JPH02184825A - 光電スイッチ素子を有する集積半導体装置 - Google Patents

光電スイッチ素子を有する集積半導体装置

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JPH02184825A
JPH02184825A JP1302261A JP30226189A JPH02184825A JP H02184825 A JPH02184825 A JP H02184825A JP 1302261 A JP1302261 A JP 1302261A JP 30226189 A JP30226189 A JP 30226189A JP H02184825 A JPH02184825 A JP H02184825A
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light guide
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 肢五分立 本発明は、少くとも1個の光電スイッチ素子を含んでな
る集積半導体装置であうで、 該光電スイッチ素子が、 所定の角度で互に交差している2個の直線単モード光ガ
イドを有し7、この光ガイドは少くとも1つの■−■材
料のヘテロ構造で構成され、かつ光閉じ込め材料の基板
Sと、光ガイド層CG、及びガイド ストリップRBを
具えてなり、 交差角の2分割縦(長さ方向)面に対し非対称に交差領
域内に形成したpn接合を有している集積半導体装置に
関するものである。
本発明は、N個の光ガイドをN個の光ガイドにスイッチ
するスイッチング マトリッスの形成に用いられ、とく
に光電気通信システム用に使用される。
さらに本発明は、これらの素子によって構成されたスイ
ッチング マトリックスに関するものであり、またかか
るマトリックスを有する半導体装置の製造方法にも関す
る。
従来伎歪 この種スイッチ素子は米国特許第4,784.451号
により既知である。この公知文献は、電荷キャリヤ注入
型の各種スイッチング素子について発表しており、電流
制限構造を設けることにより動作特性を改善している。
このようなスイッチング素子は、互に所定の角度をなす
2つの導波(wave guide)部分を有している
。これらの光ガイド(導波部分)は基板上に集積化して
設けられ、より大なる禁止帯幅とより低い(小さな)屈
折率を有する2つの閉じ込め層の間の光ガイド層により
形成される。
閉じ込め層の1つはガイド層とは反対の導電型とし、ガ
イド層との間にpn接合を形成する。一方Znイオンを
、これら閉じ込め層のそれぞれにインプランテーション
で導入し、電流制限構造を形成する。この構造は、ガイ
ド層内の領域を限定し、この領域内では電荷キャリヤの
注入によって屈折率(インデックス)を変化させる。
公知例の1実施例では、スイッチング素子は、上側から
見たとき、Y形をしている。直線状の光ガイドに沿って
pn接合が形成され、その1端に入力が形成され、受動
モードではその他端に出力が形成される。この素子が能
動モードのときは、Y形の第2辺に出力が生ずる。後者
のモードの場合、ガイド層の領域内の屈折率(インデッ
クス)を変化させることによって直線ガイドの入力とさ
れる端部に入射する光は、Y形の第2辺(ブランチ)に
向って反射される。
スイッチング動作を制御する電極の1つは、Y形の表面
で非対称に配置されており、その1縁部は2つの出力辺
の角の2分割線と一致整合するように位置する。この電
極は、光ガイドの幅を超えては突出していない。
電流制限構造は、基板の上側部分に2つの領域をインプ
ランテーションで設け、これらは上側電極の横幅にほぼ
等しい距離だけ互に離隔させ、さらに上側電極のほぼ下
側に位置する領域の上側閉じ込め層内にインプランテー
ションで設けた層を有する。下側電極は基板の反対側表
面上に配置する。ガイド層と上側各層を含む基板表面に
メサが形成されるので光はガイドされる。
上述の米国特許の他の実施例では、スイッチング素子は
X形状を有する。上側電極は、Xの各辺の小交差角の2
分割線に平行に配置されている。
この場合、基板の表面には、光ガイド層の導電性と反対
の導電性を有する層を設け、この光ガイド層は、上側電
極と同じ軸に沿って配置される。すなわちX形辺の交差
角の2分割線に平行に配置される。この層は基板の上側
で1つのレベルを有しているので、上側電極と反対の導
電性の電極はこの層の各端部に配置される。Znイオン
の・インプランテーションによる領域を上側電極のほぼ
下側に、上側閉じ込め層内に設ける。上側電極はpn接
合の対角線よりも短い長さを有する。この電極はX形素
子上に対称に配置され、その横方向寸法も無視できない
。この場合、電流制限構造の下側部分は、基板内へのZ
イオンのインブラン子−シゴンによる領域を含んで居ら
ず、この基板は両端に電極を設けである第1導電性の条
片が存するので半絶縁性である。
この構造は、pn接合による電荷キャリヤの注入に基づ
く屈折率の変化領域で形成される反射面が、すべての入
射光ビームを受けて、これらを反射するように充分大き
い寸法とならないという重要な欠点を有している。この
ためスイッチ素子は、とくに能動(活性)モードにおい
て、スイッチング素子の中央領域の各端部で散乱波によ
る漏洩が生ずる。
さらに電流制限構造の各領域は、Znイオンの2レベル
のインプランテーションによって形成されるため、ごく
大ざっばにしか整合させられないという欠点がある。こ
の方法によるときは、上側レベルの第2領域の縁部を整
合、すなわち位置合せすることが極めて困難である。従
って反射構造は極く概略の位置にしか配置できない。
本発明の用途に関する既知のスイッチ素子の欠点は、こ
れらが単(モノ)モード素子でないことである。とくに
これらの素子の寸法を、入力光ガイド内で単モード伝搬
を得るように配置したとしても、X形の上側電極の配置
によって複雑なモードの励起が生ずる。実際上反射表面
は、交差角の2分割軸線と一致せず、これは、反射に対
し光学的な不利益を与える。また能動モードではこれに
よる損失も生ずる。
また−面においては、既知の装置の光ガイドは、2個の
閉じ込め層のメサ内に配置されたガイド層より構成され
る。かかる構造は壁を通ずる側方拡散による損失を生じ
、これはかなり大きな値である。
またn型の基板を用いると電流制限構造の製造に不利と
なるのみでなく、例えば電界効果トランジスタ(FET
)の如き他の能動集積素子を光電装置と同時に製造する
上で欠点となる。
従って既知の装置は、能動モードと受動モードの双方に
好都合となるようにしたものに過ぎない。
電気通信の応用分野においては、1.3μmまたは1.
55μmの波長で動作し、単モード信号を伝搬し、多数
のスイッチング素子を有するスイッチング マトリック
スを実現する必要がある。このため単一スイッチング素
子では小さいと考えられる損失も、用いる全マトリック
スに対しては重大なものとなる。
全贋ρMA 本発明の目的は、通過モード、すなわち接合が受動状態
のとき、及びスイッチング モード、すなわち接合が能
動状態で損失が減少し、このため出力パワーができるだ
け入力パワーに近くなるような特性状態の双方において
、不使用の出力路の減衰(残留パワー)では少くとも3
0 dBであり、平衡出力を得ることができ、全マトリ
ックス用とて極めて重要な特性を得るようその特性を改
良したスイッチング素子を提供することにある。
このため本発明は、純粋単モード スイッチング素子で
、電荷キャリヤの注入により得るpn接合への電流密度
の印加によって、真に急峻な屈折率の減少を接合領域に
生じ、これにより極めて局部的な反射面が形成され、p
n接合が占める領域と対向する領域で隣接光ガイドと直
線上の光ガイド内にビームの全内部反射を生ぜしめうる
スイッチグ素子を得ることを目的とする。
本発明の他の目的は、他の集積回路素子と同時に製造で
きるスイッチグ素子を得るにあり、この素子の基板は半
絶縁性で、かつ真正に単モードであり、寸法が小さく、
従って小面積のスイッチング マトリックスの構成が可
能であり、とくに高密度集積化が可能で、かつ簡単に製
造でき、従って安価なスイッチング素子を得ることをそ
の目的の1つとする。
上述の本発明の目的は、本明細書の初めに述べたような
スイッチング素子において、pn接合の長さ方向寸法が
交差領域の当該寸法を大幅に超過していること、 並びにpn接合が、長さ方向において交差領域の両側に
対称的に交差領域より突出するように配置されているこ
との特徴によって達成される。
このような条件とすると交差領域の両端における散乱に
よる損失を回避することができる。
本発明の実施例においては、基板Sを半絶縁性とし、か
つpn接合をそれぞれn型及びp型導電性の2つの層C
1及びCtで形成し、さらにこれらの層はそれぞれが交
差角2θの2分割縦面YY’に一致する縁部BB’を有
し、光ガイド層CGの両側に接近して配置した構成とす
る。
これらの条件とすると、電流制限構造は上述の公知文献
記載のものよりもより高度な特性を有することとなる。
しかもこれらは交差角の対称面に厳密に一致するように
配置しであるため、単に一度の反射で内部全反射を生ず
る理想的な光学的位置に反射面が位置する。第2実施例
では、pn接合による反射面は2分割面より側方に変位
している。さらに本発明装置は、半絶縁性基板を用いる
ため、他の装置と同時に製造することができる。
さらに本発明の実施例では、光ガイド層CGの第2ヘテ
ロ構造と、光閉じ込め材料の上側層を有する。
この実施例は、pn接合が受動(パッシブ)状態の通過
モードにおけるスイッチング素子と、各スイッチング素
子を他の素子と結合して全体のマトリックスを構成する
各光ガイドの部分の両者内の損失を減少させることがで
きる。
また他の実施例では、ガイド ストリップをヘテロ構造
の上側に立上らせるように配設する。
かく構成すると、幅が狭く、従って厳格な意味での単モ
ード光ガイドと、極めて正確に局部的に位置決めされた
反射面が得られ、さらにpn接合が能動または受動状態
の場合、何れの出力光ガイドにも等価の伝送係数を得る
ことができる。
また本発明の好適実施例では、基板及び上側閉じ込め層
をInPで形成し、光ガイド層を、Gax I n+−
xAsyP +−yで構成し、ここで、 y=0.5 x=0.435yで、さらに az4μra    (ガイド層の厚さ)ec=0.4
μm (光ガイドのガイド ストリップの横寸法) 2θ≒4@   (交差角) e3z O,50,60μm  (上側閉じ込め層のス
トリップの外側の厚さ) H=h十es zlμm  (ガイド ストリップRB
近(の領域内の閉じ 込め材料の厚さ) とする。
このような条件とするとき、これらの値は、能動モード
でも受動モードでも最適値であることが判った。能動モ
ードと受動モードでの双方において、光ビームは2つの
出力ガイドに分布することをしない。従ってこのスイッ
チング素子は何れの動作モードでも真に最適値を有する
日の ゛   1のl! 以下図面を参照して本発明の好適実施例を説明する。
(実施例・・・I) 第1a図及び第1b図は本発明による光スイツチング素
子の1例を上側より見た略平面図である。
この例では、スイッチング素子はX形状をしている。こ
の素子は基板S上に集積されて設けられた2個の光ガイ
ドG、及びG2を有している。
これらの各光ガイドG、及びG2は横幅方向寸法主を有
しており、小さな角度2θをもって互に交差している。
ここにおいて、「小さな角度」とは、値が10°以下の
角度を意味するものである。
この交差角2θの構成は、第1図にYY’で示した軌跡
を有する2分割平面を生ずる。各光ガイドの横幅方向寸
法工は、製造方法を簡単にするため、以下の説明におい
て同一の値に選定したものとする。
本発明は、電気通信分野において、実用上の標準である
波長1.3μiまたは1.55μmを存する単モード光
信号を処理することをとくにその目的とする。
第1a図に上から見た平面図として示しである互に交差
している2つの直線光ガイドによるX形状のスイッチン
グ素子は、まず第1にスイッチ動作を行わしめる手段を
有している。
このスイッチ動作を行わせる手段は、交差角2θの2分
割面YY’に正確に一致するよう配置された反射面BB
’を形成することにより構成される。
2分割面によって限定される交差領域の2つの領域の1
つに屈折率の急激な変化を与えることにより上述の反射
面BB’が構成される。より正確には、屈折率を充分に
減少させ、反対側の領域より生じ、領域間の境界面(B
B’)に到来する光ビームに対し、この屈折率の差によ
って、入射角π (−θ) のものに内部全反射を生ずるようにすることにより反射
面BB’が構成される。
この屈折率の減少は、所定の選択領域内に形成されたp
n接合によって、該領域内に電荷キャリヤを注入するこ
とにより得られる。
pn接合10すなわち、(Cz /CI )を活性化(
電圧を加えること、能動モードとも云う)すると、この
接合のある領域の反対側に位置する領域に配置された光
ガイドG、に入射する光信号は、記号BB’で表わされ
る反射面によって反射され、。
G1の軸に対し2θの角度だけ方向を変えて隣接の光ガ
イドG2の延長G2′を通って出射される。
pn接合10が非活性状態(受動モードとも称する)で
あると、光ガイドG、に入射した光信号は交差領域を通
過して、光ガイドGIの延長Gl’を通って出てゆく。
本発明における光ガイドG1及びG2の寸法は、入力信
号が単モードであるとき、その出力信号も単モードとな
るようになっている。これは、本発明の対象とする素子
は拡幅領域を有して居らず、かかる個所での高次モード
が形成されないからである。
光ガイドG、を、スイッチ可能の光信号を伝送するもの
に選択した場合には、光ガイドG2はスイッチされない
信号のみを伝達しうる。すなわち光ガイドG2は、交差
領域を超えてその延長G2’へと伝達されてゆく信号の
みを伝送しうる。
以下に説明する如く、光ガイドの構造及びその構造の種
々のパラメータ(層の厚さ、光ガイドの横幅寸法、等・
・・)も本発明の目的を達成する上で極めて重要な役割
を果す。
第1a図の線■−■上の断面図である第2a図は、本発
明の目的を達成するに特に適した光ガイドの断面構造を
示すものである。本構造は閉じ込め材料の基板Sと、2
で示す材料の光ガイドNC6を有している。基板Sと光
ガイド層CGの材料はヘテロ構造を形成するように選択
すると有利である。さらに各光ガイドは、光ガイド層C
Gの材料2内に形成された、装置上の高さが工で、横幅
aを有する矩形またはほぼ矩形の断面を有するガイド 
ストリップRBを有する。このガイド ストリップの両
端縁部は互にほぼ平行であり、かつ基板に対しほぼ直角
である。基板に対する角度は製造方法によって定まる。
第1a図の線I−T上に切って見た第2b図の断面図に
示される本発明の目的より見た光ガイド構造の好適実施
例では、閉じ込め(コンファインメント)材料の基板S
と、材料2の光ガイド層CGと上側閉じ込め層3とを有
する。これらの基板Sと、光ガイド層CGと、閉じ込め
層3の構成材料はダブル ヘテロ構造を形成するように
選択すると好都合である。さらに第2a図で説明したが
、第2b図の場合は、閉じ込め層3上にこれと同じ材料
で構成されるガイド ストリップRBを各光ガイドに設
ける。
本発明の用途に対しては、基板には二元I[1−V材料
、例えば燐化インジウム(InP)を選択し、光ガイド
層には次の如き組成を有する四元■−■材料を選択する
と有利である。
Ga)(I nl−、Asy P +−yここにおいて
、濃度lと1とは、yの各値に対し次の関係とする。
x = 0.4353’ 禁止帯エネルギーに対応する波長は、y z0.5のと
き、1.22μmである。
第2a図及び第2b図には、等エネルギー線をも示しで
ある。これは、ガイド ストリップRBを設けであるか
かるヘテロ構造内にどのようにして光ビームが誘導され
てゆくかを理解させるためのものである。光ビームの断
面は細長い形状であり、このビームはガイド ストリッ
プRBによって画成される方向に伝搬し、かつほとんど
が実質的にガイド ストリップ(層)内に留まっている
ことが発見された。当業者によく知られているように、
この現象は、InP材料で基板Sを構成し、かつ本例の
場合のように閉じ込め層3がGa1nAsPの光ガイド
層CGの屈折率より小さな屈折率を有しており、またガ
イド ストリップRBの両側に位置する光ガイド層CG
の領域101及び102の屈折率が、ガイド ストリッ
プRBの下側の光ガイド領域とも称される領域100の
屈折率よりも小であることによるものである。領域10
1.102と光ガイド領域100との間の屈折率の差Δ
nは、これらの領域の厚さによるものであり、領域10
1及び102が閉じ込め材料で形成されたと同じような
特性を呈する。このためこれらの領域を側方閉じ込め領
域とも称する。
ガイド ストリップRBの高さ上、その横幅工、上側閉
じ込め層(3)の厚さe3、光ガイド層CGの厚さeG
、並びにガイド層の組成を決定し、本発明装置が、その
接合が活性状態にある場合並びに非活性状態の場合の何
れにおいても最適の動作をするようにする条件に関する
法則について以下に説明する。
実際上、装置が動作モード中において、pn接合は、完
全な反射表面を生ずるには不充分であるため、pn接合
に電流制限構造を付加する必要がある。本発明において
は、第1a図のI−I線上にとった断面図で第2b図の
ダブル ヘテロ構造に対応する第3a図に示す如くして
、簡単かつ効率良くこの構造を得る。このpn接合は、
一方において、半絶縁性とした基板Sの上側部分に配置
したn導電型の材料1の層C3を有し、さらに他ゞ方に
おいて、光ガイド層CGの上側に配置したかまたはこの
層の近くに配置した材料−2のp導電型の層C2を有す
る。
第1a図の上側から見た平面図に示すようにp導電型の
層C2を特徴とする特に有利であり、その横幅寸法をd
2とし、また長さ方向の寸法、すなわち2分割面YY’
に平行な方向の寸法をΔ′とする。
n導電型M c + は長さ方向寸法をほぼΔ′に等し
くし、横幅方向寸法d1はd、 >cl、とする。
これらの層CI及びC2は光ガイド層C6の互に対向す
る両側に配置し、その長軸BB’が互に一致し、かつ角
2θの2分割面YY’と一致するようにする。
かくすると、このpn接合に電荷キャリヤを注入して直
流方向の電流密度の印加中に、光ガイド層C6内の層C
7と02の間に小さい屈折率を有するプレートが得られ
、このプレートはこれらの間に配置した反射面を形成し
、かつ前記2分割面に一致する。従って本発明によると
きは極めて極限された面による内部全反射が得られる。
さらにこの反射面の位置が前記2分割面と一致すること
は光学的に極めて有利である。
反射の間に散乱波がプレートより漏洩するのを避けるた
め、pn接合の横幅寸法を制限するp型温電層C2の寸
法d2を少くとも次の如くの値とする必要がある。
d2〉3μm とくにこの値を次の如選択するを可とする。
d2を6μm〜8μmの桁とする。
以下に説明する製造方法によると、これらの層C3及び
C2を適当なイオンの局部的インプランテーションまた
は拡散により形成するのが有利である。すなわち、一方
において層CIに対しては、InPの基板表面上に、こ
れを行い、他方において層C2に対しては交差領域の表
面にこれを行う。
本発明において、第2a図に示す如く、光ガイドを少(
とも簡単なヘテロ構造として形成するときは、本発明装
置も同様にして製造することができる。
第1b図の■−■線上断面図である第2c図に示す如く
、光ガイド構造は第2b図に示したと同じ材料でダブル
 ヘテロ構造として構成するのが有利であるが、この例
ではガイド ストリップRBは基板Sに溝を形成し、こ
の溝に光ガイド層の材料2を充填することにより形成す
る。本例では装置の表面は平坦となる。既に述べた如く
、基板の上側部分内の光ガイド材料の真下にn型導電層
C1を形成し、またp型温電層C2は上側閉じ込め層3
内に形成し、かつこの層が光ガイド層2の上側表面に到
達するようにする。各構成素子の寸法は、第2b図で説
明したダブル ヘテロ構造のものと同一になしうるが、
本例では、上側閉じ込め層3の厚さを約2.5μmとす
ると有利である。
しかし乍ら、この装置は平面状である利点を有しいるが
、いわゆる外部ストリップ型に比し、またと(に外部ス
トリップ上側閉じ込め層付型に比し、生産性あるいは不
良品率(yield )の点でやや劣る。
本発明においては、pn接合の能動モード動作中、すな
わちスイッチモード動作中、従来のものでは交差領域(
第1b図参照)の各端部より散乱波が生じ、これが漏洩
するのを防止するため、pn接合の長さ方向寸法Δ′を
、交差領域の対角線AA’の寸法Δに比し大きく選択す
る。さらにpn接合の端部B及びB′は交差領域中心0
に対し長さ方向の2分割面YY’上で対称とする。
pn接合の長さ方向寸法Δ′をより大に選択するときは
、交差角2θをより小に選択する。
−船釣に交差角は次の如く選定する。
2’ <2θ〈6° これらの条件を考え次の如く選定する。
2θ≒2″に対しΔ’ z600 μm2θ≒4°に対
しΔ’ ; 400μm2θ≒6°に対しΔ’ z 3
00 am電荷キャリヤをpn接合に注入することによ
って得られる最大屈折率差は、 Δnz8・104 の桁である。この屈折率差は、入射角に対し、最小で、 π/2−θ の角を与える。従って最大でθの角を与える。この角は
可能ならば2°を超えないようにするを要する。この角
が小なる程pn接合で形成される面による反射率が大と
なる。
しかし出力光ガイドが互に次の如く小さい角度を形成す
るスイッチ素子を直接形成し、2θ≦4″ (θ≦2″
に対応) 能動モードにおける反射率を改良しようとすると困難に
遭遇する。実際上受動モードにおいて、角2θが4°よ
り小であると、入射ビームは入力光ガイドの延長上のみ
に伝搬するのでなく、2つの出力光ガイドに分散され、
かつ第2出力光ガイド内を伝搬するパワーが40%台の
高比率に達する。
従ってモード変換により生ずる散乱(diaphony
)による損失がかなり大となる。
また一方において、極めて小なる角2θは、その形成が
非常に困難であり、また大寸法Δ′のPn接合を必要と
するという欠点があることも明らかである。
この角 2θ≒4″′ 及び寸法 Δ’ 、 400μm に対しては、入力光ガイドの延長上において、スイッチ
状態で既に30 dB以上の減衰が生じ、これは入力光
の1/1000を超えない部分しかこの通路に伝搬しな
いことを意味する。
さらに動作中の装置の観測によると、点A及びA′にお
ける散乱(evanescen t )による損失は完
全に回避できることが示されている。
数個のスイッチ素子によって、マトリックスを形成する
に当っては、スイッチ素子の出力が平衡(バランス)し
ていること、すなわち能動(アクティブ)モード及び受
動(パッシブ)モードそれぞれにおいて入力ビームによ
り出力通路に加えられる出力が互に相等しいことが極め
て重要である。
これは−面において、能動モード及び受動モードにおけ
る通路の損失を極めて小とすること、及び他の一面にお
いて、使用されていない通路における減衰(extin
ction )を少くとも30 dBとすることによっ
て達成される。
受動モードにおいて、ビームの分布の不利な効果は、い
くつかのパラメータに作意を加えること、とくに光ガイ
ドの交差角2θを選択することにより最小となしうる。
従って本発明の目的の1つは、伝8(通過)モードにお
いて、入力光ガイドの延長上における伝達係数Tをでき
るだけ1に近くし、かつ隣接の光ガイド内への伝達係数
をできるだけOに近づけるような光スイツチ素子を得る
ことにある。
伝搬モードにおける理想的動作条件は次の如くであると
考えられる。
P r / P IN; I P * / P +、4= 0 ここにおいて、 PIN:  は、入力光ガイドGlに入射する光のパワ
ー、 PT : は、同じ光ガイドG1の交差領域を超えた延
長G、′に伝達される光のパワーPR: は、受動モー
ドで隣接光ガイドG2に反射される光のパワー である。
本発明装置を導いた過程の観察によると、二重ヘテロ構
造の光ガイドを利用したときの方が常にやや良い効果が
得られることが判明している。従って以下に説明する実
施例は、このような二重ヘテロ構造の種々のパラメータ
による本発明素子の特性に対する影響を示すように選択
しである。これらの各種パラメータとしては次の如きも
のがある。
・第2b図及びその説明に示されるような二重ヘテロ構
造の光ガイド構造、 ・交差角2θ、 ・上側閉じ込め層3の厚さC3、 ・ガイド ストリップRBの横幅a、 ・ガイド ストリップRBが層3上に堆積されている高
さ(厚み)h、 ・4元層の組成、すなわち、Asの濃度−y−0上述し
たうちの下の4つのパラメータ、すなわちe 3 、 
W6 、  h 、 、Lニよッテ、第2b図ノeJf
bjt101、102と領域100との間の厚さの差に
より生ずる指数(屈折率)の変化Δnを計算することが
できる。
第4a図の曲線は、交差角2θ≒2°のとき、受動モー
ドにおいて、2つの出力通路における出力のパワーの入
力パワーに対する変化をΔnの関数として示す図であ。
各曲線A+ 、Az 、B+ 、Bzは次の値を示す。
A、:a=4μmに対するGl’内のpt、”ptNA
、:a=5μmに対するGl’内のPT/PINB、:
a=4μmに対するG z ’内のpH/PINB、:
a=5μmに対するGZ’内のpH/PIN第4b図の
曲線は、2θ≒4″におけるこれと対応する変化を示す
第4a図から、角度2θ≒4°に対しては、受動モード
における最適動作条件は、極めて狭い幅の領域にしか得
られず、ここでΔnz2・10−3であり、かつ寸法a
z4μm  (曲線A、及びB、)の光ガイドに対して
はやや有利な結果、すなわち損失がやや少い(Pア/ 
P I Nが1に近く、P、l/P1□がOに近い)こ
とを示している。
これに反し、a z5μmのとき、(第4a図の曲線A
2及びB、)は、P t / P IN= 1またはP
 R/ P 1μm Oは決して得られないが、側方閉
じ込め(コンファインメント)はその要求の厳格さがや
や少ことが示されている。
第4b図より、角度2θ≒4°となると、受動モードに
おける最適動作条件、 (P、/P+sz1及びP++/P+nzO)が、次の
値に示されるような広い領域で得られ、10づ≦Δn≦
10−2 かつ寸法aに関する条件がさほど厳しくなくなることが
示されている。実際上2θ≒4°に対し、受動モードに
おける最適動作条件が次の範囲で得られる。
3μm≦a≦6μm 第4c図の曲線は、領域101.102及び1ooO間
の指標差Δnに対し、閉じ込め層3の厚さC3が及ぼす
影響を、Hの各挿植に対して示すものである。ここで H= h + e。
第4C図の曲線においては、 c、:H=0.5μmに対応 C2: H=1.0 μmに対応 C3: H=1.5 μmに対応 であるが、この曲線より、最適値、 1O−3≦Δn≦10−2 は、次の値でより有利に得られ、 H≒1.0μm及び 0、25 p m  ≦e、≦ 0.65  μmこれ
よりガイド ストリップRBの高さは、0、35 p 
m≦h≦0.75 p mとなり、この結果は装置の他
のパラメータ、例えば4元層の砒素の濃度L、及び動作
波長λを次の値に固定したときに得られる。
y々0.5 λz1.55μm 4元層の組成をこのような濃度値とすることは、本装置
を受動モードで最適動作条件とする上でも一部の作用を
する。第4d図は、寸法e3に及ぼす濃度L(等高力系
(stoichiometry)を得るため、lは、x
=0.435 yに選定する必要がある。)の影響を示
すものであり、C3は次の条件を達成するように選択す
る必要がある。
動作波長λ; 1.55μmにおいて、Δnz2・10
づ 同図中各曲線D3.DZ、DIは次の各波長に対するも
のである。
Dz  : H=1.5  gm Dz  : H=1.0  am D、  :H=0.5  μI これらの曲線は、受動モードにおいて、可能な最良の結
果を得るために、各パラメータ!1631H,hが如何
なる影響を生ずるかを当業者に判らせるように示したも
のであり、さらに、a、H及びLを得るに用いられる技
術上可能なある範囲(latitude)を示すもので
、従って本発明装置の利用上の許容範囲をも示すもので
ある。
従って、−船釣に云って、能動モードと受動モードの双
方に対して良好な結果が得られる角度2θ≒4°に選択
し、さらに装置の使用中における他のパラメータの偏倚
による誤差に関しである程度のマージンを残すことが重
要であることが判明した。
一方4元層内の単モード光信号の伝搬に対する計算によ
ると、この層の最適厚さe6は、すでに選択されている
他のパラメータを考え次の値となる。
e c  :  014 p m 計算によって求められた本発明装置を実験的に使用した
ところ、シュミレーシヨンによって得た結果と完全に一
致した。
本発明による装置の他の利点は、例えば電界効果トラン
ジスタ(FET)、ダイオード等の他の能動素子をも装
着するに適している半絶縁性基機上に形成できるという
点である。さらに基板の片面上に電気的接点を形成する
こともできる。
第1a図のI−1線上の断面図である第3a図に示すよ
うにスイッチ素子は、p型の接点E2を有しており、こ
れによって層C2に電荷キャリヤの注入を行い、また第
5a図の■−■線上断面図である第3b図に示す如く、
n型の接点E、を有しており、これにより層CIより電
荷キャリヤを抽出する。
上側より見た平面図である第5a図に示されているよう
に、接点E2は、交差領域の対称横軸ZZ′に沿って配
置されたパッドまたはラインの形状にして配置し、交差
領域のn導電型層C2に最大数の電荷キャリヤを注入し
うるようにするを可とする。
同じく第5a図に示されているように接点E。
は大きな表面積を有する2個のパッドEl’及びE I
″の形状として配設し、かつその1つの縁部を、例えば
り、210μmの如く、できるだけNc zに接近させ
て配設すると好都合である。これらのパッドE 、 r
及びE1″は交差領域の横軸ZZ′に対し対称に配置し
、電荷キャリヤの抽出をその注入に対し対称に行うよう
にするを可とする。
第3a図の断面図は、p型の電気接点E2をTiPtA
u合金の層5で形成し、これによって層C2に対しオー
ム接触を構成し、その上側に同じ合金の厚さの厚い層6
を配置し、これによって電気接続を行う構成を示すもの
であり、この場合厚さの厚い層6はその一部を絶縁層7
の上側に設け、ここに電流供給線を配置しうるようする
第3b図の断面図は、MCIに対しオーム接触を形成す
るAuGeNi合金の層8によって接点E 、 r及び
E1″を構成する状況を示し、かつその上側にTiPt
Au合金の肉厚層9を配置し、これらパッドをアースに
接続しうるようにした状況を示すものである。接点El
’及びEl”を形成するこれらの層8及び9は、層CI
の上側表面を覆っている装置の上側層内の開口内に形成
することができる。これらの接点を装置の他の部分より
絶縁するための絶縁M7を設ける。
上側より見た平面図である第5a図は、2個の光スイツ
チ素子を形成するための各素子の相互間の配置の1例を
も示している。図示の如く、第1の2個の光ガイドは入
力CG及びGI2と出力G。
及びG、2′を有し、これらは直線上に配置され角2θ
で互に交差している。さらに第2の2個の光ガイドは、
入力G2.及びG2□と出力G21’及びG2□′を有
し、同様に構成される。このようにグループに分けられ
る2個の素子は、図示の例で交差角が2θ≒4°で、4
00μm X400μmの表面積を占め、さらに電気供
給線の占有する面積を考慮に入れて考える必要がある。
既に述べた如く、本発明による光スイッチ素子は、N個
の光ガイドをN個の光ガイドにスイッチするマトリック
スを形成するためのものであり、信号を倍増させるため
のものではない。
第5b図は上側よりの平面図で、本発明による光スイツ
チ素子を用い4個の光ガイドII+’2+13.14を
4個の光ガイ)’O,,O□、O,。
04にスイッチするスイッチ マトリックスを極めて簡
略化して示すものである。この装置は、16個の光スイ
ツチ素子5WiJを有する。また本装置は、約3X1m
m2の基板上に2.8 mmX1.8 mmの表面積を
占める。
(実施例・・・■) 本実施例は、Y形状の光スイツチ素子について述べるも
のであり、第1c、ld、le;2d。
2e;3b、3d;4a〜4f図、及び場合により第5
a図を参照して説明する。
略平面図である第1C図に示すように、このY形光スイ
ッチ素子は、直線状の入力光ガイドG。
と、この光ガイドG1の直線延長上に配置されている第
1出力光ガイド01′と、第1光ガイド(Gl 、 G
1’ )に対し、小さな角2θをなす第2出力光ガイド
02′とを有する。
全反射モードの動作を行わせるため、角2θの値は6°
以下とする必要がある。この隣接交差角度2θに対して
、第1C図に、Y−Y’で示す如くの2分割面が考えら
れる。製造方法の簡略化のため、以下の説明においては
、すべての光ガイドの横方向寸法を同一のものとする。
Y形光スイッチング素子の目的は、実施例■のX形光ス
イッチング素子と同様の機能を達成することであるが、
この場合、完全に対称な他の型のマトリックスを形成し
うるようにした特性を付与することがその主眼である。
Y形の光スイツチング素子は、実施例IOX形光スイッ
チング素子と全く同じくスイッチ動作を行わしめる手段
を有する。
これらの手段は、接合角2θの2分割面YY’に一致す
るように配置してあり、第1C図及び第1d図にBB’
で示す軌跡を有する反射面を形成する装置を有している
。この反射面は実施例Iと同じにして得られる。
pn接合10を活性化する、すなわちこれに電圧を加え
ると、この接合と対向する側の領域に配置した光ガイド
G1に入射する光信号は、記号BB’で示した反射面に
よって反射され、光ガイドG。
の軸に対し角2θだけ方向が異っている光ガイドG2を
通って離れてゆく。
pn接合10を活性化すると、光ガイドGIを通じて入
射した光は交差領域を超えて進行をつづけ、入力光ガイ
ドG1の延長Gl’を通じて出てゆく。
第1c図の■−■線上断面図である第2dl19に示す
ように、本発明の目的を達成するための光ガイドの構造
は、第2a図に示す実施例■のものと正確に同じである
。しかし本例の場合、各光ガイドは矩形の断面のガイド
 ストリップRBを有しており、その横幅寸法はaであ
る。従ってガイドストリップの縁部は互に平行であり、
かつ基板に対し垂直になっている。以下に説明するよう
に実施例■においては、ガイド ストリップの断面を矩
形とするを要する。
第1C図の■−■線上断面図である第2e図に示す本発
明の好適実施例においては、良好な結果を得る光ガイド
の構造は、第2b図の実施例■で述べたものと同じであ
るが、この場合、ダブルヘテロ構造となっている。
本発明の用途に対しては、実施例Iと同じ材料を選択す
ると有利である。
既に述べた如く、pn接合のみでは能動モード動作中に
完全反射面を得るに充分ではない。従ってこのpn接合
に、電流制限構造を付加する必要がある。本実施例では
、第1c図の1−1線上断面図である第3d図に示す如
くしてこの構造を簡単かつ有効に構成しうる。第3d図
は第2e図のダブル ヘテロ構造の光ガイド構造に対応
する。
このpn接合は、一方において、n型導電性の材料1を
基板Sの上側に配置した層C1を有する。
この場合、基板Sは半絶縁性に選択する。さらにこのp
n接合は、他方において、光ガイド層CGの上側または
、この層に隣接して配置したp導電型の材料−2のli
J Czを有する。
各層の形状及び相互配置、pn接合の動作原理、並びに
その製造方法は実施例Iと同じである。第2d図の簡単
なヘテロ構造によってY形素子を造ることも同じく可能
である。
第2d図及び第2e図の断面図に表わしである等エネル
ギー曲線は、横方向寸法工のガイド ストリップRB内
を伝搬する波がガイド ストリップRBの両側より約1
〜2μmづつ側方に突出することを示し、かつこの波の
横寸法W、は、W、>a の関係にあり、また W、−az2〜4μm であることを示している。第1d図を見ると、本発明に
よる反射面はBB’で示す座標を有し、この面は横方向
寸法W、を有する波を反射させるに絶対的に不可欠な反
射面の位置AA’の両側に充分に突出している。第1d
図は、距離WGだけ離れた両端部の光ビームを示してい
る。
接合角2θ≒4°の場合、第1d図に示す如く、軌跡B
B’を有する反射面は、入力光ガイドG1の両側に寸法
d6’z40〜60μ慣を有する突出領域C’ B’及
びCBを設け、横方向寸法W、の空間内を誘導されてく
る各波動モードを、能動モードにおいて、光ガイドG2
′に確実に反射されるようにする。(d0′は、突出領
域C’ B’及びCBの光ガイドG、、G、’方向で見
た寸法である。) 全内部反射を有利な条件で行わしめるためには、交差角
を実施例■と同じ基準で選定する必要があり、その理由
を第4a〜4d図により説明する。
Y形のとき、受動状態で接合辺に光ビームが伝達する特
性上、4°の値が“ヒンジ(hinge ) ”(折れ
曲り部)となる値である。2°の台の角度では、入射ビ
ームはY形の2つの辺に分布し、また86台の角度では
、入射ビームは入力光ガイドの延長上に進行を続け、実
際上隣接光ガイドが無いと同じとなる。角度が大となる
ほど隣接光ガイドの損失は小となる。例えば2個の光ガ
イドが互に8°の角度で交差しているものを使用すると
、隣接光ガイドは直線の光ガイドに比し40 dBO減
衰を示す。すなわち交差中に僅か1/10,000の光
しか失わないことを示す。
交差角を4°のような小角度に選定することは、交差領
域の横幅に一定の条件を加えることとなる。
pn接合が能動(活性化)状態のとき、入力光ガイドの
延長上の減衰をできるだけ大きくするためには、計算に
よると、入力光ガイドの光学軸に沿ったpn接合の厚さ
doは少くとも40μmである必要がある。もしこれが
達成されないと、能動モードで形成される低屈折率のプ
レートに散乱波が伝達することとなる。
交差角2θが4°であり、すなわちθ々2°で、pn接
合の光学軸に沿う寸法d0が60μmであるとすると、
pn接合の寸法d2は、実施例Iの場合と同じく3〜8
μmの桁とするを要する。
Y形スイッチング素子は、通過モード、すなわちpn接
合が受動状態のときの動作条件を理想的とする手段を具
えるを要する。
実施例Iに見られるように、次のときにこれらの条件は
理想的となる。
T=1(M衰0dB) Rho (減衰少くとも30dB ) 実施例Iの場合と同様に、上述の条件を達成するために
は次の各パラメータが選択される。
・光ガイドの構造を第2e図及びその説明の如くのダブ
ル ヘテロ構造とすること。
・交差角を2θとする。
・上側閉じ込め層の厚さe3゜ ・ガイド ストリップRBの横方向寸法a0・ガイド 
ストリップRBのN3上に設けられる高さ工。
・4元層の組成、すなわちAsの濃度L0・eM域10
1.102と領域100間の厚さの差H−e3により生
ずる屈折率の変化n。
しかしながら、本実施例のスイッチング素子が、2θ=
4゜ であり、しかも、その機能は、 Pア/ P +NzI PR/P+Nz0(最大可能減衰で) を得るためのより最適条件を求めようとすると、受動モ
ードにおいて、交差領域内の閉じ込めの問題が生ずる。
本実施例では、第2出力光ガイドに平行の縁部を有する
溝12を設けて、その一方の縁部を入力光ガイドG1の
ガイド ストリップRBO縁部と一致させ、かつこの溝
12の深さ工は、装置上に設けられたこのガイド スト
リップRBの高さに等しくし、さらにその横方向寸法d
3は、受動モードにおける閉じ込めに充分であるが、能
動モードにおいて反射された光ビームの伝搬を阻害する
程大きくはしないようにして上述の問題を解決すること
う可とする。この横幅寸法d、は、2μmないし5μm
程度の大きさであり、とくに4μmとするを可とする。
従ってこの溝12は、その断面を矩形とし、かつこれに
付随するガイド ストリップも当然矩形形状とする必要
がある。この溝を、その位置並びに横幅寸法上極めて高
精度で設け、かつとくに垂直縁部を絶対的に精密に設け
ることについては、1988年6月24日出願のフラン
ス国登録特許番号8808.504号に発表されていて
既知である。
上述の特許に開示されている製造方法により得られる小
横幅寸法は、本発明の目的達成のためとくに適しており
、これによるときは能動モードにおいて伝搬する光ビー
ムに妨害を及ぼさない。
すなわち、このように溝12を設けである実施例■のス
イッチング素子は、内部全反射を得るに有利な小角度θ
を得るための小交差角実現にとくに有利である。
第4e図は、第1光出力路内の伝達係数Tと、第2光出
力路内の反射係数Rの関係T/R(dB)をpn接合に
注入される電流密度り、の関数として、示す図表である
。本実施例のスイッチング素子においては、次の条件、 az5μm d、z4μm 2θ≒4″ において、 D、=Oの受動モードで、 比T/R=+35 dB が得られ、 D+−7,5kA/cm2の能動モードで、比T/R=
−35dB が得られた。
実際上本実施例の装置は、受動モードで極めて満足であ
り、またDlが7 kA/cm2に達すると、能動モー
ドでも極めて満足に動作する。
第4f図の曲線は、能動モードにおいて、pn接合によ
り形成される反射面を通過するときの屈折率の差nをp
n接合に加えられる電流密度の関数として示すものであ
る。
D I z 7  kA/cm” に対し、生ずる屈折率の差は、 Δn;1.4・10−2である。
しかし乍ら、1つの素子を他の素子に結合するガイド部
分に損失があるとすると、これらの損失は互に加算され
、1つのマトリックスは極めて多数の素子を有している
ため大幅に増加するので、全体のマトリックスが構成で
きなくなるため、光の閉じ込めはスイッチング領域の外
側でも設立しなくなる。
従ってガイド構造は、実施例■と同様に、第4a、4b
、4c、4d、4eに示された曲線に考慮を払いながら
選択し、かかるガイド部分の損失を小さく抑える必要が
ある。
従って本発明によると、結合交差角を4°台とすること
による問題は、pn接合に印加する電流密度を最適値に
選択することと共に溝12を形成し、第4e図及び第4
b図の曲線を考慮に入れ、他のパラメータは実施例■の
ものと同じ(することにより、能動モード及び受動モー
ドの双方において解決できる。
本実施例は実施例■と同じく、半絶縁性基板上に各素子
を形成できる。さらに電気点接点は、第5a図の■−■
線上断面図である第3b図に示す如く、かつ実施例Iで
述べた如(、ブランチGI2及びG2Zを除いた他は第
5a図の平面図に見られるように基板の片面に形成され
る。
Y形素子の各領域を形成する化合物及び材料も、実施例
■の素子lで述べたものと同じで良い。
二の実施例■のY形スイッチング素子は、CL(第1e
図)で示される単位スイッチングセルと同種類同構造の
他の3つの素子をグループ化することが主な目的である
かかる単位セルは略平面図で第1e図に示しである。
この単位セルCLは2個の直線状平行ガイドを有してお
り、その第1のものは、互に直線上に配列された部分c
、、、Gl、’ 、G、、’で構成され、第2のものは
同じ(互に直線上に配列された部分G2.、Gz、’ 
、G、、’で構成される。この単位セルCLはさらに2
個のガイド部G、2’ 、G、□′とを有しており、こ
られは互に4θの角度で交差し、かつ前記の2個の平行
ガイド2θの角度で接合する。最後にこのセルは4個の
pn接合10a、10b。
10c、10dを有しており、これらのpn接合のおの
おのは、直線ガイドと角度θをなす全体で4個の交差領
域を形成する。既に述べた溝12に対応する溝12a、
12b、12c、12dを単一セルを構成する4個のス
イッチング素子の交差領域に設け、本発明の目的を達成
する。
信号P1□がガイドG11に注入された場合、pn接合
10aが活性化されているか否かに応じて光ビームは、
ガイドG1□′に反射されるか、または同じ進路を進行
してゆきガイド011′及びGllに至るかの何れかと
なる。pn接合10aが活性されている場合、これと同
時に接合10cも活性化し、光ガイド01□′を進行し
てゆくビームがpn接合10cにより形成される反射面
で反射されて光ガイドG21′に伝搬するようにする。
従ってこの場合、c、、、c、、’ 、c、、”で形成
される第1直線光ガイドが、G21+ GZ+’ 、 
Gll”で形成される第2光ガイドにスイッチされたこ
ととなる。
一方において、光ガイドG21に入射する信号PIN□
は、接合10d及び10bが活性化されているか否かに
よって、G2□′へ出てゆくか、またはG2Iの延長G
el’へ進行してゆく。
かかる形態の単位スイッチングセルCLは一方において
信号の多重化を許容し、また他方においては完全に対称
である。これは電気通信のある応用分野においてとくに
重要である。
第1e図に示す如くの単位セルCLは、N個の光ガイド
に対するN個の光ガイドへのスイッチマトリックスにグ
ループ化しうる。
N個の光ガイドのN個の光ガイドへのスイッチを行うた
めには、N(N−1)/2個の単位セルCLを第5c図
に示すように、平行な直線光ガイドの間に位置をずらし
て(スタガード)配置する必要がある。
(製造方法・・・I) 本製造方法は第3a、3b、3d及び5e図に示されて
いる。以下の実施例では、本発明によるスイッチング素
子が、第2b図または第2e図の何れかに示されている
ダブル ヘテロ構造を用いる技術によって製造されるも
のを示す。この製造方法は、次の如くの連続工程a)〜
i)を具える。
a) 燐化インジウムInPの基板Sの形成工程。
この基板は半絶縁性とし、液状エンカブシュレーション
により、ショコラルスキイ (Czochralski
 )法によって引抜によって作ったInPのソリッドブ
ロックを切断してウェハ状とする。(第3aまたは3a
図) b) 第3図及び第5a図にXBで示されるマスクを形
成する工程。このマスクは、後に形成される層CIの表
面を限定し、とくにその縁部BB’は、後に形成される
交差領域の対称面YY’に正確に一致するものとし、次
でこのマスクの開口内に、例えばSi イオンの如きイ
オンのインプランテーションを行い、基板の上側部分内
にn型の層C1を形成する。この層C8が厚さ約1μm
で全体が均一にインプランテーションされるようにする
ため、異なるエネルギーで2つの連続インプランテーシ
ョンを行い、次で焼鈍(アンニーリング)工程を行う。
これにより約1018イオン/ cm ’にドープされ
、かつ少くとも一方の縁部BB’が正確にYY’面と一
致するようにした垂直縁部を有する均一層CIが形成さ
れる。YY’面に平行な方向のこの層C1の寸法は、 Δ’ = 400μm とするを可とし、垂直方向(第3a、3a図)では、 L : 100μm とするを可とする。
C) なる可く液相エピタキシィ法によって、Gax 
(nt−xAsyP l−7の層2を形成する。
ここで、 )lzO,5 X20.435y この工程において、気相エピタキシィ(VPE)を行う
ときは、後に接点パッドEl’及びE1″を形成するた
めの開口を設けておく必要がある。この目的のために、
例えばシリカの如き誘電性保護層をマスクXH(第5a
図)の開口内にデポジットさせる。VPE法においては
、4元(qua ternary)材料は誘電性材料上
には生長しないので、将来用いる開口表面はそのまま維
持される。層2の厚さは、 eo z0.4μI11  (第3a、3a図)とする
を可とする。
d) 層2の表面上に気相エピタキシィ(VPE)によ
って形成するを可とするInPの層3を形成する。この
層は厚さHを、 H≒1.0μm とするを可とする。
e) この層3より、マスクの開口内に光ガイドストリ
ップRBを次の深さでエツチングを行い、0.35μm
≦h≦0.75 g m 幅az4μmのガイドを残す。
f)  p型温電性の層C2を形成するため、Znの如
き材料を、マスクXFの開口内に局部拡散させる。この
マスクXFは、その1縁部が、pn接合方向に位置する
ガイドの縁部より距離工だけオフセットされている。こ
の場合、この距離丈は、局部拡散後に得られる層C2の
絶縁部が軸(面)YY’に完全に−敗し、かつ層CIの
縁部BB’にも完全に一致するように1μmに選択する
。当業者によく知られているように、拡散を行うと、形
を制限しているマスクの下側に僅か拡がるが、その程度
は実験によって確かめられ、再現可能に制御できる。こ
の場合拡散層は、次の如く選定される。
H=e、+h この拡散層C2は軸YY’に平行な方向の寸法Δ′を、 Δ’ = 400μm とし、この軸YY’に直角な方向の寸法d2を、dz 
=8 um 〜10μm  (第3a、3a図)とする
を可とする。
g) 電極の位置の絶縁層を除去した後、第3b図のマ
スクXIの開口内にAuGeN5合金の層8を形成し、
n型オーム接点のパッドEl’ 、 El’を形成する
h) 第3b図にXKで示す自由開口を残し、例えばS
 i Ozの絶縁層7を設けて装置表面を保護する。
i) マスクXG(第3a図)の開口内に最初にTiP
tAu合金の第1層5を蒸着し、p型オーミック接点E
2を形成し、次でマスクXLの開口内にこの合金の第2
層を蒸着して誘電絶縁層7の表面に電気的接続線を形成
する。
全製造工程中において、マクスXBとXFを除く各マス
クの少くとも1つの縁部を光ガイドの1つの軸と平行に
配置する。マスクXB(!:XFとは交差角の対称軸Y
Y’と平行な縁部を有する必要がある。(第3a図参照
) 又一方において、エピタキシアル層の形成にVPE生長
を利用するときは、単に誘導性透明層で保護されている
のみの基板上にテスト パターン及びアラインメント(
整合)パターンを設ける必要がある。誘電体上にはVP
E生長が生じないので、これらのパターンは全形成工程
生保存されかつその形を維持する。この整合方法は、と
くにpn接合の縁部BB’を軸YY’に整合させる点で
極めて重要である。
(製造方法・・・■) 第3c図に示すようなプレーナ構造を有するスイッチン
グ素子を製造することを望む場合の1例として次の製造
方法(II)を説明する。この製造方法は、実施例IO
X形素子か、実施例■のY形素子でも溝12を設けない
場合にのみその製造に使用できる。
まず工程a)、b)は製造方法■と同じである。
工程b)とC)との間に、工程b’)を設け、この工程
で、光ガイドの所望の位置に、深さ工、幅aの溝を形成
する。p型層C8を形成する層1の厚さは、hより大に
選定する。
次の工程、C)とd)とは方法Iと同一にして行うが、
e)の盛上り(ニレクチラド)ストリップを形成する工
程は除外する。これは、方法■では、ガイドの構造が反
転形となっており、ガイド層は完全に埋没しているから
である。
次で方法■のf)、g)、h)、i)と同じ工程を行う
【図面の簡単な説明】
第1a図及び第1b図は、実施例■のX形スイッチング
素子の平面図、 第1c図は、実施例■のY形スイッチング素子の平面図
、 第1d図は、第1c図のY形素子内のビームの通路を示
す説明図、 第1e図は、実施例■のY形スイッチング素子を形成す
るため、2つのガイドに設けた4個の単位スイッチセル
CLを示す平面図、 第2a図、第2b図及び第2c図は、実施例Iの光閉じ
込め構造を示すもので、それぞれ第1a図及び第1b図
の■−■線上断面図、 第2d図及び第2e図は、実施例■のもので、第1c図
の■−■線上断面図、 第3a図は、実施例Iのもので、第1a図のI−I線上
断面図、 第3b図は、実施例1.IIに関し、第5a図の■−■
線上断面図、 第3C図は、実施例Iのもので、第1a図の■=■線上
断面図、 第3d図は、実施例■のもので、第1c図の1−■線上
断面図、 第4a図は、実施例■及び■の各素子の特性を示す曲線
図、(Aは入力光ガイド、Bは出力光ガイドで、2θ=
2°のもの) 第4b図は、2θ=4°のときの第4a図と同じ曲線図
、 第4c図は、各側I、  IIのガイド領域上の全閉じ
込め材料の厚さHをパラメータとして、率の差Δnを上
側閉じ込め層の厚さC3の関数として示す曲線図、 第4d図は、2元閉じ込め層e3の厚さと4元ガイド層
の濃度りの関係を示す曲線図、第4e図は、接合に加え
る電流密度D1と比T/Rの関係曲線図、(実施例■) 第4f図は、実施例Hにおいて、素子の電流密度D1と
接合における率の差Δnの関係を示す曲線図、 第5a図は実施例■の2個の素子群を示す平面図、 第5b図は実施例Iの第1a図で述べた素子によるN個
のガイド対N個のガイドのスイッチングマトリックスを
示す平面図、 第5c図は、実施例■の第1e図で述べたセルによるN
個のガイド対N個のガイドのスイッチング マトリック
スの平面図である。 G、、G2・・・光ガイド BB’・・・反射面 S・・・基板 C6・・・光ガイド層 RB・・・ガイド ストリップ C+ ・・・p導電型層 C2・・・n導電型層 CL・・・単一スイッチセル 3・・・閉じ込め層 5・・・オーム接点 7・・・誘電絶縁層 10・・・pn接合 12・・・溝 FIG、 2(L F旧、2〔 FIG、 2e FIG、4b t、、+21 L)31 悶 手続補正書 平成 2年 1月10日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも1個の光電スイッチ素子を含んでなる集積
    半導体装置であって、 該光電スイッチ素子が、 所定の角度で互に交差している2個の直線 単モード光ガイドを有し、この光ガイドは少くとも1つ
    のIII−V材料のヘテロ構造で構成され、かつ光閉じ込
    め材料の基板Sと、光ガイド層C_G及びガイドストリ
    ップRBを具えてなり、 交差角の2分割縦面に対し非対称に交差領 域内に形成したpn接合を有している集積半導体装置に
    おいて、 前記pn接合の長さ方向寸法が交差領域の 当該寸法を大幅に超過していること、 並びにpn接合が、長さ方向において交差 領域の両側に対称的に交差領域より突出するように配置
    されていることを特徴とする光電スイッチ素子を有する
    集積半導体装置。 2、基板Sを半絶縁性とし、かつpn接合をそれぞれn
    型及びp型導電性の2つの層C_1及びC_2で形成し
    、さらにこれらの層はそれぞれが交差角2θの2分割縦
    面YY′に一致する縁部BB′を有し、光ガイド層C_
    Gの両側に接近して配置されている請求項1記載の半導
    体装置。 3、光ガイド層C_Gの第2ヘテロ構造と、光閉じ込め
    材料の上側層を有する請求項2記載の半導体装置。 4、ガイドストリップをヘテロ構造の上側に立上るよう
    に設けてなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    半導体装置。 5、ガイドストリップは、基板に溝を形成し、その内に
    ガイド層材料を充填して構成し、その上側表面を平坦に
    してなる請求項3記載の半導体装置。 6、光ガイドの横方向寸法¥a¥を単モード波の伝搬を
    許すように選定し、交差角2θは、光ガイド層C_Gの
    厚さe_Gの関数として、上側閉じ込め層があるときは
    その厚さHの関数として、またガイドストリップRBの
    高さ¥h¥の関数として、さらにヘテロ構造を構成する
    材料の組成の関数として選定し、ガイド層内の有効イン
    デックスと近接領域内の有効屈折率(インデックス)と
    の屈折率の差Δnが10^−^2と10^−^3の間に
    ある如くする請求項4または5記載の半導体装置。 7、ヘテロ構造は、III−V化合物の4元層を有してい
    て、ガイド層C_Gを形成し、またIII−V化合物の2
    元層を有していて基板Sを形成し、また場合により上側
    閉じ込め層を有する請求項6記載の半導体装置。 8、2元化合物が、InPであり、4元化合物が、 Ga_xIn_1_−_xAs_yP_1_−_yであ
    り、x及びyは、 x=0.435y の相互関係を有する濃度である請求項7記載の半導体装
    置。 9、濃度yが、 y≒0.1〜0.5 ガイドストリップRBの幅aが、 a≒3〜5μm ガイド層の厚さe_Gが、 e_G≒0.4μm 交差角2θが、 2θ≒2〜6° である請求項8記載の半導体装置。 10、y≒0.5 a≒4μm 2θ≒4° である請求項9記載の半導体装置。 11、ガイド領域上の層の全体の高さHが、H=h+e
    _3≒1.0μm であり、ここに、 hは:ガイドストリップRBが設けられ ている高さであり、 また、ガイドストリップRBの両側の閉じ 込め層の厚さe_3は、 e_3≒0.25及び0.60μm の間である請求項9または10記載の半導体装置。 12、pn接合の上側層の横方向寸法d_2は、d_2
    <d_1 すなわち、d_2はpn接合の下側層の寸法d_1より
    小であり、かつ 3μm<d_2<8μm であり、さらに層C_1の厚さは1μmの桁である請求
    項11記載の半導体装置。 13、n型導電性及びp型導電性の各層の表面にそれぞ
    れオーム接点層を設け、これらは、上側層内の開口を通
    じて設け、p型層の中心に電荷キャリヤを注入するに適
    したパッドの形状並びにこの注入に対しn型層より電荷
    キャリヤを対等に搬出するに適したパッドの形状を得る
    如くした請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半
    導体装置。 14、2つの入力ブランチと、2つの出力ブランチを有
    するX形とし、これら両ブランチは互に2θの角をなす
    如くした請求項1ないし13のいずれか1つに記載の半
    導体装置。 15、2個の直線ガイドの第1ブランチで形成される入
    力と、入力ガイドの直線延長上に形成される第1出力と
    、第1出力に対し2θの角をなす部分的直線ガイドで形
    成される第2出力とを有するY形形状を有し、直線上の
    第1入力ブランチと第1出力ブランチの上に通過する表
    面を有する非対称pn接合を設けてなる請求項1ないし
    13のいずれか1つに記載の半導体装置。 16、ガイドストリップは一方において、矩形断面を有
    し、他方において、入力ガイドに沿って矩形の断面の溝
    を設け、後者のガイド ストリップと共通な縁部を有し、かつ第2出力ガイドを
    通ずる縁部を有する請求項15記載の半導体装置。 17、溝が光ガイドのガイドストリップの高さと同じ深
    さを有する如くした請求項16記載の半導体装置。 18、前記溝の横幅d_3は交差角2θの値と協動する
    如くし、請求項6ないし12に規定するパラメータを有
    し、受動モードにおいて不使用通路に少くとも30dB
    の減衰を与える如くした請求項16記載の半導体装置。 19、pn接合の電流密度は、能動モードにおいて、不
    使用通路内に少くとも30dBの減衰を生ずる如くし、
    これはpn接合により生ずるインデックス差1.4・1
    0^−^2の大きさに対応する請求項18記載の半導体
    装置。 20、N個のガイドよりN個のガイドへの光スイッチマ
    トリックスを有し、このマトリック スを形成するため請求項14記載のスイッチ素子N個を
    交互スタガ配置として設け、各素子は他の素子に対しス
    イッチされない信号を通過させる通路が互に直線となる
    如くし、またスイッチされる信号を伝達する通路が互に
    直線上となるようにし、かつ反射もこれと同じ方向とす
    る集積半導体装置。 21、2個のガイドと2個のガイド間の単位スイッチン
    グセルを有する集積半導体装置であ って、 請求項15ないし19のいずれかに記載のスイッチ素子
    4個により単位スイッチセルを構 成し、これらの各スイッチ素子は、第3及び第4素子の
    前側が、第1及び第2素子の後側に接合されるようにそ
    れぞれ配置してあり、従ってかく接続された各対の前記
    第1出力ガイドは互に直線上となり直線状ガイドを形成
    するように配置され、2つの隣接対の直線状ガイドは互
    に平行に配置されており、前記4個の素子の第2出力ガ
    イドは互に接続されていて互に4θの角度でXにおいて
    交差する2個の直線状ガイドを形成し、さらに一方にお
    いては前記第1及び第4素子のpn接合を、また他方に
    おいて前記第2及び第3素子の pn接合を、電気的接続部を通じて互に接続してなる集
    積半導体装置。 22、Nガイド対Nガイドのスイッチングマトリックス
    を含んでなる集積半導体装置において、 N・(N−1)/2 個の、請求項21記載の単位セルでこのマトリックスを
    構成し、これら単位セルは交叉(スタガード)配置とし
    、X形状の直線状ガイド部分を通じてこれら単位セルを
    接続してN個の直線状ガイドを構成する集積半導体装置
    。 23、n型導電性層及びp型導電性層を画成するマスク
    の整合を確保するため、回路の不使用部分内に整合パタ
    ーンを形成し、かつこれら各パターンを誘電性絶縁層で
    被覆し、層の生長方法には気相エピタキシィ(VPE)
    生長法を用い、等晶軸(エピタキシィ)VPE生長法の
    全工程中に亘りこれら各パターンを堅固に維持し、かつ
    その機能を発揮せしめることを特徴とする請求項1ない
    し22記載の半導体装置の製造方法。
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