JPS61171021A - ガス吹付け遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ガス吹付は遮断器に係り、特に、大電流遮断
に好適な遮断部構造を備えたガス吹付は遮断器に関する
。

〔発明の背景〕

従来、高電圧、大容量遮断器は、例えば、ＳＦ。

ガスや空気をアークに吹付けることによって遮断をする
ガス吹付は型の遮断器が大勢を占めている。

近年、その消弧性能、絶縁性能がすぐれている点からＳ
Ｆ、ガスを消弧媒体とし、また、簡単で大容量遮断に適
したバッファ方式のガス遮断器がその主流を占める状況
にある。

電力用遮断器の接触子は、大電流アークに曝されること
により消耗するため、所定の点検間隔を置いて交換する
１点検時の休止期間を極力短縮する必要から、容易に交
換しやすい構造となっている。例えば、第３図は実開昭
５５−８５７４３号公報に開示された遮断部構造の一部
である。この例では。

固定側アーク接触子３が接触子台１０にとりつけねじ３
１によって係止されている。この構造では絶縁物ノズル
７をとりはずした後に、ねじ３１をとりはずすことによ
り、固定側アーク接触子３をとりはずし、交換するもの
である。しかし、この構造では、ねじ３１で係止する必
要から、固定側アーク接触子３の足にあたる部分に突起
部３２が必要となる。固定側アーク接触子３は、交換が
しやすいように、軸方向の長さは比較的短かいものであ
る。高電圧、大容量遮断器の場合、絶縁物ノズル７から
吹き出されたガス流は、この突起部３２があると大きく
乱され、渦状の気流や、逆方向への気流が発生し、電流
遮断後の極間絶縁耐圧の低下を招く。この傾向は、大電
流通電用主接触子８を持った遮断部での高電圧・大電流
遮断責務で一層顕著となるため、交換しやすく、ガス流
を乱さないような固定接触子構造が必要とされていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、固定側アーク接触子のとりつけ方法を
工夫することにより、ノズルから吹き出されるガス流を
スムーズにし、高電圧・大電流遮断に好適な遮断部を提
供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、固定側アーク接触子とそれを支持する台との
通電接触面を、アーク接触子の軸方向の円筒面とするこ
とにより、軸に直角方向に突起を出す必要をなくしたも
のである。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を第１図、第２図を用いて説明する。

第１図は、バッファ型ガス遮断器の全体構成と動作を説
明するものである。大地電位にある容器１内の空間２に
ＳＦ、ガスのような消弧性のガスが充填されている。バ
ッファ型遮断部には、固定側アーク接触子３と可動側ア
ーク接触子４を設け、バッファ室５で圧縮されたガスを
アーク６に案内吹付けるための絶縁物製ノズル７、遮断
器投入状態で１通電電流を流すための主接触子８より構
成されている。固定側アーク接触子３は、固定接触子支
持板９１°固定２ｔ″接触子台１０″−支持ａｈ　　　
　　　／ており、その通電状態は、固定側アーク接触子
３の外周面と接触子台１０に設けた孔部の内周面との間
で行なう、この場合、面接触面の間で良好な接触状態を
維持するため、内外周面の両方を押しつけるような力を
付与された接触子装置１１を用いる。この接触子装置１
１は、自分自身がばね性を持ったものがすぐれており、
燐青銅板やベリリウム銅板などの材料で製作したものが
優れている。

通電用主接触子８は、固定子支持板９から何本かの導電
性の柱１２によって支持されている。

遮断部は、接地容器１から固定側絶縁物製支持筒１３を
介して支持された導体１４により固定接触子側が支持さ
れ、他方、可動接触子側は可動側絶縁物製支持筒１５よ
り、導体を兼ねたバッファビス１〜ン１６を支持固定さ
れている。電流は、図示しないブッシング部を通り、導
体１７から導体１４を経て固定側アーク接触子３から可
動側アーク接触子４へと流れ、バッファシリンダ１８か
らバッファピストン１６を経て導体１９へと流れる。

遮断動作は、図示しない操作機に連結された絶縁操作ロ
ッドが図中右方向に駆動されることにより、バッファシ
リンダ１８とバッファピストン１６で囲まれたバッファ
室５の中のガスを圧縮し、ノズル７によって、接触子間
に発生したアークにガスを吹付けて消弧するものである
。

アークに吹付けられたガスは、高温となりノズル下流側
へ排出される。排出された高温ガスは。

固定側アーク接触子３の周囲を通り、主接触子８のスリ
ット部や導体１２の間の流路を通って容器内空間２に排
出される０本発明によれば、固定側アーク接触子３を接
触子台１０に取付けるのに、接触子１０に設けた孔部に
固定側アーク接触子３をはめ合わせて挿入しているので
、排出ガス流に対して障害となるものがなく、スムーズ
なガス流が得られ、電流遮断後の極間絶縁耐圧低下を防
止できる。

固定側アーク接触子３と接触子台１０を一体構造で製作
すると、アーク接触子交換の際に、支持体９と接触台１
０のとりつけ部をはずすことが必要である。この場合、
交換のため絶縁物製ノズル７をとりはずした後でも、主
接触子８の開口部側からの作業は困難で、主接触子８も
とりはずすことが必要となり、容器１に設けた小さな作
業用ハンドホールからの作業では、点検時間が大巾に長
くなってしまう。点検時間が長くなることは、電力系統
の休止時間が長くなる欠点と、遮断器自身にとっても遮
断部を大気に曝す時間が長くなることにより、絶縁物の
耐電圧低下の懸念があり好ましくない。

第２図は、本発明の第二の実施例である。固定側アーク
接触子３が、接触子台１０に設けられた孔にはめ合わさ
れる形で挿入され、通電は、ばね性を持った接触子１１
により、固定側アーク接触子３の外面と接触子台１０に
設けられた孔の内面との間で行なわれる０本実施例では
、固定側アーク接触子３と接触子台１０の係止状態をよ
くするため、ねじ３０が用いられる。このねじは、通電
により溶着現象が発生すると交換時はずれなくなるので
、絶縁物製、あるいは、導電性の低い金属等にするのが
好ましい。固定側アーク接触子および接触子台の材質と
異なるものでも溶着は抑制できる。この実施例では、接
触子台と接触子の係止状態が確実なものとなる効果があ
る。

第４図は、本発明の第三の他の実施例である。

この実施例では、固定側アーク接触子３と接触子台１０
をねじで結合している。ねじ部に十分な厚さの銀メッキ
等の処理をすることにより１通電による溶着を防止でき
、簡単な構造で通電と係止ができる効果がある。

第５図は、本発明の第四の実施例である。本実施例では
、固定側アーク接触子３と接触子台１゜の係止はそれぞ
れねじ部により、通電のための接触は、テーパ部４０を
持った円錐面の一部で行なら。テーパ部による接触は十
分な接触力が得られるので、溶着などの心配がなく信頼
性の高い接触状態を確保できる。ねじの部分は銀メッキ
なでを施こして溶着しないようにするか、あるいは、絶
縁物のコーティングをしたねじを使用することによりね
じ部の溶着によるとりはずし不可能というよう′状況を
避け６″＆が１６・　　　　　　　　　　　　　Ｊいず
れの場合も、点検時に容易に固定側アーク接触子を交換
できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、点検時に、固定側アーク接触子を交換
しやすい構造において、アークに吹付けた後の高温ガス
の流れをスムーズに排出することができ、高電圧・大電
流遮断器の電流遮断後のガス流の乱れによる絶縁破壊を
抑制できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は１本発明になるガス吹付は遮断器の全体構造図
、第２図は１本発明のガス吹付は遮断器の固定側アーク
接触子部の部分断面図、第３図は。 従来技術の一例を示す部分断面図、第４及び第５図は、
本発明のガス吹付は遮断器の固定側アーク接触子部の部
分断面図である。 ３・・・固定側アーク接触子、６・・・アーク、７・・
・絶縁物ノズル、８・・・主接触子、１０・・・接触子
台、１１・・・接触子装置、３０・・・ねじ、４０・・
・テーパ部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定接触子及び可動接触子の対からなり、電流遮断
   に際し、消弧性ガスを吹付けることにより接触子間に発
   生するアークを吹消すガス吹付け遮断器において、 前記固定接触子を取付け台に取付けるに際し、その通電
   接触面が、前記固定接触子の軸線にほぼ平行な円筒状の
   面によつて形成されることを特徴とするガス吹付け遮断
   器。 ２、特許請求の範囲第１項記載のガス吹付け遮断器にお
   いて、前記固定接触子の通電接触面と前記固定接触子の
   前記取付け台の通電接触面の間に、自己の弾性力により
   、前記両通電接触面に接触力を与える接触通電装置を設
   けたことを特徴とするガス吹付け遮断器。