JPH02195545A - 光磁気ディスクの情報再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光磁気ディスクの情報再生方法に関する。

〔従来の技術〕

光の熱効果を用いて光磁気ディスクに情報を書き込み、
書き込まれた情報を磁気光学効果を用いて読み取るよう
にした光磁気ディスク装置は従来種々のものが提案され
ている。この種の従来の光磁気ディスク装置においては
、光磁気ディスクの回転数を情報の書き込み時と読み取
り時とで等しく、すなわち書き込み時における光磁気デ
ィスク上でのレーザパワーによって決まる回転数にして
いると共に、読み取り時においては光磁気ディスク上で
のレーザパワーが高いと、情報記録面の温度上昇により
例えばカー回転角が小さくなってＣ／Ｎが低下するため
、レーザ光源の出力パワーを十分小さくするようにして
いる。

しかし、このように読み取り時においてレーザ光源の出
力パワーを十分小さくすると、レーザノイズが発生し、
これによりＣ／Ｎが低下するという欠点がある。

このような欠点を除去するものとして、例えば特開昭６
３−１８４９３６号公報には、半導体レーザと対物レン
ズとの間に透過率が可変の光学素子を配置して読み取り
時にレーザ光の透過率を低下させるようにし、これによ
り半導体レーザの出力パワーを高くし得るようにして、
すなわち読み取り時における照射効率を書き込み時にお
けるよりも低くして、レーザノイズの発生によるＣ／Ｎ
の低下を防止するようにしたものが開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述した特開昭６３−１８４９３６号公
報においては、レーザノイズによるＣ／Ｎの低下は解決
できても、光磁気ディスクに入射するレーザパワーが低
いため、その反射光を受光する光検出器においてショッ
トノイズが発生し、これがため読み取り信号のＣ／Ｎが
低下してしまうという問題がある。すなわち、光検出器
のショットノイズをＮｓ、光検出器に入射する光磁気デ
ィスクからの反射光のパワーをＩとすると、Ｎ５ｃｙ＝
奸、（：、／Ｎ５ｃｘＪ７／φ”（・−ＪＴ）となり、
光検出器への入射パワーの平方根とＣ／Ｎｓが比例する
。したがって、入射パワーが低下するとＣ／Ｎｓが低下
することになる。

この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、レーザノイズおよびショットノイズを有効に
低減でき、Ｃ／Ｎの高い読み取り信号が得られる光ｒｎ
気ディスクの情報再生方法を提供することを目的とする
。

〔課題を解決するための手段および作用〕上記目的を達
成するため、この発明では光の熱効果を用いて光磁気デ
ィスクに書き込まれた情報を、磁気光学効果を用いて読
み取るにあたり、前記光磁気ディスクの回転数を、情報
の占き込み時におけるよりも大きくして情報を読み取る
。

〔実施例〕

図面はこの発明を実施する光磁気ディスク装置の要部の
一例の構成を示すものである。この実施例では、半導体
レーザ１からのレーザ光をコリメークレンズ２、ビーム
スプリッタ３および対物レンズ４を経て光磁気ディスク
５に投射し、その反射光を対物レンズ４、ビームスプリ
ッタ３および１７２波長板６を経て偏光ビームスプリッ
タフに入射させ、この偏光ビームスプリッタ７での透過
光および反射光をそれぞれ光検出器８ａ、８ｂで受光し
て、これら光検出器８ａ、８ｂの出力の差を差動増幅器
９で検出するようにする。また、光磁気ディスク５はス
ピンドルモータ１０により回転駆動すると共に、その回
転数を回転数検出手段１１で検出して判定回路１２に供
給するようにする。判定回路１２では光磁気ディスク５
の回転数が、書き込みおよび読み取り時においてそれぞ
れ予め設定した所定の値になったときに、コントローラ
１３にライト許容信号およびリード許容信号をそれぞれ
供給するようにする。なお、半導体レーザ１はコントロ
ーラ１３によりレーザ駆動回路１４を介して駆動制御す
ると共に、スピンドルモータ１０はコントローラ１３か
らのり一ド／ライト信号によりモータ制御回路１５を介
して駆動制御するようにする。

以下、この実施例の動作を説明する。

情報の書き込み時においては、先ずコントローラ１３か
らモータ制御回路１５にライト信号を供給してスピンド
ルモータ１０を駆動し、これにより光磁気ディスク５を
回転させる。この光磁気ディスク５の回転数は回転数検
出手段１１で検出し、その回転数が半導体レーザ１から
出射させる書き込み光のパワー１１ｗにより予め定めた
回転数になったときに、判定回路１２からコントローラ
１３にライト許容信号を供給する。次に、判定回路１２
からライト許容信号が出力されている状態で、コントロ
ーラ１３によりレーザ駆動回路１４を制御して、半導体
レーザ１から書き込みパワー１（−のレーザ光を書き込
むべき情報に応じて変調して出射させ、これにより光磁
気ディスク５に情報を記録する。

また、光磁気ディスク５に記録された情報の読み取り時
においては、先ずコントローラ１３からモータ制御回路
１５にリード信号を供給してスピンドルモータｌＯを駆
動し、これにより光磁気ディスク５を回転させる。この
光磁気ディスク５の回転数は同様に回転数検出手段１１
で検出し、その回転数が予め定めた回転数になったとき
、判定回路１２からコントローラ１３にリード許容信号
を供給する。

ここで、読み取り時における回転数は書き込み時におけ
る回転数よりも大きくする。次に、判定回路１２からリ
ード許容信号が出力されている状態で、コントローラ１
３によりレーザ駆動回路１４を制御して半導体レーザ１
から読み取りパワー■８のレーザ光を出射させ、これに
より光磁気ディスク５に記録されている情報を再生する
。ここで、半導体レーザｌから出射するレーザ光のパワ
ー１１．ｌ（読み取りパワー）は、書き込みパワー１１
−以下とするが、読み取り時における光磁気ディスク５
の回転数が書き込み時におけるそれよりも大きいので、
両者の回転数を同一とする場合の読み取りパワーＨ倶よ
りも高く、すなわちＨ’！ｌ　＜　ＩＩＲ≦ｌ１ｗとす
る。

このように、この実施例においては、読み取り時におけ
る光磁気ディスク５の回転数を書き込み時におけるより
も大きくしたので、書き込み時と読み取り時との回転数
を等しくする従来のものに比べ、読み取り時におけるレ
ーザパワーを高くできる。すなわち、光磁気ディスク５
の情報記録面の温度上昇は、光磁気ディスク５の回転数
とレーザパワーとに依存し、回転数を大きくすれば同じ
温度上昇率でレーザパワーを高くすることができツ る。したがって、この実施例によれば、読み取り時にお
いて半導体レーザの出力パワーを高くできると共に、こ
れにより光検出器８ａ、８ｂへの入射パワーも高くでき
るので、レーザノイズおよびショットノイズを有効に低
減でき、読み取り信号のＣ／Ｎを高くできる。

なお、上述した実施例では読み取り時のレーザパワーＩ
Ｉ、ｌを、ｕ′Ｒ＜　ｌｌ＋ｔ≦１１ガとしたが、読み
取り時の光磁気ディスク５の回転数によっては１１−〈
Ｈ，ｌ　とすることもできる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば読み取り時におけ
る光磁気ディスクの回転数を書き込み時におけるよりも
太き（したので、読み取り光のパワーを高くでき、した
がってレーザノイズや光検出器のショットノイズを有効
に低減でき、Ｃ／Ｎの高い読み取り信号を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明を実施する光磁気ディスク装置の要部の
一例の構成を示すブロック図である。 １・・・半導体レーザ　　　２・・・コリメータレンズ
３・・・ビームスプリッタ　４・・・対物レンズ５・・
・光磁気ディスク　　６・・・１７２波長板７・・・偏
光ビームスプリッタ ８ａ、８ｂ・・・光検出器　９・・・差動増幅器１０・
・・スピンドルモータ　１１・・・回転数検出手段１２
・・・判定回路 １４・・・レーザ駆動回路 １３・・・コントローラ １５・・・モータ制御回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、光の熱効果を用いて光磁気ディスクに書き込まれた
   情報を、磁気光学効果を用いて読み取るにあたり、前記
   光磁気ディスクの回転数を、情報の書き込み時における
   よりも大きくして情報を読み取ることを特徴とする光磁
   気ディスクの情報再生方法。