JPH02198019A - ヘッドシフト機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテーププレーヤのヘッドシフト機構に関するも
のであって、特にヘッドが再生位置にあるか否かを判別
する検出部の信号出力により、ヘッドシフト用ソレノイ
ドの駆動回路を制御する機構に係る。

従来から、ソレノイドの駆動によりヘッド部を停止位置
から再生位置に前進シフト動作させるメカニズムを持つ
テーププレーヤが知られている。

このテーププレーヤのヘッドシフト機構において、ヘッ
ドシフト機構またはヘッドに対する再生位置への保持機
構に何等かの異常を生じて、ヘッドを再生位置に保持出
来ない事態が生じる場合がある。

このような時、従来ではヘッドが再生位置に保持出来な
いことが生じると、リールベースを駆動するアイドラー
の係合を起こさせない様してリールベースの回転を停止
させ、このリールベースの回転停止を通常のテープエン
ド検出を利用して検知し、このテープエンド検出部から
再度ソレノイド駆動回路に指令信号を送り、ヘッドが再
生位置に保持されるまで何度でも繰り返しソレノイドを
駆動させていた。

この場合、ヘッドが再生位置に保持されるか電源が切ら
れることがない限り、ソレノイドはいつまでも駆動を続
けることになるので、次第にソレノイドが発熱してつい
には焼損してしまう欠点があった。

この欠点を解消するために、ソレノイドを一定回数以上
連続的に駆動することが出来ない様に、ソレノイドの駆
動回数をカウントし、一定の回数駆動した場合、停止信
号を発してソレノイドの駆動を停止するような回路を付
加することも考えられる。しかし、この方法を採用する
に当たっても、ヘッド位置の検出をリールベースの回転
停止という間接的な手段によって検出する様な従来のヘ
ッドシフト機構にあっては、その回路構成が複雑となり
、製造工数や部品点数が増加するという欠点があった。

その上、リールベースの回転停止を検出し、これにより
間接的にヘッド位置を検出する従来型は、テープ終端で
リールベースの駆動が確実に停止したことを検出する為
ある程度の長い検出時間を必要とし、従ってヘッドの位
置検出にもそれだけ時間が掛る欠点があった。

本発明はこの様な従来型のヘッドシフト機構の欠点を解
消せんとして提案されたものであって、その目的とする
処は、ヘッドが再生位置に前進したことを判別する検出
部を設けることにより、従来より簡単な回路構成にて、
ヘッドシフト機構または再生位置保持機構の異常時にお
けるソレノイドの過度の駆動を未然に防ぐことのできる
ヘッドシフト機構を提供することにある。

進んで、本発明を図示の実施例に基いて具体的に説明を
する。

テーププレーヤにおけるヘッド（図示せず）の再生位置
には、ヘッドが再生位置に保持されたことにより投入さ
れるヘッド位置検出スイッチ１が設けられている。この
ヘッド位置検出スイッチ１は、ヘッド位置検知部２へ検
知信号をまたカウント部３ヘリセット信号とを送るべく
、ヘッド位置検知部２とカウント部３へそれぞれ接続さ
れている。ヘッド位置検知部２は、ヘッド位置検出スイ
ッチ１が開放のとき、即ちヘッドが再生位置に無い場合
には一定周期の出力を発生する。このヘッド位置検知部
２の出力端子は、論理オア回路４の一方の入力端子に接
続されている。この論理オア回路４の他方の入力端子に
は、メカニズム電源ラインの電圧室」ニリを検出して出
力を発生する電源電圧立上り検知部５の出力端子が接続
されている。

そして、この論理オア回路４の出力端子は、ヘッド位置
検知部２か電源電圧立上り検知部５のいずれかの信号を
受けて、ソレノイドの駆動に適した信号を出力するソレ
ノイド駆動信号発生部６に接続されている。このソレノ
イド駆動信号発生部６の一方の出力端子は、ソレノイド
駆動部７を介してヘッドシフｉ・ソレノイド８に接続さ
れており、他方の出力端子はカウント部３へ接続されて
いる。

このカウント部３は、ソレノイド駆動信号発生部６より
送出されるソレノイド駆動信号の回数を計数し、設定回
数になるとカウント終了信号をへラドシフト停止部９へ
出力させるものである。

次に、上述の如き構成を有する本発明のヘッドシフト機
構の作用を説明する。

テーププレーヤのメカニズムへの電源投入またはカセッ
トの挿入操作に連動してメカニズム電源ラインが立上が
ると、電源電圧立上がり検知部５の出力により、ソレノ
イド駆動信号発生部６が駆動され、ソレノイド駆動部７
を介してヘッドシフトソレノイド８を駆動すると共にカ
ウント部３へも計数用のカウント信号を送り出す。この
時、ヘッドが再生位置に保持されれば、ヘッド位置検出
スイッチ１は投入されるので、ヘッド位置検知部２から
の出力信号が停止されると共に、カウント部３の計数動
作がリセットされる。

もし、ここでヘッドが再生位置とならなければ、ヘッド
位置検出スイッチ１は開放のままであり、ヘッド位置検
知部２は一定周期の出力を送出するので、この出力によ
ってソレノイド駆動信号発生部７を作動させ、その出力
でヘッドシフトソレノイド８を再駆動すると共に、カウ
ント部３に駆動数を計数させる。更に同じ状態が続き前
記動作が繰返されカウント部３が設定回数の信号を受け
ると、カウント部３はカウント終了信号をヘッドシフト
停止部９へ送出する。この信号によってヘッドシフト停
止部９は、オートイジェクト可能なメカニズムであれば
オートイジェクトを、またそうでない場合はメカニズム
の動作の停止等の制御を行う。なお、ここで、ヘッド位
置検知部２の出力間隔は、ソレノイド駆動部７によるヘ
ッドシフトソレノイド８の動作時間よりも長く設定され
ている必要があることは言うまでもない。

以上の通り、本発明のヘッドシフト機構によれば、ヘッ
ド部に再生位置保持の検出部を設けることにより、この
検出部で直接ヘッド位置を検出出来るので、従来の様に
リールベースの停止から間接的に位置を検出するものに
比較すると、ヘッドの位置の検出を迅速に行なうことが
可能となり、しかも簡単な回路構成でヘッドシフトソレ
ノイドの過度の駆動による事故を未然に防ぐことが出来
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のヘッドシフト機構の一例を示す回路図で
ある。 １・・・ヘッド位置検出スイッチ、２・・・ヘッド位置
検知部、３・・・カウント部、４・・・論理オア回路、
５・・・電源電圧立上がり検知部、６・・・ソレノイド
駆動信号発生部、７・・・ソレノイド駆動部、８・・・
ヘッドシフトソレノイド、９・・・ヘッドシフト停止部
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ソレノイド駆動部からの駆動信号によりソレノイドを駆
   動し、ヘッドを再生位置に前進保持するようにしたテー
   ププレーヤにおいて、 ヘッドが再生位置にあるか否かを検出するヘッド位置検
   出部と、 このヘッド位置検知部に接続され、ヘッドが再生位置に
   ない場合に前記ヘッドシフト用ソレノイドに対して駆動
   信号を出力するヘッド駆動信号発生部と、 このヘッド駆動信号発生部に接続され、ソレノイド駆動
   信号を計数するカウント部と、 このカウント部に接続され、カウント部からのカウント
   終了信号により前記ヘッドシフト用ソレノイドの駆動停
   止を行なわせるヘッドシフト停止部とを備えていること
   を特徴とするヘッドシフト機構。