JPH02195667A - アース電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は種々の接地工事に対応するためのアース電極に
関する。

（従来の技術） 種々の建造物、特に建物には接地工事として避雷針を含
め高・低圧の電気工事用接地、その種類としては第１種
から特別第３種接地工事に至までおよび電話その他の弱
電用接地工事等数種類あるいは数十箇所に及ぶ接地工事
の量を伴なう。

これらの各接地工事はポーリング工法による掘削穴中に
連続アース棒を挿入したり、接地銅板および補助棒アー
スあるいは接地銅板とアース捧とを並列に組合せたもの
等を土中に埋め込んでいた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、低接地抵抗値の確保が困難であるためにポーリ
ングを行ったりすることは施工の面のみならず費用の面
でも多大な負担になっていた。また接地銅板等において
は金属腐食による接地抵抗値の変化ならびに環境汚染を
もたらすという難点があるなど、長期的に安定した性能
を維持することが困難であった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は叙述従来欠点を排除したアース電極を提供するに
ある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明のアース電極は、建造
物の基礎躯体について導電性のある炭素繊維を分散配合
したコンクリートで構成し、該基礎躯体中に接地リード
線を接続したものである。

（作　用） 書道物の基礎躯体と大地との接触面積はかなり大きい。

また、基礎躯体の断面積もかなり大きいのである。

それ故に、基礎躯体コンクリート中の炭素繊維と相俟っ
て接地リード線から大地へ抜ける接地抵抗はかなり小さ
いものとなる。

さらに、炭素繊維は一般的に引張り強度、ヤング率とも
に極めて高く、また熱分解温度も非常に高いので、接地
リード線に流入するアース電流がかなり大きいとしても
そのことによって発生する熱などによるコンクリートの
劣化を回避することができる。

（実　施　例） 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。

本発明のアース電極は、基礎、地中梁、基礎スラブ等の
基礎躯体を接地母体とするものであって、第１図に示す
実施例は基礎フーチン１間に渡した地中梁２を有する基
礎躯体を示している。この基礎躯体を構成するコンクリ
ート中には炭素繊維３を分散配合している。

この炭素繊維３としては最近コンクリートの補強を行な
う補強材として炭素長繊維あるいは炭素短繊維を混入す
ることが知られている。それは、従来の異形鉄筋等が酸
化するのに対して炭素繊維はその懸念がなく、また引張
り強度が著しく高いことに着眼したからである。そして
、この炭素繊維３は一般的に導電性を有している。この
ように、予め炭素繊維を分散配合して混練したコンクリ
ートを打設するに当たって、型枠内の接地電極を必要と
する対応位置に接地リード線４の端部を配しておき、そ
れから当該コンクリートを打設する。

脱型したとき接地リード線４と基礎ツーチン１、地中梁
２による基礎躯体との間は電気的に導通ずる状態になっ
ている。

（効　果） 以上詳細に説明したように本発明のアース電極は、炭素
繊維を分散配合した導電性のあるコンクリートを構成し
、このコンクリートで基礎躯体を形成したので建造物周
囲の地中に接地用のポーリングを別途に行なうなどの必
要性がなくなり、接地用のスペースを確保しなくてもよ
くなり、またポーリングに必要な経費等も省略すること
もできるので低置にアース電極が得られる。

さらに、基礎躯体がアース電極になっているので、建物
あるいはその他の構造物等の建造物において、任意の場
所にアース電極を確保することができる。炭素繊維は不
錆性なので金属腐食による環境汚染あるいはそのことに
よる抵抗値の変化等がなく長期的に安定した接地抵抗性
能を発揮する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るアース電極を示す斜視図
である。 第１図 ス

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）建造物の基礎躯体は導電性のある炭素繊維を分散
   配合したコンクリートで構成し、該基礎躯体中に接地リ
   ード線を接続したことを特徴とするアース電極。