JPH0219237B2 - - Google Patents

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JPH0219237B2
JPH0219237B2 JP60299815A JP29981585A JPH0219237B2 JP H0219237 B2 JPH0219237 B2 JP H0219237B2 JP 60299815 A JP60299815 A JP 60299815A JP 29981585 A JP29981585 A JP 29981585A JP H0219237 B2 JPH0219237 B2 JP H0219237B2
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JP
Japan
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nip
press
roll
electromagnet
shoe
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JP60299815A
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Rin Uederu Guregorii
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Beloit Corp
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Publication date
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Publication of JPH0219237B2 publication Critical patent/JPH0219237B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/06Means for regulating the pressure
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/06Indicating or regulating the thickness of the layer; Signal devices

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  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はニツプの少くとも片側で広いニツプ面
積と同一の広がりを持つ大面積のコア表面がある
電磁石を利用した製紙機械などの広幅ニツププレ
ス技術に関連し、この電磁石はニツプを通り運ば
れる紙ウエブへニツプ荷重を有効に発生又は増大
させるため、対向し配列された強磁性のニツプ部
片を経て集中した磁場を保持する。特に本発明は
対向し配列された磁気ニツプ部片を引きつける広
い面積のシユーを画定するコアがニツプの片側又
は両側にある電磁石を有する広幅ニツププレスを
取扱い、これら電磁石はニツプを通り運ばれる紙
ウエブなどにニツプ荷重を発生又は増大させる吸
引力を増すため対向部片間の磁束間隙を最小にす
る。
従来技術 製紙機械用広幅ニツププレスは例えば1973年7
月24日特許のバスカー氏などの米国特許第
3738225号明細書及び1974年1月1日特許のジヤ
スタ氏の米国特許第3783097号明細書に記載され
既知である。これら明細書では不浸透なベルトが
油圧をかけられたシユー又はパツドで生じた広幅
ニツプを通りウエブを運ぶ、一つのロール内部に
電磁石があり、ニツプ荷重を発生するため対向ロ
ールを引きつけるロールプレス装置は、例えば、
1969年7月22日特許のマクレナサン氏の米国特許
第3456582号明細書からも衆知である。このよう
な磁気プレスでは、線ニツプだけが付与され、ま
た磁石と対向ロール間の広い間隙はロールハウジ
ングの厚さ、電磁石及び線ニツプへの入口と出口
における収斂したり、拡散する空隙により形成さ
れる。これらの間隙はニツプ荷重を発生する電磁
石の効果を大幅にへらす。
従つて、電磁石により広幅ニツププレスにニツ
プ圧力すなわち荷重を発生させることが本技術の
改善であり、この電磁石は希望のニツプ荷重を生
じる強力な広幅磁場を保つため、その間隙を最小
にする対向磁気部片にすぐ隣接した大面積の大き
いコアを有する。
発明の構成 本発明によれば、紙のような繊維状ウエブを脱
水又はつや出しする広幅ニツププレスは、ウエブ
の片側にある広幅シユーとウエブの対向側にある
幅広く配列された強磁性部片を磁気で引きつける
ことで構成され、この部片はロール又は圧力シユ
ーの形をしている。この磁気コアは広幅ニツプ面
積と同の広がりを有し、シユーを形成するか又は
シユーを密接して支え、また全ニツプ面積にわた
り集中磁場を作る。磁場の磁束だけが対向ニツプ
部片へ最短通路を横切る。ウエブは不浸透ベルト
によりニツプを通り運ばれ、片面又は両面を脱水
プレス装置内の吸収性フエルトでおおわれるか、
又はカレンダ掛け装置内の硬い仕上げロールと直
接係合できる。ウエブ片側上のニツプ形成要素は
励磁された電磁石により発生した磁束の影響で移
動できる。従つて、電磁シユーと一つのロールと
を有する装置では、シユー又はロールの何れかが
移動でき、またニツプの両側に電磁石を有する装
置で、磁石の一つ又は両方が移動可能である。
本発明の特徴は磁束がニツプ荷重を確立するた
め通過しなければならない間隙を最小にすること
である。これは磁束がウエブの対向側にある強磁
性ニツプ形成部片に到達する前に周囲のロールを
通過する必要がないように、電磁石がついた圧力
シユーを形成することで達成される。シユーと対
向部片は磁気インダクタンスを増加及び集中させ
る同一の広がりを持つた広幅の大面積を有する。
本発明の他の特徴は構成要素のたわみ、均一で
ない膨脹などによりおこるニツプ荷重のどの不規
則をも補正するため、ニツプ長さに沿い個々の電
磁コアを備えていることである。
本発明の更に他の特徴はニツプ長さに沿い荷重
を調節するため、個々に励磁するのに適した電磁
コア用の個々のコイルを提供することである。
次に、ニツプ荷重が広い面積の電磁シユーで発
生又は増大される場合、製紙機械などに広幅ニツ
ププレス装置を提供することが本発明の目的であ
る。
本発明の他の目的は磁気吸引によりニツプ荷重
を確立する広幅磁化ニツプを有する、製紙機械用
の脱水プレス及びカレンダ装置を提供することで
ある。
本発明の他の目的は共動する磁気ロールと広幅
ニツプを作成し、また電磁石と磁気ロール間の最
小間隙を有する電磁石で励磁されたシユーがつい
たプレスロール組立を提供することである。
この発明の他の目的は製紙機械用広幅ニツプを
提出することであり、この場合広い面積のニツプ
が対向した剛直ニツプ部片の磁気結合を強める対
向電磁石で形成される。
この発明の更に他の目的は製紙機械用広幅ニツ
ププレスを提供することであり、この場合プレス
荷重は対向し配列された広い面積の剛直ニツプ部
片間の集中磁束線で発生される。
実施例 第1図の広幅ニツププレス組立10は広幅ニツ
プNの下部側に電磁石11と、このニツプの対向
側に強磁性の上部ロール12とを有す。不浸透ベ
ルト13は各ロール14回りの開放ループ内を動
かされ、このロールの一つはMで示すように駆動
され、また他のロールはベルトをしつかりと締め
るためBに示すように片寄せられる。外側ロール
15はニツプを通る上部走行路がある通路へベル
トを案内する。通気性フエルト16はニツプを通
りロール7回りを動かされ、またニツプを通過す
る時ウエブWの下面をささえる。強磁性ロール1
2は固定水平軸18の回りを回転する。電磁石1
1は上部が開放され、固定された桶状のハウジン
グ19内で滑動できるよう取付けられており、電
磁石の上面はできればステンレス鋼シートから作
られた、円弧状非磁性の薄板シユー20でおおわ
れている。このシユー20は不浸透ベルト13を
滑れるように支持し、シヤワー管21はニツプN
への入口でシユー20とベルト13間へ潤滑流体
を噴出する。
第6図に示すように、電磁石11は並行関係に
ある複数の鉄すなわち磁性鋼のコアブロツク22
から構成される。コアブロツク22は形状が矩形
であり、平らな底部23、平らな平行側面24及
び横方向に凸状の上面25がついている。ブロツ
ク25は例示のような並行関係で滑動係合に適し
た平らな面26を有す。
各ブロツク22も一対の間隔がある並行した上
部へ開放されたスロツト27を有し、このスロツ
トは対向面26の間に延在している。これらスロ
ツトは各ブロツクの底部の上で終わつている。電
磁コイル28はスロツト27を横切つて巻かれ、
各ブロツクの上部25の下で終わり、また図示の
ように端部ブロツク以上に広がつている。
スロツトがあるブロツクの凸面上部25は薄い
非磁性シユー20でカバーされ、このシユーはブ
ロツク上部にぴつたりとすわるよう曲面になつて
おり、またブロツクの両側面24の前後へ延びた
下へ曲がつたリツプ29があるので、不浸透ベル
ト13はニツプNへの出入りで円滑に案内され
る。
上部開放桶状のハウジング19はしつかりと固
定され、ベルト13のループ内側でプレス組立1
0全長にわたり延在する。電磁石11はこのハウ
ジング内を垂直に滑り、磁気ブロツク22の側壁
24は桶側面で滑れるよう案内され、また30の
ような漏止めすなわちバツキンで桶に密封されて
いる。
密封室31はブロツク22の底部23と桶底部
の間に設けられ、この室は圧力源32から加圧さ
れた油圧流体を受け、ニツプNの最初の荷重を確
立するため電磁石11とそのカバー20とをハウ
ジング19から上方へ押しつける。ねじ棒、ばね
又は類似物のような、電磁石11を揚げる他の手
段がカバー20を不浸透ベルト13へ押しつけ、
ニツプの最初の荷重を確立するため備えられる。
コイル28は電磁石の誘導子励磁を発生するため
電流振幅を調節する抵抗器Rを通り発電機G又は
類似の動力源から励磁され、調節可能な磁束を確
立し、滑動できる電磁石とそのカバーシユー20
とを磁性ロール12へ引きつけ、また希望のニツ
プ荷重を確立させる。カバー20はコアブロツク
22で支えられ、またこれらブロツクは相対的に
滑れるので、たるみによるニツプ曲線の不規則、
熱膨脹などは中和され、各ブロツクはニツプ全長
にわたり均一な荷重を保つ。
第2図の広幅ニツププレス10aでは、プレス
10で記載した部品に該当した部品類は同じ参照
番号がつけられている。然しプレス10aでは、
強磁性上部ロール12は、第1図の具体例の固定
軸18に取付けられる代わりに、中心41の回り
に軸旋回し、42のような油圧又は空圧シリンダ
で作動する揺動腕40に装着された軸受で支えら
れた軸18aに取付けられている。従つて、ロー
ル12はニツプNに関連し上下される。
電磁石11aは支え19内で移動する代わり
に、支え19aに固定される。
第7図に示すように、電磁石11aは電磁コイ
ル45の片足を受ける中央の上部開放スロツト4
4がある単一なコアブロツク43を有す。従つ
て、コイル45はブロツク43の片側のみをおお
い、スロツト44内に片足が横たわり、一方他の
足はブロツクの外側面に巻かれている。コイル上
部はブロツクの溝を切られた凸面上部46より下
にあり、カバー20はこの溝を切られた上部46
で支えられている。
プレス10aのニツプNの初期荷重は軸18a
の軸受を下方へカバー20と加圧ニツプ関係で押
し付ける腕40端部を引つ張るため、42のよう
なシリンダを作動させ達成される。次に希望のニ
ツプ圧は磁束を生じるコイル45を励磁すること
で確立され、このコイルは強磁性ロール12をコ
ア43へ引きつけ、ニツプ荷重を確立する。ウエ
ブはシユー20上部を滑る不浸透ベルト13上の
圧力ニツプを通り運ばれ、フエルト16はプレス
の具体例10と同じ方法でウエブの下部面をおお
う。
プレス10と10aのこれらの記載から、ニツ
プ荷重は電磁コアをニツプの片側にあるシユー2
0へ押し付けるか、又はロール12をニツプ対向
側へ押しつけ、次に希望の増大ニツプ荷重を発生
するため磁石とロールを一緒に引つ張る全ニツプ
面積を通り稠密な集中磁場を生じる電磁石を励磁
することで初めて発生できることが理解されるで
あろう。
第3図のプレス10bで、プレス10及び10
aで例示し、記載した部品に相当する部品は同じ
参照番号で印した。然し、プレス10bでは、二
重フエルト掛けプレスが下部フエルト16と上部
フエルト51間のニツプを通過するウエブに用意
されており、この上部フエルトはロール12の下
部に巻かれ、またウエブWがニツプNに入る時ウ
エブと接触し、ウエブがニツプから出る時このウ
エブをはなすよう案内ロール51で方向決めされ
る。
ウエブWから広幅ニツプNで絞つた水の排出を
容易にするため、ロール12は52で例示したよ
うに円周に溝が切られ、第10図に示すように、
ニツプNからの水が流れる溝を形成する。
不浸透ベルト13は第11図の53で例示のよ
うにニツプからの脱水用溝を作るため、長手軸方
向に溝が切られている。
ロール12又はベルト13の何れか、又は両方
に溝が切れることが理解されるであろう。
またプレス10bが移動可能なロール12、及
び固定ロール12の代わりにプレス10aの固定
磁石11a、及びプレス10の移動可能な磁石1
1を持つことができることは理解されるだろう。
第4図の広幅ニツププレス10cは前文に例示
し、記載したプレスと同じ構成要素を含み、これ
ら要素を明確にするため同じ参照番号が使われて
いる。プレス10cでは、ロール12は移動可能
な電磁石11と桶状支持ハウジング19で置換さ
れる。この磁石はハウジング19内を滑り、シユ
ー20を経て広幅ニツプNの上部面を形成するよ
う作用する。ハウジング19を囲む開放ループ内
の案内ロール61と駆動ロール62の回りを動く
上部不浸透ベルト60は上部シユー20下のニツ
プを通り延在する底部走行路を有する 固定された下部電磁石11aは下部シユー20
上にのつているループ状下部不浸透ベルト13で
囲まれている。ウエブWはベルト13と60間の
ニツプを通り運ばれる。潤滑材はニツプ入口のベ
ルトとシユー20間に供給される。
上記電磁石11は最初のニツプ荷重を生じるた
めハウジング19内を重力で滑動できる。更に、
最初の荷重は油圧流体、ばね、又は機械的ねぢで
増大でき、電磁石11を第1図の具体例で示した
ハウジング19より押し出す。
固定下部電磁石11aは第7図に示すような外
側足を有する単一コア端部コイル45の形状か又
は第6図に示すように組立てることができる。
下部ベルト13は上にのせられたニツプ荷重用
ロール64がついた駆動ロール63で都合よく駆
動され、このベルトはロール63と64間ニツプ
を通過する。
繊維状吸収性フエルト65も上部フエルトとウ
エブW間に用いられる。
電磁石11及び11aのコイルは励磁される
と、これら磁石のコアは互いに引きつけられ、ウ
エブの対向する両側のシユー20を互いに押しつ
け、希望圧力を確立するニツプをかける。ニツプ
の両側に電磁石があるので、吸引力は電磁石がニ
ツプの片側のみにあるプレス10,10aおよび
10bで得られる力より大幅に大きく、恐らく2
倍になるであろう。
第5図のプレス10dは固定軸71回りを回転
できるカレンダロール70と前述のハウジング1
9内で支えられた移動可能な電磁石11間のニツ
プNを通紙された乾燥ウエブD.W.を表面仕上げ
するカレンダロールの具体例を示す。電磁石11
は前述の非磁性シユー20でカバーされ、次にこ
のシユーはニツプNを通り乾燥ウエブD.W.を運
ぶ不浸透ベルト13を受ける。電磁石11の励磁
調節が乾燥ウエブD.W.を処理する希望のカレン
ダニツプ荷重を発生する。
第8図及び第9図に示すように、前述の広幅ニ
ツププレス又はカレンダプレス用シユー20の電
磁荷重はそれぞれ個々の励磁コイル82を有する
複数の電磁コアブロツク81から成る修正型電磁
石装置80で発生される。例示のように、磁化鉄
又は鋼製コアブロツクはコイル82をその端部で
支える上部開放の平行スロツト83を有し、この
コイルはスロツトの開放端部から突き出ている。
隣接コアブロツク81間にコイル隙間を設けるた
め、ヘツド84がブロツク上部に用意され、前後
面より以上に広がつている。これがカバー20下
部の間隙を広げることなくコイル82に間隙85
を付与する。
第8図で概略例示したように、コイル82の各
端部は各コイルへの入力を希望に応じ変えるため
制御器86aを経て動力源86から個々に励磁さ
れる。このように、ニツプ長さに沿い間隔をおい
た各コア81はシユー20を増加することで選択
的な荷重を加えることができ、ニツプ長さに沿つ
たロールのたわみ、不均一な膨脹で起こつたニツ
プ圧力の変動を補正する。
ニツプと磁気コア間の間隙はどれも最小にする
ことは注意すべきであり、その理由は、対向した
強磁性ロール又はコアとの吸引力を生じる磁束線
を確立するコアは非常に薄い非磁性シユー20を
経てのみ作動するからである。更に、これら磁束
線はニツプの対向側間の非常に短い通路だけを持
ち、完全なニツプ面積に集中され、ニツプの入口
及び出口側のすべての線圧で作られる空隙を通ら
ない。この発明の広幅ニツププレスでは、広幅ニ
ツプ面積はシユー幅で幅が調節され、この面積す
べてが空気間隙を通ることなく、直接その中を通
る磁場を有するが、非常に小さい間隙がニツプを
通る非磁性材料で作られる。
第12図のプレス10eは連続的にウエブを受
ける一連のニツプNを有する。第1〜4図のプレ
ス10,10a,10b及び10cに示したこれ
らと同じ構成要素は同じ参照番号で印される。図
示のように、プレス10eはロール12と桶状ハ
ウジング19内の移動可能な電磁石11とでそれ
ぞれ画定された3つのニツプNを有し、このハウ
ジングはコアブロツク22をカバーする薄い非磁
性シユー20と最初のニツプ荷重を確立するため
磁石とシユーを対向ロールへ押しつける圧力室を
有す。各ロール12はロール及び対向シユー20
で規定されたニツプNを通り周囲を巻かれた別々
のプレスフエルト90を有す。第3のロール12
で例示するように各フエルト90はロール91の
回りをループ掛けされ、ロールの1つはMで示す
ように駆動されている。外側張出しロール92は
ループをぴんと張らせ、外側案内ロール93はフ
エルトをロール12回り、ニツプNを通り、また
ロール91回りの通路に保持させる。一枚の不浸
透ループ状ベルト94は3つのニツプNすべてを
通る上部走行路があり、最終ニツプNをすぎて駆
動ロールを回り、前部ニツプへ戻るロール類96
を回り、また下部走行路に沿い案内ロール97上
を回る。
磁石11は連続ニツプNでニツプ荷重を増大さ
せるため励磁される。
プレス10eのロール類12は第4図のプレス
10cのような電磁石11で置換できる。
通気性金属ベルト(図示せず)プレス10,1
0a,10b,10c及び10eのフエルトに代
わり使用できるので、ニツプの対向ロール間の非
磁性間隙を更に少なくできる。更にプレス及びカ
レンダ装置のシユー20は間隙を少なくするため
なくすることができるが、非常に薄いため、潤滑
液を磁気コイルに近づけない作用をし、またニツ
プ面を平滑にするので、望ましい付加物である。
第13図に示すように、本発明プレス用のプレ
スロール12aはニツプの渦電流加熱を最小にす
るようにできる。ロール12aはロールを回転支
持するため軸99aがある端部ヘツド99がつい
た円筒鋼製コア98を有す。このコアは外周で積
み重ねた薄板100を支え、端部ヘツド99と一
緒に圧搾される。積層板100は厚さが約0.1〜
0.5mm(0.004〜0.02インチ)、幅が約51〜76mm(2
〜3インチ)のワツシヤーである。これらワツシ
ヤーはコア98にきちんとはまり、電磁石により
発生された磁場で渦電流を生じない金属で構成さ
れる。このような渦電流はふつうの常磁性材料で
生じ、磁場を通り駆動される場合、ロールを加熱
する。加熱を望まない時には、12aのような積
層ロールが使われる。
薄板に有効な材料とし、薄いワツシヤー100
の両面に酸化塗工をした珪素鉄、非結晶体すなわ
ち非晶質フエライトなど適応される。
第14図は磁場が通過すべき間隙をへらすこと
で可能な吸引磁力の増加を示す。従つて、グラフ
10に示すように、横座標102とし0〜14000
アンペア×回転数による誘導子励磁、及び縦座標
103としボンド/インチによる静引力をグラフ
にすると、静引力は間隙が19.05mm(3/4イン
チ)から3.175mm(1/8インチ)へ減少すると
大幅に増大する。3.175mm(0.125インチ)の曲線
を14000アンペアターンまで外挿すると、本発明
の広幅ニツププレスに用いた電磁石は89.17Kg/
cm(500ポンド/インチ)の力を発生でき、また
第4図のプレス10cのような2個が相互に吸引
する磁石ではこの数値の約2倍が達成される。
本発明のプレスニツプN内の非磁性シユー、ベ
ルト、フエルト及びウエブの積み重ね高さは磁気
コアと常磁性ロール又は対向磁気コア間の1.27〜
9.15mm(0.05〜0.36インチ)の間隙にしかならな
い。上述のように、不浸透ベルトはシユー20を
除去した電磁石の潤滑されたコアの足上にのるこ
とができる。然し、このシユーは潤滑液をコアに
近付けさせない。このような組立では、シユー約
3.175mm(0.125インチ)以下の厚さしかなく、各
ベルトは0.5〜2.54mm(0.02〜0.1インチ)の厚さ
があり、勿論ウエブ厚さは約0.05〜0.25mm(0.002
〜0.01インチ)で無視できる。不浸透ベルトはゴ
ム又はポリウレタンのような可塑材でできている
のが望ましいが、非磁性間隙を更にへらす、薄い
不浸透金属ベルトがよい。上述のフエルトは放出
された水が流れることができ、更に間隙を少なく
する薄くて吸引性可撓金属ベルトにより置換でき
る。シユー20は硬質ゴム、可塑材、ステンレス
鋼等の非磁性材ならよい。シユーの縦方向幅は各
条件に適するよう変えられるが、大面積の磁場を
作り出すために十分な幅がある。合理的な最小幅
は約101.6mm(4インチ)であり、最大幅は約
457.2mm(18インチ)である。シユーの横方向幅
は狭い幅からマシン全幅まで変えることができ
る。全幅のシユーはベルト、フエルト、ウエブ及
びロールと磁気コア係合面の不規則に順応するよ
う横方向に曲がりやすくすべきである。若し希望
であれば、シユーは152.4mm(6インチ)まで間
隔をあけることができる。
上述のように、金属ロールが磁場を通り回転す
る時、熱が発生し、これは湿式プレスでは役に立
つことができる。若し熱が要望されない場合、ロ
ールは第13図で示され、また上述のように積み
重ねにすることができる。
上述から、本発明が湿潤又は乾燥ウエブを処理
する広幅ニツププレスを提供し、そのニツプ荷重
は全幅ニツプ面積にわたる磁束線を生じる最小間
隙のみを通り作動するコアを有する電磁石で発生
又は増大され、この電磁石がニツプの対向側を互
いに引きつけ、広幅ニツプの全幅及び全長にわた
り希望のニツプ荷重を確立することが理解される
であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はニツプ片側に移動可能な電磁石とニツ
プ対向側に固定軸付き強磁性ロールを有する本発
明の広幅ニツププレスの概略側面図;第2図はニ
ツプ片側に移動可能な電磁石及びニツプ対向側に
移動可能な軸付き強磁性ロールを有する本発明の
広幅ニツププレスの縦略側面図;第3図は溝付き
ニツプを有する本発明の広幅二重フエルトプレス
の概略側面図;第4図はニツプ両側に電磁石を有
する本発明の広幅ニツププレスの概略側面図;第
5図は本発明の広幅ニツプカレンダ型プレスの概
略側面図;第6図は本発明プレス用移動可能な電
磁シユー組立の等角図;第7図は本発明プレス用
電磁コアの他形式の等角図;第8図はコイルで
個々に励磁された複数のコアを有し、また個々の
コイル巻きを収容するため広がつたコアヘツドが
ある本発明プレス用電磁シユーの概略縦面図;第
9図は第8図の線―に沿つた端面図;第10
図は第3図の線―に沿つた断面図;第11図
は本発明の第3図の線XI―XIに沿つた断面図;第
12図は本発明の多段広幅ニツププレスの概略
図;第13図は加熱を最小にするため本発明プレ
スに有効な積層板プレスロールの概略縦断面図;
第14図は電磁石励磁の関数としてのニツプ荷重
を示し、また電磁コアと対向磁性部片間の間隙減
少による電磁結合の増大を示すグラフである。 10,10a,10b,10c,10d,10
e…プレス、11,11a…電磁石、12…強磁
性ロール、13,60,94…不浸透ベルト、1
4,15,17,51,61,62,63,6
4,91,92,93,95,96,97…ロー
ル、16…通気性フエルト、18,18a,71
…固定軸、19,19a…ハウジング、20…シ
ユー、21…シヤワー管、22,43,81…コ
アブロツク、23…底部、24…側面、25,4
6…上部、26…面、27,44,83…スロツ
ト、28,45,82…コイル、29…リツプ、
30…パツキン、31…密閉室、32…圧力源、
40…揺動腕、41…中心、42…シリンダ、5
0,90…上部フエルト、52,53…溝、65
…繊維状吸収性フエルト、70…カレンダロー
ル、80…電磁石装置、84…ヘツド、85…間
隙、86…動力源、86a…制御器、98…円筒
鋼製コア、99…端部ヘツド、99a…軸、10
0…積層板、101…グラフ、102…横座標、
103…縦座標。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 広い面積のニツプ間隙を画定する対向して配
    列されたニツプ部片と、ニツプの少くとも片側で
    ニツプ面積と同一の広がりを持ち、全ニツプ面積
    にわたりニツプ荷重を発生するため対向するニツ
    プ部片を引きつけるようにニツプを貫通する磁束
    を発生する電磁手段とを包含して成る製紙機械用
    広幅ニツププレス。
JP60299815A 1985-01-08 1985-12-28 電磁式広幅ニツププレス Granted JPS61174494A (ja)

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US689800 2003-10-20

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CN (1) CN1006916B (ja)
BR (1) BR8600047A (ja)
CA (1) CA1249470A (ja)
DE (1) DE3666598D1 (ja)
ES (1) ES8705548A1 (ja)
FI (1) FI85521C (ja)
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PL (1) PL148514B1 (ja)

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