差レベルΔLが大幅損
失判定器20に供給される。この大幅損失判定器
20にはLg(大幅損失判定レベル)メモリ21よ
り大幅損失判定レベルLg供給されており、この
判定レベルLgと前記差レベルΔLと比較される。
この結果、差レベルΔLが判定レベルLgより大な
る場合(第3図に示す)は光フアイバケーブル1
1に障害が発生しているものと判定され、障害表
示器22が動作される。また、差レベルΔLが判
定レベルLgより小なる場合は差レベルΔLが損失
増加判定器23に供給される。この損失増加判定
器23にはLi(損失増加判定レベル)メモリ24
より損失増加判定レベルLiが供給されており、こ
の損失増加判定レベルLiと前記差レベルΔLとが
比較される。この結果、差レベルΔLが判定レベ
ルLiより小なる場合は光フアイバケーブル11が
正常であるものと判定され、前記アンドゲート回
路14にリターン信号が供給される。しかして、
前記タイマー信号発生器13より発生されるタイ
マー信号に応じて上記動作が行われる。
一方、比較の結果差レベルΔLが判定レベルLi
より大なるものと判定された場合、(第2図に示
す)、超過件数メモリ25の内容+1される。こ
のメモリ25は予じめクリアされており、差レベ
ルΔLが判定レベルLiを越える毎に計数値が歩進
される。このメモリ25の計数値は件数超過判定
器26に供給され、この判定器26において予じ
め設定された故障判定件数と比較される。この結
果、計数置が故障判定件数より大なる場合は光フ
アイバケーブルに何らかの障害が発生しているも
のと判定され、前記障害表示器22が動作され
る。ここで、上記差レベルΔLが大幅損失判定レ
ベルLgより小なる場合において、上記差レベル
ΔLが判定レベルLiを越えた回数を計数し、その
計数値が予め設定された故障判定件数より大なる
場合、つまり、差レベルΔLが判定レベルLiを複
数回越えた場合をもつて、障害と判定するように
した理由について説明する。すなわち、光フアイ
バケーブルの伝送損失は、主に、以下に示すa〜
cの原因で変動・増加することが知られている。
より大なるものと判定された場合、(第2図に示
す)、超過件数メモリ25の内容+1される。こ
のメモリ25は予じめクリアされており、差レベ
ルΔLが判定レベルLiを越える毎に計数値が歩進
される。このメモリ25の計数値は件数超過判定
器26に供給され、この判定器26において予じ
め設定された故障判定件数と比較される。この結
果、計数置が故障判定件数より大なる場合は光フ
アイバケーブルに何らかの障害が発生しているも
のと判定され、前記障害表示器22が動作され
る。ここで、上記差レベルΔLが大幅損失判定レ
ベルLgより小なる場合において、上記差レベル
ΔLが判定レベルLiを越えた回数を計数し、その
計数値が予め設定された故障判定件数より大なる
場合、つまり、差レベルΔLが判定レベルLiを複
数回越えた場合をもつて、障害と判定するように
した理由について説明する。すなわち、光フアイ
バケーブルの伝送損失は、主に、以下に示すa〜
cの原因で変動・増加することが知られている。
(a) 温度変化やプラスチツク被覆収縮等により接
続部でフアイバ心線のつき出しが発生しこれが
原因で曲げが発生し、曲げによる損失が増加す
る。そこで、通常は、光フアイバケーブルの構
造や接続部の構造を工夫して、大きなつき出し
が発生しないように対策が施されている。しか
しながら、製造不良等の何らかの原因で、一旦
つき出しが発生すると、温度が元に戻つてもつ
き出しが元に戻らず、損失が完全には戻らない
ことがある。
続部でフアイバ心線のつき出しが発生しこれが
原因で曲げが発生し、曲げによる損失が増加す
る。そこで、通常は、光フアイバケーブルの構
造や接続部の構造を工夫して、大きなつき出し
が発生しないように対策が施されている。しか
しながら、製造不良等の何らかの原因で、一旦
つき出しが発生すると、温度が元に戻つてもつ
き出しが元に戻らず、損失が完全には戻らない
ことがある。
(b) 光フアイバとケーブルを構成するプラスチツ
ク被覆材料や鋼等の抗張力体との間には、温度
線膨張係数に差がある。このため、温度変化で
光フアイバとプラスチツク被覆との収縮・伸張
に差が生じ、光フアイバケーブル全体に微少な
歪が発生し、これが光りフアイバの微少な曲げ
(マイクロベンドと称される)を生じ、損失が
増加する原因となる。通常の状態では、気温と
ともにごくわずかの損失変動範囲内で可逆的に
変化しており、例えば使用温度範囲−20〜60度
では、常温20度のときの損失に比して、±
0.1dB/Km程度の範囲内の変動を生じている。
しかし、想定外の使用温度になつたり、ケーブ
ルに製造不良があつたりすると不可逆変化とな
り、損失が増加することがある。
ク被覆材料や鋼等の抗張力体との間には、温度
線膨張係数に差がある。このため、温度変化で
光フアイバとプラスチツク被覆との収縮・伸張
に差が生じ、光フアイバケーブル全体に微少な
歪が発生し、これが光りフアイバの微少な曲げ
(マイクロベンドと称される)を生じ、損失が
増加する原因となる。通常の状態では、気温と
ともにごくわずかの損失変動範囲内で可逆的に
変化しており、例えば使用温度範囲−20〜60度
では、常温20度のときの損失に比して、±
0.1dB/Km程度の範囲内の変動を生じている。
しかし、想定外の使用温度になつたり、ケーブ
ルに製造不良があつたりすると不可逆変化とな
り、損失が増加することがある。
(c) 被覆のプラスチツク等から発生する水素ガス
や空気中の水蒸気が光フアイバのガラス分子と
反応し、光を吸収するOH基を作つて損失が増
加することが知られている。
や空気中の水蒸気が光フアイバのガラス分子と
反応し、光を吸収するOH基を作つて損失が増
加することが知られている。
これらの損失は、すべて突然発生するのではな
く、経年的に変化する。通常は、例えば温度が元
に戻れば損失増加も回復する。しかし、最悪の場
合は、徐々に損失が増加していく。上記実施例で
差レベルΔLが判定レベルLiを複数回越えた場合
をもつて、障害と判定するようにした理由は、通
常の範囲内の損失変動と本当の障害による変化と
を見分けるためである。すなわち、通常、光フア
イバの伝送損失は、温度変化とともにほぼ可逆的
な変動を繰り返すが、もし複数回の測定で損失に
増加傾向がみられれば、障害が発生していると考
えてよいためである。また、計数値が故障判定件
数より小なる場合は前記差レベルΔLがメモリ2
7に記憶された前回の差レベルΔLbとともに減算
器28に供給される。なお、メモリ27の初期値
は、例えば手動にて装置の動作開始時にゼロに設
定される。この減算器28では現在の差レベル
ΔLと前回の差レベルΔLbとの差レベルΔX、即ち ΔX=ΔLb−ΔL が求められ、この求められた差レベルΔXは増加
傾向判定器29に供給される。この判定器29で
はΔX<0あるいはΔX≧0なる判定が行われ,
ΔX≧0なる場合はまだ障害には至らず正常と判
定されて前記アンドゲート回路14にリターン信
号が供給される。また、ΔX<0なる場合は差レ
ベルΔXが予測値演算器30に供給され、この演
算器30において、 Y=α・ΔX+ΔLb(α:係数) なる演算が行われ、現在からα時間後の光信号の
損失の増加予測値Y(第2図に示す)が求められ
る。この増加予測値Yは増加予測判定器31に供
給され、前記Lgメモリ21より供給される大幅
損失判定器レベルLgと比較される。この結果、
増加傾向値Yが判定レベルLg以上の場合は光フ
アイバケーブルに近い将来障害が発生するものと
判定され、前記障害表示器22が動作される。ま
た、増加傾向値YがLgより小なる場合はまだ障
害には至らぬものと判定され、前記メモリ27に
現在の差レベルΔLが記憶されるとともに、前記
アンドゲート回路14にリターン信号が供給され
る。しかして、タイマー信号発生器13より出力
されるタイマー信号に応じて上記動作が行われ
る。
く、経年的に変化する。通常は、例えば温度が元
に戻れば損失増加も回復する。しかし、最悪の場
合は、徐々に損失が増加していく。上記実施例で
差レベルΔLが判定レベルLiを複数回越えた場合
をもつて、障害と判定するようにした理由は、通
常の範囲内の損失変動と本当の障害による変化と
を見分けるためである。すなわち、通常、光フア
イバの伝送損失は、温度変化とともにほぼ可逆的
な変動を繰り返すが、もし複数回の測定で損失に
増加傾向がみられれば、障害が発生していると考
えてよいためである。また、計数値が故障判定件
数より小なる場合は前記差レベルΔLがメモリ2
7に記憶された前回の差レベルΔLbとともに減算
器28に供給される。なお、メモリ27の初期値
は、例えば手動にて装置の動作開始時にゼロに設
定される。この減算器28では現在の差レベル
ΔLと前回の差レベルΔLbとの差レベルΔX、即ち ΔX=ΔLb−ΔL が求められ、この求められた差レベルΔXは増加
傾向判定器29に供給される。この判定器29で
はΔX<0あるいはΔX≧0なる判定が行われ,
ΔX≧0なる場合はまだ障害には至らず正常と判
定されて前記アンドゲート回路14にリターン信
号が供給される。また、ΔX<0なる場合は差レ
ベルΔXが予測値演算器30に供給され、この演
算器30において、 Y=α・ΔX+ΔLb(α:係数) なる演算が行われ、現在からα時間後の光信号の
損失の増加予測値Y(第2図に示す)が求められ
る。この増加予測値Yは増加予測判定器31に供
給され、前記Lgメモリ21より供給される大幅
損失判定器レベルLgと比較される。この結果、
増加傾向値Yが判定レベルLg以上の場合は光フ
アイバケーブルに近い将来障害が発生するものと
判定され、前記障害表示器22が動作される。ま
た、増加傾向値YがLgより小なる場合はまだ障
害には至らぬものと判定され、前記メモリ27に
現在の差レベルΔLが記憶されるとともに、前記
アンドゲート回路14にリターン信号が供給され
る。しかして、タイマー信号発生器13より出力
されるタイマー信号に応じて上記動作が行われ
る。
尚、上記構成において、Lsメモリ16、Ltメモ
リ17、Lgメモリ21、Liメモリ24、に設定さ
れた各判定レベルおよび件数超過判定器26の判
定件数は任意に設定可能なものである。
リ17、Lgメモリ21、Liメモリ24、に設定さ
れた各判定レベルおよび件数超過判定器26の判
定件数は任意に設定可能なものである。
また、超過件数メモリ25は計数値が故障判定
件数を越え、障害発生と判定された場合、例えば
手動でクリアされる。
件数を越え、障害発生と判定された場合、例えば
手動でクリアされる。
さらに、障害表示器22は1個とし、どの判定
器により動作された場合も同一の表示を行うよう
にしたが、これに限らず各判定器20,26,3
1にそれぞれ障害表示器22を設け、異なる表示
をしてもよい。
器により動作された場合も同一の表示を行うよう
にしたが、これに限らず各判定器20,26,3
1にそれぞれ障害表示器22を設け、異なる表示
をしてもよい。
その他、この発明の要旨を変えない範囲で種々
変形実施可能なことは勿論である。
変形実施可能なことは勿論である。
以上、詳述したようにこの発明によれば、光フ
アイバケーブルに伝送される光信号の伝送損失を
複数の判定レベルと比較してケーブルの状態を判
定するとともに、伝送損失の増加傾向を予測して
いる。したがつて、現在のケーブルの事故あるい
は障害を検知し得ることは勿論、将来発生するで
あろう障害を予知することが可能であり。ケーブ
ルの運用上極めて有利な光フアイバケーブル破断
予知装置を提供できる。
アイバケーブルに伝送される光信号の伝送損失を
複数の判定レベルと比較してケーブルの状態を判
定するとともに、伝送損失の増加傾向を予測して
いる。したがつて、現在のケーブルの事故あるい
は障害を検知し得ることは勿論、将来発生するで
あろう障害を予知することが可能であり。ケーブ
ルの運用上極めて有利な光フアイバケーブル破断
予知装置を提供できる。
第1図乃至第3図はそれぞれ光フアイバケーブ
ルの異なる伝送損失特性を説明するために示す
図、第4図はこの発明に係わる光フアイバケーブ
ル破断予知装置の一実施例を示す構成図である。 11…光フアイバケーブル、12…分岐器、1
3…タイマー信号発生器、18…レベル演算器、
19…事故表示器、20…大幅損失判定器、22
…障害表示器、23…損失増加判定器、25…超
過件数メモリ、26…件数超過判定器、28…減
算器、29…増加傾向判定器、30…予測値演算
器、31…増加予測判定器。
ルの異なる伝送損失特性を説明するために示す
図、第4図はこの発明に係わる光フアイバケーブ
ル破断予知装置の一実施例を示す構成図である。 11…光フアイバケーブル、12…分岐器、1
3…タイマー信号発生器、18…レベル演算器、
19…事故表示器、20…大幅損失判定器、22
…障害表示器、23…損失増加判定器、25…超
過件数メモリ、26…件数超過判定器、28…減
算器、29…増加傾向判定器、30…予測値演算
器、31…増加予測判定器。
Claims (1)
- 1 光信号を伝送する光フアイバケーブルと、こ
のケーブルより光信号を分岐して取出す手段と、
この取出された光信号の通常レベルに対する損失
値を求める手段と、この求められた損失値と事故
判定レベルとを比較する手段と、この比較の結果
損失値が事故判定レベル以上の場合事故表示を行
う手段と、前記比較の結果損失値が事故判定レベ
ル以下の場合前記損失値の増加傾向を求めこの求
められた値が所定値以上の場合障害表示を行う手
段とを具備したことを特徴とする光フアイバケー
ブル破断予知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21422482A JPS59104531A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 光フアイバケ−ブル破断予知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21422482A JPS59104531A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 光フアイバケ−ブル破断予知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59104531A JPS59104531A (ja) | 1984-06-16 |
JPH0220049B2 true JPH0220049B2 (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=16652253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21422482A Granted JPS59104531A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 光フアイバケ−ブル破断予知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59104531A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411409A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 | Nec Corp | Optical fiber pulse generator |
EP2403164B1 (fr) * | 2010-07-01 | 2017-08-30 | Orange | Procédé et dispositif de détermination d'un risque de coupure d'une fibre optique |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612533A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-06 | Hitachi Ltd | Vibration monitoring device for rotary machine |
JPS5769228A (en) * | 1980-10-18 | 1982-04-27 | Fuji Electric Co Ltd | Deterioration detection system for optical transmitting circuit |
-
1982
- 1982-12-07 JP JP21422482A patent/JPS59104531A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612533A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-06 | Hitachi Ltd | Vibration monitoring device for rotary machine |
JPS5769228A (en) * | 1980-10-18 | 1982-04-27 | Fuji Electric Co Ltd | Deterioration detection system for optical transmitting circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59104531A (ja) | 1984-06-16 |
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