JPH02198670A - 塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−にの利用分野１ 本発明は塗装装置ｎに関し、特に被塗物の表面性状にか
かわらず連続的に所望厚さに良好に塗装できる塗装装置
に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］従来、
量産工場において被塗物をコンベアにて搬送しながら連
続的に塗装する装置としては、柿々のタイプのものが提
案されている。

たとえば、平板を塗装する際には、従来、塗料を２０〜
８０μｍ径の微小粒子に霧化させて塗装するエアースプ
レ一方式やエアレススプレ一方式による装置、あるいは
ロールコータ−やカーテンフローコーターが用いられて
いる。

しかして、上記エアースプレー塗装装置及びエアレスス
プレー塗装装置は、塗料を霧化させるために塗着効率が
悪く、且つ塗料ミストが大Ｄｔに飛散するため機器類の
汚染が発生し安全衛生士、の害及び公害を引起すことも
ある。また、ロールコータ−は、被塗物表面が凹凸形状
の場合には四部に良好な塗装ができない。また、フロー
コーターは、上面しか塗装ができず、特に側面を塗装で
きないという難点がある。

更に、Ｌ記スプレー塗装装置及びフローコーターは、被
塗物の搬送速度に応じて塗１１！Ｊｌνさが変化するの
で該搬送速度を正確に制御する必要がある。また、上記
従来の塗装装置は、被塗物の表面状態によらず、全面均
一に塗料が供給されるので、該被塗物の表面性状（たと
えば塗料吸収性）が部分的に異なる場合には塗膜厚さが
不均一になるという問題点がある。それ故、被塗物の表
面性状の差に応じて、同一塗装条件であっても、塗膜＋
１７Ｉさが変化し、所望の膜厚精度を維持できなくなる
おそれがある。

そこで、本発明は、以上の如き従来技術の問題点がなく
、特に被塗物の表面性状によらず容易に所望厚さに塗装
でき、更に一トド両面及び両側面を同時に良好に塗装す
ることのできる。塗装装置を提供することを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、以上、の如き目的は、塗装室内を経由
して被塗物を搬送する手段が配置されており、該塗装室
内にはＦ記搬送手段により搬送せしめられる被塗物に対
し塗料を供給するコーターヘッドが設けられており、上
記塗装室の被塗物出口は該被塗物の搬送方向に対し斜め
の而に形成されておりＨつ該被塗物の通過時に該被塗物
との間に適宜のわずかな隙間が形成される形状構造を有
し、該被塗物出口には被塗物の搬送と同期して当該位置
を通過する被塗物部分に対し適１に開閉動作を行なうシ
ャッタ機構が付設されており、史にＬ記塗装室内を減圧
するだめの手段が設けられていることを特徴とする。塗
装装置ａ。

により達成される。

本発明塗装装置においては、塗装室の被塗物人［」に被
塗物の搬送と同期して適ｉＦに開閉動作を行なうシャッ
タ機構を付設することができる。

また１本発明塗装装置においては、塗装室内にてコータ
ーヘッドから供給され塗膜形成に寄与しなかった塗料を
回収するための手段を設けることができる。

更に、本発明塗装装置ηにおいては、塗装室と該塗装室
内を減圧するための手段との接続部に塗料ミスＦｒ１ｎ
集手段を配置することができる。

［実施例］ 以Ｆ°、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説
明する。

第１図は本発明による塗装装置の一実施例を示す概略構
成図である。

図において、２は塗装室であり、該塗装室内を経由して
水平にへ方向に被塗物４を搬送する手段が配置されてい
る。該搬送手段は塗装室２外から該塗装室内へ被塗物４
を供給するベルトコンベア６と塗装室２内に配置された
ローラ８と塗装室２内から該塗装室外へと排出される被
塗物４を受は取るローラーコンベア１０とを含んでいる
。６８．８ａはそれぞれ上記コンベア６及びローラ８の
方に付勢されている押えローラである。

Ｌ記塗装室２には、上記被塗物搬送手段により被塗物４
が供給される人［１部に該被塗物の通過の際にわずかな
隙間が形成される様な形状の開［］を有する入口部材１
２が取付けられている。史に、」−記塗装室２には、上
記被塗物搬送手段により被塗物４が排出される出し１部
に該被塗物の通過の際にわずかな隙間が形成される様な
形状の開口をイ１゛する出［１部材１４が取付けられて
いる。線用［１部材にはその開口の開閉のためのシャッ
タ機構１５が付設されている。該シャッタ機構は開口の
長さ方向に沿って配列された複数のシャッタからなる。

各シャッタの上部にはそれぞれ独立にＬ上移動を駆動す
るための、アクチュエータが接続されている。尚、図示
はしないが、人口部材１２にもその開口の開閉のための
シャッタ機構を付することができる。但し、このシャッ
タ機構は出「］部材側と異なり開口全体に対し１つのシ
ャッタを配置してなる。

に記塗装室２内には−に２被塗物搬送手段により搬送さ
れる被塗物４の移動経路のに方及び下方にそれぞれ被塗
物４に対し塗料を供給する下向きコーターヘッド１６及
び上向きコーターヘッド１８が配置６されている。図示
はしないが、被塗物４の移動経路の側方にもコーターヘ
ッドを配置６することができる。

ト記塗装室２には上記コーターヘッド１６．１８から吐
出されたが被塗物４の塗膜形成に寄与しなかった塗料を
回収するための塗料貯留部２０が設けられている。また
、該塗装室２には、詠塗装室内を減圧するための手段と
してのブロワ２８が接続されており、該接続部において
塗装室２内にはブロワ２８による排気の際の気体流通経
路をさえぎる様に塗料ミスト捕集フィルタ３０が配ｊη
されている。また、塗装室２内には上記ブロワ２８によ
る排気の際に発生する塗料ミストをさえぎる様に邪魔板
３２．３４．３６が設けられている。

−１−記塗装室２外には、新規塗料のタンク４０が配置
されており、詠タンク及び上記塗装室２内の塗料貯留部
２０と塗装室２内のコーターヘッド１６．１８とはポン
プ４２．４４及びバルブを含む配管系により接続されて
いる。これにより、」−２コーターヘッド１６．１８に
は所望の流１ａで塗料タンク４０から新規塗料を供給で
き、また塗料貯留部２０から回収塗料を供給できる。

尚、塗装室２にはブロワ２８での排気による減圧度が過
大になるのを抑制するための減圧度調整バルブ４６が接
続されている。

また、４８は十、記コンベア６上を搬送せしめられる被
塗物４を検知するためのセンサである。

第２図は本実施例における」二記出ロ部材１４の近傍を
示す概略斜視図である。

図示される様に、本実施例では、出口部材１４は三角フ
ード形態をなしており、その出ｒ］開［］が形成されて
いる面はへ方向と直交する而に対し角度θをなしている
。該角度θはたとえば２０〜６０度である。

被塗物４が板状体で該板状体のヒト両面及び左右両側面
を均一に塗装する場合には、被塗物４が出口部材１４の
開口を通過する時に語間「】のちょうど中央に位置し１
つ該開口と被塗物４の４．ド両面及び左右両端面との間
の隙間がいずれもたとえば１〜５ｍｍとなる様に、出１
１部材１４の開口を設定し該出口部材を配置する。人］
］部材１２についても同様であり、被塗物４が人口１部
材１２の開［Ｊを通過する時に語間［１のちょうど中央
に位置し「１つ語間［−１と被塗物４の上ド両面及び左
右両端面との間の隙間がいずれもたとえば１〜５ｍｍと
なる様に、入［１部材１２の開］］を設定し該出口部材
を配置する。但し、上記隙間は塗装時の塗装室２内の減
圧度等に応じて適宜変化させることができる。

第２図に示される様に、出口部材１４の出１１開口の長
さ方向（水平方向）に沿ってシャッタ１５ａ−＋　５　
ｆが順次配列されてシャッタ機構１５が構成されており
１図ではシャッタ１５ａ〜１５ｃが開状態でありシャッ
タｌ５（１〜１５［が閉状態である。

次に、本実施例塗装装置の動作につき説明する。

ブロワ２８により塗装室２内を減圧しながら、ポンプ４
２を作動させて塗料タンク４０から新規塗料をコーター
ヘッド１６．１８に供給する。この際、人口部材開口及
び出口部打開［Ｊは全てシャッタにより閉じておく。

被塗物搬送手段により被塗物４をへ方向に搬送し、該被
塗物の先頭がセンサ４８により検知された時点から所定
時間後に人口部材開口のシャツタを作動させ人口開口を
開き、被塗物４を該開口から塗装室２内へと供給する。

同様に、被塗物４の最後尾がセンサ４８により検知され
た時点から所定時間後に入口部材開口のシャッタを作動
させ入口開口を閉じる。これらシャッタの開閉の時点は
、被塗物４の搬送速度に応じて適宜設定される。

塗装室２内では被塗物に対しコーターヘッド１６．１８
及び不図示の横向きコーターヘッドから塗料が供給され
る。この塗料供給量は所望厚さの塗膜形成に必要な量よ
り１分に過剰となる様に設定される。従って、被塗物４
の上下両面及び左右両端面には塗装室２内において所望
厚さより十分に厚い塗膜が形成される。尚、塗装室２内
は減圧されているので塗装室２外から人口開口を通じて
該塗装室内へと外気流が流れ込み、従って該人口開口か
ら外部へと塗料が飛散することはない。

第３図及び第４図は本実施例における出口部材側のシャ
ッタ機構１５の作用を説明するための概略図である。

第３図に示される様に、出口部材１４の開口の長さ方向
の一方の端部（シャッタ１５ａ側の端部）のへ方向座標
なｐとし他方の端部（シャッタ１５ｆ側の端部）のへ方
向座標なｑとする。そして、被塗物４の先頭が、第４図
に示される［１の様に一定速度でへ方向に進行し、時刻
しｌで位置ｐに到達する。この時点でシャッタ１５ａが
上方へと移動して該シャッタに対応する開口が形成され
る。次いで、時刻も２〜Ｌ７において、それぞれシャッ
タ＋５ｂ−１５ｒが順次」一方へと移動し、順次開口が
大きくなり１時刻ｔ７では全シャッタが開き出口部材１
４の開口が全て開放される。第４図には各シャッタ１５
ａ〜１５ｆの開状態がそれぞれ１５Δ〜１５Ｆで示され
ている。

同様に、被塗物４の最後尾が出口開口を通過する際には
、該被塗物の進行に同期してシャッタ１５ａ〜１５ｆが
順次閉じる。

以上の各シャッタの開閉の時点は、被塗物４の搬送速度
及び角度θに応じて適宜設定される。

この様に、被塗物４が出口部材１４の開Ｌ１を通過する
のに同期させて各シャッタを開閉させることにより、塗
装室２内と外部との連通部分の断面積な小さくでき、か
くして該塗装室内の減圧度を高く維持し且つ詠減圧度の
変動を少なくすることができる。

第５図は被塗物４が出［１部材１４の開口を通過する時
の状態を示す断面図である。

被塗物４が出口部材１４の開口を通過する際には、塗装
室２内は減圧されているので、塗装室２外から塗装室２
内へと流れ込む外気流により該開口と被塗物４の表面上
の塗料５２との間には所定のわずかな隙間５６が形成さ
れる。かくして、塗装室２内で所望厚さより十分に厚く
形成されていた塗膜は、隙間５６を流れる外気流により
所定厚さを越える部分が剥奪され、塗装室２外へと被塗
物が排出される時には、一定の所望厚さの塗膜が形成さ
れている。この場合、被塗物４の表面性状が如何なるも
のであっても、コーターヘッドによる塗料供給位置から
出口部に全るまでに該表面性状応じて塗料が適宜被塗物
４内に吸収されているので、上記出口部を出る際の塗膜
厚さは所定の厚さとなる。

上記の様に、本実施例では、出口開口がへ方自と垂直な
而に対して角度θをなす面に形成されているが、被塗物
４が出口部材１４の開口を通過するのに同期させて各シ
ャッタを開閉させ塗装室２内と外部との連通部分の断面
積な極力小さくして塗装室２内の減ｉｆ度の変動を抑制
しているので、Ｌ４第５図に関し説明した所定ＩＩＩ　
１！７化作川を良好に行なうことができる。

また、本実施例では出口開口の長さが長いので、被塗物
４が減圧吸引による所定膜厚化作用を十分に受けること
ができ、このため被塗物表面に凹凸模様がある場合にも
該凹凸模様に対応して忠実に一定厚さの塗膜を形成する
ことができる。

塗装を継続するにつれて、塗装位置から落゛トし邪魔板
３２に沿って流下した塗料が塗料貯留部２０に回収され
るので、該回収塗料を必要に応じてろ過し適時コーター
ヘッド１６．１８に供給して塗装を行なうことができる
。

また、ブロワ２８での排気時には、フィルタ３０により
塗料ミストが捕集される。

尚、本実施例装置では、塗装室２内に適切な治具を配置
することにより被塗物４に対し部分的に塗料を供給しな
い様にし、部分的に塗膜を形成しない様にすることもで
きる。

第６図及び第７図は本発明による塗装装置の他の実施例
の出口部のシャッタ機構の例を示す図である。

第６図の実施例は出［］開口に平行な水平方向（１３方
向）に走行するシャッタ機構１５′の例である。該機構
は先幕及び後幕の間に出口部［Ｊより長い開口部を杓し
、被塗物４の搬送に同期して走行せしめられ、］二２第
１〜５図の実施例の場合と工ｎ似の作用をなす。

第７図の実施例は各シャッタが水平方向のヒンジのまわ
りに回動ｉｉ）能［ｔつ出１］開Ｉコを開しる位置へと
付勢されているシャッタ機構１５′の例である。該機構
の付勢手段としてはマグネットまたはバネ等を用いるこ
とができる。本実施例では被塗物の手簡により各シャッ
タが押されて開状態が実現され、特別のアクチュエータ
は不要である。本実施例のシャッタ機構も上記第１〜５
図の実施例の場合と類似の作用をなす。

［発明の効果］ 以ヒ詳細に説明した様に、本発明の塗装装ｊｎによれば
、被塗物の表面性状によらず容易に安定して所望厚さに
塗装でき、特に被塗物面に凹凸模様がある場合にも該凹
凸槁様に対応して忠実に一定厚さの塗膜を形成すること
ができ、更にＩ１下両面及び両側面を同時に良好に塗装
することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による塗装装置を示す概略構成図であり
、第２図はその出口部材の近傍を示す概略斜視図であり
、第３図及び第４図は出口部材側のシャッタ機構の作用
を説明するための概略図であり、第５図は被塗物が出口
部材の開口を通過する時の状態を示す断面図である。 第６図及び第７図は本発明による塗装装置６の出口部の
シャッタ機構の例を示す図である。 第２図 ２：塗装室、　　、　　４：被塗物、 ６．１０：コンベア、 Ｉ２二人口部材、　　　１４：出口部材、１５．１５′
　、１５″　：シャッタ機構、１５８〜１５「：シャッ
タ。 １６．１８：コーターヘッド、 ２０：塗料貯留部、　２８ニブロワ、 ３０：フィルタ、 ４０：新規塗料タンク ４２．４４：ポンプ、 ４８二被塗物位置検知センサ。 第５図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）塗装室内を経由して被塗物を搬送する手段が配置
   されており、該塗装室内には上記搬送手段により搬送せ
   しめられる被塗物に対し塗料を供給するコーターヘッド
   が設けられており、上記塗装室の被塗物出口は該被塗物
   の搬送方向に対し斜めの面に形成されており且つ該被塗
   物の通過時に該被塗物との間に適宜のわずかな隙間が形
   成される形状構造を有し、該被塗物出口には被塗物の搬
   送と同期して当該位置を通過する被塗物部分に対し適正
   に開閉動作を行なうシャッタ機構が付設されており、更
   に上記塗装室内を減圧するための手段が設けられている
   ことを特徴とする、塗装装置。
2. （２）塗装室の被塗物入口に被塗物の搬送と同期して適
   正に開閉動作を行なうシャッタ機構が付設されている、
   請求項１に記載の塗装装置。
3. （３）塗装室内にてコーターヘッドから供給され塗膜形
   成に寄与しなかった塗料を回収するための手段を有する
   、請求項１または２に記載の塗装装置。
4. （４）塗装室と該塗装室内を減圧するための手段との接
   続部に塗料ミスト捕集手段が配置されている、請求項１
   〜３のいずれかに記載の塗装装置。