JPH0218832A - 蛍光ランプの製造方法 - Google Patents
蛍光ランプの製造方法Info
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- JPH0218832A JPH0218832A JP16827388A JP16827388A JPH0218832A JP H0218832 A JPH0218832 A JP H0218832A JP 16827388 A JP16827388 A JP 16827388A JP 16827388 A JP16827388 A JP 16827388A JP H0218832 A JPH0218832 A JP H0218832A
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Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は蛍光ランプの製造方法に関するものである。
従来の技術
近年、コンパクト形蛍光ランプは、電球代替用の光源と
して大きな市場を形成しつつある。しかしながら、この
ような蛍光ランプは、コンパクトなるがゆえに、管壁負
荷(たとえば単位面積あたりの入力電力)が太き(、そ
のために光束減退が加速され早期劣化を引き起こすとい
う問題がある。
して大きな市場を形成しつつある。しかしながら、この
ような蛍光ランプは、コンパクトなるがゆえに、管壁負
荷(たとえば単位面積あたりの入力電力)が太き(、そ
のために光束減退が加速され早期劣化を引き起こすとい
う問題がある。
そこで、従来からガラスバルブと蛍光体層間に金属酸化
物からなる保護膜層を設け、水銀あるいは紫外線の浸透
に起因するガラスの黒化を防止して光束減退を抑制する
ことが知られている。ががる保護膜の形成材料としては
、酸化チタン、酸化アルミニウム等の微粉末体や、テト
ラブチルチタネートに代表されるアルコキシド等の有機
金属化合物、あるいはアルミナゾル等があげられる。
物からなる保護膜層を設け、水銀あるいは紫外線の浸透
に起因するガラスの黒化を防止して光束減退を抑制する
ことが知られている。ががる保護膜の形成材料としては
、酸化チタン、酸化アルミニウム等の微粉末体や、テト
ラブチルチタネートに代表されるアルコキシド等の有機
金属化合物、あるいはアルミナゾル等があげられる。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来から知られた保護膜材料のうち、金
属酸化物の微粉末体により構成された保護膜層は総じて
付着量が多(なるため、後にガラスバルブを加熱処理に
より加工する場合、たとえばブリッジ接合加工をする場
合には良好に接続できず、また折り曲げ加工をする場合
には保護膜の性能が低下するとか、蛍光体層が脱落する
という問題があった。とくに、保護膜材料が酸化アルミ
ニウムからなる場合には、これらの問題はより顕著とな
り、微粉末体に限らず、有機アルミニウム化合物あるい
はアルミナゾルといったいずれの材料形態であっても同
様の問題が認められた。
属酸化物の微粉末体により構成された保護膜層は総じて
付着量が多(なるため、後にガラスバルブを加熱処理に
より加工する場合、たとえばブリッジ接合加工をする場
合には良好に接続できず、また折り曲げ加工をする場合
には保護膜の性能が低下するとか、蛍光体層が脱落する
という問題があった。とくに、保護膜材料が酸化アルミ
ニウムからなる場合には、これらの問題はより顕著とな
り、微粉末体に限らず、有機アルミニウム化合物あるい
はアルミナゾルといったいずれの材料形態であっても同
様の問題が認められた。
また、アルコキシド等の有機金属化合物を保護膜材料と
する場合、たとえばテトラブチルチタネートのように形
成酸化物(この場合は酸化チタン)の屈折率が大きい有
機金属化合物を保護膜材料に選択すると、紫外域はもと
より、可視域の透過率も低下してしまい、光出力が低下
するという問題があった。
する場合、たとえばテトラブチルチタネートのように形
成酸化物(この場合は酸化チタン)の屈折率が大きい有
機金属化合物を保護膜材料に選択すると、紫外域はもと
より、可視域の透過率も低下してしまい、光出力が低下
するという問題があった。
本発明は光出力の低下を生じずに、加熱処理によりガラ
スバルブの加工を支障な(行うことができる蛍光ランプ
の製造方法を提供するものである。
スバルブの加工を支障な(行うことができる蛍光ランプ
の製造方法を提供するものである。
課題を解決するための手段
本発明の蛍光ランプの製造方法は、ガラスバルブ上に酸
化チタンを主成分とするゾル液を塗布し乾燥して無色透
明の保護膜層を形成し、前記保護膜層上に蛍光体層を形
成した後、前記ガラスバルブに加熱処理により加工する
ものである。
化チタンを主成分とするゾル液を塗布し乾燥して無色透
明の保護膜層を形成し、前記保護膜層上に蛍光体層を形
成した後、前記ガラスバルブに加熱処理により加工する
ものである。
作用
この構成により、ガラスバルブ上に形成された酸化チタ
ンを主成分とするゾル液を塗布し乾燥して得られる保護
膜層は、加熱処理加工に対して何ら悪影響を及ぼすこと
はなく、たとえばブリッジ接合加工を容易に行うことが
でき、また加熱条件が適切であれば折り曲げ加工に対し
ても保護膜自体の性能を低下することもなく、さらに蛍
光体層の脱落等の問題を生じさせることもない。また、
この保護膜層は無色透明で、かつ可視域透過率を低下さ
せないため、保護膜を設けることによる光出力の低下も
皆無である。
ンを主成分とするゾル液を塗布し乾燥して得られる保護
膜層は、加熱処理加工に対して何ら悪影響を及ぼすこと
はなく、たとえばブリッジ接合加工を容易に行うことが
でき、また加熱条件が適切であれば折り曲げ加工に対し
ても保護膜自体の性能を低下することもなく、さらに蛍
光体層の脱落等の問題を生じさせることもない。また、
この保護膜層は無色透明で、かつ可視域透過率を低下さ
せないため、保護膜を設けることによる光出力の低下も
皆無である。
実施例
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図に示すように、ブリッジ接合形蛍光ランプ用ガラ
スバルブ1の上に、平均粒径0.05μmの酸化チタン
超微粒子からなる水性ゾルで、ポリビニルアルコールで
安定化された中性チタニアゾル(石原産業株式会社製:
NS−200)の0゜5%ゾル水液を塗布し乾燥して
保護膜層2を形成した。このときの付着量における保護
膜焼成後の分光透過率を第3図にそれぞれ示す。ここで
曲線Iは基板ガラスの分光透過率を、曲線■は保護膜付
着ガラスの分光透過率を示す。この図から、かかる酸化
チタン保護膜を適用することによる可視域透過率の低下
は認められないことが理解される。
スバルブ1の上に、平均粒径0.05μmの酸化チタン
超微粒子からなる水性ゾルで、ポリビニルアルコールで
安定化された中性チタニアゾル(石原産業株式会社製:
NS−200)の0゜5%ゾル水液を塗布し乾燥して
保護膜層2を形成した。このときの付着量における保護
膜焼成後の分光透過率を第3図にそれぞれ示す。ここで
曲線Iは基板ガラスの分光透過率を、曲線■は保護膜付
着ガラスの分光透過率を示す。この図から、かかる酸化
チタン保護膜を適用することによる可視域透過率の低下
は認められないことが理解される。
そして、保護膜層2の上に、第1表に示す蛍光体調合比
からなる酢酸ブチルを溶媒とした蛍光体サスペンション
を塗布し乾燥して付着量が約4,1mg / cjの蛍
光体層3を形成する。
からなる酢酸ブチルを溶媒とした蛍光体サスペンション
を塗布し乾燥して付着量が約4,1mg / cjの蛍
光体層3を形成する。
第 1 表
以降、トップ部封着やブリッジ接合などの加熱処理加工
を含む通常の方法で27W相当の蛍光ランプを作製した
く第2図)。第2図において、4は発光管トップ封着部
、5は発光管ブリッジ接合部、6は発光管、7は電極部
、8は口金ソケットを示す。さらに比較のため、アルミ
ナゾル0.5%水液を塗布し乾燥して保護膜層を設けた
蛍光ランプ(参考例1)、および蛍光体層のみを設けた
蛍光ランプ(参考例2)も同時に作製した。なお、参考
例1の蛍光ランプでは発光管を加熱処理加工するのに少
なからず支障があり、トップ部の封着やブリッジ部の接
合は良好に行えず、さらにこれ以上の保護膜付着量では
全く良品が得られなかった。一方、チタニアゾルを用い
た保護膜では、付着量をさらに増加した場合においても
何ら加工不良は認められなかった。
を含む通常の方法で27W相当の蛍光ランプを作製した
く第2図)。第2図において、4は発光管トップ封着部
、5は発光管ブリッジ接合部、6は発光管、7は電極部
、8は口金ソケットを示す。さらに比較のため、アルミ
ナゾル0.5%水液を塗布し乾燥して保護膜層を設けた
蛍光ランプ(参考例1)、および蛍光体層のみを設けた
蛍光ランプ(参考例2)も同時に作製した。なお、参考
例1の蛍光ランプでは発光管を加熱処理加工するのに少
なからず支障があり、トップ部の封着やブリッジ部の接
合は良好に行えず、さらにこれ以上の保護膜付着量では
全く良品が得られなかった。一方、チタニアゾルを用い
た保護膜では、付着量をさらに増加した場合においても
何ら加工不良は認められなかった。
これらランプの初光束(100時間点灯後の光束)およ
び1000時間点灯後の光束および光束維持率を第2表
に示す。
び1000時間点灯後の光束および光束維持率を第2表
に示す。
(以下余白)
第2表から明らかなように、本発明によるランプにおけ
る初光束と1000時間点灯点灯光束維持率は、参考例
2に比べそれぞれ約143em。
る初光束と1000時間点灯点灯光束維持率は、参考例
2に比べそれぞれ約143em。
約4.4%と大幅に向上し、また参考例1に比べても同
等以上の特性が得られていることがわかる。このように
本発明によって形成したチタニアゾルを用いた保護膜は
、加熱処理加工面で有利な点に加え、ランプ特性面でも
参考例1のアルミナゾルを用いた保護膜と同等以上の性
能を発揮させることができるという利点を有している。
等以上の特性が得られていることがわかる。このように
本発明によって形成したチタニアゾルを用いた保護膜は
、加熱処理加工面で有利な点に加え、ランプ特性面でも
参考例1のアルミナゾルを用いた保護膜と同等以上の性
能を発揮させることができるという利点を有している。
次に、他の実施例として、30W相当の環形蛍光ランプ
に適用した例を示す。保護膜層2および蛍光体層3の被
着構成は、上記実施例の場合と同様であり、その形成方
法も同一である。また使用した蛍光体も先と同じく第1
表に示すとおりの組成であり、その付着量を約3.5t
ar/cjとし、以降ベンディング加工を含む通常の方
法で環形蛍光ランプを作製した。また、比較のためハロ
燐酸カルシウム蛍光体[3Caa(PO4)2ca(F
、Ce )2: Sb”、Mn”]を第1層(第1図の
保護膜層2に相当)とする蛍光ランプ(従来例)も同時
に作製した。
に適用した例を示す。保護膜層2および蛍光体層3の被
着構成は、上記実施例の場合と同様であり、その形成方
法も同一である。また使用した蛍光体も先と同じく第1
表に示すとおりの組成であり、その付着量を約3.5t
ar/cjとし、以降ベンディング加工を含む通常の方
法で環形蛍光ランプを作製した。また、比較のためハロ
燐酸カルシウム蛍光体[3Caa(PO4)2ca(F
、Ce )2: Sb”、Mn”]を第1層(第1図の
保護膜層2に相当)とする蛍光ランプ(従来例)も同時
に作製した。
これら蛍光ランプの初光束および1000時間点灯点灯
光束および光束維持率を第3表に示す。
光束および光束維持率を第3表に示す。
第3表から明らかなように、本発明によるランプの初光
束については従来例に比べそれほど差は認められないが
、1000時間点灯後の光束維持率は従来例に比べ約1
.8%と向上していることがわかる。これから、本発明
によって形成したチタニアゾルを用いた保護膜は、ハロ
燐酸カルシウム蛍光体被膜に比べ保護膜機能面ですぐれ
ているといえる。
束については従来例に比べそれほど差は認められないが
、1000時間点灯後の光束維持率は従来例に比べ約1
.8%と向上していることがわかる。これから、本発明
によって形成したチタニアゾルを用いた保護膜は、ハロ
燐酸カルシウム蛍光体被膜に比べ保護膜機能面ですぐれ
ているといえる。
このように、本発明の方法によって得られた蛍光ランプ
の性能の向上は、コンパクト形蛍光ランプにおいてと(
に顕著であるが、一般の蛍光ランプにおいても認めるこ
とができる。
の性能の向上は、コンパクト形蛍光ランプにおいてと(
に顕著であるが、一般の蛍光ランプにおいても認めるこ
とができる。
発明の詳細
な説明したように、本発明の方法によれば、チタニアゾ
ルを用いた酸化物被膜はガラスの加熱処理加工に悪影響
を及ぼさないため、加熱処理加工を必要とするガラスバ
ルブに対して保護膜機能を低下させることな(、良好に
加熱処理加工を行うことができるものである。
ルを用いた酸化物被膜はガラスの加熱処理加工に悪影響
を及ぼさないため、加熱処理加工を必要とするガラスバ
ルブに対して保護膜機能を低下させることな(、良好に
加熱処理加工を行うことができるものである。
第1図は第2図のIV−IV面が作る発光管の拡大断面
図、第2図は本発明の方法により作製された蛍光ランプ
の一例を示す一部切欠斜視図、第3図は分光透過率を示
す図である。 1・・・・・・ガラスバルブ、2・・・・・・保護膜層
、3・・・・・・蛍光体層。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 因 第 図 ! ノーーー力1ラヌノVルブ 第 図 :X 1乏 (nだ)
図、第2図は本発明の方法により作製された蛍光ランプ
の一例を示す一部切欠斜視図、第3図は分光透過率を示
す図である。 1・・・・・・ガラスバルブ、2・・・・・・保護膜層
、3・・・・・・蛍光体層。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 因 第 図 ! ノーーー力1ラヌノVルブ 第 図 :X 1乏 (nだ)
Claims (1)
- ガラスバルブ上に酸化チタンを主成分とするゾル液を塗
布し乾燥して無色透明の保護膜層を形成し、前記保護膜
層上に蛍光体層を形成した後、前記ガラスバルブを加熱
処理することにより加工することを特徴とする蛍光ラン
プの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16827388A JPH0218832A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 蛍光ランプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16827388A JPH0218832A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 蛍光ランプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218832A true JPH0218832A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15864963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16827388A Pending JPH0218832A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 蛍光ランプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218832A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5323178A (en) * | 1976-08-17 | 1978-03-03 | Matsushita Electronics Corp | Method of productin g ultraviolet-free fluorecent lamp |
JPS5889748A (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-28 | Hitachi Ltd | けい光ランプの製造方法 |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP16827388A patent/JPH0218832A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5323178A (en) * | 1976-08-17 | 1978-03-03 | Matsushita Electronics Corp | Method of productin g ultraviolet-free fluorecent lamp |
JPS5889748A (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-28 | Hitachi Ltd | けい光ランプの製造方法 |
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