JPH02188949A - 半導体素子用ヒートシンクの製造方法 - Google Patents

半導体素子用ヒートシンクの製造方法

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JPH02188949A
JPH02188949A JP813389A JP813389A JPH02188949A JP H02188949 A JPH02188949 A JP H02188949A JP 813389 A JP813389 A JP 813389A JP 813389 A JP813389 A JP 813389A JP H02188949 A JPH02188949 A JP H02188949A
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JP
Japan
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plating
alloy
executed
heat sink
treatment
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Pending
Application number
JP813389A
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English (en)
Inventor
Satoru Shoji
了 東海林
Atsuo Takabayashi
高林 篤夫
Ken Matsuoka
松岡 建
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Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオーディオ機器に使用されているトランジスタ
やICなどの発熱素子から発生する熱を拡散させるため
の半導体素子用ヒートシンクの製造方法に関するもので
、特に素子が発生する振動に共振しないヒートシンクを
提供するものである。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕トランジ
スタやICなどの半導体素子は何れも熱に弱く、100
℃以上の温度では機能を失なうものが多い。このためこ
れら半導体素子から発生した熱を外部に拡散させて、素
材が許容以上の温度に達しないようにする付加冷却部品
が用いられている。これをヒートシンクと称している。
ヒートシンクには通常Al又はAl合金が用いられ、押
出フィン式、積層フィン式、更にはこれ等とヒートパイ
プを組合せたものなど各種形状のものが提案されている
。このうち押出フィン式のものは押出性の良好なAl合
金(11560B)を使用し、押出しにより素子を取付
ける基板と該基板の裏面に突出する節状のフィンを形成
したもので、基板上に素子をねじ止め、はんだ付け、伝
熱性接着材による接着などの手段で固定している。
ところがこのような押出フィン式ヒートシンクをオーデ
ィオ機器などに用いる場合、従来の11合金製のもので
はトランジスタ、パワーrc、トランスなどから発生す
る振動に放熱フィンが共振してしまい、その共振音がス
ピーカーから出る音に耳ざわりな雑音として加わり、音
楽観賞の妨げとなる場合がある。特に最近機器の軽量化
と低コスト化の要求に対して、放熱フィンもできる限り
薄くする方向にあるため、上記雑音がますます発生しや
すい傾向にある。
このためフィンの一部にガラスクロスなどのテープを貼
り付けるなどして共振を抑える方法が提案されたが、十
分な効果が得られず、雑音を消すことができなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、素子が発生する振
動に共振せず、雑音の発生がない半導体素子用ヒートシ
ンクの製造方法を開発したものである。
即ち本発明はAl又はAl合金の押出しにより、半導体
素子を取付ける基板と、該基板の裏面に突出する櫛状の
フィンを形成した後、少なくともフィンの部分にZnメ
ッキを施し、しかる後275〜420℃で拡散加熱処理
することを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明は上記の如く、Al又はAl合金製基板の裏面に
突出させた放熱フィンにZnメッキを施し、これを27
5〜42[1℃で拡散加熱処理することにより、放熱フ
ィンの表層にZnとAlの合金層を形成する。この合金
層はZnとAlの微細な共析組織を形成し、結晶粒界の
粘性流動により振動を吸収する。従って素子が発生する
振動を速やかに減衰させることができ、雑音の発生を抑
制することができる。更に振動の横波は物体の表面にお
いて最大となるので、放熱フィンの表層にZnとAl合
金層を形成することにより、共析組織の振動減衰効果が
効率よく発揮される。
本発明におけるAl又はAl合金としては、+1310
00系〜7000系の展伸用合金が何れも使用可能であ
るが、押出性の良好な月36063などの合金が最も好
適に用いられる。
Znメッキは電気メッキ又は溶融メッキの何れかの方法
により施す。電気メッキの場合はAl又はA/金合金表
面を清浄化した後、メッキの付着性を高めるための下地
処理としてジンケート処理を施し、続いて酸性Znメッ
キ浴(硫酸亜鉛、塩化亜鉛、ホウフッ化亜鉛等の混合液
)やアルカリ亜鉛浴(青化亜鉛、青化ソーダ、苛性ソー
ダの混合液)等の浴中で電流密度1〜15^/dn(で
行ない、メッキ層の厚さは5μm以上とすることが望ま
しい。また溶融メッキの場合は430〜460℃に加熱
した溶融亜鉛メッキ槽に、フラックス槽をくぐらせたA
l又はAA’合金を浸漬してメッキを施す。この場合も
メッキ厚さは5μm以上とすることが望ましい。
尚これらのZnメッキを施したあとで、後処理としてし
ばしば行なわれているクロメート処理を施すことにより
、耐食性と光輝性を向上させることができ、用途によっ
てはこのような処理を施しても良い。
このようにして少なくともフィン表面にZnメッキ層を
設けたAl又はAl合金製ヒートシンクに、拡散加熱処
理を施し、フィン表層に微細な共析組織を形成させる。
この拡散加熱処理により、ZnとAlの界面において、
Zn原子はAlマトリックス中に、Al原子はメッキし
たZn層中に、それぞれ相互拡散し、フィン表層にZn
−A4合金層を形成する。この拡散加熱処理は275〜
420℃で行なうもので、275℃未満では拡散が十分
に進まず、合金層を形成させるのが困難となり、逆に4
20℃を越えるとZnの融点を越えるため、znが溶融
して流れ落ちてしまい不適当である。尚合金層を形成さ
せるための保持時間であるが、300℃では200時間
程、400℃では1時間程度保持すれば十分である。
このような拡散加熱処理を施した後、冷却するとZnと
Alの微細な共析組織からなる合金層が表層部に形成さ
れ、この合金層の存在のため前述のように良好な振動減
衰性が得られ、素子が発生する振動によっても放熱フィ
ンが共振せず、雑音の発生しないヒートシンクが得られ
る。拡散加熱処理後の冷却であるが、炉冷、空冷、水冷
などの何れの方法でも可であるが、本発明者らの実験に
よると水冷の場合者干高い振動減衰性が得゛られた。こ
れは急激な冷却により、より微細な共析合金層が得られ
るためと推定される。
このように本発明は、Al又はAl合金製の放熱フィン
にZnをメッキし、更に275〜420℃で拡散加熱処
理を施すことにより、素子が発生する振動によっても共
振せず、雑音の発生がないヒートシンクが得られる。
〔実施例〕
第1図に示すように基板(2)の裏面に放熱フィン]3
)を突設した押出フィン式ヒートシンク(1)をAl合
金(1136063)の押出しにより作成した。面図に
おいて(4)はヒートシンク(5)を取付けるためのベ
ース板を示す。これを脱脂した後、ジンケート処理を施
して厚さ0.03μmの薄いZn析出下地処理を施した
。即ち浴組織を^STM−8252に規定の苛性ソーダ
ー酸化亜鉛−塩化第二鉄−ロッシェル塩の混合水溶液と
し、25℃で30秒浸漬することにより処理した。
次に硫酸亜鉛410 g、塩化アルミニウム20g。
硫酸ソーダ15gを11の水に溶かした25℃の水溶液
を電解液とし、純Zn板を対極として電流密度2 A/
drdによりZnを10μmの厚さに電気メッキした。
これに第1表に示す各種の拡散加熱処理を施した後、冷
却してからベース板を介してトランジスタを取付けた。
このヒートシンクを音響機器に取付け、雑音発生の有無
を判定した。その結果を第1表に併記した。
第1表から明らかなように本発明方法Nα1〜3による
Al合金製の放熱フィンにZnメッキし、更に275〜
420℃の温度で拡散加熱処理を施して冷却したヒート
シンクは雑音の発生が全く無い。これに対し拡散加熱処
理を施さない比較方法11h4、拡散加熱処理の温度範
囲がはずれる比較方法漱5〜6及びZnメッキを施さな
い従来方法Na7は何れも雑音が発生した。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば半導体素子により発生した振
動に共振することがなく、雑音の発生しない半導体素子
用ヒートシンクが得られる顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は半導体素子用押出フィン式ヒートシンクの一例
を示す斜視図である。 l   ヒートシンク 2 基板 3  ・フィン 4  ・ベース板 トランジスタ 第1 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Al又はAl合金の押出しにより、半導体素子を取付け
    る基板と、該基板の裏面に突出する櫛状のフィンを形成
    した後、少なくともフィンの部分にZnメッキを施し、
    しかる後275〜420℃で拡散加熱処理することを特
    徴とする半導体素子用ヒートシンクの製造方法。
JP813389A 1989-01-17 1989-01-17 半導体素子用ヒートシンクの製造方法 Pending JPH02188949A (ja)

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JP813389A Pending JPH02188949A (ja) 1989-01-17 1989-01-17 半導体素子用ヒートシンクの製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076163A1 (fr) * 2001-03-21 2002-09-26 Kabushikikaisha Sekuto Kagaku Ailettes de radiateur et procede de rayonnement utilisant ces ailettes
JP2016103619A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 Cbcエスト株式会社 冷却デバイス用ヒートシンクおよびその製造方法ならびにそれを用いた電子冷却装置

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