JPH02198102A - 避雷器における外部封止電極の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば雷撃によって送電線に雷サージ電流
が流れたとき、それを速やかに大地に放電し一送＠線の
雷サージ電位上昇を抑制することにより、雷サージに起
因する閃絡あるいは地絡事故による停電を未然に防止し
て送電を可能にする避雷器における外部封止電極の取付
構造に間するものである。

［従来の技術］ 従来の避雷器として、第４図に示すように、磁器碍管４
１内に酸化亜鉛を主材とする避雷素子４２を内蔵し、そ
の上下両端部に電極板４３を接触させ、さらに、画電極
板４３を外部封止＠極４４により弾性的に押圧するとと
もに、該封止電極４４の外側円筒部を磁器碍管４１の外
周面にカシメ付けして磁器碍管４１内部を密封している
。

［発明が解決しようとする課１Ｆ！］ ところが、この従来構成においては、外部封止電極４４
の外周部が磁器碍管４１の両端部に対し直接嵌合されて
いるので、カシメ付け時の押圧力が磁器碍管４１の端部
に全て作用し、磁器碍管４１の端部が破損し易く、製品
のコストダウンを図ることができないという問題があっ
た。

この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、外部封止電極のカシメ
付け固定時に磁器碍管の端部にカシメ付け時の押圧力が
集中して作用するのを防止して磁器碍管の端部の破損を
抑制することができる避雷器における外部封止電極の取
付、構造を提供することを目的としている。

［課組を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、この発明は、磁器筒体の
内部に電圧−電流特性が非直線性の避雷素子を収容する
とともに、前記磁器筒体の端部に外部封止電極を嵌合し
て該封止電極の外側筒部を前記ｌａ磁器筒体外周面にカ
シメ付け固定した避雷器において、 前記避雷素子と外部封止電極との間に該外部封止＠極の
外側から避雷素子側へ作用するカシメ付け時の押圧力を
支持する電極支持部材を介在するという手段をとってい
る。

［作　用］ この発明は外部封止電極に作用するカシメ付け時の押圧
力がｔ［！支持部材により支持されるので、磁器碍管の
端部に前記押圧力が作用するのをなくして、磁器碍管の
損傷を防止することができる。

また、磁器碍管の端部と外部封止電極との間に水密保持
用のパツキンを介在してもパツキンに過大な押圧力が作
用しないので、パツキンの損傷が防止されるとともに、
水密性が向上する。

［実施例］ 以下、この発明を懸垂型の避雷碍子に具体化した一実施
例を、第１図〜第３図に基づいて説明する。

第３図に示すように、避雷仙子１を構成する碍子本体２
は一筒部２ａと一該筒部２ａの内部１面に円環状に、か
つ同心状に形成された複数のひだ部２ｂと、さらに、前
記筒部２ａの中央上部に一体形成された有蓋円筒状の頭
部２Ｃとにより−・体形成されている。また、該頭部２
Ｃの外周にはセメント３によりキャップ金具４が被嵌固
定され、該金具４には嵌合凹部４ａが形成され、直上の
避雷靭子１のビン金具５を係合し得るようにしている。

前記ビン金具５の上部は前記頭部２ｃの内部にセメント
３により固定され、下端は直下の避雷鉤子１の前記キャ
ップ金具４の嵌合凹部４ａに係合される。このようにし
て複数の避雷碍子１が直列に連結される。

前記筒部２ａには円筒状をなす複数の磁器筒部２ｄ（こ
の実施例では一個のみ図示する）が等間隔に、かつビン
金具５と平行状に該筒部２ａを貫通ずるように一体形成
されている。前記各磁器筒部２ｄの内部には酸化亜鉛（
ＺｎＯ）を主材とした続流遮断特性に優れた電圧−電流
特性が非直線性の円柱状をなす複数のＭ？８素子６が直
列に収容されている。

前記磁器筒部２ｄの上下両端斜面にはアルミニウム、ア
ルミニウム合金（ジュラルミン）、あるいは銅合金（リ
ン青銅）などの導電材よりなる平板状の内部封止電極７
が接着材により接着固定され、避雷素子６の上面６ａと
、前記内部封止電極７の下面７ａとの間には、中間電極
８が弾性的に介装されている。

前記磁器筒部２ｄの上端部には、アルミニウムあるいは
銅などの導電材よりなる外部封止電極ｉ９がパツキン１
３を介して嵌合され、該封止電極９の外周円筒部９ａが
磁器筒部２ｄの外周に形成した凹状溝２ｅにカシメ付け
固定されている。前記内部封止電極７の上面には、本発
明の要部である電極支持部材１０が載置され、該部材１
０の上端面は前記外部封止電極９の内側下面に当接され
ている。そして、前記外部封止型４Ｉ！９の外周円筒部
９ａのカシメ付け時に、磁器筒部２ｄの端部２ｆに過大
なカシメ付け時の押圧力が作用するのをなくして、該端
部２ｆ及び前記パツキン１３が破損しないようにしてい
る。

前記電極支持部材１０の底面中央部には凸部１０ａが一
体形成され、該凸部１０ａにはコイル状をなすバネ１２
の下端が嵌合され、前記外部封止電極９の内側下面に前
記バネ１２の上端が当接されている。

前記磁器筒部２ｄの下側にも前記外部封止電極９、ｔ４
Ｉ！支持部材１０及びバネ１２が装着されている。

前記外部封止型［９の上面には、該外部封止電極りを前
記キャップ金具４に電気的に接続するり−ドｆｉ１４が
取り付けられている。

前記下側の外部封止量＠９と前記ピン金具５は、リード
線１５により電気的に接続されている。

前記中間電極８は、弾性を有するアルミニウムあるいは
銅などの導電材よりなる円板状の上部キャップ電極１６
の外周に形成した係止鍔部１６ａに対し、下部キャップ
電極１７の外周部に形成した円筒部１７ａをカシメ付け
するとともに、前記両キャップ＠４１６．１７の内部に
は皿状のバネ受１８により皿バネ１９を介装して構成さ
れている。

次に、前記のように構成した避雷碍子についてその作用
を説明する。

送電線に雷サージの過電圧が印加されると、このときの
電流は最下端の避雷ｉ７子１のピン金具５へ流れ、リー
ド線１５→下側の外部封止電極９→下側の電極支持部材
１０→下側の内部封止電極７→避雷素子６→中間＠極８
→上側の内部封止ｔｆ！７−→上側の電極支持部材１０
→上側の外部封止電極９→リード線１４を経て、Ａヤッ
プ金具４へ至り、さらに、直上の避雷碍子１のピン金具
５へ流れ、以下同様にして複数連の避雷碍子１に順次流
れて、鉄塔から大地へ放電される。

このとき、１１子本体２に内蔵された避雷素子６はその
特性により速やかに抵抗値を減じて雷サージによる大電
流を放電させる。また、前記雷サージに継続する運転電
圧に対しては避雷素子６は直ちに抵抗値を復元して絶縁
を回復するので、続流放電は形成されず、電線路は正常
に復帰する。

さて、この実施例においては、前記のように内部封止電
極７と外部封止電極９との間に電極支持部材１０を介在
し、磁器筒部２ｄの端部から外部封止電極９を所定距１
ｌｌｔ離隔したので、外部封止電極９のカシメ付け時に
押圧力が前記電極支持部材１０により支持され、この結
果、外部封止ｔｌｆ１９が磁器筒部２ｄの端部に強圧さ
れることはなく、従って、磁器筒部２ｄの端面が損傷す
ることはない、又、パツキン１３に過大な押圧力が作用
しないので、水密性が保持される。

なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば、電極支持部材１０を非導電材により形
成し、内部封止＠［！７と外部封止量！＆９との導通を
バネ１２に取着した導電片（図示路）により導通する等
、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、任意に変更し
て具体化することも可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は、外部封止電極のカシ
メ付け時の押圧力が磁器筒体の端部に集中するのをなく
して、該端部の損傷を抑制することができるとともに、
端部と外部封止電極との間に介在したパツキンの損傷も
抑制して水密性を向」ニすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した懸垂型避雷的子の部分拡
大断面図、第２図は同じく要部の分解斜視図、第３図は
避雷切子全体を示す手編断面図、第４図は従来例を示す
中央部縦断面図である。 １・・・避雷ｉη子、２・・・碍子本体、２ｅ・・・凹
条溝、２ｆ・・・端部、６・・・避雷素子、８・・・中
間電極、９・・・外部封止電極、９ａ・・・外側円筒部
、１０・・・ｔ＠支持部材− 特許出願人　　　　　１１本鱒子　株式会社代理人　　
　　　　　弁理士　　恩１）博宣第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．磁器筒体の内部に電圧−電流特性が非直線性の避雷
   素子を収容するとともに、前記磁器筒体の端部に外部封
   止電極を嵌合して該封止電極の外側筒部を前記磁器筒体
   の外周面にカシメ付け固定した避雷器において、 前記避雷素子と外部封止電極との間に該外部封止電極の
   外側から避雷素子側へ作用するカシメ付け時の押圧力を
   支持する電極支持部材を介在したことを特徴とする外部
   封止電極の取付構造。