JPH033996Y2 - - Google Patents

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JPH033996Y2
JPH033996Y2 JP16964385U JP16964385U JPH033996Y2 JP H033996 Y2 JPH033996 Y2 JP H033996Y2 JP 16964385 U JP16964385 U JP 16964385U JP 16964385 U JP16964385 U JP 16964385U JP H033996 Y2 JPH033996 Y2 JP H033996Y2
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electrode
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lightning protection
shaped
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JP16964385U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は耐雷ユニツトに係り、2個の特性要
素を有する耐雷ユニツトに関する。
従来の技術 従来の特性要素を第3図に示す。即ち、図例の
特性要素1は、円筒状に形成されており、その材
質は酸化亜鉛や炭化珪素等からなる。第4図に示
すように、この特性要素1の上下端に、例えば銅
合金等からなる略鋲状の電極3、4を配置するこ
とにより耐雷ユニツトが形成される。即ち、図例
の耐雷ユニツトにおいては、特性要素1の中空部
2内に電極3、4の凸部3a、4aが位置してい
る。なお、凸部3a、4a間には、雷インパルス
等に基づくサージ電圧を放電させるためのギヤツ
プ5が形成されている。
さらに、前記電極3、4の凸部3a、4aに
は、ガス抜孔3b、4bがそれぞれ形成されてい
る。このガス抜孔3b、4bは、前記ギヤツプ5
で放電させる際に発生するガスを外部へ放出させ
るために設けられている。
考案が解決しようとする問題点 上述したように、従来の耐雷ユニツトでは、雷
インパルス等に基づくサージ電圧がギヤツプ5で
放電するときに生じるガスは、電極3、4のガス
抜孔3b、4bから外部に自然に放出されるよう
になつている。しかしながら、前記ガス抜孔3
b、4bが比較的小さいため、前記ガスを効率良
く放出することが難しい。結果として、特性要素
1の中空部2内が汚損され、耐雷ユニツトの経時
特性の劣化を招来していた。
この考案は、上記事情に鑑みて創案されたもの
で、雷インパルス等に基づくサージ電圧を放電さ
せる際に発生するガスを効率良く放出し、経時特
性の劣化を抑制しうる耐雷ユニツトを提供するこ
とを目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案の耐雷ユニツトは、サージ電圧を放電さ
せる耐雷ユニツトにおいて、特性要素と、前記特
性要素の上端面に導電性ペーストでもつて同心状
に固定される上部の電極と、前記特性要素の下端
面に導電性ペーストでもつて同心状に固定され前
記上部の電極と同形状の下部の電極とを具備して
おり、且つ前記特性要素は断面が扇形となるよう
に中空円筒を縦割りした形状をしており、前記両
電極は円盤状の基部と前記基部の上に設けた低い
円盤状の凸部と前記凸部の上に設けた円柱形状の
凸部とを一体に形成して構成され、且つ前記両電
極の円柱形状の凸部の上端面は対向してギヤツプ
を形成し、且つ前記電極の凸部の外周と特性要素
の内周は同径に形成されるとともに、前記縦割り
により生じた2か所の間隙から放電の際に発生し
たガスを放出せしめるようにしたことを特徴とし
ている。
作 用 雷インパルス等が原因となつて発生したサージ
電圧を、特性要素によつてはさまれたギヤツプで
放電させた場合、この放電により生じたガスは前
記特性要素の内周あるいは前記ギヤツプ近傍に充
満することがなく、前記の間隙から効率よく放出
される。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図で
ある。この図において、特性要素5は例えば酸化
亜鉛や炭化珪素等からなり、断面が扇形となるよ
うに中空円柱を切り取つた形状を有している。電
極10a,bは例えば銅合金等によつてつくられ
ており、円盤状の基部11を有し、そしてこの基
部11上には円盤状の低い凸部12が設けられ、
さらにこの凸部12の上に円柱状の凸部である放
電端子13が設けられている。
電極10aの基部11の上面15には導電性ペ
ースト等が塗布され特性要素5の下端面4に接合
される。このとき、電極10aの凸部12の外周
14と特性要素1の内周3とは半径が等しくなつ
ているので密着し、特性要素5と電極10aは安
定に固定される。上部の電極10bも同様に特性
要素5の上端面に固定される。
この場合において、上部の電極10bと下部の
電極10aとはこれらの中心軸線が一致するする
ように両電極が特性要素に対して固定される。
第2図は組立斜視図である。図において、特性
要素5の上端面および下端面に接合された電極1
0の放電端子13は互いに対向し、ギヤツプAを
形成している。一方特性要素5は内周3と電極1
0の凸部12の外周14により同心円状に位置決
めされているので2ケ所に間隙21が確保され
る。(他方は21と対称の位置にあるので第1図
参照) 上記のように構成された耐雷ユニツト1の電極
10に雷インパルス等によるサージ電圧が印加さ
れると、ギヤップAに放電が起こり、この放電に
よつて発生したガスは間隙21を通つて外部に効
率良く放出される。
本考案は上記の実施例に限定されず、特性要素
をその他の形状、例えば断面の形を略コ字状ある
いは略L字状にすることも可能である。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、雷イ
ンパルス等に基づくサージ電圧を受けた場合、ギ
ヤツプでもつてそれを放電させ、そのとき生じた
ガスを効率よく外部に放出することができるので
特性要素の内周が汚損されにくく、従つて経時特
性の劣化を抑制した耐雷ユニツトを提供すること
が可能となつた。しかも、電極にガス抜孔を形成
しないので、電極の構造を簡単にすることができ
電極の製造コストの低減に貢献しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図はその組立斜視図である。第3図は従
来の特性要素を示す外観斜視図、第4図は従来の
耐雷ユニツトを示す一部切欠断面図である。 1……耐雷ユニツト、5……特性要素。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サージ電圧を放電させる耐雷ユニツトにおい
    て、特性要素と、前記特性要素の上端面に導電性
    ペーストでもつて同心状に固定される上部の電極
    と、前記特性要素の下端面に導電性ペーストでも
    つて前記上部の電極の中心軸線と一致した中心軸
    線になるように固定され前記上部の電極と同形状
    の下部の電極とを具備しており、且つ前記特性要
    素は断面が扇形となるように中空円筒を縦割りし
    た状をしており、前記両電極は円盤状の基部と前
    記基部の上に設けた低い円盤状の凸部と前記凸部
    の上に設けた円柱形状の凸部とを一体に形成して
    構成され、且つ前記両電極の円柱形状の凸部の上
    端面は対向してギヤツプを形成し、且つ前記電極
    の低い円盤状の凸部の外周と特性要素の内周は同
    径に形成されるとともに、前記縦割りにより生じ
    た2か所の間隙から放電の際に発生したガスを放
    出せしめるようにしたことを特徴とする耐雷ユニ
    ツト。
JP16964385U 1985-11-02 1985-11-02 Expired JPH033996Y2 (ja)

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JPS6277888U JPS6277888U (ja) 1987-05-19
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