JPH02188291A - 感圧複写用転写シート - Google Patents

感圧複写用転写シート

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JPH02188291A
JPH02188291A JP1010129A JP1012989A JPH02188291A JP H02188291 A JPH02188291 A JP H02188291A JP 1010129 A JP1010129 A JP 1010129A JP 1012989 A JP1012989 A JP 1012989A JP H02188291 A JPH02188291 A JP H02188291A
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JP
Japan
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electron
color
infrared
bis
capsule
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Pending
Application number
JP1010129A
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English (en)
Inventor
Masanao Tajiri
政直 田尻
Kazuyuki Shinmitsu
新光 一之
Shunsuke Shioi
塩井 俊介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感圧複写シートに関し、特に赤外部の光を利用
した光学的読取り装置用の高性能で低度な感圧複写シー
トに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロ
イコメチレンブルー等に代表される電子供与性発色剤と
、活性白土、フェノールレジン、芳香族カルボン酸の多
価金属塩等の電子受容性顕色剤との組み合わせよりなる
ロイコ系記録材料を用いた感圧複写シートはよく知られ
ており、発色剤(又は顕色剤)含有マイクロカプセル層
を支持体の裏面に設けた上用紙(CB) 、顕色剤(ま
たは発色剤)を含有する呈色層を支持体の表面に設けた
下用紙(CF)、多数枚複写を望む場合に呈色層とカプ
セル層を支持体の別々の面に設けた中用紙(CBF)が
適宜組合せて使用されている。
又、最近では事務処理の合理化と相俟って記録像を光学
的読取り装置によって処理するケースが著しく増加して
おり、機種によっては赤外領域(700〜1000μm
)に読取り波長を有するものがあるため、発色像が赤外
領域に吸収を有する電子−供与性発色剤(以下、赤外系
電子供与性発色剤という)を用いた感圧複写シートの開
発が行われるようになってきている。
通常、これらの感圧複写シートのカプセル含有層は、水
性系のカプセル塗液を大型の塗工機を用いて或いは非水
性系のカプセルインキを印刷機を用いて支持体に塗布す
ることによって形成されるが、赤外系電子供与性発色剤
を内包するカプセルの場合にはどちらの方法も最適な製
造方法とは言い難い。
つまりエアーナイフコーター等の塗工機による塗布では
充分な量のカプセルを支持体に供与出来るため良好な発
色性を有し、読取り装置による誤読の少ない感圧複写シ
ートを得ることが出来るという特徴があるが、反面、一
般の電子供与性発色剤と比べて極めて高価である発色剤
を使用したカプセルを全面塗工することによる製造コス
ト高という欠点を有する。
一方、カプセルインキを支持体の必要箇所にだけスポッ
ト印刷する方法は経済性の面で塗工機による方法より優
れているが、通常の印刷方式ではインキ盛量に限界があ
る為発色性の劣る感圧複写紙となりがちで、低感度の読
取り装置への適用が出来ない等の問題を有していた。
本発明者らは、かかる現状に鑑み検討した結果、塗工機
によって製造された通常の感圧複写シートと赤外系電子
供与性発色剤を包含するカプセル含有インキを組合わせ
ることによって低度でしかも優れた赤外読取り適性を有
する感圧複写シートが得られることを見出し本発明を完
成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体に400〜700nmの可視領域に吸
収を有するが700〜IO00nmの赤外領域には実質
的な吸収を有することのない発色像を生ずる電子供与性
発色剤を包含するマイクロカプセル含有層を設け、該マ
イクロカプセル含有層上に700〜11000nの赤外
領域に吸収を有する発色像を生ずる電子供与性発色剤を
包含するマイクロカプセル含有インキを少なくとも部分
的に印刷してなる感圧複写用転写シートである。
「作用」 本発明で赤外読み取り適性に優れた転写シートが得られ
るのは、塗工機によって得られる通常の感圧複写シート
のカプセル含有層上に赤外系電子供与性発色剤を包含す
るカプセル含有インキを部分的に印刷することによって
、印刷によって設けられたカプセル層部分から受容シー
トへのカプセル内包液の転移性が、通常の支持体(上質
紙等)に直接印刷した場合より大巾に改善されるためと
推測される。
本発明に用いられる400〜700nmの可視領域に吸
収を有するが700〜11000nの赤外領域には実質
的な吸収を有することのない発色像を生ずる電子供与性
発色剤(以下、可視系電子供与性発色剤という)として
は、感圧複写紙の分野で公知となっている下記の如き物
質を例示することが出来る。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シ
メチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドー
ル−3−イル)−5ジメチルアミノフタリド、3.3−
ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−6−シメ
チルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4゜
4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエ
ーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2
,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジ
フェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブル
ー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチ
アジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−プロピル
−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム、ローダミン(0クロロアニ
リノ)ラクタム、ローダミン(0クロロアニリノ)ラク
タム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メ
チルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−クロロフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)−7−メチルフルオラン、3−ジェチルアミノ7−
N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N−エチルニル
−トルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−(N−シクロへキシル−N−
メチルアミン)6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピペリジノ−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7キシリ
ジノフルオラン等のフルオラン系染料等。
700〜11000nの赤外令頁域に吸収を有する発色
像を生ずる電子供与性発色剤(赤外系電子供与性発色剤
)としては、例えば特公昭58−5940号、特開昭6
2−243652号、同62−257970号、同62
−288078号、同63−102975号等に記載の
如き下記化合物が挙げられる。
3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ジメチルアミノフェ
ニル)エチレン−2−イル)−4,5゜6.7−チトラ
クロロフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス(2−メ
トキシ−4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−
イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタリド、3,
3.−ビス〔11、−ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−5−ピロリジノフタリド、
3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ジメチルアミノフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−5−アザフタリド、3,
3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル)−4,56,7−チトラクロロフタ
リド、3.3−ビス(1,1−ビス(4−ピロリジノフ
ェニル)エチレン−2−イル〕−5−エトキシフタリド
、3゜3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−5−ピロリジノフタリド、
3,3−ビス〔l、■−ビス(4−ピペリジノフェニル
)エチレン−2−イル)−4,5゜6.7−チトラクロ
ロフタリド、3.3−ビス〔1、1−ビス(4−モルホ
リノフェニル)エチレン−2−イル) −4,5,6,
7−チトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビ
ス(2−メチル−4−ピロリジノフェニル)エチレン−
2イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、3
.3−ビス[l、1−ビス(ジュロリジン−5−イル)
エチレン−2−イル]−4,5,6,7−チトラクロロ
フタリド、3− (2−(P−ジメチルアミノフェニル
)−2−(P−メトキシフェニル)エチニル)3− (
2−(P−ピロリジノフェニル)−2−(P−メトキシ
フェニル)エチニル〕フタリド、3,3−ビス(2−(
P−ジメチルアミノフェニル)−2−(P−メトキシフ
ェニル)エチニル〕フタリド、3.3−ビス〔2−(P
−ピロリジノフェニル)−2−(P−メトキシフェニル
)エチレン−2−イル) −4,5,6゜7−チトラク
ロロフタリド、3,3−ビス〔2−(P−ピロリジノフ
ェニル’)−2−CP−メチルフェニル)エチレン−2
−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタリド、3
,3−ビス〔2P−ジメチルアミノフェニル)−2−(
P−メトキシフェニル)エチレン−2−イル)−4,5
゜6.7−チトラクロロフタリド、3.3−ビス〔2−
(P−ジメチルアミノフェニル)−2−(P−メチルフ
ェニル)エチレン−2−イル)−4゜5.6.7−チト
ラブロモフタリド、3,6.6’−トリスジメチルアミ
ノースピロ(フルオレン9.3′−フタリド)、3,6
.6’−)リスジエチルアミノ−スピロ(フルオレン−
9,3′フタリド)、3,6.6’−)リスジ−n−プ
ロピルアミノ−スピロ(フルオレン−9,3′−フタリ
ド)、3−ジ−n−ブチルアミノ)−6−シメチルアミ
ノー6′−ジエチルアミノ−スピロ(フルオレン−9,
3′−フタリド)等。
電子供与性発色剤をカプセル化する場合には、通常これ
らを疎水性媒体に溶解し、これを芯物質として用いるが
、疎水性媒体としては例えば感圧複写シートの分野で公
知となっている下記の如き物質が例示される。
綿実油などの植物油類、灯油、パラフィン、ナフテン油
、塩素化パラフィンなどの鉱物油類、アルキル化ビフェ
ニル、アルキル化ターフェニル、アルキル化ナフタレン
、ジアリールエタン、トリアリールメタン、ジフェニル
アルカンなどの芳香族系炭化水素類、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジ−n−ブチルフタレート、
ジオクチルフタレート、アジピン酸ジエチル、アジピン
酸プロピル、アジピン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸ジ
オクチルなどのエステル類。
本発明で用いられるマイクロカプセルは従来公知のコア
セルベーション法(例えば米国特許2800457号、
同2800458号等に示される方法)、界面重合法(
例えば、特公昭3B−19574号、特公昭42−44
6号、特公昭42771号、特公昭49−45133号
等に示される方法) 、1l−situ重合法(例えば
特公昭36−9168号、特公昭51−9079号、特
公昭5184881号に示される方法)等の方法によっ
て製造し得るが、中でも塗工機による塗布用のカプセル
としてはゼラチン膜、ウレタン・ウレア膜、メラミン膜
からなるものが、又印刷による塗抹用のカプセルとして
はメラミン膜、特開昭61−40188号に記載の如き
重合性不飽和二重結合を有するニトリル類を主構成成分
とする膜からなるものが特に好ましい。
電子供与性発色剤の疎水性媒体への配合量はその発色能
等によって変わり一概に決められないが、通常、疎水性
媒体100重量部に対して1重量部以上、150重量部
以下である。カプセル塗液の塗工機による塗布には、通
常水性系塗液が用いられるが、この塗液はマイクロカプ
セル分散液の他に、必要に応じて更に水溶性或いはラテ
ックス系のバインダー、カプセル保護剤、界面活性剤、
消泡剤等、当業者で公知の各種助剤が添加されて調製さ
れ、エアーナイフコーター、ロールコータ−ブレードコ
ーター等によって塗布される。
支持体への塗布量は特に限定されるものではないが、発
色性と経済性の点から好ましくは1〜10 g/rd、
より好ましくは2〜7g/rrrである。
これに使用される水溶性バインダーとしては、例えばゼ
ラチン、アルブミン、カゼイン等のプロティン類、穀物
澱粉、α化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル
化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース類、寒天、アル
ギン酸ソーダ、アラビヤゴム等の多t、iiの如き水溶
性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、
マレイン酸共重合体等の如き水溶性合成高分子化合物が
あり、ラテックス系バインダーとしては、スチレン・ブ
タジェンラテックス、アクリロニトリル・ブタジェンラ
テックス、アクリル酸エステル系ラテックス、酢酸ビニ
ル系ラテックス、メチルメタクリレート・ブタジェンラ
テックス及びこれらのカルボキシ変性(例えばアクリル
酸)ラテックス等が挙げられる。
印刷機による印刷に用いられるカプセル含有インキは、
赤外系電子供与性発色剤を包含するカプセル分散液を濾
過、乾燥して得た粉体カプセルを有機溶剤、油、樹脂、
ワックス類等のビヒクル類に分散し、さらに必要に応じ
て顔料、カプセル保護剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、蛍光染料、光重合開始剤、ワックス、ドラ
イヤー増粘剤、ゲル化剤等インキ分野で公知の各種助剤
が添加され、蒸気乾燥型、放射線硬化型、酸化重合型、
ホットメルト型等のカプセルインキとして調製され、例
えば凸版印刷、凹版(グラビア)印刷、平版(オフセッ
ト)印刷、スクリーン印刷等の印刷機によって土用シー
ト或いは中周シート等の前記カプセル含有層上に塗布さ
れる。
カプセル含有インキの塗布量についても特に限定される
ものではないが、発色性及び経済性の面から、通常0.
5〜10 g/+yr、より好ましくは1〜5 g/r
rr程度である。
カプセル含有インキに使用される有機溶剤としては、例
えばベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、
ヘキサン、リグロイン、メチルイソブチルケトン、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセ
テート、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、n−
ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−エチルヘキシ
ルアルコール等が挙げれる。
油としては、具体的には植物油(あまに油、サフラワー
油等の乾性油、大豆油等の半乾性油、ひまし油等の不乾
性油)、加工油(脱水ひまし油、重合油、マレイン化油
、ビニル化油、ウレタン化油)、鉱油(マシン油、スピ
ンドル油)等が挙げられる。
さらに樹脂としては、例えばロジン(ガムロジン、ウッ
ドロジン、トール油ロジン)、セラックス、コーパル、
ダルマン、ギルツナイト、ゼイン等の天然樹脂、硬化ロ
ジン、エステルガムおよびその他のロジンエステル、マ
レイン酸樹脂、フマル酸樹脂、二重化ロジン、重合ロジ
ン、ロジン変性フェノール樹脂、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、セルロースアセ
テートプロピオネート、セルロースアセテートブチレー
ト、ニトロセルロース等の半合成樹脂、フェノール樹脂
、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂
、クロマン・インデン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、
環化ゴム、塩化ゴム、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン・無水マレイン
酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合体、メチ
ルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体、イソブチ
レン・無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール
、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール(
ブチラール樹脂)、ポリビニルピロリドン、塩素化ポリ
プロピレンスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
等の合成樹脂、さらにはポリエチレングリコールシアク
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、ペン
タエリスリトールアクリレート、トリメチロールプロパ
ンジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ヘキサンジオールジアクリレート、1.2−ブ
タンジオールアクリレート、エポキシ樹脂とアクリル酸
との反応物、メタクリル酸とペンタエリスリトールとア
クリル酸との反応物、マレイン酸とジエチレングリコー
ルとアクリル酸の縮合物、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、スチレン等のエチレン性不飽和結合
を有するオリゴマー或いはプレポリマー等が挙げられる
更にワックス類としては、みつろう、鯨ろう、ラノリン
等の動物系ワックス、キャンデリラワックス、カルナウ
バワックス、木ろう、ライスワックス、サトウキビろう
等の植物系ワックス、モンタンワックス、オシケライト
、リグナイトワックス等の鉱物系ワックス、パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワ
ックス、モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス
誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体等の変性
ワックス、カスターワックス、オパールワックス等の水
素化ワックス、低分子量ポリエチレン及びその誘導体、
アクラワックス、ジステアリルケトン等の合成ワックス
、カプロン酸アマイド、カプリン酸アマイド、ペラルゴ
ン酸アマイド、カプリン酸アマイド、ラウリン酸アマイ
ド、トリデシル酸アマイド、ミリスチン酸アマイド、ス
テアリン酸アマイド、ベヘン酸アマイド、エチレンビス
ステアリン酸アマイド、カプロレイン酸アマイド、オレ
イン酸アマイド、リノール酸アマイド、リシノール酸ア
マイド、リノール酸アマイド等の脂肪酸アマイド系ワッ
クス、ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸ワックス、ス
テアリルアルコール等のアルコール系ワックス、ジステ
アリルリン酸エステル等のリン酸エステル系ワックスが
単独又は組合わせて使用される。
受容シートは、電子受容性顕色剤を水性或いは非水性系
の塗液として支持体に塗布して得られるが、通常は水性
系塗液が用いられる。その塗液は電子受容性顕色剤の他
に、バインダー、顔料、必要に応じて分散剤、界面活性
剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤等公知
の各種助剤が添加されて調製され前記の如き塗工機を用
いて支持体に塗布される。
電子受容性顕色剤としては、例えば感圧複写シ−トの分
野で公知でとなっている下記の如き物質が例示される。
酸性白土、活性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、
ベントナイトの如き粘土類、更にフェノール樹脂、特公
昭51−25174号に記載の如き各種芳香族カルボン
酸の多価金属塩、特開昭54−106316号に記載の
如き2,2′−ビスフェノールスルホン化合物の亜鉛塩
等の有機顕色剤及びこれらの混合物。
塗液の支持体への塗布量及び電子受容性顕色剤の塗液へ
の配合量については、特に限定されるものではないが、
通常、発色性及び経済性の面からそれぞれ0.2〜15
 g/rd、より好ましくは1〜10 g/rd、及び
2〜80重景%、より好ましくは5〜40重量%である
なお、転写シート及び受容シートに使用される支持体と
しては通常の酸性抄紙、中性抄紙、合成紙、フィルム等
が適宜用いられる。また、本発明における感圧複写シー
トの組合わせとしては、当業界で公知の組合わせ、例え
ば上用紙、中用紙、下用紙、単体感圧複写紙等の任意の
組あわせが適宜とり得る。
以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれらの
実施例のみに限定されるものでないことは勿論である。
部及び%は重量部及び重量%を表す。
「実施例」 実施例1 (青発色系カプセル塗液の調製及びシートの作成)クリ
スタルバイオレットラクトン5部をジイソプロピルナフ
タレン100部に加熱溶解して得た内相油105部に芳
香族系多価イソシアネート(商品名;コロネート−L2
日本ポリウレタン社製)15部を溶解し、この油を2%
のポリビニルアルコール水溶液600部中に加えて乳化
し、平均粒径8.0μとした後、この系を80℃下で4
時間反応させてカプセル分散液を得た。
次いで、この分散液に小麦デンプン粉末30部を添加混
合し固形分濃度が18%になるよう水を加えてカプセル
塗液を得た。
得られた塗液を40 g / gの原紙に乾燥重量が4
g/nrとなるようエアーナイフコーターで塗布し青発
色系カプセル塗布シートを得た。
(赤外系発色剤カプセルインキの調製)3.3−ビス〔
2−P−ジメチルアミノフェニル)−2−CP−メトキ
シフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7−
テトラクロロフタ9130部をベンジルトルエン70部
(商品名ジャリシールBT  01.アトケム社製)に
加熱溶解して内相油を得た。エチレン−無水マレイン酸
共重合体(商品名EMA−31、モンサント社製)の3
.0%水溶液200部に20%苛性ソーダ水溶液を添加
してPHを6.0とした後この内相油を乳化した後、こ
の系を55℃に昇温した。
別に、37%ホルムアルデヒド水溶液45部にメラミン
15部を加え、60℃で15分間反応させてプレポリマ
ー水溶液を調製した。このプレポリマー水溶液を前記乳
化液中に滴下し、更に攪拌後、80℃まで加温し、その
温度で1時間保持後、0、2 N−塩酸でPHを3.5
に下げ、更に3時間保持した後冷却して平均粒径2.8
μのカプセル分散液を得た。
ついでこの分散液を濾過し、更にエタノールで洗浄した
後、このカプセルをエタノール330部とn−プロパツ
ール165部の混合媒体中に再分散し、これに軽質炭酸
カルシウム25部、エチルセルロース(商品名;エチル
セルロース1lh14゜バーキュレス社製)80部を添
加してフレキソ型カプセルインキを得た。
(上用シートの作成) 上記の青発色系カプセル塗布シートのカプセル含有層に
ビジネスフォーム印刷機にて、上記カプセルインキを8
0m/分のスピードで印刷し、インキ盛量が2.5g/
rrrである1 0 cmX 10 cm角のスポット
印刷物を得た。
(下用シートの作成) 軽質炭酸カルシウム65部、酸化亜鉛20部、3.5−
ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩とα−メチ
ルスチレン・スチレン共重合体との混融物(混融比80
/20)15部、ポリビニルアルコール水溶液5部(固
形分)及び水300部をボールミルで24時間粉砕して
得た粉砕液に、カルボキシ変性スチレン・ブタジェン共
重合体ラテックス20部(固形分)を加えて調製した顕
色剤塗液を40 g/rdとなるようにエアーナイフコ
ーターで塗布して下用シートを得た。
(評価) かくして得られた土用シートと下用シートを重ねタイプ
ライタ−でカプセルインキが印刷された部分に印字した
結果、900μmにおけるPO2値が0.75の良好な
青色発色像が得られた。
尚、PO2値は、次式によって示される値であり、0.
70以上であれば光学的読取り装置による読取り適性に
優れている。
(青−赤外発色系カプセルインキの調製)クリスタルバ
イオレットラクトン5部と3.3ビス(2−(P−ジメ
チルアミノフェニル)2−(P−メトキシフェニル)エ
チレン−2−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフ
タリド30部をベンジルトルエン65部に加熱溶解して
得た溶液を内相油とした以外は実施例と同様にしてカプ
セル含有インキを調製した。
(上用シートの作成) 40g/rrfの原紙にビジネスフォーム印刷機にて上
記青−赤外発色系カプセルインキを80m/分のスピー
ドで印刷し、インキ盛量が2.5g/rrrである10
cmxlQcm角のスポット印刷物を得た。
(評価) かくして得られた土用シートと実施例と同様にして作成
した受容シートを重ねタイプライタ−で印字したところ
、900nmにおけるPO2値が0.45の青色発色像
が得られた。
「効果」 本発明は、優れた赤外読み取り適性を与える感圧複写用
転写シートであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体に400〜700nmの可視領域に吸収を
    有するが700〜1000nmの赤外領域には実質的な
    吸収を有することのない発色像を生ずる電子供与性発色
    剤を包含するマイクロカプセル含有層を設け、該マイク
    ロカプセル含有層上に700〜1000nmの赤外領域
    に吸収を有する発色像を生ずる電子供与性発色剤を包含
    するマイクロカプセル含有インキを少なくとも部分的に
    印刷してなる感圧複写用転写シート。
  2. (2)請求項(1)記載の感圧複写用転写シート及び支
    持体に電子受容性顕色剤含有層を設けた受容シートを組
    み合せたことを特徴とする感圧複写シート。
JP1010129A 1989-01-17 1989-01-17 感圧複写用転写シート Pending JPH02188291A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04212882A (ja) * 1990-12-03 1992-08-04 Jujo Paper Co Ltd 感圧複写紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04212882A (ja) * 1990-12-03 1992-08-04 Jujo Paper Co Ltd 感圧複写紙

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