JPH02190415A - 地金回収方法 - Google Patents
地金回収方法Info
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- JPH02190415A JPH02190415A JP1062689A JP1062689A JPH02190415A JP H02190415 A JPH02190415 A JP H02190415A JP 1062689 A JP1062689 A JP 1062689A JP 1062689 A JP1062689 A JP 1062689A JP H02190415 A JPH02190415 A JP H02190415A
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Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、地金回収方法、特にR11,DH等の真空脱
ガス槽、あるいは転炉、取鍋などの溶融金属処理容器の
炉口、内壁周面に付着した地金をその利用価値の低下を
可及的最小にとどめて回収する方法に関する。
ガス槽、あるいは転炉、取鍋などの溶融金属処理容器の
炉口、内壁周面に付着した地金をその利用価値の低下を
可及的最小にとどめて回収する方法に関する。
(従来の技術)
従来、溶融金属処理槽および容器に付着した地金を除去
し回収するには、例えば特開昭58−185704号公
報に開示されている装置を用いることが知られている。
し回収するには、例えば特開昭58−185704号公
報に開示されている装置を用いることが知られている。
この装置を用いる方式では長尺ランスのガス噴出部から
付着地金に酸素ガスを噴射してその地金を溶解除去する
。
付着地金に酸素ガスを噴射してその地金を溶解除去する
。
しかしながら、かかる従来技術には次のような欠点があ
る。
る。
すなわち、従来技術の地金溶解方法は、原理的に酸素ガ
スと地金の酸化反応による反応熱を利用して地金を溶解
するものである0回収して資源としての再利用は何ら考
慮されることがなく、むしろ容器内壁からの除去を主眼
とするものであった1、したがって、Feを主体とした
付着地金の大半は必然的に酸化物として回収される。こ
の従来技術の一実施例により回収された地金の組成はF
ezOt20〜60%、Fe020〜35%であった。
スと地金の酸化反応による反応熱を利用して地金を溶解
するものである0回収して資源としての再利用は何ら考
慮されることがなく、むしろ容器内壁からの除去を主眼
とするものであった1、したがって、Feを主体とした
付着地金の大半は必然的に酸化物として回収される。こ
の従来技術の一実施例により回収された地金の組成はF
ezOt20〜60%、Fe020〜35%であった。
そのため、もしそのまま鉄源として利用するには地金の
選別が必要となり、あるいは還元剤の使用が必要となり
、還元反応は一般に吸熱であるため、熱的に不利となる
。鉄源として使用しない場合は、酸化物として廃棄処理
する。いずれの方法にあっても資源の有効利用という観
点から問題があった。
選別が必要となり、あるいは還元剤の使用が必要となり
、還元反応は一般に吸熱であるため、熱的に不利となる
。鉄源として使用しない場合は、酸化物として廃棄処理
する。いずれの方法にあっても資源の有効利用という観
点から問題があった。
(発明が解決しようとする課題)
ここに、本発明の目的は、上記のような従来技術におけ
る欠点を解決し、Feの酸化物生成を可及的最小に抑制
して地金を回収し、これを金属資源として再利用する方
法を提供することである。
る欠点を解決し、Feの酸化物生成を可及的最小に抑制
して地金を回収し、これを金属資源として再利用する方
法を提供することである。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、例えばRH槽内壁の付着地金がT。
Fe = 90%以上、Me−Fe =30〜40%、
そしてFeO−20%程度であることに着目した。従来
はその除去のみに努力が払われ、資源的価値には何ら注
目されることがなかった。製鉄コストの引下げが強く求
められているにもかかわらず、そのような観点からの試
みはこれまでみられなかった。しかしながら、本発明者
らはこのまま回収できれば十分に金属資源として再利用
可能となるとして種々検討を重ね、むしろできるだけ金
属状態で除去することが、金属資源の再利用ばかりでな
く容器内壁の保護の観点からも好ましいことが判明し、
本発明を完成した。
そしてFeO−20%程度であることに着目した。従来
はその除去のみに努力が払われ、資源的価値には何ら注
目されることがなかった。製鉄コストの引下げが強く求
められているにもかかわらず、そのような観点からの試
みはこれまでみられなかった。しかしながら、本発明者
らはこのまま回収できれば十分に金属資源として再利用
可能となるとして種々検討を重ね、むしろできるだけ金
属状態で除去することが、金属資源の再利用ばかりでな
く容器内壁の保護の観点からも好ましいことが判明し、
本発明を完成した。
したがって、本発明の要旨とするところは、金属の精錬
に供した槽および容器類に付着した付着地金を回収する
方法であって、前記付着地金をバーナにより非酸化性条
件下で加熱溶融し、下部に設けた地金回収容器にMe
−Pe20%以上を含有する地金として回収することを
特徴とする、地金回収方法である。
に供した槽および容器類に付着した付着地金を回収する
方法であって、前記付着地金をバーナにより非酸化性条
件下で加熱溶融し、下部に設けた地金回収容器にMe
−Pe20%以上を含有する地金として回収することを
特徴とする、地金回収方法である。
本発明の好適態様によれば、前記付着地金を加熱溶解し
回収する際、前記槽および容器類の内部および前記地金
回収容器の内部の雰囲気ガスの一酸化炭素濃度を0.1
〜10%の範囲に保持して加熱することにより、Me−
Pe回収が効果的に行われる。
回収する際、前記槽および容器類の内部および前記地金
回収容器の内部の雰囲気ガスの一酸化炭素濃度を0.1
〜10%の範囲に保持して加熱することにより、Me−
Pe回収が効果的に行われる。
また、前記槽および容器類および地金回収容器の内部の
一酸化炭素濃度を0.1〜lO%含有する雰囲気ガスを
煙道ないしは排気ダクトに導き、可燃成分を燃焼させた
後に大気放散ないしは集塵設備へ導くことにより、熱回
収を図ってもよい。
一酸化炭素濃度を0.1〜lO%含有する雰囲気ガスを
煙道ないしは排気ダクトに導き、可燃成分を燃焼させた
後に大気放散ないしは集塵設備へ導くことにより、熱回
収を図ってもよい。
このように、本発明の好適態様によれば、金属精錬用の
槽、容器類の内部および地金回収容器の内部の雰囲気を
CO: 0.1〜10%で非酸化性条件下で付着地金を
バーナで加熱することにより、MeFe≧20%の地金
として回収でき、したがって、それをそのまま転炉など
に装入して鉄源として有効利用できる。
槽、容器類の内部および地金回収容器の内部の雰囲気を
CO: 0.1〜10%で非酸化性条件下で付着地金を
バーナで加熱することにより、MeFe≧20%の地金
として回収でき、したがって、それをそのまま転炉など
に装入して鉄源として有効利用できる。
なお、本発明ではバーナ溶解であるため、従来のランス
からの酸素吹付けと比較して、炉内雰囲気の調整が容易
となる。
からの酸素吹付けと比較して、炉内雰囲気の調整が容易
となる。
(作用)
次に、本発明を添付図面を参照して具体的に説明する0
本例では脱ガス槽の内壁に付着した鉄地金を回収する例
を示す。
本例では脱ガス槽の内壁に付着した鉄地金を回収する例
を示す。
脱ガス槽1の内壁円周上に付着した地金6は、その頂部
に設けたバーナ2によって加熱されて溶解、落下し、地
金回収容器3に回収される。この地金回収容器3は移動
車4上のシリンダー5に支持されており、上下方向に位
置決めがされ、脱ガス槽1と密閉系を構成する。バーナ
2による加熱の際、バーナに供給する空気比を調整し、
脱ガス槽内1゛および地金回収容器内3゛の雰囲気を一
酸化炭素濃度0.1〜10%(体積)、好ましくは5%
程度に保持して加熱した。あるいは上記密閉系を不活性
ガス雰囲気とし、バーナ2を還元炎として加熱操作を行
ってもよい。この−酸化炭素含有雰囲気を形成するガス
は脱ガス槽上部の煙道7および接続部8を経て、あるい
は地金回収容器3からの排気路9を経て煙突12などの
ドラフトにより煙突12に導き、排ガス燃焼用バーナ1
3により燃焼させた後に大気放散する0図中、ガスの流
れは矢印をもって示す。
に設けたバーナ2によって加熱されて溶解、落下し、地
金回収容器3に回収される。この地金回収容器3は移動
車4上のシリンダー5に支持されており、上下方向に位
置決めがされ、脱ガス槽1と密閉系を構成する。バーナ
2による加熱の際、バーナに供給する空気比を調整し、
脱ガス槽内1゛および地金回収容器内3゛の雰囲気を一
酸化炭素濃度0.1〜10%(体積)、好ましくは5%
程度に保持して加熱した。あるいは上記密閉系を不活性
ガス雰囲気とし、バーナ2を還元炎として加熱操作を行
ってもよい。この−酸化炭素含有雰囲気を形成するガス
は脱ガス槽上部の煙道7および接続部8を経て、あるい
は地金回収容器3からの排気路9を経て煙突12などの
ドラフトにより煙突12に導き、排ガス燃焼用バーナ1
3により燃焼させた後に大気放散する0図中、ガスの流
れは矢印をもって示す。
ダンパー10a 、10bの開度を調節し、地金回収容
器3の上部開口から地金回収容器3′へ大気を吸引しな
いように調整する。
器3の上部開口から地金回収容器3′へ大気を吸引しな
いように調整する。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例
本例では、真空脱ガス槽の内部周壁に付着した地金を、
第1図に示す装置により回収した。
第1図に示す装置により回収した。
バーナ13の空気比は0.95に調整し、CO濃度0.
1%の炉雰囲気とし、非酸化性条件下で付着地金のバー
ナ溶解を行った。炉内雰囲気は、窒素ガスを供給するこ
とにより、調整してもよい。
1%の炉雰囲気とし、非酸化性条件下で付着地金のバー
ナ溶解を行った。炉内雰囲気は、窒素ガスを供給するこ
とにより、調整してもよい。
本例における回収地金は10)ン、l’le −Fe
(3B重景%)であり、合計鉄分は94重量%であった
。これは鉄源として転炉に供給可能であった。
(3B重景%)であり、合計鉄分は94重量%であった
。これは鉄源として転炉に供給可能であった。
(発明の効果)
このように、本発明によれば、回収された地金は金属の
形態であり、これはそのまま転炉等に装入でき、資源と
しての有効利用を図ることができる。
形態であり、これはそのまま転炉等に装入でき、資源と
しての有効利用を図ることができる。
の回収は何ら考慮されることがなく、また金属として回
収されることにより、容器内壁からの除去も効率的に行
われ、酸化物としてでなく金属として溶解除去されるた
め、炉壁の損傷は少ない、あるいは非酸化性雰囲気で加
熱されるため、レンガの損傷は少なく内壁の損傷も最小
限に抑えることができるなど、本発明の実用上の価値は
大きい。
収されることにより、容器内壁からの除去も効率的に行
われ、酸化物としてでなく金属として溶解除去されるた
め、炉壁の損傷は少ない、あるいは非酸化性雰囲気で加
熱されるため、レンガの損傷は少なく内壁の損傷も最小
限に抑えることができるなど、本発明の実用上の価値は
大きい。
添付図面は本発明の方法を実施するための装置の略式説
明図である。 1:脱ガス槽 2:バーナ 3:地金回収容器 4:移動車 5;シリンダー 6.6゛:地金 7:煙道 8:接続部
明図である。 1:脱ガス槽 2:バーナ 3:地金回収容器 4:移動車 5;シリンダー 6.6゛:地金 7:煙道 8:接続部
Claims (3)
- (1)金属の精錬に供した槽および容器類に付着した付
着地金を回収する方法であって、前記付着地金をバーナ
により非酸化性条件下で加熱溶融し、下部に設けた地金
回収容器にMe−Fe20%以上を含有する地金として
回収することを特徴とする、地金回収方法。 - (2)前記付着地金を加熱溶解し回収する際、前記槽お
よび容器類の内部および前記地金回収容器の内部の雰囲
気ガスの一酸化炭素濃度を0.1〜10%の範囲に保持
して加熱することを特徴とする請求項1記載の方法。 - (3)前記槽および容器類および前記地金回収容器の内
部の一酸化炭素濃度を0.1〜10%含有する雰囲気ガ
スを煙道ないしは排気ダクトに導き、可燃成分を燃焼さ
せた後に大気放散ないしは集塵設備へ導くことを特徴と
する請求項2記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062689A JPH02190415A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 地金回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062689A JPH02190415A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 地金回収方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02190415A true JPH02190415A (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=11755428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1062689A Pending JPH02190415A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 地金回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02190415A (ja) |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP1062689A patent/JPH02190415A/ja active Pending
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