JPH09259947A - 建造物におけるコンクリート基礎を利用した電気設備の接地構造 - Google Patents

建造物におけるコンクリート基礎を利用した電気設備の接地構造

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JPH09259947A
JPH09259947A JP6788996A JP6788996A JPH09259947A JP H09259947 A JPH09259947 A JP H09259947A JP 6788996 A JP6788996 A JP 6788996A JP 6788996 A JP6788996 A JP 6788996A JP H09259947 A JPH09259947 A JP H09259947A
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JP
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grounding
building
concrete foundation
ground
reinforcing bar
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JP6788996A
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Tomiyasu Tanemura
富保 種村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建造物におけるコンクリート基礎利用による
電気設備の低抵抗接地構造を提供すること。 【解決手段】 鉄筋1bを配設しコンクリート2を打設
したコンクリート基礎bにこのコンクリート基礎b上に
建築した建造物a内で使用する配電盤や家電製品などの
電気設備4の接地を前記コンクリート基礎b内の鉄筋1
bに直接若しくは建造物a内の鉄筋1aを介して間接的
に電気設備4のアース線3を接続することにより接地せ
しめた建造物におけるコンクリート基礎を利用した電気
設備の接地構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物における電
気設備の接地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
建造物の内部に設置した配電盤や家電製品などの電気設
備の接地は、建造物に接地専用のアース線を多数本配線
したり、アース棒を多数本地中に埋設し、このアース棒
にアース線を配線している。
【0003】接地に際しては、抵抗値を小さくしてアー
ス線に電流が効率良く流れるようにする必要があり、ア
ース線やアース棒の径即ち断面積を大きくし大地との接
触面積はできる限り大きくして接地抵抗を小さくする必
要がある。また、接触面積を大きくできない場合には、
打込接地棒極を複数本並設するようなこともあるが、接
地抵抗値が充分低くとれるとは限らない。
【0004】本発明は、これらの問題点を解決する建造
物におけるコンクリート基礎利用による電気設備の低抵
抗接地構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】鉄筋1bを配設しコンクリート2を打設し
たコンクリート基礎bにこのコンクリート基礎b上に建
築した建造物a内で使用する配電盤や家電製品などの電
気設備4の接地を前記コンクリート基礎b内の鉄筋1b
に直接若しくは建造物a内の鉄筋1aを介して間接的に
電気設備4のアース線3を接続することにより接地せし
めたことを特徴とする建造物におけるコンクリート基礎
を利用した電気設備の接地構造に係るものである。
【0007】また、鉄筋1a,1bの非導電接続部分を
電気溶接により導電状態に形成するか若しくは導電添鉄
筋1’を添設止着して導電状態に形成することを特徴と
する請求項1に記載の建造物におけるコンクリート基礎
を利用した電気設備の接地構造に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を作用効果を
示して実施の一例である図面に基づいて簡単に説明す
る。
【0009】建造物a内で使用する配電盤や家電製品な
どの電気設備4の接地を建造物a内に配設した鉄筋1a
若しくはコンクリート基礎b内の鉄筋1bに電気設備4
のアース線3を配線することにより接地させると、電流
が鉄筋1a,1bに流れ、コンクリート基礎bの鉄筋1
bを経由して地中に流れる。
【0010】鉄筋1a,1bはもともと建造物aやコン
クリート基礎bに使用されているものを利用するので、
新たに専用のアース線を設ける必要がない。
【0011】また、鉄筋1a,1bは建造物aやコンク
リート基礎bの全体に使用されており、これらの鉄筋1
a,1bを全て接地線として利用できるため、鉄筋1
a,1bを利用した接地線の接地抵抗は非常に小さいも
のとなり、地面との接地は建造物aとコンクリート基礎
bとを含めた全体に配設された鉄筋1a,1bを利用す
るので、接地面積が非常に広くなり、その結果接地抵抗
を極めて小さくすることができるから接地が確実で安全
性の高い接地構造とすることができる。
【0012】また、鉄筋1a,1bの非導電接続部分は
溶接により導電状態に形成するか若しくは導電添鉄筋
1'を添設止着して導電状態に形成したから、接地に利
用した鉄筋1a,1bの接地面積をより大きくすること
ができ、接地抵抗を更に小さくすることができ、接地が
確実で安全性の高い接地構造にすることができる。
【0013】
【実施例】図面は本発明の好適な実施の一例を示すもの
で、鉄筋1bを配設しコンクリート2を打設したコンク
リート基礎bにこのコンクリート基礎b上に建築した建
造物a内で使用する配電盤や家電製品などの電気設備4
の接地を前記コンクリート基礎b内の鉄筋1bに直接若
しくは建造物a内の鉄筋1aを介して間接的にに電気設
備4のアース線3を接続することにより接地せしめた建
造物におけるコンクリート基礎を利用した電気設備の接
地構造に係るものである。
【0014】また、鉄筋1a,1bの非導電接続部分を
電気溶接により導電状態に形成するか若しくは導電添鉄
筋1’を添設止着して導電状態に形成する建造物におけ
るコンクリート基礎を利用した電気設備の接地構造に係
るものである。
【0015】導電添鉄筋1'の添設はワイヤクリップ等
の連結部材6を巻き付けて止着することも可である。
【0016】導電添鉄筋1'の取付部には接地取出線5
を鉄筋1a若しくは1bと導電添鉄筋1'との取付部
に、ワイヤクリップ等の連結部材6で一緒に止着し、こ
の接地取出線5には建造物a内で使用する配電盤や家電
製品などの電気設備4のアース線3を接続する。
【0017】この場合、接地取出線5とアース線3との
接続部には、接地取出線5側の端部に、例えばアース線
3の接続が容易となるようにアース線取付部7を設ける
と良い。
【0018】また、鉄筋1a,1bが非導電接続で鉄筋
1a・1a若しくは1b・1b間が接近している場合に
は、鉄筋1a・1a若しくは1b・1b間に電気溶接を
行って鉄筋1a・1a若しくは1b・1b間を導通さ
せ、鉄筋1a,1b全体を導電状態に形成する。電蝕を
避けるためコンクリート内での鉄筋1a若しくは1bと
銅線との接続は行わず、鉄筋1a若しくは1bとは鉄線
5aで接続し、この鉄線5aと銅線5bとの接続はコン
クリート外部で行う。
【0019】鉄筋コンクリート構造の建造物aの柱等に
鉄骨8を用いている場合、鉄骨8と鉄筋1a若しくは1
bとが接触し導電状態にあれば、接地のための抵抗は鉄
筋1a,1bだけを利用した場合に比べ更に小さいもの
となり、接地が確実にでき、安全性がより高い接地構造
とすることができる。
【0020】鉄筋1a若しくは1bが鉄骨8と非接触状
態にある時には、前記実施例で鉄筋1a・1a若しくは
1b・1b間を接続するために用いた導電添鉄筋1'等
を用いて鉄筋1a若しくは1bと鉄骨8とを接続すれ
ば、鉄筋1a若しくは1bと鉄骨8とが全て導電状態と
なり、建造物a全体の接地抵抗は確実に小さくでき、安
全性が更に高い接地構造とすることができる。
【0021】尚、鉄骨8が建造物aのコンクリート基礎
bに埋設されている場合には、コンクリート基礎bが地
面に対して広い面積で接しており、接地抵抗を非常に小
さくできる。
【0022】以上のように、建造物a内で使用する配電
盤や家電製品等の電気設備4の接地を、建造物aやコン
クリート基礎bを構成する鉄筋1a,1bや鉄骨8等の
導電性部材を利用することにより、接地専用の接地線を
新たに設ける必要がなく、鉄筋1a,1bや鉄骨8は建
造物aやコンクリート基礎b全体を構成し、建造物aを
構成する鉄筋1aや鉄骨8が地面と接するコンクリート
基礎bに導通しており、更に、鉄筋1a,1bや鉄骨8
の総断面積が非常に大きくなるので、専用のアース線及
びアース棒を設ける場合に比べはるかに接地抵抗を小さ
くでき、接地を確実により安全に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、建
造物内で使用する配電盤や家電製品などの電気設備の接
地を建造物に使用されている鉄筋を利用し、この鉄筋に
アース線を接続することにより、大地との接触面積を著
しく大きくすることになり、従って接地抵抗は極めて小
さくなる。多少地盤が悪くとも適度な接地が取れるか
ら、接地放棄がなくなる。
【0024】建造物に使用されている鉄筋は建造物全体
に使用されており、これらの鉄筋を全て接地に利用する
ことにより、特にコンクリート基礎部の鉄筋を併用する
ことにより接地面積が非常に大きなものとなり、鉄筋を
内部導体としてコンクリート基礎全体が接地極となるか
ら接地面積が大きくなり、接地抵抗を非常に小さくする
ことができ、より確実で安全性の高い接地構造となる。
【0025】また、鉄筋の非導電接続部分は溶接により
導電状態に形成するか若しくは導電添鉄筋を添設止着し
て導電状態に形成したから、接地に利用した鉄筋の接地
面積をより大きくすることができ、接地抵抗を更に小さ
くすることができ、接地が確実で安全性の高い接地構造
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る建造物接地構造を示す
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る建造物接地構造を示す
平面図である。
【図3】本発明の他実施例に係る建造物接地構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
a 建造物 b コンクリート基礎 1a,1b 鉄筋 1’ 導電添鉄筋 2 コンクリート 3 アース線 4 電気設備

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋を配設しコンクリートを打設したコ
    ンクリート基礎にこのコンクリート基礎上に建築した建
    造物内で使用する配電盤や家電製品などの電気設備の接
    地を前記コンクリート基礎内の鉄筋に直接若しくは建造
    物内の鉄筋を介して間接的に電気設備のアース線を接続
    することにより接地せしめたことを特徴とする建造物に
    おけるコンクリート基礎を利用した電気設備の接地構
    造。
  2. 【請求項2】 鉄筋の非導電接続部分を電気溶接により
    導電状態に形成するか若しくは導電添鉄筋を添設止着し
    て導電状態に形成することを特徴とする請求項1に記載
    の建造物におけるコンクリート基礎を利用した電気設備
    の接地構造。
JP6788996A 1996-03-25 1996-03-25 建造物におけるコンクリート基礎を利用した電気設備の接地構造 Pending JPH09259947A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219547A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Takayasu Kanemura 鉄骨構造建物における避雷方法
JP2006288126A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Daiwa House Ind Co Ltd 建物用避雷配線システム
US7619161B2 (en) * 2005-04-21 2009-11-17 Sankosha Corporation Grounding device and method of constructing the same
JP2010049991A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Nobukimi Watanabe 接地システム

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