JPH0443987Y2 - - Google Patents

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JPH0443987Y2
JPH0443987Y2 JP8000188U JP8000188U JPH0443987Y2 JP H0443987 Y2 JPH0443987 Y2 JP H0443987Y2 JP 8000188 U JP8000188 U JP 8000188U JP 8000188 U JP8000188 U JP 8000188U JP H0443987 Y2 JPH0443987 Y2 JP H0443987Y2
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JP
Japan
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insulating plate
ceramic tube
insulation resistance
ceramic cylinder
electrodes
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JP8000188U
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JPH021889U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、雷などによるサージから機器を保護
するために用いられるアレスタに関するものであ
る。
[従来の技術] アレスタは、雷インパルス電圧のような過大な
電圧が加わつた時、放電を起こすことにより、回
路電圧を数10V以下に低下させて、機器の損傷を
防ぐために用いられるものである。第3図に従来
のアレスタを示す。このアレスタは、円筒状のセ
ラミツク筒3内に絶縁板4を両側から挟むように
して2枚の電極2を収納し、セラミツク筒3の上
下の開口を無酸素銅などの金属板1で封止した構
造となつており、セラミツク筒3の内部にアルゴ
ンガス等の不活性ガスを封入してある。このタイ
プのアレスタは構造が簡単であるので製造が容易
であるが、反面重大な欠陥がある。即ち、雷サー
ジによる放電を繰り返すと、放電により蒸発、飛
散した金属粉がセラミツク筒3の内壁(特に第3
図中のA部分に金属粉が付着すると問題となる)
や絶縁板4の外周面Bに付着し、電極2間の絶縁
抵抗が低下するのである。なお、最悪の場合はア
レスタが導通状態になることもある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、。放電を繰り返し
た場合にも絶縁抵抗の低下が少ないアレスタを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は円筒状の
セラミツク筒と、セラミツク筒内に対向させて収
納される一対のニツケル製の電極と、セラミツク
筒の内径と略同一の外径を有する中空円板状で、
上記電極の対向面の間に介装される軟質マイカか
らなる絶縁板と、セラミツク筒の両端開口を封止
し、セラミツク筒内にアルゴンガスなどの不活性
ガスを封入すると共に電極及び絶縁板を固定する
金属板とで構成してある。
(作用) 本考案は、上述のように絶縁板としてセラミツ
ク筒の内径と略同一の外径を有する中空円板状の
ものを用いることにより、放電による金属粉が付
着すると絶縁抵抗の低下を招く恐れの高いセラミ
ツク筒の内壁部分を絶縁番の外周面で覆つて、セ
ラミツク筒の内壁に金属粉が付着しにくくして、
セラミツク筒の内壁での絶縁抵抗の低下を起こす
ことが少なくなるようにし、またセラミツク筒内
に対向させて収納される一対の電極としてニツケ
ル製のものを用いると共に、上記電極の対向面の
間に介装される絶縁板として軟質マイカを用いる
ことにより、放電による金属粉が絶縁板の中空部
の内面に付着しても絶縁抵抗の劣化を招きにくい
ようにしたものである。
(実施例 1) 第1図に本考案の一実施例を示す。本実施例の
アレスタも、円筒状のセラミツク筒3内に、絶縁
板4を両側から挟むようにして一対の電極2を収
納したもので、セラミツク筒3の両端開口を金属
板1で夫々封止し、セラミツク筒3内にアルゴン
ガスなどの不活性ガスを封入すると共に、この金
属板1で電極2及び絶縁板4を固定してある。そ
して、本実施例では絶縁板4として第2図に示す
ようにセラミツク筒3の内径と略同一の外径を有
する中空円板状のものを用いてある。このため、
放電による金属粉が付着しやすいセラミツク筒3
の内壁部分を絶縁板4の外周面で覆うことがで
き、セラミツク筒3ま内壁に金属粉が付着しにく
くなり、このセラミツク筒3の内壁での絶縁抵抗
の低下を起こすことが少なくなる。ところで、上
述のように絶縁板4の外径をセラミツク筒3の内
径と略同一とすると、電極2の放電路が必要とな
るので、絶縁板4の中央を中空にしてある。この
場合には、絶縁板4の中空部の内面に放電による
金属粉が付着し、この部分で絶縁抵抗の低下を招
くことになる。そこで、本実施例では、上記放電
2としてニツケル製のものを用いると共に、絶縁
板4として軟質マイカを用いてある。このよう
に、ニツケル製の放電2と、軟質マイカである絶
縁板4とを用いると、放電により蒸発、飛散した
金属粉が絶縁板4の中空部に内面に付着しても、
絶縁抵抗の劣化を招かなくなる。これは絶縁板4
として用いられる軟質マイカの中空部の内面が層
状になつており、この層の大きさと付着するニツ
ケル粉の大きさの関係からニツケル粉同士が接触
しにくくなるためではないかと考えられる。な
お、本実施例では電極2がニツケル製で、絶縁板
4が軟質マイカとしたが、その他の材質であつて
も上述のような絶縁抵抗の低下の少ない適切な組
み合わせがあると考えられる。このように本実施
例によれば、絶縁板4としてセラミツク筒3の内
径と略同一の外径を有する中空円板状のものを用
いることにより、セラミツク筒3の内壁での絶縁
抵抗の低下を起こしにくくすることができ、また
電極2としてニツケル製のものを用いると共に、
絶縁板4として軟質マイカを用いることにより、
絶縁板4の中空部の内面での絶縁抵抗の劣化を招
きにくくでき、従つて、アレスタが放電を繰り返
した場合にも絶縁抵抗の低下を起こすことが少な
くなる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、絶縁板としてセラミツ
ク筒の内径と略同一の外径を有する中空円板状の
ものを用いているので、放電による金属粉が付着
すると絶縁抵抗の低下を招く恐れの高いセラミツ
ク筒の内壁部分を絶縁板の外周面で覆うことがで
き、このためセラミツク筒の内壁に金属粉が付着
しにくくでき、セラミツク筒の内壁で絶縁抵抗の
低下を起こすことが少なくなり、またセラミツク
筒内に対向させて収納される一対の電極としてニ
ツケル製のものを用いると共に、上記電極の対向
面の間に介装される絶縁板として軟質マイカを用
いているので、放電による金属粉が絶縁板の中空
部の内面に付着しても絶縁抵抗の劣化を招きにく
くでき、従つてアレスタが放電を繰り返した場合
にも放電により蒸発、飛散した金属粉による絶縁
抵抗の低下を起こすことを少なくできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同上の絶縁板の平面図、第3図は従来例の断面図
である。 1は金属板、2は電極、3はセラミツク筒、4
は絶縁板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状のセラミツク筒と、セラミツク筒内に対
    向させて収納される一対のニツケル製の電極と、
    セラミツク筒の内径と略同一の外径を有する中空
    円板状で、上記電極の対向面の間に介装される軟
    質マイカからなる絶縁板と、セラミツク筒の両端
    開口を封止し、セラミツク筒内にアルゴンガスな
    どの不活性ガスを封入すると共に電極及び絶縁板
    を固定する金属板とで構成して成ることを特徴と
    するアレスタ。
JP8000188U 1988-06-15 1988-06-15 Expired JPH0443987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000188U JPH0443987Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15

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JP8000188U JPH0443987Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15

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Publication Number Publication Date
JPH021889U JPH021889U (ja) 1990-01-09
JPH0443987Y2 true JPH0443987Y2 (ja) 1992-10-16

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