JPH0218826A

JPH0218826A - パッファ形ガス遮断器

Info

Publication number: JPH0218826A
Application number: JP16600988A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Mizoguchi; 均溝口; Katsumi Suzuki; 克巳鈴木; Toshikazu Sato; 佐藤　敏和; Shigeki Nishizumi; 西住　茂樹
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-07-05
Filing date: 1988-07-05
Publication date: 1990-01-23
Anticipated expiration: 2012-08-25
Also published as: JP2644290B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、電力系統の変電所或いは開閉所に用いられ、
ＳＦ６ガスを消弧媒体としてアークを冷却遮断するバッ
フ１形ガス遮断器に関する。

（従来の技術）第５図に一般的なバッファ形ガス遮断器の構造を示す。

ここで、第５図にはバッファ形ガス遮断器の遮断部（消
弧室）の部分のみを示し、駆動装置の部分は示していな
い。また、第５図において、１は可動接触子部、２は固
定接触子部である。

第５図に示すように、可動接触子部１は、図示していな
い駆動装置に連結された操作ロッド３、およびこの操作
ロッド３に取付けられたバッファシリンダ４、可動アー
ク接触子６１、可動通電接触子７、ノズル８、図示しな
い容器に固定され、バッファシリンダ４の内面と摺動す
るバッファピストン５などによって構成されている。

一方、固定接触子部２は、固定アーク接触子９、固定通
電接触子１０、固定接触子爪イ」け筒１１などで構成さ
れている。図中Ａは接触子取付は筒１１のアーク接触子
取付は側の端部でおり、詳細を第６図に示す。第６図に
示すように、固定接触子取付は筒１１のアーク接触子取
付は側の端部Ａでは、リプ１１ａによって中心部のアー
ク接触子取付は部１１ｂが支えられ、大面積のガス流通
部１１Ｃが形成されている。ここで固定アーク接触子９
は、加工の都合上若干の径の大小を有することもあるが
、通常は、第５図に示すように、先端から取付は基端部
までほぼ同径吏１とされている。

一方、固定接触子取付は筒１１のアーク接触子取付ｔプ
部１１ｂの径（ガス流通部１１Ｇの内径）斐２は、−室
以上の取付は強度を確保する関係から固定アーク接触子
９の径愛１よりも大きくされている。この結果、第５図
に示すように、ガス流通部１１ｃの内径と固定アーク接
触子９の外周部との間に、アーク接触子取付は部１１ｂ
の露出部１１ｄが形成される。

（発明が解決しようとする課題）ところで、第５図は大電流の遮断動作中の状態を示して
いる。遮断動作中においては、固定アーク接触子９と可
動アーク接触子６の間にアーク１３が発生し、このアー
ク１３にバッファシリンダ４からのガス流１２が吹付け
られる。このガス流１２は、ノズル７を通って固定接触
子部２側に流れるガス流１２ａと可動アーク接触子６内
を通って操作ロッド３内に流れ込むガス流１２ｂとに分
かれる。この結果、固定接触子取付は筒１１の内部に高
温ガス部１４が生ずる。高温ガス部１４の高温ガスは、
固定接触子取付は簡１１のガス流通部１１Ｃから高温排
気ガス流１４ａとして排気される。通常アーク１３のエ
ネルギーの大部分は固定接触子部２側に流れるため、高
温ガス部１４の部分の温度は非常に高くなる。特に、ア
ーク１３から吹出された直後の温度は非常に高くなり、
高温ガス部１４を電流が流れる恐れがある。

この場合、比較的遮断電流が比較的小さい時や、大電流
でもアーク時間が短い時には、高温ガス部１４における
電流の流れ得るような高温の領域が比較的小さいため、
電流はアーク接触子９部分に収敷して流れ、問題はない
。

しかしながら、大電流で、しかもアーク時間が長い場合
には、高温ガス部１４における電流の流れ得るような高
温の領域が非常に大きくなり、電流は固定アーク接触子
９に流れると共に、固定接触子取付は簡１１のアーク接
触子取付は部１１ｂの露出部１１ｄおよびリブ１１ａに
流れてしまう。

ここで、固定アーク接触子９が銅や鉄などの比較的融点
が高い高融点材料で作られているのに対し、固定接触子
取付は筒１１は、軽量化の目的で、アルミニウムやその
合金などの、銅や鉄より融点が低い低融点材料で作られ
ているため、その一部に一旦電流が流れると、流れた部
分は容易に溶融し、アークが安定し易くなる。特に、固
定アーク接触子９に近い露出部１１ｄには、距離の短い
アーク接触子間よりもアークが安定し易い。このように
して固定接触子取付は筒１１の露出部１１ｄにアークが
安定すると、高温によって露出部１１ｄのアルミニウム
が気化し、遮断器の容器内に大量のアルミニウムの蒸気
が放出される。この結果、固定接触子部２と容器との間
の絶縁耐力が低下し、地絡現象が起こり易くなるばかり
でなく、可動接触子部１と固定接触子部２の通電接触子
７，１０間の絶縁も悪くなり、遮断不能が起こり易くな
る。

このような遮断性能の低下は、バッファ形ガス遮断器の
小型化の大きな障害となる。

本発明は、上記のような従来のバッファ形ガス遮断器の
課題を解決するために提案されたものであり、その目的
は、大電流で且つアーク時間が長い遮断に対しても、高
い絶縁耐力を有し、遮断性能に優れ、−層の小型化に貢
献し得るようなバッファ形ガス遮断器を提供することで
ある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明のバッファ形ガス遮断器は、固定アーク接触子の
取付は基端部の径を、固定接触子取付は筒の端部に設り
たガス流通部の内径とほぼ等しくなるように部分的に拡
大したことを構成の特徴としている。

（作用）本発明においては、通常アルミニウム或いはその合金な
どの低融点材料で形成される固定接触子取付（プ筒のア
ーク接触子取付（プ部を、銅や鉄などの高融点材料で形
成されるアーク接触子の径の拡大部にて覆うことかぐき
るため、固定接触子取付は罰のアーク接触子取付は部の
溶融を防止できる。

（Ｆｌつて、アルミニウム蒸気が放出されないため、大
電流で且つアーク時間が長く、電流の流れ得る高温部の
領域が非常に大きいような場合でも、固定接触子部と容
器間、および接触子間の絶縁耐力を充分に維持できる。

（実施例）以下、本発明によるバッファ形ガス遮断器の実施例を図
面を参照して具体的に説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例を示す図である。第１
図において、可動接触子部１および固定接触子部２にあ
ける各構成要素の記号と構成は、第５に示した従来技術
と同じであるので説明を省略する。また、アーク１３、
高温ガス部１４、ガス流（１２，１２ａ、１２ｂ＞、ｉ
温排気カス流１４ａなどの作用も従来技術と同じである
。また、第２図は第１図にあける固定接触子取付は筒１
１のアーク接触子取付は側の端部Ａを示す図である。

すなわち、本発明における第１の実施例の特徴は、固定
接触子部２において、固定アーク接触子９の取付は基端
部に、取付は側に向かって傾斜を猫くＪ、うに径が拡大
し、その最大外径が、固定接触子取付は筒１１のガス流
通部１１ｃの内径（アーク接触子取付は部１１ｂの外径
）斐２とほぼ同じであるような、径の拡大部９ａが設け
られていることである。この結果、アルミニウムなどの
低融点材料で作られる固定接触子爪イ」け筒１１のアー
ク接触子取付は部１１ｂが高融点材料である固定アーク
接触子９の径の拡大部９ａによって覆われる。従って、
アーク接触子取付は部１１ｂへのアークの転移が防止さ
れる。

第３図は本発明の第２の実施例を示す図であり、特に固
定アーク接触子９のみを示している。この第２の実施例
では、固定アーク接触子９の径の拡大部９ａに、第２図
に示すような固定接触子取付（Ｊ罰１ゴの少数のリブ１
１ａと一致する位置に突起部９ｂが設けられている。こ
の固定アーク接触子を固定接触子取付（プ筒１１に取付
ければ、固定アーク接触子９の径の拡大部９ａにより、
アーク接触子取付は部１１ｂを覆うことに加え、突起部
９ｂによりリブ１１ａまでも覆うことができる。

従って、第１の実施例の効果に加え、ざらに、リブ１１
ａへのアークの転移も防止でき、より効果的である。

第４図は本発明の第３の実施例でおる。この実施例では
、径の拡大部部分が固定アーク接触子９本体と別部材の
カバー１５とされ、このカバーに、第２の実施例と同様
に、固定接触子取付は筒１１のリブ１１ａに一致する複
数個の突起部１５ａが設けられている。この例において
も、前記第２の実施例と同様に、固定アーク接触子取付
は部１１ｂおよびリブ１１ａへのアークの転移が防止さ
れる。本実施例では、これに加えて、突起部１５ａを有
するカバー１５の艮ざが短いことから、加工が容易にな
る効果を得られる。

［発明の効果コ以上説明したように、本発明においては、固定アーク接
触子の簡単な形状改良により、アルミニウムなどの低融
点材料で作られる固定接触子爪イ」（〕簡へのアーク転
移を防止でき、金属蒸気の発生かないため、高電圧が印
加される固定接触子部と大地電位の容器間の絶縁、およ
び固定と可動の接触子部間の絶縁耐力を充分に維持でき
る。従って、大電流で且つアーク時間が長い遮断におい
ても高い遮断性能を得られ、大幅な小型化に貢献し１５
？るような、優れたバッファ形ガス遮断器を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるバッファ形ガス鴻断器の第１の実
施例を示ず断面図、第２図は第１図のＡ部を示す正面図
、第３図は本発明の第２の実施例を示す図で、（Ａ＞は
側面図、（８）は正面図、第４図は本発明の第３の実施
例を示覆断面図、第５図は従来のバッファ・形ガス遮断
器の一例を示す断面図、第６図は第５図のＡ部を示す正
面図である。１・・・可動接触子部、２・・・固定接触子部、３・・
・操作ロッド、４・・・バッファシリンダ、５・・・バ
ッファピストン、６・・・可動アーク接触子、７・・・
可動通電接触子、８・・・ノズル、９・・・固定アーク
接触子、径の拡大部、９ｂ・・・突起部、１０・・・固
定通電接触子、１１・・・固定接触子取付は筒、１１ａ
・・・リブ、１１ｂ・・・アーク接触子取付は部、１１
ｃ・・・ガス流通部、１１　ｄ−・・露出部、１２．１
２ａ、　１２ｂ−・・ガス流、１３・・・アーク、１４
・・・高温ガス部、１４ａ・・・高温排気ガス流、１５
・・・カバー、１５ａ・・・突起部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）消弧性ガスを充填した容器内に、接離可能な固定
接触子部と可動接触子部を有し、固定接触子部には固定
アーク接触子、固定通電接触子、およびこれらを固定す
る固定接触子取付け筒を備え、可動接触子部には、バッ
ファピストン、バッファシリンダ、絶縁ノズル、可動ア
ーク接触子、可動通電接触子を備え、開極時にバッファ
シリンダとバッファピストンの相対運動によってガスを
圧縮してガス流とし、このガス流を、固定と可動のアー
ク接触子間に発生するアークに吹付けて消弧する、いわ
ゆるバッファ形ガス遮断器において、前記固定接触子取
付け筒のアーク接触子取付け側の端部に、固定アーク接
触子の径よりも大きい内径を有するガス流通部を設け、
且つ固定アーク接触子の取付け基端部の径を、前記ガス
流通部の内径とほぼ等しくなるように部分的に拡大した
ことを特徴とするバッファ形ガス遮断器。