JPH0219293B2 - - Google Patents

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JPH0219293B2
JPH0219293B2 JP58174075A JP17407583A JPH0219293B2 JP H0219293 B2 JPH0219293 B2 JP H0219293B2 JP 58174075 A JP58174075 A JP 58174075A JP 17407583 A JP17407583 A JP 17407583A JP H0219293 B2 JPH0219293 B2 JP H0219293B2
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JP
Japan
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valve
engine
load
intake
intake passage
Prior art date
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JP58174075A
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JPS6067730A (ja
Inventor
Makoto Ueno
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17407583A priority Critical patent/JPS6067730A/ja
Publication of JPS6067730A publication Critical patent/JPS6067730A/ja
Publication of JPH0219293B2 publication Critical patent/JPH0219293B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D17/00Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling
    • F02D17/02Cutting-out

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は分割運転制御式内燃機関に関する。 従来技術 スロツトル弁により機関負荷を制御するように
した内燃機関ではスロツトル弁開度が小さくなる
につれて燃料消費率が悪化する。従つて燃料消費
率を向上するために機関低負荷運転時には一部の
気筒を休止させると共に残りの気筒に高負荷運転
を行なわせるようにした分割運転制御式内燃機関
が、例えば特開昭55−69736号公報に記載されて
いるように公知である。この公知の内燃機関では
第1図に示すように気筒が第1気筒群Aと第2気
筒群Bとに分割され、第1気筒群Aと第2気筒群
Bに夫々第1吸気マニホルド1と第2吸気マニホ
ルド2を接続すると共に第1吸気マニホルド1と
第2吸気マニホルド2を共通のスロツトル弁3を
介して大気に連通させ、第1吸気マニホルド1の
吸入空気入口部に吸気遮断弁4を設けると共に排
気マニホルド5と第1吸気マニホルド1とを連結
する排気還流通路6内に排気還流弁7を設け、機
関低負荷運転時には燃料噴射弁8からの燃料噴射
を停止させると共に吸気遮断弁4を閉弁しかつ排
気還流弁7を開弁して第2気筒群を高負荷運転せ
しめ、一方、機関高負荷運転時には全燃料噴射弁
8,9から燃料を噴射すると共に吸気遮断弁4を
開弁しかつ排気還流弁7を閉弁して全気筒A,B
を発火運転せしめるようにしている。この内燃機
関では上述のように機関低負荷運転時に吸気遮断
弁4が閉弁しかつ排気還流弁7が開弁して第1気
筒群Aに排気還流通路6を介して排気ガスが循環
されるためにポンピング損失をなくすことがで
き、しかもこのとき第2気筒群Bが高負荷運転せ
しめられるので燃料消費率を向上することができ
る。 このようにこの内燃機関では機関低負荷運転時
に部分気筒運転を行なうことによつて燃料消費率
を向上でき、機関高負荷運転時には全気筒運転を
行なうことによつて機関高出力を得るようにして
いるが機関全負荷運転時における出力がいま一つ
十分でなく、従つて機関全負荷運転時における出
力を向上する必要がある。機関出力を向上するた
めの一つの方法として等価吸気管長を機関の運転
状態に応じて変化させる方法が知られており、分
割運転制御式内燃機関においても等価吸気管長を
変えることによつて機関出力を向上することがで
きるがこのような等価吸気管長を変えることによ
つて円滑な分割運転制御が損なわれては等価吸気
管長を変える意味がない。 発明の目的 本発明は円滑な分割運転制御を確保しつつ機関
全負荷運転時における機関出力を向上するように
した分割運転制御式内燃機関を提供することにあ
る。 発明の構成 本発明の構成は、気筒を第1の気筒群と第2の
気筒群に分割し、吸気通路の下流部分を第1吸気
通路と第2吸気通路に分割して第1吸気通路を第
1気筒群に連結すると共に第2吸気通路を第2気
筒群に連結し、第1気筒群および第2気筒群に供
給する吸入空気量を制御するスロツトル弁を吸気
通路内に設け、スロツトル弁後流の第1吸気通路
内に吸気遮断弁を設けて機関負荷が予め定められ
た第1負荷よりも高い機関高負荷運転時に吸気遮
断弁を開弁し、吸気遮断弁後流の第1吸気通路と
機関排気通路とを連結する排気還流通路内に排気
還流弁を設けて機関負荷が第1負荷よりも高い機
関高負荷運転時に排気還流弁を閉弁し、機関負荷
が第1負荷よりも高い機関高負荷運転時に第1気
筒群並びに第2気筒群へ燃料を供給すると共に機
関負荷が第1負荷よりも低い機関高負荷運転時に
第1気筒群への燃料の供給を停止するための燃料
供給装置を具備した内燃機関において、第1吸気
通路と第2吸気通路を互に隣接配置すると共にス
ロツトル弁を第1吸気通路内に設けた第1スロツ
トル弁と第2吸気通路内に設けた第2スロツトル
弁との一対のスロツトル弁から構成してこれら一
対のスロツトル弁を常時同時に開閉制御し、第1
スロツトル弁後流の第1吸気通路内に吸気遮断弁
を設け、第1スロツトル弁の後流であつて吸気遮
断弁上流の第1吸気通路を連通孔を介して第2吸
気通路に連通させ、連通孔に開閉制御弁を設けて
機関負荷が第1負荷よりも大きな第2負荷以上で
ある機関全負荷運転時以外のときには開閉制御弁
を開弁保持すると共に機関負荷が第2負荷よりも
高い機関全負荷運転時の予め定められた機関回転
数領域内で開閉制御弁を閉弁するようにしたこと
にある。 実施例 第2図を参照すると、10は機関本体、11は
第1サージタンク、12は第2サージタンク、1
3aは第1サージタンク11内に連通する夫々独
立した第1枝管、13bは第2サージタンク12
内に連通する夫々独立した第2枝管、14は第1
排気マニホルド、15は第2排気マニホルド、1
6a,16b,16c,16d,16e,16f
は1番気筒、2番気筒、3番気筒、4番気筒、5
番気筒並びに6番気筒を夫々示す。なお、これら
の各気筒は気筒16a,16b,16cからなる
第1気筒群Aと、気筒16d,16e,16fか
らなる第2気筒群Bとに分割される。第2図から
わかるように第1サージタンク11並びに第1排
気マニホルド14は第1気筒群Aに接続され、第
2サージタンク12並びに第2排気マニホルド1
5は第1気筒群Bに接続される。第1サージタン
ク11並びに第2サージタンク12の各枝管13
a,13bには燃料噴射弁17a,17bが取付
けられ、これらの各燃料噴射弁17a,17bの
ソレノイドは電子制御ユニツト18に接続され
る。一方、第1排気マニホルド14および第2排
気マニホルド15は夫々別個のターボチヤージヤ
19a,19bの排気タービンTに連結され、各
ターボチヤージヤ19a,19bの排気タービン
Tの排気出口は共通の排気管20に連結される。
この排気管20内には酸素濃度検出器21が取付
けられ、この酸素濃度検出器21は電子制御ユニ
ツト18に接続される。なお、排気管20には三
元触媒コンバータ(図示せず)が取付けられる。 実線により図解的に示す吸気通路22はその下
流部分が第1吸気通路23aと第2吸気通路23
bに分割され、これらの第1吸気通路23aおよ
び第2吸気通路23bは一体形成のハウジング内
に形成される。第1吸気通路23aは第1サージ
タンク11に向けてほぼまつすぐに延びて第1サ
ージタンク11に連結され、第2吸気通路23b
は第2サージタンク12に向けてほぼまつすぐに
延びて第2サージタンク12に連結される。これ
の第1吸気通路23aおよび第2吸気通路23b
は互にほぼ平行をなして延びかつ互に隣接配置さ
れる。第1吸気通路23aおよび第2吸気通路2
3b内には夫々第1スロツトル弁24aおよび第
2スロツトル弁24bが配置され、これら第1ス
ロツトル弁24aおよび第2スロツトル弁24b
はアクセルペダルに連結された共通のスロツトル
軸26上に固定される。第2図に示されるように
スロツトル軸26にはスロツトルセンサ25が取
付けられる。このスロツトルセンサ25はスロツ
トル軸26が一定角度回転する毎にパルス信号を
発生し、従つてこのパルス信号からスロツトル弁
24a,24bの開弁速度を検出することができ
る。このスロツトルセンサ25は電子制御ユニツ
ト18に接続される。一方、吸気通路22は各タ
ーボチヤージヤ19a,19bのコンプレツサC
の吐出側に連結され、各コンプレツサCの吸込側
は共通のエアフローメータ27を介して図示しな
いエアクリーナに接続される。 第2図に示されるように第1スロツトル弁24
a下流の第1吸気通路23a内には吸気遮断弁2
9が挿入される。この吸気遮断弁29の弁軸30
は一方では駆動装置31に連結され、他方ではバ
ルブ位置センサ32に連結される。駆動装置31
は第1DCモータ33と、第1DCモータ33の駆動
軸に固定されたウオーム(図示せず)と、このウ
オームと噛合しかつ弁軸30上に固定されたウオ
ーム歯車34から構成される。従つて第1DCモー
タ33が駆動されると吸気遮断弁29が回動せし
められることがわかる。一方、バルブ位置センサ
32は固定抵抗32aと、この固定抵抗32aに
接触しかつ吸気遮断弁29と共に回転する可動抵
抗32bとにより構成される。固定抵抗32aの
一端は電源35に接続され、固定抵抗32aの他
端は接地される。従つて可動抵抗32bには吸気
遮断弁29の開度に応じた電圧が発生することが
わかる。これらの第1DCモータ33およびバルブ
位置センサ32は電子制御ユニツト18に接続さ
れる。 第2図に示されるように第1スロツトル弁24
aの後流であつて吸気遮断弁29上流の第1吸気
通路23aは連通孔36を介して第2吸気通路2
3bに連通せしめられる。第2吸気通路23b内
にはこの連通孔36の開閉制御をする開閉制御弁
37が挿入され、開閉制御弁37は第2DCモータ
38によつて駆動制御される。この開閉制御弁3
7は後に詳細に説明するように部分気筒運転時に
は開弁状態に保持される。第2DCモータ38は電
子制御ユニツト18に接続される。 第1排気マニホルド14と第1サージタンク1
1とは排気還流通路53によつて互に連結され、
この排気還流通路53内に排気還流弁54が配置
される。この排気還流弁54はダイアフラム55
によつて分離された負圧室56と大気圧室57を
具備し、負圧室56内にはダイアフラム押圧用圧
縮ばね58が挿入される。この負圧室56は電磁
切換弁59に連結され、電磁切換弁59のソレノ
イド60は電子制御ユニツト18に接続される。
電磁切換弁59は一方では負圧導管50を介して
第2サージタンク12に連結され、他方では負圧
導管51を介して第1スロツトル弁24a上流の
第1吸気通路23a内に連結される。従つて負圧
室56は電磁切換弁59の切換作用によつて第2
サージタンク12或いは第1スロツトル弁24a
上流の第1吸気通路23a内に選択的に連結され
る。排気還流通路53内には排気還流通路53の
開閉弁制御をする弁体61が配置され、この弁体
61は弁ロツド62を介してダイアフラム55に
連結される。更に排気還流弁54はバルブ位置ス
イツチ63を具備する。このバルブ位置スイツチ
63はダイアフラム55の移動によつて作動せし
められる可動接点64と、この可動接点64と接
触可能な一対の固定接点65,66を有し、これ
らの固定接点65,66は電子制御ユニツト18
に接続される。可動接点64は弁体61が閉弁し
ているとき固定接点65に接続され、弁体61が
開弁すると固定接点66に接続される。なお、第
2図に示されるように第2サージタンク12には
機関負荷検出器を構成する負圧センサ67が取付
けられ、この負圧センサ67は電子制御ユニツト
18に接続される。また、第2図に示さないが機
関回転数を検出するために回転数センサ72(第
3図)が機関本体10に取付けられる。 第3図は電子制御ユニツト18の回路図を示
す。第3図を参照すると、電子制御ユニツト18
はデイジタルコンピユータからなり、各種の演算
処理を行なうマイクロプロセツサ(MPU)80、
ランダムアクセスメモリ(RAM)81、制御プ
ログラム、演算定数等が予め格納されているリー
ドオンリメモリ(ROM)82、入力ポート83
並びに出力ポート84が双方向性バス85を介し
て互に接続されてい。更に、電子制御ユニツト1
8内には各種のクロツク信号を発生するクロツク
発生器86が設けられる。第3図に示されるよう
に回転数センサ72、スロツトルセンサ25およ
びバルブ位置スイツチ63は入力ポート83に接
続される。また、エアフローメータ27、負圧セ
ンサ67およびバルブ位置センサ32は夫々対応
するAD変換器87,88,95を介して入力ポ
ート83に接続され、酸素濃度検出器21はコン
パレータ89を介して入力ポート83に接続され
る。 エアフローメータ27は吸入空気量に比例した
出力電圧を出力し、この出力電圧はAD変換器8
7において対応する2進数に変換された後入力ポ
ート83並びにバス85を介してMPU80に読
み込まれる。回転数センサ72は機関回転数に比
例した周期の連続パルスを出力し、この連続パル
スが入力ポート83並びにバス85を介して
MPU80に読み込まれる。酸素濃度検出器21
は排気ガスが酸化雰囲気のとき0.1ボルト程度の
出力電圧を発生し、排気ガスが還元雰囲気のとき
0.9ボルト程度の出力電圧を発生する。この酸素
濃度検出器21の出力電圧はコンパレータ89に
おいて例えば0.5ボルト程度の基準値と比較され、
例えば排気ガスが酸化雰囲気のときコンパレータ
89の一方の出力端子に出力信号が発生し、排気
ガスが還元雰囲気のときコンパレータ89の他方
の出力端子に出力信号が発生する。コンパレータ
89の出力信号は入力ポート83並びにバス85
を介してMPU80に読み込まれる。負圧センサ
67はサージタンク13内の負圧に比例した出力
電圧を出力し、この出力電圧はAD変換器88に
おいて対応する2進数に変換された後入力ポート
83並びにバス85を介してMPU80に読み込
まれる。また、バルブ位置センサ32は吸気遮断
弁29の開度に応じた出力電圧を発生し、この出
力電圧がAD変換器95において対応するる2進
数に変換された後入力ポート83およびバス85
を介してMPU80に読み込まれる。 一方、第1燃料噴射弁17a、第2燃料噴射弁
17b、第1DCモータ33、第2DCモータ38お
よび電磁切換弁59は夫々対応する駆動回路9
0,91,92,93,94を介して出力ポート
84に接続される。出力ポート84には夫々第1
燃料噴射弁17a、第2燃料噴射弁17b、第
1DCモータ33、第2DCモータ38および電磁切
換弁59を駆動するための駆動データが書き込ま
れる。 第4図および第5図は分割運転制御方法を説明
するためのタイムチヤートを示す。第4図および
第5図においてaからgの各線図は次のものを示
す。 a:負圧センサ67の出力電圧. b:第1DCモータ33に印加される駆動パルス. c:電磁切換弁59のソレノイド60に印加され
る制御電圧. d:第2気筒群Bの燃料噴射弁17bに印加され
る制御パルス. e:第1気筒群Aの燃料噴射弁17aに印加され
る制御パルス. f:吸気遮断弁29の開度. g:排気還流弁54の弁体61の開度. なお、第4図は高負荷運転から低負荷運転に移
るときを示しており、第5図は低負荷運転から高
負荷運転に移るときを示している。 第4図の時間T1は負圧センサ67の出力電圧
が低い高負荷運転時を示している。このとき第4
図bに示されるように第1DCモータ33は駆動さ
れておらず、第4図fに示されるように吸気遮断
弁29は全開している。また、このとき第4図c
に示すように電磁切換弁59のソレノイド60は
消勢されており、従つて排気還流弁54の負圧室
56は電磁切換弁59および負圧導管51を介し
て第1スロツトル弁24a上流の第1吸気通路2
3a内に連通している。斯くしてこのとき負圧室
56内には過給圧が作用しているのでダイアフラ
ム55は最も大気圧室57側に移動しており、そ
の結果第4図gに示すように弁体61が排気還流
通路53を全閉している。 一方、このとき第3図のMPU80において回
転数センサ72の出力パルスから機関回転数が計
算され、更にこの機関回転数とエアフローメータ
27の出力信号から基本燃料噴射量が計算され
る。また、三元触媒を用いたときには機関シリン
ダ内に供給される混合気の空燃比が理論空燃比と
なつたときに最も浄化効率が高くなり、従つて機
関シリンダ内に供給される混合気の空燃比が理論
空燃比に近づくように基本燃料噴射量を負荷酸素
濃度検出器21の出力信号に基いて補正して燃料
噴射量が計算される。この燃料噴射量を表わすデ
ータは出力ポート84に書き込まれ、このデータ
に基いて第4図d並びに第4図eに示されるよう
なパルスが第1気筒群Aの燃料噴射弁17a並び
に第2気筒群Bの燃料噴射弁17bに印加され
る。従つて機関高負荷運転時には全燃料噴射弁1
7a,17bから燃料が噴射される。 次いで第4図の時刻Taにおいて高負荷運転か
ら低負荷運転に切換えられたとすると第4図aに
示すように負圧センサ67の出力電圧は急激に上
昇する。MPU80では負圧センサ67の出力電
圧が基準値Vr(第4図a)よりも大きくなつたと
きに低負荷運転であると判別され、その結果第4
図bに示されるような連続パルスからなる駆動信
号が第1DCモータ33に印加される。このとき第
1DCモータ33は駆動パルスの平均電圧に比例し
た速度で回転する。その結果、第4図fに示され
るように吸気遮断弁29は徐々に閉弁する。次い
で吸気遮断弁29が全閉し、このときが第4図の
時刻Tbで示される。MPU80がバルブ位置セン
サ32の出力信号から吸気遮断弁29が全閉した
と判断すると、MPU80は第1気筒群Aの燃料
噴射弁17aからの燃料噴射を停止させると共に
第2気筒群Bの燃料噴射弁17bからの燃料噴射
量を増量させるデータ、並びに電磁切換弁59の
ソレノイド60を付勢せしめるデータを出力ポー
ト84に書き込む。その結果、時刻Tbに達する
と第4図dに示されように第2気筒群Bの燃料噴
射弁17bからの燃料噴射量は増大せしめられ、
第4図eに示されるように第1気筒群Aの燃料噴
射弁17aからの燃料噴射は停止せしめられる。
また、時刻Tbに達すると上述したように電磁切
換弁59のソレノイド60が付勢されるために排
気還流弁54の負圧室56は負圧導管50を介し
て第2サージタンク12に連結される。その結
果、ダイアフラム55が負圧室56側に移動する
ので弁体61が排気還流通路53を開弁し、第4
図gに示すようにこの弁体61は時刻Tcにおい
て全開する。 一方、第5図において時刻Tdは低負荷運転か
ら高負荷運転に移行したときを示している。この
とき、まず始めに第5図cに示されるように電磁
切換弁59のソレノイド60が消勢されるために
第5図gに示すように排気還流弁54の弁体61
が排気還流通路53を閉鎖する。弁体61が全閉
してバルブ位置スイツチ63の可動接点64が固
定接点65に接触するとMPU80は第5図eに
示されるように第1気筒群Aへの燃料噴射を開始
するデータおよび第5図bに示されるように第
1DCモータ33の駆動データを出力ポート84に
書き込む。その結果、排気還流弁54の弁体61
が全閉すると第5図eに示されるように第1気筒
群Aの燃料噴射弁17aからの燃料噴射が開始さ
れ、第5図fに示されるように吸気遮断弁29が
徐々に開弁する。 次に開閉制御弁37の開閉制御について説明す
るがその前に等価吸気管長について簡単に説明す
る。内燃機関では吸気弁が閉弁すると吸気管内を
流れる吸入空気流が急にせきとめられるために吸
気弁近傍の吸気管内の圧力が上昇する。この上昇
圧力は吸気管の入口開口に向かつて伝播して吸気
管入口開口で反射し、再び吸気弁に向かつて伝播
して吸気弁に達する。このとき吸気弁が再び開弁
すれば吸気管内圧力が高くなつているために充填
効率が向上し、機関出力が向上することになる。
機関回転数が高くなるにつれて吸気弁が閉弁して
から再び排気弁が開弁するまでの時間間隔が短く
なるために充填効率を向上させるためには機関回
転数が高くなるにつれて吸気管長を短くする必要
がある。しかしながら実際問題として吸気管長を
短くすることはできず、従つて実際には吸気管長
があたかも短くなつたように吸気管に操作を施
す。第2図において開閉制御弁37を開弁すると
連通孔36において上昇圧力波が反射するために
吸気管長が短くなつたように作用し、開閉制御弁
37を閉弁すると吸気管長は長くなる。従つて開
閉制御弁37を開閉制御することによつて吸気管
のみかけの長さ、即ち等価吸気管長を変えること
ができる。 下表に機関運転状態と開閉制御弁37の開閉動
作との関係を示す。
【表】 上表からわかるように開閉制御弁37はハツチ
ングで示す領域、即ち全負荷運転時の低速運転時
および高速運転時においてのみ閉弁され、その他
の運転状態では開弁状態に保持される。即ち、全
負荷運転時における低速運転時には開閉制御弁3
7が閉弁し、このとき充填効率が高まるように吸
気管長が設定されている。従つて全負荷運転時の
低速運転時には充填効率が高められる。機関回転
数が高くなつて中速運転時になると開閉制御弁3
7が開弁し、等価吸気管長が短くなる。斯くして
このときにも充填効率が高められる。一方、全負
荷運転時の高速運転時には開閉制御弁37が閉弁
する。このときには吸気管入口開口で反射した圧
力波が吸気弁において再び反射し、この反射した
圧力波が再び吸気管入口開口で反射し、この2次
反射波が吸気弁に達したときに吸気弁が開弁する
ために充填効率が高められる。このように全負荷
運転時に機関回転数に応じて開閉制御弁37を開
閉制御することによつて充填効率を高めることが
でき、機関出力を向上することができる。 これに対して部分気筒運転が行なわれる低負荷
運転時と全気筒運転が行なわれている高負荷運転
時には開閉制御弁37は開弁しており、従つて部
分気筒運転から全気筒運転に移行するときおよび
全気筒運転から部分気筒運転に移行するときには
開閉制御弁37は開弁している。これは次の理由
による。即ち、部分気筒運転から全気筒運転に移
行するとき、或いは全負荷運転から部分気筒運転
に移行するときにその移行において要求される全
吸入空気量は変化しない。従つてもしこのとき開
閉制御弁37を閉弁しておくと例えば部分気筒運
転から全気筒運転に移行したときにスロツトル弁
24a,24bの開度を小さくしなければならな
い。逆に全気筒運転時から部分気筒運転に移行し
たときにはスロツトル弁24a,24bの開度を
大きくしなければならない。ところが開閉制御弁
37を開弁しておけば移行の前後においてスロツ
トル弁24a,24bの開度を変える必要がな
く、従つて移行時に運転者にアクセルペダルの踏
み込み量の調整を要求しないで済むので移行時で
あつても運転者に煩わしさを与えることがない。
このように開閉制御弁37は等価吸気管長を変え
るために設けたものであるが移行時におけるスロ
ツトル弁24a,24bの煩雑な操作を回避する
ために低負荷運転時および高負荷運転時には開閉
制御弁37を開弁保持するようにしたものであ
る。 発明の効果 部分気筒運転から全気筒運転或いは全気筒運転
から部分気筒運転に移行する際のスロツトル弁の
煩雑な操作を要することなく全負荷運転時の全機
関回転数領域に亘つて機関高出力を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内燃機関を図解的に示す平面
図、第2図は本発明による内燃機関を図解的に示
す平面図、第3図は第2図の電子制御ユニツトの
回路図、第4図および第5図は本発明による分割
運転制御方法を説明するための線図である。 11……第1サージタンク、12……第2サー
ジタンク、17a,17b……燃料噴射弁、19
a,19b……ターボチヤージヤ、23a……第
1吸気通路、23b……第2吸気通路、24a…
…第1スロツトル弁、24b……第2スロツトル
弁、29……吸気遮断弁、36……連通孔、37
……開閉制御弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 気筒を第1の気筒群と第2の気筒群に分割
    し、吸気通路の下流部分を第1吸気通路と第2吸
    気通路に分割して第1吸気通路を第1気筒群に連
    結すると共に第2吸気通路を第2気筒群に連結
    し、第1気筒群および第2気筒群に供給する吸入
    空気量を制御するスロツトル弁を吸気通路内に設
    け、該スロツトル弁後流の第1吸気通路内に吸気
    遮断弁を設けて機関負荷が予め定められた第1負
    荷よりも高い機関高負荷運転時に該吸気遮断弁を
    開弁し、該吸気遮断弁後流の第1吸気通路と機関
    排気通路とを連結する排気還流通路内に排気還流
    弁を設けて機関負荷が上記第1負荷よりも高い機
    関高負荷運転時に該排気還流弁を閉弁し、機関負
    荷が上記第1負荷よりも高い機関高負荷運転時に
    上記第1気筒群並びに第2気筒群へ燃料を供給す
    ると共に機関負荷が上記第1負荷よりも低い機関
    低負荷運転時に第1気筒群への燃料の供給を停止
    するための燃料供給装置を具備した内燃機関にお
    いて、上記第1吸気通路と第2吸気通路を互に隣
    接配置すると共に上記スロツトル弁を第1吸気通
    路内に設けた第1スロツトル弁と第2吸気通路内
    に設けた第2スロツトル弁との一対のスロツトル
    弁から構成してこれら一対のスロツトル弁を常時
    同時に開閉制御し、該第1スロツトル弁後流の第
    1吸気通路内に上記吸気遮断弁を設け、第1スロ
    ツトル弁の後流であつて吸気遮断弁上流の第1吸
    気通路を連通孔を介して第2吸気通路に連通さ
    せ、該連通孔に開閉制御弁を設けて機関負荷が上
    記第1負荷よりも大きな第2負荷以上である機関
    全負荷運転時以外のときには該開閉制御弁を開弁
    保持すると共に機関負荷が上記第2負荷よりも高
    い機関全負荷運転時の予め定められた機関回転数
    領域内で該開閉制御弁を閉弁するようにした分割
    運転制御式内燃機関。
JP17407583A 1983-09-22 1983-09-22 分割運転制御式内燃機関 Granted JPS6067730A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124642A (en) * 1980-03-06 1981-09-30 Nissan Motor Co Ltd Intake-air flow controlling device for multicylinder internal combustion engine
JPS5747409U (ja) * 1980-08-28 1982-03-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124642A (en) * 1980-03-06 1981-09-30 Nissan Motor Co Ltd Intake-air flow controlling device for multicylinder internal combustion engine
JPS5747409U (ja) * 1980-08-28 1982-03-16

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