JPH02196014A - 高純度ジクロロシランの製造方法 - Google Patents

高純度ジクロロシランの製造方法

Info

Publication number
JPH02196014A
JPH02196014A JP1402689A JP1402689A JPH02196014A JP H02196014 A JPH02196014 A JP H02196014A JP 1402689 A JP1402689 A JP 1402689A JP 1402689 A JP1402689 A JP 1402689A JP H02196014 A JPH02196014 A JP H02196014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dichlorosilane
hydrogen
silicon tetrachloride
mixed gas
distillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1402689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2710382B2 (ja
Inventor
Makoto Fujimoto
誠 藤本
Masayuki Shinoyama
篠山 雅行
Hideki Matsumura
秀樹 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP1402689A priority Critical patent/JP2710382B2/ja
Publication of JPH02196014A publication Critical patent/JPH02196014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2710382B2 publication Critical patent/JP2710382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 トリクロロシラ/、ジクロロシラン、モノシラン等のシ
ラン類は、半導体や太陽電池等の素子に使用される高純
度シリコンの原料として需要の増加が見込1れている。
時に、ジクロロシランは、工ぎタキシャルシリコン及び
窒化ケイ素成膜用の原料としても大量に使用されている
半導体シリコンの製造原料として使用される場合高純度
であることが要求され、特に不純物としてホウ素化合物
を含有すると、極く微量であっても半導体シリコンの゛
電気的性能に悪影!i#r与える。
本発明は、ホウ素化合物を不純物として含有する四塩化
ケイ素の水素還元による高純度ジクロロ7ランの製造法
に関する。
〔従来の技術と解決すべき課題〕
従来のジクロロシランの主な合成法として、1)トリク
ロロシランの不均化反応 2)シリコンからの直接合成法 がある。
1)の反応は触媒を用いてトリクロロ7ランの不均化反
応により製造する方法である。2)の直接法にはa)シ
リコンと塩化水素との反応により製造する方法。b)シ
リコン、水素及び四塩化ケイ素との反応により共造する
方法がある。
しかし、製品のジクロロシランを半導体用の原料として
使用するには、前述のホウ素化合物等の不純物を除去し
なげればならない。従来の方法で製造したジクロロシラ
ン中には、ホウ素化合物は塩化物として存在する。三塩
化ホウ素の沸点は、ジクロロシランと近似しており、蒸
留で分離するのは非常に難かしい(Sj、H2C1□ 
8.2°C,BCI。
12.5°G)。
ジクロロシラン中の微量不純物の除去には一般に蒸留す
る方法がとられている(%公昭46−22733号公報
、米国特許第3126248号明細書)。
実際、高度な蒸留による方法で不純物は殆ど除かれる。
しかしながら、前述の三塩化ホウ素を完全に分離するた
めには、装置自体が非常に精密となり、工業的に実質的
ではない。
よって三塩化ホウ素を完全に分離するために、蒸留の他
に、下記の(1)〜(3)の様な別の処理金必をとした
(1)水分と接触さ・忙た後、蒸留する(特公昭56−
52247号公報、西独時開 1906197号公報)。
(2)  酸素との反応により5i−08種を形成さセ
BCl3. PCI!5と錯体を形成させ蒸留により分
離する(%開昭58−500895号公報)。
(3)気相状態でニトリルを担持したゼオライト等の吸
着剤と接触さ・ぜる方法(特開昭59−83925号公
報、特開昭6l− j97415号公報)。
等がある。
(1)は、クロロシラン中に水蒸気金吹き込み、加水分
解で生成した粒子とホウ素との化合物金形成し、それ金
沈増させた後分離する。しかしながら、水蒸気の吹き込
み量の調整が予測出来ないことや、クロロシランのロス
、副生HCIの発生などの間須があり実用的ではない。
(21は、クロロシランの酸化反応がぢこジシロキサン
が生成する。これは装置の閉塞の元となるし、クロロシ
ランのロス、分離物の処理等の問題があり好1しくない
(3)は、吸着剤が若干の水分?含んでいるとジクロロ
シランと接触した際、ジクロロシランが分解してHCI
 i発生したり、固形物による配管の閉塞等の問題があ
る。吸着の破過点もBCl3の濃度変化により増減する
ため、連続運転時には管理が困難である。さらに吸着剤
からの汚染も考えられ、吸着剤の取り扱い、処理が繁雑
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ホウ素化合物全不純物どして含有フ゛る四塩
化ケイ集と水素全反応・せしめ、b)生成したジクロロ
シラン、トリクロロシラン、四塩化ケイ素、水素及び塩
化水素の混合ガスを・四塩化ケイ素又は該混合ガスの凝
縮液でクエンチした後、さらに冷却し、水素全分離して
C)蒸留操作によりジクロロシラン全分離精製すること
′lr:%徴とする高純度ジクロロシラ/の製造方法で
ある。
以下図面により説明する。
図面は本発明方法の工程の一例金示すもので、反応工程
では、好1しくは温度1100〜1400℃、特に好茨
しくは1250〜1650°゛Cに保たれた黒鉛、炭化
ケイ素等の耐熱性耐食材料から構成された反応器1に予
熱器2を経由して四塩化ケイ素と水素金望1し2いモル
比1:1〜1:4で供給する。
水素のモル比を1:4より太き(すると、反応器での熱
負荷が大となるので不経済である。モル比全1=1より
小さくするとジクロロシランの収率が低下する傾向にあ
る。
このとき原料中に含1れているBCI、も、反応器内で
氷菓還元されてB、H6等の水素化物に変成し、ジクロ
ロ7ランよりもかなり低沸成分どなる。
反応ガスは、その凝縮液と3の急冷塔において接触させ
ることによりクエンチされる。こCで1秒未満の間に6
00°C以下まで冷却することにより平衡組成の1筐凍
結することが出来る。
急冷塔金出る未凝縮水素、塩化水素、ジクロロシラン、
トリクロロシラン、未反応四塩化ケイ素はコンデンサー
4により冷却され、ジクロロシラン、トリクロロ7ラン
、四塩化ケイ素の成分は液化し、水素、塩化水素ガスか
ら分離され、次の蒸留工程に送られる。凝縮液は、次工
程の蒸留操作Vこより、1ず、ジクロロシランは、5の
トリクロロシランの脱低沸基で四塩化ケイ素、トリクロ
ロシランから分離され、続いてジクロロシランの低沸及
び高沸成分を7.8の蒸留塔で除くのであるが、通常分
離が困難であるとされているBCl3は、前述の様に水
素化物となっているため、低沸成分として分離されるの
で含まれていない。
一方、未反応の四塩化ケイ素は6の脱高沸塔でトリクロ
ロシラ/と分離され、原料系にもどされる。蒸留の順序
としては特に限定はしないが、例えばトリクロロシラン
の低沸成分として留出した後、ジクロロシランを蒸留精
製する例について述べる。まず、蒸留塔5でトリクロロ
シランの低沸成分を留出させる。成分中には塩化水素、
ジクロロシラン、トリクロロシランが含まれており脱高
沸塔Tでトリクロロシラ7に除<。
塔頂からの塩化水素、ジクロロシラン及び七の他の做量
水素化不純物は、次のジクロロシラン脱低沸基8へ送ら
れ、塔頂から塩化水素と水素化されたホウ素等の不純物
を除き、塔底より製品ジグ0■シラン全得る。ここで用
いるジクロロ7ランの脱高沸蒸留、脱低沸蒸留の順序は
特に限定しない。
本発明では高温水素化反応を行っているため、不純物成
分は全て水素化され、ジクロロシランよりはるかに低沸
成分となるので蒸留操作のみで容易に分離することがで
きる。
原料四塩化ケイ素中に、ホウ素化合物はBCl3の形で
、通常200〜600 ppb含筐れている、これ全前
記好ましい条件で反応、冷却、蒸留することによりBと
して0.1 ppb以下にすることができる。
〔実施例〕
以下実施例及び比較側音あげて本発明をさらに具体的に
説明する。尚、係は特にことわらない限9モル係である
実施例1 外部ヒーターにより加熱した内径3551m、高さ2.
7馬のカーボン製反応器に四塩化ケイ素と水素とを供給
し1200°Cで反応させた。供給量は、四塩化ケイ素
1ONn′L’/時、水素2ONffi3/時(モル比
2)で反応ガスにその凝縮液’に1.813/時で降ら
ぜることにより 0.5秒の間に100°C1で急冷さ
せた。
反応液は48j/時得られ、以下の組成となった。
HC’l             O,4憾81H2
C127,8# 5tHct3       26.8  ttSiC1
465−01 この液の高沸成分である5iC14i除き、HCl0.
011g、812H2C1251−0壬、5iHC13
48,9係の原料を得た。まず、内径801m、層高4
m。
充填物はグツドロールの蒸留塔(ジクロロシラン脱高沸
塔)に2.6 / /時で供給した。操作圧力は1、Q
lc9/cm”G、還流比4で行った。留出ガスは、内
径5011m1層高2 ” s充填物ヘリバックの蒸留
塔(ジクロロシラン脱低沸基)に七の11供給した。缶
出液として、100%のジクロロシラン0.7517時
を得た。ホウ素含有量は検出下限の0.1 ppb以下
であった。比抵抗は90001であつた。
実施例2〜6 反応器に供給するH2/ 81C14のモル比を1と4
にして反応させた以外は、実施例1と同様に行った。結
果を表に示す。
実施例4〜5 反応温度t−1100°Cと1400℃にした以外は、
実施例1と同様に行った。結果を表に示す。
比較例1 内径5Q+u、長さ1000酎のSUB 316管に、
金属S1を50(mの層高で充填した。下部よりHCI
 401 /分を常温で供給した。反応器は外部ヒータ
ーにより加熱し、600°Cで反応させた。
反応ガスは、−60℃のコンデンサーで凝縮させた。凝
縮液組成としてHCl1.7憾、5iHsC1z 8−
1優、5iHcx389.7係、81C140,5憾が
得られた。その後、実施例1と同様に蒸留した。ホウ素
含有量は10 ppbであった。比抵抗は800口であ
った。
〔発明の効果〕
本発明の方法例より1四塩化珪累中のホウ素化合物金主
とする不純物も水素化され、後の蒸留工程で容易に取り
除くことができ、高純度なジクロロシラン金得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の工程の一例紮示すフローシートであ
る。 符号 機器名   符号   機器名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)a)ホウ素化合物を不純物として含有する四塩化ケ
    イ素と水素を高温下で反応せしめ、b)生成したジクロ
    ロシラン、トリクロロシラン、四塩化ケイ素、水素及び
    塩化水素の混合ガスを四塩化ケイ素又は該混合ガスの凝
    縮液でクエンチした後、さらに冷却し、水素を分離して
    c)蒸留操作によりジクロロシランを分離精製すること
    を特徴とする高純度ジクロロシランの製造方法。
JP1402689A 1989-01-25 1989-01-25 高純度ジクロロシランの製造方法 Expired - Fee Related JP2710382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1402689A JP2710382B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 高純度ジクロロシランの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1402689A JP2710382B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 高純度ジクロロシランの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02196014A true JPH02196014A (ja) 1990-08-02
JP2710382B2 JP2710382B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=11849661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1402689A Expired - Fee Related JP2710382B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 高純度ジクロロシランの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2710382B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521409A (ja) * 2007-03-21 2010-06-24 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ホウ素を含有するクロロシラン流の後処理法
EP2085359A4 (en) * 2006-11-07 2011-02-23 Mitsubishi Materials Corp PROCESS FOR PRODUCING TRICHLOROSILANE AND APPARATUS FOR PRODUCING TRICHLOROSILANE
WO2011024276A1 (ja) * 2009-08-27 2011-03-03 電気化学工業株式会社 クロロシランの精製方法
JP2011241106A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Shyang Su 回転充填層によりシリコンを精製する方法
CN102794070A (zh) * 2012-07-25 2012-11-28 新疆大全新能源有限公司 一种三氯氢硅合成气的处理方法
JP2014080357A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Wacker Chemie Ag 四塩化ケイ素をトリクロロシランに水素化する方法
CN103991874A (zh) * 2014-06-12 2014-08-20 国电内蒙古晶阳能源有限公司 从氯硅烷中提纯三氯氢硅的方法和系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014220539A1 (de) 2014-10-09 2016-04-14 Wacker Chemie Ag Reinigung von Chlorsilanen mittels Destillation und Adsorption

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2085359A4 (en) * 2006-11-07 2011-02-23 Mitsubishi Materials Corp PROCESS FOR PRODUCING TRICHLOROSILANE AND APPARATUS FOR PRODUCING TRICHLOROSILANE
JP2010521409A (ja) * 2007-03-21 2010-06-24 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ホウ素を含有するクロロシラン流の後処理法
WO2011024276A1 (ja) * 2009-08-27 2011-03-03 電気化学工業株式会社 クロロシランの精製方法
JP5513511B2 (ja) * 2009-08-27 2014-06-04 電気化学工業株式会社 クロロシランの精製方法
JP2011241106A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Shyang Su 回転充填層によりシリコンを精製する方法
CN102794070A (zh) * 2012-07-25 2012-11-28 新疆大全新能源有限公司 一种三氯氢硅合成气的处理方法
JP2014080357A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Wacker Chemie Ag 四塩化ケイ素をトリクロロシランに水素化する方法
CN103991874A (zh) * 2014-06-12 2014-08-20 国电内蒙古晶阳能源有限公司 从氯硅烷中提纯三氯氢硅的方法和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2710382B2 (ja) 1998-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4526769A (en) Trichlorosilane production process
JP2863774B2 (ja) Cvd法による半導体シリコンの蒸着法
CA1155636A (en) Ultrahigh purity silane and silicon production with recycle from separation columns
JP5311014B2 (ja) 転換反応ガスの分離回収方法。
EP1437327B1 (en) Method for producing silicon
RU2368568C2 (ru) Способ получения кремния
JP4740646B2 (ja) シリコンの製造方法
EP2546197B1 (en) Method for producing trichlorosilane
US4112057A (en) Process for purifying halogenosilanes
JPS6379718A (ja) 高純度シリコンの製造方法
JP5455137B2 (ja) トリクロロシランの精製方法及び精製装置
JP2012158515A (ja) クロロシランの蒸留による精製方法
JP2008260676A (ja) 高純度シリコンの製造方法
JP2004002138A (ja) シリコンの製造方法
CN112678829A (zh) 一种高纯乙硅烷连续生产系统及制备工艺
US3041145A (en) Production of pure silicon
JPH02196014A (ja) 高純度ジクロロシランの製造方法
JP3756018B2 (ja) 多結晶シリコン製造プロセスでの排ガス処理方法
CA1162028A (en) Ultrahigh purity silane and silicon production
US8404205B2 (en) Apparatus and method for producing polycrystalline silicon having a reduced amount of boron compounds by forming phosphorus-boron compounds
JP2719211B2 (ja) 高次シランの製造法
CN105980305B (zh) 三氯氢硅制造工艺
WO2010050241A1 (ja) トリクロロシランの製造方法および利用方法
JP5573852B2 (ja) 不活性ガスを用いたベンディングシステムによるホウ素化合物量を低減した多結晶シリコンの製造装置および製造方法
JP5392488B2 (ja) トリクロロシランの製造方法および用途

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees