JPH0218417Y2 - - Google Patents

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JPH0218417Y2
JPH0218417Y2 JP1985014855U JP1485585U JPH0218417Y2 JP H0218417 Y2 JPH0218417 Y2 JP H0218417Y2 JP 1985014855 U JP1985014855 U JP 1985014855U JP 1485585 U JP1485585 U JP 1485585U JP H0218417 Y2 JPH0218417 Y2 JP H0218417Y2
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JP
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ceiling
opening
casing
caulking material
bathroom
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JP1985014855U
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JPS61133739U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、住居内でも特に湿度の高い場所、
たとえば、浴室の天井等に取り付けられた天井換
気扇等のケーシングの取付部における防湿構造に
関する。
「従来技術」 第2図と第3図とは、浴室の天井に天井換気扇
のケーシングを取り付ける場合の取付部における
防湿構造を示すものである。
上記取付部の主たる構成要素は、防湿処理を施
した木枠1と、この木枠1に取り付けられた天井
換気扇を収納した箱状ケーシング2および防水性
の材料により形成された天井3とからなつてい
る。前記木枠1は、互いに平行な2本の野縁1a
の間に横木1bを架設したもので、これら野縁1
aと横木1bとによつて長方形状に形成されてい
る。この木枠1には、下側を開口させかつその周
囲にフランジ2aを形成したケーシング2が、そ
のフランジ2の上面を木枠1の下面に当接させて
木ねじ4により取り付けられている。この木枠1
の下面と、フランジ2aの上面との間には、湿気
を天井裏にもらさないようにパツキン5が介在さ
れている。
また、前記木枠1や野縁1aに取り付けられた
天井3には、木枠1の内周形状とほぼ同形の矩形
の開口部Aが設けられている。この開口部Aの内
周上縁には、その開口部A全周にわたつて切欠部
Bが形成されている。この切欠部Bは、ケーシン
グ2のフランジ2aをパツキン5を介して取り付
けうるに十分な高さと、少なくとも前記木枠1の
幅Wよりも狭い奥行とを有するように形成されて
いる。この場合、天井3の切欠部Bの周縁上面3
aと木枠1の下面とは、湿気を天井裏に逃がさな
いように密接して取り付けられている。
なお、図中で符号7は湿気を外部に排出させる
グクトであり、符号8は浴室内の湿気を取り入れ
る吸込口8aを備えかつ開口部Aの浴室内側に着
脱自在に取り付けられるカバーである。
ところで、ケーシング2の取付を上記のような
防湿構造とした場合には、大部分の湿気はカバー
8の吸込口8aからケーシング2内に吸い込まれ
てダクト7を介して屋外に排出される。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、浴室などのように室内が特に高
湿度の場合には、経年変化によるパツキン5の劣
化や木枠1の反り等による木枠1の下面と天井3
の上面との密着不良等により、湿気の一部が第3
図に示す矢印X・Yのように天井裏に侵入し、天
井裏の木質部を腐朽させたり、金属部を腐食させ
るおそれがあつた。特に、天井裏などのように、
目に触れない場所での腐朽や腐食は、その進行が
著しく進んでから気づくことが多いので問題があ
る。
この考案は、湿気の多い浴室などに換気扇を取
り付ける取付部の防湿構造における上記のような
点を問題とするもので、より高い防湿性を備えさ
せることにより木質部の腐朽や金属部の腐食とい
つた点に対して万全を期そうというものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、浴室等の天井に開口部を設けると
ともに、この開口部の天井裏側の周縁に枠体を配
し、天井換気扇等のケーシングの下端に形成した
フランジを枠体の下側に取り付けてケーシングを
設置するようにしたものにおいて、 前記天井の開口部の上端側内周縁に、開口部の
中心に向つて徐々に下方に傾斜する傾斜面を有す
る面取部を設け、前記ケーシングのフランジの下
面と面取部との間には、コーキング材が充填し、
さらに、前記ケーシングの内周下縁から開口部の
内周面をへて開口部の浴室側の周縁にかけては、
防水シートが前記コーキング材を覆うようにして
貼付してなることを特徴とするものである。した
がつて、たとえフランジと木枠との間に介在させ
たパツキンが劣化しても、また木枠の下面と天井
の上面とが密着不良となつて隙間が生じても、防
水材により湿気は天井裏に回ることはない。その
結果、天井裏内の木質部の腐朽や金属部の腐食と
いつた問題を解決することができる。
「実施例」 第1図は、この考案の一実施例を示すもので、
以下従来例を示す第2図および第3図と同一の構
成については同一符号を付して説明の詳細を省略
する。
前記切欠部Bの内周縁3bには、開口部Aの中
心に向かつて徐々に下方に傾斜する傾斜面を有す
る面取部3Cが設けられている。前記ケーシング
2のフランジ2aの下面と面取部3Cとの間に
は、コーキング材9が充填されている。また、ケ
ーシング2の内周下縁2bから開口部Aの内周面
A1をへて開口部Aの浴室側の周縁3dにかけて
は、防水シート10が前記コーキング材9を覆う
ようにして貼付されている。すなわち、ケーシン
グ2の取付部の構造は、防水シート10およびコ
ーキング材9により、そしてまたパツキン5によ
り天井裏側への湿気の侵入を二重、三重に阻止す
る構成になつている。そのために、パツキン5が
劣化したり、木枠1の下面と天井3の上面との間
に隙間が生じても、湿気が天井裏に回ることはな
い。
なお、上記の実施例では、防水材としてコーキ
ング材9と防水シート10とによりフランジ2a
の下面と面取部3Cとの間を埋めたが、必要に応
じていずれか一方であつてもよい。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案は、天井の開口部
の上端側内周縁に、開口部の中心に向つて徐々に
下方に傾斜する傾斜面を有する面取部を設け、前
記ケーシングのフランジの下面と面取部との間
に、コーキング材が充填し、さらに、前記ケーシ
ングの内周下縁から開口部の内周面をへて開口部
の浴室側の周縁にかけては、防水シートが前記コ
ーキング材を覆うようにして貼付してなることを
特徴とするものであるから、次のような優れた効
果を奏するものである。
(a) ケーシングの取付部が、防水シートおよびコ
ーキング材の2つによつて、水密的に塞がれ、
天井裏側への湿気の侵入を二重に阻止するよう
になつており、しかも、防水シートは、特に、
浴室の天井面に折り返されるようにして天井面
に貼られる形態となつているので、天井裏への
湿気の侵入を確実に止めることができ、天井裏
内の木質部を腐朽させたり、金属部を腐食させ
たりすることがなく、建物の耐久性をより一層
高めることができる。
(b) 前記防水シートは換気扇等のケーシングの内
周下縁から開口部の内周面をへて開口部の浴室
側の周縁にかけて、前記コーキング材を覆うよ
うにして貼付されているから、面取部に充填さ
れたコーキング材が劣化しても、当該コーキン
グ材は防水シートにより面取部の位置に確実に
保持され、コーキング材の止水効果が落ちるこ
とがないといつた利点がある。また、これによ
り、コーキング材の脱落防止用部材等を特別に
ふやす必要がなく、構造も単純化することがで
きるので、コストの低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すもので、
第1図は、ケーシングの取付部を示す一部断面
図、第2図と第3図とは従来例を示すもので、第
2図はケーシングを天井に取り付けた状態の概略
断面図、第3図は第1図と同様の一部断面図であ
る。 1……木枠、2……ケーシング、2a……フラ
ンジ、3……天井、3a……周縁、3b……内周
縁、9……コーキング材、10……防水シート、
A……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浴室等の天井に開口部を設けるとともに、この
    開口部の天井裏側の周縁に枠体を配し、天井換気
    扇等のケーシングの下端に形成したフランジを枠
    体の下側に取り付けてケーシングを設置するよう
    にしたものにおいて、 前記天井の開口部の上端側内周縁には、開口部
    の中心に向つて徐々に下方に傾斜する傾斜面を有
    する面取部が設けられ、前記ケーシングのフラン
    ジの下面と面取部との間には、コーキング材が充
    填されており、さらに、前記ケーシングの内周下
    縁から開口部の内周面をへて開口部の浴室側の周
    縁にかけては、防水シートが前記コーキング材を
    覆うようにして貼付されていることを特徴とする
    天井換気扇等のケーシングの取付部における防湿
    構造。
JP1985014855U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0218417Y2 (ja)

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JP1985014855U JPH0218417Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JP1985014855U JPH0218417Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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Publication Number Publication Date
JPS61133739U JPS61133739U (ja) 1986-08-20
JPH0218417Y2 true JPH0218417Y2 (ja) 1990-05-23

Family

ID=30500162

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JP1985014855U Expired JPH0218417Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JP (1) JPH0218417Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795528U (ja) * 1980-12-03 1982-06-12

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JPS61133739U (ja) 1986-08-20

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